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横浜の不妊治療
1 名前:col

2023/10/04 (Wed) 10:43:44

 『赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠』を読みました。
 フィクションと書いてありますが、私自身の経験と符合するところがいくつかあります。
 もちろん、違うところもあるのですが、病院が違うのか、時期によって方法を変えたのか、作者のフェイクなのかは、わかりません。

 舞台となった産婦人科について、場所は同じ横浜です。
 あちらでは『ひっそりとした一軒家』と書かれていますが、私の行ったところは病室を何室も持つ立派な病院で、普通の出産も一日に何件もあるところでした。
 今まで不妊治療を行った人の評判が良く、料金も安いというので、そこを選びました。

 そこで、不妊相談、検査を行い、私に原因があることが分かりました。
 通常の不妊治療で成果が上がらぬ段階で、他人の精液による人工授精を行い、それもだめだったので生身の男性による受精となったのです。
 その舞台は、人工授精までは病院でしたが、その後は、病院の裏にある病院長が経営する賃貸マンションの最上階の一室で、リンク先と異なりマジックミラーではなく、ビデオカメラの設備がありました。
 そこで、自分の妻が見知らぬ男に生で挿入され、イカされ、そして膣内に射精されるという屈辱的な光景をモニター越しに見学させられたのです。

 『赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠』と同様、受精の確率を高めるためには、妻がイク必要があるといわれました。
 逆に『赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠』と異なり、その相手は一人ではなく、1日に2人の男が2時間ずつ4時間相手をし、計6人の男が毎日交替で6日間妻の相手をしていたのです。
 これは、ドナーの特定を防ぐという理由でした。
 また、ドナーの秘密を守るためという理由で、男たちは皆、覆面レスラーのようなマスクを付けていました。
 ただ、逆に妻は顔をさらしたままでした。
 男たちの持ち物は、太いもの、長いもの、カリが大きいものと形状は様々ですが、いずれも私のものよりはるかに立派なものでした。
 また、彼らのスタミナとテクニックはAV男優も顔負けで、私などはとても太刀打ちできるものではありませんでした。
 妻は、その『治療』中、何度も絶叫し、のけぞり、失神しました。
 すべて、私とのセックスでは一度も見せなかった姿でした。
 『赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠』と同様、私の部屋にもティッシュは用意されており、妻の痴態を見ながら、思わず自分で慰めてしまいました。
 『治療』が終わると、妻は疲労こんぱいという感じで、帰宅後はすぐに寝てしまう日々が続きましたが、何故か妻の表情は輝いているように思え、『治療』に向かう朝には期待感に満ちあふれているように見えました。

 1回目は当然妻の排卵日を中心にその『治療』が行われたのですが、残念ながら、妊娠しませんでした。
 私はこんな苦しいことはもう続けたくないと思ったのですが、妻はそうは思っていないようでした。
 医師から翌月も治療を続けるか問われたときに、私が口を開く前に、妻は「是非お願いします」と即答しました。

 2回目の時には、機会を広げようということで、期間が排卵日を中心に12日間になり、毎朝10時から1回目に相手をした6人が1番目の相手となり、約2時間妻と『治療』した後、妻と昼食をとり、午後は1時間づつ新たな5人の男たちが妻と『治療』をし、妻の中に射精していきました。

 私も仕事がありますので、毎日付き合うことはできませんでしたが、その模様は全てビデオに撮られて自宅に送られてきました。
 今回新たに加わった男たちのモノは、1回目の男たちに比べて見劣りするというか、まあ普通のモノでした。
 また男たちは皆マスクをしているのは1回目と同じで、そのためはっきりとは分かりませんが、毎回違う男がやって来たように思います。
 つまり妻はこの12日間で新たに60人の男と経験したことになります。

 それでも、妻は妊娠せず、妻とは何度も話し合いましたが、どうしても子供を産みたいという妻の意志は固く、3回目の治療を受けることになりました。
 今度は限界まで期間が広げられ、日数は18日間、毎日9時から、まず1回目のドナーの男たちと2時間『治療』したのち、昼食、夕食をはさみ夜の9時まで8人の男たちと1時間ずつ『治療』を行っていました。
 つまり妻は毎日10時間セックスをし、18日間で新たに144人の男と経験しました。
 この治療期間中、夫である私は、妻とセックスすることは禁じられていました。
 折角、胎内に溜めた精液を、私とのセックスでかき出しては、効果が上がらないという理由でした。
 ですので、私が妻に触れることができたのは、安全日だけという、私が間男のような状態でした。
 3回目の治療では夜も行っていたので、私は退社後毎晩、妻の『治療』風景を眺めることになりました。
 妻に触れることのできない私は、毎晩妻の痴態を見て自ら慰めるしかありませんでした。

 結局3回目の治療でも効果が出ず、同様の治療があと3回続いたところで、私も我慢がならなくなり、また金銭面の問題もあり、まだまだ治療を続けたがっていた妻を説得しました。
 6回目の治療が不調に終わった後、医師に中止を申し出たところ、医師は「当クリニックにも意地があります。何としても不妊治療を成功させたい。今回は治療費は必要経費だけで結構です。但し、治療はかなりハードになります」と答え、私たちは最後のチャンスということで、それを受け入れました。

 最後の『治療』はすさまじいものでした。
 妻は正に射精のための道具と化していました。
 期間は18日間、時間は食事を含み12時間は変わりませんでしたが、一人1時間ではなく、一人について射精するまでとなりました。
 また、時間当たりの密度を濃くするために、部屋には常時3人以上の男が入っており、一人が妻に挿入している間、次の順番の男が妻の口でフェラチオをしてもらい、更にその次の男が妻の乳房を揉んだり、乳首をしゃぶったりしていました。
 1日に妻に射精した人数は20人は下らないものと思われました。

 そして、妻は妊娠しました。
 その間、妻は約1000人もの男たちに抱かれ、挿入され、射精されていたことになります。
 私にとって本当に苦しい7ヶ月間でした。
 その間、妻はどうだったかは分かりません。
 ただ、治療前と比べ期間末期には、妻の体には明らかな変化がありました。
 余分な贅肉が落ち、肌がつややかになり、ヒップアップもし、バストが2サイズ大きくなりました。
 ただ、残念なことに妻の膣は、ずいぶんゆるくなってしまい、相当、前戯に時間をかけないと、挿入だけではイクどころか感じても、もらえなくなりました。

 翌年、妻は初めてわが子を得ました。
 本当に嬉しそうでした。
 妻の喜ぶ顔を見るのは嬉しいのですが、正直私の心境は複雑でした。

 2年後、私たちは離婚しました。
 最初の子が女の子であったため、妻と親たちが男の子を欲しがり、再度の不妊治療を希望したためです。
 私はあんな苦しい目にはもう二度と遭いたくはなかったのですが、妻はイヤだとは思っていなかったようです。
 そして、私は家を出て行きました。
 実は妻は相当な資産家の一人娘で、私は婿養子だったのです。
 離婚時の話し合いで、財産分与については家は妻のもの、夫婦の貯金全額とクルマが私のものとなり、親権は当然妻、養育費は不要となりました。
 家はもともと妻の親の金で建てたものですから、相当私にとって有利な決着です。
 多分『口止め料』も入っているのでしょう。
 離婚後、私は横浜市内の別の区に転居しました。
 元妻は再婚し、子を成したと風の噂に聞きましたが、詳細は分かりません。

 そして最近、あの『不妊治療』の真相を知ることになりました。
 精子がほとんど無くても性欲はあります。
 ネットで出会い系やデリヘルなんかの検索をしていたときに『人妻、生中出しし放題』というサイトを見つけ、メールしたのです。
 そして、何回かのメールの後、組織の男と面談し、詳細を知りました。
 妻がされた『治療』を思い出しました。
 相手は、夫に原因のある不妊治療中の人妻で、精子を欲しがっている。
 当然、生での中出しがOK。
 行為中はこちらは仮装用のマスクをつけ秘密を保てるが、相手の人妻の顔は見放題。
 1時間コースと1回コースがある。
 1時間コースでは、その間人妻を独占でき、何回でも射精できる。
 1回コースでは射精したら終りだが、その前に人妻の体を触りフェラチオをしてもらえる。
 但し、フェラチオで射精してしまうとそれで終り。
 1日に何人もの男を相手にするので、挿入時に他人の精液があることは我慢しなければいけない。
 料金は両コースとも、人妻の年齢と容姿によって料金が異なり、3~10万円というところでした。
 そして、2つオプションがあり、一つは1万円、もう一つは50%高くなるといいます。

 前者は、その人妻の夫が別室で、自分の妻が犯されているのを見て苦しんでいる姿をモニターで見れるというものでした。
 私が苦しみ、自慰にふけっている姿を、何人もの男たちに見られていたのです。
 それを聞いたときに私は屈辱でひどく落ち込みました。
 そして、後者は不妊治療中の人妻のリスト(名前だけ)を見て、リクエストする場合の料金です。
 容姿・年齢が不明ですので、それでリクエストするということは、『知り合い』ということになります。
 もちろん、同姓同名もありますので、確認ができます。

 私は真相を知るべく、そしてされる立場からする立場になるため応募しました。
 私たちが治療した、あの病院でした。
 事前に性病の検査があり、1回コースの場合は遺伝子検査もあるということでした。
 不思議に思いたずねてみると、驚愕の事実に私は怒りで全身が震えるのを押さえ切れませんでした。
 実は1時間コースでは、生中出しといいながら妊娠させないための処置をするというのです。
 そして、1回コースのみ、本当に人妻を妊娠させるのだと。
 私を苦しめた数ヶ月は不妊治療を装って主婦が体を売ることだったのです。
 しかも本人には全く知らされずに。
 私はそこで自分の正体を明らかにし、病院側に事実を公表するぞと迫り、元妻の場合の真相を問いただしました。
 私が苗字が変わり、転居もしていたので、あのときの夫とは気づかなかったようです。
 (そういう相手はメールの段階で拒否するとのこと。)
 元妻は、20代と若く、顔も可愛らしかったので料金は7万円だったとのこと。
 そして、同じ町内で50人、私の会社の同僚で40人、妻の元勤務先の同僚で40人、私たちの同級生で70人(いずれも概数)もの『知り合い』が、妻を抱き、妻の中に射精していたのです。
 あの『治療』期間中、約200名もの男が、私の妻の中に射精し、寝取られた惨めな私をあざけり笑っていたのです。
 最初の6人は病院側の用意した男でしたが、他の約1000人の男たちから7千万円以上の収入を、そして、妻の痴態を映したビデオを闇ルートで販売し、相当額の利益を得ていたのです。
 何にも知らない妻の体を使って。

 私はこのことを訴えたかったけど、病院側には私の自慰のビデオがあります。
 離婚の際のいきさつで元妻への愛情はなくなっています。
 口止め料代わりに、それから、無料で会社の同僚やご近所の人妻相手に中出しさせてもらいました。
 精子の薄い私は1回コースに参加することはできないので、1時間コースをたんのうしました。
 もう私も共犯者です。
 ここに書くのが精一杯です。
 ではROMに戻ります。

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赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠
1 名前:col

2023/09/30 (Sat) 17:42:24

1.事の始まり
 これからお話するのは、何とも言えず奇妙なお話です。
 いつの間にか人生の迷路に入り込んでしまった私たちの恥ずかしい話を聞いてください。
 私と妻は結婚して5年になります。
 私が31歳、妻は27歳ですが、大恋愛の末に結ばれて、幸せな毎日を過ごしていました。
 私たちの唯一の悩みは子供ができないことだったのですが、結婚後3年目くらいまでは「やり過ぎかな」などと言って笑い飛ばしていました。
 でも、5年目に入って、二人ともだんだんと心配になり、不妊治療の産婦人科に通うことになりました。
 妻の友人に、同じように不妊で悩んでいた人がいて、その人に口コミで紹介してもらった病院に行きました。
 その人も最後には妊娠したのですが、あまり詳しいことは教えてくれなかったそうです。

 その病院は横浜市内にあって、病院というより、ひっそりとした一軒家でした。
 私たちのように口コミの客が中心で、大きな宣伝はしていません。
 初めて、診察を受けに行ったとき、出てきたお医者さんは、30代後半の色白の紳士で、この人なら信頼できるという感じでした。
 ショックだったのは、いきなり妻が内診されたことと、私がオナニーで精液を採取するように言われたことです。
 男子トイレで私がオナニーをしている間に、妻が内診を受けているかと思うと、とても辛かったのを覚えています。
 もっとも、その後の私の苦しみに比べれば、全然、大したことはありませんでしたが。

 数日して、検査結果を伝えたいう医師(義澤医師とでもしましょうか)に呼び出されて、二人で病院に行きました。
 義澤医師はけわしい顔をしながら、こう言いました。
 「あなたがたご夫婦は非常に難しいケースです。まず、ご主人の精液中の精子の数が非常に少ない。また、奥様は生まれつき妊娠しにくい体質をされている。このままでは、赤ちゃんを授かるのは難しいかも知れない」
 私たちはショックのあまり、その後の専門的な説明にはほとんど頭が回りませんでした。
 義澤医師は、説明が一区切りついた後「どうしても赤ちゃんが欲しいですか」と尋ねました。
 私と妻はしばらく顔を見合わせましたが、どちらからともなく「はい」と答えていました。
 義澤医師は、もし、そうならご主人の精液は使えないので、ドナーの精液を使うしかないと言いました。
 何人かの見知らぬドナーから提供された精液を混ぜ、本当の父親が誰かは分からないようにしたうえで、妻に人工授精をするというのです。
 私は、妻の体内に見知らぬ男性の精液が入るというだけで耐えられない気持ちでした。
 妻も悩んだようですが、私が強くならなければならないと思い、私の方から「やってみよう」と言いました。
 たとえ、父親は私でなくても、妻の子であることには違いないのですから。

 そこまで悩んで始めた人工授精も、上手く行きませんでした。
 何回か失敗した後、義澤医師は私たちを呼んでこう言いました。
 「奥様にも、妊娠しにくい体質という問題がある。人工授精というやり方では難しい。そもそも精液をビーカーで混ぜたりするので、フレッシュでなくなるので、奥様が妊娠しやすかったとしても上手くいかないケースが多い」
 「では、どうしたらよいのでしょうか」
 「言い難いのですが。道は二つしかありません。一つは諦める。もう一つは・・・ドナーから、直接フレッシュな精液の提供を受けることです」
 「直接、提供を受ける?」
 「つまり、優秀な精液を出せるドナーの方と、直接、セックスすることです」
 私たち夫婦はハンマーで殴られたようなショックを受けました。
 義澤医師は「大切な問題ですから、お二人でよく考えなさい」と言って私たちを帰しました。

 その夜は、二人で手を取り合って泣きました。
 妻は「もう、諦めます」と言います。
 でも、妻がひと一倍子供を欲しがっていることを知っている私は、諦めさせることが出来ません。
 そして、私は言ってしまったのです。
 「一度だけ試してみよう。それで妊娠すればそれでよし。だめだったら、そのとき考えよう。一度試してみて、ふたりとも辛かったら、もうやめよう」
 妻は「ごめんね、ごめんね」と言いながらうなずきました。
 悪いのは、精子の薄いわたしなのに。

2.紹介
 何日かして、お互いの気持ちを確かめった私たちは、義澤医師に電話をし、身を切られる思いで「一度だけ試してみたい」と言いました。
 妻は最後まで躊躇っていましたが、私が一生懸命励ましました。
 義澤医師は「本当に良いのですね」と念を押した後「それでは良いドナーの方を探してあげましょう」と言ってくれました。

 一週間ほどして、義澤医師から連絡があり、夫婦で病院に来て欲しいと言われました。
 「明日、ご紹介します。気持ちに揺れはありませんね」と聞かれたので、もう、すっかり覚悟を決めた私たちは「はい」と答えました。
 すると、義澤医師は説明したいことがあると言って、話しだしました。
 「明日、ご紹介する方は、40歳で独身の人で、事業で成功している人です。独身であること、お金に余裕のあることは後でトラブルにならないために大事です。血液型はご主人と同じです。学歴も申し分なく、どこから見ても健康な方です。ルックスは、明日、ご夫婦で確認してください。でも、必ず満足される筈です」
 そこまで言った後、義澤医師は妻の方を向いて言いました。
 「もうひとつ大事なことがあります。じつは、明日は、どうしても奥様に頑張って欲しいことがあるのです」
 「頑張る?」
 「それは、言い難いことなのですが」
 義澤医師は妻の目を覗き込みます。
 「奥様には、是非、アクメを感じて欲しいのです」
 「アクメ?」
 「絶頂感。オルガスムスです」
 私はショックを受けました。
 私は、受精だけが目的のセックスなのだから、服を全て脱ぐ必要もないし、目隠しをしたり、カーテンで仕切ったりして顔を合わせないようにすれば良いと思っていたのです。
 妻を見ると、真っ赤になって俯いています。
 「なぜですか?」
 「それは、女性がアクメに達すると、子宮が収縮してポンプのように精液を子宮の中に吸い上げるからです。これが自然の仕組みなのです。奥様は妊娠しにくい体質ですから、どうしても頑張ってアクメに達して欲しいのです」
 私はめまいがしました。
 それに、頑張ると言っても・・・
 「大丈夫です。明日、ご紹介する男性に全て任せれば上手く行きます。それだけのテクニックを持った方です。あとはリラックスすることですね」
 テクニックという言葉を聞いて、私はぞっとしましたが、どうしようもありません。
 最後に義澤医師は「ご主人は心配でしょうから、最後まで奥様と一緒にいてあげてください」と言いました。
 妻は「あなた、お願いね」と消え入るような声で言います。
 「それでは、明日の夜7時に横浜のマリンホテルのロビーでお待ちしています」
 義澤医師は、横浜でも最上級のホテルを待ち合わせ場所に指定したのでした。

 翌日は土曜日でしたが、私は、妻のキスで目を覚ましました。
 「あなた、本当にいいの。私、よく分からないけど、怖いの」
 「大丈夫だよ。僕が最後まで一緒にいるから」
 私たちは、朝から激しく交わってしまいました。
 本当のことを言うと、これから妻が見知らぬ他人に抱かれるということ、そしてそれをこの目で見るということが、私を不思議な興奮に導いていたことは間違いありません。
 この不思議な気持ちが、この後、私に地獄の苦しみを与えるのですが。
 私たちは、朝の営みですっかり疲れてしまい、そのまま重なり合うように眠りました。
 そして、ふと気づくと夕方の4時になっています。
 妻は、よろよろとベッドから降りると、入念にシャワーを浴びました。
 そして、見知らぬ男に抱かれるための身づくろいを始めたのでした。

3.出会い(1)
 初めて会う男に抱かれる夜のために妻が選んだのは、薄い水色のスーツでした。
 白いブラウスを着て濃紺のネッカチーフを首に巻いた姿は、あくまで清楚です。
 妻の身長は160センチを少し越えたくらいですが、一見、華奢に見えるものの、フィットネスで鍛えているので、腰回りも締まっており、胸にもそれなりのボリュームがあります。
 手足はすらりと伸びていて、長い髪には緩いウェーブがかかっています。
 私が車を運転してマリンホテルへ向かう途中、私たちは押し黙ったままでした。
 気のせいか、妻の顔は青ざめて見えました。
 ホテルには約束の時間より15分ほど早く着いたのですが、義澤医師はすでに待っていました。
 「こんばんは。もうすぐ彼は来るはずです。奥様は、気分はどうですか」
 義澤医師が尋ねても、妻は黙って頷くばかりです。
 「今夜はリラックスして、大いに楽しむくらいの気持ちでいてくださいね」
 それを聞いて、私の中にはどす黒い不思議な興奮が渦巻いてきました。
 今夜がどんな夜になるのか、妻が見知らぬ男に抱かれて、どんな反応をするのか。
 そして、その様子を見て、私はどんな気持ちになるのか。
 抑えようと思っても、私の股間のものは大きくなっていたのです。

 そして、ついに彼はやってきました。
 「初めまして」
 にこやかに挨拶をしてきた彼は、明るい紺のジャケットを着ていて、私よりも少し背が高く、予想していた以上の好印象でした。
 ビジネスで成功している人だということでしたが、よく日焼けしていて、40歳にふさわしい落ち着きと、健康なスポーツマンの両面を兼ね備えた人のようでした。
 その明るい雰囲気に、妻の緊張も少し解けたようです。
 まず、私たちは、義澤医師も一緒に4人で食事をしました。
 ホテルの最上階にある和食のレストランで、めったに口にすることのない高級な懐石料理を食べたのですが、妻はあまり箸をつけていませんでした。
 義澤医師と男性は、世間話をして、妻をリラックスさせようとしていたようです。
 私も平静を装って、時々、口を挟みましたが、何をしゃべったか、よく覚えていません。
 男性は「本名を言う必要はありませんが、名前が無いと言うのも困るので、何か名乗りませんか。私は北村ということにしましょう」と言いました。
 私は、とっさに適当な名前を言いましたが、妻は不意をつかれたのか、蚊の鳴くような声で「ゆかりです・・・」と、本名を名乗りました。
 そして、いよいよ食事も終わりを告げました。
 私たち男性三人は白ワインを飲んで、少し赤くなりましたが、妻は、お茶を飲んだだけでした。
 義澤医師は「それでは、私はこれで失礼します。最後に二つだけ、奥様に申し上げましょう。実は、この話があってから、北村さんの精液をチェックしましたが、精子の量は申し分ありません」
 そして、私たちを笑わせようとしたのか「いわゆる濃いやつですよ、ははは」と言いましたが、私たちは何と言っていいか分かりませんでした。
 「もうひとつ。今夜は全てを北村さんのリードに任せること。北村さんにも無茶なことはしないように言ってあります。だから、北村さんの言う通りにしてください」
 そう言って、義澤医師は去って行きました。

 北村は、義澤医師を見送ったあと「もう、この一つ下の階のスイートルームにチェックインしてあります。今からご案内しましょう」と言いました。
 その部屋は、びっくりするほど広く、横浜の夜景が一望に見渡せる素晴らしい部屋でした。
 私と妻は、窓のそばに立って、夜景にしばらく見惚れてしまいました。
 北村は、部屋のホームバーの冷蔵庫からシャンパンを出して栓を抜きます。
 その音で、私たちが振り返ると、北村はシャンパンを三つのグラスに満たして「乾杯しましょう」と言いました。
 そして、妻の方を向くと「あなたのような素晴らしい方のお役に立てるのは、私も本当に幸せです。義澤医師から話を聞いてから、ずっと禁欲してきましたが、今日、それをすべてあなたに捧げます」と言って、にこりとしました。
 妻も、思わず「はい」と答えて、美しい口元に、少しばかりの笑みを浮かべました。

4.出会い(2)
 シャンペンで形ばかりの乾杯が終わると、北村は「そろそろ始めましょうか」と言いました。
 私は、思わず生唾を飲み込んでしまいましたが、妻はもう覚悟を決めたかのように「はい」と答えます。
 「それでは、まず、あなたから・・・ゆかりさんから、シャワーを浴びてきてください」
 妻は、私の方を見ます。
 「今日は、北村さんの言う通りにする約束だから」と私が言うと、妻は「分かりました」と答えました。
 まず、スーツの上着を脱いで、クローゼットに仕舞い、そしてイヤリングを取ってテーブルの上に置きました。
 そして、ハイヒールを脱いで、スリッパに履き替えると、大きく呼吸をしてから、バスルームに消えていきました。
 妻がシャワーを浴びている間、北村は自分が輸入雑貨のビジネスをしていること、大きなクルーザーを持っていて、時々泊りがけでクルージングに行くこと、義澤医師は高校の後輩であることなどを話しました。

 しばらくして、話題も無くなった頃、妻がバスルームから出てきました。
 妻は、化粧を落とし、備え付けのバスローブに着替えていましたが、桜色に上気した顔は、本当に愛らしく美しく、今すぐ夫である私が抱きしめてあげたい衝動に駆られました。
 北村も「ゆかりさんは、本当に美しい」と言い「それでは、私もシャワーを浴びてきます」という言葉も、少しうわずっていました。
 北村がシャワーを浴びている間、私たちは何も話しませんでした。
 妻はじっと下を見ていましたし、私は燃え上がる嫉妬心と、どす黒い欲情と闘うのに精一杯だったのです。
 北村は、間もなく、妻と同じバスローブを着て戻ってくると「ベッドルームへ行きましょう」と言って、妻の肩に手をかけました。
 北村がついに妻の体に手を触れたのを見て、私の欲情は止め処なく大きくなっていきます。

 三人でベッドルームへ移り、明かりを落とすと、北村は「ご主人はそこに座っていてください」と言って、部屋の隅のソファを指差しました。
 そして、妻の肩を抱くようにして、二人で大きなダブルベッドに腰掛けたのです。
 妻は身を固くしていましたが、大人しく北村の横に座りました。
 北村はしばらく、妻の髪を撫でていたのですが、やがて、妻のあごに手をやって自分の方を向かせると、いきなりくちづけたのです。
 とっさのことに、妻は驚いた様子でしたが、覚悟を決めたように目を閉じて、北村にされるままにしていました。
 北村のキスは長く情熱的で、次第に妻も体から力が抜けていくのが分かりました。
 私の目は二人に釘付けとなり、もう股間はそそり立っています。
 やがて、北村は妻のバスローブの紐をゆっくりと解いて、脱がせにかかります。
 妻は少しばかり体をよじって抵抗しますが、すぐに上半身は剥き出しにされてしまいました。
 妻がバスローブの下にブラジャーをつけていたのを見て、北村は苦笑しましたが、慣れた手つきで背中に片手をまわしてホックを外します。
 妻は、両手で胸を押さえてブラジャーを奪われまいとしますが、北村は妻の耳元で「今夜は私のリードに任せる約束ですよね」と言って、ブラジャーを奪い去りました。
 妻はそれでも、両手で胸を隠していましたが、北村が優しくその手を退けると、ほの暗い明かりの中で、妻の形の良い乳房が露わになりました。
 北村は「きれいだよ」と言うと、ピンク色をした小さい可愛い乳首の一つに吸い付きました。
 妻は思わず、仰け反りましたが、北村は、じっくりと時間をかけて両方の乳首を味わっています。
 やがて、妻の乳首はやや赤みを帯びて充血し、痛いほどに尖っていきました。
 それを見届けた北村は、バスローブを妻の体から剥ぎ取ります。
そして、妻をベッドにゆっくりと押し倒すと、全身に唇を這わせ始めました。
このときには、北村自身もバスローブを脱いでいましたが、すでに彼の股間のものはどす黒く充血し、そり返っています。
 やがて、全身を愛撫される妻の呼吸は大きく乱れ始め、ときおり、電気に打たれたように痙攣し始めました。
 夫である私に遠慮しているのか、必死に声を押し殺しているようでしたが、切ない声も漏れ始めます。
 北村は、妻が何度目かの痙攣で腰を浮かせたときに、パンティを長いすらりとした足から抜き去りました。
 ついに妻は全裸にされてしまったのです。

5.出会い(3)
 北村は、妻を全裸にしてしまうと、慎ましやかなひとつかみの草むらの奥に舌を這わせ始めました。
 やがて、クリトリスを入念に舌で愛撫された妻の息は大きく乱れ始めます。
 「あなた、ごめんね」と言った言葉や切ないあえぎ声が漏れる頃には、私だけのものであるはずの妻の蜜壷は十分に潤ったようでした。
 そして、ついに私の恐れていた瞬間、それとも私の待っていた瞬間がやってきました。
 北村が、その棍棒のように怒張した肉棒を妻の蜜壷に挿入し始めたのです。
 妻は、もう何の抵抗もせず、ただ身を捩じらせて北村の肉棒を根元まで受け入れました。
 北村のピストン運動は次第に激しさを増していきます。
 妻の口から漏れる「あん、あん」といった声も次第に大きくなっていきます。
 北村は、ピストン運動をしている間も、長いキスをしたり、乳首をついばんだり、すっきりと少女のように脱毛された腋を舐めあげたりします。
 やがて、北村の腰の動きが一段と激しくなると、北村は「おおう」という声をあげて、大きく体を痙攣させ、大量の白い粘液を妻の体内に放出したのでした。

 射精を終えた北村は、妻の体の上に突っ伏したのですが、まだ結合は解かれていませんでした。
 そして、乱れていた呼吸が整ってくると、再び腰を動かし始めたのです。
 妻は、私との結婚生活では経験したことのない行為に驚いたのか、「うそ・・・」と言いますが、北村の腰の動きはどんどん大きく強くなっていきます。
 妻は「いく、いっちゃう」とか「もうだめ、もうだめ」と、うわ言のように繰り返し、気のせいか、妻自身も腰を振り始めているように見えるではありませんか。
 二人は腰を動かしながらキスをしたり、視線を絡めあったり、もう何年も肉体関係のある恋人同士のようです。
 一度、大量に放出しているせいか、北村の持続力も十分で、二人はお湯でもかぶったように汗でびっしょりになりました。
 北村は、時折、妻の乳房の汗を口で舐めとっています。
 そして、ついに北村と妻は同時に体を仰け反らせ、痙攣させてクライマックスを迎えたのでした。

 二度目の射精を終えると、北村はようやく結合を解いて、妻の横に寝そべりました。
 そしてしばらく休むと「私たちはシャワーを浴びますから、ご主人は少し待っていてください」とかすれた声で私に言い、今度は二人で一緒にバスルームに消えたのでした。
 二人が去ったあとのベッドには大きなしみができていて、妻の体液と北村の精液のにおいが部屋に充満していました。
 しばらく私は、ソファに呆然として座っていましたが、急に胸騒ぎがして、こっそりとバスルームを覗きに行きました。
 バスルームの外から聞き耳をたてると、妻の声が聞こえます。
 バスルームのとびらを細く開けて中を覗いた私は愕然としました。
 バスルームの中には、風俗店にあるような大きなエアマットがあり、そのうえでは、シャワーをお湯を浴びながら、北村と妻が三度目の交わりの最中だったのです。
 エアマットは、たぶん、北村が先回りしてチェックインしたときに持ち込んだのでしょう。
 そして妻は、私に見られていないという安心感からか、さらに大胆になっていたのです。
 二人は、向き合って座って結合する座位と呼ばれる体位で交わっていました。
 北村が腰を入れると同時に妻も腰をいれ、北村が腰を引くときには妻も腰を引いて、お互いが受ける刺激が最大限になるよう、二人の息はぴったりと合っています。
 そして、私は、聞いてはいけない言葉を聞いてしまったのです。
 妻は、自分から「もっと、もっと。お願い、もっと」と繰り返しているのです。
 やがて、二人は腰を動かしたまま、ひしと抱き合います。
 そして二人でがくがくと体を震わせて、エクスタシーを迎えたのでした。
 恥ずかしいのですが、私もそのとき、ズボンをおろして自分の手で、絶頂を迎えたのです。

2 名前:col

2023/09/30 (Sat) 17:49:09

6.展開
 その夜、私の妻と北村は、さらに何度か交わりました。
 バスルームで座位で交わったあと、ベッドルームに戻ってくると、もう私の視線など気にならないかのように痴態を繰り広げたのです。
 さすがに妻は私の見ている前では、北村の肉棒を口に含みませんでしたが、再びバスルームで二人きりになったとき、妻が北村のそそり立つ肉棒に唇で奉仕しているのを、私はドアの隙間から見ていました。
 おそらく六度目となる放出が終わったあと、ようやく私にとっての悪夢は終わりを告げました。
 妻は汗と歓喜の涙にまみれて、もはやベッドの上にだらしなく体を横たえるばかりです。
 北村は、足を引きずるようにして一人でバスルームに入り、やがて、初めて会った時のように、こざっぱりと身繕いをして現れました。
 「今夜はこれで失礼します。ゆかりさん、ご主人、ありがとうございました。どうぞ、お二人はこの部屋に泊まって行ってください。精算は私がしておきます」
 そう言って、北村がぐったりと体を横たえた妻に最後のキスをすると、妻はまるで「行かないで」と言うかのように、首を振っていやいやをしましたが、北村が子供をあやすように優しく髪を撫でると、そのまま深い眠りに落ちてしまいました。
 時計を見ると、もう、夜中の三時です。
 昨晩の八時過ぎから、北村と妻は七時間以上も愛し合っていたのでした。
 北村が去ったあと、私は呆然と妻の寝顔を見つめるばかりでしたが、その顔は満ち足りた喜びに溢れた穏やかな幸せそうな寝顔でした。
 安らかな寝息を立てる妻に毛布を掛け直すと、私も緊張が解けたせいか、あるいは、私自身も自分で三回も放出していたせいか、どっと疲労を感じて、妻の横に倒れこむようにして、眠りに落ちたのです。

 あれほどに激しい交わりだったのに、しばらくして妻に生理がありました。
 受精には失敗したのです。
 本音を言えば、私は妻が他人の子を宿さなかったことで安心する一方で、これから先はどうしたらいいのだろうかと考え込みました。
 義澤医師に妻が妊娠しなかったことを伝えると「残念ですね。どうしますか。北村さんは奥様を気に入ったようですが、また、試してみますか」と聞きました。
 北村が妻を気に入ったという言葉に私は激しい嫉妬を感じましたが、とにかく、妻と相談することにしました。
 私の理性は、妻が「もう辞めます」と言うことを期待していました。
 しかし、私のどす黒い欲情は、妻がまた北村に抱かれる姿を想像して、私の理性を狂わせようとしていました。
 妻は、私の期待に反して、はっきりと辞めたいとは言わず「あなたにお任せします」と答えたのです。
 私は、どす黒い欲情に勝てず、また、強がりもあって「もう一回、やってみよう」と言ってしまいました。
 義澤医師に「もう一回やってみたい」と伝えると、「北村さんの日程を聞いてみましょう。お忙しい方なので」と言いました。
 義澤医師からの連絡はしばらく無かったのですが、その間、妻がさりげなさを装いながら「連絡あった?」と何度も聞いたのを覚えています。
 やがて、義澤医師が指定してきたのは平日でした。
 仕事があって、私は立ち会えません。
 妻に「僕が一緒にいられないから、少し先でもいいから週末にしてもらおうか」と言うと、妻は「ううん、いいわ。私一人でも大丈夫よ」と言うではありませんか。
 私は、自分の嫉妬心を知られたくない一心で、北村と妻が二人きりで会うことを認めてしまったのです。

 いよいよ、北村と妻が二人で会うという日の朝、私がベッドで目を覚ますと、朝食の用意をしている妻が、キッチンで「ららら・・・」と小さな声で歌を歌っているのが聞こえます。
 北村と再会する喜びで妻の気持ちが華やいでいるのだと思うと、私は暗い気持ちになりました。
 その日、二人は一緒に昼食を食べてから、例のマリンホテルで二人きりの時間を過ごすことになっていましたが、私が会社から帰るまでには、妻も戻っているという約束でした。
 午後になると、私は全く仕事に手がつきませんでした。
 『今、妻が北村に抱かれている、北村の腕の中で何度もエクスタシーに達している、そして北村は大量の白い粘り気のある液体を妻の体内に注ぎ込んでいる・・・』と思うと、私の股間は熱くなりっぱなしでした。

7.秘密
 私の妻と北村が二人きりで愛し合っている様子を妄想しながら会社での時間をやり過ごした私は、会社が終わると同時に一目散に家に帰りました。
 妻は私より先に帰ってくる約束だったので、帰ったらすぐに妻を抱きしめたいと思ったのです。
 ところが、私たちのマンションの部屋は空っぽでした。
 そのまま、10時になっても、11時になっても妻は帰ってきません。
 携帯に電話しても、留守番電話に繋がるだけです。
 私には、悶々とした気持ちで待つことしか出来ません。

 結局、妻が帰ってきたのは、明け方の5時でした。
 マンションの前に車が止まる音がして、しばらくして、妻がそっとドアを開けて入ってきました。
 ベッドで横になっている私が眠っていると思ったのか、妻は、いつもの花柄のピンクのパジャマに着替えて、忍び込むようにベッドに潜り込んできました。
 「遅かったね」と私が声をかけると、妻が凍りつくのが分かりました。
 「・・・あなた」
 「いったい、どうしたんだ」
 「・・・ごめんね」
 「ずっと、北村と一緒だったのか」
 「はい」
 妻の声は震えていました。
 私は聞いてはいけないことを聞きました。
 「そんなによかったの」
 妻は黙っていましたが、やがて、すすり泣きを始めました。
 「・・・ごめんね。私、あの人といると訳が分からなくなるの。何度も何度もいかされて、自分が自分じゃなくなるみたい。でも、愛してるのはあなただけ。それだけは分かってね」
 やはり、妻は何度もいかされたのでした。
 北村との交わりで何度もアクメに達し、北村が思うままに放出する白濁した粘液をたっぷりと注ぎ込まれてきたのです。
 唇を貪られ、乳首を吸われ、クリトリスを思うがままに弄られてきたのです。
 私は暗い気持ちになり、それ以上妻を責める気にもなりませんでした。
 一つだけ気になったのは、妻の口から「もう二度としません」という言葉だけは出なかったことでした。

 妻の朝帰りがあった後、私たち夫婦の間には、一見、いつもの平穏が戻りました。
 私たちは北村のことは決して話しませんでしたし、赤ちゃんのことさえ話題にならなくなりました。
 しかし、私には妻の生活に大きな変化が起きていたことが分かっていました。
 妻は北村と何度も会っているのです。
 二人きりで会った日に、携帯の番号やメールアドレスも交換したのでしょう。
 もはや、義澤医師や私の仲介なく、二人は会いたい時に会えるのです。
 妻も慎重になっているらしく、私が会社から戻る時間までには家に戻るようにしているようです。
 それでも、時々「ごめんなさ~い。お友達とお茶してたの」と言いながら、7時過ぎに帰宅して、慌てて夕食の用意を始めることもあります。
 そんな日の夜に限って、私から求めても「ごめんなさい。少し疲れてるの」などと言って断られます。
 たぶん、その体に北村との激しい行為のあとが残っているからなのでしょう。
 妻が私に秘密を持つということは、私には考えられないことでした。
 私たちの夜の営みも変わってきました。
 妻の体に微妙な変化が現れてきました。
 北村と知り合う前よりも、エクスタシーに達する時間が早く、何度も続けて達するようになってきたのです。
 また、エクスタシーそのものも、以前より高く深いようでした。
 私のほうも、妻が北村に抱かれている姿が頭を支配しているせいか、以前よりも激しいらしく、行為のあと妻から「あなた、最近、激しいわ」と言われるようになりました。
 北村の出現で、私たちの夫婦生活が変わってしまったのです。

 そんなある日、突然、義澤医師から電話がかかってきました。
 「お久しぶりです。ご主人は、もうお気づきだと思いますが、奥様と北村さんはいい関係のようですね」
 私はびっくりしましたが、平静を装って「知ってますよ」と応えました。
 「お二人ともお気に入りのようだし、息もぴったり合ってる、北村さんによると、奥様の体にはまだまだ開発の余地があって、もっともっと高いアクメを得ることもできるらしい。そうすれば赤ちゃんもできますよ」
 開発という言葉に私はむっとしましたが、黙っていました。
 「そうは言っても、ご主人に申し訳ないと、北村さんは言っています」
 私は意外な感じがしました。
 義澤医師は続けます。
 「実は、今度の土曜日、義澤さんの友達の家で、ちょっとしたパーティをやることになったのです。ご主人もいらっしゃいませんか。もっとも、ご主人は見ているだけという条件なのですが」
 パーティ?
 「どんなパーティですか?」
 「それは見れば分かります。参加するのは北村さんと、北村さんの友達、奥様ともう一人の女性です」
 私は、なにやら妖しい予感がして、例のどす黒い欲情が頭をもたげてきました。
 「私が見ていて妻は大丈夫でしょうか。私は北村さんと妻のことは知らないことになっているのですが」
 「大丈夫です。ご主人には見えても、奥様からはご主人が見えないようになっています。奥様は、このパーティに参加することを嫌がっていたのですが、やっと、『はい』と言ってくれたそうです」
 「分かりました。見るだけで結構ですから、行かせてください」
 私が答えると義澤医師は「奥様は、次の土曜日になったら『高校のクラス会がある』と言うはずですから、行かせてあげてください。そしてご主人は、奥様を送り出したら、すぐに北村さんの友達のマンションに来てください」と言って住所を教えてくれました。
 そこは、横浜の港の見える丘公園のそばで、妻が出た女子高にも近いところでした。
  私は、土曜日の来るのが怖いような待ち遠しいような気持ちで、その日を待ったのです。

8.パーティ(1)
 土曜日になりました。
  遅めの朝食を妻と一緒に食べていると、妻が「あなた、私、今日、高校のクラス会なの。行ってもいい?」と聞きました。
  妻の方を見ると、伏目がちにしていて、私の目をまっすぐには見れない感じでした。
 「いいよ。でも、何時頃、帰って来るの?」と聞きました。
 「11時頃までには帰るわ」
 「じゃあ、楽しんできなさい」と私は言いました。
 ごく普通の夫婦の会話でしたが、妻は私に嘘をついていましたし、私は、これから自分が目にする妖しげなパーティの妄想で頭がいっぱいでした。
 5時頃になって、妻は出掛けていきました。
  私も妻を見送ると、すぐに家を出て、指定されたマンションを訪ねました。
 そのマンションは低層の超高級マンションで、何重にもセキュリティがかかっていました。
 ようやく、指定された部屋についてチャイムを鳴らすと、中から出てきたのは50歳くらいの紳士でした。
 年の割には若々しく、髪に白いものは混じっていましたが、背も高く肩幅もがっしりしています。
 北村の友達ということでしたが、北村よりももっと遊び人的な雰囲気を漂わせています。
 「初めまして。ゆかりさんのご主人ですね。私は渋谷と言います」
 「妻をご存知なのですか」
 「いいえ。私は今日が初めてです。さてと、今日、ご主人にいて頂く場所をご案内しましょう」
 マンションの中はびっくりするほど広く、リビングルームの奥にベッドルームが繋がっていて、そこには大きなダブルベッドがふたつ、ぴたりと並べて置いてありました。
  ベッドの枕元はラブホテルのように全面が鏡になっています。
 「今日、ご主人にいて頂くのは、この鏡の後ろです」
 「え?」
 渋谷は、ベッドの横のクローゼットの扉を開けました。
 そして、その奥の壁を押すと、そこが秘密の入り口のようになっていて、鏡の裏側に行けるのです。
 驚いたことに、この大きな鏡はマジックミラーになっていて、部屋の様子が手に取るように見えるのでした。
 渋谷に言われるままに、私がマジックミラーの裏側の四畳半ほどのスペースに隠れると、しばらくして、また、チャイムが鳴りました。

 すると、北村が妻ともう一人の女性を連れて現れたのです。
 北村は馴れ馴れしい感じで妻の肩を抱いていましたが、妻の顔は少し緊張して見えました。
 もう一人の女性は、妻より少し年上の30歳くらいという感じでしたが、妻よりも少し胸も大きく、腰回りもある感じです。
 しかし、手足はすらりとしていて姿勢もよく、妻が清楚な感じなのに比べて、やや華やいだ雰囲気を持っていました。
 きりっとした目鼻立ちが印象的ですが、左手の薬指に指輪をしているので、やはりどこかの人妻なのかと思いました。
 女性は、妻に「れいこです」と言って名乗りました。
  妻も、この女性や渋谷に「ゆかりです」と言って挨拶しています。
 「まず、食事でもしましょうか」と言って、渋谷がワゴンに乗せたオードブルやサンドイッチを持ってきました。
 「男の手料理でお口に合うかどうか」
 四人でワインを空けて乾杯しました。
 れいこと名乗った女性が妻に「よく決心しましたね」、北村が「ゆかりがなかなか、うんと言ってくれなかったんだよ」と言っています。
 もう、北村の前では妻は呼び捨てのようです。
 北村は「ゆかりは初めてだから、渋谷さんも、あまりいじめないでよ」と言います。
 妻は身を固くしながら「11頃までには帰らないと・・・」と言いますが、渋谷は「たっぷり可愛がってあげますよ。れいこも一緒にね」などと言って、笑うばかりでした。

 食事が終わると渋谷が「それでは、まず最初はいつものパートナーから行きましょう。まず北村とゆかりさんはシャワーを浴びてきたらいい。でも、いきなりバスルームで、おっぱじめないでくれよな。ゆかりさんは好きらしいけど」と言います。
 妻が真っ赤になって「ちがいますぅ」と言うと、渋谷は「そうだ、れいこも一緒に行って見張ったらいい」と言って笑いました。
 そして、北村と妻とれいこの三人がバスルームへ消えていったのです。

9.パーティ(2)
 15分もすると、北村、妻、そして、れいこの三人は戻ってきました。
  三人ともバスタオルを巻いただけでしたが、妻が胸から下だけをバスタオルで隠している姿がいじらしくて、私の股間は早くも充血してきました。
  渋谷が入れ違いにバスルームに消えると、三人はベッドに上がりましたが、妻のバスタオルはあっと言う間に剥ぎ取られて、全裸にされてしまいました。
 れいこも全裸になりましたが、真っ白な妻の裸身とは対照的に、その体は小麦色をしており、まるで薄くオイルを引いたかのような光沢がありました。
 北村は、すでにあの長大な肉棒をそそり立てています。
 北村は、妻を乱暴にベッドに倒すと、まず唇を奪います。
 長いキスの間、れいこは妻の髪を撫でていましたが、やがて、北村が右の乳首に吸い付くと、それを合図にしたように、れいこは左の乳首に吸い付きました。
 妻は驚いたのか「そんな・・・」と声をあげましたが、あとは二人の愛撫に身を任せ、荒波を漂う小船のように激しく体を震わせました。
 妻はれいことも熱いキスを交わしたのです。
 妻がれいことキスをし、改めて念入りに乳首を吸われているころ、北村は私だけのものであるはずの秘密の花園に舌を伸ばし、クリトリスを入念に舐め回します。
 いつの間にか戻ってきた渋谷は、バスタオルを腰に巻いたまま、ソファに座ってトマトジュースを飲みながら三人の痴態を愉快そうに見つめています。
 やがて、妻は十分に潤ったのか、北村はどす黒く充血して棍棒のように固くなった肉棒を妻の蜜壷に挿入しました。
 最初はゆっくりと、次第に激しく腰を動かします。
 妻はのけぞって、体を震わせますが、喜悦の表情を浮かべた顔は、マジックミラー越しとは言え、私のすぐ目の前にあります。
 妻の股間からは『ヌチャッ、ヌチャッ』という淫靡な音が聞こえてきます。
 れいこは、北村が妻に挿入したのを見届けると、渋谷の足元にひざまずいてバスタオルをはね除け、渋谷の肉棒を口に含んで、頭を上下に動かし始めました。
 やがて、妻は「いくいく、ゆかりいっちゃう」と言いながら、激しく体を痙攣させました。
 まず、一回目のアクメを迎えたのです。
 しかし北村は、まだまだ放出する様子はなく、ますます腰の動きを早めて行きます。
 妻の体はピンク色に染まり、すらりとした手足を北村に巻きつけています。
 唇が乾くのか、時おり舌を出して自分の唇を舐め回す姿が猥褻です。

 そのとき、れいこのフェラチオを受けていた渋谷が、怒張した肉棒を揺らしながら、れいこと一緒にベッドに移ってきました。
 そして、何度もエクスタシーに達している妻の横にれいこを横たえると、ぶすりと肉棒を挿入したのです。
 二組のカップルが私の目も前で交わり合い、しかも私の妻が他の男に組み敷かれているという光景に、私は自分の肉棒を自分で慰めずにはいられませんでした。
 やがて、北村はクライマックスを迎えようとしていました。
 「ゆかり、いくぞ」と声を掛けると、妻は「わたしも、わたしも」と言い、ふたりは固く抱き合うと、私の目の前で北村は、大きく体を震わせて、命のエキスである白い粘液をたっぷりと、妻の体の奥深くに解き放ったのでした。
 北村は、終わった後も妻を抱き締めて、キスの嵐を浴びせています。  やがて、渋谷も、大きく体を震わせて、れいこの中に白い液体を放ったのでした。
 れいこは絶頂に達するとき、何度も首を振って「あなた、許して、わたし、いっちゃう」と切ない声を出しました。
 れいこにも夫がいて、れいこの心のどこかには、夫に許しを乞う気持ちが残っているのでしょうか。
  四人は全裸のまま横たわり、バスタオルを腰に掛けた程度で、しばしの休憩をとりました。

 しばらくすると、渋谷が身を起こしました。
 「さあ、これからがパーティの本番だ。ゆかりさん、今度は私とお願いしますよ」と言いました。
 妻はじっと身を固くしています。

10.パーティ(3)
 渋谷は身を起こすと、妻のそばに移ってきました。
 起き上がったときに、バスタオルがはらりと腰から落ちてしまい、半勃ちのものが剥き出しになりました。
 渋谷自身の体液と、れいこの体から分泌された粘液で、渋谷の肉棒はべとべとになっています。
 渋谷は、横たわったままの妻を起こしてベッドの上に座らせると、その目の前にべとべとになった半勃ちの肉棒を突きつけ「ゆかりさんに大きくしてもらおうかな」と言いました。
 北村とれいこは、ベッドの端で体をぴったりと寄せ合ってすわり、じっと妻と渋谷を見つめています。
 「渋谷さん、今日は乱暴しない約束でしょ。そんなべとべとなやつ、ゆかりさんが可哀想よ」と、れいこが言います。
 私も心の中で「ゆかり、やめろ」と叫んでいました。
 ところが、妻はしばらく渋谷の肉棒を見つめていた後、渋谷の精液とれいこの粘液でべとべとになった一物を舐め始めたのです。
 下から下へ、丁寧に舐める妻は、時おり上目遣いに渋谷を見つめます。
  次第に渋谷の肉棒は勢いを回復してきました。
 やがて、妻がべとべとした液体を綺麗に舐め取る頃には、渋谷の肉棒は固さを完全に回復したのです。
 すると、渋谷は、妻の耳元で「四つん這いになるんだ」と指示します。
 妻は素直にお尻を渋谷に向けて、犬のような姿勢になりました。
 妻は目をつぶっていましたが、その顔はマジックミラー越しに、私のすぐ目の前です。
 渋谷は『ピチャピチャ』という音を立てて、妻のアナルを舐めたてます。
 妻は苦悶の表情を浮かべますが、その口から出てくるのは「あ、あ、あ」という切ないあえぎ声です。
 渋谷は、北村の方を振り向いて「ゆかりさんのアナルは処女なんだろう」と言います。
 北村は「ああ。でも、まだ許してもらえないんだ。大事に取ってあるんだよ。だから、渋谷さんはだめだよ」と答えます。
 なんということでしょう。
 北村は、私さえも知らない妻のアナルもいずれは自分の物にしようとしているのでしょうか。
 私は、興奮のあまり、自分の肉棒をしごき始めました。
 本当のことを言うと、私は妻のアナルを舐めたことさえ無かったのです。
 渋谷は「残念だな」と言いましたが、おもむろに後ろから蜜壷に肉棒を差し込みました。
 そして、腰を激しく動かしだしたのです。
 妻はもう為す術もなく、渋谷のピストン運動に身を任せています。
 やがて、渋谷の体から汗が吹き出し始めます。
 妻のお尻に渋谷の腰が当たる『ぺタッぺタッ』という音と、妻の体液と渋谷の肉棒がこすれる『ヌチャッヌチャッ』という音が交じり合って聞こえます。
 妻の口から漏れる「ああん、ああん」と言う声が私の耳に響きます。
 やがて、渋谷は「おおぅ」という声を出して、妻の背中に覆いかぶさり、体をひくひくと痙攣させて射精しました。
 そしてそのまま、重なり合うようにして、渋谷と妻はベッドに倒れこみました。

 しばらくの間、妻は失神したかのようにぴくりともしませんでしたが、やがて、ゆっくりと気だるそうに身を起こすと「ごめんなさい。私、もう帰らないと」と言いました。
 もう、時間は11時近くになっています。
 すると北村も渋谷も、そして、れいこも引き止めようとします。
 「まだまだ、これからだよ」
 「まだ一回ずつしかしてないよ」と、口々に言うのです。
 妻は泣きそうになって「帰らせてください」と言いましたが、最後にれいこが「私だけ置いていかないで」と言ったので、妻はがっくりと肩を落として諦めたようでした。
 そして、泣きじゃくりながら「主人になんて言ったらいいの」と聞きます。
 れいこが「クラス会が盛り上がって、友達の家で飲み直すことにしたって言えばいいのよ。私も電話に出てあげるわ」と言いました。

 妻は、涙を手で拭くと、ハンドバッグから携帯を出して番号を押します。
  突然、私の携帯が鳴り出したので、私はびっくりして自分の携帯を取りました。
 電話の向こうは妻です。
 マジックミラー越しに電話で話しているのです。
 「あなた?ゆかりです」
 妻の声は沈んでいました。
 「ごめんなさい。クラス会が盛り上がっちゃって、お友達のマンションに泊まる事になったの。いい?」
 ふと目をやると、電話をしている妻の両側から、北村と渋谷が妻の乳房をもてあそんだり、乳首をついばんだりしています。
 れいこは妻の髪を優しく撫でながら、時折、頭にキスしています。
 「ちょっと、友達と代わるね」
 れいこが出ました。
 「ゆかりのご主人ですか?ご心配ないですよ。しっかりお預かりしますから」
 「宜しくお願いします」と言って、私は電話を切りました。

 妻は両手で顔を覆って、わっと泣き出しました。
  しかし、北村と渋谷は、妻のそんな様子にはお構いなしに、その怒張した肉棒で、代わる代わる妻を何度も何度も犯したのです。
 れいこも交えた大乱交はいつ果てるとも知れず、妻は切ないあえぎ声をあげ続けるのでした。
 妻の体内では、北村と渋谷の大量の精液が交じり合っているのでしょう。
 マジックミラーのこちらにさえ、その匂いが漂ってくるようでした。

3 名前:col

2023/09/30 (Sat) 17:57:34

11.宴の後
 どれくらい時間がたったでしょうか。
  ふと気がつくと、もう朝になっていました。
  私はマジックミラーの後ろの小部屋で、膝を抱えたまま眠りこけていたのです。
 顔を上げて、ベッドルームの様子をうかがうと、そこには明るい日差しが差していました。
 時計を見るともう10時です。
 渋谷とれいこは姿が見えませんでしたが、妻と北村は明るい日差しの中で、一枚の毛布を分け合うようにして眠っています。
 いや、よく見ると、眠っているのではなく、お互いに体を寄せ合って、キスをしたり、なにごとかを耳元でささやきあって、妻がクスクスと笑ったりしているのでした。
 昨日の夜、あんなに泣いていたのが嘘のようです。
 二人は毛布の中で、激しく体をさすりあっていましたが、やがて、スポッという感じで結合してしまったようでした。
 妻は「やだぁ」と言いますが、やがて「あんあん」というあえぎ声を出します。
 そして、その声はなぜか明るく晴れやかです。
 北村の腰の振りが大きくなるのにつれて、毛布がまくれ、二人の痴態が剥き出しになります。
 北村の腰の動きに合わせて、妻も腰を振っています。
 北村と妻の営みは、体が十分に馴染みあった恋人同士のようで、むしろさわやかな印象さえあります。
 やがて北村は肩を大きく震わせ、目をつぶって、どくどくと射精しました。
 北村は、ゆっくりと妻の体から肉棒を引き出しましたが、全く硬度は失われていません。

 妻の蜜液と北村の白濁液がべっとりと着いた肉棒を、妻は愛おしそうに口に含みました。
 ゆっくりと頭を動かし、舌を使ってべとべとを舐め取っているのです。
 ところが、しばらくして、もう、べとべとは綺麗になったと思うのに、妻は北村の肉棒を離しません。
 よく見ると、新しい刺激を与えているようです。
 口をすぼめて北村の肉棒を締め上げ、頭を上下に動かす一方で、その白い指先で、北村の肉棒の下にぶら下がっている二つの袋を、さわさわと刺激しているのです。
 まるで、それがいつもの妻と北村の段取りになっているかのようです。
 やがて、北村の顔が赤く充血してきました。
 北村は肉棒に神経を集中しているようです。
 妻の頭の上下の動きも激しくなってきました。
 やがて、北村は上半身を大きく仰け反らせると「ぷはぁっ」という声を出して、大きく体を痙攣させました。
 妻は両膝立ちになっての腰にしがみつき、北村が放出した体液をすべて口で受け止めます。
 そして、妻は『ごくごくごく』と白い細い喉を鳴らして、すべてを飲み込むと、ようやく、北村の肉棒を吐き出しました。
 驚いたことに北村の肉棒はまだ半勃ちの状態を維持していて、その先端と妻のしたくちびるの間には、白い粘液が糸を引いたようにつながっていました。
 妻は、大量の濃厚な粘液を飲み込んだせいでむせたのか『こんこん』と可愛らしい咳を二回ほどしました。
 北村が優しく背中をさすると、妻はまた両膝立ちになって、北村の肉棒を咥えます。
 そして、北村の尿道に残った白い粘液の最後の一滴まで絞り出そうとするかのように、口をすぼめ、ほっぺたを引っ込ませて、北村の肉棒を吸いあげるのでした。
 突然「頑張るねぇ、お二人さん」という声がして、渋谷とれいこがバスルームから現れました。
 すでに二人はきちんと身づくろいをしています。
 「そろそろお開きにしようか。ブランチでも食べに行こうよ」と渋谷が言います。
 「渋谷さんだって、バスルームで頑張ったんでしょう」と北村は言いましたが、北村の肉棒を一心不乱に吸い上げる妻の肩を叩いて「もう、いいよ」と言うと、二人でバスルームに消えていったのです。

 渋谷とれいこはリビングルームの先にあるテラスで、お茶を飲んで待っていました。
 さわやかな風が流れているようです。
 私はあまりの事にぼうっとしていましたが、渋谷の「あいつら、遅いなぁ」という言葉で、我に返りました。
 たしかにバスルームに行ったきり、一時間も戻ってきません。
 れいこが様子を見に行って戻ってきて「あの人たち、たいへん。もう二人ともべとべと」と言って、クスクス笑います。
 私は何が起きているのだろうかと思いました。
 昨晩からずっと妻のあられもない姿を見続けてきましたが、見えないところでも妻と北村の行為が続いていると思うと、気が気でありません。
 もう30分もしたでしょうか。
  ようやく、妻と北村も身づくろいをして現れました。
 「ゆかりさんは本当に好きだねぇ」と渋谷に言われて、妻は真っ赤になっています。
 やがて四人が、ブランチを食べに行こうといって、どやどやと部屋から出ていくと、部屋の中はシーンと静まり返りました。

 私がよろよろと小部屋から出てベッドルームへ足を踏み入れると、そこにはむっとするような匂いが充満し、ダブルベッドのシーツには大きなしみがいくつも出来ていました。
 私は、バスルームに行ってみました。
 するとそこには例のエアーマットがあったのです。
 そしてバスルームには空っぽになったローションのプラスチックボトルがいくつも散乱しています。
 よく見ると、バスルームの隅っこには黒いディルドも放り出されています。
 また、脱衣場には白い高級そうなバスタオルが何枚も散らかっているのです。
 北村と妻はお互いの体をローションまみれにして愛し合ったのでしょう。
 そして、それをこのバスタオルで拭き取ったに違いありません。
 北村が脅威の回復力で、バスルームでも妻の体の中に何回も粘液を放出したのか、それともあの醜悪なディルドで妻の蜜壷をもてあそんで、何度も何度も行かせたのか、それはもう私にとってはどちらでも同じでした。
  私にできることは、ただ、がっくりと肩を落としてその場から立ち去ることだけだったのです。

12.罪滅ぼし
 めまいのするようなパーティから一ヶ月たちました。
 私と妻の生活は表面上は何も変わりませんでしたが、突然、北村自身が私に電話をしてきました。
 番号は義澤医師に聞いたのだそうです。
 「先日のパーティはいかがでしたか?満足されましたか」
 私は何と言ってよいか分かりません。
 「色々とご迷惑をかけていますが、奥様のことはご心配なく」
 北村は愉快そうに言いました。
 「ところで、一度、罪滅ぼしをしたいのですが・・・」
 罪滅ぼし?
 「れいこを抱いてみませんか」
 北村の申し出はストレートでしたが、私はパーティで見たれいこの小麦色の肌を思い出して、いっぺんで股間が熱くなりました。
 妻を裏切るような後ろめたさはあったのですが、私がOKしたのは言うまでもありません。

  れいこと二人で会ったのは、それから一週間くらいしてからでした。
 北村が予約したホテルの部屋のベッドの上で、やや、とまどいいがちなれいこに、私は意地悪な質問をしました。
 「ご主人がいるんでしょう?こんなことしていいの?」
 「あなたには分からないかも知れないけど、私は本当に主人を愛しているの。でも、北村さんや渋谷さんといる時の私は別の人間なんです。今日は、あなたにたっぷりご奉仕するように言われてきました。多少の無理は聞きなさいって。あの人たちには、絶対、服従ですから」
 れいこは、そう言って私の肉棒を口に含みました。
 れいこのフェラチオは丁寧でねっとりとしています。
 頭をゆっくり動かしながら、舌でちろちろと刺激を与えてくるのでした。
 美しい人妻から唇の奉仕を受けているという興奮から、私の肉棒はあっという間に反り返ります。
 フェラチオをさせたまま、れいこの乳房をまさぐると、れいこの乳首も少し固くなってきました。
 私はたまらなくなって、れいこをベッドに押し倒し、唇をむさぼりました。
 ちょうど、北村が私の妻にするように、乳首を口に含んで、ねんごろに転がします。
 れいこの息も次第に乱れ、やがて「あ、あ」という声が漏れるようになりました。
 『今日は、この美しい人妻と何度でも楽しめるんだ』と思った私は、もう、挿入を我慢することが出来ませんでした。
 私は、れいこから身を起こすと自分の肉棒に手を添えて、ゆっくりと、れいこの蜜壷に挿入したのです。
 れいこは、もう、十分に濡れていて、私の肉棒が根元まで入ると、すらりとした腕を私の両肩に回しました。
 私は、初体験のときの高校生のように激しく腰を動かします。
 れいこも「あん、あん」という声を出しています。
 やがて、大きなうねりのようなものが、肉棒の付け根のふたつの袋から巻き起こり、私は、あっという間に大量の精液を放出していました。

 その日の私は、獲物を捕らえた野獣のように、れいこを片時も離しませんでした。
 まるで、妻や北村に対する嫉妬や怒りの全てを吐き出すように、れいこをもてあそび、精液をかけまくったのです。
 もちろん、れいこに飲ませる行為もしました。
 私のどす黒い欲情が、完全に私を支配したのです。
 何度目かの行為の最中には、れいこは涙を流しながら「おねがい、もう、かんにん」という哀れな声を出しましたが、私は全く構わずにれいこを慰みものにしたのでした。
 れいこをいたぶり、慰みものにし、大量の体液を放出することで、そして、それをれいこの夫は知らないのだと思うことで、私の復讐心が少しは満たされたのです。
 私は、れいこの体中にキスマークをつけてから、やっと彼女を解放したのでした。

 何日かして、また、北村から電話がありました。
 「この間は、れいこと、ずいぶん楽しまれたようですね。すこしは罪滅ぼしができましたかね?」
 「・・・そうですね」
 私のどす黒い欲情が満たされたのは事実でした。
 「それは良かった。ところで、ひとつ言い忘れたのですが・・・」
 「何ですか」
 「ちょうど、あの日のあの時間に、ゆかりさんも、れいこのご主人に罪滅ぼしをしていたんですよ」
 私は、がく然として電話を落としそうになりました。
 それでは、まるで、何も知らないうちに、私たち夫婦とれいこの夫婦はスワッピングをさせられていたのと同じことではないですか。
 「多少の無理は聞いてあげなさいって言ったのですが、れいこのご主人はSの気があって、ゆかりさんは辛かったらしい。それでも、頑張ってご奉仕したようですがね」と言って、北村は愉快そうに笑いました。
 妻はれいこの夫から、ちょうど、私がれいこにしたような、あるいはそれ以上の仕打ちを受けていたのです。
 しかもSMプレイまで?
 私は、私達夫婦が北村の罠に完全に落ちてしまっていることに、やっと気がついた
のでした。

13.迷路
 しばらくして、会社に差出人の名前の無い封筒が届きました。
 開けてみると一枚のCD-ROMが入っています。
 そして、そのCD-ROMにはメモが付けられていて、なんと「ゆかりの罪滅ぼしの記録」と書いてあるではありませんか。
 よく見ると『れいこの夫が撮影したビデオ。こんなものをご主人が知らないのは、あまりに可哀想なので、コピーを差し上げます。北村より』となっています。
 私は目の前が真っ暗になると同時に、何が記録されているのか、一刻も早く見たい衝動を抑えることが出来ませんでした。
 私は頭痛を理由に会社を早退し、一目散に家に帰りました。
 もし、妻が出かけていれば、すぐにもPCで見るつもりでした。
 マンションに帰ってみると、誰もいませんでした。
 妻は出掛けていたのです。
 それが何故なのか、私にはもうどうでもよく、すぐにCD-ROMを立ち上げたのです。

 すぐに目に飛び込んできたのは、見慣れた水色のスーツを着たまま、後ろ手に縛られ、口には猿ぐつわをされて、ベッドの上に放り出された妻の姿でした。
 妻の目には真剣な恐怖が浮かんでいます。
 やがて、顔をモザイク模様で消された黒いブリーフ姿の大柄な男が現れました。
 れいこの夫なのでしょうか。
 男は、妻を縛ったまま、ブラウスの上から乱暴に胸をいじっています。
 やがて、強引にブラウスのボタンを引きちぎり、ブラジャーを外すと、いわゆるローターで妻の乳首を刺激し始めました。
 男は妻のスカートを脱がせ、ストッキングを破るとパンティーを下ろします。
 妻の下半身はむき出しにされてしまいましたが、上半身はスーツの上着を着たままなので、そのアンバランスがたまらなく猥褻です。
 男はローターでクリトリスを刺激しながら、妻に向かって「どうだ、感じるか、ハッキリ言え」などと、汚い言葉を浴びせているではありませんか。
 「きょう、お前は何しにきた」などと聞かれると、猿ぐつわを解かれた妻は、ローターの刺激に耐えながら「あ、あ、あなたにご奉仕するためです」と答えています。
 その間も、妻は眉間にしわを寄せて「あっ、あっ、あっ」という切ない声をあげるのです。

 やがて画面は、手をほどかれ、全裸にされた妻が男と交わっている画面になりました。
 男のピストン運動は激しく、大きく、恐らくは私と同じように、妻であるれいこへの嫉妬や怒りを私の妻にぶつけているのだろうと思いました。
 妻は何度もアクメに達しているのか、体を激しく仰け反らせたり、痙攣させたりしています。
 やがて、男も大きく仰け反って、たっぷりと妻の子宮に向けて白い粘液を放出したようでした。

 画面が変わると、妻は産婦人科にあるような診察台の上に、大きく手足を広がさせられて横たわっていました。
  産婦人科と違うのは、妻の両手両足が縛り付けられているということでした。
 男は長い刷毛のようなもので、妻の全身を撫で回しています。
 妻は撫でられるたびに、ぴくぴくと体を震わせていましたが、やがて、男の攻撃がクリトリスに集中すると「もうだめ、もうだめ、おねがい、ください」などと口走っています。
 男は自分の肉棒の代わりに大きなバイブレータを持ちだして妻の蜜壷に挿入します。
 妻は「そんな・・・、いじわる・・・」と言いながらも、何度も何度も絶頂に達して汗まみれの体を激しくよじるのでした。

 また、画面が変わると、ベッドに横になった男の足の間に妻が入り、一心不乱にフェラチオをしています。
 画面の真ん中に男の肉棒がそそりたっていますが、たぶん男は自分の顔の前にビデオを置いて撮影しているのでしょう。
 やがて、妻が手を使い始めました。
 男の腰が少し浮いてきたようです。
 男が両足を突っ張って肉棒に神経を集中している様子が画面からも分かります。
 やがて男は「おおぅ」という声を出して妻の小さな口の中に放出したようです。
 妻は男の肉棒から吐き出された生暖かい粘液をごくごくと飲み込んだのでした。

 CD-ROMには、他にも、犬のように首輪をされて繋がれた妻が後ろから犯されている場面や、バスルームのエアマットの上で、妻がローションでべとべとになりながら、男の命令に従ってソープでするような泡踊りの真似事をさせられている画面が入っていました。
 全体で二時間ほどに編集されていましたが、私は見終わるまでに、5回も自分を慰めてしまいました。

 妻は6時過ぎには帰ってきました。
 私にとって救いだったのは、どうやら、この日に限っては、本当に普通の用事で出掛けていたようだったことと、頭痛がするという私のことを本当に心配して、暖かい粥を作ってくれたことでした。

 『私だけでなく、妻もまた犠牲者であり、人生の迷路に入り込んでしまっている・・・』と思うのですが、私には為す術もなく、ただただ、暗澹とした気持ちになるのでした。

14.仮面(1)
 一枚のCD-ROMが私の生活を狂わせていました。
 北村から送られたCD-ROMを何度、叩き割ろうと思ったことか分かりません。
 でも、その気持ちとは逆に、私は毎日、それを見ずにはいられないのでした。
 妻がちょっと買い物に出掛けたとき、入浴しているとき、そして妻が眠りについたあと、私はこっそりとそれを見て、自らを慰めるのが日課になってしまったのです。
 私にとって、もっとも見るのが辛いシーンは、そしてそれだからこそ、狂おしいほどにどす黒い欲情をかきたてられるのは、CD-ROMに入っている最後のシーンでした。

 そのシーンでは、妻は全裸のまま立たされ、両手首に革のベルトをはめられて、天井から鎖で吊るされています。
 足は床についているようですが、両手をまっすぐに天井に向けて上げさせられ、その白い光るような脇が惜しげもなく曝け出されています。
 そして、その恥ずかしい姿を舐め回すようにビデオに撮られている妻は、がっくりとうなだれています。
 やがて、れいこの夫と思われる男はバイブレータを取り出して、『ウィーン』という音とともに始動させると、ゆっくりと妻の蜜壷に挿入するのです。
 妻には、黙ってこの屈辱を受け入れることしか出来ません。
 男は言います。
 「いいか。気をやったらお仕置きをするぞ」
 妻の足元にはビール瓶ほどもあろうかと思われる真っ黒なディルドが置いてあります
 「気をやったら、次はこれだからな」
 妻は「そんな・・・ひどい」と言い、涙をぽろぽろと流すのですが、抵抗する術がありません。
 やがて、男はバイブレーターを出し入れしながら、妻の乳首に吸い付きます。
そして、空いている手に持ったローターで、もう片方の乳首を刺激するのです。
 男は、時折、妻の光るような脇にも舌をはわせています。
 妻は、津波のように押し寄せる快感に必死に耐えています。
 汗びっしょりになり、その額には髪の毛が何筋か張り付いています。
 半分開いた口の間から、綺麗に並んだ真っ白な歯を食いしばっているのが見えます。
 しかし、いったい、いつまで耐えればいいのでしょうか。
 やがて妻は「あっ、あっ、あっ、いやぁ・・・」という切ない声をあげ始めます。
 そして「たすけて、あなた・・・たすけて・・・」と言って私の名を呼ぶのです。
 このとき、私の肉棒ははち切れそうなほどに屹立しています。    妻の抵抗も時間の問題でした。
 ついに妻は、その白い華奢な体全体を大きく痙攣させ、激しく仰け反って、アクメに達してしまうのでした。
 妻が大きく体を震わせるときに、鎖がじゃらじゃらと音を立てるのですが、その音が私の耳に焼き付いて離れません。
 妻が達すると「気をやるなと言っただろう!」と男が叫びます。
 そして、ビール瓶ほどもあるディルドを妻の目の前に突きつけて「約束だからな。次はこれだ」と言うのです。
 妻はもう、意識朦朧となっているのですが「や、やくそくだなんて・・・ひどい」と言って、いやいやをします。
 男はにやりと笑うと「それなら、お前にも選ぶ権利をやろう。どうだ、どっちだ」と言って、黒いディルドと、どす黒く醜悪に勃起した自分の肉棒を代わる代わる見せるのです。
 もう、妻には逃げ道はありません。
 蚊の無くような声で、男の肉棒を見て「こっち・・・」と言うのです。
 しかし男は「こっちじゃ、分からないだろう。これか!」と言って黒いディドウを突きつけます。
 妻は激しく首を振って、いやいやをし「あなたのを、ください」と言います。
 「あなたのじゃ、分からん。おれの何だ!」
 ようやく、妻は「おちんちん・・・」と言いますが、男は許しません。
 「おちんちんをください、と言うんだ!」
 妻は、男の言葉を繰り返すのですが、声が小さいとか聞こえないとか、さんざんに怒鳴られた末、やっと、辛うじて聞き取れるような声で「あなたのおちんちんをください」と言うと、わっと号泣するのです。
 しかし、両手を縛られて吊るされている妻には、涙を拭くことさえ出来ません。
 男は妻が泣いているのも構わず、妻のすらりとした白い足を持ち上げると、醜く怒張した肉棒をゆっくりと埋め込むのでした。

15.仮面(2)
 男は、妻の足を両手で持ち上げたまま、醜悪なまでに赤黒くなった肉棒の出し入れを始めます。
 妻の体液でぬらぬらと光りぬく棒が出たり入ったりする様子が、画面の中央で大写しになっています。
 時々、妻のピンク色をした肉ひだが、男の肉棒と一緒に、まくれたりしているのも見えます。
 妻は首を大きく後ろへ仰け反らせていて、気を失っているかのようですが、その半分開いた唇の間から「はっ、はっ、はっ」という荒い息が漏れています。
 ゆるいウェーブのかかった長い美しい髪が、男のピストン運動にあわせて揺れています。
 すでに何度も放出しているせいか、男はいつ果てるとも知れずピストン運動を続けていますが、やがて、男の体からも妻の体からも大量の汗が雫となって飛び散り始めます。
 二人はお互いの汗がかかるのを気にも留めず、今の行為に没頭しているのです。
 やがて、妻の体が小刻みに震え始めます。
 何度となくアクメに達したため、エクスタシーが止まらなくなってしまったかも知れません。
 やがて、二人に最後のクライマックスが訪れます。
 男は妻の体を持ち上げたまま、つま先立ちになると「うおおおぅ!」という奇声を発して、肉棒の底に溜まった白い粘液の全てを吐き出したのでした。
 妻も鎖をじゃらじゃらと揺らしながら、大きく体を痙攣させました。
 男はしばらく肩で大きな息をしていましたが、やがて、いまだ半硬直の肉棒を妻の蜜壷から引き抜きます。
 驚いたことに、男が肉棒を引き抜くとき、妻の肉ひだが、まるで肉棒を離すまいとするかのように、男の肉棒にまとわりついていたのでした。
 ビデオは、妻のやさしいピンク色をした蜜壷の大写しと、そこから溢れ出た白い粘液が一筋、垂れるシーンで終わっています。
 妻の白い太ももを、男の体液がきらりと光りながら、垂れていくのでした。
 私が大事にしていた秘密の花園は、れいこの夫の醜悪な肉棒で、無残なまでに踏みにじられてしまったのです。

 私は最後のシーンに辿り着くまでに、何度も自分の肉棒を慰めてしまいます。
 そして、怒りや嫉妬、そして自慰の疲れでがっくりと肩を落とすのでした。
 私が不思議なのは、私の妻に対してこれほどまでに残忍に振舞う夫を、その実像を知らないからか、れいこが愛してるということでした。
 ひょっとしたら、れいこの夫はれいこの前では、優しい愛すべき最良の夫なのでしょうか。
 れいこだって、夫の前では良き妻なのかも知れません。
 ちょうど私達夫婦が、表面的には、ごく普通の夫婦であるように、れいこの夫婦も、どこにでもいる、一見、平凡だが幸せに見える夫婦なのかも知れません。
 そして・・・、それを言うなら、私達夫婦だってどうでしょう。
 妻は愛らしく楚々として、夫である私を愛してくれる理想の妻なのに、北村や渋谷と目をおおうような痴態を繰り広げています。
 そして、私だって、れいこを野獣のように犯したではありませんか。
 もしかしたら、れいこの夫も私と同じような、臆病で嫉妬深い、どこにでもいる平凡な善人なのかも知れません。
 みんな、仮面を被っているのです。
 表面に見えているものと、心と体の奥深いところにあるものは、全然、違うのです。
 私の不幸は、妻の仮面の下を見てしまったこと、そして、妻の仮面の下の姿を見ることに、異常な興奮を覚えてしまうことなのかも知れません。

 しばらくして、また、会社宛に差出人の名前の無い手紙が届きました。
 開けてみると招待状が入っています。
 何と、それには「北村とゆかりの結婚を祝う会」と書かれています。
 いったい、何のことでしょうか。
 私は仕事中にも関わらず、大きな声を出してしまいそうになりました。
 次の週の土曜日に、渋谷のマンションで、北村と私の妻が結婚式を挙げるというのです。
 そこへ、また、北村から電話が掛かってきました。

4 名前:col

2023/09/30 (Sat) 18:26:39

16.奇妙な結婚式(1)
 電話をしてきた北村に、私は思わず声を荒げて「いったい、これはどういうことですか」と言いました。
 北村は「あまり真剣に考えないでください。ゆかりさんはご主人を愛されているから、あなたがたの結婚には何の関係もありません。ただ、ご主人にはどうしても見守ってあげて欲しいのです」と言います。
 「例のマジックミラーの部屋ですか?」
 「申し訳ないが、そうです。今週末、ゆかりさんは、友達と一泊旅行に行きたいというはずですから、行かせてあげてください。お願いします」
 珍しく北村からお願いされて、私は承諾せざるを得ませんでした。

 週末になると、妻は、申し訳なさそうに友達と温泉に行くと言って、旅行バッグに荷物を詰めて出て行きました。
 私は妻が出掛けるとすぐに渋谷のマンションに向かい、一人で待っていた渋谷に迎えられてマジックミラーの裏側の部屋に入りました。
 驚いたことに軽食や飲み物、毛布が用意してあって、私も泊まれるようになっています。
 前回は気づかなかったのですが、さらに奥には小さなトイレもありました。
 そして、私が恥ずかしかったのは、ティッシュが大量に用意してあったこと。
 前回、私がここで何をしていたかは、すべてお見通しのようでした。

 しばらくすると、チャイムが鳴って、見知らぬ男女のカップルが入ってきました。
 ふたりともすらりとした長身で、見るからにいい暮らしをしている様子です。
 やがて、同じような感じのカップルや、華やいだ感じの女性のグループ、単独男性などが、三々五々、集まり始めました。
 全部で二十人くらいになったでしょうか。
 れいこも、何人かの女性の友達と一緒に来ていました。
 れいこを見るのは『罪滅ぼし』以来でしたが、私はあの日のことを思い出して、思わず股間が熱くなってしまいました。
 部屋にはテーブルと椅子が並べられ、みんなで食事ができるようになっています。
  また、よく見ると部屋のあちこちが花で飾り立てられていて、また、壁には十字架に掛けられたキリスト像を中心に祭壇が設けられていました。

 みんなが揃って、賑やかなおしゃべりが始まった頃、また、チャイムが鳴り、北村が妻と二人で入ってきました。
 驚いたことに、妻は真っ白な光沢のあるワンピースに着替えていて、シックな花嫁衣装を着ているようではありませんか。
 北村もタキシードで身を包んでいます。
 久しぶりに妻の楚々とした花嫁姿を見て、私の股間はますます熱くなっていきます。
 妻は心なしか顔を紅潮させていますが、みんな、口々に「おめでとう。ゆかりさん、今日は頑張ってね」などと言っています。
 でも、頑張るって、いったい、どういう意味なのでしょうか。
 やがてと妻はテーブルの中央に座り、食事が始まりました。
 誰かが挨拶をするというわけではなく、とてもカジュアルな雰囲気です。
  妻は「頑張ってね、最初はちょっと大変だから」などと言われて、恥ずかしそうに下を向いています。
 これから、いったい何が起こるのでしょうか。
 食事が一段落すると、やっと北村が立ち上がって簡単に集まってくれたことにお礼を言いました。
 すると、れいこを含む何人かの女性が「これから花嫁が支度をします」と言って、妻と連れ立ってバスルームへ消えていくのでした。
 残った女性たちは「大変ね。ゆかり、頑張ってるかな」などと言っています。
 北村は女性達の会話に満足そうに耳を傾けながら、悠々とワインを飲んでいます。
 そして、やがて、北村も「私も支度をします」と言って、バスルームへ消えました。
 ふと見ると、いつの間にか、男性ゲストの一人が牧師の格好に着替えています。
 そして、テーブルが片付けられて、祭壇の前に赤いじゅうたんが敷かれ、椅子は例のダブルベッドを囲むように並べ替えられました。
 まさか、ここで、初夜の儀式をしようというのでしょうか。
 私は固唾を呑んで見守るばかりです。

17.奇妙な結婚式(2)
 しばらくすると、北村と妻が白っぽい薄手の服に着替えて戻ってきました。
 二人は花束を持って、祭壇の前へ進みます。
 いよいよ結婚の儀式が始まるようです。
 牧師の格好をした男が前へ出て、何かしゃべっています。
 そして、最後に牧師は妻に言いました。
 「ゆかりさん、神の名にかけて懸けて、あなたは処女であることを誓いますか」
 妻は、小さな声で「はい」と答えます。
 いったい、何を言っているんだと私は叫びそうになります。
 牧師は続けます。
 「そして、あなたの処女を北村に捧げることで、永遠の服従の印とすることを誓いますか」
 妻が「はい」と繰り返すと、見守っていたゲストから大きな拍手が起こりました。
 「では、儀式を始めましょう」と牧師が言うと、妻は北村に手を引かれて、とまどいがちにベッドに上がりました。
 すると、ゲスト達はベッドをぐるりと囲む椅子に思い思いに腰を下ろしました。
 私は、飛び出して行ってすべてをぶち壊してしまいたい衝動に駆られましたが、その一方で、この妖しげな儀式の全てを見届けたいという欲望に取りつかれていました。
 夫である私が、妻が他の男に処女を捧げる場面を見せつけられるというのです。
 私には、だんだんと察しがついてきました。

 妻と北村がベッドに上がると、れいこが前へ出て、北村に言いました。
 「北村さんにお伝えします。いま、ゆかりさんのお尻は赤ちゃんよりも綺麗です」
 なんという事でしょう、処女を奪う儀式とは、パーティの時に北村が言っていた妻のアナルのことだったのです。
 妻は真っ赤になって下を向いています。
 おそらく、バスルームでれいこたちの手に掛かって、アナルを隅々まで綺麗にされていたのでしょう。
 浣腸を使われたかも知れません。
 それで、みんな「頑張ってね」と言っていたのです。
 北村は満足そうに頷くと、まず、妻と長い口付けを交わして緊張を解かせます。
 そして、妻の服を脱がせて全裸にすると、自らも全てを脱ぎ捨てたのでした。
 驚くことにゲストが見守る中で、妻と北村は行為に及ぼうとしているのです。
 妻は目を固く閉じていますが、胸から上は真っ赤に上気しています。
 北村はもう一度、妻にキスをすると、妻の体の上から下へと唇で愛撫を始めます。
 途中、乳房の部分では、ねんごろに乳首を口に含みます。
 ゲスト達は息をひそめて成り行きを見守っています。
 やがて、北村が妻の下腹部に唇を這わせると、妻の口からは「あっ、あっ」という声が漏れ始めました。
 そこまできたところで、北村は一旦体を離すと、妻にうつ伏せになるように指示します。
 そして、丸みを帯びた白く輝くお尻を持ち上げさせると、アナルに舌を這わせたのです。
 目をつぶって耐え忍ぶ妻の顔は、マジックミラー越しに30センチも離れていないでしょう。
 食いしばる真っ白い歯の間から、喜悦の声が漏れ始めます。
 そして、固く目をつぶっているせいか、目尻には薄っすらと涙がにじみ始めているではありませんか。
 入念に妻のアナルを舐めた北村は、妻の肩を優しく叩きます。
 すると、それが、もう二人の間の合図になっているかのように、二人は体を入れ替えます。
 今度はベッドに仰向けになった北村の肉棒を妻が唇に含んだのでした。
 始めは、ゆっくりとした動きだった妻が、次第に激しく頭を上下させ始めたとき、北村は「もういいよ」と言うように、また、優しく肩を叩きます。
 妻が体を起こすと、その愛らしい唇の間から、どす黒く充血し、グロテスクなまでにそそり立った北村の肉棒が姿を現しました。
 北村に促されて、妻はベッドの上で恥ずかしげに犬のような姿勢をとりました。
 妻のピンク色をしたアナルが何人もの人目にさらされています。
 北村は優しく妻に言います。
 「いよいよだけど、頑張るんだよ」
 私はもう我慢できず、怒張した自分の肉棒をズボンから取り出していました。


18.奇妙な結婚式(3)
 北村は、ゆっくりと妻の後ろに回り、そそりたつ節くれだった肉棒に手を添えて、妻のアナルの入り口に先端をぴたりと押しあてます。
 そして、妻に言うのでした。
 「痛いけど我慢するんだよ。本当なら初めての時はゼリーを使うんだけど、ゆかりには痛みを感じることで、処女喪失の喜びを実感して欲しいんだ。いいね」
 妻は目をつぶったまま、こくりと頷きました。
 私の知らない妻の体の一部が、妻の甘い蜜壷以上に秘密であるはずの花園が、北村の肉棒によって蹂躙され、散らされようとしているのです。
 私は完全に黒い欲情に支配され、狂おしいばかりの嫉妬を感じながらも、自分の肉棒を必死でしごき始めていました。
 やがて、北村はゆっくりと腰を入れ始めました。
 四つん這いになった妻が、首を反り返らせています。
 妻は無意識のうちに前へ逃げようとするのですが、北村の太い両腕が妻の腰をしっかりと抱きかかえているので、妻は北村の肉棒から逃れることが出来ません。
 やがて、妻はシーツをしっかりとつかみ、痛みに耐えるように、歯を食いしばって涙を流し始めます。
 見かねたれいこが、椅子から立って妻のそばに来て「頑張るのよ」と声を掛けて、背中をさすり始めます。
 妻の顔から背中にはあぶら汗が浮かび始めました。
 よくみると汗をかいているのは妻だけではありません、北村もびっしょりと汗をかいています。
 もはや、妻は犬のポーズさえとることができず、完全に前につんのめって枕に顔を押し当てています。
 そしてついに、北村の肉棒は根元まで挿入されてしまったのです。
 北村は妻の髪をなでながら「ありがとう、根元まで入ったよ。嬉しいよ」と言います。
 妻は息も絶え絶えに「私も・・・」と言って応えているではありませんか。
 私の嫉妬は絶頂に達しましたが、どうすることも出来ません。
 やがて北村はゆっくりと抜き挿しを始めます。
 妻が、歯を食いしばりシーツをつかんで苦痛に耐えている様子は、あまりにも可憐でいじらしく、むしゃぶりついてしまいたくなりそうです。
 でも、今、その妻を思うがままにしているのは北村なのでした。
 次第に北村の動きは滑らかになっていきます。
 妻の表情からも苦痛が少し和らいできている様子が見て取れます。
 そしてついに、北村は一段と腰の動きを早め、汗のしずくを飛び散らせながら「うぅぅぅ」という声とともに、大量の白濁液を妻のアナルの奥へと解き放ったのでした。
 それと同時に、私が自分の手の中で暴発していたことは言うまでもありません。
 いつもはなかなか肉棒を抜かない北村も、今度ばかりは早く妻を楽にしてやろうと思ったのか、射精の余韻もそこそこに肉棒を妻のアナルから引き抜くと、ふたりで重なり合うようにベッドになだれこみました。
 ゲストはしーんと静まり返っていて、ふたりの荒い息づかいだけが聞こえています。

 やがて、れいこがゆっくりと二人のそばに寄ると、優しく毛布を掛けてやりました。
 そして、妻の耳元で「おめでとう。よく頑張ったね」と言うと、少し落ち着きを取り戻した妻は、恥ずかしそうに小さな声で「ありがとう」と答えているのでした。
 すると、渋谷が立ち上がりました。
 みんな渋谷に続くように立ち上がります。
 誰からともなく「おめでとう」という声が上がり、拍手がわき起こりました。
 北村と妻は毛布を掛けたまま、ゲストのほうに向かってベッドの上に座り直し、北村は「ありがとう、ありがとう」と答えています。
 私のいる場所からは、二人の裸の背中しか見えないのですが、体をぴったりと寄せ合い、北村の片腕はしっかりと妻の腰に回されています。
 私は緊張感が急に解けたのと、自慰の疲れて、へなへなとその場に座り込んでしまいました。
 渋谷は「さあ、彼らを二人きりにしてあげようじゃないか。みんな消えよう。私も今日はよそに泊まるよ」と言うと、れいこの肩を抱いて消えていきました。
 男女四人のグループは「さてと、僕らもこれからパーティだ」などと言って出て行きます。
 結局、私だけが、マジックミラーの裏側で冷たい夜を過ごさなければいけないのでした。

 みんな居なくなって二人きりになると、北村はもう一度、妻を抱き寄せて熱いキスをしました。
 「今日は本当にありがとう。よく決心してくれたね」
 「わたしこそ、ありがとう」
 「この間の罪滅ぼしでは辛い思いをさせたね」
 私への電話では愉快そうに笑っていた北村が、妻には心にもない優しい言葉をかけているのを聞いて、私の全身の血は逆流しています。
 「ううん、いいの。あなたがしろっていうことは何でもします」と妻は答えているではありませんか。
 北村は「今日は特別なプレゼントを用意しているんだ」と言いました。
 妻は「なにもいらないわ。あなたがいれば」と言います。
 北村は笑いながら「そう言わないでくれよ。すごいお金と時間がかかったんだから」言いました。
 「時間?」
 「そう時間さ」
 妻は少し興味をひかれたようです。
 「そうさ。それでも、まだ、ゆかりが本当に喜んでくれるかどうか分からないんだ」
 「いったい何?」
 「その前に、ゆかりの昔のこと、ご主人と出会う前のことを少し聞きたいんだ」と、言いました。
 北村は謎めいたことを言い始めたのです。

19.特別なプレゼント(1)
 妻が私と出会う前のこと?
 もちろん北村は、妻の性体験のことを聞きたがっているのでしょう。
 私は妻と結婚して5年になりますが、その前に1年ほど交際していたので、二人が出会ったとき、妻は21歳の学生でした。
 出会ってから半年ほどして私たちは結ばれたのですが、初めてのとき、妻が身を固くしてほとんど体中を震わせていたのを今でも覚えています。
 処女ではないというのは分かっていましたが、決して経験豊富には見えませんでした。
 妻の結婚前の性体験は夫でもなかなか聞かないものですが、北村は大胆にも、私も知らない秘密を聞き出そうとしているのでした。
 「主人と会う前ですか?」
 「そうだよ。初めての男性って覚えてる?」
 「・・・」
 「どうしても知りたいんだよ。そうでないと、今日のプレゼントが台無しになるかも知れないんだ」
 いつものことなのですが、北村の言葉は謎めいています。
 妻も小首をかたむけました。
 「プレゼントが台無しって?主人の前に知っている人は二人だけです」
 これから、妻の過去の秘密を知るのだと思って、またしても私の股間は熱くなってきました。
 「初めての人は・・・」
 「初めての人は?」と言って、北村が迫ります。
 「高校の時のボーイフレンド・・・私は女子高だったけど、文化祭に遊びに来た他の高校の同じ年の男の子と知り合いになって・・・」
 「そして?」
 「しばらく交際してて、お互い大学生になった年の夏休みに・・・経験しました」
 「彼も初めてだったの?」
 「分からないけど、たぶん・・・」
 妻は顔を赤らめています。
 私は、なんだか微笑ましく感じてしまいました。
 「どこで?」
 「彼の部屋です」
 「その時のことって、覚えてる?」
 「ええ」
 「どうして別れたの?」
 「つまらないことで喧嘩したの」
 「そうかぁ・・・いい思い出?悪い思い出?」
 「もちろん、いい思い出ですよ」
 「それは良かった。ご主人に話したことある?」
 「ないですね」
 「言わないほうがいいよ。ゆかりの大切な秘密なんだから。二人目は?」
 「あんまりいい思い出じゃないんだけど・・・」
 「どうしたの?」
 「・・・私、主人を裏切ったの」
 私は、思わず、ごくりと唾を飲み込みました。
 結婚して以来、北村と出会うまでは、誰にも許していないと思っていた妻の体を、私の知らないところで自由にした男がいるというのです。
 「信じられないな。そんなこと」と北村が言います。
 「私が馬鹿だったの・・・結婚したての頃って、とても幸せだったけど、主人はすごく仕事が忙しかったの。半年くらいすると、ほとんど放っておかれるみたいな感じになっちゃった。その頃って、まだ友達は独身が多かったから、独身のふりして合コンとかに駆りだされることがあったの。主人は毎日、帰りが遅くて、夜、外に出ても全然問題なかった」
 「合コンかぁ・・・」
 「人数合わせで呼ばれたのよ」
 「それで・・・」
 馬鹿だったのは、妻が寂しい思いをしていたことに、全然気づかなかった私の方でしょう。
 「ある時、ちょっと素敵な人に出会って・・・」
 「許しちゃったんだ」
 「そう。1年くらい付き合ってた」
 私は全く気づいていませんでした。
 「どんな人?」
 「年下だったの。すごく積極的で・・・」
 「どうして別れたの?」
 「やっぱり主人に悪くて・・・辛かったけど、泣いて別れました」
 「悪い思い出?」
 「ええ。結局、遊ばれてただけだし・・・」
 「セックスはどうだった?」
 まさに、私が聞きたかった質問でした。
 「・・・良かった。年下なのに、経験豊富だったみたいで、いつもたっぷり時間をかけてました。スタミナ十分って感じ」と言って、妻はクスと笑いました。
 私の股間は、また、熱を帯びてきています。
 「でも、別れたんだ。忘れたい?」
 「忘れたいですね」
 「ごめんね。思い出せて。今、その人はどうしてるの?」
 「全然知りません」
 私はホッとしました。
 「そうかぁ。で、最初の人は?」
 「就職した頃までは知ってたけど、その後は分かりません」
 ここで、しばらく沈黙があったのですが、北村が妻の目を覗き込むようにして聞きました。
 「会いたい?」
 「う~ん。分からない。会ってみたい気もするけど」
 「ぜひ、会って欲しいな」
 「・・・どういうこと?」
 「ゆかりの初めての人って、田中君っていう人じゃない?」
 妻はびっくりして、北村から体を離しました。
 「・・・どうして知ってるの?」
 「興信所を使って、一生懸命、調べたんだ。何人もの人にそれとなく話を聞かせたりして。でも、確信が無かった。ゆかりの話を聞いて安心したよ。田中君で良かったんだ」
 妻は訳も分からず、目を見開いています。
 「お金と時間がかかったのは、人を使って調べたからなんだよ」
 妻は、もう声もありません。
 「大丈夫。心配しなくていいよ」と言って、北村は妻を抱き寄せてほおずりをしました。
 そして言ったのです。
 「今日の特別なプレゼントは田中君さ」

 驚いて動けなくなっている妻の腰を抱いたまま、北村は大きな声を出しました。
 「さあ、君の出番だ。田中君、入ってきてくれ」
 すると、どこに隠れていたのか、キッチンの奥から、長身の青年が入ってきたのです。
 妻はもう声もありません。
 「ゆかりちゃん。久しぶりだね」
 田中というその青年は、手回しよくバスローブに着替えています。
  明るい茶色に染めた長髪が若々しさを際立たせています。
 それもそのはずで、妻と同じとしならば、まだ27歳のはずです。
 この青年が妻の処女を奪った男なのでしょうか。
 「・・・田中君」
 妻はやっとのことで、声を出しました。
 「きょうは、ゆかりの二回目の処女喪失の日だよね。だから、僕は特別なプレゼントをと思って、ゆかりが本当の処女を捧げた人を一生懸命、探したんだ」
 妻は、田中青年と見つめ合っています。
 「今日は、僕と田中君とゆかりの三人でお祝いをしようじゃないか」
 北村はそう言うと、妻を抱き寄せました。
 妻は「お願い、ちょっと待ってください。私、頭が混乱してる」と言って、抵抗する素振りを見せるのですが、田中青年は何の遠慮も無くベッドの上にあがってきて、北村と一緒に4本の腕で妻を抱き締めたのです。
 全く予想外の展開に私の頭もくらくらしたのですが、股間の肉棒はすでに熱くたぎっていました。

20.特別なプレゼント(2)
 妻は4本の太い腕で抱き締められてはいましたが、なんとか逃れようとして身をねじっています。
 でも、あっという間に田中青年に組み敷かれてしまいます。
 「お願い、やめて。そんな急に・・・」と妻は首を激しく振りますが、田中青年の太い肉棒に刺し貫かれてしまうと、もう、抵抗することも出来ません。
 北村の焦らすような腰の振り方とは違い、田中青年は若さに任せて、ぐさっぐさっというように腰を打ち込んでいきます。
 妻は額に深いしわを寄せて、目をしっかりとつぶっています。
 まるで何かの苦痛に耐えているような表情ですが、次第に「あぁ、あぁ」という切ない声をあげ始めました。
 妻が声をあげ始めたことを確認した北村は、妻におおいかぶさっている田中青年の肩を叩きました。
 すると、それを合図にしたかのように、田中青年は妻を抱き締めたまま、ゆっくりと体を起こして、いわゆる座位という体勢に変わりました。
 妻は大きく首を後ろにのけ反らせていて、その美しい長い髪がゆらゆらと揺れます。
 北村は妻の背後に回り、妻の背中にぴたりと体を寄せると、後ろから両手を伸ばして妻の乳房をつみました。
 首筋にキスをし、乳首をいじります。
 そして、妻の美しいお尻の間の割れ目に指をはわせます。
 妻は「いや、いや」と言って、北村の指から逃げるように前のめりになって田中青年に抱きつきました。
 その時、妻のお尻が少し浮いたのを北村は見逃しませんでした。
 妻の白い陶器のように滑らかなお尻が浮いたその瞬間に、北村は熱くたぎった肉棒を妻のアナルに当てると、その先端を一気に挿し込んだのです。
 「うそっ、だめっ、だめっ」と言って、妻は半狂乱のように体をねじります。
 しかし、田中青年には前から、北村には後ろから抱き締められている妻には、どこにも逃げるところはありません。
 北村は、じわじわと肉棒を押し込んでいきます。
 いくら一度経験したとは言っても、いきなり前後から挿入された妻は汗びっしょりになっています。
 北村の肉棒が押し進むにつれて、めりめりという音さえ聞こえてくるようです。
 しかし最後には、前後から二本の肉棒が根元までしっかりと挿入されてしまいました。
 前後から太い肉の杭を打ち込まれた妻には、もはやなす術もなく、二人の激しい腰の動きに身を委ねる事しか出来ません。
 ぴたりと体を寄せ合って激しく揺れる三人は、まるで一つの生き物のようでもあり、二人の浅黒い体に挟まれて激しく体を揺るがす妻は、醜悪なイソギンチャクに捕えられて身もだえする美しい熱帯魚のようにも見えます。
 やがて、三人はクライマックスに向けて走り出し始めました。
 三人の熱気はマジックミラーの反対側にまで伝わってきます。
 私の肉棒も爆裂しそうです。
 そして、私の肉棒の先端から白いつぶてが飛び散ったの同時に、妻と北村、そして田中青年もクライマックスを迎えました。
 北村と田中青年はどくんどくんと白い粘液を解き放ち、妻は大きく体をのけぞらせて失神してしまったのでした。

5 名前:col

2023/09/30 (Sat) 18:48:18

21.特別なプレゼント(3)
 失神した妻を挟んで、北村と田中青年は横になったまま「はぁ、はぁ」と大きな息をついています。
 やがて、少し落ち着いたのか、北村が話し始めました。
 「君らは高校生からの付き合いだろ。その頃のゆかりって、本当に初々しかったんだろうなぁ」
 「そうですねぇ。乳首なんか透き通るようなピンク色でしたね。でも、今もあまり変わっていないんで驚きました」
 私は、ごくりと生唾を飲み込みました。
 「真剣に交際してたんだろ」
 「う~ん。実はそうでもないですね」
 「え?どういうこと。ゆかりは君に処女を捧げたことを、いい思い出だと言っていたぜ」
 「ははは・・・僕って、ませた軟派で、処女ハンターって言われてたんですよ」
 田中青年が続けます。
 「要するに、学園祭に行きまくっては、片っ端からナンパして、やりまくってたんです。僕の処女コレクションって50人くらいかな。でも、ゆかりには手こずりましたよ」
 「手こずった?」
 北村が愉快そうに聞き返します。
 「そう。高3の学園祭でナンパして、やっと処女を頂いたのは次の年の夏ですよ」
 「ゆかりも、そう言ってたな」と北村。
 「身持ちが固くてね。僕は真剣に恋人のふりをしましたよ」
 ゆかりは、こんな男にもてあそばれて処女を散らしてしまったのです。
 私の全身の血は怒りと嫉妬で沸騰しているようでした。
 「処女ハンターかぁ。私も最近は人妻ハンターと言われているよ」と北村が自慢げに言います。
 「実は、私も若い頃は処女が大好きだった。でも、少しばかり年をとった今は、やっぱり人妻が一番だね。ゆかりは、ご主人とは愛し合っているんだが、そんな人妻を横から頂くっていうのは最高の気分だぜ。田中君は、ゆかりの処女を頂いて、今度は人妻になったゆかりを抱いたんだ。なかなか出来ない経験だよ。はっはは」
 私は出ていって、二人を殴りつけたい衝動に駆られましたが、何も知らない妻が目の前にいては、何の手出しも出来ません。
 「そうだ。処女を頂いたばかりのゆかりのアナルを試してみたらいい」
 北村はとんでもないことを言い出しました。
 「え?いいんですか」
 一旦、首を垂れていた田中青年の肉棒はむっくりと起き始めました。
 「もちろんさ」と北村が言うと、田中青年は、待ってましたとばかりに、妻の背後に回りました。
 私は、怒りと嫉妬、そしてどす黒い欲情で頭が張り裂けそうです。

 田中青年は失神したままの妻のうなじにキスして、背中全体を舐め回します。
 やがて、自分の肉棒がそそりたつように天をついたのを確認すると、田中青年はゆっくりと妻のアナルに差し込み始めたのです。
 その時、妻は我に返りました。
 「やめて、やめて、やめて」と叫び、ベッドから降りて逃げようとするかのように体をねじりましたが、またしても4本の太い腕でがっちりと抱き締められ、田中青年の侵入を許してしまったのです。
 田中青年はバックから妻のアナルに深々と挿入し『ぺたっぺたっ』という音をたたせながら、激しく腰を妻の尻に打ち付けます。
 妻はもはやがっくりと首を垂れて、田中青年の動きにただ身を任せるしかありません。
 「どうだい、ゆかりのアナルの具合は?」
 「・・・やめて、言わないで」と妻は必死で抗議します。
 田中青年は額から汗を迸らせながら「さ、さ、最高っすね。まつわりついてきますよ。ご主人がこれを、し、知らないなんて」と答えています。
 その通りです。
 私の知らない妻の体の構造が、この二人の色魔に隅々まで知られてしまったのです。
 妻のアナルの粘膜がどんな風に反応しているのか、どんな具合に田中青年や北村の肉棒にまつわりついているのか。
 私は何も知らないのでした。
 やがて、田中青年は自分の腰を打ちつけながら、妻の腰をぐいと抱き寄せました。
 妻の体は後ろから刺し貫かれたまま、ベッドの上に浮き上がります。
 田中青年は妻の両腕をつかんで、肩の高さで後ろに回させました。
 妻の体は仰け反り、膝立ちのようになります。
 田中青年が腰を打ち込むたびに、私の目の前で、妻の形の良い乳房が上下に揺れます。
 すると、北村はいつの間にか完全に怒張しきった肉棒に手を添えて、妻の体の正面に回ると、その蜜壷にぐさりと挿し込んだのでした。
 こうして、妻は再び前後から刺し貫かれ、二人の男の間で、激しく体を揺さぶるのでした。
 北村はすでに二回、田中青年もすでに一回射精しているせいか、ふたりの動きは延々と終わりません。
 三人の流す汗は一つに溶け合い、妻の体を伝ってシーツにまでこぼれていきます。
 妻も、まるで荒波に漂う小舟から振り落とされまいとするかのように、北村にきつくしがみつきました。
 もはや三人の間には体の境目さえもないかのようです。
 妻の切ないあえぎ声とベッドのきしむ音、そして、田中青年や北村の荒い息づかいだけが、静まりかえった部屋にいつまでも響いていたのです。

22.カミングアウト(1)
 その夜、つまり私の妻が北村にアナルの処女を奪われた夜、妻は北村と田中青年という二匹のケダモノによって、明け方まで陵辱されました。
 田中青年は北村に言われるままに妻のアナルを汚したあと、北村がシャワーを浴びている間に、もう一度、前から妻を犯したのです。
 妻にはもはや抵抗する気力も体力もなく、田中青年に身を任せたまま。
 表にされ、裏にされ、突きまくられて、何度もアクメに達したのでした。
 北村はシャワーを浴びて出てくると、妻と田中青年が交わっている様子を、全裸のまま、ブランデーを飲みながら愉快そうに眺めていましたが、田中青年がどくどくと白い液体を放出するのを見届けると、ぐったりとしてベッドから動けずにいる妻を軽々と肩にかつぎ上げて、バスルームへと消えていきました。
 北村は今度はバスルームで妻を性玩具としてもてあそぶつもりなのでした。
 私はマジックミラーの後ろで、ただ呆然とするだけでしたが、耳を凝らすと、バスルームの方から、妻のあえぎ声が漏れ聞こえてきます。
 田中青年はさすがに三度目の放出を終えて疲れたのか、ベッドにあお向けに倒れこんで大きな息をしていましたが、やがて、元気を回復すると、バスルームに向かいました。
 でも、私はバスルームの中で繰り広げられる痴態については、ただ想像するしかありません。
 時折、聞こえるケダモノたちの笑い声と、妻のくぐもったようなあえぎ声やすすり泣く声で、私の肉棒もはち切れんばかり怒張しているのですが、私には、それを自分の手で慰めることしか出来ないのでした。
 そんな地獄の時間が明け方まで続いたのです。

 翌日、私が一足先に私たち夫婦のマンションに疲れきって帰ったあと、夕方になって妻も帰ってきました。
 例によって私は、妻たち三人がブランチに出掛けた隙にマンションに戻っていたのです。
 「クラス旅行はどうだったかい」とたずねる声がぎこちないのが自分でも分かりました。
 「え?ええ、楽しかったわ・・・」
 妻も私の顔を正視できない感じです。
 「ごめんね。寂しい思いさせて」と妻は言って、私にぎこちなくキスをすると「夕食の支度するね」と言ってキッチンに立ちました。
 日曜日の夕方、いつもなら、もっと会話が弾むのに、重苦しい雰囲気です。
 私は、妻が料理をしている様子をうかがいましたが、なにやら思い詰めているようです。
 私は、悪い予感がしてきました。
 やがて、料理がテーブルに並び二人で食事が始まりました。
 私は探りを入れるように、妻が行ってもいない旅行の様子をたずねます。
 妻は作り話でもして旅行に行った感じを取りつくろうかと思ったのですが、私の予想に反して、生返事しか返ってきません。
 本当にクラス旅行だったのかどうかさえ、もうどうでもいいという雰囲気さえ漂っています。
 私の悪い予感は、次第に確信に変わってきました。
 妻は何かを隠している。
 そして、もう、それが私に知られてもいいと思っている。
 何を隠しているかは、私にはもう分かっています。
 私の不安をかき立てるのは、妻がそれをもう私に知られてもいいと思っている様子なのです。
 重苦しい雰囲気の夕食が終わった後、妻はテーブルを綺麗に片付けると、ついに重い口を開きました。

 「・・・ねぇ。あなたに知って欲しいことがあるの」
 私の心臓はいっぺん高鳴り始めました。
 ついに恐れていたことが現実になろうとしているのか。
 まさか私の最愛の妻が遠いところへ行ってしまおうとしているのではないか。
 「な、なんだい。急に」
 心とは裏腹に私は平静を装います。
 「私、あなたに言わなければいけないことがあるの」
 「・・・」
 「でも、その前に一つだけ信じて」
 「なにを?」
 「私、あなたのことを愛してる。もしかしたら、今までの人生で本当に私を愛してくれたのはあなただけかも知れないとも思ってます」
 「ど、どうしたんだよ。急に・・・」
 私は、少し救われたような気分になりました。
 もしかしたら、処女を捧げた田中青年のあまりにひどい仕打ちが、私の妻への愛を再確認させたのかも知れないと思ったのです。
 「でも、私、自分が自分で分からなくなっているの」
 たしか、初めて北村と二人で会った後も『同じようなことを言っていたと思う』と、私はまた急に不安になってきました。
 そして、妻はついに言ったのです。
 「あなた、北村さんって覚えてる?」
 ついに妻の口から北村の名前が出たのです。
  私が恐らく死んでも忘れることのない北村の名前です。

23.カミングアウト(2)
 「北村さんのこと、覚えてる?」と聞かれた私は、凍りつきました。
 忘れるもなにも、私はつい数時間前まで、北村と田中青年が妻を思うままに犯すところをマジックミラーの裏から見ていたのです。
 北村がその恐るべきその精力で、何度も何度も妻の体内に白濁した粘液を放出する様子を見せつけられていたのです。
 「あ、ああ」と私はうわずった声で答えます。
 「・・・そうよね。忘れる訳わけないよね」と言うと、妻は、わっと泣き出しました。
 私は、何をどう言ってよいのか、頭の中が真っ白になっています。
 「ごめんなさい。全部、私が悪いんです」
 やっと、少し落ち着いた妻は小さな声で言いました。
 私も「それじゃ、全然、分からないよ。いったい、どうしたの?」と聞き返すことができました。
 「北村さんに初めて・・・抱かれたとき」
 妻が語り始めました。
 私はごくりと生唾を飲み込みます。
 「私、何がなんだか分からないほど・・・いかされてしまったの。あなたも、見てたよね・・・」
 妻の青白かった頬に少し赤みがさしてきました。
 私とは目を合わせないよう下を向いています。
 「二回目に二人きりで会ったとき・・・」
 私が悔やんでも悔やみきれないのは、つまらない意地から、妻と北村が二人きりで会うことを許したことでした。
 「もしかしたら、北村さんこそ、私の探していた人かも知れない・・・と思ったの」
 妻は申し訳なさそうに私を見ました。
 「何度も何度も抱かれて・・・あなたとはしたこともないようなことまでして・・・」
 私の中では、あのどす黒い欲情が広がり始めます。
 「北村さんにも『愛してる』って言われたの」
 とんでもないことです。
 北村は妻を性の玩具としてもてあそびたいだけなのです。
 しかし、私は黙っていました。
 そんなことを言えば、私が妻と北村の痴態をずっと見続けていたことを白状するようなものだからです。
 「それで・・・?」と言うのが精一杯でした。
 「そのあとも、あなたを愛してるのに、北村さんにも体を許してしまったの」と言うと、妻はまた、わっと泣き出しました。
 ひとしきり泣いたあと、妻はようやく「・・・赤ちゃんも欲しかったの」と絞り出すような声で言います。
 私は身を切られるほど辛い気持ちになりました。
 「義澤先生からも『北村さんとは体の相性もいいから、しばらく関係を続ければ子供はできるはずだ』って言われたし・・・」
 私は、もう何と言ったら良いか分からず、泣きじゃくる妻の体をさするだけです。
  でも『体の相性』という表現を聞いて、私の肉棒はぴくりと反応し始めていました。
 「でも・・・もう、よく分からないの」
 「何が」
 「北村さんが私を本当に愛しているのか、ただ・・・」
 「ただ?」
 「私の体をもてあそびたいだけなのか」
 「愛してなんかいる訳わけないさ。ゆかり、目を覚ましてくれ。君は騙されてるんだよ」
 しばらく沈黙が流れます。
 「私、北村さんと結婚したの・・・」と、妻が言い出しました。
 「けっこん?」
 私はびっくりしたように聞き返します。
 「そう、結婚よ」
 「何だよ、それって」
 「分からないわ・・・。北村さんたちの世界での結婚だって」
 「ふざけないでくれよ」
 「私って、北村さんたちの世界では、私は彼の妻なの」
 妻は遠いところを見るような目になりました。
 「彼の世界では、彼の妻として振舞わなきゃいけないの」
 妻は浮かされたように話し続けます。
 私は、妻の肩を両手で激しく揺すりました。
 「ゆかり、しっかりしてくれ。何を言っているんだ」
 妻は我に返ったように言いました。
 「私、変よね。あなたを愛しているのに・・・北村さんを、嘘つきじゃないかと思い始めてるのに・・・また、彼のこと、考えたりしてる」
 「どうかしてるよ」
 妻はしばらく黙っていましたが、改めてきちんと座り直して、私の方を見ました。
 「お願いがあるの。本当に・・・図々しいお願いなんだけど」
 「・・・なんだい」
 「本当の自分を確かめたいの。北村さんがどうこう言うんじゃなくて、私の本当の気持ちを確かめたいの。私があなたを愛していることを、もう一回、きちんと確かめたいの」
 「どうするんだ」
 「・・・北村さんと旅行に行かせて下さい」
 「え?なんだって」
 「彼が、新婚旅行に行こうって言ってるの。あなたにもきちんとお願いしなさいって」
 北村が、本当のことを言えと言っているのです。
 それにしても、私の妻を新婚旅行に連れていくというのは、どういう神経なのでしょうか。
 「・・・もし、あなたが反対したら・・・」
 「反対したら?」
 「・・・『罪滅ぼしって言え』って」
 私は愕然としました。
 もし、私が反対したら、北村は私とれいこの一回だけの過ちを妻にバラすつもりなのです。
 思い出してみると、あの時は、北村が予約したホテルで行為に及んだのです。
 妻とれいこの夫の行為がすべてビデオに撮られていたように、私たちの行為もビデオに収められているのかも知れません。
 私は背筋が凍りつきました。
 「『罪滅ぼし』って何?」と妻が私の様子をうかがうように聞きます。
 私は「う~ん」と言って誤魔化すのが精一杯でした。
 「どこへ行くの」
 「ハワイに北村さんの商売仲間がいて、別荘を持っているんだって。そこを借りるそうです」
 「何日くらいなんだ?」
 「・・・一ヶ月くらい行こうって。本当にごめんね。でも、これで私の気持ちが確かめられるから・・・」
 私は頭を抱え込みましたが、許す以外の選択肢はありませんでした。

24.カミングアウト(3)
 私は愛する妻を一ヶ月もの長い間、他の男との旅行に送り出さなければならないのでした。
 いったい、その旅行がどんなものになるのか、北村が次に何を考えているのか。
 北村は、妻の体だけでなく心までももてあそぼうとするかのように、その旅行のことを新婚旅行と呼んでいるのです。
 れいことの秘密を握られている私には抵抗することが出来ませんでした。
 でも、正直に言うと、一ヶ月に渡って嫉妬に身を焼かれる自分自身を想像すると、どす黒い欲情が頭をもたげてきて、自分の肉棒が熱くなるのをこらえることができなかったのです。
 北村は、絶対に、途中で妻と二人で過ごしている様子を知らせてくるでしょう。
 勝ち誇ったように、妻の心と体をもてあそぶ様子を私に知らせてくるのが、北村の最大の喜びになっているのに違いありません。
 そして、情けないことに、私自身もそれを密かに期待しているのでした。

 「いつ、出発するの」
 「・・・あしたです」
 「あした?何も準備が出来ていないじゃないか」
 「身の回りのものは、全部、向こうで揃えるから、体ひとつでいいって」
 体ひとつという妻の言い方に、私の肉棒は激しく反応しました。
 「分かったよ。つらいけど」
 「本当にごめんね。でも、自分に北村さん無しでやっていける自信ができたら、途中でも帰ってくるから」
 「待ってるよ」と言うと、私は「じゃあ、しばらくお別れだから・・・今夜はいいよね」と夜の営みを求めました。
 妻は「今日は・・・ごめんね、疲れてるの」と言うではありませんか。
 おそらく、その真っ白な体に北村や田中青年と交わった痕跡がくっきりと残っているのを恐れているのでしょう。
 でも、私は許しませんでした。
 「それは、あんまりじゃないか。君が信じられなくなるよ」
 「分かりました。でも、お願い。明かりは全部消してね。なんだか、恥ずかしいの」と言って、妻は下を向きました。

 先にシャワーを浴びた私は、ベッドで妻を待ちましたが、入れ替わりにシャワーを浴びている妻はなかなか出てきません。
 妻は、自分の体中に残るケダモノたちとの交わりのあとを見て、途方に暮れているのかも知れません。
 私の肉棒はもう、はち切れんばかりになっています。
 やっと、出てきた妻は胸から下をバスタオルで隠し、ベッドルームに入るなり、部屋の明かりを真っ暗に落としました。
 そして、入り口に立ったまま「お願い。スタンドの明かりも消してね」と言います。
 妻が可哀想になった私は「真っ暗になっちゃうよ」と言いながらも、スタンドを消しました。
 部屋は真っ暗です。
 ようやく、妻はベッドに近づき、毛布の中に潜り込んできました。
 どこからかもれてくる光で、ようやくお互いの顔が分かる程度です。
 妻はベッドの中に入ってから、ようやくバスタオルをとってベッドの下に落としました。
 私は妻をきつく抱き寄せると、熱く口づけます。
 最初、ぎこちなかった妻も舌をからめてきました。
 長く熱いキスのあと、私は唇を徐々に下の方にはわせていきます。
 そして、乳首のところまでくると、片方を口に含んでゆっくりと転がしました。
 北村に負けてはならないと思ったのです。
 ねんごろに口の中で転がしていくと、妻の乳首が可愛らしくきつりつしたのが分かります。
 私はゆっくりと口を離すともう片方の乳首を口に含みます。
 そして、片方の手を妻の背中に回しで、軽く抱き起こすようにして、形の良い乳房が私の顔に近づくようにし、もう片方の手で、今、口に含んでいた方の乳首をいじりました。
 じっくりと時間をかけて乳房を愛撫します。
 妻の口からは熱い吐息がもれ始めました。
 私は毛布をはねのけると、唇をさらに下のほうに移動させます。
 縦長の形の良いおへその回りや、その下のまっ平らな下腹部を入念に舐め上げます。
 妻は、もう、私のなすままになっています。
 フィットネスに通っている妻の体にはぜい肉は全く付いておらず、陶器のように滑らかです。
 私は、唇が妻の慎ましやかな茂みに到達したところで、一旦、体を起こしました。
 そして、私は妻の腰に両腕を回すと、一気に妻の体を裏返したのです。
 秘密の花園まで唇が降りてくることを予想していた妻は「えっ」という小さな声を出します。
 私は、今日こそ妻のアナルも舐めるつもりでいたのでした。
 妻の真っ白な背中は、真っ暗闇の中でも輝いて見えます。
 私は、一旦、自分の体を上の方に戻して、妻の長い髪を掻き分けてうなじにキスをしました。
 そして、妻の背中に唇をはわせながら、体を下の方にずらすと、丸い尻を舐め上げます。
 妻が「あぁ」と甘い声を出してむずがゆそうにお尻を動かしてのを見届けて、私は妻の腰に手をやり、少しばかりお尻を持ち上げさせました。
 そして、ついにピンク色のアナルに舌をはわせたのです。
 妻は「あぁっ」と言う声を出しましたが、抵抗する素振りは見せません。
 私たち夫婦にとっては初めての行為なのに、妻にとっては、何度も経験していることだからなのでしょうか。
 でも、私が舌をそぼめてアナルの中に挿し込もうとした瞬間、妻は電気にでも撃たれたように「いやっ、いやっ」と言って跳ね起きました。
 「どうしたんだい」と私が言うと、妻はすすり泣き始めたのです。
 アナルの中に舌を挿し入れられた感触が、つい一日前の忌まわしい処女喪失とそれに続く嵐のような陵辱を思い出させたのかも知れません。
 私は、泣きじゃくる妻を抱き締めて、優しく髪をなでるのでした。

25.偽りのハネムーン(1)
 私は妻が少し落ち着いたのを見計らって、ベッドに横たえました。
 「大丈夫?」と声を掛けると、妻は「うん。もう、大丈夫。ごめんね」と言って小さく微笑みます。
 私は再び愛撫を始めましたが、二度とアナルには触れませんでした。
 優しく蜜壷に唇をはわせて十分な潤いを得ると、私のいきり立つ肉棒を挿入しました。
 そして、妻をきつく抱き締めて激しく腰を使ったのです。
 翌日は月曜日でしたが、私は朝一番に会社に電話して風邪を引いて休むと伝えました。
 私は妻が出発するまで一緒に居たかったのです。
 私は、妻のために簡単なブランチを準備しました。
 その間、妻はごく身の回りの物や、ほんの数日分の着替えなどを、あたふたと旅行カバンに詰め込んでいます。
 支度が終わると、妻に不在の間の細かいこと、たとえば電子レンジの使い方や風呂の入れ方、火の元のありかなどを聞いているうちに、お昼近くになってしまいました。
 そして妻が化粧をひと通り終えたとき、私の恐れていた一瞬がやってきたのです。
 私たちのマンションの外で車のクラクションが二回鳴りました。
 それが、北村がやって来た合図だったのです。
 妻は覚悟を決めたように立ち上がります。
 「私、行かなきゃ・・・」
 「空港まで、一緒に行っていいかい」
 「え、来てくれるの」と言って、妻は私に飛びついてキスをしてくれました。
 さわやかな香水の匂いがします。
 こんな美しく可憐な妻を、北村は一ヶ月にも渡って我が物にしようとしているのです。
 思うがままに、そのきゃしゃで真っ白な体をもてあそぼうとしているのでした。
 私の心は張り裂けそうです。

 私と妻がマンションの下まで下りていくと、北村が待っていました。
 明るいブルーのジャケットを着て、いかにもこれからリゾートへ遊びに行くという感じです。
 妻は、ジーンズとTシャツの上に、黄色いジャケットをはおっています。
 「お久しぶりですね」と北村が言います。
 たしかに、直接、顔を合わせるのは最初の日以来でした。
 私は何と返事をしていいか分かりません。
 北村は「ゆかり、ご理解のある主人で良かったね」と愉快そうに笑います。
 妻の顔はこわばっています。
 北村の車はがっしりとしたドイツ車でした。
 トランクに荷物を積み込むと「ご主人も成田まで行きますか?」と聞きます。
 「ええ。そのつもりですが・・・」と言うと「大歓迎ですよ」と応えます。
 でも、妻が私と一緒に後ろの座席に乗り込もうとすると、ぞくっとする声で、言ったのです。
 「この車の中は私の世界だ。分かるよね」
 妻は私を済まなそうに見ていましたが、前の座席、つまり北村の隣に乗り込みました。
 妻が「北村の世界では北村の妻でなければならない」と言っていたのを思い出して、私は暗澹たる気持ちになりました。
 車が高速に乗ってスピードを上げると、北村はハンドルから片手を離して妻の肩に回します。
 そして快活にハワイでの暮らしについて語るのでした。
 滞在するのは、オアフ島から小型飛行機やクルーザーを乗り継いでしか行けない、日本ではガイドブックにも載っていない名もない小さな島だということ。
 輸入雑貨を扱っている北村のアメリカ人の友人が持っている別荘だということ。
 プライベートビーチやプールもある大きな別荘で、太平洋に沈む夕日が独占できること。
 その島には大きな別荘が点在しているが、プライバシーは完璧に守られていることなどを得意気に話し始めました。
 但し、車で30分ほど行けば島の住民がすむ小さな町があって、日用品や身の回りのものは全て手に入るということです。
 すでに、北村と私の妻が夫婦で滞在することは、現地の友人達にも知らせてあって、新妻のための企画もいくつか用意されているというのです。
 「企画?」と妻がいぶかしげにたずねると「色んなパーティとかね」と言って北村は愉快そうに笑います。
 北村は「パーティ」という言葉に力を入れて、バックミラーに映る私の顔をのぞき込みました。
 そして、もう一度、意味深に笑ったのです。
 私の肉棒はあっという間に怒張しています。
 しばらく会話が途切れると、私は場を取りつくろうように「何時のフライトですか」と聞きました。
 「フライトは明日です」
 「え?」と私と妻は同時に聞きました。
 「今日は成田の一番いいホテルに大きなスイートを取ってあるので、そこで一泊します。ゆかり、いいね」
 「・・・はい」と言う以外に、妻にできることはありません。
 道が混んでいたせいもあってホテルに着いたのは夕方でした。
 私をロビーに待たせて、妻と二人で何食わぬ顔をしてチェックインすると、北村は私のところに戻ってきて言いました。
 「お二人は、しばらくお別れなんだし、部屋で一杯飲んで行きませんか」

 北村が取った部屋からは空港が一望に見渡せ、飛行機が離着陸する様子が手に取るように見えます。
 北村は「まあ、お座りください」と言って私にソファーを勧めます。
 妻が私の横に座ろうとすると「まだ、分かってないね。この部屋は僕の世界だよ」と言うのです。
 妻は、下を向いたまま、テーブルを挟んで私とは反対側のソファーに座り直しました。
 北村はシャンペンを抜き、グラスを三つテーブルに運んでくると、妻の横にぴったりと座ります。
 そして、三人で形ばかりのぎこちない乾杯をしました。
 それは、まるで初めて三人で会った日の夜のようでした。
 あれから一年も経たないうちに、ずいぶん、私たち夫婦は変わってしまったものだと思うと、私は暗い気持ちになっていきます。
 飲み終えたシャンペングラスをテーブルに置くと、突然、北村は妻を抱き寄せてその唇に吸い付きました。
 妻はじっと身を固くしていますが、私の体も凍りついてしまいました。
 北村はキスをしたまま、乱暴に妻のジャケットを脱がせると、それをソファの端の方に放り出し、Tシャツの上から妻の胸をいじり始めました。
 北村に唇を奪われたままの妻の口からは「ううっ」という声がもれるだけです。
 やがて、北村はTシャツを捲り上げてブラジャーの中に手を突っ込み、乳首をいじり始めます。
 最初は、ややあがなっていた妻も、観念したように目を閉じました。

6 名前:col

2023/09/30 (Sat) 19:01:40

26.偽りのハネムーン(2)
 北村は、私の目の前で妻にキスをしたまま、ブラの中に手を突っ込んで乳首をいじっていましたが、妻の体から力が抜けると、静かに唇を離しました。
 妻の唇が無意識のうちに北村の唇を追いかけるように動くのを見て、私の頭の中はどす黒い欲情で破裂しそうになります。
 北村は、ソファーに座った妻の前にゆっくりと立ち上がると、おもむろにズボンのジッパーを開き、どす黒く充血して節くれだった肉棒を取り出したのです。
 私は、思わずごくりと生唾を飲み込みました。
 北村は、怒張した肉棒を妻の目の前に突き出すと「さあ、ゆかり。いつものようにやってくれ」と言うのです。
 『いつものように』という言葉で、私の頭は真っ白になりました。  妻は真っ赤になって顔を伏せています。
 北村は私の方をちらっと見ると「どうしたの。さあ、私たち夫婦がいつも、どんな風に愛し合っているか、こちらの方に見せてあげるんだ」と言うのでした。
 北村は、この部屋の中では私の妻と夫婦なのでした。
 妻は、ふらふらと、その白い細い指をどす黒い肉棒にからませます。
 そして、その醜い肉棒にチュッと軽いキスをすると、横目で私を見て消え入るような声で「ごめんなさい、あなた、見ないで・・・もう帰って」と言ったのでした。
 その瞬間、北村の大きな声が響きます。
 「あなたって誰だ。お前の夫はこの私だろう。こちらの方はお客様だぞ。お客様に『あなた帰れ』とは失礼じゃないか」
 それでも私が腰を浮かすと「いいんです。是非、見てってください。私の自慢の妻のテクニックを」と言います。
 言い方は穏やかでしたが、それはほとんど命令に近いものでした。
 私は、へなへなと腰を落とします。
 「さあ、ゆかり」
 妻は、北村に促されるままに、その醜悪な肉棒を口に含んだのでした。
 妻は太い肉棒を口いっぱいに頬張ると、頭を上下に動かし始めます。
 口の中では、舌も使っているようでした。
 「いいぞ、ゆかり。その感じだ」
 北村の声も次第に上ずっていきます。
 妻はもう、全てを諦めたかのように、固く目をつぶって、両腕で北村の腰のあたりを抱きしめ、ひたすらそのピンク色の唇と舌とで北村に奉仕するのです。
 やがて、北村も腰を使い始めました。
 妻の頭の動きも激しくなってきます。
 そして、ついに、北村は「おおぅ」という声をあげ、上半身を大きくのけ反らせて、大量の精液を妻の口の中に解き放ったのでした。
 妻はじっと身動きもせず、北村の肉棒をくわえていましたが、やがて喉をごくごくと鳴らして、粘り気のある液体を飲み込みました。
 妻が口を開けて肉棒を吐き出すと、妻の口の端から白い液体がだらっと垂れてきました。
 妻の唇と北村の肉棒の間には北村の体液と妻の唾液の混ざり合った白い糸のようなねばねばしたものが、幾筋もつながっています。
 妻は涙目になりながら、手の甲で口をぬぐいました。
 北村は「ゆかり。口をすすいでおいで。ついでにシャワーを浴びてバスローブに着替えてくるんだ。下には何もつけないように」と命令します。
 ゆかりは言われるままに、よろよろとバスルームに消えていきました。

 ゆかりを待っている間、私たちはほとんど話しませんでした。
 北村はビールをグラスに注いで、私にも勧めたのですが、とても口にする気になりません。
 北村がなにやらフライトの時間とか、ハワイについてから買い物をする話とかをしていたような気もするのですが、私の耳には全く入りませんでした。

 やがて、ゆかりが戻ってきました。
 バスローブに着替えています。
 シャワーを浴びたせいか、それとも北村との行為を私に見られたからなのか、その顔は上気しているように見えます。
 北村は、妻をソファーの隣に座らせると、ゆっくりとバスローブの前を開きました。
 妻の形の良い乳房がむき出しにされます。
 そのピンク色の乳首はツンと上を向いています。
 北村は、両方の乳首をねんごろに含むと、妻の脚をソファーの上に上げさせ、大きく開かせたのでした。
 妻は真っ赤になって横を向いています。
 やがて、北村がバスローブの裾をまくり上げると、妻の秘密の花園が私たちの目の前にむき出しにされたのでした。
 ひとつかみの草むらの下、すらりとした二本の脚の付け根に、ピンク色の亀裂が姿を見せたのです。
 これほどまでに露骨に、妻の秘部を目にするのは初めてでした。
 妻はソファーに頭をもたげ、顔を両手でおおっています。
 「お願い、見ないで。もう、堪忍・・・」と言いながら、脚を閉じることは許されないのでした。
 北村は、妻の両足の間に入って床にひざまずくと、ゆっくりと、妻の秘密の花園をなめ始めました。
 クリトリスを思うままになめたり、可愛らしいピンク色の二枚の花びらを順番に口に含んだりしているうちに、妻の口からは「あぁ」という切ない声がもれ始めます。
 やがて、妻は十分に潤ったのか、二枚の花びらは雨に打たれた本物の花のようにしずくを垂らし始めました。
 北村はおもむろに立ち上がると靴を脱ぎ、ズボンとブリーフを一緒に脱ぎ捨てました。
 下半身むき出しになった北村は、そのそそり立つ肉棒を妻の秘部にあてがうと一気に刺しつらぬいたのです。
 妻は思わずのけ反りましたが、北村の肩に腕を回します。
 北村の腰の動きは次第に大きくなっていきます。
 妻の口からも「はっ、はっ」という声がもれ始めました。
 ソファーもぎしぎしという音を立ててきしんでいます。
 私はついに耐えられなくなって立ち上がりました。
 今度は、私が立ち上がっても、北村も妻も何も言いません。
 もはや自分たちの行為に夢中になっているのでしょう。
 部屋の出口まで来て振り返ると、北村も妻も、もはや私など全く眼中になく、ひしと抱きあってお互いの体を揺すり合っています。
 部屋のエントランスからはソファーの背もたれ越しに妻の長い髪と北村の顔しか見えないのですが、激しく揺れあいながらお互いに唇をむさぼりあっているようです。
 このドアを開けて外に出たら、もう当分、妻に会えない。
 そう思って、もう一度振り返ると、いつの間にか二人は体位を変え、北村はバックから妻をせめていました。
 今度は妻の顔が私の方を向いています。
 白いすらりとした腕がソファーの背もたれをつかんでいます。
 妻の顔は苦悶に満ちた表情をしていますが、口からは喜悦の声がもれています。
 そのとき、一瞬、妻と私は目が合いました。
 妻は浮かされたような目で私を見ましたが、行為に没頭するかのように、すぐにまた、目を閉じたのです。
 もう、これからしばらく会えないというのに・・・

 私は、とうとうあきらめて部屋の外に出ました。
 出た後も未練がましくドアの外に立って聞き耳を立てます。
 妻のすすり泣くような声が、わずかにもれてきます。
 その時です。
 ホテル内の見回りをしているセキュリティが私を見とがめて、私の方に近づいてきました。
 私は悟りました。
 この部屋の中では私の妻と北村が夫婦なのです。
 ここで聞き耳を立てている私は、ただの通りすがりの不審者なのでした。
 私にはそそくさと逃げるようにその場を立ち去ることしか出来なかったのです。

27.偽りのハネムーン(3)
 妻と北村を成田のホテルに二人きりで残して、私は寂しくマンションに戻りました。
 私は、何度も妻の携帯に電話をしましたが、全くつながりません。
 たぶん、北村の命令で電源が切られているのでしょう。
 私には一人で眠れぬ夜を過ごすことしか出来ませんでした。
 二人きりになった北村と妻が、その後、どのような行為を繰り広げたのか、想像するだけで、私は股間が熱くなってしまいます。
 翌日から、私は何も無かったかのような顔をして仕事に出ました。
 でも、心の中はどす黒い欲情に完全に支配されていたのです。
 妻が北村とどのような時間を過ごしているのか・・・
 それだけを妄想しながら時間をやり過ごしていたのでした。
 私は、ハワイに着いたら、妻はすぐにでも電話をしてくれると思っていましたが、なんの音沙汰もありません。

 やっと、二、三日もしてから、深夜に突然、妻から電話が掛かってきました。
 「あなた、ごめんね。連絡しなくて」
 「どうしたんだよ。ひどいじゃないか」
 「彼が電話させてくれないの」と言って、妻は声をつまらせました。
 「今は大丈夫なのかい」
 「彼、シャワーを浴びてるの」
 「シャワー?」
 「うん・・・出てきたら、求められると思うわ」
 私が、言葉を失ったとき、妻は「ごめんね。彼が出てきたみたい。もう、切ります」と言って、一方的に電話を切りました。
 私は受話器を握り締めたまま立ち尽くしました。

 その夜、私は悶々として寝付くことが出来ませんでした。
 今、この瞬間、何千キロも離れた遠い常夏の島で、私の最愛の妻は他の男に抱かれているのです。
 あの驚異的な精力で、何度も何度も体をもてあそばれているのです。
 夫である私でさえも知らないような妻の体の構造の秘密や粘膜の感触、そして妻が無意識のうちに見せる悩ましい反応や切ない声を、北村はたっぷりと楽しんでいるのでしょう。
 そして、妻の体中にキスマークをつけているのに違いありません。
 私には、自分で自分を慰める以外、なすすべはありませんでした。

 一週間後、ハワイから国際宅急便が届きました。
 恐る恐る開けてみると、思った通り、それは一枚のCD-ROMだったのです。
 そのCD-ROMには『北村とゆかりの新婚旅行vol.1』などというタイトルが付けられています。
 私は、居てもたってもいられず、すぐにPCを立ち上げました。
 ところが、そこに写っていたのは、何気ないスナップ写真ばかりだったのです。
 私はホッとすると同時に、正直、失望していました。
 私の心を支配しているどす黒い欲情は、私の妻があられもない姿で他の男に抱かれているシーンを密かに期待していたのです。
 全裸に引きむかれた妻が、あの美しい唇で他の男の肉棒に奉仕しているシーンを期待していたのです。
 そして、身もだえする妻の体内に他の男の白濁液が注ぎ込まれるシーンを期待していたのです。
 なんということでしょう。
 おそらく北村は、そんな私の心を知っていて、焦らしているつもりなのでしょう。
 妻の心と体をもてあそぶだけではなく、私まであざけり、笑い者にして楽しんでいるのです。

 スナップ写真は、成田空港の出発ロビーから始まっていました。
 妻のぎこちない笑顔のスナップがあります。
 飛行機の中でスチュワーデスに撮ってもらったと思われる北村と妻のツーショットもあります。
 新婚旅行とでも言って撮ってもらったのでしょう。
 二人の前には豪華な機内食が置かれています。
 私などには、とても縁のないファーストクラスなのでしょうか。
 たくさんのスナップが記録されていましたが、そのほとんどはどうでもよい物ばかりでした。
 オアフ島にも泊まったのでしょうか、大きなショッピングセンターで買い物をしている場面もあります。
 ブランドショップの前で妻が一人で写っている物もあります。
 どんどん飛ばして見ていくと、おそらく北村と妻が滞在していると思われる別荘の写真が出てきました。
 大きなコロニアル風の建物で白い壁と赤茶色の屋根が印象的です。
 空豆の形をしたプールが中庭にあって、色鮮やかなパラソルの下には白いテーブルとデッキチェアが置いてあります。
 気になったのは、プールサイドに大きな布張りのエアーマットのようなものがいくつか置いてあったことです。
 まさか二人はまぶしい太陽の下で、これから思う存分、愛し合おうというのでしょうか。
 大きなベッドルームも写っていました。
 ベッドルームの海に面した側は、思い切り開け放てるようになっており、その先は別荘の住人だけが使えるプライベートビーチにつながっているようです。
 そして、次に妻のスナップが出てきたとき、私の目は思わずPCの画面に釘付けになりました。
 それは、妻が鮮やかな黄色いビキニの水着を着てプールサイドにたたずんでいる場面でした。
 そして、その後は様々な角度から撮ったと思われる水着の場面が10枚以上続いていたのです。
 その水着は、おそらく北村に買い与えられたのでしょう。
 ブラからは妻の胸の谷間が大胆に露出し、ボトムはぎりぎりまで切れ上がったハイレグです。
 後ろはTバックでこそありませんが、妻の形の良いお尻が半分以上、露出しています。
 妻はどのスナップでも恥ずかしげにしています。
 私の知る限り、妻はあんなに大胆な水着を着たことはないのです。
 ただ、鮮やかな黄色は妻の趣味でした。
 妻はフィットネスクラブのプールで泳ぐときも、黄色い水着を身に着けていたのです。
 おそらく、水着のスタイルは北村の押し付けなのでしょう。
 妻には、せめて自分の好きな色を選ぶことしか出来なかったに違いありません。
 フィットネスクラブでの妻の水着は色こそ鮮やかな黄色ですが、形は地味なワンピースです。

 私も時折、妻と一緒にフィットネスクラブに行ったものですが、泳ぐのが苦手な私は、プールを見下ろすガラス張りのトレーニングルームで自転車こぎをしながら、ゆっくりと泳ぐ妻の姿を見下ろすのが好きでした。
 私にはプールサイドにいる大学生のインストラクターたちの目が妻に釘付けになっているのを見るのが楽しみだったのです。
 妻がプールに現れた途端に、インストラクターたちは落ち着きをなくすのでした。
 何人かイケメンのインストラクターも居るのですが、彼らは妻がプールから上がると、何気なさを装って話しかけてきます。
 妻は濡れたままで、水着がぴったりと体に張りついているせいか、そのボディラインがくっきりと現れているのでした。
 冷たい水の中から出た直後は、心なしか水着越しに乳首が立っているようにさえ見えます。
 そんな妻と言葉を交わしているうちに、極端に短い競泳用のブリーフを着けたインストラクターたちの股間は、次第にこんもりとしてきたものです。
 その頃の私は、そんなシーンを見ただけで、どす黒い欲情をかき立てられていたのでした。
 今から思えば、なんと平和で穏やかな日々だったのでしょうか。

 そんな思い出に浸りながら、スナップを見ていくと、最後の一枚にたどり着きました。
 そして、そのスナップは、鮮やかな黄色のビキニが、デッキチェアの上に置かれている場面でした。
 妻が身に着けていたビキニです。
 明るい日差しの中で、妻は北村に言われるままに、ビキニを脱ぎ捨ててそこに置いたのでしょう。
 その後、何が起きたのか・・・
 私を焦らして楽しむかのように、CD-ROMはそこで終わりになっています。
 私は嫉妬と、どす黒い欲情で気も狂わんばかりになりながら、次のCD-ROMを待つしかないのでした。

28.プールサイドの出来事(1)
 最初のCD-ROMが届いてから三日後に、二枚目が届きました。
 それには、私の恐れていたもの、そして実は私の心のどす黒い部分が期待していたものが記録されていたのです。
 最初のシーンは、明るい日差しが降り注ぐプールサイドのデッキチェアの上に脱ぎ置かれた黄色いビキニの大写しから始まっていました。
 私の妻はこのビキニを身に着けて、カメラの前でいくつかポーズを取らされた後、それを脱ぐように言われたのでしょう。
 そして、次のシーンは・・・
 プールサイドのマットの上で妻と北村が愛し合っているものだったのです。
 北村と妻はさんさんと降り注ぐ太陽の下で、マットの上に腰を下ろし、全裸できつく抱き合ったまま激しく唇を求め合っているのでした。
 妻に気づかれないように、北村に言いつけられた誰かが遠くから隠し撮りしているのでしょう、妻の振る舞いは自然です。
 画面の端の日付を見ると、まだハワイに着いてから三日目くらいのようです。
 二人は長いキスをかわしては見つめ合い、また長いキスをかわします。
 二人には何の時間の制約もないのです。
 誰もいない昼下がりのプールサイドには気だるい空気が漂っていますが、眩しいほどの日差しが降り注いでおり、それが妻を解放的にしているのかも知れません。
 何度か熱いキスをかわしたあと、北村は妻をゆっくりとマットに横たえます。
 そして、別の生き物のような、その好色な唇で妻の全身を愛撫し始めたのでした。
 首筋から乳首、滑らかな下腹部にかけて、北村の唇は何度も往復しては入念になめ回しています。
 特に乳首については念入りになめたり、吸ったりし、やがて乳首が可愛く屹立すると、舌先でころころと転がしたりするのでした。
 下腹部までなめ回すと、一旦妻の体を裏返しにして、長い美しい黒髪をかき分けて白い長いうなじにキスをします。
 それから白い輝くような背中を隅から隅までなめつくすのでした。
 唇をなめ回している間、北村は後ろから手を回して妻の乳首をいじっています。
 妻は、もう体の全てを北村に預け、しっかりと目を閉じて、切ない声をもらすのでした。
 やがて北村の唇はアナルに到達します。
 妻のピンク色のアナルを下から上になめ上げると、妻は息も絶え絶えになって「・・・お願い、やめて・・・」と絞り出すような声で言うのですが、許されるはずもありません。
 最後に北村は、もう一度、妻を仰向けにさせると、そのすらりとした長い脚を高く持ち上げて、秘密の蜜壷に舌をはわせます。
 そして、妻の蜜壷が十分に潤おうと、一旦、体を妻から離して、今度は自分が仰向けに横たわるのでした。
 すると、もう全ての段取りが分かっているかのように、妻は北村の上になり、北村の顔をじっと見つめると、やがて北村の唇に吸い付きます
 そして、ちょうど北村が妻にしたように、今度は妻がその可愛らしいピンク色の唇で北村の全身を愛撫し始めたのです。
 私たち夫婦の営みでは、決して妻はしなかった行為です。
 おそらく北村にしつけられたのでしょう、なんと、妻は北村の乳首にも吸い付きました。
 そして、北村も微妙に乳首が感じるのか、柄にもなく「う、う」と言いながら、体をよじっているではありませんか。
 妻は、一旦、唇を離すと「うふふ」と嬉しそうに笑って、また北村の乳首に吸いつくのです。
 私は、食い入るようにPCの画面を見つめながらズボンから自分の肉棒を取り出さずにはいられませんでした。
 そして、ついに妻は北村のそそり立つ肉棒を口に含みました。
 長い髪を揺らしながら頭を上下に動かします。
 その献身的にも見える姿に、私は完全にどす黒い欲情に支配され、肉棒は爆発寸前の状態です。
 心なしか、北村も背中を反らせているように見えます。
 それほど、妻の唇の愛撫が上達したのでしょう。
 私は嫉妬で頭が真っ白になってしまいました。
 やがて、Kは、一生懸命に頭を動かす妻の肩を叩くと、「さあ、このまま、入れるんだ」と言います。<br /> 妻は、一瞬、恥じらうような様子を見せましたが、やがて、北村の肉棒をまたぐと、ゆっくりと腰を沈めていきました。
 二人は騎乗位で結合したのです。
 それは私たち夫婦では一度も無かったことでした。
 結合した後も、妻は恥ずかしげにじっとしています。
 すると北村が「ゆかりが動かなきゃダメだろう」と言って、妻を叱るのでした。
 妻はためらいがちにゆっくりと腰を動かし始めます。
 「もっと早く」と北村に言われると、妻は少しばかり腰の動きを早めたのですが、すぐに北村の上に突っぷしてしまいました。
 「ごめんね・・・私、恥ずかしいわ」と言って、くすっと笑いながら、許しを請うように甘えた声を出します。
 北村は優しく妻の髪をなで、二人は結ばれたまま、長いキスをかわしました。
 そして、二人は結合が解かれないように、慎重にゆっくりと、お互いの体を入れ替えて、今度は北村が上になったのでした。
 上になった後、北村はいつもの激しさで腰を使い始めました。
 明るい日差しのもと、二人の体には汗がにじみ始めます。
 北村が腰を打ち込むたびに、妻は「あっ、あっ、あっ、あっ」という切ない声をあげます。
 やがて、妻がすらりとした脚で北村の腰を挟み込むと、二人のクライマックスは間近でした。
 北村は一段と腰の動きを早め、妻は大きく首を振って「だめ、だめ、だめ」とうわ言を繰り返します。
 そして、ついに北村は大きく背中をのけぞらせて「おおぅ」という低い長い声を出し、大量の白い粘り気のある体液を妻の体の奥深く、子宮めがけて、すさまじい勢いで放出したのです。
 射精を受けた瞬間、妻は大きく体をけいれんさせて、救いを求めるかのように北村にひしと抱きつきました。
 そして、そのとき、私も自分の手の中で大量に放出していたのです。

29.プールサイドの出来事(2)
 同時にクライマックスに達した北村と妻は結合も解かぬまま、じっと抱き合っています。
 明るい太陽の光がさんさんと降り注ぐプールサイドは、何事も無かったかのように静まり返っていて、二人の荒い息づかいだけが、かすかに聞こえています。
 やがて、少し落ち着いたのか、北村はゆっくりと結合を解いて、妻の隣に横たわりました。
 北村が「よかった?」と聞くと、妻は恥ずかしげに「・・・うん」と答えているではありませんか。
 誰も居ないプールサイドで二人は全裸のまま横たわり、まぶしい太陽の光を全身に浴びています。
 私はと言えば、暗いマンションの一室で妻が他の男に抱かれるシーンを見ながら自慰にふけっているのでした。
 やがて、北村は妻に「少し泳ごうよ」と言います。
 泳ぐのが大好きな妻は「いいわよ、私を捕まえて」と言いながら、さっと立ち上がって小走りにプールに駆け寄ったかと思うと、そのまま、頭からひらりと水に飛び込んだのです。
 その姿は、あまりにも美しくスマートで、つい何度も見返してしまいました。
 北村も妻の後を追いかけてプールに入ります。
 プールの中で二人の鬼ごっこが始まりました。
 北村が妻に追いついて捕まえようとすると、まるで妻は若い鮎が網から逃れるように、するりと北村の手をすり抜けます。
 二人は水を掛け合ったり、声を出して笑ったり、屈託のない恋人同士のようです。
 しばらくすると、妻も疲れたのか、北村は妻を捕まえました。
 「やっと、捕まえた」と北村が言うと、妻は北村の腕の中で「捕まっちゃったね」と言いながら、じっと北村を見つめています。
 二人はしばらく見つめ合った後、やがて熱い長いキスをかわしました。
 水に濡れた妻の長い髪が、太陽の光を受けてきらきらと輝いています。
 長いキスをかわしたあと、北村は妻の濡れた肩に口を寄せました。
 光る肩を甘く噛んでいます。
 そして、妻の両足を抱えると、自分の体の前に、妻を軽々と抱き上げたのです。
 妻は北村の肩に手を置いて北村につかまっています。
 そして、二人は水の中で結ばれたのでした。
 挿入のとき、妻は「うそ・・・」と言いながらも抵抗しませんでした。
 北村は水の中で腰を使いながら自分の目の前にある妻の乳首に吸い付いています。
 水の中にいるせいか、北村は楽々と妻を抱き上げているように見えます。
 やがて北村の動きが早くなりました。
 妻は北村の首にしがみついてします。
 そして再び二人にクライマックスが訪れました。
 北村が激しく体を震わせて射精した瞬間、妻の自分の体に注ぎ込まれる熱い奔流を感じたのか、北村にしっかりと抱きつくと、北村の頭をかきむしったのでした。

 二枚めのCD-ROMには、プールサイドでのあられもない行為の他に、北村と妻が町のレストランで夕食を取っているシーンが写っていました。
 妻はピンクのショートパンツと白いタンクトップという姿です。
 タンクトップから伸びた腕は心なしか日焼けしているようです。
 小さな町の名も知れぬレストランなのでしょう、他の客たちも、くつろいだ雰囲気です。
 日付はあのプールサイドでの激しい行為と同じに日になっています。
 二人の前には大きなハンバーガーやフライドポテト、アメリカのレストランにありがちな大きなサラダボウルなどが置いてあります。
 北村はビールを、妻はオレンジジュースを飲んでいるようです。
 「こっちへきてどう?楽しいかい」と北村が聞いています。
 「ええ・・・」と妻はためらいがちに答えます。
 「ご主人に連絡したい?」
 「あなたが許してくれれば・・・」
 「ここでは、僕が君の夫だよ」
 「分かってるの・・・。でも、主人に悪くて・・・ちゃんとご飯を食べてるかとか・・・心配なの」
 私は妻の愛を感じて、胸がつまりそうになりました。
 「平気さ。ちゃんとやってるよ」
 「・・・」
 妻は下を向いてしまいました。
 「元気を出してくれよ」
 妻は泣きべそ顔になっています。
 その様子がいじらしくて、私は今すぐにも妻を抱きしめたい気持ちでいっぱいになりました。
 「だって、主人はお友達も居ないし、一ヶ月なんて耐えられない・・・」
 妻の様子を見た北村は「大丈夫だよ。明日、僕の友達のアメリカ人のご夫妻を招待しているんだ。奥さんはゆかりと同じくらいの年の人だよ。二人とも少しは日本語ができるし、ゆかりも英文科出身だろ」と言い出したのです。
 「・・・分かりました。その人たちとお友達になれるかしら」
 「任せておいてよ。いい人たちだから、絶対に仲良くなれるさ。明日は楽しいパーティになるよ」
 パーティ?
 北村が何かを企んでいることは間違いありません。
 それなのに、何も分からない妻は、ハンカチで涙を拭うと「ありがとう。頑張ってみるね」と答えているではありませんか。
 二枚目のCD-ROMはそこで終わりになっています。
 私は三枚目が届くまでの間、再び、どす黒い欲情に支配され、狂おしい妄想に悩まされなければならないのでした。

30.ジョンとジニー(1)
 三枚目のCD-ROMが届く頃には、もはや私の頭は北村と妻のハワイでの生活についての妄想で支配されていました。
 実際に三枚目のCD-ROMを受け取って、二人の生活の実際を目に出来ることになった時、私は小躍りして喜びさえしたのでした。
 三枚目のCD-ROMは、アメリカ人のカップルと北村、そして妻の四人でプールサイドで食事をしているシーンから始まっていました。
 アメリカ人のカップルは二人とも白人で、男性は30代半ばくらい、女性の年齢はよく分かりませんが、おそらくは妻と同じくらいという感じです。
 男性も女性もすらりと背が高く、女性の方は165センチはあるでしょう。
 きらきら光る綺麗な明るい茶色の髪をしています。
 男性の方はジョン、女性はジニーと名乗っているようです。
 ジニーの手足や腰はほっそりとしていますが、胸は妻よりも一回りは大きそうでした。
 片言の日本語は出来るという話でしたが、実際、英語と日本語のミックスで会話は通じているようです。
 北村が流暢な英語を話すのを聞いて、私は少し驚きました。
 妻も大きなグラスに入ったカクテルのようなものを飲みながら、屈託なく笑っています。
 ランチの時間なのでしょうか、太陽はさんさんと照っています。

 食事が終わる頃になって、北村が妻に「そろそろ、これからが本当のパーティの始まりだよ」と言いました。
 妻は一瞬、けげんな顔をしましたが、パーティという言葉を聞いたジョンがジニーに目配せをすると、突然、ジニーが立ち上がって、身に着けていたTシャツとホットパンツを何のちゅうちょもなく脱ぎ捨てました。
 すると彼女は、極端に小さいトップとTバックのボトムだけの真っ赤なビキニ姿になったのです。
 ジョンと北村も、Tシャツを脱ぎ捨てて短パンだけになります。
 妻は突然のことにびっくりしたようで「うそ」と言ってその場に立ち尽くしてしまいました。
 北村が「ゆかり、君も脱ぐんだ」と言いましたが、妻は「私、だめ。何も聞いてなかったわ。下は普通の下着です」と言って抵抗しましたが、許されるはずがありません。
 北村とジョンは二人掛かりで、妻をプールサイドに押し倒すと、あっと言う間に妻のTシャツとショートパンツをはぎ取ってしまったのでした。
 妻は、真っ白い下着姿になってしまったのです。
 他の三人が曲がりなりにも水着をつけているのに、妻だけは下着姿で押し倒されている姿を見て、私の肉棒はピクリと反応し始めました。
 妻は、もはや英語で喋る余裕などなく「うそ、やめて。本当にお願い・・・」と言って激しく身をねじりますが、妻にのしかかったジョンは、二枚の下着も手際よくはぎ取ってしまい、妻は全裸にされてしまいました。
 その頃、北村も全裸になり、早くもひざまずいたジニーの唇で肉棒へのサービスを受け始めています。
 ジョンは全裸に引きはいだ妻を抱き上げると、妻が手足をバタバタさせて「だめ、だめ」と必死に抵抗するのも構わず、プールサイドに置いてあるマットまで運び、そこに妻を横たえると、その太い両腕で妻を押さえ込み、全身を唇で愛撫し始めたのです。
 そこへ、ジニーの奉仕で肉棒をどす黒く屹立させた北村が近寄って来ました。
 妻はジョンに全身を舐め上げられ、次第に体の力が抜けてきているようです。
 あきらめもあるのか、目を閉じてひたすら苦痛に耐える表情になっています。
 ジョンが体を妻の下の方にずらし、その蜜壷を舐め始めたとき、北村は妻の胸の辺りにまたがると、そそり立つ肉棒を妻の唇に近づけました。
 そして、ゆっくりと妻の口内の肉棒を挿入したのです。
 妻は蜜壷をジョンに愛撫される一方で、北村の肉棒に奉仕しているのでした。
 しばらくすると、ジョンが北村の肩をぽんと叩きました。
 するとそれを合図にしたように、北村は妻の口からグロテスクに充血した肉棒を引き抜き、体を下の方にずらすと、おもむろに妻の蜜壷に挿入したのでした。
 もう妻もあきらめて、ずんずんという北村の動きに身を委ねています。
 やがて二人は正常位から座位に変わりましたが、北村は次第に体を後ろにそらせていきます。
 しばらくすると、妻の体全体が北村の腰に乗っかっているような体勢になりました。
 妻のピンク色のアナルが太陽の光を浴びています。
 北村がずんずんと腰を動かすたびに、妻のアナルはわずかに収縮しているように見えます。
 ここで、突然、画面にジニーが登場しました。
 驚いたことにジニーは長大なペニスバンドをしているではありませんか。
 ジニーはたっぷりとゼリーをペニスバンドに塗ると、いきなり妻の後ろからアナルを刺し貫いたのです。
 ゼリーが塗ってあるだけに、ペニスバンドは滑らかに挿入されましたが、妻は半狂乱のように「やめて、やめて、やめて」と叫びます。
 しかし、前から北村の真っ黒な肉棒、後ろからジニーの長大なペニスバンドを差し込まれた妻には、どこにも逃げ場は無く、ただ、二人の動きに身を委ねるしかありません。
 やがて、妻の口からは真っ白な歯が見え始め「あん、あん、あん」という喜悦の声が漏れ始めます。
 すでに一度、同様なプレーを北村と田中青年で経験しているせいか、妻の体も感じやすくなっているのでしょうか。
 そのとき、ジョンが屹立した肉棒を持て余すかのように、近づいてきました。
 そして、その赤みがかってそり返った長い肉棒を妻の口に挿入したのでした。
 こうして、妻は前後から刺し貫かれ、口にも挿入を受け、三人の動きにあわせて体を揺さぶり始めました。
 北村とジニーは、時折、妻の顔の横で熱いキスを交わしたりします。
 また、北村とジニーは申し合わせたかのように、妻の別々の耳たぶを前後から唇で愛撫したりするのでした。
 四人は一つの生き物のようにうごめきあっていますが、次第にその動き早くなっていきます。
  四人の汗が混じり合い、溶け合って、そこら中に撒き散らされています。
 次第にジョンの睾丸をくるんだ袋が上にせり上がって行くのが見えます。
 そして、ついに北村とジョンは同時に「おおおぉ」という声をあげ、一気に大量の白濁液を放出しました。
 ジョンの肉棒のうち、妻の口からはみ出している部分が大きくどくんどくんと脈打っているのが見えます。
 それと同時に、妻は前にいる北村にしがみついて、激しく体を痙攣させたのでした。
 ジョンが妻の口からゆっくりと肉棒を引き抜いたとき、妻の口からは、ぼたりぼたりと大量の白濁液がしたたり落ちたのです。

7 名前:col

2023/09/30 (Sat) 19:08:08

31.ジョンとジニー(2)
 場面が変わると、そこはベッドルームでした。
 ベッドルームのビーチに向いたガラスのドアは大きく開かれていて、明るい日差しと爽やかな風が吹き込んでいるのでしょう、レースのカーテンがひらひらと揺れています。
 そして、大きなダブルベッドのうえでは、私の妻とジョンが全裸のまま、熱い口付けを交わしています。
 北村とジニーの姿は見えません。
 ベッドの上で、妻とジョンは全裸で抱き合ったまま、互いの体をさすりあって、何度もキスを繰り返しているのです。
 キスをするたびに、ふたりは微笑を交わし合い、なにごとかをささやきあっています。
 なんということでしょうか・・・
 二人は、今日、出会ったばかりなのに。
 そして、さっきは妻はあんなに嫌がっていたのに。
 二人は、古くからの恋人同士のように、見つめ合っているのです。
 やがて、ジョンはゆっくりと妻をベッドに押し倒します。
 そして、妻のすらりとした脚を大きく開かせると、その間に入り込んだのでした。
 妻は、腕で顔を隠して恥ずかしげにしています。
 ジョンは、まじまじと妻の秘密の花園をのぞき込んでいましたが、やがて、ゆっくりとクリトリスに口づけしました。
 妻の体がピクンと反応します。
 心なしか、妻の真っ白な体も少し日焼けしていて、その肌は輝くようです。
 ジョンの唇による愛撫は入念で、妻は小刻みに体を痙攣させ始めました。
 そしてしばらくすると、妻は体を大きくのけ反らせ「あっ、あっ、あっ」という声をあげてアクメに達してしまったのです。
 妻はしばらくの間、激しく体を痙攣させましたが、ジョンが満足げに秘密の花園から唇を離すと、体をベッドの上で横向きにさせ、自分の脚を抱え込んで、荒い息をつくのでした。

 そのとき、妻が達するのを見計らったかのように、北村がジニーの腰を抱いてべッドルームの奥の部屋から現れました。
 もちろん、ふたりとも全裸です。
 よく見ると、ジニーは、顔を上気させて妻と同じように荒い息をしています。
 そして、北村の醜悪にきつ立した肉棒はべっとりと濡れているのでした。
 たぶん、二人は激しく交わったばかりなのでしょう。
 そして、北村はジニーの体の中に大量の精液を放出したのに違いありません。
 二人が現れたのを見て、妻はベッドから身を起こし、恥ずかしげにジョンの体の陰に隠れようとします。
 しかし、ジョンはあっという間に妻を組み敷くと、そのそそりたつ肉棒で妻を貫いたのでした。
 ジョンは妻のジニーが自分からは見えないところで北村に犯されたという状況に興奮したのか、嫉妬心をぶつけるかのように、激しく腰を振っています。
 北村とジニーもベッドに上がってきました。
 ジニーは夫であるジョンの背中を優しくさすっています。
 そして北村はべとべとのままきつ立した肉棒を妻に握らせて、激しくしごかせ始めました。
 妻はジョンに突き上げられながら、その細い白い指で北村の肉棒を必死にしごいています。
 北村は妻に肉棒をしごかせながら、自分の指をジニーの秘所に挿入し、抜きさしを始めました。
 北村とジニー、妻とジョンは何度も唇を重ねあっています。
 やがて、ジョンの腰の動きが一段と激しくなり、四人に絶頂が訪れました。
 ジョンが「おぉ、おぉ」という獣のようなうめき声を出して、その睾丸の奥深くから白いねばねばした液体の奔流をほとばしらせ、それを受けた妻が激しく体を痙攣させて目もくらむようなアクメに達したとき、北村の肉棒の先端からも大量の精液が妻の顔面に向けてまき散らされました。
 そしてジニーも北村の指先に前に陥落し、切ないあえぎ声とともに、そのしなやかな白い裸体を大きくのけ反らせていたのです。

32.貢物(1)
 妻が北村とともにハワイに行ってしまってから、私は北村から送られてくるCD-ROMを待ちわびる生活を強いられていました。
 仕事の後、マンションで妻や北村、そしてジョンやジニーの痴態を見ながら、自慰にふける毎日になってしまったのです。
 その後も、送られてくるCD-ROMには、妻が大胆な水着姿で、北村とビーチで日光浴をする姿や、二人で食事をしているところなど、何気ない画像もあるのですが、その一方で、薄暗いベッドルームや、あるいは太陽が降り注ぐ芝生の上で、妻が北村の思うがままにもてあそばれて激しく身もだえし、その蜜壷の中に大量の精液を注ぎこまれるシーンもふんだんに含まれているのでした。
 二人で別荘のダイニングルームで朝食をしている最中でも、突然、北村が命令すれば、妻は、椅子に座って食事をしている北村の足元にひざまずいて、唇で奉仕するようにしつけられているのです。
 そんな時、北村は自分が放出する白い粘液を、妻に飲ませることもあれば、あえて絶頂の瞬間に、妻の美しい唇の間から醜悪な肉棒を引き出して、妻の顔面に向けて射精することもありました。
 顔面に射精されたとき、妻はその白い指で精液を顔からぬぐった後、それを全てなめ尽くすように北村から命令されているのでした。

 そんなある日、新たに送られてきたCD-ROMには、北村と妻、そしてもう一人のでっぷりとした60歳前後の男が写っていました。
 『和田』と名乗るその男と北村は、Tシャツに短パンという格好でしたが、妻な膝上までありそうな長いTシャツ一枚でした。
 おそらく、例の大胆な水着の上に、男物のTシャツだけを着ているのでしょう。
 すらりと伸びた脚に和田の好色な視線がそそがれています。
 北村が「ゆかり、この方は『和田先生』といって、私のビジネス上の大恩人だ。この方から、安く仕入れさせて頂いているおかげで、私も儲けさせてもらっているんだ」と言っています。
 和田は日本人ですが、もう三十年くらいハワイに住みついて商売をしているとのことでした。
 「ゆかりも、この方のことは『先生』って呼ぶんだよ」
 「・・・はい、せ、先生ですね」
 ゆかりは、気のせいか青ざめているように見えます。
 「先生に、今日はたっぷりとご奉仕するんだよ、わかったね」
 「・・・はい」
 なんということでしょう、北村は商売で儲けさせもらっているお礼として、この醜い和田という男に、妻を提供しようとしているのです。
 和田は「くっくっくっ・・・」と下品に笑いながら「今回は、また、随分といい女を連れてきたじぇねえか」と言っています。
 どうやら、北村はこんな風にしてハワイに人妻たちを連れてきては、和田への貢物として提供し、商売上の便宜を図ってもらっているようなのでした。
 私の大事な妻も、北村の金儲けのために、これから和田にもてあそばれようとしているのでした。
 和田は立ち上がると「クソしてから、シャワーを浴びてベッドルームで待ってるから、しばらくしてから、お前もシャワーを浴びてこいや」と妻に命令します。
 妻が泣きそうになりながら「はい」と言うと、北村が横から「『はい、先生』と言うんだ」と妻を叱り飛ばします。
 妻はびくっとして「はい、先生」と言い直すのでした。
 これから、この見知らぬみにくい老人に抱かれなければならない妻が、子犬のように震えているのに、和田はたっぷりと時間をかけて排便をするというのです。
 私は、これ以上ないほど、妻が汚されるように感じて身を焦がされる思いでしたが、その一方で、どす黒い欲情に支配され、私自身の肉棒がはち切れそうに勃起するのを止めることができませんでした。

33.貢物(2)
 ベッドルームに移った和田は、排便も済ませシャワーも浴びたのでしょう、全裸の腰にバスタオルを巻いた姿でベッドに腰を掛け、北村と酒を飲んでいます。
 北村は、プレイには参加しないのか、先程と同じTシャツに短パンという格好ですが、何やら、さかんに和田にお愛想を言っているようです。
 しばらくすると、そこへ妻が胸から下だけをピンク色のバスタオルで隠して、バスルームから現れました。
 「なんだ、遅かったじゃねぇか」と、和田は言いながらも、好色な眼差しで、妻を上から下まで舐め回すように見つめるのでした。
 「さあ、ここへ来るんだ」と言って、和田は自分の横に座るように妻に命じます。
 妻は助けを求めるように北村を見ますが、北村が助けるわけもありません。
 それどころか「ゆかり、早く先生の言うとおりにしなさい」と言う有り様です。
 妻はあきらめたように、ふらふらと和田の隣に座ります。
 和田は、妻の耳元に口を寄せて熱い息を吹きかけると「どうする?北村に居て欲しいか、居て欲しくないか」と聞くのです。
 妻は目に涙をためて下を向くばかりです。
 すると北村が「先生。ゆかりがそそうをしてはいけませんから、私がそばにいます」と言うではありませんか。
 すると和田は「おお、いいとも」とだけ言い、妻にベッドに横たわるように指示します。
 妻がためらいがちにベッドに上がり、その体を横たえると、和田はゆっくりと妻のバスタオルをはがしにかかりました。
 妻は抵抗することも許されず、手で顔をおおっています。
 覆っては、妻の体をむき出しにすると、改めて上から下までなめ回すように見つめています。
 妻の体は、胸と下のかすかな茂みの部分を除いて、小麦色に日焼けしているのでした。
 いつも、あの大胆な水着を着せられているのでしょう。
 和田は「わしはいい女を何度もいかせるのが趣味でな。お前も期待してええぞ」と言っています。
 妻が「そんな・・・」と言いかけると、北村が「先生のありがたいおぼし召しだ。ゆかりも、今夜は何度でも行っていいんだぞ。それが、先生へのご奉仕だ。『先生、ありがとうございます』と言うんだ」と口をはさみます。
 妻は言いよどんでいましたが、北村ににらみつけられて、蚊の鳴くような声で「せ、せんせい、ありがとうございます」と答えるのでした。
 和田は満足そうに「よしよし」と言うと、まず、その分厚い唇で、妻のピンク色の乳首に吸い付いたのです。
 そして、妻の乳首をねんごろに舌で味わいながら、秘密の花園に指を伸ばし、敏感な突起をさすり始めました。
 そして、空いている方の手で、乳首に吸い付いていない方の妻の乳房をまさぐるのでした。
 妻の乳首への唇での愛撫は、じれるほどに入念で、右の乳首から左の乳首へ、そしてまた右の乳首へと移ります。
 やがて、妻はわずかに腰をよじりながら「あ、あ」という切ない声をあげ始めるのでした。
 和田のクリトリスへの愛撫が余程感じるのか、妻の体は次第にピンク色に染まっていきます。
 醜い老人の指先だけでイカされそうになっている自分が情けないのか、妻の目からは涙がこぼれ始めました。
 それでも、和田の執拗な愛撫は終わることはなく、ついに妻はベッドから腰を少しばかり浮かせて「も、もう、許して・・・」と絞り出すような声をあげます。
 すると、北村は「いいんだ、ゆかり、まず一回、いかせて頂きなさい」と言います。
 すると妻は「北村さん、あ、あなたが見てる前で、い、いってもいいの」と聞くではありませんか。
 北村が「いいんだ、いきなさい」と命令口調で言うと、妻は「ごめんなさい、あなた」と言いながら、激しく体をけいれんさせ、すらりとした脚を硬直させて、まず一回目のオルガスムスを迎えたのでした。

34.貢物(3)
 絶頂に達してしまった妻は、放心したように身動きひとつしませんでしたが、和田が声をかけます。
 「さあ、もっとベッドの真ん中に寄るんだ。お楽しみはこれからだぞ」
 それでも妻が身動き出来ずにいるのを見ると、和田は北村に「お前も手伝え」と言います。
 北村はベッドの上に上がり、後ろから妻を抱えて、ベッドの真ん中に引きずります。
 そして、妻を起き上がらせて、ちょうど妻の脚がローマ字のMの形に開かれるようにしたのです。
 北村は妻に後ろからぴったりと寄り添って、そのすらりとした両腕を抱えています。
 妻は、もう諦めたかのように、北村に体を預けていました。
 和田は、妻の脚の間に入り、蜜壷をのぞきこみます。
 「きれいな色してるじゃねえか」と言うと、ひわいな笑みを浮かべ、どこからか黒い醜悪なディルドを取り出しました。
 後ろから両腕を北村に抱えられている妻は、なにも抵抗することができず、消え入るような声で「お願い、かんにんして・・・」と言うのが精一杯です。
 もちろん、和田は妻のそんな哀願には一切答えず、ゆっくりとそのディルドを妻の蜜壷に挿入し始めました。
 妻は「あ、あっ」という声を出して思わずのけ反りますが、その体は後ろから北村がしっかりと抱きとめています。
 「奥まで入ったぜ」
 和田はそう言うと、ゆっくりと抜きさしを始めました。
 妻は美しい顔を苦痛にゆがめ、眉間に深いしわを寄せて、必死に耐えています。
 でも、妻の体は自然に反応してしまうのか、やがてその密壷はうるおい始めたようです。
 ディルドが抜きさしされるたびに『ヌチャッ、ヌチャッ』という音がし始めました。
 ディルドの動きもなめらかになってきたようです。
 もはや、和田も北村も何も言わず、妻の反応にじっと目をこらして、その様子を楽しんでいるようです。
 妻の体に赤みがまし、次第に汗をかいているのか、小麦色の肌に光沢が増していきます。
 和田は、時々、抜きさしを早くしたり遅くしたり、また、不意に深くまで挿入したりしているようです。
 急に深くまで挿入されたとき、妻は電気に打たれたように体をのけ反らせるのでした。
 そして、突然、クライマックスが訪れます。
 それまで、ディルドの抜き挿しに必死に耐えていた妻が、突然、体を大きくのけ反らせ、滑らかな下腹部を波立たせて、全身をがくがくとふるわせたのです。
 そのとき、妻の蜜壷は大きく収縮し、ディルドをくわえ込んだのです。
 和田は、手を離してもディルドが密壷から抜けてしまわず、まるで杭が打ち込まれたかのように、しっかりと妻の蜜壷に差し込まれている様子を満足そうにながめているのでした。
 しばらく時間が経ちました。
 妻の荒い息がおさまった時、ずるっという感じでディルドが蜜壷から抜け落ちます。
 そこまで見届けた和田は妻の両足を抱えてベッドから持ち上げました。
 60歳過ぎの老人とは思えない体力です。

 そして「さあ、今度はケツの穴を見せてもらおうかな」と言うのでした。
 「・・・」
 妻はもう、何も言うことができず、涙をぽろぽろとこぼします。
 すると北村が「ゆかり、黙ってちゃだめだ。『お願いします、先生』と言うんだ」と叱り付けます。
 妻は、もうほとんど声も出ず、かすかに「・・・せんせい」という言葉が聞き取れただけでした。
 和田は、妻に赤ん坊がおむつを替えてもらう時のような姿勢をとらせると、満足そうにアナルを見つめています。
 「おぅ、きれいだなぁ、こっちも。しわの一本一本まで、全部見えるぜ」
 そして、今度は、さっきのディルドよりも細いバイブレーターを取り出すと、それを妻のアナルに挿入し始めたのでした。

35.真珠
 醜悪な和田老人のごつごつした手でアナルにバイブを挿入されると、妻はその顔をゆがめ、眉間にしわを寄せて身をねじりましたが、後ろから北村にきつく両腕をつかまれているため、どこにも逃げることは出来ません。
 和田は深々とバイブを挿入すると、スイッチを入れました。
 『ウィーン』という音を立ててバイブが振動を始めると、妻は腰を浮かせ、首をのけ反らせます。
 「もう・・・いや・・・」と絞り出すような声を出しますが、誰も助けてはくれません。
 やがて、和田は奥深くまで挿入したバイブから手を離すと、妻の胸のあたりにまたがり、両膝立ちになって、腰からバスタオルを取り去りました。
 すると、醜悪な肉塊がだらんと垂れ下がったまま、姿を現します。
 妻は「いや、いや」と言って顔をそむけます。
 しかし、和田はそんな妻の様子にはお構いなしに「さあ、くわえて大きくするんだ」と命令します。
 北村からも背中越しに「ゆかり、早くしなさい」としられた妻は、目に涙をいっぱいためたまま、和田の醜悪な肉塊を口に含んだのでした。
 妻はそのまま、しばらく和田の肉塊に奉仕をしていたのですが、しばらくすると、突然、妻は和田の肉塊を口から吐き出しました。
 そして「なに、これ!いや、いや」と泣き叫んだのです。
 私が画面を食い入るようにみると、妻の口から吐き出された和田の肉塊はきつりつしていましたが、そのところどころが、大きく節くれだっているのです。
 まるで、ブドウの房のように、あちこちに丸い突起があるのでした。
 和田は愉快そうに笑いながら「これか!これは若い頃、若気の至りで入れた真珠さ。全部で五個入ってるんだ」と言います。
 妻は泣きながら「お願い、もういや、許してください」と言いますが、北村も和田も許す訳がありません。
 二人から散々に叱られ、特に北村から「言うことが聞けないなら、私たちの仲は終わりだよ」とまで言われた妻は、がっくりと頭を落として「・・・分かりました」と言うのが精一杯でした。
 それでも妻は、辛うじて「・・・でも、お尻の・・・、お願い、抜いてください」と哀願します。
 可哀想な妻には、アナルに挿入されたバイブを抜いてもらうことが、唯一の抵抗なのでした。
 アナルからバイブを抜いてもらった妻は、全てをあきらめたように、和田の肉塊に唇で奉仕します。
 やがて和田は、はち切れんばかりに膨張した肉塊を妻の口から引き抜くと、妻をベッドに横たわらせ、大きく脚を開くように命じてその間に入ります。
 そして、節くれだった肉塊を妻の蜜壷に挿入したのでした。
 和田が腰を振るたびに、ベッドがぎしぎしと音を立てます。
 北村は妻の髪を撫でたり、時おり胸をまさぐったりしています。
 もはや三人の間に会話はありません。
 和田はひたすら自らの欲情を解き放つために腰を揺すり、妻は、ただ苦痛に耐えるように目を固く閉じています。
 それでも、和田が延々と腰を振り続けるにつれて、妻の体がピンク色に染まり始めました。
 そして「あっ、あっ、あっ」という声が漏れ始めたではありませんか。
 和田が「ほうら、最初は辛くでも、最後は真珠が効いて来るのさ」と言って、くすくす笑います。
 そして、和田が一段と腰の動きを早め、最後に「おぅおう」という声を出して大量に射精したとき、妻はそのしなやかな体を大きくのけ反らせたまま、失神してしまったのでした。

8 名前:col

2023/10/01 (Sun) 16:47:04

36.帰国
 妻が和田に犯されるシーンが入ったCD-ROMが送られてきた後、一週間ほどの間、北村からは何の連絡もありませんでした。
 私からは北村や妻に連絡する術もなく、ただ、もんもんとして待つことしか出来ません。
 約束の一ヶ月はとっくに過ぎて、もう六週間めに入ろうとしていました。
 もう、妻は帰ってこないのではないか、北村と一緒に遠くへ行ってしまうのではないか・・・
 居てもたってもいられなくなったある日、深夜、北村から電話が入りました。
 「ゆかりのご主人ですね。明日、帰ります」
 ハワイへの旅立ちの時と同じく、帰国も突然です。
 「つ、つまは元気ですか?」
 何よりも気掛かりなのは妻のことでした。
 「ご心配なく。元気ですよ。代わりましょうか」
 六週間ぶりに妻の声を聞くのです。
 「あなた?ごめんね。約束より長くなっちゃって・・・」
 「本当に明日、帰ってくるのか」
 「ほんとよ。成田まで迎えに来てくれる?早く、あなたに会いたい・・・」
 翌日は土曜日です。
 私は「もちろん行くさ」と答えると、思わず小躍りをしていたのです。

 翌日はよく晴れた日でした。
 私は車を飛ばして成田まで一目散で向かいました。
 聞いていたフライトの到着時刻より一時間以上も早く着いてしまった私は、お茶を飲んだり、お土産物屋をのぞいたりして時間をつぶします。
 そして、何度も到着案内の電光掲示板を見上げていました。
 そして、ついに北村と妻の乗ったフライトのサインが『arrived』に変わりました。
 私は到着ゲートまでかけ出していって、一番前で待ち構えます。
 二人が出てくるまでの時間がなんと長かったことか・・・
 そして、ついに二人が出てきました。
 二人は大きなバゲージを引きずりながら、手をつないで出てきたのでした。
 私は妻と再会したら、周りにどんなに人の目があろうとも、思い切り抱きしめて口づけをしようと考えていました。
 でも、実際に手をつないだ二人を目の前にすると、そんな勇気は消し飛んでしまいました。
 「元気だったかい」とたずねる声は、自分でも驚くくらい平静です。
 「はい。あなたも?」と、妻も落ち着いた声で答えます。
 でも、その目は何かを言いたそうにしていました。
 私は、大きなバゲージを引きずって歩く二人の先に立って進み始めました。
 妻は真っ赤なタンクトップに白いパンツと白いサンダルをはいています。
 すらりと伸びた腕は小麦色に日焼けしていてまぶしいような光沢をはなっています。
 以前は真っ黒だった髪も、ハワイで染めたのか、少し茶色味を帯びているようです。
 タンクトップの胸に掛けたサングラスは北村に買ってもらったのでしょう、私が見たこともないものでした。
 北村も、真っ赤なシャツに白い短パンといういでたちですが、こちらも真っ黒に日焼けしています。
 私たち三人が歩くと、周りの視線を集めているのが分かります。
 でも、彼らの目には、少し年の離れたセレブな夫婦と、その運転手のように見えていたのに違いありません。
 車に乗り込むとき、妻は何のとまどいもなく、北村と二人で後部座席に乗り込みました。
 出発の時は、私の隣に乗ろうとして、北村にどなられていたのに・・・
 私は思わず「この車の中は私の世界だ」と叫びそうになりましたが、とてもその勇気はありませんでした。
 二人を後部座席に乗せて、車を発進させます。
 そして、そのとき、私は思いました。
 「妻はどちらへ行くのだろう?北村の家?それとも私たちの家?」
 北村は、そんな私の心を見透かすように、言いました。
 「最初は、私の家へ行って頂けますか。なに、ご心配なく。あなたと同じ横浜です。意外にお互い近いのですよ」
 妻は下を向いて黙っています。

37.鍵
 妻と北村を乗せた車は、高速に入りました。
 車はスムーズに流れていますが、横浜までは長い道のりです。
 妻は長旅の疲れと時差のせいか、北村の肩にもたれて眠っています。
 北村はじっと窓の外を見ています。
 車の中には会話はありません。
 やっとのことで横浜まで着いたときには陽が落ちていました。
 インターで降りると、北村は道を指示し始めます。
 「中央通りをまっすぐ行って、そう、そこの信号を左です・・・」
 私は言われるままにハンドルを切ります。
 突然、北村の携帯が鳴りました。
 北村は話を始めます。
 どうやらビジネスの話のようです。
 長い電話です。
 車は私の知らない町並みの間を走っています。
 『おいおい、この先はどうするんだ・・・』と私が思ったとき、妻の声がしました。
 「あなた、次の信号を右よ・・・」
 そうです。
 私にとっては知らない町並みでも、妻には道が分かっているのです。
 私に北村との関係を告白する前、妻は北村の車に乗せられて、何度もこの道を北村の家へ向かったのに違いありません。
 そして、私が会社で働いているときに、北村と濃密な愛の時間を過ごしていたのです。
  二人きりで全裸で抱き合い、何度もアクメに達して、白い粘液を注ぎ込まれていたのです。
 妻の案内で北村の住むマンションに着いたとき、北村の長い電話も終わりました。

 渋谷のマンションと同じような低層の高級マンションです。
 三人で車を降りたとき、北村が言いました。
 「ご主人にお願いがあります。今夜だけ、奥様が私の家に泊まることを許してください。明日には、お宅にお帰しします」
 私は、そうなるのだろうと思っていました。
 「ゆかり、それでいいのかい」と妻に聞きます。
 「・・・うん。明日は帰ります」
 私は、妻がもう一晩、北村と共に過ごすことへの怒りよりも、明日には妻が戻ってくることで、嬉しさが込み上げてきました。
 夫であるはずの私が『明日になれば、この美しい女性を抱くことができる』という思いで、股間を熱くしてしまったのです。
 私は、北村と妻を手伝って、荷物を北村の部屋の入り口まで運びました。
 北村の部屋は一階です。
 「ちょっと上がって行きませんか」と誘われて、私は北村の部屋に入ります。
 渋谷のマンションにも劣らぬ広さで、そのうえ一階という利点を生かして窓の外には広い庭があります。
 妻は慣れた様子でキッチンに入り、三つのグラスに冷たいジュースを入れて持って来ました。 リビングのソファに北村と妻が並んで座り、私は反対側に一人で座ります。
 私は長居する気も無く、ジュースを飲み終わると、そそくさと席を立ちました。
 明日になれば、妻とゆっくり話もできるのです。
 「それでは、明日の朝十時頃には迎えにきます」と私が言うと、北村も私を引き止めるでもなく「結構です」と言って立ち上がりました。
 妻が空いたグラスを下げにキッチンへ行ったとき、北村と私は、一瞬、二人きりになりました。
 そのとき、北村は、ポケットから小さな鍵を出して私に握らせたのです。
 「これで、私の庭に入れますよ」と小さな声でささやくと、意味ありげにニヤッと笑いました。
 妻が戻ってくると、北村は私を玄関まで送りながら、取ってつけたように「今日は本当にありがとうございました。助かりましたよ」と言います。
 妻も「あしたの十時、楽しみにしてるね」と言って、私の頬にキスをしてくれたのです。
 私は帰りの車の中で、北村から貰った鍵の意味を考えていました。
 『庭に入れる・・・』
 そして、もう、ほとんど私のマンションに着くあたりまで来ていながら、突然、車をUターンさせて、再び北村のマンションへ向かったのです。
 私には、自分が普通でないことをしようとしているのが、自分自身で分かっていました。

38.開かれたカーテン
 北村のマンションまで戻る道は混んでいて、少し時間がかかりました。
 近くまで来ると、私は車をメーター式のパーキングに止めて、北村のマンションまで歩きます。
 北村のマンションは高い塀に囲まれていて、塀には長いツタが絡まっていました。
 北村の部屋の明かりも、外からは見えません。
 私は暗い道で、しばらくキョロキョロとしましたが、やがて、塀の一角に目立たない小さな扉を見つけました。
 おそらく庭師などが出入りに使うのでしょう。
 鍵を差し込むと、扉は『ギーッ』という音を立てて開きました。
 私の胸はドキドキと高鳴っています。
 足を踏み入れると、そこはちょうど北村の部屋の目の前でした。
 足音を立てないように庭を横切って建物に近づきます。
 そして、ベランダをよじ登りました。
 私は自分のやっていることが自分でも信じられませんでした。
 部屋は真っ暗でしたが、小さな明かりがもれてくる一角があります。
 こっそりと近づいていくと、驚いたことにカーテンの隅が開いていて、中がのぞけるようになっているではないですか。
 耳をそばだてると、小さな話し声も聞こえてきます。
 私はそこへしゃがみ込むと中をのぞき込んだのです。

 思った通り、そこは北村のベッドルームでした。
 そして妻と北村が行為の最中だったのです。
 北村は二人の行為を見せつけようとして私を呼び寄せたのに違いありません。
 目が暗闇に慣れてくると、次第に中の様子が分かってきます。
 二人は全裸になり、ベッドの上で向き合って座り、お互いの体をさすり合っているのでした。
 『チュッチュッ』という音がするのは、北村が妻の体のあちこちにキスの雨を降らせているからなのでしょう。
 時おり、北村は妻の可愛らしい乳首にも吸い付いているようです。
 「あぁ・・・」という妻の切ない声が聞こえます。
 やがて、北村は妻を押し倒すと、脚の間に入り込み、蜜壷をなめ始めたようです。
 『ピチャピチャ』という音に混じって、妻の「やだぁ・・・もぅ・・・」という甘く北村をなじる声や、くすくすという抑えた笑い声、「あっ、あっ」というあえぎ声が聞こえます。
 やがて、北村は妻のすらりとした両脚を持ち上げて、自分の肩に担ぎ上げます。
 妻の丸いお尻がベッドから浮き上がると、北村はアナルにも舌をはわせ始めました。
 妻は「あん・・・」という甘えるような声を出して身をねじります。
 しばらくすると、今度は北村が下になりました。
 上になった妻は北村の唇に自分の唇を重ねます。
 何度も、何度も唇を重ねては、北村を見つめています。
 そして、北村の厚い胸、乳首、下腹部という具合に入念に唇で奉仕していきます。
 いよいよ、そそり立つ肉棒を口に含みます。
 妻は喉の奥深くまで肉棒をくわえたり、一旦、口から離して、肉棒の裏筋を下から上に入念になめ上げたり、先端だけをくわえて、口の中で舌を使って刺激を与えたりしています。
 ときには、ずっと下の方、つまり睾丸を包む袋の部分をチロチロとなめたり、袋ごと口にくわえ込んだりもしています。
 睾丸を包む袋を口で刺激するときには、妻はその細いしなやかな指で肉棒の部分を優しくしごいたりもするのでした。
 北村は一心不乱に奉仕する妻の髪を撫でながら「ゆかり、いいぞ。随分、上手になったじゃないか」と、満足そうに声を掛けます。
 妻は、くわえていた肉棒を一旦、口から離すと「全部、あなたが教えてくれたのよ・・・悪い人ね・・・」と言って、北村を甘くにらみつけます。
 そして、また、北村への奉仕に没頭するのでした。
 やがて、北村は妻のサービスに十分に満足したのか、ベッドから身を起こすと「ゆかり、もう我慢できないよ。一つになろう」と声を掛けます。
 それでも妻は、しばらく北村の肉棒をくわえたままでしたが、北村に肩をたたかれると、やっと口を離します。
 そして、北村と体を入れ替えて下になると、北村の挿入を待つ姿勢を取ったのでした。
 北村がじわじわと肉棒を挿入すると、妻は「あぁん」という声をあげて、身をのけ反らせます。
 私は、妻に向かって「一つになろう」という北村に、
殴りつけたいほどの怒りを感じましたが、頭の中はどす黒い欲情に完全に支配され、肉棒をはち切れんばかりに怒張させていたのでした。

39.愛のルール
 妻と北村の二人は正常位で結合した後も、しばらくじっと動かずに、お互いを見つめ合っています。
 そして、長いキスの交換の後、北村はゆっくりと腰を動かし始めました。
 「はぁっ」という熱い息が妻の口からもれます。


 でも妻は、北村のゆっくりとした腰使いにじらされたのか「あん、もっとぉ~」などという甘い催促の声を出しています。
 それは、私たち夫婦の行為では聞いたこともないような声でした。
 私は『あの妻が・・・』と思いながら、妻をここまで仕立て上げた北村に激しい憎悪を感じないわけにはいきませんでした。
 やがて、北村の腰の動きが次第に早くなると、妻は「そぉ、そぉ、それなの・・・」などと口走りながら、自分も腰を動かし始めたようです。

 『ギシッギシッ』とベッドのきしむ音がします。
 時折『チュッチュッ』という音がするのは、二人が腰を動かしながらキスをしているからなのでしょう。
 やがて、二人の腰の動きが早くなると、妻は「あぁっ」というせっぱ詰まったような声をあげて、体をがくがくとけいれんさせ、北村の肩に腕を回してしがみついたのです。
 北村よりも先に最初のアクメに達してしまったのでしょう。
 北村は妻がアクメの余韻から冷めるまでの間、その華奢な小麦色の体をきつく抱き締めたまま、身動き一つしません。
 やがて、妻は、もう一度ブルッと震えると、体の力が抜けたのか、北村の肩に回した腕をほどいて、がっくりとベッドに横たわりました。
 すると北村は、妻に長い口づけをして、再び腰を動かし始めます。
 しばらく、北村の動きに身を任せていた妻も、ゆっくりと腰を振り始めました。
 妻の腰の動きは次第に早くなっていきます。
 今度は北村が体をそらせ始めました。
 押し寄せる射精感にたえているのでしょう、北村の両足はピーンと突っ張ったようになっています。
 おそらく射精の直前まで行ったところで、北村は動きを止めました。
 そしていぶかるように北村を見上げる妻に向かって「今度は、ゆかりが上になるんだ」と声を掛け、その太い両腕で妻をひしと抱きました。
 すると、ふたりは、もう手順がよく分かっているかのように、きつく抱き合ったまま一回転して、体の位置を入れ替えました。
 北村の肉棒が妻の蜜壷に挿入されたまま、今度は妻が上になったのです。
 その様子は、こうやって体の位置を入れ替えることが、二人にとっては、もはや慣れ親しんだ段取りとなっているかのようでした。
 私の妻と北村との間では、私の知らない愛のルールが出来上がっているのです。
 妻は上になると、いとしそうに北村を見下ろします。
 そして、ゆっくりと腰を上下に動かし始めました。
 たしかハワイに行って間もないころ、プールサイドで北村と交わったときは、妻は恥じらうあまり、北村の上でほとんど動けなかったはずなのに・・・
 今の妻は、口元に微笑を浮かべ、恥じらう様子もなく、腰を振っているのです。
 腰を動かしながら、時折、長い髪をかき上げる様子に、私の怒張しきった肉棒の先端からは透明な液体が出始めていました。
 妻が腰を動かすたびに、形の良い乳房が上下に揺れます。
 乳房の先端では、ピンク色の可愛い乳首がツンと上を向いてきつ立しています。
 北村は下から手を伸ばして、その乳房をもみあげたり、乳首をいじったりしています。
 やがて、北村も下から腰を突き上げ始めました。
 妻の動きも早くなります。
 妻の小麦色の体に光沢が増してきたのは、全身に汗がにじみ始めたからなのでしょう。
 やがて、もう妻は体を起こしておくことが出来なくなり、北村の上に突っぷします。
 まるで、さっきと逆のように、北村が妻の肩に腕を回してきつく抱き締めます。
 二人は、もう止めることの出来ない列車のように「あっ、あっ、あっ」とか、「うぅっ」という声をあげながら、激しく腰を振り続けます。
 妻には、もう髪をかき上げる余裕もなく、その美しい長い髪は乱れたままです。
 二人の汗は溶け合って流れ、ベッドに大きなしみを作っているに違いありません。
そしてついに、北村が「おおおぅ」という獣のような声をあげ、その怒張した肉棒をどくどくと脈打たせながら大量の精液を妻の子宮に浴びせかけると、妻も激しく身もだえして全身をけいれんさせ、北村の体の上で絶頂に達したのでした。

40.中華街で
 その夜、私の妻と北村の二人は、さらに何度も交わりました。
 文字通り、二人は一つになって、体液を交換し合ったのです。
 妻は何度となく、その蜜壷や口の中に北村の白濁した体液を受け入れ、また、北村は妻の秘密の花園で分泌される甘い蜜を、たっぷりとなめ上げたのです。
 妻の体が上になり下になり、際限もなく北村の醜悪な肉棒で突き上げられるのを、また、二人がお互いの唇でお互いの体をむさぼり合うのを、私はじっと窓の外から見ていたのでした。
 二人が疲れ果て、全裸のまま重なり合うように深い眠りに落ちてから、ようやく私はその場を離れました。
 妻と北村の愛の行為は五時間にも及んでいたのです。

 家に着くと、私は妻が帰ってくるのに備えて隠しておいた例のCD-ROMを引っ張り出しました。
 自分で自分を慰めずにはいられなかったのです。
 さすがに北村の庭では自慰に走ることのできなかった私は、家に着くなり、たぎる欲望を自分の手で慰めたのでした。

 翌朝、私は寝過ごしました。
 前夜、家に戻るのも遅かったし、何度も自慰をしたことで、私は寝坊をしてしまったのです。
 すでに約束の十時になっていることに気づいた私は、ベッドから飛び起きて、妻の携帯に電話しました。
 妻がハワイにいる間は、絶対につながることのなかった携帯です。
 何度かベルが鳴って、ようやく妻が出ました。
 画面表示で私からと分かったのでしょう。
 「あなた・・・、今どこ?」と細い声で尋ねます。
 「ごめん、今、起きたんだ。昼ごろ、そっちへ行くよ」
 「うん、いいよ・・・」と言いながら、妻が上の空なのに、私は気づきました。
 妻の声が途切れます。
 「もしもし・・・」と私が声を掛けても返事がありません。
 驚いたことに、電話の向こうから「あぁっ・・・」という声がするではありませんか。
 私が、もう一度「もしもし」と声を掛けたとき、遠いところから、かすかに妻の荒い息づかいが聞こえました。
 私はがく然としました。
 二人は朝から交わっているのです。
 妻は電話には出たものの、北村から突き上げられている最中だったのに違いありません。
 妻は、とても電話を持って話すことができず、取り落としたのでしょう。
 だから、妻の荒い息づかいは遠いところから聞こえたのです。
 私は暗い気持ちになりました。
 でも、今日、妻は私の家に戻ってくるのです。
 北村にしてみれば、ハワイにいた時のように、妻をいつでも思うままにもてあそぶことはできない。
 だから、妻を激しく求めているのだと私は思いました。
 情けないことに、そんなことで、私は小さな勝利感を味わっていました。

 北村の家についたのは12時を少し回ったところでした。
 チャイムを鳴らすと、妻が一人で荷物を持って現れました。
 心なしか疲れているように見えるのは、時差の影響なのか、それとも昨晩からの激しい北村との愛の交換のせいなのか、私には分かりませんでした。
 北村はまだ寝ているとのことで、出てきませんでした。
 妻は「北村さんが、あなたに宜しくって」と、伏目がちに私に伝えました。

 もうお昼になっていたので、私たちは中華街へ向かいました。
 妻が久しぶりに中華料理を食べたいと言ったのです。
 私たちはお気に入りの飲茶の店に入りました。
 次々と運ばれる料理を品定めしながら、私たちは、ぽつぽつと言葉を交わします。
 会ったら、話したいこと、聞きたいことがいっぱいあると思ったのに、思うように言葉が出てきません。
 私は妻がいない間に日本であった出来事をいくつか話します。
 妻は興味深そうに聞いていましたが、私は自分が一番大事なことに触れていないことが分かっていました。
 『これから、私たちはどうするのか・・・』ということです。
 私には『北村は妻を愛していない、妻は北村と一緒になってはいけない・・・』という確信がありました。
 でも、私には妻がどう考えているのか分からないのです。

9 名前:col

2023/10/01 (Sun) 16:51:59

41.ヴィーナス
 私たちは食事を終えると、店を出ました。
 車を駐車場に残したまま、あても無く歩きます。
 やがて、私たちは山下公園へ出るとベンチに腰掛けました。
 右手に氷川丸が見えています。
 よく晴れた素晴らしい日でした。
 午後の太陽はさんさんと輝いています。
 子供達の走り回る声がします。
 そして、海からはさわやかな風が吹いて、妻の長い髪をそよがせるのでした。
 妻の髪からは甘い香りがします。
 私たちは、しばらく黙ったまま座っていました。
 先に沈黙に耐えられなくなったのは私でした。
 「これから、どうするの」
 私が聞くと、妻はけげんそうに私を見ます。
 「今日は、もう、おうちに帰りましょう」
 私は言いました。
 「いや、そうじゃなくて・・・」
 妻は『なに?』という顔をします。
 「僕達のこれから先のことさ」
 妻は、やっと、私が今日のことではなく、これから先、将来のことを言っているのだということが分かったようです。
 そして、急に下を向いて黙ってしまいました。
 私は心配になってきました。
 すると、妻がすすり泣き始めたのです。
 「あなた、怒ってるよね?私のこと」
 「・・・」
 「あんまりだもんね・・・ありえないわ、こんなことって・・・」
 私は何と言っていいか分かりませんでした。
 私は北村には怒っていましたが、妻には怒っていませんでした。
 それに、これは絶対に妻には言えないことでしたが、私自身にも、どす黒い醜悪な心のひだがあって、妻が北村に抱かれる姿に激しい欲情を駆り立てられていたのも事実なのです。
 美しい、誰にも渡したくない妻が、他の男たちの欲望のはけ口にされ、思うがままにもてあそばれ、汚される姿をのぞき見して、激しく興奮していたのは私自身なのです。
 「北村さんがね・・・私はもうすぐ妊娠できるって」
 妻は涙をぬぐいました。
 「どういうこと?」
 「私の・・・つまり・・・」
 妻は言いよどみましたが、やがて吹っ切れたように、話し出しました。
 「私自身も、妊娠しにくい体だったけど、北村さんのおかげでもう大丈夫だって言うの」
 私は、義澤医師が「女性がアクメに達すると子宮が収縮してポンプのように精子を吸い上げる」と言っていたのを思い出しました。
 妻が北村に性の手ほどきを受けて、より深く長いアクメを得るようになった結果、妊娠しやすい体質に変わってきたということを言っているらしいのです。
 「北村さんが、義澤先生のところで、一度、検査を受けたらいいって言うの」
 私も検査を受けることには異存はありません。
 「検査を受けて、その結果で、少し工夫すれば妊娠するんじゃないかって」
 「工夫?」
 「食事とか、睡眠とか・・・」
 「とか?」
 妻はしばらく黙っていましたが、やがて「・・・セックスする日とか、回数とか・・・」と言うと、赤くなって下を向きました。
 私はいじらしくなって、人目も憚らず、妻を抱きしめました。
 そして、私は、それ以上、もう何も言うことはできませんでした。
 北村との関係をどうするのか、はっきりさせたい気持ちはありました。
 でも妻は、十分につらい思いをしてきたのです。
 これ以上、何かを言って妻を苦しめる必要があるでしょうか。

 その夜、私たちは久しぶりに私たちだけのつつましい小さなマンションで二人きりになることができました。
 夕食の後、「今夜、いいよね」と私が言うと、妻は「うん」と頷いてくれたのです。
 私が先にシャワーを浴びて妻を待ちました。
 たしか、妻がハワイに旅立つ前日に交わって以来のことです。
 妻は入念にシャワーを浴びています。
 昨晩、そして、今朝、激しく交わった北村の匂いを落としているのでしょう。
 お湯の音が、絶えることなく聞こえてきます。
 やがて、妻が胸から下をバスタオルで隠して現れました。
 寝室の明かりは落としてありますが、暗がりでも、つややかなその肩はまぶしいほどに光っています。
 妻は、私を見て、かすかに微笑むとバスタオルをはらりと落として全裸になり、ベッドに上がってきました。
 この六週間というもの、自分のものでありながら、手の届かなかった妻、CD-ROMの中でしか存在せず、私の妄想をかき立てるだけだった妻が、今、ヴィーナスのように輝く裸体を露わにして、すぐそこにいるのです。

42.性戯(1)
 妻がベッドに上がってくると、私たちはしばらく見つめあいまた。
 暗がりの中ですが、妻の体は薄くオイルを塗ったかのように光輝いています。
 全身は小麦色に焼けていますが、よく見ると、乳首のまわりと薄っすらとした茂みの部分だけが、白いまま残っています。
 その白い部分の面積は全部合わせても、ハンカチ一枚分の広さにもなりません。
 CD-ROMの中の妻は黄色い大胆な水着をつけていましたが、ハワイでの滞在の最後のあたりでは、その美しい体のほとんど全てをさらけ出すような、さらに大胆な水着を付けさせられていたに違いありません。
 腰は見事にくびれています。
 ハワイでも、シェープアップしていたに違いありません。
 そして、形の良い乳房の先端にはグミの身のようにピンク色に透き通った乳首が、ツンと上を向いているのでした。
 暗がり中で妻は私を見つめてほほえんでいます。
 ベッドに寝そべって妻を待っていた私が身を起こそうとすると、妻は手の平で私を押し留めます。
 私は何事かと思いながら、ベッドに横たわりました。
 妻は「いいのよ、あなたはそのままで・・・」と言いながら、私に口付けてきました。
 長い髪がはらりと私の顔を撫でるとき、甘くいい香りがしました。
 妻は何度も私に口付けた後、私の首から胸に舌をはわせます。
 そんなことは、今までの二人の性生活では無かったことでした。
 妻は私の乳首に吸い付きました。
 私は驚いて飛び起きそうになりましたが、妻の手で押されて、再びベッドに横たわります。
 ちろちろと私の乳首をなめながら、妻は私の反応を楽しむように、上目づかい私を見ます。
 私は男の乳首にも微妙な性感帯があることを思い知らされました。
 私が思わず「うぅっ」という声を出して身をねじると、妻は嬉しそうに、ますます、ねっとりと私を責め立てます。
 北村と知り合う前の妻は、ただただ、私の下で身を固くしているだけだったのに、何という変貌でしょう。
 やがて、妻の唇は私の下腹部を入念になめ回してから、下の方に降りていきます。
 私の肉棒は痛いほどに膨張して天井を向いています。
 恥ずかしいことに、もう、その先端から気の早い透明な汁がにじんでいるのが自分でも分かりました。
 妻の細い指が肉棒にからまります。
 そして、その舌で透明な汁をなめたのでした。
 私の体には電流が走りました。
 妻はその可愛らしい唇を私の肉棒におおいかぶせます。
 私は思わず身をねじりました。
 妻はねっとりと肉棒を吸い上げます。
 以前の妻では考えられない行為です。
 妻の唇や舌が私の肉棒にまつわりつきます。
 そして、妻は頭を上下させ始めました。
 生暖かいねっとりとした妻の口の中で、私の肉棒は念入りにしごかれています。
 私の頭の中は真っ白になっています。
 私の腰は無意識のうちにベッドから浮き上がってきました。
 そして、妻の頭の動きが激しくなり、私が『まずい』と思った次の瞬間、私は妻の口の中で大量に放出してしまったのでした。
 そして、それは、私にとっては初めての経験だったのです。
 私が放出したとき、妻は、一瞬、驚いたように動きを止めました。
 妻にとっては、予想外に早かったということなのでしょう。
 でも、妻はその愛らしい口で私の放出したものを全て受け止めると、私の肉棒をくわえたまま、ごっくんと飲み込んだのです。
 そして、私の肉棒を吸い上げ、尿道の中から白い液体を最後の一滴まで絞り出して、ようやく口を離しました。
 私の肉棒と妻の唇の間に、幾筋も、糸を引くように粘液がつながっているのが見えます。
 ティッシュで口をぬぐった妻が、私に添い寝をするように横になったとき、私の息も落ち着いてきました。
 私は、思わず「ごめんね」と言っていました。
 あっという間に行ってしまったことに、また、妻の口を汚してしまったことに謝りたかったのでしょうか。
 「ううん・・・嬉しかったよ」と妻は言います。

 二人の間に沈黙が流れます。
 夜の生活では、あんなに控えめだった妻が、こんなにも大胆になったのは、すべて北村の仕業なのです。
 妻は北村に叱られたり、ときには優しくされたりしながら、北村に言われるままに、いくつもの性戯を仕込まれていったのに違いありません。
 北村という赤の他人に、自分の妻が唇や舌の使いかた、そして腰の使いかたを厳しく仕込まれている間、私は、ただCD-ROMを見ながら自慰にふけるしか無かったのでした。
 二人が何時間も何時間も全裸で過ごしている間、私はぼんやりと妻の帰りを待っているだけだったのです。
 妻は黙って横になったまま、天井を見ています。
 その目は、どこか遠くを見ているようです。
 北村のことを考えているのでしょうか。
 私は怒りと嫉妬で頭が破裂しそうになりました。
 気がつくと私の肉棒も完全に勢いを回復しています。
 私は、跳ね起きると、妻におおいぶさり、そのすらりとした脚を高々と持ち上げると、怒張したに肉棒を妻の蜜壷にぶすりと差し込んだのでした。
 妻は黙って私を受け入れると、腕を私の肩に回してきました。

43.性戯(2)
 こうして、私は六週間ぶりに妻の体の中に肉棒を挿入することができました。
 私は無我夢中で腰を動かします。
 妻は目を閉じたまま、私の腰の動きに合わせるように「うん、うん・・・」という声を出しています。
 やがて、妻の蜜壷がうるおいを増し、その体が汗でしっとりと湿り気を帯びてきたとき、私は今までとは違う感触に気がつきました。
 妻の甘い蜜壷の入り口が、微妙に動いて私の肉棒を締めるのです。
 それは今までの妻との性生活では一度も無かったことでした。
 妻は目を閉じたまま、私の動きに身を任せています。
 決して、妻は意識して、私の肉棒を締め付けているのではないのです。
 やがて、私の動きにあらがうように妻の腰も動き始めます。
 私が腰を打ち込むと妻も腰を入れ、私が腰を引くと、妻の腰も戻ります。
 妻の腰は妻の意思とは関わり無く、勝手に動いて、私の肉棒と妻自身の粘膜の摩擦が最大になるようにしているのです。
 私は蜜壷の入り口で肉棒がしごかれるような感触に酔い痴れます。
 そして同時に、蜜壷の奥では、妻の粘膜が、あたかも別の生き物のようにうごめいて、私の肉棒に襲いかかっているのです。
 「ど、どうしてなんだ・・・」
 私はめまいがするような快感の中で、叫んでいました。
 頭の中は、もう、真っ白です。
 それも、これも、すべて北村の仕業なのでしょうか・・・
 あんなに清楚でつつましやかだった妻が、北村によって、その体を完全に開花され、その粘膜で私の肉棒をもてあそんでいるのです。
 妻の蜜壷は無意識のうちに反応して、私の肉棒を一生懸命、もてなしているのです。
 北村への嫉妬と怒り、妻の変貌への驚き、そして何よりも、私が人生で一度も経験したことのない、甘美で強烈な刺激の中で、私はあっという間にはてていました。
 二回目の放出だと言うのに、私は自分の肉棒が激しく脈動し、尿道の中を大量のどろどろした液体が駆け抜けていくのを感じていました。

 放出した後、私は妻の上に突っ伏して、しばらく動くことができませんでした。
 私が妻の体の上でじっとしている間、妻は優しく私の背中をさすってくれました。
 顔を上げると妻が微笑んでくれます。
 でも、妻は息ひとつ乱していないのです。
 私は急激に、自分の気持ちが冷え込んでくるのを感じていました。
 私は、恐る恐るたずねたのです。
 「よかった?」
 「・・・うん」
 「・・・ほんとに?」
 「ほんとよ・・・私はあなたがいってくれればいいの」
 妻はそう言うと「ねぇ、シャワーを浴びさせて」と言います。
 私が妻の体の上から降りて、その横にごろりとなると、妻はさっと起き上がり、「ちょっと待っててね」と言い、バスタオルを拾い上げて体に巻くと、軽やかな足取りでバスルームに消えていきました。

 かすかに聞こえるシャワーの音を聞きながら、私は天井を見つめてぼんやりと考えていました。
 「妻はいったのだろうか」
 きっと、妻はいっていないのでしょう。
 『私がいってくれればいい・・・』ということは、妻自身はいっていない証拠じゃないか。
 私はそんなことを考えていました。
 CD-ROMの中の妻は、北村との交わりで、いつも体を大きくふるわせ、そのきゃしゃな体をけいれんさせていたではありませんか。
 北村がいくときには、妻も同時に頂点に登り詰め、北村の体にしがみついて、息も絶え絶えに、大きくのけ反っていたではありませんか。
 そして、ベッドに倒れこんで失神したことさえあるのです。
 そんな妻が、私との性行為では、息も乱していないのでした。
 私は北村への怒りだけでなく、初めて妻に対して獣のように征服したいというどす黒い気持ちを抱いたのです。
 私は居ても立ってもいられない気持ちになりました。
 とても、ぼんやりとベッドの上に横たわっていられる心境ではありません。
 すでに二回、大量に放出しているのに、私の肉棒は熱を帯びて、赤銅色にそそり立っています。<
 そこへ、妻が、化粧も落とし、ピンクの花柄のパジャマを身に着けてベッドルームへ戻ってきたのでした。

44.性戯(3)
 妻はベッドルームのドアを開けた瞬間に、私の熱く勃起した肉棒を見て、思わず凍りついたようでした。
 以前の私なら、腰にタオルを巻いてベッドに横になり、ぼんやりと妻がシャワーから戻るのを待っていたからです。
 行為の後、妻が先にシャワーを浴びる。
 私は腰にタオルを巻いて待っている。
 妻が戻るのと入れ替わりに、私がシャワーを浴びる。
 私が戻る頃には、妻は可愛い寝息を立てている・・・
 それが私たちのルールだったのです。
 でも、今の私は嫉妬と激しい欲情で、半分、理性を失っていました。
 私は凍りついた妻の手を引いて、ベッドに引きずり上げると、自分でもびっくりするくらいの大きな声で「脱げ!」と命令していたのです。
 妻は、驚いて私を見つめましたが、かろうじて聞き取れるような小さな声で「あなた、大丈夫?しっかりして。あしたは仕事でしょ」と言います。
 でも、私が「いいんだ、はやく脱げ!」と言うと、妻はおずおずとパジャマの上着のボタンに手を掛けました。
 「そうじゃない!下から脱ぐんだ!」と私は命令します。
 妻はぎくっとなりましたが、観念したように、パジャマのズボンを脱ぎます。
 すらりとした脚がむき出しになったのを見て、私の肉棒ははち切れそうに怒張します。
 妻は、しばらく恥じらっていましたが、私が「パンティも脱ぐんだよ」と言うと、ベッドの上にペタンと座ったまま、腰を少し浮かして、パンティ脱いだのです。
 パジャマの上は着けたまま、下半身むき出しになった妻の姿はあまりにも刺激的で、私はそのまま、むしゃぶりつきたい衝動に駆られました。
 しかし、私はぐっとこらえると、妻の顔にどす黒く充血した肉棒を突きつけて「くわえるんだ」と言ったのです。
 妻は下を向いてためらっています。
 なぜなら、私の肉棒には、妻の体液と私の精液が白くこびりついていたのです。
 妻がシャワーを浴びている間に、べとべとしたものは乾いたのですが、二人の体液の混ざり合ったもののざんしが、あちこちに、こびりついているのです。
 「これを、舐めるの・・・」と妻は消え入るような声で聞きます。
 以前なら、行為の終わったあとの肉棒を洗いもせずに妻にくわえさせるなど、考えもつかないことでした。
 でも、今、私は妻を許す気になれませんでした。
 『いつも、北村のべとべとしたものを、むさぼるようにくわえてるじゃないか・・・』
 私は、かろうじて、その言葉を飲み込みました。
 もし、それを言っていたら、全てがぶち壊しになっていたでしょう。
 私は、少し気を落ち着けて「ゆかり、お願いだ。愛してるんだ」と言いました。
 すると、妻は、こっくりとうなずいて、私のそそりたつ肉棒をくわえたのです。
 いったん、私の肉棒をくわえると、妻はもう観念したのか、下から上へ、また上から下へと丁寧に舌を動かします。
 二人の体液が乾いてかさかさしたものが全てなめ取られると、妻の舌の動きもスムーズになってきました。
 私の肉棒は入念に唾液をまぶされ、ねっとりとしごかれています。
 私も二回射精しているせいか、生暖かい感触をたっぷりと楽しむことができます。
 でも、私の我慢も限界に近づきました。
 私は妻の口から肉棒を引き抜くと「四つんばいになるんだ」と妻に命じます。
 妻はもう、何も言わずに後ろ向きになると、自分から、パジャマの上とブラジャーを脱ぎ捨てて全裸になり、ゆっくりと四つんばいになったのでした。
 暗闇の中では、妻の小麦色の背中は黄金色に輝いて見えます。
 妻は四つんばいになると、ベッドに頭を押し当て、その丸いお尻を私に向けました。
 その時です。
 私は妻のアナルを汚そうと思ったのでした。
 私がなめることさえもできないままに、北村に処女を奪われてしまったアナル。
 その同じ夜に獣のような田中青年に汚されたアナル。
 私が、改めてのぞき込むと、妻のアナルは密やかに、でも、私を誘うようにひっそりと息づいています。
 私は、たけり狂う肉棒に手を添えると、妻のアナルに押し当てました。
 妻は「あなた・・・」と驚きの声をあげます。
 でも、妻はすぐに私の欲望を理解したようでした。
 「ちょっと、待ってね、あなたの欲しいものはあげるから」
 妻はそう言うと、すらりとした自分の脚の間から片方の手を伸ばし、私の肉棒に添えたのです。
 そして、小さな声で「私に任せてね」と言うと、ゆっくりと私の肉棒を自分のアナルに導いたのです。
 なんてことでしょう。
 妻が北村とハワイに旅立つ前の夜、私が妻のアナルに舌を挿し込もうとした時には、妻は飛び上がって号泣したのです。
 それが今は、私の肉棒に手を添えて、自分のアナルに挿入したのです。
 そして「ゆっくりよ、そう、そうよ」と言って私をリードしているのです。
 これも、また北村に仕込まれたことなのです。
 私は、目もくらむような締め付けと、気も狂うばかりの嫉妬の中で、あっという間に果てました。
 そして、妻の輝くような背中の上に突っ伏したのでした。

45.検査(1)
 一週間後、私と妻は久しぶりに義澤医師の病院を訪れていました。
 北村が妻に受けろと言った検査のためです。
 本当に妻は願いをかなえることができるのか、一度、きちんと検査をしてもらおうということになったのでした。
 義澤医師は、北村からすでに色々と聞いていたようでした。
 「赤ちゃんができない理由は色々ありますが、奥様の場合、以前にもお話しましたが、アクメの強さが決め手です」
 義澤医師の言い方はストレートです。
 細かい専門的なことはよく分かりませんでしたが、説明の間、妻はじっと下を見ていました。
 「でも、北村さんとお付き合いをされて、そちらは随分と開発されたんじゃありませんか」
 開発という言葉に私は逆上しそうになるのを、必死でこらえました。
 「ハワイでも、たっぷりと手ほどきを受けたとか・・・北村さんも、奥様ほど飲み込みの早い方は、あまりいないと言っていましたよ」
 いったい、北村は義澤医師から紹介されて、何人の人妻をえじきにしているのでしょうか。
 妻は、真っ赤になっています。
 とても、私と目を合わせることができない感じです。
 「まあ、それはともかく、今日は奥様に検査を受けて頂きましょう。簡単に言いますが、アクメの強さを検査して、今後のプランを考えます。いいですね」と、義澤医師は決め付けるように言います。
 「ゆかり、いいのかい?」
 「・・・」
 心なしか、妻の顔は青くなっているようです。
 ハワイでの日焼けも少しずつ落ちて、元の白い肌に戻りつつありますが、顔に血の気がありません。
 「ど、どんな検査ですか」
 妻は蚊の鳴くような声で聞きます。
 私も、それが不安になってきました。
 もし、義澤医師が自分で妻と交わって、その感触で決めるというような、とんでもない検査だったら、私はきっぱりと断ろうと思いました。
 「ご心配はいりませんよ。アメリカ製の最新鋭の機械を使います。いくらなんでも、生身の男性を使ったりはしませんよ。奥様がお望みでもしない限りはね」
 妻は、キッと義澤医師をにらみつけて「とんでもありません」ときっぱり言います。
 私も、妻の言葉を聞いて安心しました。
 「それでは、検査室へ行きましょう。申し訳ありませんが、ご主人は待合室で待っていて下さい」と義澤医師は言います。
 「一緒にいてはいけないのでしょうか」
 「生身の人間は使いませんが、ご夫婦とはいえ、医師以外の男性が目にされるべき検査ではありません。内診のようなこともしますので、旦那さまには外で待って頂いています。その方が、奥様も安心して検査を受けられるのです」
 妻も「私、大丈夫だから、待っていて」と言うので、私は待つことにしました。
 悪い胸騒ぎもしましたが、私はその場に残って、妻と義澤医師が診察室の奥の扉から消えていくのを見送ったのです。

 私は40歳を過ぎたような看護婦に案内されて待合室に戻りましたが、30分ほどぼんやりとしていると、また、看護婦が現れました。
 「旦那様が見ていると、たいていの奥様は検査に集中できないので、見ていないことにしているのですが、もし、ご心配なら、隠し部屋から検査の様子を見ることはできます。どうされますか」と聞くではありませんか。
 私は「ぜひ、見せてください」と言いました。
 なんだか、とても悪い予感がしていたのです。
 看護婦は「こちらへどうぞ」と言って、私を待合室の裏側の隠し部屋へ案内します。
 片方の壁のカーテンを開けると、そこに鏡が現れましたが、看護婦が明かりを消すと、その鏡は透き通ったガラスに変わり、隣の部屋の検査がのぞけるようになっているのです。

 なんということでしょうか。
 妻は、全裸にされ、黒いレザー張りの婦人科の診察台のようなものに、両手両脚を拘束されています。
 すらりとした両脚は大きく開かれ、その間に義澤医師が入り込んで、なにやら作業をしています。
 驚いたのは、妻の体に無数の電極がつながれていることでした。
 胸から、乳首、おへその周りや、ぜい肉の無いすっきりとした下腹部などに、直接、無数の電極が差し込まれています。
 「あ、あれは・・・」
 「あれはステンレスでできた電極ですが、髪の毛よりも細いので、直接差しても全く痛みはありません。あの電極から、微弱な電流を流して、奥様の性感帯に刺激を与えているのです」と看護婦は説明します。
 たしかに、それらの、電極はすべて、ひとつの機械につながっています。
 そして、義澤医師は、その機械のつまみを微妙に操って電流の強さを調節しながら、妻の反応を調べているのです。
 「それでは、私は失礼しますが、何があっても、絶対に大きな声を出したりしないでくださいね」と言うと、看護婦は隠し部屋から出ていきました。
 私はガラスに顔をつけるようにして中の様子をうかがいます。
 よく見ると、妻の額には薄っすらと汗が浮かび、半分開いた唇の間から「あ、あ」という切ない声がもれ始めています。
 そして、妻の体は次第にピンク色に染まっていくではありませんか。
 私の股間は、もう、熱くなっています。

10 名前:col

2023/10/02 (Mon) 16:58:44

46.検査(2)
 しばらくすると、明らかに妻の息づかいは荒くなってきました。
 妻の体は小麦色から、次第に元の白さに戻りつつありましたが、その白い肌がピンク色に染まっています。
 体の光沢が増しているのは、薄っすらと全身に汗をかいているからなのでしょう。
 心もち、診察台から背中が持ち上がってきて、のけ反るような姿勢になっています。
 「奥さん、いい感じになってきましたね」と義澤医師は言うと、機械のつまみをひねって、電流を強めます。
 妻の口からは「あぁ~・・・」という声がもれ、眉間にしわが寄り始めました。
 唇が渇くのか、時折、舌を出して唇をなめる姿があまりにも刺激的です。
 「これからが、本当の検査ですからね、頑張ってください」
 義澤医師はそう言うと、どこからか真っ黒いディルドのようなものを取り出しました。
 よく見ると、そのディルドにもコードがつながっていて、機械と結ばれています。
 義澤医師は、そのディルドのような器具を持って、妻の蜜壷に狙いを定めると、ゆっくりと挿入し始めたのです。
 「あ、あっ」と妻は声をあげ、思わず腰を浮かします。
 でも、義澤医師は妻の反応にはお構いなしに、そのディルドを根元まで挿入し、機械のスイッチを入れました。
 ディルドは『ブーン』という音を立てながら振動し始めます。
 義澤医師はそのディルドを、妻の蜜壷に出し入れしながら、機械の画面に映るグラフを見つめています。
 いつの間にか、妻の秘密の花園はすっかりと蜜で満たされたのでしょう、ディルドの出し入れもスムーズになってきました。
 ブーンという機械の音に混じって『ヌチャッ、ヌチャッ』という音が聞こえてきます。
 妻の体に出入りしている黒いディルドもぐっしょりと濡れて、妖しげな光沢を放っています。
 義澤医師が一段とディルドの出し入れを早めると、妻の腰も微妙に動き始めます。
 義澤医師は少し驚いて「奥さん、動かなくていいですよ」と声を掛けますが、妻がもはや目を閉じて歯を食いしばり、ほとんど口も聞けない様子になっているのを見て、これは妻の意志とは関わり無く、北村に仕込まれた結果だというのをさとったようです。
 やがて、その半分開いたピンク色の唇の間から「だめ、だめ、あぁぁ」と、うわ言のような声が漏れると、妻の体はガクガクと震え、小刻みにけいれんしてアクメに達してしまったのでした。
 義澤医師は、妻が汗びっしょりになって体を震わせている様子に満足したようで「奥さん、今、絶頂ですね」と声を掛け、機械の画面に見入っています。
 妻は、もはや何も答えることができず、大きな息をつくのが精一杯なのでした。
 しばらくして、妻は少し落ち着いてきたようですが、まだ時折、体をぶるっと震わせています。
 すると、義澤医師は「これで機械での検査は、終わりです。必要なデータは、大体、揃いました」と言います。
 ところが、それに続けて「本当は生身の男性とセックスすることで、データも完璧になるのですが、奥さんは嫌ですよね。奥さんさえ宜しければ、用意もしてあるのですが」と言うではありませんか。
 生身の男性とのセックスはしない約束で検査を受けているというのに・・・
 妻は、うつろな目で義澤医師を見ながら「は、はい、もう終わりに・・・してください」と、息も絶え絶えに答えます。
 すると、なんということでしょうか。
 義澤医師は、機械のつまみを上げ、妻の性感帯に送り込む電流を強めているではありませんか。
 電流が強められた途端、妻は「あ、あっ」と声をあげてのけ反ります。
 なんと義澤医師は、だんだんとつまみを上げ始めたのです。
 「奥さん、本当に終わりでいいんですか?」
 義澤医師は、そう言って、さらにつまみをあげると、意地悪そうに妻を見下ろします。
 なんと、さっきの検査のときよりも電流を強めているようです。
 妻は、再びその体をピンク色に染め、全身を汗まみれにしながら、押し寄せる性感に必死で耐えています。
 しばらくすると、義澤医師は自分の人差し指をペロリとなめ、妻の蜜壷に挿入したではありませんか。
 そして、ゆっくりと出し入れを始めたのです。
 驚いたことに、妻の腰も微妙な動きを始めたではありませんか。
 妻の腰の動きを見た義澤医師は、その指をすっと抜いてしまいます。
 すると、妻の腰は無意識のうちに、その指を追って微妙に動くのです。
 「奥さん、意地を張らなくていいんだよ。生身が欲しかったら、そう言いなさい」
 義澤医師は意地悪そうに言います。
 「そ、そんな・・・」
 「なにも心配しなくていいんだ。この検査を受けたら、ほとんどの奥さんたちが生身を欲しがるんだから」
 妻は、ぽろぽろと涙を流しながら、身をねじって、熱くうずく欲望に耐えています。
 義澤医師は、つまみをひねって、さらに電流を上げます。
 ついに妻は、切羽つまったように「あ、あ、あ、だめ・・・お、お願い、ください」と言うと号泣してしまいました。
 「それでいいんだよ、なにも恥ずかしくないんだ、奥さん。ちゃんと、素敵な『生身』を用意してあるんだから」
 義澤医師はそう言うと、検査室の奥に向かって「入ってください」と声を掛けました。
 すると、20代半ばくらいの、長身で全身筋肉質の青年が、ブリーフ一枚で入ってきたのです。
 その股間では、すでに巨大な肉棒が天をつくほどにそそり立っていて、ブリーフの外にまではみ出しているのです。
 義澤医師が「君の出番だよ」と言うと、その青年は、ブリーフをはらりと脱ぎ捨てて全裸になり、妻の両脚の間に立ったのでした。

47.検査(3)
 妻のすらりと伸びた両脚はV字型に開かれたうえに、足首のところで拘束されています。
 全裸で肉棒を隆々と勃起させた青年は、その間に立つと、まず中腰になって妻の蜜壷に顔を近づけました。
 妻はさっきから目をきつく閉じ、歯を食いしばって、押し寄せる性感の波に耐えています。
 でも、その腰は心なしか検査台から浮き上がっているのでした。
 青年は、まず、妻の蜜壷をしげしげとのぞき込んでいます。
 義澤医師がさらに、機械のつまみを回して電流を上げると、妻は「あ、あ、もう、だめ。ほ、ほんとにお願い・・・」と蚊のなくような声を出して挿入をせがみます。
 でも、青年は、じらすように指一本触れず、蜜壷をのぞき込んで「なんて、きれいなんだ」と言うのでした。
 やがて青年は舌を出すと、それをクリトリスにはわせます。
 その瞬間、妻は大きくのけぞって身をねじりました。
 青年は、妻の花園のピンク色をした柔らかな突起を入念になめ回しています。
 妻は汗びっしょりになって、激しく体を波打たせ始めました。
 そして、赤ん坊がいやいやをするように大きく首を左右に振りながら「だめ、もう。いれて、いれて!」と半狂乱のように声をあげます。
 妻はまるで頭から水をかぶったかのように、大量の汗をかき、額には長い髪が幾筋も張り付いています。
 「入れて欲しいんだったら、目を開けて彼の顔を見るんだ」と義澤医師が命令口調で、妻に話しかけます。
 「だめ、だめ」妻は、もう浮わ言です。
 「開けるんだよ」と義澤医師に、もう一度きつく言われて、妻はやっと細く目を開けて青年の顔を見ました。
 その瞬間、妻は「うそ!うそ!馬場君なの!?」と叫んだのです。
 私には何のことだか、さっぱり分かりません。
 「そうさ、馬場君だよ」と義澤医師が、面白がるように答えます。
 「奥さんが大学一年のとき、英語の家庭教師をしていた馬場君さ。その時は中学ニ年生、ただの坊やだったんだけど、ほんの5歳違いなんだ。今は、こんなに立派な青年になったってわけだ。ずっと、奥さんに憧れていたらしいよ。馬場君を探し出してくれたのも、北村さんなんだよ。九年ぶりの再会さ」
 義澤医師がそう言うと、馬場青年は「先生。久しぶりです。僕ってずっと先生とこうなることを夢見てたんです。いつも先生のことを想像しながら、オナニーしてました。今日は、たっぷり可愛がってあげるから心配しないでね」と答えます。
 妻は激しく首を振って「いや、いや、いや!」と言いますが、義澤医師は「先生、嘘ついちゃだめだよ」と言って、さらに電流を上げるではありませんか。
 おそらく、もう機械の能力の限度いっぱいまで来ているに違いありません。
 妻は弾かれたようにのけぞって、体を波打たせます。
 馬場青年は、再び妻のクリトリスに舌をはわせて入念になめ上げます。
 義澤医師が意地悪そうに「どうするの、奥さん?」とたずねると、ついに妻は「・・・く、ください」と絞り出すように言って、またしても、ぽろぽろと涙を流したのです。
 「しょうがないなぁ。じゃぁ、馬場君、入れてあげなさい」と義澤医師が言うと、馬場青年は、そのどす黒く怒張した肉棒に手を添えて妻の蜜壷に挿入したのです。
 妻の蜜壷は、すでに溶け崩れるほどに濡れていたのでしょう。
 馬場青年のごつごつした肉棒も、滑らかに吸い込まれていきました。
 馬場青年はゆっくりと腰を動かし始めます。
 妻の口からは「あぁ~」という大きなため息がもれました。
 しかし、馬場青年は妻の反応を面白がるように、ゆっくりゆっくりと腰を動かすばかりです。
 やがて、妻の腰が妻の意志とは関わり無く、もじもじと動き始めます。
 そして「あっ、あっ」という切ない声をあげました。
 馬場青年は「先生、いけないなぁ。人妻のくせに勝手に腰を動かしたりして」と面白がるように話しかけます。
 義澤医師もニヤニヤしながらその様子を見ています。
 検査室の中にいる三人の中で、妻だけが検査台に拘束され、意識もうろうとなって、息を荒げているのでした。
 ついに妻は、馬場青年のゆっくりした動きに耐えられなくなったのか「も、もっと・・・」と小さな声をもらし始めます。
 すると、それを聞きとがめた馬場青年は「先生、なんだって?もっと、どうして欲しいの」と聞くではありませんか。
 妻は、悔し涙なのか、自分が切ないのか、幾筋も涙を流しながら「も、もっと、ください」と言って唇をかみます。
 「なにを、くださいって?」と馬場青年は意地悪そうに聞きます。
 「英語を教えてくれてたときの先生の、きりっとした姿と大違いだなぁ。こんなに脚を開いて、べとべとに濡らすなんて・・・」と言って馬場青年は笑います。
 「い、言わないで・・・」と妻は叫んで、身をねじります。
 「言ってごらん、なにが欲しいの」と、馬場青年。
 妻は「う、う」と言いよどんでいますが、横から義澤医師が「もっと、馬場君のおちんちんで突いて欲しいんだろう?『もっと、おちんちんで突いてください』って言えばいいんだよ」と、言います。
 「そ、そんな・・・」
 「言わないと、馬場君、やめちゃうよ」
 「い、いや、やめないで・・・」
 妻は、もうせっぱ詰まった感じになっています。
 「じゃぁ、言うんだ」
 ついに妻はかん落しました。
 「も、もっと、お、おちんちんで突いてください」
 妻の美しい顔はピンク色に上気し、汗と涙でくしゃくしゃになっています。
 義澤医師は、一転して「じゃあ、馬場君に突いてもらおうね」と言って優しく妻の髪をなでると、馬場君に目配せしました。
 すると、馬場君は、突如として大きく腰を振り、そのきつ立した肉棒を奥まで、ぐさっと差し込み、ぐいぐいという勢いで打ち込み始めたのでした。
 大きくカリが発達した肉棒の先端は、妻の子宮にずんずんと当たっているに違いありません。

48.教師と教え子
 馬場青年はまるでマシーンのように、妻を突き上げ始めました。
 もう妻は、荒波にもまれる小船のように激しく体をふるわせています。
 ところが、突然、馬場青年の方が「う、う、う」という声をあげ始めたのです。
 「せ、せんせい、これは一体なに?」と絞り出すように聞くのです。
 おそらく、妻の蜜壷の入り口の柔肉が微妙にうごめいて、馬場青年のごつごつした肉棒の付け根を締め上げているのでしょう。
 そして、蜜壷の入り口から子宮へと続く生暖かい洞穴のひだひだが、やわやわとしゅうれんして、馬場青年をもてなしているのです。
 その奥にはつるりとした表面を持った妻の子宮があって、馬場青年の肉棒の先端と激しくぶつかり合っているのに違いありません。
 馬場青年も女性経験は豊富そうに見えましたが、年上の美しい女性から、このようにもてなされたのは初めてなのかも知れません。
 さっきまでニヤニヤと笑っていた余裕はなくなり、額に汗がにじみ始めています。
 よく見ると足を突っ張り、自分の肛門をしっかりと閉めて、押し寄せる射精感にたえているようです。
 妻はその美しいみけんにしわをよせ、ピンク色の唇を半開きにして、白く並んだ歯の間から、熱い吐息をもらします。
 そして、馬場青年が突き上げるたびに「あっ、あっ、あっ」というあえぎ声をもらすのです。
 二人はクライマックスに向けて一気に駆け出しました。
 妻が「あ、あ、もうすぐ、もうすぐ、いくの」と言うと、馬場青年も「もうだめだ、もうだめだ」と声をあげます。
 妻は「まって、まって、もう少しなの。す、すごいのがきてる」と言ってのけぞります。
 馬場青年は両脚をピーンと突っ張って耐え、狂ったように腰を動かしています。
 そして、ついに二人は「いくわ、いくわ、いま、いく」「い、いくぞ、おおぅ」とハーモニーのようにうめき声をあげ、同時に達したのでした。
 その瞬間、馬場青年の肉棒の先端からは、色こそ雪のように白いけれど、どろどろの溶岩のように熱くたぎった粘液が、どとうのように妻の子宮に向けて噴出したのでした。
 そして、大量の射精を浴びた妻は「あ、あつい、あつい」と、うわ言のように繰り返して、激しく体をけいれんさせたのです。

 しばらく二人は大きな息をついていましたが、やがて、濡れた瞳で見つめ合うと、熱い口付けを交わしたのです。
 そして、B青年はその肉棒を妻の体に挿し込んだまま「義澤先生、もう、この電極を外してあげてくれませんか」と言ったのでした。
 義澤医師は黙ってうなずくと、機械の電源を落とし、妻の体中の性感帯につながれた電極をすべて外しました。
 そして、妻の両手両脚の拘束も解いたのです。
 妻は、もう自由になったのです。
 すると、なんと馬場青年は「先生、お願いです。これじゃ、挿入して放出しただけだ。ベッドの上で、もっと先生と愛し合いたいんです」と言うではありませんか。
 私は「ゆかり、もうやめろ、やめにするんだ」と心の中で叫びます。
 ところが、妻は自由になった両手で体を支えて検査台から身を起こすと、濡れた瞳のまま「うん・・・」とうなずいたのです。
 「ありがとうございます」と馬場青年は言うと、肉棒をズルリと引き抜いて、妻を抱き上げます。
 検査室にはちょうどセミダブルほどの大きさのベッドがありました。
 妻は全裸のまま、かつての教え子に抱きかかえられて、ベッドまで運ばれていったのです。
 ベッドまで運ばれた妻は、ゆっくりと降ろされました。
 馬場青年もベッドにのぼり、膝立ちになって、妻の目の前に肉棒を突きつけます。
 「せ、せんせい。わかるよね」と青年がうわずった声で言うと、妻はこくりとうなずいて、そのピンク色の唇でくわえこんだのでした。
 そして、入念に丁寧になめ上げます。
 しばらくすると、馬場青年は醜くきつりつした肉棒を妻の口から引き抜き、妻をベッドの上に寝かせつけます。
 そして、その上にかぶさると、改めてむさぼるように妻と口付けを交わした後、その乳首を口に含んだのでした。
  馬場青年はたっぷりと唾液をまぶしながら、妻の乳首を右、左、そしてまた右と、しゃぶりつくします。
 そして、妻の乳首を満喫すると、今度は自分が下になったのです。
 妻は馬場青年の上におおいかぶさって、今度は妻の方から馬場青年の唇をむさぼります。
 そして、馬場青年の唾液で口がべとべとになった妻が唇をはなすと、馬場青年は「せんせい。もう一回、僕のをしゃぶってください」と哀願します。
 すると、なんと妻は、少しためらいながらも、体の向きを変え、丸いお尻を馬場君の方に向けて、再び馬場青年におおいいかぶさったのでした。
 それは、いわゆる69と言われる姿勢だったのです。
 二人はまるで獣のように、自分の唇や舌を使って、お互いの性器を刺激し始めました。
 部屋の中で聞こえるのは『チュパッ、チュパッ』という唇と性器が触れ合う音ばかりです。
 先に我慢ができなくなったのは、なんと、馬場青年でした。
 「せ、せんせい、もう、だめです。入れさせてください」
 妻は、それでもしばらく馬場青年の肉棒から唇を離しません。
 しばらくして、ようやく二人はベッドの上向き合って座り、もう一度、熱いキスを交わします。
 妻は「入れたいの?入れさせて欲しい?」と言いながら馬場青年を甘くにらみつけます。
 そうです。
 完全に立場は逆転し、かつての教師と教え子の関係に戻ったのです。
 馬場青年は「先生、もう、我慢できません」と言って腰をもじもじさせます。
 妻は「ほんとにいけない子ねぇ」と言いながら、ベッドに横たわり、そのすらりとした両脚をMの字型に開いて、馬場青年を受け入れる体勢を取りました。
 馬場青年は、あっという間に妻を刺しつらぬきます。
 二人はきつく抱き合って、腰を振り始めました。
 二人の体はぴったりとくっついています。
 妻の形の良い乳房も、馬場青年の厚い胸板で半分、つばされているようです。
 あるいは、乳首と乳首がこすれ合って、微妙な刺激を与え合っているのかも知れません。
 やがて、妻はすらりとした両脚で馬場青年の腰をはさみこみます。
 二人の汗は溶け合って流れだします。
  ベッドのきしむ音が一段と大きくなりました。
 そして、二人が同時に絶頂に達し、獣のようなうめき声を出して体をふるわせ合ったとき、私も自分の手の中で暴発していたのでした。

49.後悔
 かつての教え子である馬場青年に、私の愛する妻が刺し貫かれ、何度も身もだえするのを見ながら、自分の手で暴発した私が、ぼう然としながらズボンをたくし上げ、前のジッパーを上げた時、室内の明かりが点きました。
 室内が明るくなると同時にのぞき窓は暗転し、検査室の中は見えなくなりました。
 打ちのめされた私が一人でぼんやりしていると、さっきの看護婦が入ってきました。
 看護婦は何食わぬ顔で「それでは、ご主人は待合室で、奥様をお待ちください」と言って、私を部屋から追い出したのでした。

 私は、ふらふらと待合室に戻ると、崩れるよう長いすに座り込みました。
 衝撃的な場面に打ちのめされたことと自慰の疲れで、私は何も考えることができませんでした。
 ふと気づくと、もう一時間も待っているでしょうか、妻が出てくる気配は全くありません。
 すると、突然、検査室とは別のドアが開き、なんと馬場青年が出てきたのです。
 心なしか、顔を紅潮させ、私には目もくれずに足早に通り過ぎていきます。
 妻との行為で流した汗を洗い落としたのか、馬場青年が通り過ぎたあとは、ほのかに石鹸の匂いがします。
 馬場青年は、私がのぞき窓からじっと見ていたこと、そして実は私こそが、たった今、思うままに体をもてあそび、自分の体液を注ぎ込んだ美しい元の家庭教師の夫なのだとは知るよしもありません。
 待合室を通り過ぎて、玄関へ出て行くとき、馬場青年はチラッと私を見ましたが、何の関心も示しませんでした。
 私は、なぜかほっとして、深いため息をつきました。

 ふと気がつくと、待合室では、いつの間にか一組の若夫婦が待っていました。
 私たちと同じくらいか、もう少し若いくらいでしょうか、妻と思われる女性は、理知的な顔立ちに愛くるしい目をした色の白い女性でした。
 ベージュのブラウスに黒っぽいスカートという地味ないでたちにも関わらず、はっとするような清楚な美しさです。
 心なしか、青ざめた顔をして夫と言葉も無くぴったりと体を寄せ合っています。
 おそらく初診なのでしょう、夫婦二人とも不安そうな様子です。

 すると、そこで診察室のほうのドアが開き、さっきの看護婦が再び顔をみせました。
 私の名前を呼び、診察室に招き入れます。
 診察室に入ると、妻は丸イスに座って私を待っていました。
 義澤医師は「お待たせしました」と言って、私に妻の隣のイスをすすめます。
 義澤医師のデスクの上には、たくさんの数字やグラフがプリントされた膨大な紙が積み重ねられていました。
 妻の隣に腰を下ろしたとき、私は妻の体から、石鹸の匂いがするのに気づきました。
 妻もまた、馬場青年との行為のあとを洗い流したのでしょう。
 そして、妻の体から立ちのぼる石鹸の匂いは馬場青年が私の目の前を通り過ぎたときにした匂いと同じだったのです。

 そうです、妻と馬場青年は、私が一時間以上も待合室でぼんやりと待っている間に、一緒にシャワーを浴びたのに違いありません。
 それどころか、二人でバスルームの中で、お互いの体をべとべとにしながら、もう一度、あるいはもっと、交わったのではないでしょうか。
 いや、そうに違いありません。
 二人は、検査台の上で交わり、診察台ベッドの上で結ばれ、そして最後はバスルームで何度も愛し合ったのです。
 私だけが蚊帳の外で、ぼんやりと待たされていたのです。
 私は再び、絶望的な気持ちにおそわれていました。

 「今日はご苦労さまでした」という義澤医師の声で、私は我に返りました。
 「つらい検査なのに、奥様は頑張りましたよぅ。ご主人からもほめてあげてください」
 義澤医師は、私がのぞき窓から見ていたことを知っているのに、そう言っているのに違いありません。
 妻は、じっと下を見て、何も言いません。
 ただ、その表情には、心なしか後悔の様子が浮かんでいます。
 検査台にくくりつけられて、あやしげな機械でもてあそばれ、かつての教え子に犯されてしまったことを、そして、自分の方から、それを求めてしまったことを、激しく後悔しているように見えるのです。
 義澤医師に自分の体の秘密を全て知られ、激しく昇りつめるところを見られてしまった屈辱に、必死に耐えている妻を、私はたまらなく、いじらしいと感じたのでした。
 「今日の検査のおかげで十分なデータが取れました。じっくり分析しますが、一週間で結論が出るでしょう。これから、どうしたらいいか、きっと答えが見つかると思います。来週、また来てください」
 私たちは、形ばかりのお礼をいうと、二人で診察室を出ました。

 私たちと入れ替わりに、さっきの若い夫婦が入っていきます。
 外はもう暗く、激しい雨になっていました。
 帰りの車の中で、余程疲れたのでしょう、妻はぐっすりと眠っています。
 私も気が滅入ってくるのを、どうすることもできませんでした。
 どうして、こんなことになったのだろう、どうしたら、こんな状況から抜け出せるのだろう・・・

 ハンドルを握りながら、ぼんやりと考えていたそのとき、私は待合室にいた若夫婦を思い出しました。
 今頃、あの二人はどうしているのでしょうか。
 夫が薄暗い狭いトイレの中で精液採取のための自慰をしている間、あの清楚な美しい若妻は、診察台のうえで下半身をむき出しにされ、大きく脚を広げさせられているのに違いありません。
 そして、きっと、義澤医師の好色な指で恥ずかしい花弁をそっとめくられ、体の奥深くをのぞき込まれているのです。
 もしかしたら、敏感なピンク色の突起にも、何気なく触られているかも知れません。
 そのとき、あの若妻はどんな反応を示すのでしょう。
 そうやって、あの若夫婦も義澤医師の罠におちていくのでしょうか。
 他人のことなのに、私は激しい怒りと嫉妬心、そしてあのどす黒い欲情が湧き起こってくるのを、止められませんでした。

50.決断
 一週間後、私と妻は再び義澤医師を訪ねました。
 一週間の間、妻はずっと沈んでいる様子でした。
 私たちは一度だけ交わりましたが、妻は行為の間も何かを考えている様子で、私は不安な気持ちをかき立てられただけでした。
 そんな私たちの心の葛藤を知らない義澤医師は快活でした。
 「検査の結果は良好です・・・というより、素晴らしいのひと言です。こんなに深いアクメを感じられる女性はほとんどいないでしょう。奥様は妊娠しにくい体質ですが、これだけ深いアクメを感じられるのならば、精子を子宮の奥深くに吸い込むことも可能に違いありません。妊娠は時間の問題です。もう少し辛抱すれば、必ず良い結果が出ると思います。でも・・・さすがに北村さんですねぇ」
 そう言って、最後は意味深に笑いました。
 「辛抱するって、どういうことですか」と妻が思い切った感じでたずねました。
 「辛抱が必要なのは、ご主人の方かも知れません」
 「え、わたしが?」と、今度は私が聞き返しました。
 「時間の問題とは言うものの、そう簡単ではないということです。でも、このまま北村さんとの関係を続けていけば、一年以内には赤ちゃんをさずかると思います。その間は、毎月、排卵日の前後の一週間くらい、奥様は北村さんと集中的にセックスする必要があります。毎日、北村さんの家に通うのが大変ならば、奥様が北村さんの家に泊まりこむという方法もあります。そうすれば、一年
くらいでかなりの確率で成功すると思います」
 なんということでしょうか、これから一年もの間、妻は毎月、排卵日に合わせて一週間も北村のものになるというのです。
 北村の家に泊まりこみ、朝も昼も交わりを持つというのです。
 そして私が、屈辱と嫉妬に耐え続けて得られる代償は、憎んでも憎みきれない北村の子を、私の最愛の妻が宿すということなのです。
 私は言葉を失って下を見ました。
 妻も私の気持ちを察しているのでしょう、黙り込んでいます。
 私たちの様子をみていた義澤医師は、重い口を開きました。
 「他にも方法はありますが・・・」
 妻と私は顔を見合わせました。
 「あまりお勧めしないのですが、そんなに長い時間は辛抱できないというご夫婦もいます。特にご主人の方が・・・」
 「どんな方法ですか」と、妻が聞きます。
 「それは、一回の行為のときの精液の量を増やすということです」
 「??」
 私と妻は意味が分かりません。
 「つまり、一回の行為で奥様の体内に注ぎ込まれる精液の量を増やすことで、妊娠しやすくするということです。そうすれば、一年もかかりません。一回で妊娠された方もいます」
 「どういうことですか?」
 「言いにくいのですが・・・」
 「言ってください」
 私は必死になっていました。
 「じゃあ、申し上げましょう。つまり、ドナーの方を複数用意して、いっぺんに精液の提供を受けるということです」
 「??」
 「つまり・・・同時に複数の方とセックスして、大量の精液を奥様の体内に注ぎ込むということです。奥様の体力にもよりますが、四人から五人くらいのドナーの方とセックスして頂きます。北村さんにも入ってもらった方がリラックスできるでしょう。でも、北村さんの他に四人くらいの男性を用意しておいて、次々とフレッシュな精液の提供を受けるのです。かなりの確率で妊娠することはたしかです」
 私と妻は顔を見合わせました。
 それは、妻を見知らぬ男たちに輪姦させるに等しいではありませんか。
 私たちの反応をみて義澤医師が言います。
 「決して輪姦するわけではありません。順番にお行儀よく行なわれます。五人の男性から三回ずつ精液の提供を受けるとすれば、通常のセックスの十五倍もの精液量になります。奥様のアクメの深さを考えれば、かなり希望が持てます。いい薬もあります。どうしますか?」
 私たちは、とてもその場で結論を出すことは出来ませんでした。
 あまりにも途方もない話です。
 私と妻は少しだけ考えさせてもらうことにして、その日は帰ることにしました。

 診察室を出たとき、ちょうど一週間前に待合室で見かけた若夫婦と、またしても、すれ違いました。
 たぶん、前回の検査の結果を聞きにきたのでしょう。
 義澤医師は、私たちのときと同じように、フレッシュな精液が必要だなどと言うのでしょうか。
 私は、一瞬、自分たち夫婦が大変な状況にあるのも忘れて、どす黒い欲情が湧き起こってくるのを感じていました。

 帰りの車の中で、妻はじっと前を見つめていましたが、突然、口を開きました。
 「私、やってみる」
 「え、なにを?」
 「義澤先生の言った二番目の方法よ」
 妻は毅然とした態度です。
 「これから一年も、あなたにつらい思いをさせるなんてできない。こんな私を愛してくれるあなたが全てなの。あなたさえ良ければ、二番目の方法で頑張ります」
 妻がそこまで言うのなら、反対するわけがありません。
 私も大きくうなずいていました。
 妻の決断を尊重しようと気持ちを固めたのです。

11 名前:col

2023/10/02 (Mon) 17:34:21

51.前夜
 翌日、もう一度、妻の気持ちを確かめた私は、義澤医師に電話して、私たちの考えを伝えました。
 義澤医師は、私と同じ血液型の精液提供者を集める時間が必要なので、一ヶ月待って欲しいと言いました。
 その一ヶ月の間、妻には十分に体調を整えておくこと、また、妻の欲求を高めておくために、性行為をつつしんでおくこと、といった指示がありました。
 ひとつだけ気になったのは、精液提供者が全て、初めて妻と会うのでは、妻がリラックス出来ないということで、北村をトップバッターにすると言い渡されたことでした。

 実際の性行為が行なわれる一週間前、最後の打ち合わせで、義澤医師の病院に呼ばれたとき「とにかく、奥様には十分にリラックスして頂いて、深いアクメを感じて頂かなければいけません。そのためには、最初の行為は北村さんとするのが良いでしょう」と言われたのです。
 もう、妻がハワイから帰ってきて、二ヶ月近くになりますが、幸いなことに、その間、妻は北村と会っていないようです。
 でも私は、北村の名前を聞いて、妻の頬がぽっと赤らむのを見逃しませんでした。
 義澤医師は、妻の気持ちを見透かしたかのように「北村さんも、喜んでいましたよ」と言って、妻の顔をのぞき込んだのです。
 結局、精液提供者は北村を入れて全部で六人ということになりました。
 北村以外の人達の紹介レポートも見せてもらいましたが、学歴・容姿・現在の社会的立場も申し分のない人達ばかりです(名前はふせられていました)。
 ほとんどの提供者が三十代という中で、ひとり、学生が混じっていましたが、一流大学の大学院生ということでした。
 性行為は義澤医師の立会いのもと、義澤医師の病院で行なわれることになりました。
 妻が「お願いだから、あなたは絶対に見ないで」と妻が強く言うので、その場では、私は留守番をするということになりました。
 でも、あとになって私は義澤医師と直接相談し、妻には内緒で、例ののぞき部屋から一部始終を見届けることになりました。
 たしかに妻は、私が渋谷のマンションのマジックミラーの裏から、妻や北村、渋谷、それに、れいことの乱交パーティを見ていたこと、そして、思い出したくもないことですが、北村にアナルの処女をもざんに散らされたこと、田中青年と北村に前後から同時に挿入されて失神したことなど、すべて私が自分の目で見ていたとは、夢にも知らないのです。

 いよいよ、明日が本番という日の夜、私と妻は並んでベッドに横になったまま、まんじりともしませんでした。
 正直に言うと、私は、明日、妻が何人もの見知らぬ男に、次々と犯され、そして妊娠するかも知れないと考えると、どす黒い欲情で頭がいっぱいなり、股間で肉棒が熱くほてるのを静めることが出来なかったのです。
 妻も、明日のことを考えているのでしょう。
 何度も大きくため息をついています。
 「まだ、起きてる?」
 私は、思い切って声をかけました。
 「・・・うん」と妻が答えます。
 「どうしたの、眠れないの?」
 「・・・私、怖いの」
 「大丈夫さ」
 「お願い・・・抱いて」
 私は、妻がいじらしくてたらなくなり、妻の体の上にのしかかると、お互いにパジャマを着たままで、きつく抱きしめました。
 暗闇の中で、ふたりでじっと見つめ合います。
 「ゆかりが欲しいよ・・・」と私が言います。
 「私も・・・でも、だめよね。義澤先生に言われて、せっかく一ヶ月も我慢したんだから・・・今日しちゃったら、今までの我慢が台無しよね」
 妻は、最後の方は涙につまりながら、言いました。
 私は、言葉が出ませんでしたが、勃起した肉棒をパジャマの上から、妻の股間に押し当てると、腰を振り始めました。
 妻は「あ、あ」という声を出して、思わずのけぞります。
 そして「可哀想な、あなた・・・。ごめんね、ごめんね」と絞り出すような声を出します。
 一旦、腰を振り出した私は、もう止まりません。
 もう、このままパジャマの中に暴発してもいいと思って、さらに激しく腰を打ちつけ始めたとき、妻が「待って、待って、私にさせて」と言って体を起こしました。
 そして、ピンクの花柄のパジャマの上を脱ぎ、ブラジャーを取ったのです。
 ベッドルームは真っ暗ですが、どこからか差してくる薄明かりの中に、妻の形のいい乳房がむき出しになります。
 私が思わず両手を伸ばして左右の乳房を揉みしごくと、妻は「はぁっ」という熱い息を吐いて「あなたも・・・、脱いで。わたしがやってあげる」と言うのでした。
 私は、居ても立ってもいられず、下着ごと上下のパジャマを脱ぎ捨てて全裸になりました。
 妻は、私の胸を押して、私の体をベッドに横たえます。
 そして、すっきりと処理された脇の下を惜しげもなく晒して長い髪をかき上げると、私を上から見つめ、そして熱い口づけをしてくれたのでした。
 そして『チュッチュッ』という音を立てて、何度か口づけを繰り返した後、妻の唇は私の乳首に吸い付いたのでした。
 妻は私の両方の乳首をねっとりと吸い上げ、私が「う、うっ」という声をあげるのを嬉しそうに見下ろすと、ついに私の肉棒を口に含んだのです。
 妻は私の肉棒をくわえると、奥深くまで飲み込んでいきます。
 妻の唇は、じわじわと私の肉棒の付け根まで下りていきます。
 つまり、妻の柔らかい唇が、肉棒をくわえたまま、私の睾丸を包む袋に口づけるような感じにさえなるのです。
 妻のあの小さな口のどこに、私の肉棒がすべて格納されたのか思うほどです。
 そして、一旦、ふかく肉棒をくわえ込んだ唇は、今度は、私の肉棒をきつくしごきながら、亀頭の近く、張り出したカリのところまで戻ってくるのです。
 そして、妻の唇がその位置で、一旦止まると、口の中でちろちろと唇を動かして、私の亀頭を刺激するのでした。
 私の亀頭の先端からは、はやくも透明な液体が流れ始めています。
 いつの間にか、私が投げ出した両脚の間に入り込んだ妻は、その唇で私の肉棒をしごき上げる間、その細い指先で睾丸を包む袋をさわさわと刺激します。
 最初のうちは、妻が私の肉棒をしごきあげるスピードはゆっくりとしていて、まさにねっとりと吸い上げられる感じでしたが、私の肉棒に妻の唾液が十分にまぶされたせいか、次第に妻の唇の上下動は滑らかになっていきます。
 そして、そのスピードが加速し、もう耐えられなくなった私が両脚を突っ張ったとき、妻は「はぁっ」という息を吐いて私の肉棒を吐き出したのでした。
 急に妻の口から吐き出された発射寸前の肉棒は、湯気を立てながら、虚空の中でブルブルと震えています。
 「だめ。まだ、行っちゃ」と言って、妻は悪戯っぽく、私をにらみます。
 なんという事でしょう。
 妻は、私の肉棒が脈動する様子や、脚の突っ張り具合から、私の射精のタイミングを察知して、直前に肉棒を吐き出したのです。
 妻がハワイから帰ってきた翌日の夜、私が妻の口の中で暴発した経験から、妻はもう、そのタイミングが察知できるようになっているのです。
 しごきあげるような唇の動きも、男の射精のタイミングを知るテクニックも、全て北村から教え込まれたものに違いありません。
 私は狂おしいような嫉妬で身を焼かれ、思わず頭を抱えました。
 その様子を見た妻は、慌てて「ごめんね、遊んじゃって。今度はちゃんといかせてあげる」と言って、再び私の肉棒をくわえました。
 私が頭を抱えたのは、北村への嫉妬だなどとは気づいていないのかも知れません。
 それに、以前の妻なら、愛の行為の最中に「遊んじゃって」などというセリフは絶対に言いませんでした。
 でも、一心不乱に唇を動かす妻の姿を見ると、もはや全てを忘れてこの快楽に身を委ねようという気持ちになりました。
 次第にクライマックスが近づいてきます。
 妻と同じように一ヶ月間、禁欲生活を送った私の精のうには大量の精液が溜まっているに違いありません。
 私は押し寄せる射精感にたえられず、思わず背中をそらせ、両脚を突っ張ります。
 そして、妻の最後のストロークでせきが切れると、めまいのするような絶頂感とともに、今まで経験したことがないほど大量の精液が妻の口の中にほんりゅうとなってふんしゅつしていったのでした。
 私は、かすれそうな意識の中で、私の肉棒が激しく脈動するのを、そして妻ののどが『ごくごく』と鳴るのを感じていました。

52.運命の日(1)
 いよいよ運命の日が来ました。
 妻は北村を含む六人の男達にフレッシュな精液の提供を受けるのです。
 そして、義澤医師の判断によれば、おそらく妻は受精することになるのです。
 私は妻を車に乗せ、義澤医師の病院へ向かいます。
 約束の時間は午後の一時です。
 妻は、いきなり見知らぬ男達と性行為をするのではなく、リラックスできるように、まず北村に抱かれることになっていました。
 私は、憎んでも憎みきれない北村に妻を抱かせるために、そう、北村の思うがままに妻をもてあそばせるために、車を運転しているのでした。
 私は、ハンドルを握りながら、妻の様子をうかがうように「・・・最初は北村さんだよね」と聞きます。
 妻は「うん・・・」とだけ答えますが、ルームミラーに映る妻の口元が、一瞬、ほころぶのを私は見逃しませんでした。
 なんということでしょう。
 緊張の中でも、妻は北村に抱かれるのを楽しみにしているのです。

 義澤医師の病院に着くと、妻は簡単な問診を受け、体温を測られました。
 そして、義澤医師が「体調は良さそうですね。それでは、始めましょうか」と言います。
 「あなた、ごめんね。お願いだから、見ないでね。あとで、迎えに来てください」
 「分かってるよ」と言って、私は部屋を出ました。
 でも、私は義澤医師と話がつけてあって、マジックミラー越しに、全てを見届けることになっていました。

 私は看護婦にみちびかれて、薄暗い小部屋に入ります。
 その奥は、広い検査室になっているのですが、いつか妻をもてあそんだ検査機は取り除かれており、大きなダブルベッドをさらに一回り大きくしたようなベッドが置かれていました。
 妻をリラックスさせるためなのでしょうか、あちこちに花が飾られています。
明かりも少し、落とされていました。
 私が、まんじりともせずに待っていると、30分ほどして、妻と義澤医師が入ってきました。
 妻はシャワーを浴びたのでしょうか、淡いピンク色のバスローブに着替え、来るときはポニーテールに止めていた長い髪も解いていました。
 二人で並んでベッドに腰掛けると、義澤医師が言います。
 「とにかく今日はリラックスして、何度もアクメに達することです。何人もの男性とのセックスを楽しむくらいの気持ちでいてください。そのために、一本、注射をします。これはアメリカで開発された薬で、アクメを驚異的に高める薬です。危険なのですが、今日限りのことですから使ってみましょう」
 義澤医師は、カバンの中から注射器を取りだすと、妻の手をとり、バスローブをまくり上げます。
 ハワイの日焼けがすっかり落ちて、真っ白になった妻の細い二の腕に注射針が刺されるのを見るだけで、私の肉棒はむっくりと頭をもたげ始めました。
 「しばらく脱脂綿でおさえましょう。血が止まる頃には薬が効き始めるはずです。私はこれではずします。すぐに北村さんが来ますからね」
 妻はこっくりとうなずきました。

 三分も経ったでしょうか、驚いたことに、妻の額には薄っすらと汗がにじみ始めているではありませんか。
 心なしか息づかいも荒くなっているようです。
 妻は体を支えていられなくなったのか、ベッドに体を横たえます。
 すると、奥の扉があき、腰にバスタオルを巻いただけという姿で、北村が入ってきたのでした。
 妻は、はっと身を起こし、ベッドに腰掛けなおしました。
 「ゆかり、久しぶりだね」
 「北村さん・・・」と言って、妻は涙ぐんでいます。
 そして「会いたかったよ」と北村に言われ、妻も「私も・・・」と答えているではありませんか。
 北村は妻の隣に腰を下ろすと同時に、妻の唇を奪います。
 何度も何度も熱い口づけを交わすにつれ、妻のバスローブはしどけなく乱れ、真っ白な肩がむき出しになります。
 北村はあっという間に、妻のバスローブをはぎ取って全裸にすると、自分もバスタオルをはらりと落とし、ベッドの上に両膝立ちになって、半勃ち状態の肉棒を妻の目の前に突きつけます。
 すると、妻は四つんばいになり、その肉棒をくわえ込んだのでした。
 ほお赤らめ、目を閉じて、その肉棒をすい上げます。
 私は、前の晩に、妻にすい上げられたときの目もくらむような甘美な感触を思い出していました。
 でも、いま、妻から唇の奉仕を受けているのは、夫である私ではなく、赤の他人のはずの北村なのでした。
 「今度は私がする番だよ」と北村が言うと、妻は北村の肉棒を口から吐き出します。
 北村の肉棒は隆々として黒光りし、少しばかりそり返っているようにさえ見えます。
 北村は妻の体を横たえると、例によって乳首をねんごろにすい上げます。
 すったり、甘くかんだり、また、可愛らしくきつ立したピンク色の乳首を、ころころと舌先で転がしたりするのです。
 薬のせいもあるのでしょうか、妻の体はピンク色に染まり、時折、「はぁっ」と熱い息を吐いて、体をねじっています。
 やがて、北村の舌は、形のよいおへその周りや、つややかな下腹部をへて、秘密の花園に到達します。
 そして、左右一枚ずつのピンク色の花びらや、ひっそりとたたずむ女の芽を、丁寧になめ上げたり、口に含んだりするのです。
 恥ずかしいのか、妻は両手で顔をおおいながらも、もう耐えられないという風情で身をねじります。
 そんな妻の様子を満足そうに見ながら、北村は「そろそろ入れようか」と意地悪そうに聞きます。
 妻が「・・・お願い、ください」と絞り出すように言うと、北村はその野太い肉棒に手を添えて、じわじわと挿入し始めます。
 その長大な肉棒が、あの妻の狭隘な粘膜の隙間のどこに収納されるのかと思えるほどです。
 北村は根元まで肉棒を挿し込むと、ゆっくりと腰を振り始めます。
 やがて、ずんずんと腰の動きが早まるにつれ、妻の蜜壷もうるおいを増してきたのに違いありません。
 『ぬちゃっ、ぬちゃっ』といういんびな音がもれ始めます。
 妻は大きく身をのけ反らせ、はやくも汗びっしょりになっています。
 そして、そのすらりとした両脚で北村の腰をはさみ込みます。
 すると妻の可愛らしいアナルまでが丸見えになっているではありませんか。
 北村の剛毛におおわれたふぐりが、妻の両脚の付け根あたりに、ぴたぴたと当たります。
 そして、ふたりの結合部分から流れだした妻の甘い蜜が、妻のピンク色のアナルの方にまでたれています。
 妻のふわっとしたつつましやかな茂みと、北村の真っ黒な陰毛は、ぐっしょりとぬれてからみ合っているに違いありません。
 やがて、北村が一段と腰の動き早めると、妻は「あん、あん、へ、変よ。こんなの。私、はじめて、はじめて・・・」と、うわ言を言い始めます。
 久しぶりに北村に抱かれたこと、そして、薬の作用もあって、今まで経験したことのないような絶頂に達そうとしているのです。
 なんということでしょう。
 私は、最愛の妻が他の男の腕の中で体をピンク色に染め、激しく腰を打ち込まれて、信じられないような官能の高みに連れて行かれる姿を美しいと思ったのです。
 そして、北村と妻がお互い骨が折れるほどにきつく抱き合い、けいれんしあい、北村が大量の精液を妻の体に注ぎ込む様子を見ながら、私自身も自分の手の中で暴発していたのでした。

53.運命の日(2)
 同時に絶頂に達した私の妻と北村は、大量の射精の後もきつく固く抱き合ったままです。
 妻も北村も大きく荒い息をしていますが、北村の棍棒のような肉くいは妻の体内に深く挿し込まれたままです。
 妻は今まで経験しこともないほどのオルガスムスの余韻が冷めないのか、目を固く閉じたまま、時折、体をヒクヒクとけいれんさせています。
 汗をびっしょりとかいたせいか、長い髪が何本か、ひたいに張りついたままになっています。
 北村は、そんな妻の様子を満足そうに見下ろしながら、妻が息を整えるのを待っています。
 しばらくして、やっと妻は固く閉じていた目をあけ、北村を見上げて、恥ずかしげに、でも、にっこりとほほえみました。
 北村は妻の唇に軽く口付けます。
 そして、何度か『チュッ、チュッ』と軽く口付けた後、二人はお互いの唇をむさぼるように長く熱いキスをしたのです。
 そして、北村は、再び、ゆっくりと、でも力強く、ぐさっぐさっと腰を打ち込み始めました。
 「あぁ、これなの、これが欲しいの」と妻はあえぎ声をあげます。
 「抜かないまま、何度も行かせて欲しいんだろう?」
 北村が意地悪そうに聞きます。
 「そうなの、そうなの」
 北村の腰の動きのままに体を揺すられている妻が、切ない声で答えます。
 なんということでしょう、妻は、北村の肉棒が挿入されたまま、何度も二人で高みに達するのが好きだと言っているのです。
 「人妻なのに、いいのかい?」
 北村は、ますます意地悪そうにたずねます。
 「いけないの、いけないの」
 妻は何度も首を横に振りますが、もう意識はもうろうとしているようです。
 「体を入れ替えよう」と北村が言います。
 「犬の格好をするんだ」と北村に命じられ、二人はつながったまま、体位を入れ替えます。
 それまで妻のきゃしゃな体を押しつぶすかのように乗っていた北村が体を起こし、妻の腰を抱いたまま膝立ちになります。
 妻は私だけのものであるはずの蜜壷に肉くいを打ち込まれたまま、ブリッジするような姿勢になります。
 すると、北村は妻の腰を抱いたまま、ちょうど自分の肉棒を軸にして、妻の体をくるりと回転させたのでした。
 もう、何度も同じことをしているのでしょう、妻はすらりとした両脚をたたんで、北村に協力します。
 私と妻の性生活では一度も経験したことがないのに、北村と妻は、もう何十回も同じことを経験しているのに違いありません。
 二人が体を入れ替えて獣が交わるときの姿勢になり、北村が妻の見事にくびれた腰に手をあてて肉棒の動きを早めたとき、妻の顔は、マジックミラー越しに、私の目の前にきました。
 ずんずんと北村に腰を打ち込まれると、妻は苦もんに耐えるように目を閉じ、涙さえ流し始めましたが、その固く食いしばった口からは喜えつの声がもれ始めます。
 妻の蜜壷からも大量の体液がぶんぴつされているのでしょう、北村の動きは滑らかです。
 しばらくすると、北村は妻の腰を抱き、肉棒を出し入れしたまま、ベッドの上に腰を下ろし始めました。
 今まで、ベッドに突っ伏していた妻の体がベッドから浮き上がります。
 そして、北村が完全に腰を下ろしたとき、ふたりは後座位とも言われる体勢になります。
 ベッドに腰を落とした北村のひざの上に妻も腰を下ろし、北村から突き上げられる一方で、妻自身も腰を動かし始めました。
 妻は後ろ向きなったまま北村から突き上げられ、のけぞった首を北村の片方の肩にゆだねます。
 そしてあられもなく脚を広げ、自らも激しく腰を揺すっているのです。
 マジックミラー越しに妻の全裸体が私の目の前で激しく揺れています。
 きれいなピンク色のきれつはしっとりと濡れ、醜悪にもどす黒く充血した北村の野太い肉棒が出入りしています。
 妻の体液に混じって、さっき北村が大量に放出した白濁液が、幾筋か肉棒をつたって落ち、ベッドに染みを作るのです。
 北村の肉棒はぬらぬらと黒光りしています。
 北村が腰を打ち込むたびに、妻の形のよい真っ白な乳房が上下に揺れます。
 ピンク色をしたグミの実のような乳首も、乳房といっしょになって、上へ下へと揺れています。
 妻の乳房は、もう、手が届きそうな距離あります。
 妻の蜜壷の出入りしている北村の肉棒から立ちのぼる湯気が、マジックミラー越しに、私のところにまで流れてきそうです。
 私は、さっき自慰をしたばかりなのに、またしても、自分の肉棒をしごかずにはいられません。
 その時です。
 北村は自分に体を預けて激しく体を揺すっている妻の肩を後ろから甘くかみながら、マジックミラーを見て、勝ち誇ったような笑みを浮かべたのです。
 おそらく義澤医師から聞いたのでしょう、北村は私がマジックミラーの後ろにいて、二人の行為を見つめていることを知っているのです。
 そして、私に見せつけるかのように、後座位の姿勢で妻を攻め立てているのです。
 でも、もう、そんなことはどうでも良いことでした。
 妻が北村のひざの上で何度も絶頂を迎え、体をピンク色に染めて激しくけいれんさせる様子を見ながら、私はこれまで経験したことがないほどの興奮をおぼえていたのです。
 妻が、何度目かの絶頂の中で、ひときわ高いオルガスムスを迎え「もう、かんにん、かんにん、だめっ、だめっ」と叫び、北村も「おうおう」と獣のような叫び声をあげて白い液体を大量に解き放ったとき、私も今までの人生で最高のオルガスムスを迎えたのでした。

54.運命の日(3)
 マジックミラー越しに、私に見せつけるように後座位で交わった後、さらに二回、北村は妻を犯しました。
 後座位でクライマックスを迎えた後、北村はそのまま妻を前のめりに押し倒して後背位から、そして最後は、後背位のままベッドに突っ伏した妻の体を表に返して、正常位で交わったのです。
 その間、北村の肉棒はきつりつしたままだったのです。
 私の愛する妻の蜜壷に樫の木の棍棒のような肉くいを打ち込んだまま、北村は全部で四回も妻の体内に白い粘液を放出したのでした。
 薬のせいもあったのでしょう、妻は汗をびっしょりかいた白いきゃしゃな体をピンク色に染め、何度も何度も体をふるわせてオルガスムスに達します。
 特に、最後に正常位で北村と交わったときには、もう、意識を半ば失っているかのように目を閉じ、北村に腰を打ち込まれるのにまかせて、甘いきえつの声をもらします。
 そして、ついに北村が最後のクライマックスを迎え「おぉ」と小さくうなって、白い液体を放出したとき、妻も激しく体をけいれんさせて、北村の体にしがみついたまま、大きくのけぞって絶頂を迎えたのでした。
 北村はしばらく妻の体の上で荒い息をしていましたが、しばらくして、やっと、ずるりと肉棒を引き抜きました。
 驚いたことに、北村の肉棒はまだ半だちの状態を維持しているではありませんか。
 でも、もっと私を驚かせ、悲しませたのは、妻が無意識のうちに、わずかに腰を浮かせ、自分の蜜壷から出ていく北村の肉棒を追いかけようとしたことでした。
 妻は、北村の肉棒が完全に出てしまうと「あん・・・」という甘くすねるような声を出したのです。
 「ドナーの人たちが待ってくれているんだ。これをきれいにしなさい」と北村が命令すると、妻は仁王立ちした北村の足元にひざまずいて、北村の半だちの肉棒を口に含みます。
 そして、北村の肉棒を下から上へとしごき上げるのです。
 「こらこら、きれいにするだけでいいんだよ」と北村は苦笑しますが、妻は北村の尻のまわりに手を回し、もう離さないといった様子です。
 次第に妻の口の動きが激しくなります。
 北村も目を閉じ、つま先だって、押し寄せる快感に耐えているようです。
 すでに四回も放出しているのに、北村の精力にはあきれるばかりです。
 そして、ついに北村が「うっ」と叫び、精のうにたくわえられた精液の残りの全てを解き放つと、妻は膝立ちになり、すらりとした両腕で北村の腰を抱き締め、北村の股間の剛毛に顔を埋めて肉棒をすい上げるのでした。
 妻は北村の肉棒を何度も何度もすい上げ、その尿道に、もはや一滴の粘液も残っていないことを確認すると、ようやく、顔を上げたのでした。
 北村はベッドの枕元からティッシュをとると、優しく妻の口元をぬぐいます。
 「さあ、それじゃ、私は外すからね。ドナーの人達に入ってもらうよ。これからが本番なんだから、頑張るんだよ」と北村は言います。
 すると、なんということでしょう、妻は「お願い、怖いの。そばにいて」と言うではありませんか。
 私には「見ないで」と言ったはずなのに・・・
 私は、最愛の妻が、体ばかりではなく心まで北村に奪われたような気がしてショックを受けました。
 「分かったよ、そばにいてあげよう。少し待ってなさい」
 北村はそう言い残すと、部屋から出ていきます。

 そしてほんの5分もすると、5人の男性を連れて戻ってきました。
 5人ともすでにシャワーを浴びているのでしょう。
 みんな、腰にバスタオルを巻いただけという姿です。
 私は、思わず生つばを飲み込みました。
 これから、私の妻が彼らに次々に犯されていくと考えただけで、私自身の肉棒はピクリと反応し始めました。
 「もう、順番は決まっているのですか」と北村がききます。
 「最初は私です」と名乗りを上げたのは、30歳半ばくらいの締まった体をした男性です。
 私は事前に見ていたプロフィールを必死に思い出そうとしました。
 名前は分かりませんが、彼は、たしか、一流企業のサラリーマンだったはずです。
 ベッドは広いので、北村を含む六人の男性全員が妻を取り囲むように車座に座ることができます。
 「ゆかり、じゃぁ、始めようか」
 完全に北村が仕切り役になっています。
 妻は「ええ・・・」と小さくうなずきました。
 すると最初の男性ははらりとバスタオルを落としましたが、その肉棒はまだ縮んだままです。
 「ゆかり、大きくして差し上げなさい」と北村が言うと、妻は言われるままに、前へ出ます。
 そして、妻の目の前に肉棒を突き出した男性の前でひざまずきました。
 妻はおずおずと手を伸ばして肉棒に添えると、ゆっくりと口に含みます。
 妻は、目を閉じたまま、頭を上下に動かし、唇を微妙に使って肉棒をしごきあげ始めました。
 男性からは、早くも「おぉ」という声がもれ始めます。
 「こ、こんなのは初めてだ」
 男性が、妻の唇のサービスに感嘆の声をあげると、周りを囲んだ男たちからも「ごくん」と生唾を飲み込む音がしました。
 「ご、ご主人が羨ましい」と言う声を聞いて、私は複雑な気持ちになりました。
 妻の唇のテクニックは、私ではなく北村が仕込んだものだからです。
 「も、もう我慢できない」と最初の男性が言います。
 「ゆかり、横になりなさい」と北村が命令すると、妻は素直にベッドに身を横たえて男を迎え入れる姿勢をとります。
 男はどす黒い肉棒に手を添えると、妻の蜜壷の場所を確認しながら、ゆっくりと肉棒を挿入していきます。
 「はぁっ」という熱い息が妻の口からもれました。
 男は肉棒が奥まで届いたことを確認すると、ゆっくりと腰を振り始めます。
 男が、ザクッザクッと腰を打ち込みたびに、妻の口からも「あっあっ」という声がもれ始めます。
 でも私は、マジックミラーの裏側で、最愛の妻が、たった今、会ったばかりの男に犯されるのをじっと見つめるしかないの

55.輪姦
 最初に挿入した男は、激しく腰を振るうちに「うぅぅ、なんだ、これは・・・」とうめ声をあげ始めました。
 おそらく、北村に仕込まれた妻の蜜壷の微妙な締め付けや、肉棒を甘くもてなす生暖かい粘膜のまつわりつくような甘い動きのことを言っているのでしょう。
 北村は「良かったなぁ、ゆかり。ほめてもらえて」と言って笑います。
 妻は両手で顔をおおい隠しながらも、押し寄せる快感に耐えられず、腰を切なくねじるのでした。
 最初の男は、あっと言う間に果てました。
 そして、そこから先は、夫である私にとっては地獄絵そのものでした。
 醜悪な肉棒をきつ立させた見知らぬ男たちが、妻を犯していくのです。
 妻は、次々と肉棒の挿入を受けて犯されていくという、本来はあり得ない状況や、薬の効果もあったのでしょう。
 その白い体をピンク色に染め、激しく体をけいれんさせながら、忘我の境地さまよい続けたのでした。
 5人の男たちの一巡目の射精は、あっという間に終わりました。
 5人が妻を取り囲んで、しばらく息を整える間、妻はベッドに仰向けに倒れこんだまま、その滑らかな下腹部を波立たせて、官能の余韻にひたっています。

 北村が「ゆかり、これから二巡目だよ。今度は四つんばいになりなさい」と声を掛けると、妻は気だるそうに体を起こし、ベッドにはいました。
 そして、後ろから男を受け入れる姿勢を取ったのです。
 こうして、さらに五回、妻は射精を受けたのです。
 妻は、後ろから男を受け入れている間、北村から「次の人の準備をして差し上げなさい」と命ぜられて、次の順番の男の肉棒のくわえさせられました。
 そして、その間、周囲の男達が手を伸ばして妻の乳房をまさぐったりするのです。
 義澤医師は「行儀よく」と言ってはいましたが、それは輪姦以外のなにものでもありませんでした。

 再び、妻が仰向けになり、正常位で三巡目が終わったとき、義澤医師が姿を現しました。
 「みなさんにお願いした分は、これで終わりです。あとは、体力の残っている方だけで結構です」
 背の高い男が「私は頑張りますよ。でも、今度は奥さんに上になってもらおうかな」と言い出しました。
 妻は、ベッドにぐったりと横になったまま、いやいやをするように首を横に振りましたが、北村に「今日は、少しでも多くの精液を頂く日だろう。頑張るんだよ」と言われて身を起こしました。
 男は早速ベッドに横になりましたが、三回も放出した肉棒はだらしなく縮まったままです。
 妻は救いを求めるような目で北村を見上げましたが「大きくして差し上げるんだ」と命ぜられ、その肉棒を口に含んだのです。
 妻がその口でねっとりと肉棒をしごきあげると、瞬く間に男は「う、う」という声をもらし始めました。
 妻がゆっくりと唇をのけると、赤黒く充血した肉棒が姿を現します。
  北村に「さぁ」とうながされ、妻は観念したように目を閉じると、男の股間にまたがり、その肉棒を手でつかんで蜜壷へと導き入れたのでした。
 そんな恥ずかしい、あられもない行為は私との夫婦生活では一度も無かったことでした。
 妻は、男の胸のあたりに手を置いて、ゆっくりと腰を振り始めました。
 男も下から腰を突き上げ始めます。
 まわりの男たちから「おおぅ」という声が上がります。
 すると、なんという事でしょう。
 もう一人の男が「私も我慢できません。私にもさせてください」と言うと、腰を振る妻の後ろにぴったりと体を寄せ、アナルに挿入しようとしているではありませんか。
 義澤医師も「お願いした分は、終わっているのだから、アナルに出しても構いませんよ」などと言っているのです。
 アナルに挿入されることを感じ取った妻は「いや、いや」と言って前のめりに逃げようとしますが、みんなの手で押さえ込まれ、どこにも逃げることはできません。
 こうして妻は、あっと言う間に前後から刺し貫かれてしまったのでした。
 義澤医師が「ゆかりさん、大丈夫ですよね」と北村に聞くと「ええ。何度も経験していますから」とことも無げに答えるではありませんか。
 私は、血を吐きそうなほどの怒りを覚えましたが、どうすることもできません。
 やがて、別の男がいきり立った肉棒を妻の口に突き立てました。
 これも、北村の命令で妻は抵抗することが出来なかったのです。
 前後から激しく二本の肉くいを打ち込まれたまま、妻はもう一本の肉くいに唇で奉仕することを強いられたのです。
 そして、さらには・・・
 妻は、残る二本の肉棒にも、そのしなやかな指でサービスさせられました。
 蜜壷とアナル、そして唇、さらには両手を使って、見知らぬ五人の男達に同時に奉仕させられたのです。
 妻は目に涙をいっぱいにためながら、いたいけなほど一生懸命に、奉仕したのです。
 「今日は、大事な精液をいっぱい頂いたんだ。ちゃんとお礼をしなさい」と北村に命じられたのでした。
 やがて、全員にクライマックスが近づきます。
 妻が一際激しく体をけいれんさせて大きくのけぞったとき、五人の男達も獣のような声を出しながら、思うように放出したのです。
 そして、妻が指で奉仕していた二本の肉棒から発射された白い液体は、妻の顔面に飛び散ったのでした。

12 名前:col

2023/10/03 (Tue) 09:50:07

56.新しい獲物(1)
 北村を含む六人の男達に性玩具のようにもてあそばれてから、妻はしばらく床に伏せる日々が続きました。
 義澤医師の話では、ある程度の精神的なショックに加えて、例の薬の副作用もあって、数週間は気分のすぐれない日が続くこともあるとのことでした。
 妻は、私の身の回りの世話や、家事ができないことを本当に申し訳なさそうにしていましたが、私はそんな妻がいじらしく、週末には私自身が慣れない料理を作ったりして、一生懸命に介抱したのでした。
 それにしても、子供を作るという神聖な営みが、どうして、あんなに下劣で汚らしい行為でしか実現できないのか、私は自然の摂理を恨まずにはいられませんでした。
 でも、ある時、ついに妻が、ベッドの中から「生理がないの」と言って、顔を赤らめたときには、私も、やっと暗いトンネルを抜け出したような気分になったのです。
 そして、さらに二週間ほどして、正式に検査を受けた結果、妻が妊娠していることが確認されたのでした。
 妻が久しぶりに笑顔を見せたとき、私も肩の荷が下りたのを感じました。
 誰の子であれ、妻の子であることに間違いはないのです。
 私は、一生をかけて、妻と生まれてくる子供を守っていこうと決意しました。
 この朗報を境に、妻の健康状態もいっぺんに回復し、私が心配になるほど張り切って、たまっていた家事などを片付けてくれているのでした。

 そんなあるとき、義澤医師から私の会社に電話が掛かってきました。
 「この度はおめでとうございました。奥様を大事にしてあげてくださいね」
 「ありがとうございます」
 「ところで、私のところに最近いらした患者さんで、同じような悩みをお持ちの方がいるのですが・・・奥様のお力添えを頂けないでしょうか」
 「どういうことでしょう?」
 「実は、血液型の問題などもあって、その方には北村さんを紹介しようと思っているのですが、なにせその方も初めてなので、奥様に相談に乗ってあげたりして欲しいのです」
 私は、なにやらあやしい胸騒ぎがしました。
 「来週の土曜日、その方と北村さんが、渋谷さんのマンションでお会いになります。奥様にも立ち会ってあげて頂きたいのです。なにも心配はいりません。例のマジックミラーの部屋で、一部始終を見届けて頂いても結構です」
 私が黙っていると、義澤医師は「実は奥様には、もう、お願いしてあります。土曜日になったら、出掛けさせてあげてください」と言って、一方的に電話を切ったのでした。

 土曜日になると妻は「同じような悩みを持つ人の相談相手になってあげてって頼まれたの。幸せを分けてあげてくださいだって・・・」と言って出掛けて行きました。
 私が、先回りして渋谷のマンションを訪れると、渋谷が「お久しぶりですね。この度はおめでとうございました」と言って、マジックミラーの部屋に導き入れてくれました。
 そして「本当は私も、ここで見ていたいんだが、お邪魔でしょう。お一人でのお楽しみもあるでしょうから」と意味深につぶやいて出て行きました。
 一人きりで残された私は、この部屋で見たおぞましい光景を思い出していました。
 今でも、血がわき立つような怒りを覚えるのは、妻が北村にアナルの処女を散らされたこと、そして北村が田中青年と二人がかりで、前後から妻を刺しつらぬいたことでした。

 どこかで、食事でもしていたのでしょうか、一時間も待ってから、やっと北村と妻、そしてもう一人の女性が入ってきたのです。
 その女性は、心なしか青白い顔をしていましたが、驚いたことに、その知的な顔立ちと、一方で愛くるしい目に、私は記憶がありました。
 そう、その女性は、妻が義澤医師の病院であやしげな検査機械にもてあそばばれ、そのうえ、何度も馬場青年に犯された日に、待合室で見かけた若妻だったのです。
 あの時、夫と待合室のソファで体をぴったりと寄せ合い、不安げな目をしていた、あの清楚な若妻が、早くも北村の罠におちようとしているのです。
 私は、他人の妻なのに、身をこがされるほどの嫉妬を感じました。
 北村はソフトに話します。
 「ひろこさん、ご主人のご了解があれば、ご主人に立ち会って頂くのが一番なのですが、ご主人は、とても見ていられないとおっしゃっているようなので、ゆかりさんに立ち会って頂こうと思います。いいですね」
 北村のような図々しい男が、まだ呼び捨てにしていないということは、もしかしたら、今日が初めてなのかも知れません。
 『ひろこ』という名の若妻は、心細そうに「はい」と答えると、「ゆかりさん、宜しくお願いします」と言って頭を下げました。
 北村が「では、シャワーを浴びて来てください」と言うと、私の妻が若妻の手を引いて、バスルームに案内して行きました。
 妻が戻ってくると、北村と妻は並んでベッドに座りました。
 北村が妻の肩に手を回すと、妻は「今日はだめよ。ひろこさんと頑張ればいいじゃない」と言って、北村の手をはらいます。
 北村が「なんだ、やいてんのか」と言うと、妻は「知らな~い」と言って、そっぽを向きました。
 北村に嫉妬する妻を見て、私自身が激しい嫉妬にかられていました。

 やがて、ひろこが真っ白なバスローブに身を包んで現れました。
 年は妻より少し下でしょうか、でも、すらりとした手足と長い髪が、妻によく似ていました。
 ひろこと入れ替わりに北村がバスルームに消えました。
 ひろこが妻にたずねます。
 「ゆかりさんは、妊娠されるまで、どれくらいかかったんですか」
 「一年ちょっとかしら」
 「最初のときは、ご主人が立ち会われたんですか」
 「そうよ」
 「いいですね・・・私の主人は、見ていられないから勝手に行けって言うんです。たぶん、本当はこのことに反対なんだと思います」

 北村は、すぐに戻ってきました。
 いつもなら、腰にバスタオルだけという北村が、きちんとバスローブを身に着けています。
 やはり、今日が初めてなのでしょう。
 「僕らだけバスローブで、ゆかりさんが服を着ていては、ひろこさんが恥ずかしがるから、ゆかりさんもバスローブに着替えてください」と、北村が言います。
 憎らしいほどに丁寧な口調です。
 妻がシャワーを浴びている間、北村はひろこに色々と話しかけます。
 テレビの話題など、どうでも良い世間話ばかりですが、ひろこは緊張しているのか、上の空という様子です。
 北村は、あくまで丁寧でソフトですが、その目は新しい獲物を捕らえたライオンの目をしていました。
 妻が戻って来ました。
 北村は「そろそろ始めましょうか。いいですね」と、ひろこに話しかけると、そっと口付けたのです。
 ひろこは、はためにも分かるほど身を固くしています。

57.新しい獲物(2)
 若妻のひろこと並んでベッドに腰掛けた北村は、そっとひろこに口付けた後、バスローブを脱がせにかかりました。
 片方の手でひろこの肩を抱いたまま、もう片方の手で難なくバスローブのひもをほどきます。
 ひろこは少しばかり身をねじって抵抗する素振りを見せましたが、バスローブの前を大きく開かれると、力が抜けたように北村に体をあずけたのです。
 その美しい顔は早くも上気していて、額には薄っすらと汗が浮かんできました。
 北村が、ひろこの上半身をむき出しにすると、淡いピンク色のブラジャーが現れます。
 ちょうど、私の妻が初めて北村に会った夜、バスローブの下にブラジャーを着けていて、北村の苦笑を誘ったように、ひろこもブラジャーをしていたのでした。
 北村は、ひろこの耳元で「いけないなぁ、こんなものを着けていちゃ」とささやくと、片方の手を背中に回して、簡単にホックを外します。
 ひろこが「あっ」という小さな声をあげてブラジャーを押さえようとしたときには、北村の素早い動きがひろこの胸からブラジャーをはぎ取り、ベッドの反対側に放り投げていました。
 そして、再び、北村はひろこに口付けると、今までとは打って変わった激しさで、その唇をむさぼったのでした。
 北村はひろこをベッドに押し倒しました。
 小ぶりながらも形の良い乳房は、ひろこがベッドに横たわってもくずれません。
 そして、小さなピンク色に透き通った乳首もツンと上を向いたままなのです。
 北村は一方の乳首を口に含みます。
 そして、もう一方の乳房を片手で揉みほぐしながら、吸い付いた方の乳首に、ねんごろに唇と舌の愛撫を加えるのでした。
 ひろこは早くも背中を軽くブリッジするようにベッドから浮き立たせ「ああ」という切ない声をあげ始めます。
 バスローブもあられなく乱れ、ブラジャーと同じ淡いピンク色をしたショーツがむき出しになりました。
 驚いたことに、北村が私の妻に目配せすると、妻は、後ろからそっと、ひろこに近づいて、そのバスローブをはぎ取ったのです。
 ショーツ一枚にされたひろこは、恥ずかしげに身をねじって北村から逃れようとしますが、北村は太い二本の腕で、ひろこを押さえこみ、胸からおへそのあたりへ、そしてショーツ越しに下腹部へと舌を移動させるのでした。
 北村は「そろそろ、これも脱ごうね」と言って、ショーツのゴムに手をかけます。
 ひろこは「いやいや」をするように身をねじっていましたが、私の妻が「ひろこさん、頑張って。私がいるから」と声をかけると、観念したように、少しばかり腰を浮かしました。
 すると、ショーツはあっという間におろされて、ひろこの早春の若草のような淡い茂みがあらわになったのでした。
 ひろこは両手で顔をおおい、恥ずかしげに身をくねらせます。<br /> ひろこのショーツは片方の膝に引っ掛かっていましたが、私の妻がすらりと伸びた脚からそれを抜き取ると、人妻であるはずのひろこの生まれたままの姿が、北村の目の前にさらされたのでした。
 北村は、ひろこの両脚を広げさせると、その間に入り込んで、蜜壷に舌をはわせます。
 ひろこは、体中を電流が走りぬけたかのように全身をけいれんさせ、せっぱづまった声で「だめ、だめっ、そんなことされたこと無いのっ」と叫びます。
 しかし、北村はそんな事にお構いなしに、舌と唇で、きれいなピンク色をした亀裂に愛撫を続けるのです。
 そして、ひろこの蜜壷が十分にうるおったのを確認すると、自分もバスローブを脱ぎ捨てて、全裸になりました。
 北村の肉棒は例によって醜悪なまでに充血し、どす黒くきつ立しています。
 北村は、ひろこの手を取って、肉棒を握らせます。
 ひろこが「きゃっ」と言って、手を引っ込めるのを愉快そうに見ながら、北村は「いよいよだからね」と言い、改めて、ひろこの両脚をローマ字のMの形に広げさせます。
 そして、その長大な肉棒に手を添えると、若妻の蜜壷にじわじわと挿入したのでした。
 北村の醜悪な肉棒が杭のようい根元まで打ち込まれると、もはや、ひろこには、何もなす術はありません。
 北村は、最初はゆっくりと、しかし、次第に勢いよく、ざくっざくっと腰を打ち込み始めます。
 そのあいだ、妻は優しく、ひろこの髪を撫でているのでした。
 北村が力強く腰を打ち込むにつれ、ひろこの体は桜色に染まっていきます。
 全身から汗がふき出し、しっかりと閉じた目尻からは、涙が流れ始めます。
 食いしばった真っ白な歯の間から「あ、あ」というきえつの声がもれ始めました。
 「お、お願いです。北村さん、は、早く、く、ください」
 ひろこがせっぱつまった、絞り出すような声で哀願します。
 「くださいって、何を?」と、妻が意地悪そうに聞くではありませんか。
 「い、言わせないでください」
 ひろこの目は真っ赤になっています。
 「言わなきゃ、分からないわ」
 「あ、赤ちゃんのもとをください。は、早くしないと、私、いっちゃいます」
 ひろこは、荒海に漂う小船のように体を揺すられながら、涙を流します。
 「いいのよ、ひろこさん。いっていいのよ」と妻が答えます。
 「だ、だめ、主人に絶対にいかないって約束したの」
 それを聞いた北村は、ますます勝ち誇ったかのように、激しく腰を打ち込みます。
 「だめよ、ひろこさん、いかなきゃ。ひろこさんがいくまで、北村さんは何もくれないわ」と、妻は優しい声でささやきます。
 「そ、そんな、ひ、ひどい・・・」と言いながら、ひろこは押し寄せる絶頂感と必死で戦っているのでした。
 ひろこの抵抗も時間の問題でした。
 ついにひろこにかんらくの時が訪れたのです。
 ひろこは、突然、その桜色に上気した体をのけぞらせると「だめっ、だめっ、あなた、私、いっちゃう。ごめんね、許して、許して」と声を出し、北村の体にしがみついて全身をけいれんさせたのでした。
 北村は、むくな若妻が、夫へのしょくざいの言葉を口にしながらも、激しく昇りつめる様子を満足そうに見下ろしています。
 そして、息ひとつ乱さずに腰を打ち込み続けるのでした。

58.新しい獲物(3)
 一度昇りつめたひろこは、もう、北村の思うがままでした。
 時には激しく、時にはじらすような北村の腰の動きにほんろうされ、いくすじも涙を流しながら、繰り返しアクメに達したのです。
 頭からお湯をかぶったように、びっしょりと汗にぬれ、ジェットコースターから振り落とされまいとするかのように、北村にしっかりとしがみついて、何度もガクガクと体をけいれんさせるのです。
 次第に北村の腰の動きも早くなってきました。
 さすがの北村の額にも汗がにじみ始めます。
 すると、私の妻がティッシュで優しく北村の額の汗をぬぐうではありませんか。
 そして、あぁ、何という事でしょう。
 妻もベッドの上でひざ立ちになると、ハラリとバスローブを脱ぎ捨てて、全裸になったのです。
 妻の滑らかな下腹部には、まだ、妊娠の兆候はほとんど現れていません。
 妻は、激しく体をゆする北村の背中におおいかぶさります。
 そして、いとしくてたまらないという様子で、北村の首筋に熱いキスをした後、ちょうど乳首で平仮名の「の」の字を書くように、北村の背中の上で体をくねらせ始めたのです。
 北村は、むくな若妻の秘密の粘膜で怒張した肉棒をもてなされながら、私の妻のピンク色の乳首が、背中を微妙にはう感触を楽しんでいるのです。
 そして、柄にもなく「おぉ」といううめき声を出すのでした。
 私は、妻が目を閉じて、北村の背中の上で全裸体をくねらせる姿を見て、ズボンを下ろして、自分の肉棒を慰めずにはいられませんでした。
 やがて、北村の動きは一段と早くなります。
 そしてついに、北村が肩を大きくふるわせ「うぅぅ」という声と共に、大量の白い粘液を解き放ったとき、ひろこも一際激しくのけぞって、今までに経験したこともない高いアクメに達したのでした。
 そして、私もマジックミラーの後ろで、白い液体をほとばしらせていたのです。
 ひろこはベッドから体を浮かせて北村にしがみついたまま、アクメのよいんにひたっています。
 北村は、ゆっくりとひろこをベッドに下ろし、自分の体に巻きついたひろこの両腕をほどいて、寝かせつけました。
 そして、ずるりと肉棒を引き抜きます。
 ベッドには、大きな大きなシミができています。
 「ゆかり、ひろこをおこしてあげてくれ」と北村が言うと、私の妻はひろこの後ろに回って、半身をおこします。
 ひろこはぐったりとして、妻に体を預けています。
 北村は、ベッドに長々と横たわると、今までとは打って変わった口調で言いました。
 「さぁ、ひろこ。口できれいにするんだ」
 ひろこは、何を言われているのか分からず、視線は宙をさまよっています。
 「ひろこさん、お口で北村さんのおちんちんをきれいにしてあげるのよ」と妻が言います。
 「そ、そんな。で、できません」
 北村は意地悪そうに言います。
 「何度もイッてしまったことを、ご主人に知られてもいいのかい?」
 「こ、困ります」
 「だったら、口できれいにするんだ」
 北村はピシャッと命令するように言いました。
 もう、ひろこは抵抗できません。
 おずおずと北村の股間に顔を寄せると、その桜色の唇で、北村の半だちの肉棒をくわえたのです。
 最初は、本当に先端の亀頭の部分だけをくわえただけだったものが「もっと下も」とか「裏もだ!」などと命ぜられるにつれ、ひろこはもう観念したように目を閉じて、肉棒全体に唇の愛撫をくわえ始めました。
 少しでも休むと「何度もいったってこと、ご主人に知られてもいのか」と言って、北村に叱り飛ばされるのです。
 ひろこは、涙を流しながら、今日の出来事を夫に知られたくない一心で、北村の肉棒に必死に奉仕するのです。
 そんなひろこも、いずれはカミングアウトさせられ、アナルの処女を散らされてしまうのでしょう。
 そして、ハワイへ連れていかれ、和田老人の醜悪な真珠入りの肉棒を突き立てられるのに違いありません。
 でも、そんな運命を、いまのひろこは知るはずもありません。
 いつの間にか、妻も北村への奉仕に加わりました。
 ひろこと二人、北村の肉棒に一心不乱で唇の愛撫をくわえるのです。
 ひろこがさおをくわえているときには、妻は睾丸を包む袋の部分を、また、ひろこが、亀頭部分に舌をはわせているときには、妻は肉棒の裏筋をなめ上げます。
 白くきゃしゃな体つきの二人は、まるで姉妹のようです。
 北村も、同時に二人から受けるサービスが心地よいのでしょう、かすかに腰をゆすっているようにも見えます。
 北村の肉棒からべとべとしたものが完全になめとられ、唾液にまみれて黒光りしながら、再び隆々と勃起したとき、妻は、もう居ても立ってもいられないという様子で「お、お願い、北村さん、私にもください」と言って、その腰にしがみついたのです。

59.新しい獲物(4)
 私の妻が、腰にしがみつくと、北村はゆっくりと上半身をおこしました。
 北村は「もう、赤ちゃんができたのに、いけない奥さんだなあ」と言って意地悪そうに笑います。
 そして「どうだい、ひろこ?ゆかりが欲しがってるんだ、あげてもいいかい」とひろこに聞くと、ひろこという若妻は「し、知りません」と言って下を向きました。
 「良かったな、ゆかり。いいらしいぞ」と北村は言うと「お腹に負担をかけちゃいけないから、四つんばいになりなさい」と命じます。
 ゆかりは、恥ずかしそうにもじもじしながら、言われるままの姿勢をとったのでした。
 北村はきつりつしたどす黒い肉棒をゆらゆらとゆらしながら、後ろに回り込みます。
 なんということでしょう。
 北村はつつましかった妻の貞操を奪い、アナルの処女を散らし、何人もの男と交わらせたあげく、妊娠した妻も犯そうとしているのです。
 妻が妊娠したところで、もう北村の役割は終わっているはずです。
 それなのに、いま北村の隆々とした肉棒は深々と妻の蜜壷の中に差し込まれていくではありませんか。
 北村の肉棒が一番奥深いところまで到達し、子宮をつついたとき、四つんばいになっていた妻は、思わずベッドから上半身を起こし「あぁ」という深い息をつきました。
 そして、再びベッドの上にうずくまると、長い髪をかき上げます。
 北村は次第にゆっくりと、しかし徐々に早く、力強く腰を打ち込み始めます。
 肉棒が深く打ち込まれるたびに、妻の口から「あん」という甘えるような声が出ます。
 もう、その白い体は全身が桜色に染まっています。
 すでに一度、放出したのに北村の持続力は十分なのでしょう。
 まだまだ十分に余裕を残しているところで、私の妻は「いくっ、いくっ、いっちゃう」という切ない声をあげて、前身を激しくけいれんさせ、ベッドに突っ伏してしまったのでした。
 それを見た北村の腰の動きが、一瞬、ゆっくりになったとき、じっとかtずをのんでいたひろこが、北村に言います。
 「ゆかりさん、お願い。北村さんの精液は私にください。だって、ゆかりさんはもう赤ちゃんができたんだから・・・ねぇ。いいでしょう」
 すると、ゆかりは「い、いいわ」と絞り出すような声で答えます。
 ひろこは「北村さん、お願いです、わたしにください」と言って、北村に哀願します。
 北村が「いいだろう、横になりなさい」とひろこに命令すると、ひろこは私の妻の隣に横になりました。
 北村は、妻の蜜壷からぬらぬらと光る肉棒を引き抜きます。
 そして、ひろこのすらりとした両脚を無造作に開くと、その浅黒い体でその間に割って入り、樫の木で出来たこん棒のような肉くいをひろこの粘膜のすきまに突き立てたのです。
 北村の肉棒が挿入された瞬間、ひろこは電気にうたれたように、そのきゃしゃな体をのけぞらせます。
 でも、北村はそんなことにはお構いなしに、ざくっざくっと腰を打ちつけるのです。
 北村はひろこの体が折れてしまうのではないかと思うほどきつく抱きしめては、激しくその唇をむさぼります。
 あるいは、激しく腰を打ち込みながら、ひろこのピンク色の乳首を、舌と唇で愛撫します。
 そして、またあるときは、ひろこの腕を上げさせて、すっきりと処理された脇の下をなめ上げるのです。
 もぅひろこは、北村の動きのままに快楽の嵐の吹き荒れる海をただよいます。
 北村が腰を打ち込むたびに「あっ、あっ、あっ」という声をあげるのですが、その声は、生まれて初めて性の悦びに目覚めた若い娘の声のように、華やかです。
 そして、もう、ひろこの口から夫へのしょくざいの言葉が出ることはありませんでした
 やがて、北村とひろこは絶頂に向けて全力疾走を始めます。
 「ひろこ、私の目を見るんだ」と北村に言われ、ひろこは目を開けて、北村を見つめます。
 そして二人はお互いの汗でびしょぬれになりながら、見つめ合い、唇をむさぼりあいながら、激しく体をゆするのです。
 誰に教わったわけでもないのに、ひろこも激しく腰を振っています。
 そして、ふたりが同時にクライマックスに達し、激しくけいれんし合ったとき、北村の体の奥深いところでつくられた白い粘液が、その肉棒の先端から、ひろこの粘膜の奥深くへと飛び散っていったのでした。
 しばらく二人はきつく抱き合い、荒い息をしながら、何度も口付けをします。
 やがて、北村は腰にバスタオルを巻いてシャワーを浴びに消えました。

 まだ、体を横たえたままのひろこの髪を優しくなでながら、私の妻が「よかった?」と聞きます。
 「ええ・・・」とひろこが恥ずかしげに答えると、妻が「また、北村さんに会いたい?」と聞くではありませんか。
 ひろこはしばらく黙っていましたが、やがて目に涙を浮かべながら「会いたい・・・。でも、いけないですよね」と答えます。
 「大丈夫、いずれご主人も分かってくれるわ。あとで、北村さんの携帯の番号を教えてあげるわ」と妻が言うと、ひろこはこくんとうなずきました。
 「ひろこさんは、北村さんのお気に入りよ。悔しいけど」と妻が言うと、ひろこは「それならいいけど・・・」と答えるではありませんか。
 「そうよ。ひろこさんは、北村さんの新しい獲物よ。これからたっぷりと遊ばれるの・・・」
 「獲物?遊ばれる?」
 「そうよ」
 「・・・いいわ、それで。私は、北村さんの新しい獲物なのね」
 私は、マジックミラーの後ろで、北村への激しい怒りと嫉妬に身を焼かれながら、何もすることが出来ないのでした。

60.終宴(1)
 短い時間の間に、北村という共通の男に刺しつらぬかれ二人の若妻は、全裸のままぬれた瞳でお互いを見つめ合っていました。
 そして、ああ、なんということでしょう、最初はためらいがちに、やがては、激しく唇をむさぼりあったのです。
 二人はお互いの乳首を口に含みさえするではありませんか。
 そして、夫以外の男から、今まで経験したことのない絶頂を与えられたひろこは、今や身も心も満たされ、私の妻に優しく髪をなでられて、安らかな眠りに落ちていきます。
 そこへ、無造作に腰にバスタオルを巻いただけの北村が、シャワーから戻って来ました。
 私の妻と北村は体をぴったりと寄せ合って、ベッドに腰掛けました。
 そして、私の妻がポツンと言いました。
 「しばらくお別れね・・・」
 北村は黙ったまま妻の髪をなでています。
 「・・・そうだな。これからは、ご主人や生まれてくる赤ちゃんを大事にするんだ」
 「ひろこさんに優しくしてあげてね」
 「・・・」
 「また、ハワイに行くの?」
 「きっとな」
 「・・・ひろこさんが、うらやましいわ」
 北村と私の妻はじっと見つめ合っていましたが、熱いキスを交わします。
 そして、北村はゆっくりと妻をベッドに押し倒したのでした。
 なんと妻の方から、あわただしく北村の腰に腕を伸ばしてバスタオルをはぎ取ります。
 北村の肉棒は早くもどす黒く充血しているではありませんか。
 北村は、妻の下腹部に負担をかけないよう、慎重に妻の体におおいかぶさります。
 そしてもう一度、熱い口付けを交わすと、ピンク色にきつ立した妻の可愛らしい乳首を口にふくみました。
 舌先でころころと転がしたり、甘がみをしたり、優しく吸ったりするうちに、妻の口からは熱い吐息がもれ始めます。
 北村は片方の乳首に唇で愛撫をくわえている間、もう片方の乳房を手のひらで包むようにして、優しくもみ上げます。
 両方の乳首に入念な愛撫をくわえた北村は、やがて形の良いおへその周りから下腹部へと舌をはわせていきます。
 微妙なタッチではう北村の舌先の動きが余程心地よいのか、私の妻は激しく下腹部を波打たせています。
 とうとう北村の舌先は妻の蜜壷に到達しました。
 北村は妻のすらりとした両脚を肩にかつぎ、二枚の花びらを順番に口に含みます。
 そして、ひっそりとややずむ真珠のような花芯に舌をはわせました。
 妻は顔を両手で隠しながら、くぐもったようなきえつの声をもらします。
 その蜜壷からはしっとりとした粘液が分泌され始めたのに違いありません。
 やがて北村は妻にうつ伏せになるように言います。
 妻はゆっくりと体をおこし、長い髪をかき上げると、丸いお尻を上にして、再びベッドに身を横たえました。
 北村は妻のうなじに口付けをすると、白い背中の上から下へ、そしてまた、下から上へと舌をはわせます。
 そして妻の背中の隅々までなめ尽くした北村は、可愛らしいお尻の双丘を、交互になめ始めます。
 妻は「やだぁ、くすぐったいの」と甘えるような声を出して、お尻をもじもじさせます。
 そして無意識のうちに、腰を少しばかり浮かせているではありませんか。
 そして、消え入るような声で「お願い・・・、じらさないで。いつものように、してください」と言いました。
 北村は、からかうように「エッチな奥さんだなぁ」と言うと、妻の腰に手を回して、お尻を高く持ち上げます。
 そして、北村は妻のアナルに舌をはわせました。
 「これがすきなのかい」妻は、もう何も言えず「うん、うん」と言うように首を縦に振ります。
 北村は妻のピンク色のアナルのしわを、一本、一本、丁寧に舐め上げるのでした。

13 名前:col

2023/10/03 (Tue) 09:54:40

61.終宴(2)
 やがて北村は「ゆかり、交代だよ」と声をかけます。
 二人は体を入れ替え、今度は北村がベッドに横たわります。
 妻は、北村の両脚の間に入り込むと、北村のどす黒い肉棒を口にふくみました。
 妻は、その可愛らしいピンク色の唇で北村の肉棒をくわえたまま、頭をゆっくりと上下に動かします。
 小さな口のどこに、あの長大な肉棒を格納しているのでしょうか。
  妻が一番、頭を下げたときには、そのノドの奥の方まで、北村の肉棒が侵入しているのに違いありません。
 やがて、妻は北村の肉棒を口から吐き出すと、居ても立ってもいられないという面持ちで「お願い、もうください」と言ったのです。
 北村はゆっくりと妻の体をベッドに横たえると、すらりとした両脚を開かせ、その肉棒に手をそえて、妻の蜜壷にじりじりと挿入していきました。
 北村はゆっくりと腰を打ち込み始めます。
 そして、次第にそのスピードを上げていくにつれて、妻の口からは「あん、あん、あん」という甘い声がもれ始めました。
 北村は柄にもなく、妻の体のことを気にかけているのか、自分の体を起こしたまま、ちょうど二人でローマ字のLの字をつくるような体位で腰を打ち込みます。
 北村の腰が打ち込まれるたびに、妻の小ぶりながらも形の良い乳房がゆれます。<
 北村は時折、腕を伸ばして、妻の乳首をいじるのです。
 妻の体はもう、汗まみれになっています。
 しばらくすると、北村は抱きかかえるようにして、妻の体を起こし、座位と呼ばれる体位に変えました。
 そのまま、今度は下から突き上げるように妻を攻めます。
 もう、妻の秘密の花園からは大量の甘い蜜が分泌されていて、北村の肉棒を伝って落ち、ベッドにしみを作り始めています。
 今度は北村は妻の耳元で「後ろ向きになってごらん」とささやきます。
 妻はぬれた瞳で北村を見つめ「うん」と言うようにうなずくと、ゆっくりと腰を上げて、北村のひざの上でゆっくりと体を回します。
 北村の肉棒が抜けてしまわないように、慎重に後ろ向きになると、ああ、なんということでしょう、マジックミラー越しに見つめている私の目の前に、最愛の妻と北村の結合部分がさらされたのです。
 いつか、義澤医師の病院で見せつけられた時と同じように、妻の可憐な花びらを押しのけて、その蜜壷に打ち込まれた醜悪などす黒い肉くいが、妻の蜜でぬらぬらと光りながら、湯気をたてて出入りしているのでした。
 妻の体は全身がピンク色に染まり、汗のせいか、薄っすらと光沢を帯びています。
 北村が腰を打ち込むたびに「あっ、あっ、あっ」と声がもれます。
 恥ずかしいことですが、私はズボンと下着を脱ぎ捨て、自分の肉棒をしごき始めました。
 そのとき北村が「ゆかり、こうしているところをご主人に見られていると想像してごらん」と言ったのです。
 妻は熱に浮かされたように「だめ、だめ」と答えます。
 しかし、北村は命令するように「ご主人が、私たちの様子を見ながら、自分を慰めているところを想像するんだ」と言うではありませんか。
 妻は苦しそうな息の下から「そ、そんな」と言って抵抗します。
 「ゆかりの恥ずかしいところが、ぜんぶ、ご主人に見られていると思ってごらん」
 北村にそう言われた妻は「あぁ、だめ。感じちゃう」というせっぱづまった声を出し、激しく体をけいれんさせてアクメに達したのです。
 「ゆかりは悪い奥さんだなぁ。こんなところをご主人に見られたいんだ」
 「わ、悪いのは北村さんでしょう」と言いながら、妻はポロポロと涙を流し始めます。
 北村は妻が一度くらいのアクメに達しても、許しはしません。
 それどころか、さらに激しく腰を打ち込むのです。
 妻の体は、北村の肉棒で荒海をさまよう小船のようにゆらされています。
 北村の体からも汗が ふんしゅつしています。

62.エピローグ
 私は妻が、北村の激しい行為を私に見られているところを想像して、一層の高みに達しようとしている状況に、目もくらむような興奮を覚えていました。
 そして、激しく自分の肉棒をしごき続けたのです。
 そして、私が完全に理性を失ったとき、北村の「ご主人、出てきてください」と言う声がしたのです。
 あぁ、なんということでしょう。
 私は北村に言われるままに、下半身むき出しという恥ずかしい姿で、よろよろと出て行ったのです。
 北村に後ろから突き上げられ、何度もアクメに達した妻は、北村に体をあずけたままぼうがの境地をただよっていましたが、そのかすれた視界のはじに私の姿をとらえたのでしょう。
 突然、火がついたように「だめっ、だめっ、あなた、だめっ」と叫びます。
 「ゆかり、ご主人に見られたいんだろ。じっくり見てもらうんだ」と北村は言いはなちます。
 「ご主人も、オナニーを続けてください」と、私は命令されました。
 私は、まるで催眠術にかけられたように、妻の前で仁王立ちになって、激しく肉棒をしごきます。
 妻も北村に刺しつらぬかれたまま、激しく体をゆさぶっています。
 さすがの北村の息も荒くなってきました。
 「う、うしいんだろ、ゆかり」と北村が切れぎれに声を掛けます。
 「あぁ、そうなの、わたし、うしいの。見て、あなた、もっと見て。こうなるのを待っていたの。わたし、北村さんのおちんちんでいかされるのよ」
 三人に絶頂の時が訪れました。
 北村が「おおぅ」という獣のような声を出して、妻の体の奥深くに命のもとを解き放ったとき、妻も一際激しく体をふるわせて、今まで経験したことのない絶頂へと昇りつめたのです。
 そして、私もぶるぶるとけいれんしながら大量の白い液体を妻の全身に浴びせかけたのでした。

赤ちゃんが欲しかった私たちが堕ちた罠・完

・・・・・・・・・・

ここまで読んでくださった皆様に

 皆様のおかげで、なんとか、この物語をおわらせることができました。
 しばらくしたら、出産後の妻の冒険や、ひろこやれいこと北村のその後についても書いてみたいと思います。
 あたらしい若妻たちも登場させたいと思います。
 ところで、皆様、とっくにお気づきだと思いますが、この物語のほとんどはフィクションです。
 実は、私の妻といっしょに色々と考えて書いてきたものなのです。
 でも、最近、ちょっと困ったことになっています。私の妻が「私も北村さんみたいな人が欲しい」とか言い出したのです。
 最初は相手にしなかったのですが、最近、それもいいかなと思うようになってきました。
 私達夫婦は、この物語より少し年上で、私が34歳、妻が31歳、子供なしです。
 妻がフィットネスにはまっているのはほんとうです。
 けっこう、いい線かも。
 単独男性だったら、『北村』さん役をやってもらって、物語のなかのいろんなシーンを再現してもらって、私はのぞき役かな(笑)。
 カップルさんなら、だんなさんに『北村』さん、奥様に『れいこ』や『ひろこ』になってもらって、私の妻を入れて3Pなんかどうでしょう。
 うーん、結構、興奮かも!
 誰か、北村さんになってくれる人いませんか(笑)

63.番外篇(1)
 『連絡掲示板』のファンの皆様、お元気でしょうか。
 このサイトも、ますます盛況ですね。個人的には、大好きな『息子の友人にせまられて』が最近、更新されていないのが、少し残念ですけど。

 しばらく離れているあいだに大きな出来事がありました。
 「誰か北村さんになってくれる人がいませんか」と言っていましたけど、ついに本当にそうなってしまいました。
 複雑な心境なのですが、番外編として、そのときのご報告をします。
 私たち夫婦の共通の知り合いの飲み友達の知り合いといった、すこし遠いご縁だったのですが、妻の「すごくいい感じの人」という一言で決まってしまいました。
 私としては、すこし軽はずみだったかも知れません。
 まぁ、とにかく一回、顔合わせということで私たち夫婦と三人で飲んだときに、妻からOKが出てしまったのです。
 その男性の名前も、『北村』ということにしておきましょう。
 年齢は30代後半ということですが、もと、陸上選手ということで、締まった体のナイスガイです。
 フィットネスが趣味の妻と気が合ってしまったのもいけなかったですね。
 『北村』はスワップや複数プレーの経験も豊富で、なんと、もう一人女性を連れてくるとのこと。
 妻を『ゆかり』、その女性を『ひろこ』にして遊ぼうという提案でしたが、妻は、もう一人の女性には『れいこ』の役をやって欲しいという話。
 そんなこんなで、私がいるにも構わず、二人でワインで深夜まで盛り上がってしまったのです。

 当日、横浜では、ホテルでうろうろしているところを、万一、知り合いに見られたら困るということで、品川まで出かけました。
 ホテルは北村がスイートを予約。
 私が運転する車の中で、さすがに妻も緊張しており、なんだか、ほんとうに小説のようになってしまいました。
 小説とは逆で、先に北村が女性とチェックインして、私と妻が後から部屋に行きました。
 行ってびっくり、北村がパートナーといって紹介してくれたのも、旦那さんが外国に単身赴任中の人妻で、年は30歳前後でしょうか。
 すらりとした肢体で、明るく、よく笑う本格派美人です。
 交際歴は1年で、北村と知り合ってから、複数プレーやレズプレーを仕込まれたそうです。
 何も知らずに、外国で一生懸命働いているご主人が可哀相ですよね。
 妻は「レズはだめ」と言っていましたが、北村と連れの女性は「はいはい」という感じ。
 北村が持ち込んだシャンパンで、四人で小説にみたいに乾杯、しばらく緊張をほぐしたあと、北村と女性は先に、二人でシャワーを浴びに行きました。
 待ったのは、ほんの15分くらいだったでしょうが、ずいぶんと長く感じました。
 妻は、私と目を合わせられないのか、ずっとテレビを見ています。
 私も、だんだん、緊張してきました。
 やがて、二人がホテルに備え付けのバスローブを着てでてくると、妻も、決心したように立ち上がります。
 ずいぶんと潔いので、私は激しい嫉妬心にかられてしまいました。
 妻はイヤリングと時計を外して、つかっていないガラスの灰皿に入れ、ジャケットを脱いで、ソファの背もたれにきちんと掛けると、浴室に消えて行きました。
 北村が「私たちはベッドルームにいますから、奥様が出てきたら、いっしょに来てください」と言って移動したので、私一人がリビングに残されました。
 妻は、ずいぶん、丁寧に体を洗っているようで、20分以上も待たされたでしょうか。
 その間、ベッドルームからは、ひそひそ声や、ときおり女性が笑うのが聞こえます。
 やっと、妻が出てきたのですが、体にはバスタタオルを巻いただけというかっこうです。
 バスローブは二つしかなかったのですね。
 早くも、北村にしてやられた感じです。
 妻はシャワーのせいか、恥ずかしいのか、頬をほんのり赤くしていましたが「お二人は、もうベッドルーム?」と聞くので「そうだよ」と答えると、私の手をぎゅっと握りました。
 そして、私たち二人は、いよいよ、ベッドルームへ、いままで経験したことのない禁断の花園(?)へと向かったのです。

64.番外篇(2)
 ベッドルームの照明は、もう落とされていましたが、すぐに目が慣れると、北村と女性はベッドの上に座っていました。
 女性の着ているバスローブが乱れて、そのすべすべした肩が大きくはみ出しているのは、北村がバスローブの中に手を突っ込んで、その乳房をいじっていたからでしょう。
 「ご主人は、そこの椅子に腰掛けてください」と言われると、本当に小説の中の北村に命令されているようで、私は隅っこの椅子に素直に腰掛けました。
 そして北村は、バスタオルで身を包んだだけの妻に向かって「ゆかり、こっちに上がっておいで」と声を掛けたのです。
 いよいよプレーの始まりです。

妻がベッドのうえに上がると、北村は妻のあごに手を添えて自分の方を向けさせます。
 そして「いいね」というと、妻の返事も聞かずにその唇を奪ったのです。
 それは激しく熱いキスでした。
 やがて北村は、妻の体から力が抜けてきたのを見届けると、連れの女性に目配せします。
 女性は手なれた感じで妻の体の後ろから手を回し、バスタタオルを引きはがします。
妻の上半身がむき出しにされ、乳房が露になると、北村は片方の乳首に吸い付きました。
 耳元では「ゆかり、久しぶりだね。今日は、なんどもなんども行っていいんだよ」とささやきます。
 そして、妻をゆっくりと押し倒して、その体を包んでいたバスタオルを完全に開くと、私の大事な妻の輝くような裸身が北村の目にさらされたのでした。
 北村は妻の乳首を入念にまさぐります。
 そして胸からおへそのあたり、そして下腹部へと、舌をはわせ、全身をくまなくなめ回すのでした。
 やがて、北村の指が妻の秘密の花園へと伸びていきます。
 そして、北村の指が女性の敏感な芽をとらえたとき、妻は「あん」という声を出してのけぞったのです。
 北村は、すかさず妻の口をふさぐように口づけると、そのまま指を動かし始めます。
 妻が思わず身をねじって逃げようとすると、連れの女性が「ゆかりさん、頑張って」と声を掛けます。
 もう三人とも小説の登場人物になりきっているのです。
 やがて、北村は妻が十分にうるおったことを確認したのか「それじゃ、一回目いくよ」と言いました。
 そして、バスローブをはらりと脱ぎ捨てて全裸になると、どす黒く充血した肉棒が長大な肉棒が姿を現します。
 すると、連れの女性が手を伸ばして、北村の肉棒にコンドームを装着するではありませんか。
 コンドームを使う約束になっていたので、ちゃんと用意がしてあったのでしょう。
 女性の手つきは慣れたものです。
 コンドームを装着するとき、肉棒の先っぽにチュッと軽くキスをしていましたが、何も知らないご主人、本当に可哀相ですよね。
 妻はもう観念したように、体を横たえています。
 北村はそのすらりと伸びた両脚の間に入り込むと、長大な肉棒に手を添えて、先端を秘密の花園の入り口を探り当てます。
 そして「ここですね」と声を掛け、妻が黙ってうなずくと、じわじわという感じで挿入していったのです。
 連れの女性は北村の体をさすっています。
 北村はゆっくりと腰を動かし始めました。
 当たり前ですが、大事な妻が他の男に抱かれ、その肉棒に刺しつらぬかれているところを見るのは初めてのことです。
 私の肉棒はギンギンに硬直し、心臓はバクバクと高鳴っています。
 やがて、北村の腰の振り方は激しくなっていきます。
 「このままいくからね」と北村に声を掛けられ、妻はきつく目を閉じたまま、うんうんという感じでうなずきます。
 そして、北村が妻におおいかぶさり、そのピンク色の唇を激しくむさぼると、妻は北村の肩に腕を回します。
 そして、ついに、妻はそのすらりとした脚を伸ばして北村の腰をはさみ込むではありませんか。
 妻のピンク色のアナルまで丸見えです。
 女性が妻の髪を優しくなで始めました。
 からまりあった北村と妻の体にはうっすらと汗が浮かび始めています。
 ベッドルームの中は、ベッドがかすかにきしむ『ギシギシ』という音、北村の肉棒と妻の粘膜がこすれるときの『ヌチャッ、ヌチャッ』という音が支配しています。
 そして、北村が腰を打ち込むたびに、妻は「あっ、あっ、あっ」というせっぱつまった声を出すのでした。
 二人にクライマックスが訪れます。
 ついに北村が「おおぉ」という声を出して激しく肩をふるわせ大量に射精したとき、妻も激しく体をのけぞらせて、ブルブルとふるえたのでした。
 射精したあとも、北村はしばらく妻の体を抱きしめていましたが、やがて、ゆっくりと体を起こすと、その肉棒をずるりと引き抜きます。
 半だち状態の肉棒の先端を包んだコンドームの中には、大量の白濁した液体が放出されていました。
 またしても、連れの女性が手を伸ばし、慣れた手つきでコンドームを外します。
 すると北村は「まだまだ、これからだからね。ちょっとだけ、待ってるんだよ」と言って、全裸のままバスルームに消えていったのです。

65.番外篇(3)
 妻はしばらく身動きできないという様子でベッドに横たわっていましたが、やがてバスタオルを半身に巻いて、ベッドの上に起き上がりました。
 ゆっくりと長い髪をかきあげると、私の方を見て、少しはにかんだようにほほえみます。
 すると、れいこ役の女性が「ゆかりさん、目隠しをさせてくれる?」とたずねます。
「ゲームだから心配しないで」と言われて、妻はこっくりとうなずきました。
 女性は、妻の後ろに回ると、どこからか真っ白いシルクの布を取りだして、妻に目隠しをします。
 そこへ、腰にバスタオルを巻いただけの北村が戻ってきました。

 北村はベッドの上にずかずかと上がると「ゆかり、待たせたね」と言って妻を抱き寄せ、その唇を荒々しくむさぼりました。
 妻は目隠しをしたまま、私以外の男に唇を奪われているというシチュエーションに興奮しているのか、薄暗い中でも、その胸から上がピンク色に染まっているのが分かります。
 北村は妻をゆっくりとベッドに押し倒すと、ちょうど万歳をするような形で、両腕を頭の上で交錯させます。
 そして「これもゲームだから心配しなくていいよ」と言うやいなや、バスローブのひもで、あっという間に、手首のところで両腕を縛り上げ、ベッドの柵に結びつけたのです。
 妻が思わず「いやっ」と言ったので、私も椅子から腰を上げかけたのですが、北村から「ご主人が立ち上がったらゲームは終わりですよ」とぴしゃりと言われてしまいました。
 私が妻に「大丈夫かい」と声を掛けると「うん」という答えが返ってきます。
 北村は「これからが本番ですよ」と言うと、妻のバスタオルをはぎ取ります。
 そしてゆっくりと妻を組み敷くと、その乳首に吸い付いたのです。
 すると、あぁ、なんということでしょう、れいこ役の女性もバスローブを脱ぎ捨てて全裸になり、妻におおいかぶさるように重なって、もう片方の乳首を口に含んだのです。
 妻は右と左から北村と女性に攻められているのです。
 驚いた妻は「あぁ、だめよ」と声を上げますが、許されるはずもありません。
 四本の手と二つの唇で、妻は全身を愛撫され、激しく身をねじって、切ない声を上げ続けたのです。
 やがて、れいこ役の女性は、妻の体の上に覆いかぶさると、その乳房を優しくもみあげながら、唇を奪います。
 北村はと言えば、二人の若妻のすらりと伸びた四本の脚の間に入り込んで、まず、私の妻の甘い蜜壷に舌をはわせます。
 妻の蜜壷をたっぷりとなめ上げてから、次にはれいこ役の女性のアナルに舌をはわせるではありませんか。
 北村は、私の妻の腰を両手で持ち上げると、その下に枕を差し込みます。
 妻の体がブリッジするような形になると、ちょうど北村の目の前に、妻の蜜壷と女性のアナルがさらされます。
 北村は、両方を、ゆっくりと順番になめあげたあと、妻の蜜壷に指を挿入するではありませんか。
 妻の蜜壷は、もう十分にぬれているのか、指が出し入れされるだけで、『ヌチャッヌチャッ』という音がするのです。
 やがて、北村が女性のすべすべしたお尻を軽く叩くと、女性は妻の体から降りて、再び北村にコンドームを装着します。
 すると北村は、出し抜けに妻の蜜壷をその醜悪な肉棒でさしつらぬいたのでした。
 目隠しをされていて何も見えない妻は、突然の挿入に驚いたのか「あっ」と声を上げてのけぞります。
 でも、両腕を拘束されてベッドにつながれている妻には何もなすすべがありません。
 北村のずんずんと差し込む動きにほんろうされ、激しく体をゆすぶられています。
 一回、放出している北村の持続力は十分で、いつ果てるとも知れずに激しく腰を躍動させていす。
 今度は、妻が先にオルガスムスを迎えるに違いありません。
 そして、妻の吐く息が一際、荒くなり、「ああっ、いっちゃうの、もう、かんにん」と、絞り出すような声を出すと、激しく体をけいれんさせたのです。
 そして、両腕で北村を抱きしめられないのが、じれったくてたまらないといった風情で、両脚で北村の腰をはさみ込んだのでした。
 北村は、しばらく妻を抱きしめていましたが「先にいっちゃうなんて、エッチな奥さんだなぁ」と声を掛けます。
 「い、言わないで」といって妻は、恥ずかしげに体をねじります。
 北村は、「交代するからね」と言って、その肉棒を引き抜きます。
 すると、あ、なんということでしょう、いつの間にか長大なペニスバンドを装着した女性が妻の両脚の間に入り込むではありませんか。
 そして、様子の分からない妻が「こ、こうたい?」といぶかる間もなく、大きく腰を振って、そのペニスバンドを妻の蜜壷に打ち込んだのです。
 それは、今まで、私が目にしたこともない光景でした。

66.番外篇(4)
 目隠しをされた妻は、ペニスバンドを挿入された瞬間、「ああっ」という声を上げて仰け反りましたが、やがて、れいこ役の女性がゆっくりとおおいかぶさると、状況が飲み込めたようです。
 「だめっ、だめっ」と言いながら、激しくいやいやをするのですが、両手を拘束されていては、どうすることもできません。
 女性は「ゆかりさん、かわいそうに。どこにも逃げられないのよ」とささやいて、腰を打ち込みます。
 今まで、北村の太い腰が打ち込まれるのを見慣れた私の目には、女性の細く白い腰が動く様子が、あまりにもなまめかしくわいせつで、自分の肉棒がギンギンに勃起するのをどうすることもできません。
 「お願い、もう、終わりにして…」と妻がこんがんしても、女性は許しません。
 「行っていいのよ、ゆかりさん」と耳元でささやきます。
 「そ、そんな」と妻が言うと「私は女だから、ゆかりさんが終わるまで、続けられるのよ。ゆかりさんが行くまで終わらないの」と答えます。
 北村は、二人の若妻がペニスバンドで結ばれ、激しく体をゆすぶる様子に興奮したのでしょう、ちょうど、若いライオンが捕らえた獲物を食らう順番を待つときのように、息を荒げながら、じっと様子を見守っています。
 やがて妻は「ああっ、へんよ、へん」という切ない声を出すと、激しく首を左右に振り、大きく体をブリッジさせました。
 私の妻はペニスバンドで行かされてしまったのです。
 女性は、妻の目隠しをゆっくりと外すと「ゆかりさんの行き顔ってすてき」と言いながら、何度も口づけをします。
 妻は、もう、すべてを観念したように、女性のなすままに唇を奪われ、乳房をまさぐられています。
 やがて、女性は、ゆっくりと体を離すと「さぁ、北村さんにフィニッシュして頂きましょうね」と言います。

 すると、北村は長大な肉棒を振りかざしながら、妻の両脚の間にはいり、もうたっぷりと潤った蜜壷に挿入したのでした。
 「だ、だめっ。いったあとって敏感なの。ちょっと、待って」と妻が言っても、北村は「敏感なのかい?いいじゃないか」と言うばかりです。
 そして、さっきの女性とは打って変わった激しさでざくざくと腰を打ち込むのです。
 あぁ、するとなんということでしょう、妻は両腕を拘束されたまま、すらりとした両脚を北村の腰に回して、北村と一緒に激しく体をゆすぶるではありませんか。
 上になった北村の体から流れる汗が、組み敷かれた妻の汗と溶け合い、しずくとなって妻の体を伝わり、ベッドに落ちて染みをつくるのが見えます。
 れいこ役の女性は立ち上がって、バスローブをまとうと、椅子に座ったままの私のところに寄ってきます。
 そして「ご主人、我慢できないでしょう?一緒にゲームに入りましょうよ。シャワーを浴びて来てください」とささくではありませんか。
 私は弾かれたように立ち上がると、浴室に駆け込みます。
 私がベッドルームを出て行くとき、妻はちらっと私の方を見ましたが、もはや行為にぼっとうしているのか、何も言いません。
 そして、すぐに視線を北村に戻すと、激しく唇をむさぼりあったのでした。

 浴室に来て見ると、ビーチで使うような空気の詰まったマットが立てかけてありました。
 この後、北村は浴室でのプレーも考えているのでしょうか。
 でも、私にはそんなことを深く考える余裕はありませんでした。そそくさとシャワーを浴びると、腰にバスタオルを巻いただけで、ベッドルームにとって返したのでした。

 ベッドルームに戻ると、もはや妻は両腕の拘束を解かれ、自分の意思で、北村の広い肩を抱きしめていました。
 一度、放出している北村の持続力は驚異的です。
 妻は、もう、何度もアクメを迎えているのに違いありません。
 私が、ぼうぜんと立ち尽くしていると、女性がベッドの上から手招きしました。
 私が、ベッドに上がると、女性は、はらりとバスローブを脱いで全裸になります。
 そして、どす黒く屹立した私の肉棒にコンドームを装着すると、北村に組み敷かれて激しく体を揺すぶっている妻の隣に、ゆっくりと身を横たえたのです。
 そして、すこし恥ずかしげに「きて…」とささやくではありませんか。
 私は、ごくんと生つばを飲み込むと、女性の両脚の間に入り込みます。
 そして、自分自身の妻が北村という他人と激しく愛を交歓しているすぐ隣で、美しい人の妻と結ばれたのでした。

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パートに出た妻
1 名前:col

2023/08/14 (Mon) 09:35:29

1.
 妻の奈美は2年前から週4、5回、午前中のみのパートにでるようになりました。
 私達夫婦には女の子が二人おり、下の子もあまり手が掛からなくなり、また、子供二人の教育費の負担も今後さらに増えてくるのが明らかだったからです。
 私は自宅のある街の隣町で、父から譲り受けた小さな事業をやっており、妻にも帳面や伝票の整理、ちょっとした買い物など、私の仕事の裏方のようなことを手伝ってもらっています。
 私の仕事はあまり経営が楽だとは言えないかもしれませんが、父の代からのお客様も多く、細々とではありますがそれなりに安定しています。
 妻にはもっと外で働いて、より多くの現金収入を稼ぎたいという希望もありましたが、夕方以降にも勤務を頼まれるような、主婦業や私の仕事の手伝いに多少支障が出そうな職場を避けて、今の仕事を選びました。

 妻の再就職、パート初出勤の日のことを、私は鮮明に覚えています。
 私達に朝食を食べさせ子供達を学校に送り出したあと、妻は久しぶりにスーツを着て、少し緊張したような、でも何だかうきうきしているような、そんな感じでした。
 いつもは二人の子持ちの主婦として、あまり身なりにも気を遣わなくなってきた妻ですが、妻は二人の出産後も20代の頃の体型のままですので、独身時代に着ていたスーツは全く違和感がありませんでした。
 若い頃に着ていたスーツですので、スカートの丈が少し短く、ストッキングを穿いた妻の脚の、かわいい膝小僧がスカートから完全に出ています。
 私は短いスカートを穿いた妻を、何年ぶりかで見ました。
 いや、それどころか最近では妻がスカートを穿くこと自体、葬式や学校の懇談会に行くなどの場合を除けばほとんど無くなっていましたので、ストッキングを穿いた脚を短いスカートから見せている妻は、私の目にとても新鮮に映りました。
 「奈美。スカートちょっと短くないか?」と私は言いました。
 妻は笑って答えました。
 「朝から、私にやきもちを妬いてくれるんだ?あなたが私にやきもちを妬いてくれるなんて何だか久しぶりね。」
 そして、二人そろって一緒に家を出ました。

 もともと性格が明るく、働き者で、気が利き、他人の悪口や陰口を言わない妻は、勤め先でも正社員の男性たちに重宝がられ、あるいは若い女子社員たちのお姉さん的存在として、職場に馴染んでいったようです。
 しかし、自宅や、私の仕事の手伝いに来ているときに私と二人きりのときには、私にだけはパート先で色々感じたことや小さな不満などをいろいろ言ってはいました。
 私はいつも適当にうんうんと聞き流していましたが、妻の話しの中で私が漠然と不安を覚えたことは、職場の中で男女関係のトラブルが多少感じられる、あまり大きな会社でもないのに、妻子もちの男性社員と若い女子社員でどうやら不倫をしているカップルが複数ある、ということでした。
 そこの責任者である所長という人は体格の良い50歳代半ばくらいの男性で、10年ほど前に奥さんを亡くし、子供はなく、今は独りで暮らしているそうです。
 その所長は自らも仕事がバリバリできて職場を引っ張り、またその一方でいつも職場内外の協調を第一に考えて繊細に気を遣い、社員達の大部分から頼りになる優しい父親のように慕われているとのことでした。
 妻によれば「所長は、お互い独身同士の男女のお付き合いなら、職場が縁になって結婚ということも多いのだから、もしそうなら、何よりおめでたいし、結構なことだと言える。しかし、家庭を持っている者がよりによって職場で異性と付き合うのは、家庭や職場の人間関係を壊してしまう元にしかならないから、何とか穏便に別れさせたいと考え、目立たないように計らい、また所長の信が厚い部下や、妻も含めて一部の女子従業員にも相談している」とのことでした。
 妻も「この所長さんは頼りがいがあって、優しくて良い人で、皆のことを考えてくれていて尊敬できる」といつもほめていました。

 さて、ここで私達夫婦についてですが、妻は私より二つ年上で、私が高校に入ったとき部活動で知り合いました。
 妻はその当時三年生で先輩ではありましたが、大変小柄で可愛らしくまた明るいので、私は一目ですぐ好きになり、猛烈にアプローチして付き合い始めました。
 私は高校を卒業して、すぐ父親のやっていた仕事を手伝い始め、奈美とは21歳のとき結婚、30歳で父親から仕事を譲り受けました。
 父によれば「お前などはまだまだヒヨッコだが、お前にはしっかり者の奈美さんが付いているから大丈夫だろう」とのことでした。
 妻の奈美は高校卒業後、地元の会社に就職し働き、私との結婚後程なくして妊娠したのを機に退職し、一旦は家庭に入りました。
 私達夫婦の子供は現在上の娘が中3、下の娘が小6です。
 妻は大変小柄なため、2回の出産とも帝王切開でした。
 私は、妊娠・出産のたびに帝王切開が必要な妻をかわいそうに思い、2回目の出産にとき私達は話し合いましたが、妻は子供好きなのであと一人二人は産みたいとのことで、結局避妊手術はしませんでした。
 私達夫婦はいまでは結婚後15年ほどになりますが、妻の再就職前でも週1回くらい、再就職後の今は週2~3回以上性交渉があります。
 2回目の出産後も私たちは避妊をせずに夜の営みをおこなっていますが、お産のときに何かあったのか、あるいは他の理由なのかはわかりませんが、二人目以降、妻は全く妊娠しなくなりました。
 出産で膣を使っていないためか、妻の肉襞はいまだに強く私の肉棒を絞めつけてくれますし、いつも妻の膣の中に生の肉棒を挿入し精液を中出しできますので、妻との性生活ではそれなりに満足はしています。

 普段、子供達がいるときや親戚や他人様の前では、私たちはお互いをお父さん、お母さんと呼んでいますが、夫婦だけのときは、私は妻を「奈美」と妻は私を「あなた」と呼んでいます。
 ただ、夜の生活では、私が妻に甘えたいほうなので、そんな感じでセックスすることが多く、妻は私のことを「ユウくん」と呼び、そして自分自身のことを「お姉ちゃん」ということもあります。

 妻が外に働きに出るようになって、妻もやはり女だということでしょう、身なりや化粧には以前よりかなり気を遣うようになり、また同性だけではなく異性の目も気にするようになって、さらに美しく可愛らしくなった感じです。
 もともと妻は童顔で可愛い感じですし小柄ですので、私より年上で30代後半になっているなどとは決して見えません。
 子供達と歩いていても『姉』に間違われることが全然珍しくありません。
 たまに妻は長女や次女の服を借りて着ることもありますが、妻にはこれまた可愛らしく似合います。
 また、妻は体格は小柄でやや痩せ型ではありますが、バストは均整が取れた美乳です。
 これも私の密かな自慢です。

 私達夫婦の夜の営みは妻がパートに出るようになってから、確実に増えました。
 それも今までとは違って、子供達が寝静まるのを待って、ほぼ100%私から求めるようになりました。
 家や私の仕事場といった私の目の届くところを離れて外に出て仕事をし、私以外の男達から『可愛らしい人妻』という目で視姦されているかもしれない妻に、密かに嫉妬しながら。
 私の妻への嫉妬は、ある意味すっかり倦怠期に入った私達夫婦の性生活の、ちょうど程よい媚薬になっている感じでした。

 妻はパートがない日にはお昼前くらいに、また、パートがある日には1時過ぎくらいに私の職場に来て、ちょくちょく仕事を手伝ってくれていました。
 もちろん、妻が来る必要がない日には、予め私のほうからそのように伝えてありました。

2.
 妻がパートに出るようになって半年くらいが過ぎた頃、はっきりした証拠があったわけではありませんが、私は妻に男の影を感じるようになりました。
 パートに出た当初は、私の夜の求めが増えたこと、激しくなったことを喜んで「パートにでるようになって、本当に良かった。結婚したての頃のように毎日でも愛し合いたいわ」と言ってくれていました。
 妻は私が頻繁に、また激しく求めるようになった理由に、その時すでに気付いていたと思います。
 しかし、パートに出るようになって半年後くらいから、それまで私からの夜の求めを拒んだことなどほとんどない妻が、私の求めを拒むことがチョクチョク出てきたのです。
 妻はパートにでるようになって、より女らしく可愛らしくなってきていましたが、度々拒まれた私は欲求不満が溜まっていきました。
 妻によれば「私がパートに出るようになってから、あなたがあまりに頻繁にそして激しく体を求めるようになったし、また自分も仕事で疲れているんだし、少しは控えてよ」とのことでした。
 言うことがかなり変わってきています。
 そこで私は、なるべく妻のパートが休みの日、あるいは私の仕事を手伝いに来なかった日の夜に、妻を求めるようにしました。
 しかし、そういう日のほうが妻に拒まれることがかえって多いことに、私は気付きました。
 これは、何かがおかしい。
 そして、私は妻の行動を探ってみることを決心しました。

 その方法は、妻には私の仕事場に来る必要がないことを朝直接、あるいは午前中の早い時間にメールで連絡しておき、パートがない日には自宅近くに、またパートがある日は妻の勤め先近くに私が仕事で使う車で乗りつけ、妻の車が出て来たところを尾行するのです。
 私は、小さい事業とはいえ一応事業主なので、ある程度の時間の融通が利きます。
 妻は運転があまり得意ではないので、私が信号待ちなどに引っ掛からなければ何とかなりそうに思いました。
 しかし、実際に張り込みをやってみると、かなり大変でした。
 一日中張り込みをするわけにはいかないので、まず『空振り』が大部分です。
 また、尾行に成功しても、妻がただ買い物に行っただけだったり、自宅に帰るだけだったり。
 また、運悪く信号待ちに引っ掛かって見失ってしまうこともありました。
 また、日中の時間を無駄に使っているわけですから、自分の仕事が押して結構夜まで掛かってしまったりもしました。
 しかし、信号待ちで見失ってしまったとき、妻の運転する車は普段なら行かない方向に向かっていましたので、私はさらに確信を深め、仕事になんとか支障が出ない範囲で精一杯尾行調査を続けました。

 とうとう、妻と男の関係を知り、また私自身の隠れた願望に自分で気付く、決定的な日が来ました。
 12時ちょっと過ぎに妻が車でパート先を出て、以前見失ってしまった方向に向かいました。
 私は尾行していますが、気付かれた様子は全くありません。
 妻の車は10分くらい走って、街外れにあって全くひと気のない、今は無人になっている古いお宮の境内に入りました。
 私はその前を通り過ぎ、お宮の裏手に車を停め、お宮の周りの森の中を歩いて境内に向かいました。
 妻は車から降りていて、木製の粗末な長いすに座って誰かを待っているようです。
 森は暗いので妻から気付かれる心配はないかと思いましたが、私は用心深く近づきました。
 やがて、境内にもう一台車が入ってきました。
 妻はにっこり笑いながら車に近づきました。
 車からは50歳代くらいに見える、がっしりとして背が高い、白髪交じりの男が降りてきました。
 妻はいきなり自分から甘えるように男に抱きつき、唇を重ねました。
 私はさらに二人に近づき、太い木の陰から二人を観察しました。
 キスが終わると、男は小柄な妻を抱きかかえ上げました。
 妻のスカートはめくれ、肌色のストッキングの下に穿いた水色のパンティーまで、私の目にはっきり見えました。
 そして男はさっき妻が座っていた長いすに妻を横たえました。
 妻は男にジャケットを脱がされ、ブラウスのボタンを外され、ブラジャーも取られました。
 男は、私が密かに自慢に思っている妻の美乳の片方に吸い付き、手でもう片方を揉みしだきました。
 さらに男は乳首を指や舌先でころがし、こんどは甘噛みしています。
 妻の口からは喘ぎ声が漏れ、両脚はなまめかしく、ゆっくり動いています。
 今度は男の手がスカートの中に伸びました。
 男の手が動くたびに妻の秘部の粘液がたてる音が聞こえました。
 男はズボンとパンツを自分で脱ぐと、そそり勃った肉棒が現れました。
 長さも太さも私のものの一倍半はあるかと思われるほど、堂々とした肉棒です。
 妻は男の肉棒を舌で舐め、口に咥え、また妻の細い指を使って、男のものをさらに一段と逞しく勃起させました。
 そして妻は自分からパンストとパンティーを下ろしました。
 男は肉棒をそそり勃たせたまま、濡れた妻の秘部を舐めまわし妻の愛液の味を味わった後、肉棒を妻の秘部に挿入しました。
 妻の口からはよがり声が出てきました。

3.
 妻が男に犯されている。
 いや、自分から男を迎え入れて、喜びの声を上げている。
 私は一部始終に、ただただ、驚きで見入っていましたが、全くと言っていい程怒りの感情はありませんでした。
私は嫉妬と興奮が入り混じった不思議な感情で、妻と男の愛の行為を見ていたのです。
 初老の男の巨根を口や指でさらに大きくして迎え入れ、その巨根で女の喜びを味わってよがり声を上げている淫らな妻の姿を見て、私の肉棒は硬く硬く勃起していました。
 私の妻奈美がこの50男に、女として愛撫されている。
 「奈美、なんて淫らで可愛いんだ・・・」
 私はズボンのファスナーを下げ、勃起した自分の肉棒を出し、自らの手でしごきました。
 妻は長いすの上で脚を広げて仰向けになり、男は妻の両脚を持ちながら腰を使っています。
 私の耳には『グチュ、グチュ、グチュ・・・』という、男の肉棒と妻の肉ひだが奏でる淫らな音が聞こえています。
 男は肉棒を生で出し挿れしながら妻に聞きます。
 「奈美、中に出していいだろう」
 妻は「駄目。外に出して。私には主人がいるんだから」と、答えます。
 男は突然ピストンのスピードを上げます。
 妻を逝かせようとしているのでしょうか。
 しかし妻が逝きそうになったところで、またゆっくりした出し挿れにし、簡単には妻を逝かせません。
 そしてまた中出しを求めます。
 妻は拒みます。
 このようなことが何回か繰り返され、妻はとうとう自分から男にせがんでしまいました。
 「いい。いい。所長、いじわるしないで。じらさないで。私、おかしくなっちゃう。きて、きて、私の中に。私の中に思い切り出して」
 妻は自分から、男の子種汁の中出しをせがんでしまった。
 妻は夫である私が見ているのに気付かず、男のテクと肉棒で落とされてしまう。
 自分のものをしごいていた私は、そう思うとあっけないほどすぐに頂点に達し、森の中に私の精液が飛び散りました。
 妻の言葉を聞いた男は、にやりとわらい、その後ピストンを激しくした男は「おうぅぅ」というようなうめき声を発し、妻の中で果てました。
 そして、やっとのことで逝かせてもらった妻は、両脚を痙攣させています。

 奈美は50男の巧みなテクと、太く長い男根に負けて、私の妻としての貞操をもう完全に奪われていたのか・・・
 妻は、今、自分の中で果てた男のものに口を付け、舌で丁寧に舐めまわしています。
 その後、妻は用意してきたティッシュで男のものをきれいに拭き取りました。
 男も、妻の秘部から滴ってくる、妻の愛液と男の放った精液が混じった粘液をティッシュでやさしく拭きとっていました。
 父親がまなむすめの体を拭いているような感じでした。
 二人は服装を直し、男は妻に言いました。
 「ああ、もう1時になってしまう。私はまた会社に戻るよ。奈美とはもっとゆっくり過ごしたいんだが」
 妻は答えます。
 「所長、午後のお仕事頑張ってくださいね。近いうちに必ずまた連絡しますから。また私と二人きりで会ってくださいね」
 「ああ、もちろんだ。連絡待ってるよ。でも、奈美には旦那の仕事の手伝いもあるだろうし、娘さんたちが学校から帰ってきたりするだろうから、二人でゆっくり、というのはやっぱり無理かなあ。週末や祝日に、というわけにはいかないだろうし」
 「それも、きっとそのうち何とかします。出来るなら、いつか二人で泊りに行きたいです、所長」

 二人は舌と舌を絡ませながら唇を重ねた後、男は車に戻り、出て行きました。
 その後、妻も車に戻り、お宮から出て行きました
 私は二人が去った後、二人が交わっていた長いすに吸い寄せられるように近づきました。
 草の陰には二人が捨てていったティッシュが落ちています。
 私は、男が妻の秘部を拭いたティッシュの匂いを嗅ぎました。
 私はまた自分の肉棒が熱くなってくるのを感じました。
 妻は自分から男を求め、男の精液を秘壷深く入れさせていた。
 私はそう思うと、あの男を勃起させ、自らの体の中にあの男の精液を受け入れていた、淫らで可愛い妻の姿が目に浮かび、再び硬くなった自分の肉棒を激しくしごき、自分で果てました。

 その日の仕事を終え、夕方自宅に帰ると、妻と娘たちが夕食を作りながら、半分は笑いながら何か言い争っています。
 私は「今帰ったぞ。どうしたんだ。親子でけんかなんかして」と言うと、長女が「あ、お父さん、お帰り。お父さん、ちょっとお母さん見てよ。私のお気に入りのスカートと、買ったばかりのニーソを勝手に穿いてるの。まだ私が穿いてないのに!」と答えます。
 妻はいたずらっぽく笑いながら「あら。お父さん、お帰りなさい。私、まだミニスカートでもけっこういけると思うんだけど?どう?似合うでしょ」と言います。
 次女は「お帰り、お父さん。これはお母さんには、ちょっと苦しいよねー」と答えます。
 私は「まあまあ、お前たちけんかをするんじゃない。そんなことより晩飯はまだかい?」と聞きました。
 私は、さすがに昼のこともあり、あまり食欲はありませんでしたが、努めて明るく振舞いました。
 私の目には、長女お気に入りの赤いチェックのミニスカートと白いニーソックスを穿いた妻は、どう見ても娘たちの姉にしか見えないくらい、若々しく可愛らしく映っていました。

 娘たちが寝ると、夫婦だけの時間になります。
 昼に2回も自慰をしているのに、寝室に入ると、早速、私は妻を求めました。
 そして、その日は妻が私を拒むようなことはなく、営みが始まりました。
 妻はまだ長女のスカートとニーソックスを穿いたままで、さすがに汚すとまずいと思ったのか脱ごうとしますが、私は止めました。
 私は、長女のスカートとニーソックスを穿いたままの妻を愛撫し、最後にはそそり勃った肉棒を肉ひだに挿入し、腰を使いました。
 目をつぶった妻の口から微かなつぶやきが漏れました。
 「ああっ、きて。しょ・・・・」
 私は気が付かないふりをしましたが、妻は「ああっ、きて。所長!」と口が滑りそうになったのだと思います。
 私の男性自身を挿入されながらも、目をつぶって他人棒の感触を思い出し、想像している妻。
 恐らく、今晩私の求めに応じた、というより、娘のミニスカートを穿いて私を挑発してきたのも、昼間の逢瀬があまりにあわただしく、今日はたまたま、妻の体が全然満足していなかったからではないだろうか・・・
 中学生や高校生の女の子が着るような服が似合っている小柄で可愛い年上の妻は『もうあの男に心を奪われ、体までもあの男を求めて』、と思うと、私は嫉妬で一層興奮し、さらに激しく妻を突き続けました。
 妻はよがりながら「どうしたの、ユウくん。激しい。今日、激しい。ああ、お姉ちゃん、もう、だめ・・・」と小さな声でつぶやくと、いってしまいました。
 妻が一人でいってしまった後も、私は『あんな50男になんか負けられるか、奈美は俺の大事な可愛い妻だ』と思いながら、しまりのよい肉ひだを肉棒で突き続け、今日3回目なのにけっこうたっぷりな量の精液を妻の中に放ちました。
 昼間私が目撃したように、妻の膣からは白い粘液が出てきました。
 そして今度は夫である私の出した私の精液です。

4.
 私は自分のものを拭き、妻の秘壷も拭いてやりながら考えていました。
 妻はもう今、どうやら子供が生めない体のようだから、あの所長の子種を妊娠させられることはないだろう。
 また、妊娠できないということで言えば、俺の子種についても一緒だ。
 俺達夫婦のセックスは、突き詰めてしまえば今は単にお互いの快楽のためでしかない。
 今日、妻が家に帰ってきて長女の服を勝手に着たのも、帰宅する俺を挑発するためだろう。
 家の外にそのまま出て行けば、少女趣味でちょっとおかしい子持ちの30女としか見られない格好だから、家の中で着て俺に見せつけたんだろう。
 妻がパートに出るようになって、間違いなく女としてきれいに可愛らしくなった。
 また、他の男たちの目に晒されていると思うだけで、俺は妻を頻繁に激しく求められるようにもなった。
 単に妄想するだけではなく、他人棒で秘壷を突かれ精液を中出しされている妻を見て、俺はこんなに興奮できている。今までなんか全然問題にならない。
 一日3回の射精なんて、最近では俺自身考えも及ばなかった。
 恐らく俺が気付いていないふりを続ければ、妻とあの男は肉体関係を続けていくだろう。
 でも、娘たちや、妻の会社の人間あるいはご近所に、妻とあの男との関係が知られるようなことさえなければ、何も問題もないんじゃないか。
 気掛かりなのは、あの男はもともとは生真面目そうだし、今は独身だから奈美を自分の後添えにしたいと、本気になっているのかもしれないことだ。
 悔しいが、あの男が女を逝かせるテクニックや肉棒は、俺よりはるかに上らしい。
 奈美も元からあの男をかなり尊敬し、慕っていたようだし、あの男のもとへ行ってしまわないだろうか。
 でも、俺達夫婦にはもうそろそろ思春期になる娘が二人いる。
 もしそのようなことがあって、その当座は何とか誤魔化せたとしても、いずれ母親と男の関係には否応なく気付いてしまうだろう。
 そうなれば、娘たちは奈美を女として、母親として許さないだろう。
 奈美はそれがわからない程、馬鹿な女じゃない。
 いや待てよ。
 最悪の場合、奈美だけじゃなく娘たちも一緒にあの男のもとに行ってしまわないだろうか。
 俺は妻をあいつに寝取られるだけじゃなく、可愛い二人の娘も奪われてしまうのだろうか。
 でも、父親から母親を寝取った男を、娘たちが「お父さん」と呼ぶようになるとは到底思えない。
 しかし、そんなことより、もし妻が妊娠したらどうしよう。
 いや、その可能性は低いか・・・
 万一妊娠したとしても、それがあの男の子種だとは言い切れない。
 いやあの男が妻とやれる回数は、俺が妻とやる回数よりずっと少ない筈だ。
 そして、俺のほうが若いから、子種も元気がいいだろう。
 妻の子袋の中で、俺の子種とあの男の子種のどちらが勝って、妻を身ごもらせるのだろう。
 馬鹿な。俺たち夫婦には、もう10年も子どもができていないんだ。
 妻はもう子供が産めない筈だ。

 そんな馬鹿げたとりとめのない事を興奮から醒めた頭で考えていると、妻が私に声を掛けてきました。
 「ねえ、ユウくん。何考えてるの?ユウくんに似合わず、難しい顔して。今日はすごく激しかったし、ユウくんが私をとっても愛してくれている感じがしたの。とっても良かった。お姉ちゃん、久しぶりにいっちゃったみたい。ユウくんの奥さんでよかった」
 「うん。今日の奈美は、何だかとても可愛いよ。そしてすごくエッチだよ。お姉ちゃんはいつまでも僕のお嫁さんだよ」
 私と妻はそのまま抱き合ったまま、眠りに就きました。

 次の日以降も、表面上は普通に家庭生活が続いていきました。
 自分の目で事実を確認できましたし、これ以上張り込みを続けると仕事に支障が出てきそうでしたから、その後、私は以前のようには、妻と男との関係を探ろうとはしませんでした。
 でも、当然あの関係は続いていると思っていましたし、またいつかはあの男に妻が犯され、中に子種汁を出されている姿を、また見たいと密かに思っていました。
 自分は本当はどうしたいのだろうか。
 自分の本心はどうなんだろうか。
 あの男と妻が別れることを望んでいるのだろうか。
 いや、どれくらいこういうことが続くのかはわからないが、私に抱かれ、あの男にも犯され続け、妻が女としての魅力をさらに増していくのを俺自身期待しているらしい。
 そして他人棒で犯され、よがり泣いている妻に激しく嫉妬し、妻を抱いていきたい。
 他の男が目もくれないような女じゃなく、男達に欲望の視線を向けられ、実際に欲望の対象にされるような女だからこそ、俺にとっても毎晩でも求めたくなる妻なんだ。
 よし、いいだろう。
 どうせ、妊娠するわけじゃないだろうし、このまま、あの男に妻を抱かせ続けてやろう。

 私が一向に疑念の様子を見せないことに安心したのか、妻はどんどん大胆になっていきました。
 職場の宴会に呼ばれているからと、夜に外出するようになってきたのです。
 どれほど重要な仕事を任されるようになっているのかはわかりませんが、所詮午前中のみのパートの主婦が夜の宴会に当たり前のように呼び出されるなど、不自然の極みです。
 月2・3回はそんなことがあるのが当たり前になってきました。
 もちろん、私や娘たちには会社の宴会で、ということにして外出し、所長とラブホテルにでも行っているのでしょう。
 深夜に帰宅する妻は、恐らく所長に抱かれてきたばかりの体を私にも強引に犯されました。
 妻は、疲れているだの、もう遅いから明日の朝起きられないと困るだの、今日はそんな気分じゃないだの、あれこれ理由をつけて私を拒もうとしますが、私は許しません。
 「夜に夫が妻を求めるのは当たり前のことじゃないか。そもそも午前中だけ、主婦業や僕の仕事の手伝いなんかに支障がない範囲で働くと言っていたのに、僕や子供たちを家に残して、頻回に深夜まで出歩くなど、どういうつもりなの。それが午前のみパートの主婦の、当たり前の仕事上の付き合い?そんなことならパートなんか辞めもらうよ」
 私にこう言われると妻は抗弁できません。
 パートを辞めさせられれば、ひょっとするとあの男との接点が無くなってしまうと心配しているのでしょう。
 私は、あの男と甘い時間を過ごしてきたばかりであろう妻を、私の愛撫で激しく責め立てます。
 しかし、私は嫉妬に燃えながら激しく執拗に妻を求めるのですが、そういう日には、妻はなかなか落ちません。
 心から尊敬し愛しているあの男のもとへ行き、女を知りつくした50男のテクニックと巨根で、体の火照りも心も完全に満足させられて帰ってきているのでしょう。
 私は、あの男を心から尊敬し真剣に愛している妻を、逆にあの男に隠れてコソコソつまみ食いしているような気分でさらに興奮しながら交わっていました。
 なかなか落ちない妻は、声一つ上げず、目をあけて天井をボーっと眺めながら、私のなすがままになっていました。

5.
 妻の会社の『研修旅行』を週末に控えた、ある日のことです。
 私はその日、朝から何となく体調が悪く仕事場には出たものの、どうもいま一つ本調子ではありません。
 仕事が出来ないほど体調が悪いわけではありませんでしたが、たまたま暇な日だったので殊更具合が悪いふりをして、従業員達にあとを任せて早退しました。

 今日、妻のパートは休みだったはずです。
 そして、長女もここ数日、部活動の遠征で家を空けているので、次女が帰ってくる夕方まで妻は完全に行動が自由になるのです。
 ひょっとすると妻はあの男と会うかもしれない。いや、間違いなく会うだろう。
 そうだ、折角だからまた妻の行動を探ってみよう。

 私は車でまず、いつかのお宮に行ってみましたが、人っ子一人いません。
 妻のパート先に回ってみましたが、当然妻の車はありません。
 そして、私は所長の駐車場にも車がないことに気付きました。
 「しまった。外回りとかなんとか理由をつけて外出し、妻をどこかに連れ出して抱いていやがるな。ラブホを虱潰しに当たるわけにもいかないし。さてどうするか」
 やむを得ず私は一旦自宅に帰りました。
 自宅の車庫には妻の車だけがあります。
 「ああ、そうか。まだ出かけていなかったんだな。これから行くつもりなのかな」
 『ん?待てよ』
 ひょっとすると、あの男は私の自宅に上がりこんでいるかもしれない。
 自宅の周りを少し探ってみると、裏通りの空き地の前の路上に見覚えのある車が停まっています。
 私は自分の車を少し離れた所に停め、自宅に戻り、庭に回ってリビングルームをうかがいました。
 私の勘は当たっていました。

 薄い白のブラウスを着て、ピンクのスカートを穿いた妻と、スーツ姿のあの男の姿がリビングルームにありました。
 やっぱりそうだったのか。
 よりによって、俺の自宅に上がりこんで、妻を抱く気らしい。
 いや、何だかちょっと様子がおかしいぞ。
 妻とあの男はソファーに座って、深刻な感じで話し込んでいました。
 妻は泣いているようです。
 首を何度も横に振っていやいやをして、拳で男の胸をたたいて何かを訴えているようです。
 男は妻をなだめるように抱き寄せ、髪を撫でています。
 妻はまだ泣きながら、何かを訴えているようです。

 しかし、やがて妻と男は唇を合わせ、愛の行為へ移っていきました。
 妻はブラウスのボタンを外され、ピンクの透けたブラジャーの上から両方のバストを男に揉みしだかれています。
 妻の両膝はだらしなく開き、ピンクのミニスカートから肌色のパンストを穿いた妻の脚と、スカートの奥のピンクのパンティーまでがむき出しに見えています。
 そんなことをしながらも、二人は何か言葉を交わしているようですが、私には聞き取れません。
 これじゃ、何を話しているのか分らない。
 中に入って、盗み聞きしてみるしかないか。
 私は玄関にまわり、音がしないように静かに鍵を回し、ドアを開けました。
 靴を脱いで下駄箱の下に隠し、廊下を忍び足で歩き、リビングのドアの前で息を殺して中の様子を窺いました。
 二人の会話が聞こえてきます。
 「所長。もう会えなくなるなんて、信じられない。そんな遠くに転勤しちゃうなんて、絶対嫌。私は所長が大好きで、こんなに尽くしているのに。やっと初めて二人でお泊りに行く予約も取れて、今週末の旅行を楽しみにしていたのに。これっきりになっちゃうの?」
 妻が甘えたような声で訴えています。
 男も「私も奈美と会えなくなるなんて耐えられないから『何とか一年でも、半年でも先送りに』と本社に何度も頼んだんだよ。でも、駄目だった。わかってくれよ、奈美。私の立場で転勤を拒否すれば、もう会社を辞めなきゃならない。今辞めたら、私はもうこの歳だからいい仕事への再就職なんて難しいし、私は生活できなくなるんだよ。でも、これからもずっと奈美を離さないよ」と答えています。

 やがて、会話が途切れたリビングからは『ジュポ、ジュポ、ジュポ・・・』という音と、男が「おぅ、いい・・・」という声が聞こえてきます。
 妻が男のものをしゃぶってやっているようです。
 そして、衣擦れのような音が聞こえた後『ピチャ、ピチャ』という音に変わり、今度は妻がよがり声をあげました。
 そしていよいよ、妻と男が性器を合わせたような音が聞こえます。
 その後しばらくすると『パン、パン、パン・・・』という音が響くようになりました。
 妻とあいつはどうやらバックでやってるようだ。
 見てみたい。
 妻がバックから50男の巨根で犯されているのを見てみたい。
 私は我慢できなくなり、犯されている妻を見たい一心で、リビングのドアの取っ手を静かに回し、ドアを少し開けて隙間から中を覗きました。

6.
 妻は上半身裸で両手をリビングテーブルにつき、下半身はスカートをお腹にまでまくり上げ、パンティーとパンストは片方の足の足首までずり下げて、前かがみに立ったままヒップを突き出しています。
 大柄な男は全裸に靴下だけを穿いた姿で、妻のバックから両手で妻のバストを揉みながら、肉棒を妻の秘壷に出し挿れし、妻は気持ち良さそうによがっています。
 男の肉棒の動きに合わせて、妻は呼吸をしています。
 肉棒が突き込まれると妻は息を吐いてよがり声を出し、肉棒を引かれると息を吸っています。
 男が動くたびに、妻のヒップが『パン、パン、パン・・・』と乾いた音を出し、同時に妻の秘壷は『ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ・・・』と湿った淫らな音を出しています。

 私と妻は、新婚時代は別にして、今は子どもがいますので夫婦の営みは当然寝室で行います。
 私たち夫婦は寝室でベットの中でしかセックスしないので、立ちバックでのセックスなど10年以上御無沙汰です。
 私たちが普段しない立ちバックでのセックス。
 あの男の太く長い肉棒で秘壷深くを責められ、よがる妻。
 逞しい肉棒でよがり泣く妻の姿で、私の肉棒もカチカチに硬くなりました。

 男の腰の動きは早く、激しくなっています。
 男はうわごとのように口走ります。
 「奈美。奈美、愛してるよ。私の妻になってくれ、奈美。いや、奈美はもう私の妻だ」
 妻は「効く、効く、所長。いい。すごくいい。私は、もう所長のものよ」と答えています。
 「奈美、子どもを。私の子どもを産んでくれ。私たちの子どもだ。旦那の子じゃない」
 「ああ、所長。所長の赤ちゃんを産みたい。入れて、もっと深く。中に、私の中にたくさん出して。出して・・・あっ!熱い。中が、中が熱い。熱い」
 男は全身をピクつかせ、上半身を大きくのけぞらせました。
 妻の体内に自分の子種汁をぶちまけのけぞった大柄な男の姿は、私の目には、弱い男から女を奪い、勝ち誇っている姿のように見えました。

 二人が愛の行為の後始末をし始めたので、私はまた足音を立てずに廊下を歩き、玄関脇のウォークインクローゼットに隠れました。
 やがて、廊下を歩いてくる二人の足音が聞こえてきます。
 妻が「所長、ううんちがうわ、あなた。午後のお得意様訪問、頑張ってきてくださいね」と言うと、男は「ああ。ここでの仕事は、もう少しの期間だけになったかもしれないが、またたくさん注文が貰えるように頑張るよ、奈美。行ってくるよ」と答えます。
 「いってらっしゃい、あなた。あ、そうだ。金曜日は10時にあなたのマンションに行きますね。温泉、楽しみにしてます」
 「ああ、待ってるよ。離れの部屋を予約してあるから、二人きりで二晩ゆっくり過ごそうな。離れには、部屋専用の露天風呂もついているそうだから、私も楽しみだよ」
 二人はキスをしたような音をさせ、その後、男が出て行ったようです。
 男が出て行った後、妻は「どうしようかしら。まあ、いいかしら」と意味がわからない独り言を言い、また、リビングに入っていったようです。
 私はしばらく、クローゼットから出ていくタイミングをはかっていました。

 突然、妻がリビングのドアを、また開けた音がしました。
 「あなた、どこにいるの。出てきてよ。どこかに隠れているのはわかってるわ。下駄箱の下にあなたの靴があるのに、さっき気付いたんだから。早く出てらっしゃい」
 二人のセックスを覗き見していたことが、ばれている。
 私はかえって身動き出来なくなりました。
 「早く出てきなさいよ。いるのはわかってるのよ」
 クローゼットには逃げ場がないので、仕方なく私はクローゼットから出ました。
 妻は胸に大きなリボンがついた白いブラウスを着て、ピンクのミニスカートを穿き、小さいハートの柄をたくさんあしらった肌色のパンストを穿いて、立っています。
 昂ぶった様子も見せず、妻は可愛い服をきちんと着こんで冷静に私を見ています。
 私のものは、クローゼットの中で一旦は萎えかかっていましたが、たった今男と愛し合い、今はそのそぶりも見せずに冷静な妻の姿、可愛らしい服の下で、おそらくはまだ秘壷から男の精液を垂らして下着を汚しているであろう淫らな妻の体を想像してまた硬くなってきました。
 「あなた。まずはしたいでしょ?私たちが愛し合っている姿を覗き見して、勃ってるようだものね。させてあげるわ。ただ、私が今着ているもの全部、ブラウスもスカートも、ストッキングも、ブラやショーツも、みんな所長さんからのプレゼントなの。似合ってるでしょ。可愛いでしょ。でも、この服は週末旅行に行くときに着ていくんだから、汚したり破ったりしたら承知しないからね」

 私と妻は、言葉を交わさず寝室に入りました。
 私はブラウスを脱がせ、ブラジャーを取ります。
 上半身裸になった妻の唇を奪い、首筋、胸を舐め、乳首に吸い付き、舌で転がします。
 妻の体中から男の唾液の匂いがし、私をさらに興奮させます。
 「奈美。お前、あの男と、たった今あんなに激しく・・・」
 妻は喘ぎ声もあげず、全く無言で、私の舌に舐められています。
 スカートを捲くると、パンストの表面にまで、白濁液が染み出しています。
 パンストとパンティーを通して、妻の花弁が透けてはっきり見えます。
 私はハート柄のパンストを下げ、太ももを舐めました。
 妻は口を開きました。「ユウくん脚を舐めるんだ。そんなとこより、もっと大事なところを舐めたらどうなの。私と所長さんが愛し合った証拠があるでしょ。これでまた興奮できるんじゃないの?」
 ピンクの透けたパンティーに張り付いた妻の花弁の中からにじみ出てくる、あの男が出した精液。
 私は流石に舐めることができませんでした。
 「ここを舐めなきゃ、挿れさせてあげない。10代の男の子みたいにオナニーでもしなさいよ」
 妻は畳み掛けます。
 私は妻には答えず、パンティーもお尻から剥き取るように一気に下ろし、妻の抵抗を押しのけ、肉棒を挿入しました。
 妻は「やめてよ。何するのよ。嫌だ!所長、助けて。主人にレイプされる。所長、お願い助けにきて!」と声を上げます。
 「奈美、俺にも。俺にも中出しさせろよ」
 「嫌よ。絶対、嫌よ。私は所長の奥さんになったんだから。ユウくんはオナニーでもして我慢しなさいよ」
 私はたった今剥き取ったばかりのパンティーを妻の口にねじ込み、声を封じます。
 妻はまだ声にならない声を上げながら抵抗しています。
 私はたった今あの男と交わってよがっていた妻、あの男の精液を肉ひだから滴らせている妻に興奮し肉棒を挿れました。
 そして興奮のあまり、満足に腰を使う暇もなくあっという間に妻の中で果てました。

7.
 私にレイプされた妻は私を蔑むように見ながら、言いました。

 あなたったら、本当にだらしないわ。
 これが所長なら、私をじらすだけじらして身も心もとろけさせたところで、さらに激しく粘っこく男性自身で責めてくれるのに。
 まあ、あなたの可愛いおちんちんと所長の逞しい男性自身では、もともと比較にもならないけど。
 それから、あなたが、私と所長が愛し合っているところを見たのは、これで少なくとも2回目よね。
 最初のときは街外れのお宮だったでしょ。
 あのとき、私は気付いていたわ。
 あなたったら、所長に闘いを挑んで私を取り返そうとするんじゃなく、他の男に犯されている私を見て興奮して、自分でおちんちんしごいてたでしょ。
 そして、あっという間に逝っちゃって。
 私、あの時、こんな情けない夫の妻じゃなく、逞しい所長さんに奪われて、女として妻としてずっと愛されていきたいと思ったの。
 そして、所長の精液を入れられている私を見て、とても興奮してくれたあなたのご希望通り、あれからもずーっと所長に抱かれ続けてきたわ。
 あなたったら、いっしょうけんめい気付かない振りをしてくれていたようだけど。
 もちろん、あなたの期待どおり、夜に出かけたときは必ず所長の妻として愛されて、毎回所長の精液を体の中に受け入れていたわ。
 所長に犯されて帰ってきた私は、あなたにとっても刺激的でよかったんじゃないの。
 私、所長に愛されるようになって、そして、あの時あなたに見られながら所長に犯されてから、より一層、所長の赤ちゃんを産みたいって思いながら、所長を受け入れてきたの。
 私はもちろん女だし、女はその時に本当に愛している男の赤ちゃんを産みたいって、思うのよね。
 私たちに10年以上子どもができていないのも、ひょっとすると、私の体のせいじゃなくあなたの方に何か問題があるのかもしれないし。
 そうだ、私たちがこういう関係になったきっかけを、あなたに教えてあげるわ。
 私があの会社で働くようになってから数ヶ月で、所長に職場内の男女のトラブルを何度も相談されるようになったの。
 所長が自分の身の上話をするようになって、私が独身の所長のことをかわいそうに思って、所長のマンションのお掃除なんかにたまに行くようになったことなの。
 若い女の子たちからも、憧れと尊敬の目で見られている所長なのに、実は寂しい一人暮らしなんだなあって思って。
 所長は、私がお手伝いに行くと、とっても喜んでくれたわ。
 そこで、私、所長に告白されて、求められて許したの。
 だって、私だって所長に憧れていたんだから。
 自分がほのかに憧れていた人が、若い子じゃなく、子持ちの人妻の自分なんかにとても好意を持ってくれていて、とても嬉しかったし、掃除や洗濯みたいなちょっとしたことを手伝っただけなのにすごく喜んでくれるのが、私にとっても嬉しくて。

 私は心の中で、思っていました。
 一体、いつからそんな事をしてやっていたんだ。
 そして、どうやってそんな時間を作っていたんだ。
 だいたい、男ならこんな見え透いた手はすぐ分ることだ。
 これはあの男が最初から若々しく可愛い妻を狙って、まずは信頼しているそぶりを見せて妻を喜ばせ、相談と言う形で接触して、今度は自分をことさら可哀相な男に見せて妻の同情を買い、妻を自分のものにしただけじゃないか。
 あの男は自分の肉棒とテクには自信があって、一度からだを貪られた妻は、そのままのめり込んでいったんだ。
 おそらく妻は、あの会社で働くようになったときからあの男に狙われ、そして寸分違わず男の狙い通りに落ちてしまっていたのか。

 妻は続けます。

 恐らく聞いていたと思うけど、今度の週末は、2泊3日で会社の研修旅行に行ってくるから。
 娘たちにもそう言ってあるし、あなたにも口裏を合わせてもらうからね。
 もちろん、私と所長の二人きりの研修旅行だけど。
 でも、そんなことを娘たちに言ったら承知しないし、たとえ娘たちにそんな事を話して味方につけて、私を旅行に行かせないようにしようとしたって、駄目よ。
 もし、万一そんなことになったら、私、全てを捨てる覚悟くらいできているのよ。
 私は所長の新妻として、週末の3日間を過ごしてくるから。
 あなたは娘たちの世話をして、夜は所長に犯されている私の姿でも想像しながら、自分のおちんちんを慰めていてね。
 いまのところ、日曜の夕方には帰ってきてあげるつもりよ。
 そして、これも聞いていたと思うけど、私たちはもうこれっきりで終わりなの。
 所長は転勤してしまうし、もう簡単には会えなくなるわ。
 でもこれは、あなたにとっては、良かったのかしら、悪かったのかしら。
 もし、あなたが、恐らくこれが最初で最後の私たちの旅行を邪魔するようなことをしたら、私、本当に何をするかわからないから。

 妻は本気だ。
 私が下手に邪魔立てすると、妻は家庭を捨ててあの男のもとへ行ってしまう気だ。
 私はただ黙って、頷くことしかできませんでした。

 金曜日の朝。
 娘たちを学校に送り出したあと、私と妻は二人きりになりました。
 子ども達がいなくなると、妻は母親の顔ではなく、女の顔になりました。
 妻は、一旦、全裸になり、私に見せつけるように、この前見せられたあの男からのプレゼントを身に着けます。
 透け透けのピンクのパンティー。
 パンティーとお揃いのブラジャー。
 ハート柄の入った肌色のパンティーストッキング。
 大きなリボンがついた可愛い白いブラウス。
 膝上10センチくらいのピンクのミニスカート。
 「どう?可愛いでしょ」
 「ああ。たまらないよ、奈美。本当に行くのか」
 「ええ、もちろん。あ、そうだ、あなた。車で所長のマンションの近くまで送ってね」
 「・・・分ったよ。でも、本当に頼むよ、帰ってきてくれ。必ず僕の元へ帰ってきてくれ」
 「泣かないの。だいじょうぶよ。今のところ、本当にそのつもりだから」
 私は妻と唇を合わせました。
 ひょっとすると、これが奈美との最後のキスになるかもしれないと思いながら。
 私は妻の胸に手を伸ばしますが、払いのけられました。

 私は薄いコートを羽織った妻を車に乗せ、妻の指示通りに送り、家に帰ってきました。
 もう、本当は、妻があの男と旅行して三日間も二人きりになるのは、胸が張り裂けそうな苦しみになっていました。
 しかし、もし、ここで私が妨害すれば、幸せな家庭が崩壊し、妻はもう永遠にあの男のものになってしまうだろう。
 そして、そっちの方が、寂しくて耐えられない。
 妻を返してもらうために、弱い男が採れる方法は、自分の妻の心と体を完全に奪っているあの男に、自分から妻を提供し、三日間、何度でも気が済むまで犯すことを認めた上で、返してもらうしかないのです。
 弱い男が自分の妻を強い男に差し出し、これ以上の仕打ちを何とか許してもらえるように。
 でも、この三日間で妻はあの男の子種を身ごもらされてしまわないだろうか。
 そんな可能性は低いかもしれないが、もしそうなってしまったら・・・
 また実際のところ、私が妻を差し出しても、あの男が妻を私に返してよこす保証など、何もないのです。
 このまま、あの男は、妻を自分のものとして私の手から奪い取っていくのではないだろうか・・・
 私は仕事に行く気になど到底なれず、職場には連絡を入れて休みました。

 ああ、もう、10時だ。
 今頃、妻はあの男の車に乗り、二人は新婚旅行のような気分でどこかの温泉に向かっているんだろう。
 妻が愛おしい。
 口惜しい。
 二人の様子を一目見てみたい。
 私は、妻の匂いを求めて、下着をあさりました。
 ついさっき着替えたときに、妻が脱いだばかりのパンティーの匂いを嗅ぎながら、私は自らを慰め、射精しました。

2 名前:col

2023/08/14 (Mon) 09:41:35

8.
 夕方帰ってきた娘たちは、私が仕事を休んで家にいるのを気遣い、優しくしてくれました。
 「お父さん大丈夫?具合が悪いの?社員旅行に出掛けたお母さんのことを心配して、具合が悪くなったんじゃないの?お母さんは幸せだよ。お母さんのことをこんなに心配してくれるお父さんがいるんだから」
 「いや、ちょっと風邪を引いただけだ。季節はずれの風邪がはやっているようだから、お前たちも気をつけなさい。そして、夜更かしせず早く寝なさい」

 私は、夜、一人でベットに入っていると、あの男に差し出してしまった妻のことがまた気になりました。
 今頃は、どこかの温泉旅館の離れであの男と二人きりになり、部屋の中で、あるいは風呂で、妻はあの男に巧みに執拗に愛撫されているんだろう。
 そして、太く長い肉棒で肉ひだを突かれ、よがらされ逝かされ、秘壷にあの男の子種を出されているんだろう。
 今晩、妻はあの男に何回犯されてしまうのだろう。
 私は、男に犯されてよがっていた妻の表情を思い出し、再び妻の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーをし、果てました。

 土曜日も仕事をする気分になどなれなかったのですが、前日、丸一日休んでしまったため、そうもいきません。
 職場に出て、夕方まで溜まった仕事を片付け、帰ってきました。
 家に帰ると、娘たちが夕飯の支度を終え、私を待ってくれていました。
 「お父さん、お帰り。あ、大分元気になったようね。安心した。たくさんご飯食べてね」
 「ああ、もうすっかり元気だよ。たくさん食べさせてもらうよ」

 夕食後は娘たちとテレビを見て過ごしました。
 娘たちと過ごしたひと時は、私の沈んだ気持ちをいくらか明るくしてくれました。
 明日は日曜日です。
 娘たちは明日、それぞれ外出し夕方過ぎに戻るとのことです。
 私は笑いながら留守番を引き受けることを約束しました。

 寝室に入ると、やはり男によがらされていた妻の姿が目に浮かんできます。
 明日、本当に帰ってきてくれるのだろうか・・・
 妻は、私や子ども達を捨て、あの男と暮らしていくことを選ばないだろうか・・・
 しかし、そのときの私に出来たことは、不安な気持ちのまま、またしても妻の下着でオナニーすることだけでした。

 日曜日の朝、私は遅くに目を覚ましました。
 子ども達はもう出かけてしまったようで、家には私しかいません。
 おそらく長女が作っておいてくれた朝食を食べ、私は、一人、リビングルームのソファーに座っていました。
 ついこの前、妻があの男にここで犯されていたのが、もう遠い過去のことのように思えます。
 私は何もする気が出ず、ただじーっと座っていました。
 私の頬を温かいものが伝います。
 私はいろいろな事を思い出していました。
 部活に入って、初めて妻を見たときのこと。
 妻との初めてのデート。
 結婚前のごたごた。
 結婚が決まって、妻を私のもので初めて女にした日のこと。
 初めての妊娠のときの妻の喜んだ顔。
 出産を終えたときに見た、母親になった妻の顔。
 私は、何時間そうやって過ごしていたのでしょう。

 『ガチャ、ガチャ』
 玄関の鍵が開けられて、人が入ってきたような音が聞こえた気がしました。
 私は玄関にいきました。

 妻です!
 妻は出かけていったときの姿で、帰ってきました。
 「奈美。帰ってきてくれたんだな。ありがとう。たまらなく不安だったんだよ」
 「ただいま帰りました。子ども達は?」
 「二人とも出かけてる。夕方過ぎにならないと帰ってこないらしい」
 私は妻を抱きしめました。

 私たちはリビングのソファーに座りました。
 妻が口を切りました。

 あなた。
 私、とんでもないわがままや過ちをおかしてしまって、本当にごめんなさい。
 帰ってきました。
 私、出掛けるときには、正直言って、まだ少し迷っていました。
 あなたの妻、娘たちの母親のままでいたほうがいいのか、あなたや子ども達を捨ててでも、所長ところに行くほうがいいのか。
 所長が転勤になるかもしれないっていうことは、前から分っていたんです。
 私は所長を本気で愛してしまったし、所長も私のことを第一に考えてくれるなら、私は全てを捨てて所長の元へ行ってもいいとまで、以前には思っていたの。
 そして、これも私が考えたことなんだけど、でも、もし所長がこのままの関係だけを続ける気なら、所長があの会社を辞めて、この街周辺で多少給料は安くても再就職の口くらいなら、何とでもなりそうなものだと思っていたの。
 でも、所長はまだ当分あの会社にしがみついて生きていくために、転勤を受け入れる意思は頑として変えないの。
 所長が自分ひとりだけなら、あるいは私一人くらいを養うようなことになっても、仮にあの会社を辞めたとしても、なんとかなりそうなものなのに、所長には全くその気はないの。
 結局所長にとって、会社にしがみつくことで成り立っている所長自身の生活が一番で、私は二番か、それ以下でしかないのね。
 所長は、私をいずれ必ず妻に迎えるから、あなたと離婚して転勤先について来てくれって言ってたけど、私は、それは出来ないって、キッパリ断りました。
 私には娘たちがいるというのもあるけど、結局あの人は自分の生活が第一だから、ここにいたままでも、転勤先でも、もし二人の今のこんな関係や、二人のいきさつが、万一、他人に知られて会社での立場が悪くなるようなら、仮に離婚してあの人のところに行ったとしても、私はあっさり捨てられて追い出されそうな気がしたの。
 所長と私の間に子どもでもできれば話しは別かもしれないけど、それはほとんど考えられないことだし。
 こんな結論になるかもしれないことは、今週あなたに見られたあのときに何となく気付いていたし、行きの車の中で二人で話し合ったときには、私の中でもう完全に結論は出ていたの。
 でも、この三日間、あなたには本当に悪いことをしていると思いながら、私は自分の気が済むまで何度も所長を求めて、何度も所長に抱かれてきました。
 これは所長のためじゃなく、私のために。
 私がもう所長に何の未練も残さないように。
 私は、今日も帰り道にラブホテルに寄ってもらって、ついさっきも所長に抱かれてきたの。
 でも、もう今、私は所長のことはなんとも思っていません。
 私と所長の関係は、もうこれっきりでおしまいになったの。
 結局、私はあの会社に勤めるようになったときから、すでに所長に体を狙われ、所長の仕掛けた罠にどんどん嵌って、狙い通りに落とされてしまっただけだったのね。
 そして、落ちた後は、所長のテクニックと男性自身で、こんな単純な罠を仕掛けられて嵌められたことにも気付かないくらい、狂わされてしまったのね。
 所長は、私のことをただの『都合のいい女』としか見ていないのに。
 それなのに、私は本当に周りが見えなくなるくらい所長にのめり込んで、所長の子どもまで産もうと本気で思っていたの。
 あなた、本当にごめんなさい。

9.
 妻はさらに続けます。

 でも、あなたは違った。
 すごく頼りなくて、私を引っ張ってくれるような強さもないんだけど、あなたは私がこんな酷いことをして、酷い態度をとっても、私を愛してくれていて、じっと我慢して待っていてくれている。
 私を一番大切にしてくれている。
 今も、きっとこれからも。
 それに気付いたから、私は『あなたに心から謝らなきゃいけない』と思ったし、あなたのもとへ帰ってきたの。
 子どもがいるからというのもあるけど、あなたは私にとっても、やっぱり放っておけない大事なかわいい旦那さんだし。
 やっぱり私は、あなた以外の男の人の奥さんになんかなれないの。
 あなた、私、もうこんなことは二度としません。
 馬鹿な私を許してください。
 そして、これからもずーっと私を可愛がって、愛してやってください。お願いします。
 そして、あなた。
 馬鹿でふしだらな私だけど、あなたに心からのお願いがあるの。
 今、所長からのプレゼントを全身にまとった私を、力ずくで求めて犯して欲しいの。
 あなたの激しさと男性自身で、私の心と体を奪って。

 私は妻を寝室に連れ込み、自分の着ているものを全部脱ぎ捨て、妻をベットの上に押し倒し、乱暴に唇を重ねました。
 リボンをほどき、ボタンで留まったブラウスの前を力任せに開けると、ボタンが弾け飛びました。
 ブラジャーを剥ぎ取り、きれいな胸を揉みしだき、首筋から胸を舐め、乳首に吸いつき、舐めまわし、甘噛みしました。
 妻は私の乱暴な愛撫に喜びの声で応え、今度は妻が私の肉棒を舐めまわし、激しくフェラをしてくれました。
 『ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ・・・』
 「おおっ・・・い、逝かされそうだ。奈美、お前、あの男のものもこんなに激しくしゃぶってきたんだな」
 私は、おそらくつい数時間前にはあの男のものにもこんなことをしてやっていたであろう妻に嫉妬し、妻の股間をまさぐりました。
 もう、妻の股間はビシャビシャになっています。
 おそらく、あの男の精液も多少は混じってはいるのでしょうが、私はかまわずパンストの上から妻の股間を舐め、透けて見える花弁に吸いつきました。
 「あなた、激しく。もっと激しく、乱暴に私を犯して」
 私は妻の秘部と臀部を覆うパンストに手を掛け、力任せに引き裂きました。
 『ビイィィッッ・・・』
 にぶい音とともにパンストの股間は裂け、ピンクのパンティーが現れます。
 私は今度はパンティーに喰いつき、股間を隠す部分を、歯と手の力で無残に破きました。
 濡れそぼった妻の花弁が剥きだしになり、私は迷わず口でむしゃぶりつきました。
 妻は「あなた、駄目。所長に出された後だから、汚いわ。駄目」と言いますが、私はお構いなしに舐めまわし、吸い付きます。
 「奈美が男に何をされてきても、奈美は俺の大事な妻だ。汚くなんかない」
 「あなたったら、それほどまでに私のことを・・・私、本当にごめんなさい」
 私は、ドロドロにとろけてしまった妻の秘壷に私の肉棒を挿入し、私は妻の両脚を持ち上げながらまずはゆっくり動いて、私の元へ帰ってきた妻の肉ひだの感触を味わい、やがて、出し挿れを早めていきました。
 あの男が妻に贈ったピンクのミニスカートは捲くれ上がり、私の激しい動きでクシャクシャになっています。
 ハート柄のパンストとピンクのパンティーは、私に股間を無残に引き裂かれ、私の肉棒の侵入を許しています。
 私の肉棒の動きが早くなるにつれて、妻の肉ひだはさらに締まり、蜜も溢れ出てきています。
 私たちは二人で興奮し、二人一緒に頂点に達しました。

 私は、私の愛撫で果て、精液を受け入れた妻の全身を優しく撫で舐めてやりました。
 そして、すぐに元気を取り戻した私のものがまた勃起したのを見た妻は、クスリと笑い、私のものを愛おしそうにしゃぶってくれました。
 私は「もう一回」と求めましたが、妻は「もうそろそろ娘たちが帰ってくるかもしれないし、夕食の準備もあるから、続きはまた夜にしてね。それまではおとなしくいい子でね」といいながら、私にトランクスを穿かせ、ものも仕舞いこまれました。
 私は、なんだか大好きな姉に優しく叱られたような気分で、妻のなすがままにおとなしく服を着せられました。

 所長は転勤していきました。
 妻のパート先は新しい所長を迎え、妻は、まだあの会社にパートに出ています。
 もう妻には、男の気配を一切感じなくなりました。
 『確かに私は寝取られマゾだ』と、思います。
 私は、あの所長と妻が体をむさぼりあっていたときの記憶や、夜、頻繁に外出してあの男に抱かれていたときのこと、不倫旅行のときのことなどを聞き出したりしながら、今でも妻に嫉妬し、妻も私にネチネチと問い詰められることを喜びながら、夫婦の夜の生活を刺激的に送っています。

 私たちの破局寸前のことを思い出し、書いてみました。
 妻は私と結婚する直前まで処女でした。
 また、処女を奪ったのはもちろん私です。
 そして、こんなことがあるまで、私以外の男は一切知らなかったと思います。
 妻も女ですから、勤めに出るようになって男の目が気になったと思いますし、自分がほのかに憧れていた男に好意を持たれたことが嫌だったはずはありません。
 そしてあの男は、私と違って妻に甘えるようなタイプではなく、妻を包み込み、妻のほうが甘えられる大人の男の雰囲気だったのでしょう。
 妻は私との結婚以来、私の世話を焼き、子ども達を産み育てるだけで、少し飽きというか嫌気が差してきていたのかもしれません。
 そして、再び外に勤めに出るようになって自分が女であることをまた意識し、家庭の束縛を離れたところで働くことで気分も開放的になった、僅かな心の隙を、あの男に見透かされ突かれたのだと思います。
 妻はあまりに男というものを知らな過ぎたと思います。
 そのため男の罠に手もなくはまり、落とされ、狂わされてしまったのだと思います。
 もっとも、私のほうも妻以外の女は数えるほどしか知りませんが。

 私は妻を許し、今までどおりに接しています。
 あのお宮で妻と男が密会していたとき、私が割って入っていればこんなことにもならなかった筈です。
 年齢はいっていてもあの男は大柄で、腕力もそれなりにありそうですから、普通の状態での一対一の殴りあいなら、どういう結果になったかは分りません。
 しかし、男と男の闘いに限らず、闘いでは腕力だけが勝敗を左右するものではありません。
 あの場面で、夫である私が怒りをあの男にぶつけていけば、きっとあの男は退散し、このように、妻があの男に奪い取られそうになる展開だけは、避けられた筈です。
 男は、自分が愛している女(彼女・妻)が他の男の肉棒を受け入れ、子種汁まで入れられていると知ったり見たりしたとき、普通はどういう反応を示すのでしょうか。
 嫉妬と喜びが混じった、あの何ものにも替えがたい興奮した感情は、私だけではないようにも思いますが・・・
 ただ、あの興奮は、何ものにも替えがたい大事な妻を失う危険に晒すことで得られていたんだと思います。
 妻がここまであの男にのめり込んだのは、私の好奇心というか、他の男と交わって歓喜の声を上げている妻の淫らな姿を見て、自分は嫉妬しながら妻を抱きたいという願望を実行に移してしまった私にも、かなり責任があると思います。

 今、私たち夫婦は以前よりもずっと、お互いの心と体を感じあえるようになった気がします。
 しかし、もし何か一つ間違っていれば、私たち夫婦の関係や親子の関係も、二度と修復できないことになっていたでしょう。
 そして、私たちにとって、たまたま一番幸運だったのは、妻が妊娠していない(できない?)ということかもしれません。
 もし妻が妊娠していれば、私は自分がどういう手を打ったか自分でも全く想像できません。
 ただ、どういう手を打つことになったにせよ『地獄の苦しみを味わうことになっただろう』と思います。
 ありがとうございました。

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貸与妻
1 名前:col

2023/07/03 (Mon) 16:50:51

 妻は私より3歳年下の31歳の女医です。
 男性経験のなかった妻と結婚して2年になり、まだ子供はいません。
 私が単身赴任することになり、仕事の関係で一緒に行けない妻を私が行きつけの居酒屋で親しくなった55歳の単身赴任中の荒木氏に貸与しています。

 当然、貸与妻になるように話をした当初は、怒って2日程は口も聞いてくれませんでしたが、根気強く説得してお話し相手としてだけでも、と言う条件で「会うだけ会ってみます」と言って、妻は荒木氏とお見合いをしました。

 22歳年上の荒木氏は上手に妻と接してくれて、それからたびたび妻はショッピングや食事等のデートをしていましたが、私の赴任日が近くなったある日、普段よりもずいぶん遅く妻が帰って来た翌日に、妻が「荒木氏の奥さんになります」と言いました。
 「2人は肉体関係を持った」と恥ずかしそうに照れながら下を向いたままで、妻は言いました。

 私が単身赴任して5ヶ月が過ぎました。
 夫婦としては一緒に住むことは当然のことですが、夫婦となった妻は、自宅の掃除等以外の日は荒木氏のマンションで過ごしているようです。
 妻とは、メールや電話で毎日のように連絡し合っていますが、ご主人様(荒木氏)という言葉がたびたび妻のメールや電話で出てくるようになりました。
 荒木氏からも電話で「佐々木さん(私)に感謝しています。妻として良くやってくれています。仲良くやっていますから」と言われました。
 正月に帰省して妻の変化を見るのが楽しみです。

 妻が荒木氏と家庭を持ってから1ヶ月ほどたったとき、ご主人様(荒木氏)から一本のビデオが送られてきました。
 それは、妻のゆかりが初めて裸エプロンになったときの記録でした。
 ダイニングキッチンでシンクの前に立った妻はノースリーブのTシャツに白のミニスカ姿ではにかみながらうつむいていました。
 ご主人様が「ゆかり顔を上げなさい!旦那様に送ってあげるんだからいい顔見せないとだめじゃないか」と言われる声にうながされて、恥じらいながら顔をカメラ目線にしました。
 その表情には、恥じらいの中にも心を許した信頼しきった表情をしていました。
 「さあ上のシャツを脱ぎなさい」と言われてシャツのすそを持って徐々に上に上げるとピンクのブラが見えて、全てを脱ぎ終えると上半身はブラだけになりました。
 ご主人様から言われて、スカートのフックを外しファスナーを下ろすと足下に落ちて、ブラと対のピンクのパンティだけになりました。
 妻はご主人様に言われるままにブラを取ると、弾むように揺れて乳房が現れました。
 両腕を組んで隠そうとする妻は、ご主人様に「隠したらだめじゃないか!腕をおろしなさい!」と言われて、両腕を下げてカメラ目線になって『恥ずかしいですよ』と言ってる表情をしていました。
 うながされてパンティに手をかけて徐々におろすと透けて見えていた薄いヘアーが徐々に現れ、背中をおるようにして両脚からパンティを抜いて手で前を隠しうつむいて立つと、ご主人様にしかられて両手を後ろで組んだ背中を伸ばして羞恥の表情ながらカメラを見ていました。
 そんな妻は、ご主人様にうながされて用意していたTバックを履きました。
 それは、フロント部分も切れ上がって僅かに縦の筋を隠していましたが、透けたレースのTバックだったのでそそる姿でした。
 「Tバックは初めて履くのかな?」とご主人様に聞かれて「はぃ・・・恥ずかしいです」と言っていました。
 エプロンは喫茶店などでウエートレスが付けている小さな前掛けのようになっていて、つながっている上の方はなんとか乳房を隠している状態でした。
 だから、そばに寄れば上からも横からも乳首まで見えると思いますし、ビデオにも写されていました。
 妻は初めての裸エプロンに羞恥の極みだったようです。
 後ろを向かせて、背中からTバックの紐が食い込んだお尻まで丸見えになっている全身は、羞恥のためか赤く染まっているようでした。
 正面を見て立っている妻に「ゆうこは素直で良い娘だ!わしの妻になって幸せか?」と聞かれて「はい!幸せです」と笑顔で答える妻に、「良い娘だから、褒美をやるぞ、わしのをしゃぶらせやるから、こっちにこい!」と言われて、はにかみながらご主人様の座っているソファーの前に正座して、ズボンのファスナーを下ろして、ズボンを下着と一緒に下ろしました。
 妻は、もう硬くなっている逸物を右手にとって、皮をくびれまでむいて亀頭に舌を這わせて舐めていました。
 そこには透明の液が流れ出ていたようです。
 それを舐めるようにして亀頭を口に含むと右手で竿をさすりながら左手で玉の袋を包むように握るとやさしく揉み始めていたようです。
 ビデオを操作しているご主人様を上目遣いに見上げて『これで良いですか』と聞いてる表情をしました。
 ご主人様が「うん!上手くなったぞ、いいぞ・・・気持ちいいぞ」という声が入っていました。
 そんな妻の姿は、僕は初めて目にする光景でした。
 もう僕の男根も先走りを流しながらはち切れんばかりに勃起していました。
 病院では、女医として男性医師にも負けない、てきぱきとした行動で、看護師からも慕われている妻を見慣れている僕には、荒木氏に従順な妻に嫉妬の気持と同時に荒木氏に貸与して良かったという気持も有りました。
 「もう止めていいぞ、続きはベッドでやるぞ」のご主人の言葉でビデオは終わっていました。

 12月31日、妻を荒木氏に貸与し単身赴任して初めての心待ちにしていた帰省の日です。
 55歳のご主人様(荒木氏)に貸与してからビデオやご主人様からの報告である程度は見聞きしていましたが、生の妻を見て、触って、舐めて、抱くのは初めてです。
 ドキドキしながらインターホンのボタンを押すと聞き慣れた妻の声がして、赴任前と変わらない清楚な見慣れた妻が現れて、拍子抜けした気持になりました。
 それは、ビデオで淫らになっていく妻を見ていたからでしょうか、僕が単身赴任するまでの清楚な妻の姿だったからです。
 でも妻は僕が要求しないと帰宅しても玄関でキスをしなかったのに、玄関に入ると直ぐに妻から抱き付いてキスをしてきたのには、貸与前にはなかったことで、ご主人の調教の成果に感心し、驚き、妻の変身が嬉しかったです。
 キスも妻の方から舌を絡め、貸与前は腰は離し気味に抱き付いていたのが、僕の股間に押し付けて、しかも淫らにくねらせながら、僕の逸物を確かめるような感じで刺激するんです。
 唇を離して、妻の言ったことが可愛くて抱き締めました。
 「あなたごめんなさい・・・私はご主人様と幸せな家庭を持って過ごしているのに、あなたはこんなになるほど我慢してたのね」と、顔を赤らめて私の胸に埋め、股間に下腹を押し付けて言いました。
 貸与妻になって、ベテランのご主人様に調教されて淫乱になっても、可愛い妻のままでした。

 夕食は、貸与前と変わらない夫婦の戻って、以前と変わりなくご主人様のことには意識して触れないで済ませましたが、夕食後にいつも僕から誘っていたお風呂に僕が入る用意をしていたら、いつの間にか妻も入る用意をしていました。

 後から入ってきた妻に、またまた驚かされました。
 それは、デルタ地帯がツルツルで生えてなかったのと脇の下が黒くしていたのです。
 「えっ・・・剃ってるの?」
 「恥ずかしいわ・・・ご主人様がどうしてもって言うので、あなたに言われていたし、イヤだって言えなかったし・・・」と顔を赤くしながら、無毛のおまんこを両手で隠しました。
 「いいよ、可愛くて僕も好きだよ。隠さないでいいよ」
 「怒ってないのね?ご主人様が旦那様もきっと喜ぶよとおっしゃったけど、あなたがなんと言うのか心配だったの」
 「僕にも剃らせてくれるよね・・・良いだろう?」
 妻は「恥ずかしいわ・・・」と言いながら頷きました。
 以前にはなかった戯れ愛の入浴でしたが、妻が僕のちんぽを洗ってくれたのには感激しました。
 それは、両手を泡立ててから壊れ物でも扱うように亀頭を愛おしそうに撫でて、竿を上から下へ、下から上へ両手で包んで撫でてくれました。
 『時々これでいい?』と聞いてるような顔で僕を見るので、僕も頷いて「気持いいよ・・・上手だね」と言うと、右手で竿をさすりながら左手で玉袋をやさしく揉んでくれました。
 泡をシャワーで流して終わりかと思ったら、頬を紅潮させながら亀頭を口に含んだので、ここまで仕込まれたご主人様に、少し嫉妬したのと、ここまで躾られたご主人の手腕に驚きと敬意を表したい気持でした。
 少々と言うよりだいぶ変な性癖の夫かもしれません。
 妻のフェラテクも舌が絡み付くようにねっとりとした舐め技に思わず「ふう~~」とため息が出てしまいました。
 竿を撫でたり玉袋を揉んだりしながら、口の奥までくわえ込んだり、上顎で亀頭をさすったり舌で裏筋をなめたりのテクニックに、ご主人様の撮した妻の破廉恥なビデオで時々抜いていたとはいえ、正月には熟れた妻に中に出せるから溜めていたのと妻の上達したテクに堪えきれなくなって「出るよ」と言って口から抜こうとしたら、口から離さないで、くぐもった声で首を僅かに横に振りながら「ぅぅぃい・・・出して」と言って離しませんでした。
 そんな声も耳に入らないで、腰をピクピクさせながら、初めて妻の口の中に射精しました。
 過去に、無理に頼み込んでフェラしてもらって、射精しそうになったので口から抜いたが間に合わなくて、精液を顔にかけてゆかりに怒られたことがあったが、今は口に出した精液を飲んだし『最後の一滴までこぼさないで飲みますよ』と言う感じで吸っているのだった。
 それも、うっとりした顔で、おいしそうに飲んでいるのだった。
 男としては、征服感と満足感を感じるのだった。
 口からチン歩を出したゆかりは、手に持ったまま「あなた~気持ちよかった」と、恥じらいながら聞きました。
 「凄く気持ちよかったよ。上手になったし。ご主人様のおかげだね。いい奥さんしてるようなので僕も安心したよ」
 「あなたのおかげで、素敵なご主人様にお仕えすることができて、いろいろ教えていただいてるし、可愛がっていただいてるわ。あなたありがとう。ゆかり幸せです」
 「ゆかりが幸せなら僕も嬉しいよ。フェラのお礼に、まん毛を剃ってやるね。湯船の縁に脚を拡げて腰掛けなさい」
 「恥ずかしいけど・・・お願いします」
 恥じらいながら、腰を突き出すようにして湯船の縁に股を拡げて腰掛けたゆかりの脚の間に座った僕は、女性の脇の下を剃るカミソリで剃ってあげました。
 ラビアを引っ張って剃ったりしているうちに、おまんこが濡れてくるんです。
 感じやすくなったなと思いました。
 そんなおまんこの周りを剃っているうちに、僕のちんぽも再びお腹にくっつくような元気が出て来ました。

 こんな久しぶりに妻と入浴しながらの出来事の報告でした。

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表裏 昼は淑女で夜は淫乱な妻
1 名前:col

2022/08/22 (Mon) 22:09:02


 私はあるサークルで妻と知り合った。
 妻は凄い美人と言う訳でも無く、特に目立つ存在では無かったが、笑顔が可愛くて清潔感があり、いつも皆よりも1歩下がって微笑んでいる様な大人しい性格に惹かれて交際を申し込んだ。
 妻は既に29歳だったが、いざ付き合ってみると半年経ってもキスすら許さず、どこか性的に問題があるのかとさえ思った事もある。
 その問題が、過去に酷い性的虐待を受けたか、以前付き合っていた男に暴力的なセックスを強いられて、精神的に受け付けない様になっているとすれば上手くやって行く自信など無かったが、妻に惚れてしまっていた私は更に半年付き合ってから結婚した。

 すると意外にも初夜では拒む事無くスムーズに終わり、妻が処女だった事にも安心して今まで拒んでいた理由を聞くと、信じられない事に「結婚して、子供が欲しいからという目的があれば良いけれど、そうではなくて、ただ本能を曝け出すだけの行為は、恥ずかしくて出来なかった」と言う。

 その後も私が誘えば拒否する事も無く、子供もすぐに出来たのだが、何年経っても妻は あくまでも受身で何もせず、私が覆い被さる体位以外は嫌がって受け付けない。
 そのような妻は、他人からもセックスとは無縁に見えるらしく、家で友人達と飲んだ時に「子供が1人いるという事は、優子さんも、最低でも1回はセックスをした事になるよな」とからかわれたほどだ。

 確かに妻は、拒みはしないが好きな方では無かったと思う。
 おそらく自分を全て曝け出す事が恥ずかしくて、楽しむどころでは無かったのだろう。

 そんな妻が変わり始めたのは、35歳を過ぎた頃からだ。
 その頃、娘が自分の部屋で眠るようになった事も大きかった様だが、徐々に感じ方が激しくなり、言葉には出さないものの色気のある下着を着けるなどして、遠回しにではあるが妻からも誘って来るようになる。
 おまけにどの様な体位も拒まなくなり、私もその様な妻の変化が嬉しくて、妻の要求には全て応えていたが、半年もして娘が小学校に上がった頃には、生理の時以外毎晩のように迫られるようになり、5歳上の私には流石に毎晩は応えられない。

 「あのー・・・言いづらいのだけれど・・・」
 「夫婦じゃないか。何でも言ってみろよ」
 「アダルト・・・ビデオを・・・」
 「AV?」
 「他のお母さん達が・・・最近のは凄いと話していて・・・最近のも何も、私は1度も見た事が無いから・・・」

 早速借りてきて見せると、最初は恥ずかしそうに横目で見ていた妻も、次第に私の存在など目に入らなくなり、画面に釘付けになって瞬きもしないで見入っていた。
 あの妻が、AVを見て呼吸を乱しているのを見て興奮し、次第にダビングされたビデオは増えていく。

 その後いつの頃からか、妻はビデオを真似するようになり、今迄なら私も腰を使わないと物足りなかったフェラも、少しでも油断すると出されてしまいそうになるほどたくみになった。
 妻が上になった時も、今迄なら恥ずかしそうにじっとしているだけだったので私が下から突き上げていたが、ビデオを見るようになってからは自ら積極的に動くようになり、時にはスクワットをしているかのように、大きく股を開いて上下に激しく動く事もある。

 私はその様な妻に満足していたが、妻の欲求はそれだけに止まらない。
 「あんなのでされて、本当に気持ちいいのかな?あんなのを使われたら、どの様な感じなのだろう?」
 ビデオを見ながらそう言う妻に「バイブを買ってやろうか?」と言うと、流石に「怖いから私には無理」と言ったが「じゃあローターを買ってやろうか?」と言う問い掛けには、恥ずかしそうにうつむきながら「はい」と答えた。

 小道具が1つ加わった事でセックスの巾が広がり、妻は以前にも増して快感をむさぼる様になって行ったが、妻の急激な変化に驚いてばかりいた私も、昼は淑女で夜は娼婦の様な妻を楽しんだ。


 そんな妻にまた変化が訪れたのは、娘が2年生になった頃だ。
 今度はセックスの回数が激減し、しまいには私が誘っても「ごめんなさい。お仕事で疲れてしまって」と言って拒否するようになる。
 仕事というのは、娘が小学生になったのを機会に、1年前からパートとして勤め出した縫製工場。
 連日拒む妻に浮気を疑ってみたが、私には大胆になれても、未だに海水浴場でも水着になれない妻が、私以外に裸体を晒すなど考えられず、妻に限ってそれは無いと打ち消す。
 逆に私は妻の体を心配し、1度医者に看てもらう様に勧めるが、妻は ただの疲れだと言って行こうとしない。

 「私はミシンを担当しているから、この様な事もあるらしいの。最初の頃は張り切っているし、慣れない仕事で緊張しているから逆に感じないらしいけれど、細かな仕事だから1年くらい経って慣れた頃に、根を詰めていた疲れが1度に出る事があるらしくて。大丈夫だから心配しないで。ありがとう」
 しかし その後も拒否され続け、セックスレスの状態になってしまう。
 「夫婦生活も出来ないほど疲れるのなら、そんな仕事は辞めてしまえ」
 「ごめんなさい。ようやく慣れてきた仕事だから続けたいの。今日は大丈夫だから」

 渋々、妻は応じたが、いざ始まってしまうと以前よりも激しく乱れ、久し振りのセックスで興奮した私が今迄に無いほど責め続けると、我を忘れた妻は、最後に私を奈落の底に突き落とすような言葉を叫んで果てた。
 「オメコ・イク〜」
 セックスに積極的になっていた時でも、妻がその様な言葉を口にした事は1度も無く、仮に以前見たビデオが浮かんで真似をしたとしても、持っているビデオに出て来るのはオマンコと言う呼び方だが、確かに妻は「オメコ」と言った。

 私は不信感でいっぱいになったが、妻はその様な言葉を口にした事すら覚えていない。
 情けない事に、妻が浮気しているかも知れないと思っただけで、私は吐きそうになるほど動揺し、真実を知るのが怖くて自分の中で必死に打ち消して、妻の行動を調べる事すらせずに逃げていたが、私の気持ちなど知る由も無い娘に止めを刺される。
 「お母さん。今日どこに行ったの?社長のおじちゃんと1緒に、黒くて大きな車に乗っていたよね」
 娘は以前、妻が忘れ物をした時に、1度職場に連れて行ってもらった事があり、その時社長からお菓子をもらったので顔を覚えていて、理科の授業で川に行った時、その社長が運転する車の助手席に妻が乗っていたのを見たと言う。
 妻に疑いを持つ前なら、気にもしないで聞き流していたかも知れないが、私は新聞を読む振りをしながら、妻と娘の会話に聞き入っていた。
 「えっ・・・ええ・・・社長のおじちゃんと・・・内職さんの所へお仕事を置きに行ったの」
 妻はミシンを担当しているのに、どうして社長と内職さんの所へ行かなければならないのか。
 何より妻は明らかに焦っていて、言葉に詰まっていた事が気になる。
 「お母さんは、見た事のないお洋服を着ていたよね?」
 「何を言っているの。もうその話はいいから、早く食べてしまいなさい」

 妻の服装の事は娘の見間違いかも知れないと思ったが、内職回りをするのに、高級車に乗っていた事も気になる。
 「いつも社長自ら内職回りをするのか?大変だな」
 私は新聞を見ながら、あえて妻がなぜ1緒に乗っていたのかは聞かずに尋ねた。
 「えっ?ええ・・・あなたも知っているように、会社と言っても小さな会社だから、係りの人が休んだ時は・・・」
 私は2人の関係に疑問をもったが、他の従業員の目もあり、昼間から社長と不倫しているのは考えづらい。
 仕事中に妻と社長が何時間かいなくなれば、当然他の者の噂になり、人前では大きな声すら出せない、他人の目を人1倍気にする妻には耐えられないだろう。

 妻が社長と不倫していると仮定して考えてみた。
 2人が昼間からホテルに行っている事は考えられず、そうかと言って5時30分には帰って来ている事は娘の話からも間違いないので、仕事が終ってから会っている事も考えられない。
 仕事が忙しくなったので頼まれたと言って、2ヶ月前から土曜も仕事に行く様になったが、私が休みなのでいつもよりも早い4時には仕事を切り上げさせてもらって、4時30分迄には必ず帰って来る。
 休みの日は買い物に行ったり、まれに娘の同級生のお母さん達と食事に行く事もあるが、ほとんど私といる事が多く、特別怪しい行動も無い。
 そう考えると社長と浮気するどころか、他の男とも妻が浮気出来るような時間はない。

 それからは多少気にはなったものの、妻とは20歳近く離れている社長に嫉妬し、妻を疑っている自分が情けなく思えた。
 しかし、 そうは思っても、やはり心のどこかで疑っていたのかも知れない。
 何故なら、以前よりも妻の行動を注意深く見るようになっていたから。
 そして気がついたのは、妻は必ず夜の9時にトイレに入る事だ。
 それは何かの途中でも、例えトイレに5分前に入ったばかりでも変わらない。
 私は忍び足でトイレに近付いて、悪趣味だと思いながらも聞き耳をたてた。
 「・・・はい・・・主人とは・・・」
 妻は誰かと話していたが、声が小さくて聞き取れない。
 翌日はもう少し近付いたが、やはり消え入るような声で話していて、分かったのは全て敬語で話しているぐらいで、内容までは分からなかった。


 不信感が増した私は、思い切って妻の職場に行ってみようと決心し、次の土曜日、娘を近所の同級生の家に預けて、妻の勤め先に向かうと、驚いた事に静まり返っていて誰もいない。

 私が呆然として立ち尽くしていると、その縫製工場の社名が入ったライトバンが止まり、降りてきた年配の男に声を掛けられた。
 「何か用かい?」
 「今日は休みなのですか?」
 「今日はと言うか、何年も前から土曜はずっと休みだ」
 「ずっと休み?最近忙しくなって、土曜も仕事になったとか」
 「いや。どんどん仕事は減っていく。一時は男の社員が4人いて、パートさんも30人以上いたが、今では中国製の安いのに押されて、男は俺だけでパートさんも7人しかいない。内職などは80軒も抱えていたが、今では10軒だけだ」
 これで妻が、社長と浮気する時間が出来てしまった。
 時間が出来たと言うよりも、朝の9時から午後4時まで7時間もある。
 その後も男は、暇になって土曜が休みになった理由を一生懸命聞かせてくれたが、私にはどうでも良い話だった。
 「みんなは休みなのに内職回りですか。大変ですね」
 早く話が終わって欲しくて、嫌な気分にしない様な言葉で話に割り込んだが、今度はその事について話し出す。
 「俺は定年も過ぎているから、このぐらいの事はしないとクビになる。だからここ2年は俺だけ土曜も出て来ているし、1日も休んだ事が無い」
 「土曜以外も休んだ事は無いですか?」
 「だから、ここ2年は1度も休んだ事は無い」
 また1つ妻の嘘が明らかになってしまった。
 「ところで、あんたは何の用で?」
 妻の事は言いがたく、とっさに同業者だと嘘を吐いた。
 「仕事が無くて、何か回して頂け無いかと思って」
 「社長は自宅にいると思うが、無理だと思うぞ。うちも仕事が減って困っている状態だから」

 「駄目元で行ってみる」と言って、社長の自宅を聞き出して向かったが、近づくにつれて心臓の鼓動が早まる。
 社長の自宅は古くて大きな1軒家で、苔の付いた古い門柱にチャイムのボタンが埋め込まれていたので押したが、壊れているのか返事が無い。
 仕方なく勝手に門を入ると、黒い高級車の横に妻の軽四が止めてあった。
 玄関のチャイムを押したが、やはり返事が無いので裏口に回ると洗濯物がほしてあり、その中の真っ赤なパンティーとブラジャーが目をひく。

 「はーい。どなたですか?」
 その時 表の方から、聞き覚えのある声がしたので玄関に戻ると、そこには見た事も無いミニのワンピースを着た妻が立っていたが、私の顔を見るなり絶句して震え出した。
 妻の後ろ髪が少し乱れているのに気付いた時、絶望感から何も言えずに その場を立ち去ったが、どの道を通って家まで辿り着いたのかさえ覚えていない。


 1時間経って、ようやく妻は帰って来たが、何も言わずに涙を流しながら正座する。
 「泣いていては分からない。詳しく説明しろ」
 得意先の1社が倒産して、ただでさえ減り続けていた仕事は激減し、1番新入りの妻は人員整理の対象になったが、その時 社長から違う仕事を頼まれる。

 「どうして隠していた!」
 「隠すつもりは無かったです・・・ただ、その様な仕事は駄目と言われそうで・・・いつかは話すつもりでした」
 「俺に言えないような仕事とは、どの様な仕事をしていた」
 「工場にはいかないけれど、新しい商品の生地や材料を選んで決めたり・・・他所の商品を見に行ったり雑誌を参考にしたりして、デザインを決めたり・・・他には掃除、洗濯、炊事などの家事一切を・・・」
 「社長の奥さんは?」
 「半年前に離婚されて、出て行かれたので・・・」
 妻は離婚した奥さんの代わりをしていたようだが、そこには性欲処理も含まれていたのではないかと疑ってしまう。
 「社長に子供は?」
 「いません」
 妻の話だと社長は1人暮らしになるが、それでは洗濯物の中にあった、真っ赤なパンティーとブラジャーの説明がつかない。
 「社長は女物の下着をはくのか?」
 「えっ?」
 「真っ赤なパンティーがほしてあったぞ」
 「それは・・・私には分かりません。私は脱衣籠の中の物を洗っているだけだから・・・帰ってからの事は分からないので・・・」
 妻の話を信じたい気持ちは大きいが、余りにも不審な事が多すぎる。
 「あの格好は何だ!若い時でもはかなかったような短いスカートをはいて」
 「お客様も多いので・・・私の服装は趣味が悪いからと・・・制服のようなものだと言われて・・・」
 「とにかく、嘘をつかなければならないような仕事は今日で辞めろ。分かったな!」
 「はい・・・ごめんなさい」


 急なセックスレス。嘘をついて仕事に行く。
 トイレに隠れて携帯電話。
 ミニスカート。
 ほしてあった真っ赤な下着。
 何より私の質問に答えている時の おどおどした態度など、不審な点が多すぎて信用出来ないが、私は真実を知るのが怖くなり、それは娘のためでもあると言い聞かせて、このまま済まそうとしていた。

 しかし昼間は どうにか持ちこたえられても、夜になると考えてしまう。
 妻が真っ赤なパンティーをはかされて、ミニのワンピースを着て掃除をしている。
 それを離婚した、欲求不満な五十男が笑みを浮かべて見ている。
 はたして見ているだけで済むのだろうか。
 いや、済むはずが無い。
 何よりあの妻が、何も関係の無い男の前であの様な格好をするはずが無い。

 私は飛び起きて、眠っていた妻のパジャマを荒々しくはぎ取った。
 妻は訳が分からずに驚いて抵抗したが、目が覚めてくると私のパジャマをはぎ取って、逆向きにおおい被さってきて、音を立てて激しくしゃぶる。
 私も負けない様に口で妻を責め立てると、妻は狂った様に頭を上下させて応戦して来たが、先に我慢出来なくなったようで、くわえたまま動きを止めてうなり声を上げていたかと思うと、急に口を離して大きな声で叫んだ。
 「ダメ・ダメ・・・イク・・・オメコ・イク〜」
 妻に限ってと思いたいが、また「オメコ」と叫んでいる妻を見ていると、やはり このままでは済まされない。

 月曜日の朝、妻は「仕事を辞めてくる」と約束して私と一緒に家を出たが、胸騒ぎがしたので昼休みに家に電話してみると妻は出ない。
 心配で仕事どころでは無い私は、体調不良を理由に会社を飛び出し、社長の家に向かうと悪い予感は的中し、妻の車が止まっていた。

 「あなた!」
 「何をしている!それに、その格好は何だ!」
 妻はこの前とは違うミニスカートをはいていて、大きな網目の黒いタイツが目をひく。
 「私が着いてすぐに得意先の方がお見えになっていたので、その話は後でと言われて、お茶を出したり食事の用意をしたりして手伝っていました・・・お客さんが帰られたら、きちんと話しますから」
 「一昨日で辞める約束だっただろ!信用出来ないから、俺が話す」
 「ちゃんと私が」

 その時騒ぎを聞き付けて、やせていて背の高い男が出てきた。
 「どうしました?」
 「主人が・・・」
 私はなぜか社長の事を、太っていて脂ぎったいかつい男だと思い込んでいたが、実際は歳を感じさせない、スマートで優しい顔をした男だった。
 「丁度良かった。私も1度お伺いして、ご主人と話がしたいと思っていました」
 社長の言葉で妻の顔色が変わり、必死に私と社長が話すのをやめさせようとする。
 「あなた。私がきちんと話しますから、今日は帰って。今はお客様もみえるので、お願いですから」

 「私でしたら、商談は終ったので失礼しますから」
 いつの間にか社長の後ろに立っていた、スーツ姿の30歳ぐらいの男は前に出てきて、急いで靴をはくと出て行った。
 「お客さんは帰りましたから、優子さんも帰って頂いて結構ですよ」
 「優子は先に家に帰れ!」
 妻は涙目になっていたが、しまいに涙があふれ出し、バッグや着て来た服を抱えて飛び出して行った。

 「奥様に別れた妻の代わりをさせてしまって、誠に申し訳ありません」
 「その事は聞いている」
 「いいえ、そうでは無いのです。お気づきだとは思いますが、妻の代わりにセックスの相手までして頂いています」
 私はそこまでの関係であって欲しくないと願いつつ、その事を聞き出そうとして2人で話す決心をしたのだが、相手から先にあっさり認められてしまった事で困惑した。
 「私が全面的に悪いです。どうぞ、殴るなり蹴るなり好きにして下さい」
 社長は床に正座して目を閉じたが、動揺していた私は何も出来ない。
 「そんな事をして何になる!どう責任をとるつもりだ!」
 「申し上げ難いのですが、お金で解決させて頂くしか無いと思っています」
 「金で済ませる気か?」
 「他に、どのように?」

 この男を殺したいほど憎いが、私に人殺しをする勇気も無く、また娘の将来を考えて、それ以外の方法は無いのかと考え込んでしまった。
 「奥様に対しての責任も、きちんと取らせて頂きます」
 「どの様に」
 「はい。私の様な者と この様な関係になってしまっては、ご主人も奥様を許せないと思います。ですから奥様の後の事は、私が責任を持って面倒を看させて頂きます」
 この男は丁寧な言葉で、私から妻を奪おうとしている。
 「ふざけるな!俺は離婚などしない」


 私は何の考えも策も持たずに話し合いに臨んだ事を悔やみ、家に帰ると、妻は泣きじゃくっていて話にならない。
 「どうしてこうなった!」
 「ごめんなさい。許して下さい」
 「いつからの関係だ!」
 「許して下さい」

 娘が帰って来たので追求するのを中断し、夜になってから また聞こうと思っていると、社長から「話し合いに来る」と電話が入るが、娘がいる所では話しづらく、私が夜出向く事になった。

 社長はこの間に銀行へ行って来たらしく、お金の入った銀行の封筒と、同じ事が書かれた2枚の示談書を並べて置いた。
 「百万入っています。そこにも書いてありますが、離婚される場合はあと4百万支払いますから、どうかこれで許して下さい」
 知らない人が見れば、誠意を示しているように見えるだろうが、この男が妻を諦めていないのは分かっている。
 示談書を見て社長の名字は楠木だと初めて知り、全てに目を通したが、やはり今後の事が記されていない。
 「今後一切、妻とは連絡も取らず、会わないという事を記載しろ」
 「それは出来ません。連絡を取り合ったり、会うぐらいでは貞操義務違反にはならず、法律には触れないはずです。優子さんが嫌がれば別でしょうが、嫌がらない限りお付き合いは続けさせて頂きたい。もっとも優子さんから抱いて欲しいと言ってくれば、また慰謝料を払う事になろうとも私は拒みません。優子さんの為のお金なら、いくら使っても惜しくはありませんから」
 「妻は、2度とあんたに会わない」
 「どうですかね?何しろ、最初は優子さんから抱いて欲しいと誘って来たのですから。夫婦は勿論セックスだけではありません。ただセックスの相性も、夫婦としての大事な1部です。人によっては、それが全ての人もいる。優子さんは、今後も私に抱かれたいと思っているはずです」
 「嘘をつくな。妻から誘うはずが無い。おおかた最初は無理矢理・・・」
 「人聞きの悪い事を言わないで下さい」

 私が妻の浮気を疑い始めた時、3ヶ月前にあった慰安旅行も気にはなったが、その時は集合場所まで私が送って行き、年配のパートさん達と楽しそうにマイクロバスに乗り込む妻を見届けていたので、この時に関係を持つ事は有り得ないと思って外したが、楠木の話によると、妻と最初に関係を持ったのはこの慰安旅行の夜だったと言う。

 この時 女性は7人で、ホテルだった為に女性用にツインの部屋を3部屋と、シングルの部屋を1部屋取り、妻だけが1人になった。
 妻は宴会で飲み過ぎてしまい、部屋に帰って休んだ方が良いと忠告したが聞き入れずに、二次会にも参加したと言う。
 すると更に酔ってしまって、自分の足では部屋まで帰れない状態になり、責任のある楠木が送って行くと部屋に入るなり服を脱ぎだして、下着姿で抱きついてきて言ったそうだ。
 「酔うとしたくなるの。お願い、抱いて。このままでは疼いてしまって眠れないの」
 妻は楠木の前にひざまずくと、素早く取り出して口に含んで来たので、我慢出来なくなった楠木は、妻を立たせてベッドに押し倒してしまったと言う。
 昼間の大人しい妻からは考えられないような、淫乱で激しい妻に、はなしてもらえず、結局、朝まで相手をさせられたと言う。

 旅行から帰ると罪悪感にさいなまれたが、目が合う度に色っぽい目で誘ってくる妻を見ていると、あの夜の事が思い出されて誘惑に負けてしまい、2人で仕事を抜け出しては関係を続けてしまう。
 自宅での仕事に切り替えたのは、ちょくちょく2人で抜け出していたので、他の従業員から怪しまれ出したからだそうだ。

 「もう嘘は沢山だ!」
 「嘘ではありません。その証拠に、最初は優子さんの方が積極的だったのですが、次第に私が優子さんの魅力にはまってしまい、かなり色々な事をさせてしまいましたが、優子さんは喜んで応じてくれました」
 「色々な事?妻に何をした!」
 「別れた妻の代わりに、セックスもお世話になっていたと言いましたが、実は妻には頼めなかったような事もしてもらっていました。本当に色々な事を」
 「だから何をした!」
 「いくらご主人でも、優子さんが恥ずかしがるのでいえません。それだけは勘弁して下さい」
 確かに妻は性に対して貪欲になっていたが、あの妻が進んで恥ずかしい行為をしていたとは、やはり私には信じ難い。
 「優子さんが私から離れる事が出来れば諦めます。優子さんは私を選ぶと信じていますが」
 「優子は2度とここには来ない。金輪際近付くな!」

 妻が私よりこの男を選ぶなどとは考えられず、この男とは早く決着をつけて、妻と向き合おうと思って始末書にサインすると、慰謝料をつかんだ。


 家に戻ると、妻に涙は無かった。
 「優子から誘ったのか!」
 当然否定すると思っていたが、妻は下を向いてしまって顔を上げない。
 「・・・離婚して・・・」
 あまりの事に、私は言葉に詰まった。
 この妻が他の男に抱かれていた事だけでも、それは私にとって どの様な問題なのか理解出来ないでいるところに、私と別れたいと言い出したのだ。
 「どう言う事だ!」
 「・・・離婚して・・・社長が・・・好き・・・」

 更に私は、深い闇に包まれる。
 私が『離婚』を口にすれば、妻は「離婚だけは許して」と言ってすがり付くと勝手に思っていた。
 だから『離婚』『別れる』『出て行け』は、妻に裏切られた惨めな私の武器だと思い込んでいた。
 しかし、その武器を逆に使われて、私は何も言えなくなっている。
 妻の体が他の男を欲しがっただけでも許せないが、心は私にあると疑いもしなかった。
 妻が小さな声で言った「社長が好き」が、私の心に重くのしかかる。
 怒りや寂しさが交差して眠れない私は、次第に何か釈然としないものを感じる様になっていた。
 私は この事が発覚する前の妻の様子を思い出していて、妻はまだ私を愛していると思った。
 これは私の勝手な思い込みで、そう思いたいだけかも知れないが、多少の浮気心はあったにしても、私と別れるほど本気になっているとは到底思えない。
 もしも そうだとすると、私が出て行ってから色々考えていて自棄になってしまったか、あるいは私が楠木の家を出てから家に着くまでの間に、楠木との間で何らかの話し合いがなされた可能性がある。
 私が家を出る前の妻は絶えずすがる様な目で私を見ていたが、楠木の所から帰って来ると、焦点の定まらない、全てを諦めたような虚ろな眼に変わっていた。
 それを思うと話し合いと言うよりも、楠木に電話で何か言われたのか。
 言い換えれば楠木に脅された事になるのだろうが、浮気が発覚してしまった今、妻に脅されるような材料は見当たらない。
 やはり妻は、私よりも楠木にひかれているのか。

 しかし楠木にしても、疑問の残る行動が目立つ。
 妻に未練がある様な事を言う割に、すぐに慰謝料を払って早くこの事を終わらせようともしている。
 何より、簡単に自ら体の関係を認めた事が気に入らない。
 妻との深い関係を誇示して、私に妻を諦めさせようと思ったとも考えられるが、それでも体の関係を簡単に認め過ぎる。
 景気の良い時ならまだしも、普通なら少しでも慰謝料を少なくしようとするか、出来れば払わずに済まそうとすると思うのだが、お金で済めば良しと思っている節がある。
 やはり私が聞きもしないのに自分からすぐに認め、その日の内に慰謝料を用意した事が納得出来ない。

 冷静に考えれば考えるほど、妻や楠木の考えている事が分からない。
 私の思い違いかも知れないが、妻は不倫の事よりも知られたくない事があり、楠木は妻への愛情とは違う理由で、妻に執着している様に感じる。


 翌日仕事が終ると、私の足は自然と楠木の会社に向かっていた。
 すると、みんな帰ったはずの工場に明かりが点いていて、先日話をした年配の男が1人で裁断をしている。
 「誰かと思ったら、あんたか。どうだった?駄目だっただろ?」
 私は先日少し話しただけなのに、何故かこの無骨な男に親近感を抱いていて、騙していた事を謝ってから優子の夫である事を告げた。
 すると男の態度が急に変わって、仕事をやめて後片付けを始める。
 「一緒にご飯でも食べに行きませんか?」
 「俺は仕事が終ってから、飯の前に1杯やるのが唯一の楽しみだから、外で飯は食わない。車で来ていて飲めないからな」
 そう言って車のドアを開けたが、急に振り返って私をにらんだ。
 「何を知りたくて俺に近付いたのかは知らんが、俺は何も言わないよ。仮にも ここで世話になっている身だからな」
そう言って車に乗り込んだが、エンジンは掛けずにドアを開けたまま、独り言の様に呟いた。
 「慰安旅行の酒は不味かった。この不況にあのケチが慰安旅行に連れて行ってやると言い出したから、珍しい事もあるものだと楽しみにしていたが、得意先を2人も連れて来て、何でもあいつら中心だ。あれでは従業員の慰安旅行ではなくて接待旅行だ。煙草まで買いに行かされて、俺は奴らの使いっ走りだし、パートさんはコンパニオンじゃ無いぞ。朝早くから酒を浴びて、バスに乗り込むなり触るは抱き付くはで、それだけならまだいいが、ホテルでは」

 慰安旅行の後、妻は工場の方に来なくなり、その夫である私が2度も訪ねて来た事で、何を知りたいのか察したのだろう。
 男は「ホテルでは」まで言うとエンジンを掛けて行ってしまったが、妻の事で何か知っていて、私にヒントをくれたのだと思った。
 仕事量が減って苦しい。
 慰安旅行に得意先の男が2人。
 パートさんをコンパニオン扱い。
 男2人の為の接待旅行。
 その夜、楠木は妻を抱いた。
 大事な接待の夜、楠木は自分だけ良い思いをするだろうか。
 私の脳裏には、おぞましい光景が浮かんできて、帰るとすぐに妻に対して鎌を掛けた。

 「慰安旅行では楠木だけでなく、得意先の人間にも抱かれたらしいな。それも2人に。楠木を入れると、1晩で3人の男の相手をしたのか」
 妻は驚いた顔をして私を見た後、大きな涙がこぼれるのと同時に、狂った様に叫び始めた。
 「私は社長と浮気しました。社長に抱かれました。でも他の男なんて知らない。1度に何人もの男の相手なんてしていない。私は社長に抱かれただけ」

 私は「1晩で」と言っただけで、1度に相手したとは言っていない。
 私の脳裏に浮かんでいたのは、1人が終わるとまた1人と、順番に部屋に入って来て妻を犯していく男達の姿。
 しかし妻の言葉から、笑いながら夜通し3人で妻をはずかしめる姿が浮かぶ。

 「私は社長に抱かれただけ。そんなひどい事はされてない。私は、私は」
 妻の取り乱し様はじん常では無く、それが妻の答えだった。
 「落ち着け!」
 私が強く抱き締めていると、妻は1時間近く狂った様に泣き続けた後、ようやく少し落ち着いて泣き止んだ。

 「何を聞いても驚かないから教えてくれ。俺は優子に起こった事の全てが知りたい」
 しかし妻は、ただうつむいているだけで反応が無い。
 「俺と優子は夫婦だろ。一心同体の夫婦だろ」
 妻は ようやく顔を上げると私を見詰め、大きくうなずいた後ぽつりぽつりと話し出した。


 慰安旅行には, 従業員の他に2人の得意先も参加していたが、彼らは朝から楠木の家で酒を飲んでいたらしく、バスが走り出すとパートさん達の身体を触ったり、抱きついたりして上機嫌だった。
 パートさん7人の内では, 妻が30代後半で1番若く、その上は40代後半が3人と50代が2人、あとの1人は60代だったので、最初、若い妻が標的になったが、妻は不快感を露にしたので尻込みし、バスの中では少し派手目の40代の2人が、主に犠牲になっていた。

 しかし夜の宴会では妻に執ように絡んできて、何とか酒を飲ませて酔わそうとする。
 妻は彼らが嫌で仕方なく、お酌をされても断って飲まず、酔った振りをして触ろうとすると、手をピシャリと叩いてにらみ付けていた。
 すると、その様子を見ていた楠木は、彼らがバスの中で標的にしていた40代の2人の横に移動した隙に,妻の前にやって来て、妻に酌をしながら、会社にとって2人がどれだけ大事な人間か諭し始める。
 「彼らを怒らせたら、うちは終わりだ」

 それを聞いた妻は彼らが再び戻って来ると、先ほどの様には強く断われなくなっていた。
 大人しくなった妻に気を良くした2人は、両横に座って身体を密着させながらお酌をし、手を握ってきたりお尻を触ったりしてくるが、社長が前に座ってにらんでいては、愛想笑いをするしか無い。
 その後も3人は妻から離れず、やがて宴会は お開きになって他の者が席を立ち始めても、両横には得意先の2人、前には楠木、後ろは壁の妻は立ち去れず、気が付くと宴会場には4人だけになっていた。

 他の者がいなくなると彼らの行為は更に大胆になって、ホテルの従業員が側で後片付けをしていても気にもせずに、抱き付いてきて頬にキスをしたり、両側から乳房をつかんで揉んだりもした。
 例え関係の無いホテルの従業員にでも、しらふの人間にこの様な惨めな姿を見られるのは数倍恥ずかしく、楠木が二次会を提案すると、この頃には強引に飲まされた酔いも回って来ていて正常な判断が出来なかった事もあり、妻は二次会に付き合う事を承諾してしまうばかりか、一刻も早くこの状態から逃げたい一心で「早く行きましょう」とまで言ってしまう。

 しかし妻が連れて行かれたのはカラオケルームで、そこでの妻は ほとんどホステス状態でお酌をさせられ、返杯に次ぐ返杯で3人相手に半強制的に飲まされ続けた。
 妻1人に対して相手が3人では、妻の酔いだけがどんどん酷くなって行き、楠木が歌っている間、得意先の2人に両側から触られても、手をはね退ける力も弱くなって行く。

 カラオケをしに来ているというのに、楠木が歌うか曲が流れているだけで、2人はもっぱら妻を触っているだけの状態だったが、妻が「触らないで」と言おうものなら「それなら酒ぐらい付き合え。楠木社長が二次会に行こうと言い出した時、俺達は気が進まなかったが、君が早く行こうと誘うから付き合ったんだぞ」と言われて酒を勧められる。
 妻は弱い方ではないが、既に限界を越えていて「もう飲めません」と断わると、1人に後ろから羽交い絞めにされて、もう1人の男に口移しで飲まされた。

 その様な行為が延々と続き、終に妻は泣き出したが、2人は それでも許さずに「泣いて場の雰囲気を壊した罰だ」と言って、動けない様に両側から押え付ける。
 妻は全てのボタンを外されて、2人の手によってむかれてしまい、下着だけの姿にされると「そろそろ、これも取ってしまおうか」とパンティーを引っ張られながら言われたので、妻は必死に押えながら許しを請う。
 すると楠木が仲裁に入り「これ以上は駄目です。うちの従業員を、そんなにいじめないで下さいよ」と言ってくれたので、妻はこれで助かったと思ったが「その代わり、下着姿でダンスをお見せします」と言われて奈落の底に突き落とされる。

 妻はブラジャーとパンティーだけの姿でテーブルの上に追い立てられ、身体を隠して座り込んでいると「早く立って踊らないと、裸にされてしまうぞ。曲に合わせて、適当に腰を振っていればいい」と楠木に耳打ちされる。
 またパンティーを引っ張られた妻が、手を振り払って立ち上がると、楠木は前に出て歌い始め、2人の男は足元に座って見上げながら「もっと足を開け」「もっといやらしく腰を振れ」と笑いながら冷やかし続けた。
 妻は少し動いた事で更に酔いが回り、崩れ落ちると下にいた2人に抱きかかえられ、ブラジャーを外されてしまったが抵抗する力も無い。
 その時 終了の時間を知らせるベルが鳴ったが、2人は妻の乳房にまとわりついて離れず、従業員が終わりの時間になった事を知らせに入って来た時は、妻は惨めな姿を見られた恥ずかしさよりも、これで助かったと安堵する。

 妻は自力では歩けない状態で、両側から支えられてホテルの部屋まで戻り、朦朧とした意識の中ベッドに放り出されると、3人の男がまだいるにも関わらず、酷い睡魔に襲われた。
 するとどこからか「脱いでしまった方が楽になるぞ」という声が聞こえて来た後、また誰かの手によって服を脱がされている様だったが、それが夢なのか現実なのかも分からない状態で、何の抵抗もせずに眠ってしまう。

 そこからの記憶は途切れ途切れで、気が付くとパンティー1枚の姿で男の膝に座らされていて、オッパイを揉まれながらキスをされていた。
 また意識が遠退いた後、気が付くと今度は全裸にされていて、先ほどとは違う男がオッパイに吸い付いている。
 下に目をやると、これ以上広がらないというほど大きく脚を開かれていて、もう1人の男が腹這いになって覗き込んでいたが、力無く「やめて」と言うのが精一杯で、身体が鉛の様に重くて自分では脚を閉じる事も出来なかった。
 次に息苦しさで気が付いた時には、口には硬くなったオチンチンが入れられていて、下では もう1人の男が最も感じる突起に吸い付いていたと言う。

2 名前:col

2022/08/22 (Mon) 22:54:16


 私は妻の惨めな気持ちを思い、これ以上聞くのをためらった。
 「どうして言わなかった?それが本当なら犯罪だ」
 妻は激しく首を振る。
 「感じてしまったの。私、感じてしまったの」
 妻がこの様な目に合った事自体信じられない思いだったが、その後、妻の口から更に信じられない言葉が飛び出した。
 「これは強姦ではなくて和姦だと言われました。私が喜んでいる証拠のビデオもあると」
 楠木は昼間旅行の様子を撮っていたビデオカメラを持って来て、妻の痴態を撮影していたらしい。

 私はこれまで妻の浮気を疑っていても、間違いであって欲しいと願うだけで、どこかで気持ちが逃げていた。
 浮気が確定した時は、これ以上関係を続けて欲しくないと願っていただけで、この様な事から早く逃げたいとさえ思った。
 心の中のどこかで、私さえ我慢すれば元の生活に戻れると、安易に考えていたのかも知れない。
 しかし今の私は、3人の男に対して殺意を覚えている。
 3人の男に対する怒りで狂いそうだった。
 この様な場合、強制猥褻や強姦を証明するのは簡単では無いだろう。
 ビデオの件もそうだが、訴えもせずに その後も妻が自ら楠木の家に通って関係を続けていてはなおさら不利だ。
 誰も証人のいない密室での出来事で、妻には一切怪我も無く、無理やりかどうかは水掛け論になる。
 訴え出ても、おそらく判決までは数年掛かり、その間妻は好奇の目に晒される。
 好奇の目に晒されるのは妻だけではなく、私や娘も同じ事だろう。
 仮に勝訴したとしても、妻が3人の男に辱められた事実は消えず、世間にとってこれ程面白い話題は無く、被告よりも特別な目で見られ続ける事は間違い無い。
 ましてや証拠不十分で敗訴にでもなったら、妻は1度に複数の男に抱かれて喜んでいた、淫乱な女だというレッテルを貼られる事になる。
 世間の人が これを聞けば、恐らく、ほとんどの人が、許すな、告訴しろと言うだろうが、その世間が同情を装いながら後ろ指を指す。
 男の私でも そう思うくらいだから、女の妻が訴えずに隠そうとした気持ちは頷ける。

 ただ疑問に思う事が無い訳では無い。
 私は妻がこの様な目に合っていた事を、みじんも感じ取れなかった。
 私が鈍感なだけかも知れないが、セックスを拒否されてようやく浮気を疑っただけで、妻が特別落ち込んでいた様子も無かったような気がする。
 逆を言うと、それだけ妻は惨めな自分を知られない様に、隠す事に必死だったのかも知れ無いが、それでも どこかに辛さや惨めさが現れても不思議では無い。
 そう考えると、最初は酔わされて無理やりされたのが事実であっても、その後は妻も、嫌がりながらも喜びを感じてしまったのかも知れないと疑ってしまう。
 妻の話が全て本当だとすると、この様な事を考えてしまう事自体、妻を酷く侮辱している事になるが、私は その疑問を拭い去る為に、全てを知りたくて妻に辛い質問を再開した。


 「辛いだろうが、全てを教えてくれ。その後どうなった?その後楠木に抱かれたのだな」

 妻の酔いは徐々に醒めてきたが時既に遅く、獣の格好にさせられて1人に後ろから入れられている状態で、もう1人には口を汚されていたと言う。
 2人は妻の身体を散々もてあそび、ようやく満足して自分達の部屋に帰って行ったが、今度は残った楠木にバスルームに連れて行かれ、指で開かれて中までシャワーを浴びせられる。
 2 人の男に責め貫かれ、上下の口を同時に汚されるという 常識では考えられないような行為をされた妻は、ベッドに連れて行かれて 身体を開かれても、ショックから立ち直れずに抵抗する気力さえ失っていて、心の無い人形のようにベッドに身を横たえて、楠木に されるままの状態だった。
 しかしそんな妻も女の性からは逃れられずに、夜が明ける頃には自ら楠木の背中に手を回していたと言う。

 他の者が起き出さない内に部屋に戻ろうとする楠木に「この事が知れれば、恥を掻くのは優子だ。何しろ、1晩中あんな恥ずかしい声を上げ続けていたのだから」と言われた妻は、旅行中は他の者に知られない様に、眠気を隠して何事も無かった様に振る舞うのがやっとで、家に帰ると今度は私に知られないように、平静を装うのに必死だった。

 「確か旅行に行く前は、優子達だけツインに3人だから、1番若い優子がエキストラベッドになると言っていなかったか?」
 「女性は奇数なので、私達1組だけは3人部屋になると聞いていました。でもホテルに着くと、エキストラベッドでは可哀想だからと、女性用にツインが3部屋とダブルの部屋が用意されていて、部屋割りを見ると私1人がダブルの部屋になっていて・・・」
 これは酔った勢いで起こった事ではなく、最初から仕組まれていたのだと思った。
 「得意先の2人とは誰だ?」
 「1人は50代半ばぐらいの問屋の社長で、池田社長と呼ばれていました。もう1人は30歳前後の若い社員で、量販店をいくつも抱えている大きな問屋の跡取りだと聞いています。社長は若と呼んでいましたが、名前は確か遠藤だったと・・・」
 若い方の男は、昨日 楠木の家から逃げるように出て行った、スーツ姿の男だと直感した。
 「もしかして、昨日楠木の家に来ていた男か?」
 妻は小さく頷いた。
 「この様な事をされたのに、どうして仕事を辞めなかった?」
 「あの夜の私の行動を不信に思った人もいて、あのまま辞めて私がいなくなれば、余計疑われて噂になってしまい、いつかあなたの耳に入ると・・・それに1番年上のパートさんは、有希の同級生のお婆ちゃんで・・・だから・・・噂になれば、有希の同級生のお母さん達にもいつか知られて・・・とにかく、あそこから離れるのが不安で怖かった」
 「それにしても、あそこには優子に酷い事をした楠木がいるのだぞ。その話が本当なら、2度と顔を見たくないだろう。会うのが怖いだろう」
 「怖かったです。でも社長には逆に、お互いに酔っていたから、夢を見たと思って忘れろと言われて・・・」


 しかし妻の判断は間違っていて、最悪の方向に進んで行く。
 数日が経ち、仕事が終って帰ろうとした時に楠木に呼び止められて「旅行中に撮ったビデオの鑑賞会をするから、明日はここではなくて自宅に来い」と言われる。
 危険を感じた妻が断わると「俺達だけでは寂しいから、それなら誰か他の者を呼ぼう。井上がいいかな」と妻が1番知られたく無い、娘の同級生の祖母の名を出す。

 翌日仕方なく家に行って、楠木に案内された部屋のドアを開けると、案の定あの2人がいたので、妻はドアの所に立ったまま中には入れない。
 そこから画面を見ると、観光地での様子などが映っていて「心配しなくても、今日は誰も酔ってはいない。みて見ろ。ただのビデオ鑑賞会だ」と楠木に後ろから押される。
 妻は2人から離れた所に座ったが、心配でビデオを見るどころではなかった。
 すると急に2人から歓声が上がり、画面を見ると今までとは違い、下着姿でベッドに横たわる、自分の姿が映し出されていた。
 妻は立ち上がって部屋を出ようとしたが、ドアの近くに立っていた楠木に腕をつかまれる。
 すると座っていた2人が立ち上がって近付いて来たので、妻の脳裏にあの夜の恐怖が甦り、何とか逃げ出そうと激しく抵抗したが、男3人の力には勝てるはずも無く、無理やりテレビの前に連れて行かれると2人に押え付けられ、残った1人に髪をつかまれて、無理やり自分が辱められている映像を見せられた。

 その日を境に、妻は楠木の自宅に勤めるようになり、毎日の様に3人の内の誰かに抱かれ、それは2人同時の時もあり、時には3人に責められる事もあった。
 楠木は妻に「ここにいる時は旦那や子供の事は忘れて、全く違う人間になってサービスする事に専念しろ」と言って、妻が着た事も無い様な服を買い与え、下着までも派手な物に着替えさせるようになる。

 「どうして俺とのセックスを拒んだ」
 妻の表情が険しくなった。
 「それは・・・」
 「それは何だ!」
 「言えない・・・許して」
 3人にもてあそばれていた事まで話した妻が、言えないと言って黙ってしまった事で、まだこれ以上の事があるのかと怖くなる。
 「全てを正直に話してくれ。そうでないと、俺は一生優子の事で要らぬ想像をして、苦しみながら暮らさなければならない」
 「その頃から・・・縛られる様になって・・・」
 初めて縛られて辱められた日、妻は何とかこの様な行為から逃れたくて、特にあとは残っていなかったが「こんな事をされたらあとが残ってしまって、夫にばれてしまいます。こんな事はやめて下さい」と抗議した。
 すると それが逆効果になってしまい「あとが残らないように、軟らかい専用の縄をわざわざ買って来て使ってやっているのに、それでもあとが残るから嫌だと言うのなら、今日から旦那とのセックスを禁止する。それならばれる心配も無いだろ」と言われ、毎晩9時丁度に電話を入れる事を義務づけられる。
 「トイレで電話していたのがそれか?毎晩、何を話していた?」
 「今夜も主人には・・・絶対に抱かれませんと・・・誓わされて・・・」
 妻は何度も行くのをやめようと思ったが、その後も撮られていたビデオの存在が決心を鈍らせた。
 「毎回ビデオに撮られていたのか?」
 「いいえ・・・旅行の時を入れて・・・4度ほど・・・」
 「そのビデオで脅されていたのか?」
 「脅す事はしませんでした。でも・・・冗談の様に言う事があって」
 楠木は汚い奴で、はっきりと脅す事はしなかったが、冗談の様に「このビデオを見て、ウンチもしないような顔をして澄ましている優子がこんな凄い事をしていると知ったら、さぞかしみんな驚くぞ。他の者には見せないが」と言ったりして脅す。


 しかし妻に2の足を踏ませていたのは それだけではなく、楠木に対する恐怖心だった。
 旅行から帰ってから最初にもてあそばれた日、終わってから涙が止まらない妻に楠木は、奥さんとの本当の離婚理由を明かす。
 「2人に抱かれたぐらいで、怒って出て行きやがった。この不況に、少しは協力すれば良いものを、本当に勝手な奴だ」
 楠木は再婚で奥さんは若く、妻よりも少し年下だったと言う。
 楠木の会社は主に3社を相手に商売していたが、その内の1社が倒産し、ただでさえ中国製品に押されて困っていた楠木は、残った2社からの注文を増やそうと考えた接待が、自分の妻を抱かせる事だった。
 これだと同じ秘密を持つ事で離れられなくなり、同じ女を共有する事で親近感も増して、より親しくなれると考えたのだ。
 楠木は2人を家に呼び、自分は用を作って外出して、2人に奥さんを襲わせた。
 しかし、当然奥さんは怒って2人を訴えると言い出して聞かないので、今度は自分の目の前で襲わせて、2人に辱められている奥さんに向かって「これは俺の性癖で、夫婦のプレーの一環だから、訴えても俺が証言するから無駄だ」と言ったそうだ。
 奥さんの金遣いの荒さが原因で離婚したと聞いていた妻は驚くと同時に、楠木に対しての恐怖心を植え付けられてしまう。

 「あの男が来ていたと言う事は、昨日も・・・・」
 「ごめんなさい。着いてすぐに玄関で、今後ここには2度と来ないと言ったら、最後に2人に抱かれてくれれば、これで最後だと相手を納得させられるのでビデオも処分すると言われて・・・1人は忙しくて急には来られなかったけれど・・・あの男に・・・」
 「本当にそれで、縁を切ってもらえると思ったのか?」
 妻はうつむいてしまう。
 考えながらではなくて淡々と話す妻を見ていて、話している内容に嘘は無いと感じた。

 しかし、その淡々と話す姿に、何かズッキリしない物を感じてしまう。
 最初こそ泣いて取り乱したが、それは惨めな自分を私に知られるのが耐えられなかった涙だろう。
 これだけつらい体験なのに、その後は泣きもしないで話す妻。
 最初の頃は恥ずかしくつらい事だったかも知れないが、妻自身ずっとつらかったと思い込んでいるだけで、本当は徐々につらい出来事ではなくなっていたのかも知れない。
 言い換えれば、つらく苦しい中にも、喜びを見出したのでは無いだろうか。
 この先どうなるか分からない不安の中、つらさを快感に変える術を見付けたのでは無いだろうか。
 そうでなければ3ヶ月もの間、毎日の様にこれだけのつらい思いをしていれば、精神的に そう強くも無い妻は、多少精神に異常を来たしていても不思議では無い。
 今も話しながらつらくて惨めな自分を思い出しているはずで、泣きじゃくって取り乱しても不思議では無い。
 しかし妻は、泣きもしないで淡々と話す。
 自分が壊れてしまわない様に、苦しみを少しでも喜びに変えられる様な機能が妻にあるとすれば、苦痛を少しでも快感に変えられる様な機能が妻にあるとすれば、自分を守る為に、その様な機能が備わっている人間がいるとすれば、妻は正しく その様な人間だったのでは無いだろうか。
 気持ちでは どんなに拒否して嫌がっていても、それ以上に身体が喜んでしまっていた事が、妻に訴える事をちゅうちょさせ、苦しみながらも気がつくと楠木の家に足を運ばせていたのかも知れない。
 私は楠木が撮ったという、ビデオを見てみたくなった。


 翌朝、私は楠木の家に向かった。
 暗い夜に考えているのと違い、明るい朝では割と冷静になれたつもりだったが、楠木の顔を見た瞬間、手が出てしまう。
 私が人を殴ったのは初めてかも知れない。
 幼い頃に取っ組み合いの喧嘩をした事はあるが、殴った事は無い様な気がする。
 私はボクシングを見るのが好きで、パンチは どの様に打つか頭の中では分かっていたが、やはり理論と実践とでは大違いで、腕の振りは大きく、おまけに最初から力が入ってしまっていて遅い。
 それでも楠木の頬にヒットしたという事は、楠木もこの様な事には慣れていないのだろう。
 「何をする!」
 「それは自分の胸に聞け!」
 妻が全て話した事を言うと、楠木は殴られた事よりも驚いたようだ。
 おそらく、妻は恥ずかしくて絶対に話せないと思っていたのだろう。
 「そんなものは、優子が自分を守りたくて言った、作り話だ。あれは犯罪でも何でも無い。優子も納得して喜んでした事だ。でもこれは違う。暴力は立派な犯罪だ。警察を呼んでやる」
 楠木が携帯を取り出すと、流石に私は焦っていた。
 なぜなら、妻に3人を訴えさせる事は考えていなかったが、警察沙汰になれば妻の事を話さなければならない。
 そして私の罪を軽くする為に、訴えることになるだろう。
 そうなれば考えていたように、好奇の目に晒されて被害を受けるのは妻であり、私や娘なのだ。
 「呼ぶなら呼べ。こちらも訴えてやる」
 訴える気は無かったが、このままでは引けずに強気に出てそう言うと、楠木は手を止めて薄ら笑いを浮かべた。
 「どうぞ、訴えてくれ。世間に優子が淫乱だと知れるだけで、私は痛くも痒くも無い」
 楠木は余程自信があるのだろう。
 妻の話が嘘で無ければ、それだけ用意周到に練られた計画であった事を意味していた。
 「優子は喜んで抱かれていたのだから、その様な訴えが通るはずは無い。私が人妻を抱いたのは事実だが、その事が世間に知れても、妻も子供も親兄弟もいない、守るものなど何も無い私にはどうでも良い事だ。そもそも、その事は慰謝料を払って決着している」
 確かに守る家族もない楠木は、私よりも強い立場かも知れない。
 楠木が手に持っていた携帯を開いた時、私は苦し紛れに2人の名前を出した。
「池田と遠藤も同じ考えか?」

 すると楠木の表情は一瞬で強張り、今迄とは違って落ち着きが無い。
 「あの2人は関係ない。私が優子に接待を頼んだだけだ。あの2人は優子の接待を受けただけだ」
 「接待?無理やり酒を飲ませて卑猥な事をさせ、意識がなくなったところを3人でなぶり者にしたのが接待だと!」
 「だから、そんな事はしていない。この事は、優子も旅行前から納得していた。いや、納得したと言うよりも楽しみにしていた。それでもいざとなると少しは罪悪感が出て来たのか、自分から浴びるほど飲んで酔っただけで、これは全て合意の上だ。あんたにばれたので優子は自分を守る為に、苦し紛れにそう言って逃げただけだ」
 楠木の顔からは余裕が消えて動揺しているのが分かったが、守るものがない楠木が、得意先2人の事でそこまで動揺する訳が分からない。
 2人を怒らせて仕事が減っては、食べていくのに困るのは分かるが、 2人の事で そこまで動揺するほど今の仕事に愛着があるとも思えず、そこまで仕事熱心な男だとも感じられない。
 ただ訳は分からなくても、楠木の弱点は池田と遠藤である事が分かった私は、ここに来た目的を達成させる為に、2人を交渉の道具に使おうと決めた。
 「お前の話だけでは信用出来ない。今から池田と遠藤に会ってくる」
 「あの2人は関係ない」
 「そうは行かない。今から会社に怒鳴り込んでやる」
 私が立ち上がると、楠木も慌てて立ち上がった。
 「優子も喜んでいたという、証拠のビデオがある。それを見ればあんたも納得するはずだ」
 「お前がビデオの事を話したから、俺も本当の事を話そう。俺が今日ここに来た本当の目的は、そのビデオを取り戻す為だった。仮に勝訴しても俺達夫婦は世間から笑われる。だからこの様な事は早く忘れたいと思ったが、妻からビデオの存在を聞いて、そんな物をも持たれていては、忘れる事など出来ないと思った」
 私は わざと弱気なところを見せた。
 「それならビデオを渡すから、今日のところは帰ってくれ」
 案の定、楠木は、ビデオを渡せば全て形がつくと思ったようだ。
 「しかし、ここに来てお前の顔を見たら、自分はどうなっても良いから、お前達をつぶしたくなった」

 今度は少し強気の事を言うと、楠木は小走りで部屋を出てビデオテープを持って来たが、それは3本だけだった。
 「妻の話しだと、もう1本あるはずだ」
 「確かにあるが、大事な証拠のビデオを全て渡す事は出来ない」
 私は妻が どの様な事をされて、どの様な反応を示したのか知りたい気持ちもあったが、それよりも楠木が妻の恥ずかしいビデオを保管している事が嫌だった。
 「お前は やはりそう言う男だった。交渉決裂だ。こうなったら名誉毀損も糞も無い。今から池田と遠藤の会社に怒鳴り込んでやる。刑事で訴えてお前が言う様に駄目だった場合、貞操義務違反の民事で裁判にしてやる。お前に弱味が無いのなら、先ずは あいつらをつぶしてやる。刺し違えてでも、必ずつぶしてやる」
 楠木は、私が2人の所には行かない事を条件に、ビデオを全て渡すと言い出した。
 「よく考えれば、俺達が無理やり犯したという証拠も無い。優子が自分の意思で、喜んで抱かれに来ていたのだから、その様な証拠があるはずも無い」
 「ビデオを見て、どのビデオでも妻が本当に喜んでいたら、諦めて離婚する」
 私がビデオを取り返したい一心で、更に口から出任せを言って安心させると、楠木は信じたのか声を出して笑い出す。
 「それならビデオを渡してやろう。あれを見たら離婚は確実だから、ビデオは離婚してから、またゆっくりと撮ればいい」

 妻が私と別れれば、妻は またここに来ると思っている。妻は それほど喜んでいたのだろうか。
 私はダビングして何本も持っていないか確かめる為に、ビデオを取りに行く楠木の後をついて行った。


 妻は私がビデオを持って帰って来た事を知ると、私の手から奪おうとしてつかみ掛かって来た。
 「返して!これは見ないで!お願い、返して!」
 私が無言で妻を突き飛ばし、[1]とだけ書かれたテープをデッキに入れると、妻は泣きながら部屋を飛び出して行ったが、画面の中ではその妻が下着姿で横たわっている。

 すると池田だと思しき男がパンツ1枚の姿で登場し、妻を抱き起こしてキスをしながら、ブラジャーを外して優しく乳房をもみ始めた。
 「人妻らしい、ムチムチとした身体がたまらんな。白い身体に、この黒い乳首がまたいやらしい。さあ、ここはスペシャリストにお願いしようか」
 「何ですか?そのスペシャリストと言うのは?」と楠木が聞いた。
 池田が妻を そっと寝かせて離れると、やはりパンツ1枚になった遠藤がベッドに上がって、いきなり乳房に吸い付いた。
 「遠藤君はオッパイフェチらしい。楠木社長は見ていなかったが、最初に圭子さんを抱いた時、延々とオッパイを吸ったり揉んだりして、圭子さんを大人しくさせてしまった」と池田が答えた。
 圭子さんとは、楠木の別れた奥さんのようだ。
 その後、どれほどこの状態が続いたのか分からないが、画面では池田が全裸になっていて、突き出たお腹の下では、短いが黒くて太いオチンチンを既に勃起させていた。
 「楠木社長。ここを撮ってくれ」
 池田の指差す妻の股間がアップになると、そこでは薄い布が濡れて張り付き、妻の形をあらわにしていた。
 「好きこそ物の上手なれか。意識がもうろうとしているのに、遠藤君にオッパイを責められただけで、こんなに濡らしてしまっている」
 「池田社長。そろそろ御開帳と行きませんか?」と楠木言った。
 「そうだな。さて、優子奥様はどんなオメコをしているのかな?優子奥さん、こんなに濡らしていては気持ち悪かっただろ?私が脱がしてやろうな」

 池田はパンティーを抜き取ると、妻の脚を大きく開いてその間にうつ伏せになり、顔を近付けて覗き込んでいる。
 「や・め・て」
 その時 妻の弱々しい声が聞こえた。
 「気が付いたか?」
 妻の顔がアップで映ったが、目は開けていても焦点は定まらない。
 「そうでなくては面白くない。よし、そろそろ1度楽にしてあげような」
 しかし妻は、依然焦点の定まらない目で、ただぼんやりと上を見ていた。
 「返事は どうした?こんなに濡らしているくらいだから、このままでは辛いだろう。早く楽にして欲しいだろ?」
 妻はゆっくりと頷いてしまったが、もうろうとした意識の中、楽にしてやるという言葉しか頭に入らず、その意味など考える事が出来なかったのだろう。
 「そうか、そうか。それなら、使用前、使用後じゃないが、その前にこのいやらしいオメコを撮ってもらおう。遠藤君、手を貸してくれ」

 2人が両側から脚を持ち上げ、胸に着くほど折り曲げて、更に それを左右に大きく開いた為に、濡れていた妻のそれは少し口を開いてしまった。
 「ほー。なんていやらしいオメコなんだ。早くも口を開いて、催促しているぞ」と池田が言った。
 「奥まで撮れる様に、指でマンコをもっと開いてもらえませんか?」と楠木が要求した。
 「外観はポッテリとしていていやらしいのに、オマンコの中は綺麗ですね」と遠藤が言った。

 3人の会話から、妻に『オメコ』と言わせていたのは池田だと分かった。
 池田が「もう我慢出来ん」と言った。
 妻の脚を下ろして大きく開き、その間に腹這いになった池田が、妻が出した液体を吸い取る様に音をたてて舐め始めると、遠藤もまた乳房に吸い付いた。
 「ウーン・・・ウン・・・ウン」
 その時 妻の口からこもった声が漏れる。
 すると池田は口を離し、遠藤の反対側に座って今まで吸い続けていた所を人差し指で そっとこすりながら、妻の顔を覗き込んだ。
 「気持ちいいのか?どこが気持ちいい?ここか?」
 「ウッ・ウッ・ウー・・・ウッ」
 「それともここか?」
 「アア〜〜〜」
 「教えてくれないと、分からないぞ。オメコをさわって欲しいのか?」
 「アッ・・ウーン・・ウーン」
 「それとも、この顔を出したオサネか?」
 「ア〜〜・・アーン・・・アッア〜〜」
 声のトーンで分かっているはずの池田は、それでも妻をいたぶり続ける。
 「オマンコか?それともオサネか?」
 「アッ・アッ・アッ・アッ・アッ」
 妻が登り詰めようとしているのが分かる。
 こんなに早くと思ったが、ビデオでは所々、切られていて全てを写されている訳では無いので、かなりの時間責められていたのかも知れない。
 いや、本当はカラオケボックスではずかしめられた時から、嫌だと思いながらも既に感じてしまっていて、身体に火が点いてしまっていた事も考えられる。
 「そうか。両方いやか」
 池田は意地悪く、指の動きを止めてしまう。
 すると妻の腰は、動かない指にオマンコをこすり付けるような動きを始めた。
 「ハッハッハッ。みんな見てみろ。裕子奥様の腰が、はしたなく動き出したぞ」
 3人の笑い声が響き渡る。


 いくら酔っていて羞恥心が薄れているとは言っても、私には信じられない光景だった。
 まだ少しもろうとしているといえども、意識が徐々に戻ってきている妻が、3人の男に見られながら、いやらしく腰を動かしている事が信じられなかった。
 そもそも、人前で水着になる事も恥ずかしくて出来ない妻が、3人の男の前に裸体を投げ出している事自体、信じられない光景だった。

 池田が「優子奥様のオメコ汁で、指がビショビショだ」と言った。
 その部分がアップになると、シーツには染みが広がっていて、池田の指に付いた液体は、妻が激しくこすり付けているせいで白濁している。
 この時には遠藤も乳房を責めるのをやめてしまい、いやらしく動く妻の腰を、ただじっと見ていた。
 「アッ・アッ・アッ・アッ・イヤ・イヤ・イヤ」
 池田が「我慢しなくてもいいぞ。1度気をやって楽になりなさい」と言うと、妻は「イヤ・イヤ・イヤ・アア〜〜〜〜」と答えた。
 妻は3人に見られながら、それも動かぬ指に自らこすり付けて達してしまった。

 遠藤は「もう我慢出来ない。上を使いますよ」と言って急いでパンツを脱ぐと、先だけが顔を出した、細くて長いオチンチンが勢いよく飛び出す。
 遠藤は妻の顔の横に座ると、大きな息をしている妻の手を取って、上から包むように自分の手を添えると、わざわざ妻の手を使って包皮をずり下げる。
 するとピンクに近い鬼頭全体が顔を出し、それを妻の口に押し付けて、あごをつかんで口を開けさせた。
 「ウグ・・ウグ・・ウー・・・ウー」
 池田は「昼間逆らった罰に、休憩はなしですよ」と言った。
 池田は また妻の脚の間に寝転ぶと、わざと大きな音をたてて舐め始める。
 遠藤は「舌を使え。舌を動かさないか」と言った。
 妻にわざわざ包皮をむかせた事もそうだが、動かない妻に焦れて、顔に覆い被さる形で腰を使い出した遠藤を見ていると、この男の異常さに怖さを感じる。
 池田は「そろそろ優子奥様の、オメコの具合を確かめさせてもらおうか」と言った。
 池田は起き上がると黒い物を妻のオマンコに当て、感触を確かめるようにゆっくりと腰を進める。
 楠木が「池田社長。優子の具合はどうです?」と聞くと、池田は「かなりいい道具を持っているぞ。入れているだけで、グイグイ締め付けて来る」と答えた。
 楠木が「圭子とは違い、おそらく優子にとって社長は2人目の男ですよ」と言うと、池田は「そうか。旦那以外、男を知らないか。私が人生2人目の男か。それなら,旦那だけが男では無い事を教えてやらないと」と言った。
 池田は感激したのか、急に激しく動き出す。

 今見ているのは、妻がはずかしめられているビデオだと分かっていても、そう思って見ると余りにも惨めなので、知らぬ内に妻とは別人の女を見ている様な感覚で見ていた。
 しかしこの言葉で、嫌でも私の妻だと実感させられる。
 私しか知らない私だけの妻が、私だけの女で無くなった事を思い知らされる。
 妻の中に私以外の男が入るとは、どの様な事なのか分からない。
 その男の形がつく訳ではなく、汚されれば洗えばいい。
 しかし単に入っただけでは無く、もっと深い意味が有る事は、この悔しさが証明していた。

 楠木は「そのまま出さないで下さいよ。妊娠だけは困りますから」と言うと、池田は「そうだな。しかし気持ち良過ぎて、ここから出る決心がつかない」と答えた。
 画面に楠木の手だけが映り、そこにはコンドームが握られていた。
 「仕方ないか」
 池田はコンドームを受け取って、名残惜しそうにゆっくりと抜き去る。
 当然, 妻は安堵の表情を見せると思ったが、私の期待はあっさりと裏切られ、妻は顔を激しく左右に振って遠藤のオチンチンを吐き出すと、大きな声で叫んだ。
 「イヤ〜」
 「そうか。そうか。優子奥様も待たされるのは嫌か。あのままして欲しかったか」と池田は言った。
 すると遠藤が「こら!ちゃんとくわえていないか!」と叫んだ。
 池田が「遠藤君、その体勢は辛いだろ。今の内に四つん這いにさせたらどうだ?」とアドバイスした。
 「そうですね。その方が私も楽です」
 遠藤は妻をうつ伏せにして、軽く何度もお尻を叩く。
 「はい、ケツを上げろ。もっとだ。もっと高く上げないか」
 妻が お尻だけを突き上げた惨めなかっこうになると、遠藤は顔の前に硬く上を向いたオチンチンが来る様に、妻の下に滑り込む。
 「早くわえろ」
 しかし妻は動かない。

 その時コンドームを着け終えた池田が妻の後ろに膝立ちになり、じらす様に手で持って妻にこすりつける。
 「早く楽になりたいだろ?それなら遠藤君の言う事を聞きなさい」
 すると妻は片手で遠藤のオチンチンをつかんだが、さすがに自分から口に含む事は出来ない。
 「早くこれで往生したければ、遠藤君も気持ち良くさせてあげなさい」
 池田に先だけを入れられた妻は、もっと奥まで入れてもらおうとお尻を押しつけるが、池田もその分腰を引いてじらした。
 妻は奥まで向かい入れようとお尻を振り始めたが、それでも入れてもらえないと知ると、とうとうつかんでいた物を口に含んでしまった。
 遠藤は「ただくえているだけでは駄目だろ。こうやって動かすんだ」と言い、妻は頭を両手でつかまれて、無理やり上下に揺すられ、それを見た池田は一気に腰を前に進めた。
 「ウグー」
 もう妻の頭に遠藤の手は添えられていなかったが、池田の腰の動きに合わせて、必死に頭を上下させている。
 遠藤が「とうとう舌まで使い出しましたよ」と言った。
 池田の腰の動きが更に早くなると、妻はたまらず口を離した。
 「アッ・アッ・ア〜・・アア〜〜」
 すると池田も動きを止めてしまう。
 「イヤ・イヤ〜」
 池田は「優子奥さん、お口がお留守ですよ」と言った。
 妻は必死の形相で口に頬張り、激しく頭を上下させる。
 遠藤は「よほど池田社長のオチンチンが気持ちいいとみえる。おおっ、そんなに激しくしたら出てしまうだろ。普段はあんなにおしとやかなのに、結構激しいんだな」と言った。
 池田は「私も出したくなって来ました。優子奥さんはどうです?もう気をやれますか?」と聞いた。
 妻は咥えながら、小刻みに何度も頷く。
 「まだですか。それならもう少し我慢しましょう」

 楠木は「池田社長は、案外意地悪なのですね」と言った。
 池田は「何がです?優子奥様が返事をしないのに、私達だけ終わっては可哀想でしょ。普通気をやる時はイクとか何とか言って、男に教えるものです」と答えた。
 「ウウーン・・・・ウグ・・ウグ・・ウウッ・・ウグ」
 「ウグ?イクではない様だし、何を言っているのか分かりません」
 その時 遠藤が妻の頭を押えた。
 「口から出すなよ。そのまま続けろ」
 「ウグ・ウグ・・・ウッ・ウッ・・ウグ・ウグ〜〜〜」
 妻は うつ伏せに崩れ落ちたが、すぐに腰をつかまれて元の体勢に戻される。
 池田は「まさか自分だけ気をやる様な、はしたない事はしていませんよね?さあ、3人仲良く気持ち良くなりましょう。優子奥さんに合わせますから、ちゃんと教えて下さい」と言った。
 しかし遠藤のオチンチンを口から出す事を許されない妻は、ちゃんと声を出す事が出来ず、また追い詰められて行く。
 「ウグ・ウグ・・ウグー」
 遠藤は「俺を早く終らせれば。口が自由になるものを」と言った。
 それを聞いた妻は、音が聞こえてくるほど激しく舌を使いながら、必死に頭を上下させた。
 「いいぞ。その調子だ。そろそろ出してやるから飲めよ。出すぞ、飲めよ」
 しかし妻は飲み込めずに、白い液体をよだれのように口から垂らしていた。

 池田は「気をやりたくなったら、いつでも言って下さい。優子奥さんに合わせてあげますから」と言った。
 「イク・イク・イク・・・アアー・・イク・・もうイク・イク」
 「ただ『イクー』なんて、はしたないですよ。上品な奥様は ただ教えるだけではなくて、どこで気をやるのか説明してから気をやるものです。優子奥さんも、ちゃんとどこで気をやるのか説明出来る様にならないと」
 「ダメ・・イク・イク・イクー・イクー」
 「だから、何処でイクのですか?口ですか?それともオサネですか?」
 「アア〜ン・・もうダメ〜・・・イク・イク・イク・・ダメ・ダメ」
 「駄目な奥様だ。これから長い付き合いになるのだから、今日のところは気をやる事を教えてくれただけでも良しとしましょう。さあ、思い切り気をやりなさい」
 池田の動きが更に激しくなると、妻は狂ったように頭を左右に振り、髪を振り乱して登り詰めた。
 「イク・イク・アッ・アッ・アア〜・・・アアア〜〜〜〜〜」

 楠木が「電池が無くなりそうなので、撮影はここでやめます」と告げた。


 楠木の声と共にビデオは終わり、私は何も映らない画面を見ながら考え込んでいた。
 確かに妻は感じていた。
 意識が無い時ならいざ知らず、最後の方は正気に近かったと思う。
 男が女3人に犯されたとしたら、気持ち良くなってしまうだろうが、女が男3人に犯されて、イクほど感じてしまうだろうか?
 初めての男達に辱められるという、極限に近い恐怖と羞恥の中、あのように感じる事ができるのだろうか?
 映っていないところで、妻は抵抗を見せたかも知れない。
 妻が拒否した所は、故意に映されていないだろう。
 しかしこれを見る限り、私には妻が強く拒否したとは思えなかった。

 また妻に対して強い不信感が募り、気が付くと[2]と書かれたテープを、デッキの中にセットしていた。
 明らかに[1]のビデオは、強姦では無い言い訳のためと、妻を脅して繋ぎ止めておくために、最初から計画されていたのだろう。
 しかし[2]のビデオは途中で思い付いたのか、広い和室の中央に敷かれた布団の上で、仰向けに寝かされた妻の股間に遠藤が座り、既に腰を前後に動かしている場面から始まった。
 一方、妻の顔の横には池田があぐらをかいていて、妻の髪を撫でながら顔を覗き込んでいる。
 妻はといえば池田のオチンチンを握らされていて、その手をこするように動かしながら、可愛い声を上げ続けていた。

 池田が「気持ちいいかい?」と聞くと、妻は何度もうなずく。
 「この前、2人でした時に教えたでしょ?ちゃんと声に出して返事しなきゃ駄目だと」
 「・・・はい・・イイ・・気持ちイイ」
 これはいつ撮られた物か分からないが、妻は池田に対して素直になっていた。
 「何処が気持ちいいか言ってごらん」
 「・・・イイの・・気持ちイイの」
 「だからどこが?この前は何でも言えたでしょ?今日は2人だけでは無いから、恥ずかしいのかな?」

 池田が遠藤に目配せすると、遠藤は動きを極端に遅くしたので、妻は快感を得ようと自ら腰を動かし出す。
 「イヤ・そのまま・・・・アーン・・イヤ」
 遠藤が「こんなに腰を使って催促するとは、見掛けと大違いで、本当に助平な奥さんだ」と言った。
 「イヤ・・・アッ・アッ・・言わないで・・・そんな事言わないで」
 「だって、本当の事だろ。いい加減に、自分が助平な事を認めろよ。そんな事ばかり言っていると、やめて抜いてしまうぞ」
 「イヤ・イヤ・イヤ」
 「イヤなら、優子は助平な女ですと言ってみろ」

 池田が「ほら、遠藤君を怒らせてしまった。もっと素直になりなさい。もう何でも答えられるね?言われた質問にちゃんと答えれば、もっとオメコを気持ち良くしもらえる様に、私が遠藤君に頼んでやるから。さあ、何処が気持ちいいか言ってごらん」と言った。
 「オメコ・・・オメコがイイの・・・オメコが気持ちイイの」
 妻はすんなりと、卑猥な三文字を口にしてしまう。
 「よしよし。遠藤君、ご褒美に激しく突いてやってくれないか」
 遠藤は激しく動き出し、池田は子供を褒めているかの様に妻の髪を撫でている。

 遠藤は「池田社長の話は本当だったんだ。まさかこんな上品な顔をした優子の口から、オメコなんて言う言葉が聞けるとは」と言った。
 池田は自慢げに遠藤を見ると、妻の頬を両手で挟んで自分の方を向かせた。
 池田は「なんだ?もう我慢出来ないのか?それなら目を閉じていないで、私の目を見ながら気をやりなさい」と言った。
 完全に感じさせられてしまっていた妻はかたく目を閉じて、イヤイヤをする様に激しく顔を左右に振っていたが、池田にその動きを止められ、目を開くとすがる様な目で池田を見つめている。
 「遠藤君のチンボは気持ちいいか?」
 「イイ・・気持ちイイ・・アア〜ン」
 「だから、チンボは気持ちいいか?」
 「アッ・アッ・・イイ・イイ・チンボイイ・・・チンボ気持ちイイ」
 池田は妻が卑猥な言葉を口にする度に、俺が仕込んだと言わんばかりに遠藤を見る。
 「オメコいきそうか?オメコでいくのか」
 「イク・・オメコ・イク・・アッ・アッ・アッ・・・」
 「オサネも触ってやろうか?」
 「アー・・オサネ・・アア〜・・オサネして・・・アアーン・・・して・・オサネして〜」
 池田は妻の頬に添えていた片方の手を、遠藤と妻の結合部に伸ばした。
 「ア〜〜〜・・・イイー・・・オサネ・イイ〜」
 「これで、もっと深く気をやれるだろ?」
 「ア〜・・イク・イク・イク・イク・・・」
 「こら、目を閉じるな!ちゃんと私の目を見て」
 妻は限界が来たのか池田の目を見つめながら、これ以上我慢出来ない事を、顔を小刻みに振って訴えていた。
 しかし池田は意地悪く、妻に対して質問を続ける。
 「どこでイク?」
 「オメコ・・オメコ」
 「オメコだけか?ここはしなくて良いのか」
 「イヤー・・・オサネも・・オサネもイクー」
 「何でいかせてもらう?」
 「もう聞かないでー・・イヤー・・チンボですー・・・いかせて〜〜」
 妻はついに泣き出してしまった。
 「よしよし。もう気をやってもいいぞ。その代わり私の目を見ながら、どこがイクのか説明しながら気をやるのだぞ」
 「アッ・アッ・オサネ・イク・・イク・イク・・オメコ・イク・・イク・イク・・・オメコ・いきます〜・・・アァァァ〜〜〜〜」

 今度は池田に入れられて、遠藤には乳房を責められながら、卑猥な言葉を叫び続ける妻を ぼんやりと眺めていた。
 これでは誰が見ても、妻が無理やり犯されているとは思わないだろう。
 現に私も、深い絶望感に押し潰されそうになっていた。
 仮に これが脅されて嫌々されていたとしても、ビデオの中で牝の本能をむき出しにして、快感を貪っている姿もまた妻の真実の姿なのだ。
 妻が言っていた様に、酔わされてもてあそばれ、その後はビデオで脅されて関係を続けさせられていたとしても、彼らに これほどまでに感じさせられて、自らも貪欲に快感を求めた妻と、今まで通りの暮らしを送っていく自信が無い。


 私は妻が泣きながら逃げ込んだ部屋のドアを開けた。
 「あなたが好き!愛してる!」
 妻は顔を上げてそう叫ぶと、またテーブルに泣き伏した。
 「あの男達にはずかしめられて・・・感じていたのか?」
 散々ビデオで見せつけられたくせに、馬鹿な質問しか出て来ない。
 「ごめんなさい。酔いが醒めれば醒めるほど、正気ではいられなかった。3人の男に身体の中までのぞかれて、死にたいほどみじめで、正気ではいられなかった」
 私にはそれと感じた事が、どの様な関係があるのか分からなかった。
 「何もかも忘れたかった。みじめな状態の自分を忘れたかった」
 妻の言っている意味は分からないが、私は最後まで抵抗して欲しかった。

 その時 妻の視線が気になって、視線の先を見ると私の股間が膨らんでいる。
 私は妻がなぶられている姿に興奮したのか。
 いや、悔しい思いしか無かった。
 それでは、目の前ですすり泣く妻の姿に興奮しているのか。
 いや、他の男で感じた妻に対する怒りしかない。
 原因は分からないが、私が妻を欲しがっている事だけははっきりしている。
 その様な事を考えている間に、妻は涙をふいて私の前にひざまずいていて、ズボンとパンツを下げて口に含む。
 夫婦喧嘩をした時は、セックスをして仲直りする事が多かったので、私との仲を少しでも元に戻したくて、この様な行動に出たのか。
 それとも私の愛を感じたくて、私に抱いて欲しいと思ったのか。
 妻の真意を測りかねていた私は、妻を引き離そうとも思ったが、この様な時に勃起してしまっている負い目と、妻を欲しいという強い思いから出来ずにいた。
 すると次の瞬間 下半身に猛烈な快感が走り、目を下にやると妻が私のオチンチンを、今まで見た事も無いほど喉の奥まで頬張っている。
 あのビデオを見たから そう感じるのでは無く、妻のフェラは以前よりもはるかにたくみになっていた。
 たまらず妻を床に押し倒し、強引に手を滑り込ませると、フェラをしていただけだと言うのに驚くほど濡れていて、私の指を難なく受け入れてしまう。
 その時 私は、妻は単に私の勃起を見てうずいてしまっただけで、私への愛から この様な行動に出たのでは無いと思った。
 私も勃起していたので、妻を責められないのかも知れない。
 しかし妻がその様な女にされてしまった事が悔しい。
 いや、自らその様な女になってしまったのかも知れない。
 私の勃起は急速に萎んでいった。

 「別居しよう」
 「嫌です。私はあなたと別れない」
 「別れる訳では無い。このままだと優子を傷付けてしまいそうだから、少し頭を冷やしたい」
 妻は しばらく泣き続けたが、妻もこのまま私の顔を見ているのは辛いと考えたのか、渋々ながら承諾した。

 一応、冷却期間をおくための別居なので、義父母には本当の理由は話さずに、送り迎えをすれば娘も学校へ通える距離だったので、妻の実家に預かってもらう。
 妻は不安なのか1日に何度も電話して来て、私に許しをこい続けたがが、私が素っ気無い返事しかしなかったからか、次第に間隔が空いて来る。
 私の方も娘の事は気掛かりだったが、意地になっていて自分からは電話1本しないでいた。

3 名前:col

2022/08/22 (Mon) 23:15:01


 しかし妻の事を考えない日は無く、妻の事を想っていた寂しい週末の夜に、辛くなるだけなのが分かっていたので、見ないでおこうと思っていたビデオをデッキに入れてしまう。
 そのビデオは[3]と書かれてある物で、楠木の家での妻の様子が収められていた。

 画面を見ると懐かしくさえ感じる妻が、玄関で三つ指をついて楠木を迎えるところから始まっていたが、若い頃にも見た事がない様な、身体に張り付いたミニのワンピースを着ている。
 「下着を見せてみろ」
 「ビデオはやめて下さい」
 「なに!」
 妻は立ち上がると、恥ずかしそうにスカートをたくし上げる。
 「もっと、ヘソの上までガバッと上げろ」
 妻は模様も何も無い、白いビキニのパンティーをはいていて、黒い陰毛が透けて見える。
 「何もかも見えてしまう様な、そんな薄いパンティーをはいて。優子は本当にいやらしい奥さんだ」
 「これは旦那様が・・・」
 妻の言葉を楠木がさえぎる。

 「よし。今から風呂の掃除だ」
 カメラは風呂を洗う妻の白い太腿と、動く度に見え隠れするパンティーを追っていた。
 「どうして今日は服を着たまま洗っている?服が濡れてしまうじゃないか」
 「ビデオはやめて下さい」
 「なに?聞こえないぞ」
 下着姿になった妻はブラジャーもパンティーとお揃いの、柄の全く無い白く薄い生地の物を着けさせられていたので、乳首はおろか乳輪まで透けて見えていた。
 その後カメラは、妻がシャワーで洗剤を洗い流している様子を追っていたが、泡が消えるとカメラの前に立たせ、シャワーを奪い取って妻に向かって水をかける。
 「やめて下さい」
 ただでさえ薄く透けた下着は濡れて身体に張り付いてしまい、妻は裸同然の姿になっていく。
 「優子は本当にいやらしい身体をしているな。よし、1度出すぞ」

 映像は応接室に切り替わり、ソファーに座った楠木の下半身と、開いた脚の間に座って、目の前の硬くそそり立ったオチンチンを握る、ピンクの下着に着替えた妻の姿が映し出された。
 妻は この様な事を毎日の様にさせられていたのか、慣れた仕草で手を動かしながら、時々オチンチンに唾液を垂らす。
 「もっと早く」
 妻は手の動きを早めると同時に、握っている物の下にある、しわだらけの袋に舌をはわせていた。
 「出すぞ」
 その声で、妻はちゅうちょする事無く口に含み、頬をへこませて全て吸い取ろうとする。
 「ウウッ」
 楠木が全て出し切るまで妻は吸いついたまま動かなかったが、やがてゆっくりと口を離すと、口を開けて全て飲んだ事を確認してもらう仕草を見せた。
 「金玉まで舐めて早く終らせようとしたな」
 「その方が・・旦那様が・・気持ちがいいと思って・・・」
 「嘘をつけ。早く触って欲しくなったからだろ?」
 妻は反論せずにうつむいてしまう。
 「もう濡らしているだろ?」
 妻はうなずく。
 「本当に淫乱な奴だ。この姿を工場の連中に見せてやりたい」
 「いじめないで」
 「また嘘をつく。本当はいじめて欲しいくせに」

 この後 妻を抱いたのだろうが、そこでビデオは終わっている。
 妻が3人にはずかしめられていたビデオを見た時よりも、私は遥かに強い怒りを感じていた。
 妻をまるで自分の所有物の様にあつかう楠木。
 おどされてしていたのかも知れないが、ほとんど逆らう事も無く従い、その上 、感じてしまって目付きまで変わっていく妻。


 怒りで眠れなかった私は、少しでも怒りをぶつけようと、朝早くに楠木の家に向かった。
 すると そこには3台の車が止まっていて、1台は見慣れた車だった為にがく然として立ち尽くしていると、2人の男が出て来たので慌てて身を隠す。

 「もう夜が明けたのですね」
 「ああ、私は今から仕事だ」
 「土曜も仕事ですか?」
 「夜仕事をしているところに、急にお呼びが掛かったから、そのまま放り出して来てしまったからな」
 「そんな無理をしてまで?」
 「当たり前だ。もう無理だと思っていた優子奥様をいじめられるのだぞ」
 「そんなにあせらなくても、このまま離婚になれば、また好きな時に抱けるようになりますよ」
 「それはそうだが恥ずかしい話、優子と聞いただけで立ってしまった」
 「分かります。あの普段とのギャップがたまらないのですよね。あんなにいじめ甲斐のある奥さんは いません。それにしても、久し振りの優子は凄かったですね」
 「ああ。1晩で何度気をやったんだ」
 「数えるのは早いですよ。まだ今から楠社長に・・・」
 「そうだったな。彼は私達の手伝いに徹していたから、これからだったな」
 2人は笑みを浮かべながら片手を上げて挨拶すると、それぞれ車に乗り込んで帰って行った。

 私から血の気が引き、2人が出て来た玄関を入って行くと、奥の方から妻の叫び声が聞こえる。
 「もうイヤー!いかせないでー!」
 襖を開けると、広い和室には縄やバイブが散乱していて、中央に敷かれた布団の上では楠木の上にまたがった妻が、よだれを垂らしながら一心不乱に腰を動かしている。
 私は2人に駆け寄って妻をけり倒し、急な事で動けずに、ただ驚いた顔で私を見ている楠木の脇腹を思い切りけった。
 「あなた!・・・これは違うの。有希の同級生のお母さん達に話すと脅されて・・・」
 たいした違いは無いかもしれないが、妻が上で無く組み敷かれていたら、多少は違ったのかも知れない。
 妻が自分から腰を使っていなければ、もう1度妻の話を聞いたかも知れない。


 1週間後、私と妻の離婚が成立した。
 妻は娘が転校しなくても良いようにアパートを借り、離婚時の約束通り、週末になると娘を連れて来ていたが、私は娘を預かって泊めるだけで、妻とは1言も言葉を交わさず、1歩も家の中には入れていない。

 遠藤は私が会社に乗り込んで全て話した事で、怒った父親に勘当されたが、そこは親子で、父親が慰謝料を持って謝りに来たところを見ると、数年で勘当も解けるのだろう。

 悲惨なのは池田で、養子だった為に怒った奥さんに離縁され、当然社長の座も失った。
 ただ、奥さんは子供達の事を考えてか、犯罪では無かったと言い張り、私の妻も悪いと言って譲らなかったが、やはり穏便に済ませたい様で、後日、弁護士を使って高額の慰謝料を提示してきた。

 あとは楠木だけだが、私の再度の請求に、婚姻関係は破綻していたと言って逃げ回る。
 私も楠木の顔を2度と見たくないと思っていたので、思い付いた時に電話するだけで会いには行かなかった。

 しかし離婚して3ヶ月が過ぎた頃、楠木の自宅の電話も携帯も解約されてしまって連絡が取れなくなったので、前日から泊まりに来ていた娘が友達の家に遊びに行った隙に、楠木の家に行ってみた。
 すると玄関には楠木の家ではなくなった事を知らせる張り紙がしてあって、裏に回って中の様子を伺っても、静まり返っていて人の気配が無かったので、工場へ行くとあの年配の男が掃除をしている。
 「もう此処とは関係がなくなってしまったが、長年、世話になった工場だからな」
 聞けば楠木はかなりの借金を抱えていたが、金銭感覚は麻痺していた様で、高級車を乗り回して以前と変わらぬ生活をしていたと言う。
しかし あの一件で2社からの取引が無くなると諦めも早く、さっさと倒産させて今ではアパート暮らしをしているそうだ。

 どうして彼ら3人は、この様な危険を犯してまで妻に執着したのか。
 普段のお淑やかな妻とのギャップに、それほどまでに魅せられてしまったのか。
 妻もまた、どうしてこの様な事に。
 「楠木のアパートを教えて下さい」
 楠木の住んでいるアパートを聞いてがく然とした。
 そのアパートは、妻と同じアパートなのだ。
 離婚したので、妻と楠木が どの様な事をしていても関係ないはずなのに、なぜか猛烈な怒りが込み上げてくる。
 特に週末は娘を預かっているので、ビデオで見た様な事をしているのではないかと思うと、なぜかつらくてやり切れない。
 こんな妻でも、私はまだ愛しているのか。

 その夜, 娘が眠ってしまってから迎えに来た妻を、離婚してから初めて家に入れた。
 「アパート暮らしは楽しそうだな」
 「えっ?」
 「週末は有希を俺に預けて、楠木とお楽しみか?」
 妻はうつむいてしまった。
 「離婚したから、俺には関係無いか」
 「そんな事はしていません」
 「それなら、どうして楠木と暮らしている事を言わなかった?」
 「一緒に暮らしてなんかいません。彼が勝手に隣に引っ越してきて・・・」
 「どうして優子のアパートを知っていた?偶然なんて言うなよ」
 「分からない。私は教えていない」
 「もう離婚したのだから、うそつかなくてもいい。昨夜からお楽しみだったのだろ?」
 「そんな事はしていません。彼は言い寄ってくるけれど、私は・・・私は・・・」
 「そうか。昨夜から今までしていて、迎えに来るのが遅くなったのか」
 「違います。今日も仕事でした。遅くなったのは、急に残業になってしまったから」

 あれから妻はスーパーに勤めたので、ほとんど平日しか休みが無い。
 私は自分の事を、いつまでも女々しい男だと思った。
 離婚したのだから、妻が何をしようと関係無いはずだ。
 しかし私の口からは、妻を困らせる言葉しか出てこない。
 「有希は俺が育てるから、もうここには来ないでくれ。あんな男のいる環境の所に、有希をおいておけない」
 「有希まで失ったら・・・」
 「失う?有希の事よりも、楠木に抱いて欲しくて仕方がないのだろ?普段は有希が寝てから楠木の部屋に行くのか?まさか奴が来て、有希が寝ている部屋で」
 「そんな事はしていません。あの時も私は有希を守りたかった。有希が私の事で後ろ指をさされるのは避けたかった」
 この時の妻の真剣な表情から、妻は本当にそう思い込んでいるのだと感じた。
 おどされて仕方なく従っていただけだと思い込んでいて、自分が快楽を求めていた事など、少しも気付いていない様だ。
 「どちらと暮らすか有希に選ばせよう。優子のしていた事を全て話して」
 「やめて。そんな事言わないで」
 妻は狂った様に泣き叫ぶ。
 「俺も有希に、そんな事は話したくない。お前が有希を放棄して帰れば、話さないと約束する」
 妻が娘をおいて帰る事など出来ないと知っていた。
 「帰れない。有希をおいて帰れない」
 娘を利用する事に罪悪感を覚えていたが、別れてしまった妻に対して、今の私には他に強く出られる事がない。


 妻は泣いていて、帰ろうとはしない。
 「このまま黙って有希をここに置いて帰るか、それとも全て話して本人に選ばせるか、今夜は泊めてやるから1晩よく考えろ」
 偉そうに言ったが、本心は楠木のいるアパートに帰したくなかった。

 私は すすり泣く妻を暫らく見ていたが、離婚して他人になったからなのか、元妻と言うよりもセックスの対象として見ている事に気づく。
 それも誘えば応じる、娼婦のような淫乱な女として見ている。
 泣き顔から3人の男に責められて すすり泣く妻を思い出し、悔しいはずなのに泣いている姿に色気さえ感じているのだ。
 この時 私は更に妻をいじめようとしていたが、それは裏切られた事への制裁などではなくて、完全に性的な欲望からだった。

 「ここへ座って、久し振りに1杯付き合え」
 ソファーに座った私が隣を叩くと、ようやく妻は微笑んだ。
 「何かおつまみを持ってきます」
 「よその冷蔵庫を勝手に開けるつもりか?」
 「そうでした・・・ごめんなさい」
 妻の顔から笑顔が消えて、叩いた場所よりも少し離れて座ったので腕をつかんで引き寄せると、また笑顔が戻って私に身体を預けてきた。
 「シャワーを浴びさせて下さい」
 妻は私の手を振り切って立ち上がったが、着替えを持っていない事に気づく。
 「Tシャツか何か貸してもらえます?」
 「どうせすぐに裸になるのだから、何もいらないだろ?」
 このまま私に抱かれ、その事で復縁の可能性も出て来ると思ったのか、それとも単にセックスがしたくなっただけなのかは分からないが、妻は嬉しそうな顔をしてバスルームに消えた。

 私は その間にビデオをセットして待っていると、バスタオルを巻いて戻って来た妻は、綺麗に化粧が直されている。
 隣に座った妻は私の首筋にキスをして来たので、私は妻を逃がさないように肩に回した手に力を入れ、空いた方の手でリモコンを押した。
 『そんなに中まで見ないでー・・・イヤー・・・こんなのイヤ〜』
 その声が聞こえてくると妻は私の首筋から唇を離し、声の聞こえてくる方を見て、大きく目を見開いたままかたまってしまう。
 「いや・・やめて・・・ビデオはやめて・・・イヤ〜!」
 妻は両手を突っ張って私から離れようとしたが、私はリモコンを置くと両手で抱き締めて逃がさない。

 妻が逃げたいのもそのはず、画面の中の妻は鴨居から下がった真っ赤なロープで両手を1つに縛られ、立たされたままの格好で大きく脚を開かされていて、その脚が閉じられない様に青竹に両足首を固定されていた。
 その前では遠藤があぐらをかいて、妻のオマンコを指で開いて覗き込んでいる。

 「イヤ〜・・・ビデオはイヤ〜」
 妻が激しく抵抗するのでバスタオルは外れてしまい、もつれ合うように2人ともソファーからずり落ちた。
 「嫌なら有希をおいてアパートに帰れ。そして2度と来るな」
 妻の抵抗が弱まったのを良い事に、私はソファーにもたれて脚の間に裸の妻を座らせ、後ろから抱き付いた体勢になって画面を見るように言ったが、妻はしっかりと目を閉じて、横を向いてしまって見ようとしない。


 『どうだ?上手く出来ただろ?』
 『それは何ですか?』
 ビデオの中では、いつのまにか池田も加わっていて、手には皿を持っていた。
 『山芋で作った張形だ。先日これを使った時は、すりおろして塗ってやったが、今日はビデオを撮っているので、この方が面白いと思ってこんな形に削ってみた』
 池田の持っている皿がアップになると、そこには山芋を男根の形に彫った物が乗っている。
 2人の男の目の前に最も恥ずかしい部分をさらし、その上もう1人の男にビデオまで撮られている妻は、それまでは目を閉じて羞恥に震えていたが、池田と遠藤の会話を聞くと恐る恐る目を開けた。
 『イヤ・・・それはイヤ・・・イヤ〜』
 妻は狂った様に暴れ出したが、縛られていては どうにもならない。
 『入れないで〜・・・イヤ・イヤ・・・・お願い・・・それはイヤ〜』
 『もっと力を抜かないと、中で折れてしまうぞ』
 遠藤に触られて濡れていたのか、山芋の滑りのせいか分からないが、妻は難無く山芋を受け入れてしまう。
 『アァァァ・・イヤー・・・もう恥をかかせないでー』
 『そう嫌がるな。ヌルヌルしていて気持ちいいだろ?』
 『抜いてー・・イヤー・・・抜いて〜』
 『このぐらいで良いだろう。抜いてやるから、そう暴れるな』
 池田はそう言いながら辺りを見渡す。
 『いかん。張り形を車に忘れてきた。すぐに持ってくるから、これをオサネにも塗ってやってくれ』
 その時初めて楠木の声が聞こえた。
 『私が持って来ます』
 『いや、もうすぐ踊り出すから、君はその様子を撮影していてくれ』
 池田から山芋を渡された遠藤は、最初は言い付け通りに妻のクリトリスの辺りに塗り込めていたが、悪戯心が出たのか、また中に入れると出し入れを繰り返し、言葉で妻をいじめて喜んでいた。
 『ヌルヌルしたのが沢山出て来たぞ。これは山芋の汁か?それとも優子の汁か?』
 『やめて・・アッ・アッ・アッ』
 『感じていないで答えろ!これは山芋か、優子の汁か!』
 答えない妻に苛立った遠藤は、空いている方の手で妻の陰毛を引っ張った。
 『痛い!言います・・・それは優子の・・・』
 その時、木箱を持った池田が戻って来た。
 『遠藤君。そんな事をしていては、いつまでも踊らないぞ』
 『踊るって?』
 『何もせずに見ていれば勝手に踊り出す』
 遠藤が山芋を抜き去ると、妻は脚をこすり合わそうとするような動きを見せるが、足首が固定されていて出来ないので、今度は何かに秘部をこすり付けているかの様に腰を前後させるが、ただ虚しく空を切る。
 『凄い。いやらしく腰が動き出した』
 『手の甲を近付けてみてみなさい』
 池田に言われた遠藤が手の甲を妻に近付けると、妻は腰を突き出してそれに秘部をこすり付ける。
 『イヤ・・こんなのイヤ・・・』
 そう言いながらも、妻の腰は激しく動く。
 『中もかいて欲しいだろ?これか?これが欲しいか?この前のように、これでかいて欲しいか?』
 池田が箱から出した物は、カリの部分が大きく張っている、男根の形をした木製の張り形だった。
 『これが欲しければ、この前の様にお願いしなさい』
 しかし妻は顔をそむける。
 『遠藤君。手の甲を貸してあげるのをやめて、足を自由にしてあげて下さい』
 遠藤が手の甲を遠ざけると、妻の腰は それに着いて行こうとしたが、縛られていてはそれもかなわず、大きく前に突き出した格好で止まってしまう。
 『イヤー・・・かゆいの・・・すごくかゆいの』
 妻は足の縛りを解かれると、今度は腰を妖しくひねりながら、激しく太腿をこすり合わせていた。
 『本当だ。いやらしいダンスを始めた』
 男達は妻の動きを冷やかしていたが、妻には その声など届かないようで、腰の動きは激しさを増していった。


 私は妻を抱きしめていた手を離し、後ろから両方の乳房を揉んだが、妻は逃げようともしないでビデオに見入っていた。
 「やはり喜んでいたんだな?奴らにやられるのが嬉しかったんだな?」
 妻は私の言葉で我に返り、乳房を揉んでいる私の手を上から押えた。
 「違う!私は脅されて・・・」
 「現に今も、自分がはずかしめられている姿を見て・・・」
 私が下腹部に手を滑り込ませると、予想通りそこはひどく濡れている。
 「違うの。私は脅されて嫌々・・・」
 「それなら、どうして自分のみじめな姿を見て濡らしているんだ?ほら見て見ろ。ビデオの中でも優子はあんなに・・・」
 ビデオの中の妻は山芋のかゆさに耐えられず、しまいには大きな声で何度も張り形を要求して、池田に入れてもらうとすぐに喜びの声を上げていた。
 「違う!違う!かゆくて我慢出来なかったの。感じてなんかいない!」
 しかし妻の言い訳も虚しく、ビデオの中の妻は立ったまま気をやらされてしまう。
 「今、達したよな」
 「達してなんか・・・」
 妻の声は小さくて、ビデオの中の声に掻き消されてしまう。

 『もっとして〜・・・かゆいの・・・かゆくて我慢出来ない・・・もっと・もっと動かして〜』
 『おやおや。優子は本当に淫乱な奥さんだ。今、気をやったばかりなのに、もう腰を振っている』
 妻は3人に笑われながら、また、すぐに達してしまったが、それでも妻の欲求は収まらない。
 『やめないで〜・・・かゆいの〜』
 『かゆいのはオメコだけか?』
 『オサネ・・・オサネもかゆいの〜』
 『遠藤君はオサネをかいてやってくれ』
 『そこ・・・そこ・・・ヒー・・・ヒィィー・・・ヒィィィ〜』
 『こりゃあ手に負えん。遠藤君、手のロープも解いてやってくれ。自分でさせよう』
 『早く・・早く・・・かゆくて我慢出来ないー』

 妻は手のロープを解かれると隣の部屋に連れて行かれ、既に敷いてあった布団の上に放り出される。
 すると妻は すぐに自分の指を2本も入れ、もう一方の指でクリトリスをこすって腰を何度も上下させていた。
 『指でいいのか?これが欲しいのではないのか?』
 池田が張り形を差し出すと、妻は中に入れている指は動かしながら、クリトリスをこすっていた手を伸ばした。
 『駄目だ。この前の様にちゃんと言わないと』
 『下さい・・・木のチンボ下さい・・・優子のオメコに・・・木のチンボ下さい』
 妻は張り形を手渡されると自分で納め、またクリトリスをこすりながら動かす。
 『アァァァ・・・ダメー・・・また・・また・・・ダメ〜』
 『すごいですね。山芋って、そんなに痒いんだ』
 『いや、そうでは無い。最初はかゆかったのだろうが、もう自分のいやらしい汁で洗い流された頃だ』
 『それならどうして?まだあんなに腰を上下させていますよ』
 『あれは理由を作ってやっただけだ。自分で淫乱だと認めたくないので、どうしても気持ちにブレーキがかかる。山芋を塗られれば、かゆくて仕方が無いのでしていると、大義名分が出来る』
 『と言う事は、優子はもうかゆくも無いのに・・・』
 『そうだ。自分でも気づいていないかも知れないが』
 『アッ・アッ・アッ・・・イク・・・またイク・・もう頂戴・・・お願いですから・・もう・・・』
 『何が欲しい?』
 『本物を・・・アッ・アッ・・もうダメ・・・チンボ・・・本物のチンボでかいて・・・木のチンボはイヤ・・・本物のチンボ頂戴・・・イク・イク・・イヤー・・・またいっちゃうよー・・・イク・イク・・イク〜〜』

 私はビデオを見ながら妻を触っていたが、その時、失禁でもしたのかと思うほど妻の中から液体が出てきて、私の手を伝って絨毯にこぼれ落ちた。
 「あなた・イヤ・イヤー・・・イク〜〜」
 ビデオの中の妻は激しく達した後、重い身体を起こしてパンツを脱いで横に寝た遠藤のオチンチンに吸い付いたが、今、私の腕の中で達した妻も、私を押し倒すとズボンとパンツを1度に下ろし、既に硬くなっている物を口に含んだ。
 「優子・・・」
 「ちょうだい・・・我慢出来ないの・・・私・我慢出来ないの」
 妻はビデオと同じ様に私にまたがると、自分で入れて最初から激しく腰を使ってきたが、ビデオと違うところは ここには私しかいない。
 「もっと欲しい」

 遠藤が終わる頃 、私も終わり、妻も2度達して大きな息をしていたが、ビデオで池田との交わりが始まると、妻は私の軟らかくなったオチンチンを、また口に含んでくる。
 「優子!やめろ!」
 妻は口を離して顔を上げたが、まだ満足していない様で目が潤んでいる。
 「私・・・私・・・」

 私はこの時、妻は病気ではないかと思った。
 この様な病気があるのかどうか分からなかったが、妻は普通ではないと感じた。


 昨夜はベッドを共にすると、また迫って来たので、結局もう1度抱いてやると妻は今まで見た事がないほど乱れに乱れ、ようやく満足して眠りについたが、翌朝、目覚めると、昨夜の痴態が嘘のように元のおしとやかな妻に戻っていた。

 「ベッドでの優子は凄かったな」
 「有希がいるのに、やめて下さい」
 妻は頬を赤く染めて乙女の様な恥じらいを見せ、昨夜とは別人のように見える。
 こうして妻から少し離れて1人の女として見ると、妻にのめり込んでしまった奴らの気持ちが、少しだけ分かったような気がした。

 「有希。今日からは、またここに帰って来るんだぞ。間違うなよ」
 娘はまた親子3人仲良く暮らせると思ったのか、満面の笑みを浮かべて妻の車に乗り込む。
 「アパートに帰って有希を見送ったら、話があるからすぐに戻って来い」
 「私は今日と明日は休みですけど、あなたのお仕事は良いのですか?」
 「休む」

 アパートに帰って娘の学校の用意をして送り出すだけなので、30分もあれば戻って来ると思っていたが、1時間経っても戻って来なかったので、嫌な予感がした私は妻のアパートに急いだ。

 「やめてー。出て行ってー」
 「もっと大きな声を出してもいいぞ。みんな仕事に行ってしまって誰もいない」
 私が着くと、壁の薄い鍵など無いに等しい古いアパートには、妻と楠木の声だけが響いていた。
 「全て失った俺には、もう優子しか無い。出て行って欲しければ、昨夜は何処に泊まったのか言え!」
 自分の妻を他人に抱かせて興奮する人達と同じで、妻を何度も池田と遠藤に抱かせた楠木でも、勝手な行動をされては嫉妬するのだと分かった。
 「淫乱な優子では、男っ気無しでは生きていけないと思って、毎日でもうずきを鎮めてやれるように折角隣に越して来てやったのに、俺の誘いは断り続けて昨夜は誰に抱かれた!店長か?それともバイトの学生か?」
 「関係ないでしょ!それに、私はそんな女じゃない!」
 「そうかな?こんな薄い壁のアパートだから全て聞こえて来て知っているぞ。毎晩娘が眠ってから、風呂に入って何をしている?それも、いざ始めると1度や2度では終わらない」
 「そんな事・・・私は・・・」
 「私は何だ?俺の部屋の風呂と優子の部屋の風呂は、薄い壁1枚でへだたっているだけで同じ位置にあるから、優子が風呂に入ると俺も風呂に入って毎晩、壁に耳をつけて聞いていたのだぞ。職場の人間や、娘の友達の母親連中が聞いたら驚くぞ。こんな真面目そうな顔をして、毎晩1人であんな事をしているなんて」
 「もうやめてー!出て行ってー!」
 「何も自分でしなくても、毎晩でも俺が可愛がってやるから、今日から娘が眠ったら俺の部屋に来い。本当はこんな話をしているだけでも、俺に抱かれていた時を思い出して、うずいてしまって濡らしているのだろ?」
 「違います!」
 「本当か?どれ、調べてやろう」
 「イヤ!やめて!放して!」
 私は妻を試したくて飛び込んで行きたいのをぐっとたえたが、私の期待はすぐに破られ、妻の抵抗する声は弱まっていった。
 「こんなに乳首を硬くして何が嫌だ」
 「イヤ・・・やめて・・・アアァァーン・・・イヤ・・・イヤ」
 妻が真剣に抵抗すれば別だが、離婚した私は妻が何をしようと文句は言えない。
 「そろそろ、ここを触って欲しくなった頃だろ?」
 「アッ・・・そこイヤ・・・・イヤ・イヤ」
 「何が嫌だ。身体はこんなに正直だぞ。既にパンティーなんかグッショリだし、クリだって早く触って欲しくて、パンティーの上からでもこんなにはっきりと分かるほど膨らんでいる」
 「ア〜・・・アァァ〜・・・イヤ・イヤ・イヤ」
 「贅沢をしなければ、働かなくても1年くらいは暮らせるだけの金は持っているから、遠くの誰も知らない土地で暮らそう。その間に新しい仕事を探せばいい」
 「イヤ・・・あなたとなんかイヤー」
 「そうかな?ここはそうは言っていないぞ。どうだ?自分でするより、ずっと気持ちいいだろ?俺と暮らせば毎晩してもらえるのだぞ」
 「イヤ・・そんなのイヤ・・・アァァァ〜」
 「決まりだな。そうと決まれば娘は邪魔だから、別れた旦那に渡してしまえ。さあ、もっと感じるように縛ってやるから俺の部屋に行こう」

 妻が感じてしまっている声を聞き、私が諦めて帰ろうと背を向けた時、妻が大きな声で叫びながら飛び出して来た。
 「イヤー!もう私に近付かないでー!」
 妻は私に気づくと驚いた顔をしてうずくまったが、私は妻の乱れた服装を見て頭に血が上り、部屋に飛び込むと楠木を殴っていた。
 私に殴られた楠木は尻餅をついて一瞬、固まったが、すぐに笑みを浮かべて立ち上がった。
 「部外者のあんたが急に入って来て殴るとは、いったいどう言うつもりだ!警察を呼ぶぞ!」
 「部外者?」
 「もう離婚したのだから、他人のあんたが俺達の事に立ち入るな。俺達は見ての通りの関係だ。これは単なる痴話喧嘩だ」
 「違う!勝手に入って来て強引に・・・優子はそう言っているぞ。そうなると、これは強姦未遂だ」
 「強姦?それなら警察を呼べ。警察を呼んでもいいが、優子のパンティーの染みは何て説明する。何が強姦未遂だ。これは完全な和姦だ。優子は嫌がっている振りをしているだけで、本当は望んでいるんだ。以前もそうだった様に、優子は嫌がる振りをして、無理やりされている状況を楽しんでいるんだ」
 確かに妻は感じてしまっていたのは明らかで、そう言われると自信が無い。
 楠木が娘の話をしなければ、あのまま抱かれていたかも知れない。
 「おまえの言う通りかも知れないな。俺には関係無い事かも知れない。ただ関係ある事が1つある。慰謝料の事だ」
 「慰謝料?そんな物は遠に支払済みだ」
 「いや。払ってから、また関係を持てば新たに請求出来る。現にそれが原因で離婚したのだから」
 楠木は苦虫をかみつぶしたような顔になる。
 「取れるものなら取ってみろ。無い者からは取れない」
 「残念だが聞いてしまった。何処に隠していたのか、1年は楽に生活出来るだけの金を持っているそうじゃないか」


 私はアパートを出ると楠木の住んでいた家に立ち寄り、玄関の張り紙に書かれていた電話番号に電話して、今住んでいるアパートの住所と、楠木が金を隠し持っている事を告げた。

 家に帰ると既に妻の車が止まっていて、妻はキッチンでうな垂れている。
 「感じたのか?」
 「・・・ごめんなさい」
 「俺達は他人なのだから謝らなくてもいい」
 「でも・・・私・・・」
 「それなら1つ聞くが、どうして途中で思い止まった?有希の事を言われたからか?」
 「違います。今更、信じて貰えないでしょうけど、あなたの顔が浮かんで」
 それが本当なら、あそこまで行かずに最初から抵抗しろと思ったが、それでも少し嬉しかった。
 「それよりも、有希に全て話して選ばせるか、このまま黙っておいて行くかどちらに決めた?」
 「どちらも出来ません。許して下さい」

 私は妻をいじめたいだけで、その様な気は無い。
 その様な事をすればなおの事、自棄になった妻は楠木と暮らすかも知れないからだ。
 私の計画通り、結局 妻は私の家で暮らすことになったが、復縁する訳ではなくてあくまでも居候で、この家では私の言い付けには逆らわない事を1つ返事で承諾した。
 「俺の言った事に逆らうことがあったら、どの様な理由でもすぐに出て行ってもらう。それでも良いのか?」
 「ありがとう。有希と暮らせるならどの様な事でも聞きます」

 私と妻が段ボール箱をいくつか持ってアパートに行くと、3人のスーツ姿の男が隣の部屋に入って行った。
 「楠木さん。債権者の中には ご飯も食べられない方がみえるのに、あなただけが働きもせずに暮らしているのは駄目でしょ」
 「最低限の生活は保障されるはずだ!」
 「これが最低限の生活ですか?働かずに1年も暮らせるのが」
 「えっ!」

 私と妻は当座の着替えと、娘の物を急いで段ボールに詰め込むとアパートを出た。

 その夜、妻に食事を作らせ、久し振りに3人で食べた。
 「美味しいね。凄く美味しいね」
 娘は余程我慢していたのか、そう言うと泣き出した。
 その時私は、復縁は無くても娘の前でだけは普通の夫婦でいようと思ったが、寝室で1人になると昼間の妻のあえぎ声が思い出されて、悔しくて寝つかれない。
 これから私と娘の事を話し合おうという大事な時に、感じてしまってあの様な声を上げる妻が許せなかった。

 暫らく寝付かれずに悔しさを押し殺すのに必死になっていると、部屋の前を通り過ぎる足音が聞こえた。
 足音を忍ばせていてもその重さから妻だと分かり、トイレにでも行ったのかと思っていたが、1時間経っても戻って来ないので、私も部屋を出て妻を捜すと風呂の明かりが点いていて、娘と一緒に入ったはずなのに、妻はまた風呂に入っているようだ。
 それまでシャワーの音で分からなかったが、近くに行くと微かに妻のあえぎ声が聞こえたので思い切って脱衣所に入ったが、少し音を立ててしまったにも関わらず、夢中になっている妻は気付かない。
 「イイ・イイ・・・イク・イク・・・優子イク・・イク・イク・イク〜」
 すりガラス越しに映る妻は、立ったまま壁にもたれて、シャワーと指を使って軽く達したようだったが、楠木の言っていた様に それでは終わらず、今度はボディーソープを手にとって泡立てると、どうやら乳房と下腹部に塗っているらしい。
 「ウウッ・・・ウーン・・・ウッ・ウッ」
 暫らくうなり声が聞こえた後、妻はガラスから離れてしまったので、ただ中腰で動いている事ぐらいしか分からない。
 「イイ・イイ・イイ・・イイの・・・イイの・・・アァァーン」
 妻の声は次第に大きくなっていき、しまいには また達しそうになっていた。
 「ウウーン・・イイ〜・・また・・また・・イヤー・・こんなのイヤー」

 私は思い切ってドアを開けると、妻は片足だけを空の風呂に突っ込んで、風呂の縁をまたいだ格好で腰を前後に動かしながら、オマンコを縁にこすり付けてあえいでいた。
 「イヤ・・・イヤ〜!イヤ〜!見ないで〜!」
 妻は慌てて空の風呂に身を隠す。
 「続けろ。もう少しだったのだろ?最後まで続けろ」
 「えっ?出来ない。許して」
 「この家では、俺の言う事が絶対だと言っただろ。聞けないのなら、すぐに出て行ってくれ」
 妻はうつむきながら、ゆっくりと縁をまたいだ。
 「じっとしていないで動けよ」
 妻の目には涙がたまり、腰だけが前後に動き出す。
 「もう許して」
 「駄目だ。イクまで続けろ」
 妻は こうやって、毎日、うずきを静めていたのだろう。
 その結果、石鹸を塗って滑りを良くした方が、より感じると気づいたのだと思う。
 「ウウッ・・・イヤ・・こんなのイヤ」
 妻は私に見られながらも、徐々に腰の動きを早めていく。
 「イヤ〜・・・見ないで・・・私・・私・・・」
 ビデオでは見たが、実際 妻のオナニーを見るのは初めてで、妖艶な姿に下半身が硬くなる。
 「イヤ・イヤ・イヤ・イヤ・・私・・イヤ・イヤ・イヤ」
 妻はこの様な状況の中でも、次第に感じて登りつめようとしていた。
 「見ないで〜・・・もうダメ〜・・・イク・イク・・見ないで〜」
 「まだイクな。本当に淫乱な女だ」

 私は脱衣場で裸になると、妻の前に行って硬くなったオチンチンを突き出した。
 すると妻は躊躇する事無く、当たり前のように口に含む。
 「俺が出すまで絶対にイクな。もしも俺より先にいったら、この家から1人出て行ってもらう」
 「ウグッ・・ウー・・ウー・・ウウッ」
 偉そうな事を言った私だったが、妻の早まる腰を見ていて我慢出来ずに、呆気なく妻の口一杯に出してしまった。
 妻はそれを飲み込もうとしたが、全ては飲み込めずによだれのように口から垂れている。
 「イク・イク・イク・・優子もイク・・イクー・・イクー・・・イク〜〜」

 私が余韻を楽しんでいる妻を残して脱衣場に出ると、妻も慌てて出てきて後ろから私に抱き付き、前に回した手でオチンチンをつかんだ。
 「あなたお願い。欲しいの。私これが欲しいの」
 「おまえ・・・」
 「恥ずかしい。でも我慢出来ない。欲しいの。これが欲しいの」
 妻は更に強く握ってきた。
 「離婚したのに『あなた』はおかしくないか?」
 「何と呼べば?」
 「有希の前以外では、この家の中ではご主人様と呼べ」

 妻は娘の部屋で寝る約束だったが寝室に連れて行き、私の上で大きな声を出しながら動き続ける妻を見ながら思った。
 妻は普通では無い。
 やはり病気なのだろう。
 しかし、この様な妻を奴隷のように扱おうとしている私もまた、病気なのかも知れないと思った。

 妻は私に服従し、その褒美にセックスしてやるという生活が続き、1ヶ月ほどして妻のアパートも引き払いに行ったが、既に そこに楠木の姿は無かった。
 未だにあの3人に対する恨みはあったが、それよりも妻との関係に悩んでいた私は色々ネットで調べ、その中のセックス依存症という文字が気になって仕方がない。
 妻がこの病気だとすると、あの3人が去って行っても、また妻は浮気するかも知れない。
 働いているスーパーでも、浮気のチャンスはいくらでもある。
 仮に仕事を辞めさせたとしても、私が24時間見張るのは不可能で、結局妻を信用するしかないのだが、夜の乱れようを見ていると心配で仕方が無い。

 私は思い切って、妻を連れてカウンセリングを受けた。
 「セックス依存症とまでは言い切れません。むしろ現実逃避と考えた方が良いかと」
 医者の話では、妻は罪悪感から逃げたくて、全て忘れる方法がセックスだった。
 その後、今度は自分のおかれた立場を一時でも忘れたくて、何かに逃げたかったが、それもセックスだった。
 将来が不安でつぶれそうになり、その事を考えないでも良い時間は、セックスをしている時だけだった。
 確かに妻も、セックスをしている時だけは何もかも忘れられると言った事がある。
 妻を救える方法は、私が全てを忘れて許し、復縁して昔の関係に戻して、妻の不安を拭い去る事だと思った。
 妻の罪悪感を和らげ、妻が逃げなくても良いようにする事だと思った。
 しかし,こうして、ブームが過ぎ去ってから友人に貰ったぶら下がり健康器に下着姿で手を吊られ、パンティー中にローターを入れられて腰を振ってあえいでいる妻を見ていると、私の方がやめられそうにない。
 私に快感をコントロールされ、イクのを我慢させられて必死にオチンチンをくわえる妻を見ていると、すぐにはこの生活をやめられそうにない。
 ずるい考えだが、私は妻が変わったのではなく、この様な妻も愛した妻の1部だと思う事にした。
 この様な妻を愛そうと思った。
 昼は淑女で夜は淫乱な妻を愛そうと。
 それには浮気の心配は付きまとうが、今度浮気したら終わりだと妻も自覚しているはずだ。
 セックスの欲望が私との復縁よりも上回れば、私は妻を諦めるしかない。
 歳をとれば自然と関係も変わってくると、今までよりも気楽に考えて楽しむ事にした。

 「ご主人様〜・・優子はもう・・・」
 「まだ駄目だ。俺が出してからだ」
 「それなら・・・これを止めて下さい・・・こんなのを入れられていたら・・・優子は・・・」
 「それも駄目だ。少しは我慢する事を覚えろ」
 我慢出来ずに、すがるような目で私を見つめる妻が愛しい。
 バイブを動かしてもらえずに、自分から腰を動かす妻が愛しい。
 そんな事を感じるようになった私も、やはり病気かも知れないが、暫らくは この病気を治さないでおこう。

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妻が30歳の記念に写真撮影
1 名前:col

2022/07/16 (Sat) 16:28:50


 10年という交際期間を経て夫婦となり、昨年の10月に結婚2年目を迎えた、私と妻の敦子です。

 私は以前から、寝取られや複数プレイなど強い興味を持っていましたが、どちらかと言えば性に関して真面目な妻に共感を得られる自信が無く、妄想だけに留め自分の中に仕舞っていました。

 先月、妻の誕生日、妻のある一言から始まりました。
 「あのね、30歳の記念に写真を撮りたいんだ・・・」
 妻の誕生日祝いにレストランで二人、ワインを飲んでいた時です。
 唐突な妻の言葉でしたが、特におかしな話でも無いのでうなずいて聞いていました。
 「いいんじゃない。何、俺が撮るの?」
 新しいデジカメを購入したばかりだったので、私はそういう話だと思ったのです。
 「ううん。そういうのじゃなくて、ちゃんとした・・・なんていうの、プロに撮ってもらいたいなぁって」
 妻の話では、同じ年の友人に聞いた話から影響を受けたらしく、友人は30歳の記念に自分だけの写真集を作ったのだそうです。
 妻が突然「30歳の記念に自らの裸の写真を残したい」と言い出したときは正直面くらいましたが、自分の前ではなく他人の前で裸体を晒す妻の姿を想像して、正直、言いようにないくらいの興奮を感じていました。
 当然妻は、私の考えているような猥褻な感情は少しもなく、昔からの友人であった美佳さんが作ったヌード写真集に感銘を覚え『自分も人生の節目の歳である30歳の記念に裸の姿を残しておきたい』と考えただけだったのです。

 「ヌード写真集って、いったいどのくらいかかるんだ?」
 私は自分の意とは反して何気なくそんな疑問を口にしていました。
 「うん、それがね、美佳は10万くらいかかったみたい」
 「じゅ、10万も!」
 「やっぱり無理だよね」
 妻は決して稼ぎの多くない私に気を使っているようでした。
 「いいよ。敦子がしたいというなら、そのくらいたいしたことないよ。俺も晩酌のビールを減らすから」
 「いいの?本当に?」
 「それに、俺も敦子のヌード写真集を見たいしね」
 「エッチ!」
 妻は小さな声でそう言うと、ほほを赤らめてグラスのワインを口にしました。
 「でも、ヌードなんて、本当にお前に出来るのか?」

 確かに妻は自分でいうのもなんですが、細身でスタイルもよく、世間的には美人に属するタイプではあったが、性格はとても控えめで、人前に出るのを極力避けるようなところがあった。
 反面、妻の友人の美佳さんというのは妻とは正反対の性格で、何事にも積極的で活発な女性という印象だった。
 そんな妻が他人に裸を晒して写真を撮らせるなどということが、本当に出来るのだろうか、私は素直にそんな疑問をもちました。
 「私も実際に撮影のことを考えると、足がすくんじゃう気がするけど、でも、それ以上に美佳の写真を見せてもらったときに、私も今のうちに若い自分の姿を残しておきたいと本気でそう思ったの」
 妻と美佳さんとは小学校からの友人で、性格はお互いに違うが、何故か二人とも気が合い息の長い友人関係を続けていて、お互いに結婚後もその関係は続いていた。
 「そっか、敦子がそこまで思ってるんだったら、思いっきりやってみればいい」
 「ありがとう」
 そう言うと、私たち二人は再びグラスをかさね、レストランで楽しい時間を過ごした。


 その日は家に帰ってからも私の興奮は収まりませんでした。

 私たちは交際約一年で結婚しましたが、お互いに内向的な性格なためか、夫婦になってからも、その性生活はとても淡白なものでした。
 セックスに積極的になれない妻に私も気を使いすぎ、自分の欲求を心の奥底に閉じ込めてしまっていました。
 妄想の中では、妻を淫らに犯すことが出来るのに、実際には愛撫ですら極度に恥ずかしがり、さらには抵抗するので、私はそんな妻を傷つけてはいけないものなんだと思い込み、いつの間にか自分の性的な欲求をしまい込んで妻と生活をしていました。
 いつしか私は自己の欲求をマスターベーションで果たすだけになり、夫婦生活は月に一度、いや2~3ヶ月に一度くらいのセックスレス夫婦になっていました。

 だからと言って私の妻への愛情が減ったわけではありませんでした。
 むしろ妻との満足なセックスが出来ない期間が続けば続くほど、私の妻への興味は増していきました。
 私の稚拙な性行為自体が妻の本当の欲求を引き出せないのだろうと、自分を責める日々が続きました。
 私ではなく、もっとセックスに精通した男性が相手だったら・・・
 私はそんな妄想をする事が多くなっていました。

 いつの間にか性的な話はタブーとなってしまっていた私たちの生活の中で、今回妻が突然「自分のヌード写真を撮りたい」と言い出したことは、私にとってこれ以上ない刺激になりました。
 今日なら妻を思いっきり抱ける。
 今までのような淡白なセックスではなく、動物の本能のままに愛する妻と性交渉が出来る。
 早く時間が過ぎないか、私はベッドにつくまでの時間、自らの興奮を抑えられないでいました。
 寝室はシングルベッドを二つ、ナイトテーブルを隔ててあり、私のベッドは奥側と決まっていました。

 その日私は早めに寝室に入り、ひたすら妻を待ちました。
 いつものように食事の後片付け、洗濯物のアイロンがけ、入浴を済ませてから寝室に入ってきたのは、私はベッドについてから2時間が経ってました。
 その間私は何度か睡魔に誘われたが、妻への性的欲求から眠りに付く事はありませんでした。
 「まだ起きてたの?明日も早いんでしょ」
 妻は寝室に入るなり明かりを消さずにベッドで寄りかかっている私を見て、そう言いました。
 「うん、なんか眠れなくて」
 「珍しいね。いつもこの時間ならいびきかいてるのに」
 そう言うと妻は自分のベッドに入りナイトテーブルの電気を消そうしました。
 「そっちに行っていいか?」
 「えっ?」
 結婚してから平日の夜に私から妻を求めることなんて、一度もなかったので妻は驚いた様子でした。
 「どうしたの?」
 「うん、今日は何か変な気分になったから、どうしても・・・その・・・」
 「いいよ・・・」
 そう言うと妻は掛け布団を少しめくり私を向かい入れてくれました。
 私は抑えられない興奮のまま妻のベッドに入り込みました。
 「どうしたの?」
 妻のパジャマを脱がし、一心不乱に覆いかぶさった私とは正反対に、妻はいつものように冷静な顔つきで私をなだめるようでした。
 妻の手がナイトテーブルにある電気スタンドのスイッチに手を伸ばすと、私はその手をつかみました。
 「お願い、電気消して・・・」
 「やだっ」
 妻との性交渉で初めて私は自分の要求を口にしました。
 「今日は敦子の裸をちゃんと見たい」
 「あなた・・・」
 「頼む・・・」
 「わかったわ、でも恥ずかしい事はしないで・・・」
 妻との性生活を明かりのあるところでするのはこの夜が初めてでした。
 スタンドの明かりに照らされて初めて見る妻の裸体は、息を飲み込むほど美しかった。
 恥ずかしながらその全身を見た瞬間に私は大量に果ててしまったのです。
 「ご、ごめん・・・」
 思いもよらない自分の身体の反応に、私は情けない気持ちで一杯になりました。
 「いいよ、久しぶりだったし、今日は少し飲みすぎたのよ」
 妻はそんな私にいつもと変わりないやさしい言葉をかけてくれました。

 私は自分のベッドに戻ると、静かにスタンドの明かりを消し目をつむりました。
 やっぱり俺ではダメなのか?
 敦子の本当の姿を見てみたい。
 性欲に溺れ、乱れていく敦子の姿を・・・
 隣りに寝ている妻は、無邪気な顔ですでに寝息をたてていました。
 その夜、私はそんな妻の寝姿を見ながら二度の自慰行為をしていました。


 あれから数日が過ぎ、いよいよ妻の友人である美佳さんが撮影を行った写真館に夫婦で出かける事にしました。
 今回は撮影の依頼と打ち合わせが目的です。
 写真館のオーナー兼カメラマンの高島という男性は、50代後半の白髪で髭をたくわえた紳士でした。
 私たち夫婦にコーヒーとお茶菓子を用意して笑顔で応対する姿は、とてもカメラマンという芸術家風ではなく、その物腰は丁寧な営業マンのような感じでした。

 「浜崎さんからお話は伺っていましたよ」
 本題の撮影の話を始めると、高島氏は笑顔で語りました。
 「奥様は先日30歳になったばかりということで・・・それはお誕生日おめでとうございます」
 30歳おめでとうと他人から言われ、気恥ずかしさで顔を赤らめて下を向く妻とその横に座っている私に高島氏は話を続けました。
 「わたしも昔はプロの有名なカメラマンを志望していましたけど、上手くいくのは選ばれたほんの一握りの人間だけで、結局私はこのような写真館をするのが精一杯でしたよ。それでもいい写真を撮りたいという情熱は、今でも少しも冷めていないですけどね」
 高島氏は私立の有名な幼稚園や小学校での専属カメラマンでもあり、自宅を改装したスタジオで記念撮影などをしていた。
 最近はデジタルカメラの普及で、写真の現像などの仕事はほとんどなくなってしまっが、その分カメラマンとしての仕事に再び情熱をもって打ち込めるようになったと言っていました。
 「あの、ヌード写真の依頼って結構あるんですか?」
 私は興味本位ではなく、実際に妻のようなまったくの素人が本当にヌード撮影をお願いすることがあるのだろうかと、素直な疑問をぶつけてみました。
 「そうですね。うちみたいな家族写真とかを主に扱っている所にはなかなかそのようなお客さんは来てくれませんけど、最近ではヌード写真を専門に扱っているスタジオが盛況をはくしていると聞きますよ。20歳の記念ヌードとか、奥様のように30歳の記念ヌードとかは、全然珍しいことではないですね。それに還暦を記念して自分のヌード写真を撮る人もいるとか・・・」
 高島氏は笑顔でそう語っていました。
 「か、還暦記念ヌードですか」
 「そう、女性はいくつになっても自分の美への欲求があるのでしょうね」
 仕事で若い女性のヌードを見られるカメラマンをうらやましいとも思ったが、60歳の還暦ヌードは勘弁して欲しい、ともその時なんとなく思っていた。

 「あのー、一つ質問なんですが、撮影の当日私も見学させてもらってもいいですか?」
 他人に撮影される妻の姿を生で見なければ、私の欲求を果たすことは出来ません。
 今回の件で私が一番気にしていた事なので、はっきりとそのことだけは確認しておきたかったのです。
 「もちろんですよ。大切な奥様の撮影なんですから、ご主人には立ち会ってもらわなくてはね」
 高島氏の言葉は私を安心させるには充分でした。
 「それに、女性は見られれば見られるほど美しくなるんですよ。だから撮影の時には、ご夫婦が信頼できる安全な方なら、どなたでも見学してもらってかまいませんよ。その方がきっと美しい写真ができるはずですから」
 書類を整理しながら話す高島氏の言葉に、私たち二人はびっくりしました。
 「えっ!他の人に見学を?」
 私は思いもしない高島氏の言葉に、心臓を一刺しされたくらいの衝撃を受けました。
 「そ、そんな・・・無理です・・・」
 妻は消え入りそうな声でそう答えました。
 「確かに自分の裸をご主人以外の人間に見せるなんて、日常にはあり得ませんよね。でも、あなたは今のその素の姿を記録に残しておきたいと考えたんですよね」
 「え、ええ・・・」
 「だったら出来るだけ美しい姿を残しましょうよ」
 高島氏は妻の正面に座りなおすと、真剣なまなざしを妻へ向けてそう語りました。
 「でも、見学させるだなんて・・・」
 「まあ、ちょっと乱暴な言い方でしたね。実際にはご家族や恋人以外の方を連れてこられる方はいませんよ。でも、見学者がいるくらいの方がスリル感があり、より美しい写真を残せるのですけどね。それに、自分への戒めのためにもね」
 「戒め?」
 私は高島氏の言葉の意味を問いただしました。
 「そう、こう見えても私も男性ですから。こんな美しいご婦人が自分の目の前で裸になれば、変な気分になってしまうものです。でもギャラリーがいればカメラマンとしての自制心を失わなくてすむ。なんてね。でも任してください。ギャラリーがご主人だけでもあなたならきっと美しい写真が撮れる。私のカメラマンとしての直感でそう確信できますから」
 高島氏にそう言われると、妻は恥ずかしそうにうつむくばかりでした。


 撮影の段取り、撮影が終わってから写真集が出来上がるまでの工程、費用のことなど、高島氏からもろもろの説明を受け、私たちの不安も少しずつ解消し、妻にも緊張がいくぶんほどけて笑顔が見られるようになった時でした。

 「ただいまっ。花園小学校の音楽会の写真の件、打ち合わせしてきました」
 突然写真館に突然入ってきたのは、背の高い若い男性でした。
 「あっ、お客さんでしたか。失礼しました」
 そう言うとその男性は私たちに頭を下げると、中に入っていきました。
 「彼はうちで働いてくれてる三上くんだ。大学を出てきちんとした会社に就職してたのに、カメラマンの夢が捨てられず、その会社を辞めて専門学校で勉強しながらうちで働いているんだ」
 高島氏は突然入ってきた若い男性の紹介をしてくれました。

 「先生、今日の資料です。後で目を通しておいて下さい」
 奥から顔を出したその男性は、高島氏に書類のような物を手渡すと、写真館の機材の整理などをしていました。
 見た目にも清潔感のあるその男性とも、私たちは会話を交わすようになり、笑い声なども混じって場がとてもなごやかになってきた頃でした。

 「ねえ、先生の作品、見せてもらいました?」
 「おいおい、いいよ、そんなの・・・」
 突然三上氏が私たちに聞いてきました。
 「こうやって口コミでも、先生の撮影を希望される方が増えてきたのは、あの受賞があってからじゃないですか」
 私たちは三上氏が何を言っているのか、全く理解ができませんでした。
 ただ、高島氏が写真で何らかの賞を貰う人だったということは、そこで初めて解りました。

 「このパネルを見て下さい」
 三上氏はそう言うと一枚の大きなモノクロ写真が入ったパネルを私たちに見せてくれました。
 それは男女が裸のまま向かい合って立っている写真でした。
 女性は言いようにない快楽の表情を浮かべ、天を仰いでいます。
 男女の腰の位置は密着していて、男性の引き締まった臀部が印象的でした。
 まさに立位で繋がっているようにも見えます。
 「これは先生が一年前にフランスの有名な写真展に出品した作品で、先生はこれで入賞をとられたんですよ」
 三上氏は自分のことのような嬉しそうな顔でそう話しました。

 そしてさらに一冊の大きなアルバムを私たちの前に置きました。
 「これはその時に撮った写真を収めたものです。中をご覧になりますか?」
 私たちはそのアルバムの中を見てみる事にしました。
 中にはやはりモノクロの写真で、男女が写っていました。
 どのポーズもセックスを連想させるような写真だったが、いわゆるアダルト雑誌などに載っているような猥褻感は一切なく、男女の芸術美に引き込まれるような写真ばかりでした。
 どの写真も女性は歓喜の表情を浮かべていて、男性はその筋肉が強調されるものばかりです。
 女性は明らかに日本人のようなのに、まるでギリシャ彫刻を見ているようでした。
 東洋人のきめ細かい肌がモノクロ写真でも良くわかり、とても美しく写っていました。

 「すごくきれい・・・」
 妻は写真にみとれ、おもわず口にしました。
 「でしょ、先生はね、絶対に有名なカメラマンになれる人なんですよ」
 「まだまだ、それは未完なんだから、あまり大げさに宣伝しないでくれよ」
 高島氏は照れながらそう言うとアルバムを持っていきました。
 「けど、さっきの写真、男の人は顔が写っていなかったですね」
 写真の美しさに魅了された妻とはまるで違う発想をしていた私は、やはり芸術を理解するセンスはなかったのでしょう。
 まるでトンチンカンな言葉を口にしてしまいました。
 「あれ、実は僕なんですよ。実は僕もアルバイトでモデルの仕事をしてるんです」
 三上氏の突然のカミングアウトに私たちは、目をシロクロさせてしまいました。
 「ここでの仕事で、なんとか生活をすることはできるのですけど、僕も先生のように本気でカメラマンになりたいと思っていまして。撮影する側の立場だけじゃなく、モデルの気持ちも理解できるようになりたくて、いい勉強させてもらってます。若いうちにもっと自分の可能性を広めておきたいから。もちろん先生にも賛成をもらってます」

 三上氏はここでの仕事、また専門学校に通う傍ら、女子美大などでデッサンのモデルのバイトもこなしていると言います。
 もちろん美術モデルなのでヌードになる事がほとんどとのようです。
 モデルについていろいろ語る三上氏を見ていて、若い女子大生の前で裸を晒す気分というのはいったいどういうものなのだろう?
 私にはそんな疑問が浮かんできました。
 屈託なくそう話す三上氏に妻もなんとなく心を許し始めていました。
 「でも、女の人の前で裸になるってどんな気分なの?」
 私はついそんな疑問を口にしていました。
 「もちろん興奮しますよ。考えても見て下さい。異性の前で裸になる時というのは、まあ病院での診察とか特殊な場合は除いたとして、そのほとんどは性交渉の時ですよね」
 あっけらかんと語る三上氏とは反対に、私たちは何となく気恥ずかしい思いを感じてしまいました。
 「これは先生の受け売りなんですが、私たち地球に住む生物が神様から与えられた最大の使命って何だと思います?それは子孫を残すことですよ。神様は私たち人間に、その子孫を残す行為に最大の悦びを与えてくださった。その時の表情にこそ、人間の本当の美の姿があるのです。だから僕はモデルをしている時に、たとえ性的に興奮してしまったとしても決して恥ずかしいとは、思わないんです。それにデッサンしている方も筆がのるみたいですしね。カメラマンだって同じなんですよ。モデルが性的に興奮している時こそが最大のシャッターチャンスなんです」
 「敦子さん、今度の撮影はすべて先生に任せて、いい写真にしてくださいね」
 三上氏は申込書に書いてある妻の名前を見てそう言うと、その場を後にしてさがっていきました。


 その日の夜は美佳さん夫妻と一緒に食事をすることになっていました。
 7時に待ち合わせた居酒屋に行くと、すでに美佳さん夫妻は店にいました。
 店の奥にある小あがりの小部屋に通されると、美佳さんの旦那さんである信吾さんが笑顔で迎えてくれました。

 「久しぶりだね、相変わらず敦ちゃんは綺麗だね」
 「あんた、またやらしい目で・・・今日はご主人もいるんだからね」
 信吾さんのお世辞とも思える挨拶に美佳さんが、すかさずちゃちゃを入れます。
 「ねえ、どうだった?」
 頼んだ料理もすべて運ばれ、一通り盛り上がって話しをした後、美佳さんが今日の写真館での打ち合わせのことを尋ねてきました。
 「う、うん、まあね・・・」
 妻は居酒屋の軽いカクテルを口にしながら、言葉を濁してそう答えました。
 「まあねって、なによ敦子。それより高島先生の写真見せてもらった?」
 美佳さんの言った写真というのは、あの海外での写真展で入賞した作品だということはすぐにわかりました。
 「うん、見せてもらった・・・」
 「すごく素敵でしょ?」
 「う、うん・・・素敵だった・・・」
 「私ね、思うんだ。あの先生はあんな所で子供の運動会の写真とか撮ってる人じゃないって。きっとそのうち、私たちなんか近寄れないくらいの有名な写真家になるんじゃないかってね。だって、あんな素敵な写真が撮れるんだもん」
 美佳さんは得意げにそう語ると、美味しそうにチュウハイを飲み干した。
 「お前の写真を撮った事が、あの先生の一生の汚点にならなきゃいいけどな」
 「もー何よそれー、失礼ねー」
 すぐさま、隣りにいた信吾さんは、タバコの灰を灰皿に落としながら、美佳さんにちゃちゃを入れます。
 そんな信吾さんに美佳さんが身体をぶつけると、信吾さんは倒れて壁に頭をぶつけます。
 「いてーなー、何すんだよー」

 似たもの夫婦というのはこういう夫婦のことなのだろうか。
 私たちは結婚して2年が経つというのに、このように無邪気にじゃれあったことなど一度もありませんでした。
 私は自分たちとは違う目の前の夫婦が心底うらやましいと思いました。

 「これ、私の写真集。誠さんも見てみて」
 突然美佳さん後ろに置いてあったカバンの中から、自分の写真集を私の前に差し出しました。
 「えっ!美佳、いいの?」
 妻は美佳さんの突然の行動に驚きました。
 「いいのいいの、別に減るもんじゃないし。それにね、私この写真を撮ったこと本当に良かったと思ってるの。だって私みたいな身体でも、こんなに綺麗に撮ってもらえたんだから・・・一生の宝物よ。日本中の男に見てもらいたいと思ってるんだから」

 自分の裸の写真集を親友の旦那に見てくれと頼む美佳さんは、まさに自由奔放というか、いわゆる世間の常識など全く気にしないのでしょう。
 世間体を気にして生きてきた私は、そんな美佳さんに敗北の念を抱く思いがしました。
 しかし、そのとなりには美佳さんのご主人である信吾さんがいるのです。
 私は目の前に置かれた美佳さんの写真集の表紙を眺めながらどうしたらよいのか思慮していました。

 「別に俺のことは気にしなくていいんだよ。むしろ俺も誠くんに美佳の写真集を
見てもらいと思ってるくらいだから」
 美佳さんの隣りにいたご主人の信吾さんまでもが私にその写真を見るように勧めてきたのでした。
 私は横にいた敦子に視線を向けると、黙ったままうなずく敦子にうながされ、写真集を手に取りました。

 最初の数枚は、洋服のまま笑顔を見せる美佳さんの写真が数ページ続き、その後、真っ赤な下着を身に着けただけの写真が出てきました。
 その姿はまさに妖艶と表現してぴったりするものでした。
 そしてページを進めていくと、ついにはバストトップを晒した美佳さんの写真が出てきました。
 美佳さんの乳房は、敦子のものより大きくて柔らかそうなのがわかります。
 大きめの乳輪やその先端も決して品を損なわずに、美しいと素直に思えるようなカットでした。
 そして、アンダーヘアーもはっきり映し出してある全身写真。
 美佳さんの表情は自信に満ちた顔をしていました。
 この撮影で男にはわからない女性の誇りを確信できたのでしょう。
 私は写真集の全てのページに目を通すと静かにそれを閉じました。

 「ご夫婦を目の前にして言いづらいけど、美佳さんの女性としての誇りが詰まっているような写真ですね」
 私は写真集を見た率直な感想を口にしました。
 「うれしいー、やっぱり誠さんだわ。言う事に品があるもん。あんたとは全然違う」
 美佳さんはそう言うと信吾さんにひじてつをして、すぐに敦子に向き直った。
 「ねえ、撮影はいつなの?」
 「今度の土曜日・・・」
 「誠さんも一緒に行くんでしょ?」
 今度は私に向き尋ねてきた。
 「うん・・・」
 「ねえ、私も行っていい?」
 「えっ、美佳も?」
 「だって敦子なら私よりもずっと美人だから、見てみたいじゃない」
 焼酎をもう3杯も飲んでいる美佳さんは少し酔っているようでした。
 「いいんじゃないか、だって先生も他に見学者がいれば、もっと綺麗な写真が撮れるって言ってたし」
 美佳さんの裸の写真を見たばかりの私は、酔いなどほとんど吹き飛んでいました。
 「そんな事言ってたんだ、やっぱりあの先生ただものじゃないわ」
 口調もだらしなくなった美佳さんは、写真集の顔とは別人のような酔いどれ女に変貌していました。

 「おいおい、いいなあ、俺も仲間に入れてくれよ」
 美佳さんの話に割って入ってきた信吾さんも、見てみれば充分に酔いが回ってるようでした。
 「ねえ敦子、うちの旦那も一緒に連れてってもいい?」
 「えっ、そ、そんな・・・」
 「誠さんだって私の裸を見たんだから、信吾にも見せてあげてもいいんじゃない?」
 「無理よ、そんな・・・」

 なんだか会がだんだん乱れていくようでした。
 美佳さん夫婦だけが、気持ちよく酒に酔い、私たち夫婦はそれに反して冷めているような感じがしていました。
 私を除く3人の声がだんだん反響するように聞こえだし、私自身も酒の毒が体中を駆け巡るような感覚になっていきました。
 結局妻は、撮影時に信吾さんの同席をはっきりと許可したわけではなかったが、その場では今度の土曜日の撮影に、4人が行く事になってしたようです。
 あいまいにしたまま、その夜の私たちの会食は終わることになりました。


 美佳さん夫妻との夕食を終え、私たちは家路に向かいました。
 今日は、妻が希望していた写真撮影の打ち合わせをして、その後、妻はエステに行き、美容院にも行った。
 さらに夜には妻の昔からの友人と食事もした。
 妻のために使った一日だったが、何故か帰りの電車の中ではずっと無言のまま表情のさえないままでした。

 その夜、家に帰っても妻はなんとなくふさぎ込んでいるような表情をしていました。
 「どうした?何か、うかない表情だけど・・・」
 そんな妻を気にして私は声をかけてみました。
 「うん、私ね、やっぱり今回の撮影をした方が良いのか迷ってるの・・・」
 妻はしばらく考えこんだ後、私にそう言いました。
 「えっ!どうして??だって敦子から言い出した話だよ」
 私は突然の妻の言葉に動揺してしまいました。
 「確かに美佳の写真を見た時は、私もあんな写真を残してみたいと本気で思ったわ、でも・・・」
 妻は言葉に詰まったようにそう言いました。
 「でも?」
 「信吾さんまで見学することになるなんて・・・私そんな事をするつもりじゃなかったから・・・」

 やはり、妻は簡単に人前で肌を露出することなんて出来ない人間なのです。
 妻に限らず、たいていの女性ならそうでしょう。
 旦那である私や、幼馴染の同姓の友達の前ならともかく、以前から知っている男性の前で、一度も見せたことのない裸を見せるなんて、到底納得できる話ではありませんでした。

 「それなら美佳さんたちに断るかい?」
 私は妻が嫌がるのに、無理やりそのような事をするつもりは毛頭ありませんでした。
 しかし、今日高島氏が言っていた事が頭の中から離れないでいたのです。
 『女性は見られれば見られるほど美しくなる』
 私以外の第三者の人間、特に男性がいれば、妻は普段の殻を破り、もっともっと淫らになれるんじゃないだろうか。
 そんな欲情した妻を一度でいいからこの目に焼き付けたい。
 愛する私の妻、敦子が、他人にその肌を晒し淫らに欲情していく。
 そんな姿が見られるのなら、私はどんな犠牲を払ってもいい。
 私は底知れぬ自分の欲求を満たしたいとその時思っていたのです。
 「う、うん・・・」
 妻は私の言葉にうなずきました。
 私は次の言葉を探さなければなりません。
 「でも、敦子が写真を撮る事はもう美佳さんや信吾さんにも分ってしまってることだろ。だとしたら出来上がった写真は、美佳さんや信吾さんも見ることになるんじゃないのか?」
 「・・・・」
 妻は返事を出来ないまま、私の言葉を聞いていました。
 「遅かれ早かれ、敦子のヌードは美佳さんたちの目にも触れる事になるんじゃないのか?」
 「・・・・あなたはいいの?私の裸を他の男性に見られても?」
 「そりゃ少しは嫉妬するけど、カメラマンの高島さんだって男性だよ。それに今日美佳さんの写真集を見て思ったんだ。こんな言い方したら美佳さんに悪いけど、敦子だったらきっと美佳さんの写真集の何倍もいいものになるって」
 「あなた・・・」
 「それに高島さんも言ってたじゃないか。他人に見られれば見られるほど、女性は美しくなるって。遅かれ早かれ美佳さんたちに見られるんだったら、撮影の当日に見学してもらおうよ。その方がきっといい写真ができるはずだよ」
 「・・・・」

 妻は黙ったまま私の言葉を聞き、まだ迷っているようでした。
 私は焦りました。
 「敦子の30歳という節目の歳に作るこの世でたった一つの写真集なんだよ。だったら出来るだけ良いものにしようよ」
 私は無心で妻を説得していました。
 何度も言葉を変え、妻を励ましながら・・・
 「わかったわ、あなたがそこまで言うなら」
 妻は自分の中で大きな決心をしたようでした。

 始めは妻から言い出したヌード写真集の話だったが、いつしか、それに対する情熱は、妻のものよりはるかに私のものが大きく上回っていました。
 私は揺れ動く妻の心を思うと、締め付けられるほどせつない思いが込み上げてきて、今すぐにでも妻を抱きしめたい気持ちにかられました。
 いつもの時間に寝室に入ると、私は自分の興奮を鎮めるようにベッドで静かに目をつむりました。

 三上氏の筋肉質な裸体の前に立つ全裸の妻。
 二人は立ったまま向かい合い、唇を重ねる。
 妻の口からは甘い吐息が漏れ、恍惚の表情を見せていく。
 三上氏の手は妻の乳房をつかむと、その先端のつぼみをつまむ。
 それに反応した妻は大きな吐息を漏らして天を仰ぐ。
 三上氏はそのつぼみを舌で転がしながらその手を妻の秘部に差し込む。
 そこで私は目が覚めました。

 隣りには静かに寝息をたてている妻がいます。
 私は今すぐに妻のベッドに入り込みたい気持ちで一杯でした。
 寝ている妻を起こし、私の性欲を果たしたい。
 我慢できず、私は自分のベッドから出ようとしました。
 しかしその瞬間、別のことが私の頭をよぎったのです。
 私はやはり今回のことを自分の性的欲求に使ってるだけなのか、妻の純粋な気持ちを踏みにじって。
 今ここで妻と交われば、さっき言った言葉は全て虚になってしまう。
 私は踏みとどまりました。
 そして、撮影が終わるまでは決して妻の身体には触れないと、心に誓いました。


 いよいよ撮影の当日になりました。
 その日は10月の下旬というのに小春日和の汗ばむ陽気でした。
 身支度を整え、9時に写真館に向かうとすでに美佳さんや信吾さんもいました。
 妻は緊張のせいか朝からほとんど言葉を出す事はありませんでした。
 こころなしか上気したように見える妻の顔は、はりつめたような美しさが漂っていました。
 写真館に到着し、挨拶もそこそこに私たちは写真館のスタジオに通されました。

 「それじゃ奥様はあちらで仕度してきましょう。僕はこれでもスタイリストの勉強もしてますから」
 三上氏はそう言うと妻をエスコートして奥の控え室に入っていきました。
 プロのカメラマンを目指し働きながら専門学校に通い、自らもモデルをしたり、またスタイリストの勉強までしている。
 私は自分よりも若い三上氏の引き出しの多さにただ感心するだけでした。

 「ちょっと、あんたは無理言って見学させてもらってる身なんだから、興奮しすぎて変な事しないでよね!」
 「わかってるって!いちいちうるせーなー」
 私たちはスタジオの後ろに置かれていたパイプイスに腰をおろして、これから行われる撮影を静かに待つだけでした。
 「今日は私も助手の三上くんも気合が入っています。電話でもお伝えしましたが、今日は衣装などの撮影は予定していません。ヌードメインで行きますが、モデルさんの気持ちがのるまでは、今日の洋服のまま。それでは準備が出来るまで、もう少しそのままでお待ちください」
 高島氏は私たち三人にそう言うと、妻のいる控え室に下がっていきました。
 「ちょっと、あんたどこ押えてるのよ。もう興奮してるの?今朝2回もしてきたくせに!」
 「るせーなー、男のさがなんだからしかたねーだろー!」
 言いたい事を本気で言い合える美佳さん夫婦は、はためにはコミカルに見えるでしょうが、やはり私にとってはうらやましいご夫婦でした。

 ほどなくすると三上氏が妻を連れて控え室から出てきました。
 三上氏の手によってヘアースタイルや薄化粧が整えられ、
 さらに妻の美しさが強調されていました。

 まずは撮影に慣れてもらうため、洋服を着たまま妻の撮影が始まりました。
 「いいですよ。そう、とても綺麗だ」
 高島氏はスタンドに立てられたカメラのシャッターを切り始めました。
 「バシッ、バシッ」と大きなシャッター音と共に、明るくたかれるストロボの光。
 私たちはいよいよ始まった創作の現場を目のあたりにして、ただ息を飲み込むだけでした。
 三上氏はその間も、妻のヘアースタイルを直したり、露出計で明かりを測定したり、照明のセッティングを変えたり、スタジオ内の装飾品を変えたりと、休むことなく動いていました。
 「そう、今の笑顔、いい表情ですよ」
 撮影中、高島氏は絶え間なく妻に声をかけ続けます。

 女性は誰であっても『自分が主役になってスターのように注目されてみたい』と考えたことがあると聞いた事があります。
 今まさに妻はその時にいました。
 絶え間なくたかれるフラッシュの中で、グラビアモデルのように妻は大きくはばたいていくようでした。
 「だいぶ慣れてきたみたいですね。いい表情だ」
 30分近く費やされた洋服を着たままの撮影で、妻の表情はすっかりやわらかく変わり、いつも以上にやさしさに包まれた妻の美しい姿が、引き出されていました。

 「よし!それでは奥様、いよいよ本番にしましょう。あちらで洋服をすべて脱いで裸になってきてください」
 高島氏の言葉で、撮影になれて笑顔を取り戻していた妻の表情がいっぺんにこわばりました。
 「・・・はい・・・」
 妻は小さくそう言うと、三上氏と共に控え室へ下がっていきました。

 妻は今何を思っているのだろう。
 あの控え室の中で、いよいよ妻は服を脱ぎ捨てて、その綺麗な裸を晒しているか。
 私の妻、私だけの妻が・・・
 私は妻の裸を頭の中で想像しながら、息が詰まる思いでその時を待っていました。


 妻と三上氏が控え室に下がっていくと、高島氏は慌ただしく次の撮影の準備をしています。
 床には毛の長い白い絨毯を敷き詰め、装飾品もシンプルなもに変えていきました。
 あっという間に先ほどのスタジオとは、まるで違う雰囲気になっていました。
 私たちはただ黙ってそれを見ているだけでした。

 あの控え室の中で、最初に妻の裸を見るのは三上氏なのか。
 私の心の中で小さな嫉妬心がわいてきたのと同時に、それ以上に興奮する思いがありました。
 10分が過ぎ、15分が過ぎても、なかなか妻は控え室から出てきませんでした。
 高島氏は一つも慌てる様子もなく、静かに準備をすすめています。

 控え室に入ってから20分以上が過ぎた時、突然そこから三上氏だけが出てきました。
 三上氏は高島氏のそばに行くと、こちらには聞こえない声で耳打ちをしていました。
 高島氏はそれをうなずきながら聞き終わると、ゆっくりとこちらに顔を向けました。
 「まだ奥様の決心が揺らいでいるようです。初めてのモデルさんにはよくあることです。もう少しお待ちください」
 高島氏はそう言うと、三上氏と共に妻のいる控え室へ入っていきました。
 高島氏はその状況をわかりやすく説明してくれました。

 横に座っている美佳さん夫妻は、少しがっかりした表情をして夫婦間の会話をしていましたが、私にはそんな余裕はありませんでした。
 『妻が拒否している!!』
 私は妻の今の気持ちを思うと激しく胸が締め付けられました。
 刹那と表現するのは、まさにこの時の私の気持ちです。
 切ない気持ちが込み上げてきて今にも嘔吐しそうな気分でした。
 『やはり夫として止めるべきだったのか?』
 確かに今回の話は、妻自身が「ヌード写真を撮ってみたい」と私に打ち明けて始まったものだったが、私は純粋だった妻の気持ちを裏切り、自らの性的な欲求を今回の撮影に託してしまっていました。
 30歳を向えたばかりの妻は、ひっそりと記念の写真を残しておきたかったにすぎなかったのに、美佳さんのご主人である信吾さんまで同席させるように仕組み、さらに私は妄想の中で、撮影中に他人に抱かれ悦びの表情をする妻を想像までしていました。
 そんなことあり得ないのに。
 私は激しく自分を責め続けました。
 なんて自分は不純な人間なんだと。
 そのことで、妻は今苦しんでいるんだ。
 私は頭の中で延々と自分をののしり、責め続けていました。
 高島氏が控え室に入ってから10分以上過ぎた頃だったと思います。
 『止めさせよう!今妻を助けられるのは夫である自分だけじゃないか!』
 私はそう言い聞かせると、意を決して席を立ちました。

 それとほとんど同時に控え室のドアが開き、中から高島氏、三上氏に続き、
ブルーのバスローブに身を包んだ妻が出てきました。
 『あっ!』
 私は心の中で叫んでいました。
 三上氏の後をうつむきながら出てきた妻は、スタジオに入る時に顔を上げました。
 その表情は清楚で、清らかで、凛とした美しさがみなぎっていました。
 三上氏は妻の前にしゃがみこむと、妻がはいていた部屋履きを受け取りました。
 バスローブの裾からは、妻の真っ白い生足が伸びています。
 その素足はやわらかい絨毯を一歩一歩踏みしめ、妻はカメラの前に立ちました。

 三上氏が妻の髪などをなおすと、すぐに高島氏のカメラがシャッターを切りました。
さっきとはうって変わって、高島氏は無言のまま真剣なまなざしで妻にカメラのレンズを向けます。
 バシッ、バシッと大きなストロボの音がスタジオ中に響いていました。

 「それじゃ敦子さん、バスローブの帯をほどいて」
 高島氏の声は、この日一番低い声で響きました。
 高島氏が妻を見つめてうなずくと、妻もそれに応じてコクリとうなずきました。
 こわばった表情のまま、妻は震える手をバスローブの帯の結び目にもっていきましたが、なかなかそれをほどくことができませんでした。
 高島氏は静かに三上氏に目配せをすると、三上氏はそれにこたえ妻の前に行きました。
 「失礼します」
 三上氏の手が妻のバスローブの帯の結び目にかかります。
 「自分で脱ぎます」
 妻の前でひざまずく三上氏の手を制した妻が、はっきりと口にしました。
 「失礼しました」
 三上氏がそう言って静かに下がっていくと、スタジオにいた全ての人間が妻の次の行動に注視しました。
 妻の指先に力がこめられると、帯の結び目はやわらかくふくらみ、やがてタオル地がこすれる音がしたのち、結び目が解かれた帯は一本の紐となって妻の足元に落ちていきました。


 バスローブを締め付けていた帯がなくなると、その襟元は左右に開かれ妻の素肌の胸元があらわになりました。
 妻がいよいよ私たちの前で、その素肌を晒す時がきました。
 緩めた襟元から妻の細い肩がスタジオのライトに晒されるのと同時に、形のよいの乳房、そして黒々としたアンダーヘアーが現れ、バスローブは妻の背中をつたって足元に落とされました。

 スタジオ中の人の目がいっせいに妻の身体に視線を向ける中、私の妻、敦子は、ついに生まれたままの姿をその場に晒したのです。
 その白い肌は一点のしみも傷もありません。
 二つの丸みを帯びた乳房はまだ10代とも思える張りを残し、それぞれの中央には、控えめではあるけど、しっかりと主張をしているつぼみが突き出ていて、それはすべての男性のみならず、女性までもが性的な興奮を掻き立てるには充分に魅力的でした。
 細くくびれた腰には、必要な脂肪はきちんと残され、決して貧弱な印象などなく、女性らしい温かい丸みは損なわれてはいません。
 妻の控えめなおへその下には、少し濃い目に密集したの恥毛が、その境い目をはっきりさせて縦長に茂り、奥の秘部を隠して私たちを誘惑します。
 臀部から太ももにかけての曲線は、まさに女性の神秘、美しさの象徴です。
 頭の先から、足の先まで完璧とも言えるその肉体は、見る人の呼吸をも忘れさせてしまうものでした。

 妻の裸体に見とれた私たちは、その時間までもが止まったように感じていました。
 あの高島氏ですら、カメラのシャッターをきるのを、忘れて見とれてしまっていたのですから。
 「先生・・・」
 三上氏の言葉に自分を取り戻した高島氏は、再びプロのカメラマンに戻るとそのレンズを妻に向けました。
 「バシッ、バシッ・・・」

 先程までと同じ大きな音がスタジオに響いていたはずでしたが、私にはその場面は静寂で、物音一つも聞こえてきませんでした。
 ゆっくりと妻の顔がこちらに向いてきました。
 そして、その視線が私と合うと、妻は何かを語りかけるように、そのままの表情を変えず黙って私を見据えました。
 私も妻から視線をそらさず、黙ってうなずきました。
 『すごく綺麗だよ』
 私の心の中の言葉が妻に通じると、妻は再びレンズに視線を向け高島氏の言葉どおりに撮影を続けました。

 三脚を立てたままカメラの位置を少しずつ変え、高島氏は妻が行うさまざまなポーズを、そのレンズの中に収めていきました。
 カメラの位置を変えるたびに、三上氏は妻に近寄りスタイルを整えます。
 それほど乱れてもいないヘアースタイルにブラシを当てた後、そのまま妻のアンダーヘアーに手を伸ばしています。
 優しい手つきで素早くそれを整えると、ファインダーの視界から消えていきます。

 「あっ、あいつ・・・うらやましいなぁ・・・」
 「しっ、ちょっと、あんた、声出さないで!」
 時間が経過して、私の聴力も正常に戻ってきたようでした。
 その後、私と妻とが目を合わす事はありませんでした。
 私とだけではなく、おそらく妻は意識して、私たちに視線を向けなかったのでしょう。

 三上氏が持ってきたソファの上で、妻は膝をついて背中を向けています。
 高島氏の指示通り、髪の毛をかきあげる仕草のあと、顔をレンズに向けたまま臀部を突き出しました。
 妻の大切な部分が見えました。
 『敦子が感じている・・・』
 やはり妻も一人の女なのだと初めて実感しました。
 私たちの視線の中で裸の妻の身体は明らかに変化し、女となっていたのです。
 それ以上に私は興奮していました。

 約一時間に及んだ、妻の裸の写真撮影は終わりに近づいていました。
 「はい、じゃあこれで終了。お疲れ様でした」
 高島氏のその言葉で、ついに長い妻のヌード撮影は終わりました。

 三上氏が妻に近づき、バスローブをそっとその細い肩にかけました。
 妻はタオル地のその衣類で素肌を包むと、やっと顔を私に向けてくれました。
 私たちは自然と手を叩き、妻に近づいていきました。
 「敦子、すっごく綺麗だったよ」
 美佳さんの最初の言葉に私も無言でうなづくと、妻は笑顔のまま一筋の涙を流しました。
 バスローブに身を包んだその姿は、何者にもかなわないくらい美しいと感じました。
 この場で強く妻を抱きしめたい気持ちで一杯でした。
 「ご、ごめん、なんか、急に涙が出ちゃって」
 妻はバスローブの袖でその涙をぬぐうと、再び笑顔を私たちに顔を向けてくれました。

 「みなさん、今日はありがとうございました」
 撮影をしてくれた高島氏が、私たちに向かって礼を言ってくれました。
 「こちらこそありがとうございます。とてもいい記念になります」
 私は高島氏に素直に感謝の意を伝えました。
 妻から言い出した30歳の記念のヌード撮影。
 私は妻の純粋な思いをゆがめ、自己の性的妄想を募らせて今回の撮影を待ち続けましたが『芸術というのは、そんな不道徳な考えを一蹴してしまうものだ』と思い知らされました。
 私はなんて浅はかな人間なんだと、つくづく自分が小さな人間に見えてなりませんでした。
 宇宙の神秘に匹敵するような妻の芸術美を、目の当たりに出来た幸せだけで、私のつまらない欲求など、もうどうでも良いと考えていた時です。

 「終わったばかりだと言うのに、とてもこんな事を言うのは恐縮なのですが、少し私の話を聞いてもらえないでしょうか?」
 高島氏の顔が笑顔から真剣なまなざしに変わると、私たちは彼が何を言おうとしているのか、恐ろしくもなりながら聞かずにはいられませんでした。
 「私はまだまだ無名のカメラマンに過ぎません。いや、この先も無名のまま終わるしがない芸術家でしょう。しかし、敦子さんを初めてこの目で見たとき、私が追求する芸術を表現できる唯一の女性だと直感しました。そして、今日ファインダーごしに敦子さんを見て、その直感は確信に変わりました。こんなあつかましいお願いをする身分ではないことは、充分に理解しています。どうかみなさん無礼を許してください」
 高島氏は改まってそう言うと、私たちに頭を下げたのです。
 そして、再び頭を上げてから言った高島氏の言葉に、私は胸を打ち抜かれてしまいました。
 「敦子さんに今から、私の作品のモデルをお願いしたいのです」


 私たちは、高島氏の突然の申し出に、完全に言葉を失っていました。
 「・・・えっ・・・・な、なんて?」
 自身のヌード撮影の直後で正常な思考能力のない妻は、高島氏のその言葉をとっさに理解することは出来なかったのだと思います。
 バスローズだけを身につけ、毛の長い絨毯に腰を下ろし、半身を投げ出している妻は、私たちに顔を向け高島氏の言葉の意味を聞いてきました。
 しばらくの間、私たちは誰もが言葉を失っていました。
 高島氏の作品というのは、全裸の男女による性的な表現のポーズ。
 裸のまま男女がからみ合い、歓喜の表情をあげる女性の妖艶な姿とたくましい男性の勇姿。
 人間が神から与えられた最大のよろこびの姿を表現するものなのです。

 長い沈黙の間、その静寂を破ったのは妻の親友である美佳さんでした。
 「敦子・・・せっかくのチャンスだからやってみたら・・・」
 「う、うん・・・敦っちゃん、やろう!」
 「あんたは黙ってて!」
 私はまだ言葉を出す事が出来ませんでした。
 妻が私の目の前で他の男に抱かれる。
 私が妄想していたことが今現実に起ころうとしていました。
 私の心臓は今にも口の中から飛び出してきて、その拍動で床をはい回るのではないかと思ったくらいです。

 「ちょ、ちょっと待って、今はまだ何も考えられないの・・・・少し考えさせて・・・」
 少しずつ正気を取り戻してきている妻は、その状況を理解しつつあるようでした。
 あり得もしない高島氏の申し出を断る言葉が見つからない妻は、慌ててその場を取りつくろうために、だた考えさせてと言ったに過ぎませんでしたが、高島氏の情熱はそんな妻の思いを知る由もないのです。
 「どうかお考えにならないで下さい。頭で考えてはダメなのです。あなたのその身体、本能のままの女性の美、それが私の求めている究極の美しさなのです。私はそんなあなたを撮りたい。どうか何も考えず、今のあなたの魂を包み隠さず私にぶつけてきて欲しいのです」
 高島氏はそう言うと、やさしい視線を妻に向けました。

 妻はゆっくりと高島氏を見上げると、目を見開いたままその申し出に答えることが出来ませんでした。
 考えてはいけない。
 高島氏の求める芸術には、人間の思考などじゃまになるだけなのです。
 答えは早く出さなければいけないということでした。
 「わかりました。先生がそこまで思っていただいているのなら・・・」
 私は高島氏に返答ができずに固まっている妻に代わって、静かにそう言っていました。
 「あ、あなた・・・」
 妻はただ驚いた様子で、その美しい顔を私に向けました。
 「敦子、もう一つ今日の記念を残してもらおう。心の中から湧き出てくる、僕も見たことがない敦子の本当の姿を・・・」
 私はそう言って妻の手を握りました。
 「ありがとうございます。ご主人のご理解ある決断を、決して無駄にしない芸術作品を作ります」

 その場ではもう妻の意思などは関係ないようでした。
 そう、妻はもう考えてはいけないのです。
 私たちに生まれたままの姿を晒して感じた思いを、そのまま高島氏の前で見せればいいのです。
 すべて高島氏に任せれば、妻は女として、人間として、今まで一度も味わったことのない神から与えられたよろこびを感じられるはずなのです。

 「さあ、敦子さん。もう舞台の幕は上がっていますよ」
 いつの間にか上半身裸になっている三上氏は、その厚い胸板を妻に向けてしゃがみ込み、やさしく妻の肩を抱きました。
 思考能力を失った妻はその腕に引かれるように、ゆっくりと立ち上がりました。
 高島氏はいつの間にかフリーでカメラをかまえ、二人をファインダーの中に捕らえていました。

2 名前:col

2022/07/17 (Sun) 17:12:14


 私たち三人は、すでに撮影が始まったことを悟り、再びスタジオの隅にその身を隠しました。

 スタジオ中央で三上氏と妻は向かい合って立っています。
 三上氏の下半身はジーンズだけで、上半身は裸です。
 盛り上がった背筋と均整のとれた逆三角形の身体が、洋服を着ていた時のイメージとはまるで違って、男性の逞しさがはっきりと伺えます。
 妻はバスローズに袖を通していますが、帯は巻かれていません。
 その裾が広がらないように、胸元で襟を握り締めている姿が、妻の現在の心細さを物語っていました。

 三上氏は妻の細い肩に両手をかけました。
 『キシーン・キシーン・キシーン・・・』
 連射モードの高島氏のカメラが二人を捕らえ、高速で記録していきます。
 「今度は先生のカメラを意識しないで下さい・・・あたなのシャッターチャンスは僕が演出しますから・・・」
 三上氏はそう言うと肩にかけていた両手を、バスローブの襟を握り締めている妻の両手に添えました。
 力の抜けた妻は三上氏に抵抗すらできません。

 三上氏はあっさりと妻の手からバスローブの襟を奪うと、自分の目の前で大きくそれを広げ妻の身体からバスローブを剥がし取りました。
 私たちの見てる前で、妻は再び全裸を晒されたのです。
しかし、先ほどのヌード撮影の時の妻の身体とは明らかに違って見えました。
 まるで今から始まる性なる儀式を待ち望んでいるかのように、妻の身体は準備を始めているように感じました。

 『キシーン・キシーン・キシーン・・・』
 先ほどの撮影とは違い、高島氏は大きなストロボを使用せずにカメラのシャッターを切り続けます。
 三上氏は妻から取り去ったバスローブを手に取ると、それを丸めてスタジオの隅にあるバスケットに入れました。
 そして自らもジーンズも脱ぐと、その下に着けていた黒のビキニパンツまでもあっさり脱いだのでした。
 三上氏の下半身には、今まで見たことのないくらいに大きく、そして堅く怒張したペニスが天を突き刺すかのような勢いでそびえ立っていました。
 三上氏はそれを少しも隠さず、再び妻の前に立ちました。

 私たちが見守る中、ついに2人は生まれたままの姿で向かい合いました。
 私は息が詰まるおもいで、2人を見守るだけでした。
 女性としては背の高い方である妻ですが、三上氏と向かい合うと両者の背丈がとても良いバランスであることを改めて感じ、いっそう私の嫉妬心をかき立てました。

 三上氏と向かい合った妻は、自分の胸を隠すかのように両手を胸元でしっかり結んでいました。
 「さぁ、素直に感じてください・・・頭で考えてはいけません・・・」
 三上氏はそう言うと胸元で結んでいる妻の両手をその手でやさしく包み込みました。
 そのまま首を傾け、妻の首筋にそっと自分の唇をつけました。
 「んっ・・・」
 すぐさま妻は三上氏の行為に反応を見せました。
 高島氏はそんな2人をいろいろな角度でカメラに収めていきます。
 三上氏の動きはまるでスローモーションのようにゆっくりとしています。
 妻の耳たぶから肩にかけて何度も唇でかみます。
 その行為はあくまでも優しい動きです。
 そのたびに妻は目を閉じてかすかな吐息をもらしました。

 ほどなくすると、三上氏は大股を拡げて妻の背後に回りました。
 三上氏の片方の手は妻の結ばれた両手を握ったまま、もう片方の手を反対側から回して妻のもう一方の腕を取りました。
 三上氏の両手は背後から妻の両腕を握り、胸元で結んでいたその手はあっさり引き離されてしまいました。

 「いやっ・・・」
 私たちの目、さらに高島氏のカメラの前には、隠す物がなくなった妻の全身が飛び込んできました。
 妻の両乳房の中央にある小指大の乳首は、これまでにないくらい堅く尖っていて、輝いて見えます。
 三上氏の唇が再び妻の肩をついばみ始めると、1瞬入った力が、妻の身体から抜けていくのがよくわかりました。
 2人の手はしだいにその指をからめていたのです。
 大きく怒張した三上氏のペニスは、妻の背後でそのくびれた腰に触れているのではと気になりましたがこちらからはよく見えません。
 高島氏は左右に動きながら妻の前身を撮影していきます。
 三上氏は妻の両手を離さないまま、妻の首、肩、そして背中に唇を交わしていきます。
 もろく壊れてしまいそうな妻の白く細い肩に向かってついばむような口づけは『ちゅっ、ちゅっ』とかすかな音をたてては、カメラが発する連射のモータ音にかき消されて聞こえなくなっていきます。

 「・・・んっ・・・」
 妻の顔が歪んだように反応すると、高島氏のカメラがその表情をタイミング良くカメラに収めていきます。
 三上氏はその口での愛撫をとぎることなく、今度は妻の背中からその位置を少しずつ下の方に向かっていきます。
 妻は三上氏の唇から逃れるかのように、少しずつ、少しずつ、後ろに手を取られたまま前かがみの態勢になります。

 「敦子さん、顔をあげてごらん」
 三上氏は妻にそう言うと、ゆっくりとその顔を上げていきました。
 その表情はすでに私が1度も見たことがない、恍惚の表情をしていました。
 高島氏はその状況を逃すことなくカメラに収めます。
 「そう、素敵ですよ。あなたは今からもっと素敵になりますよ」
 三上氏はそう言うと、再び再び妻の背中に唇を這わせていきました。

 私の妻、敦子が見せるこの表情は、まだ序章に過ぎないのか。
 私はこれから妻がどんな風に変わってしまっていくのか、不安を感じずにはいられませんでしたが、それを見届けたい気持ちが、私の不安に打ち勝ってしまっていました。


 『キシーン。キシーン・キシーン・・・』
 高島氏はカメラの何度も角度を変え、妻の表情をレンズに収めていきます。
 先程までの撮影では『静』のカメラマンでしたが、今はその身体を年齢を感じさせないほどに、アグレッシブに動かす『動』のカメラマンになっていました。
 あの作品から出てくる迫力は、まさにこの動きから生み出されたものなのだと、改めて芸術家の底知れぬ欲求の奥深さに恐ろしさすら感じていました。
 まるで肉食動物のように、今そのレンズが狙っているのは、私の愛する妻なのですから。

 高島氏が二人の反対側に回り込むと、写真の背景を気にしてなのか、三上氏はゆっくりと背中をこちらに向けるように妻の向きを変えていきました。
 高島氏もその動きに合わせて移動します。
 ファインダーの背景から、不要な景色が取り除かれる位置になると、再びシャッター音が連射し始めます。
 三上氏のペニスは、今にも妻の秘部を捕えるかのように反り返っているのがよく見えました。
 妻の背中全体にあくまでもやさしく三上氏の唇は触れては離れ、触れては離れしていました。
 「・・・んっ・・・」
 時より聞こえてくる妻の声に、私はどうしようもないくらいの嫉妬と興奮を覚えますが、その場から動くことは出来ませんでした。
 私の隣りでは、同じように息を飲み、身動きできない美佳さん夫婦がいるはずでしたが、私はその二人の存在など全く視界に入る余地はありませんでした。

 長々と続いた背中への愛撫の後、三上氏は妻の両手を開放すると、今度は妻の腰に手を当てました。
 よく見ると、その手つきは触れるか触れないかのような位置で上下に動いています。
 そして、三上氏は妻の臀部に唇を這わせます。
 先ほどと同じように『ちゅっ、ちゅっ』と小さな音を立てて。
 妻は苦しそうな声を上げて顔を上げます。
 高島氏のカメラはそんな妻の表情を、その背中越しから収めていきます。
 私の位置からは、妻の臀部がよく見えます。
 それは三上氏につけられた唾液でキラキラと光っています。

 二人の角度がまたすこし変わります。
 三上氏は、妻の臀部に口づけを繰り返すと、今度をおもむろにその口から舌を伸ばしました。
 堅く尖ったその舌先が、妻の臀部の割れ目上部の先端を捕えると、舌先を伸ばしながらすーっと割れ目を下がっていきました。
 「・・・んっ・・・あっ・・・」
 三上氏の口は、妻の臀部の割れ目の最下部にきたところで大きく開かれ、そこから出ている舌をさらに伸ばして大きく広げると、軽い顎の動きと合わせて妻の臀部を舐め上げました。
 「あぁぁ・・・」
 妻は私たちにもはっきり聞こえるくらいの声を出していました。
 三上氏はゆっくりとその動作を何度も繰り返しながら、高島氏の位置に合わせて、再び妻の前面をこちらの方へ向かせていきます。

 私と妻の夫婦生活のでは1度もされたことのない三上氏の行為に、反応している妻の顔が見えてきました。
 「・・・んっ・・・んっ・・・はぁ・・・」
 私たちの夫婦生活の中では、いわゆるオーラルセックスなどは皆無でした。
 普段の生活でも異常なまでに潔癖な妻は、セックスでも排泄器官を舐めるなどという行為を受け入れることなど決してありませんでした。
 しかし、現在私の目の前では、先日知り合ったばかりの男性に、自らの肛門をいくどとなく舐め上げられて、妻は今まで味わったことのないその快感に酔いしれているのです。
 私はそんな妻の姿に、これまでにない激しい衝撃を受けていました。
 そんな私の衝撃を知っているのか、三上氏は妻の臀部を何度も何度も舐め上げています。
 高島氏が放つカメラの連射音のわずかな隙間から、三上氏の口から、湿った音が聞こえては消えていきます。

 三上氏が再び妻の後ろで立ち上がると、妻の肩を持ち、くるりと自分の方へ向けました。
 私の位置からは、三上氏の視線が妻の瞳にそそがれているのが手に取るようにわかります。
 妻も動こうとはしていません。
 妻の両肩に手をかけたまま、三上氏はゆっくりと目を閉じ、その首を傾けながら妻に近づいていきました。

 私はその態勢を見た瞬間に次に起る事を悟り、心臓が止まる思いがしました。
 そうです。
 三上氏はそのまま妻に口づけをしたのです。
 三上氏のその行為に妻の背筋が一瞬ビクンと反応しましたが、その表情はこちらからうかがい知ることができません。
 私の心臓は止まるどころか、規則的に激しい音で鼓動を繰り返していました。
 『ドキン・ドキン・ドキン・ドキン・・・』
 すべての時間が止まっているかのような静寂の中、私の心臓は激しい音を立てていたのです。

 「ルール違反だよ・・・」
 高島氏は持っていたカメラを下に下げて三上氏にそう言いました。
 「す、すみません・・・」
 高島氏の言葉で三上氏はすぐに妻の顔から離れました。
 一瞬、撮影は中断されました。
 妻の充血した背中ごしに、三上氏のこわばった表情が見え隠れしていました。


 「あと数枚満足できるカットを撮影できたら終わりにしますので、敦子さん、もう少しがんばってください」
 高島氏は、唇を奪われた妻を気遣うようにやさしい口調でそう言いました。

 しかし、そこにはその夫である私がすぐそばにいるのです。
 そんな私の気持ちなどはまるで無視しているかのようでした。
 『今あなたたちが好きなように撮影しているのは、俺の妻なんだぞ!』
 私はそんなやるせない気持ちで1杯になっていましたが、舞台では私の存在など何処にもありませせん。
 演者とカメラマン以外にこの場には誰もいないのです。
 私は自分の無力さを思い知るだけでした。
 しかし一方で私は、高島氏と三上氏の間で決められたルールとはいったい何なのか、考えていました。
 ただ欲情を追い続け、淫らな女性の姿だけを追及するだけに過ぎないと勘違いしていた私は、そこに秩序があることを初めて知りました。
 何が許されて、何が許されないのか?
 それがどんなルールなのかは私の知る由ではありませんですが、少なくとも妻への口づけはそのルールに入っていなかったと言う事を知り、私の気持ちは少し落ち着きを取り戻しました。

 なすがまま三上氏の行為を受け入れてしまっている妻は、もう抵抗することなど出来なくなっています。
 そのルールがなければ二人は行き着くところまで行ってしまう。
 その場で見ているものには明らかでした。
 私はそんな心細い担保を得た1方で、心の奥底に別の感情が沸いてくるのを必死で押さえ込もうとしていました。

 撮影が再開され、三上氏は妻の肩をやさしく抱きながら、目を閉じ顔を横にして妻の首元に口を這わしていました。
 しかし、その仕草は先ほどとは変わってどこかぎこちなく感じられました。
 高島氏のシャッター音が心なしか減ったようにも感じます。
 高島氏は私たちから見て2人が横に向かい合って並んで見えるような位置に変えました。
 妻の乳房の盛り上がりとその先端の突起がはっきりと分る立ち位置です。
 シャッター音がするのと同時に、三上氏が再び妻にかぶさり、その肩に口を這わせます。
 あくまでもやさしいその口技に、妻の身体に再びその血液が巡っていくのがわかりました。
 「・・・あっ・・・んっ・・・」
 妻は何故こんなに感じてしまっているのだろう?
 今まで私の前では一度も見せたことのない姿を、ここでは妻はさんざん私に見せ付けている。
 しかも私だけではなく、子供の頃からの友人である美佳さんや、その旦那さんの信吾さんの前で。

 三上氏の口が妻の素肌に接するのと同時に見せる妻の妖艶な反応。
 妻を知らない男性なら、その姿は性的魅力を掻き立てるには充分だが、今まで自分との性交渉の中で1度もそのような姿を見せたことのない今の妻に現実感を奪われ、疑問にすら思うようになっていました。
 『妻は演技している?』
 普段から控えめな妻が、こうして全裸をさらけ出し、夫の前で他の男の愛撫を受けている姿を見せるということは、妻にとって耐えがたい苦痛なはず。
 しかしこの現状から抜け出すには、少しでも早く撮影を終了させるしかないのです。
 妻はその為に、高島氏が納得できるカットを身を切る思いで演じているのでは。
 私はそう思うと、再び心が締め付けられるような切ない気持ちになりました。
 『悦びなんかじゃない、 敦子は必死に耐えているのでは?』

 高島氏がカメラのシャッターボタンから手を離すと、無言のままその手で妻の腹部を円を描くように三上氏に指示を与えました。
 三上氏はそれを見ると、妻の首筋に這わせていた口を徐々に下に下げていきました。
 妻の臀部を愛撫した時と同じように、三上氏の口から舌が伸びると、その尖った舌先を妻の素肌に接触させながら下へ移動させていきます。
 「・・・あっ・・・」
 妻が思わず声を上げます。
 三上氏の口は妻の二つの乳房の間を通り、さらにゆっくりと下へ向かっていきます。
 「・・・あっ・・・あっ・・・」
 肩を震わせながら妻はそんな三上氏の頭を見下ろし、時より顔を上げ、声を漏らしています。

 三上氏の尖った舌先が妻のへそに引っかかります。
 「・・・んっ・・・」
 三上氏は一旦その舌を自らの口の中にしまい込むと、口をつむんで唾液を飲み込み、再びその口を開きました。
 その舌先は妻の臍の下からさらに下がっていきます。
 「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」
 困惑するような妻の表情ですが、その姿は三上氏の次の行為を受け入れる覚悟が出来ているようにも見えます。
 その証拠に妻の身体は『ビクッ、ビクッ』と反応を示していました。
 三上氏の舌がさらに下がっていきました。

 私は完全に覚悟していました。
 三上氏の舌が妻の秘部に差し込まれることを。
 しかし、その舌の先端が妻の陰部を覆うヘアーの先端に差し掛かると、その方向を逆にして今度は上がっていったのです。
 妻は一瞬にして脱力し、肩の力が抜けていきます。
 しかし、三上氏の動きは止まることなく妻の身体を上がっていきました。
 時間をおかず、再び妻の身体に電流が流れ込んでいくようでした。
 「・・・んっ・・・はぁ・・・」

 三上氏の舌が妻の胸の間にさしかかると、三上氏は閉じていた瞳を開き、高島氏にその視線をむけました。
 その瞳はまるでしかられた親に許しを請う子供のように私には見えました。
 そしてまた瞳を閉じると、その位置を横にずらしたのです。
 形の崩れていない妻の左乳房の下に三上氏の舌が接すると、その頂点に向かって動き出しました。
 その日まだ三上氏に触れられていない妻のつぼみに向かって。
 三上氏が伸ばした舌が妻の乳首の下先に触れると、その突起物をいとおしむように口に含みました。
 「・・・あぁぁ・・・」
 その瞬間、妻の身体は痙攣するかのように反応し、その上半身を大きくのけぞりました。

 ひざまつくような体勢で妻の前でしゃがみ、妻と同じように無駄毛の1本もない三上氏の美しい太ももやふくらはぎの筋肉は力強く盛り上がり、精悍な顔にある瞳は閉じて、目の前にいる女性の乳房に口をつけています。
 その女性は均整のとれた身体を弓のように大きく後ろにそらし、その顔は天を仰いで恍惚の表情をうかべ小さく口を開いています。
 その二人の姿は、まさに天から与えられた最大の悦びをかみしめた、人間の聖なる美しさを表現しています。
 気がつくと、高島氏のシャッター音が今まで以上に大きく響いていました。
 三上氏の男性自身は、再び勢いを増し、徐々にその姿を現すと、先ほどよりも力強く生命力をたたえて、神様のいる天に向かってそびえ立っていきました。

 私はその2人の美しい姿を目に焼き付けると、自然と頭の中でモノクロ写真にして大きく引き伸ばしていました。


 天を仰いだ妻はそのまま力を失い、倒れ崩れていくのを三上氏が抱き寄せました。
 「大丈夫ですか?」
 充血した妻の頬に前髪がかかると、震える手で妻はそれをそっと掻き上げ、三上氏の言葉に無言のままうなずきました。
 しかし妻の身体はもう限界なのはよくわかりました。
 息が乱れ、大きく肩を揺らしています。
 足元はふらつき、三上氏に支えてもらわなければ、1人で立つ事も出来ないようでした。
 「モデルさんはかなり疲労している。最後のポーズでもう終わりにしよう」
 高島氏はファインダーから目を離すと三上氏にそう言いました。

 時間がどれほど経過したのか全くわかりませんでしたが、高島氏の言葉で撮影が最終段階を向かえていることが分りました。
 何より妻の身体はもう限界であることは見ている私たちにも良くわかり、もう充分だという思いで一杯でした。
 究極の芸術の追求のためとはいえ、素人である妻は本当によくやりました。
 私はあと少しで終わる撮影の後、妻をこの手で思いっきり抱きしめてあげるつもりでした。

 「は、はい・・・」
 三上氏は高島氏の言葉にそう答えると、妻の両肩を支えながら私たちにその筋肉質な背中を向けて再び妻と向き合いました。
 三上氏の背中はその汗でしっとりと湿っていて、男の目から見てもセクシーだと思えました。
 「・・・じゃあ、これで最後のポーズします。できるだけ良い表情をして下さい・・・」
 三上氏は静かに妻にそう言うと、妻はよろける身体を精一杯の力で支え、コクリと三上氏にうなずきました。

 高島氏のカメラの前に立つ二人は、まるで恋人のようです。
 私にとってそれは最も恐れていました。
 妻の心が三上氏に奪われてしまうことを。
 私の目には自然と涙がたまっていきました。
 三上氏は一歩足を進め、身体をさらに妻に近づけると、その腰を妻に密着させていきました。
 そう、あのパネルにあった写真の姿です。

 「・・・んっ・・・」
 妻は目をつむると、静かにのけぞるように反応しました。
 妻の両腕が三上氏の背中にまわされるの見ると、私はいたたまれない気持ちで一杯になっていきます。
 「・・・はぁ・・・あぁ・・・」
 三上氏の腰が微妙に動くたびに、妻の身体は明らかに今までとは違った反応を示します。
 密着された妻と三上氏の間には、大きく怒張した三上氏のペニスが挟まれているはずです。
 妻はその感触を自らの下腹部で感じているのです。

 高島氏は左右に大きく動きながら、二人を連射していきます。
 「・・・んっ・・・んっ・・・あっ・・・いっ・・・」
 妻の表情は今にも快楽の頂点を極めるかのようでした。
 激しいシャッター音が響き、これが高島氏が求めていた究極の芸術なのか?
 私の頭は混乱しなが必死で考えていました。
 妻がまさに女として初めて経験する快楽の頂点を、まるで高島氏のカメラは待ち受けているかのように思えてきました。

 三上氏の腰が一度妻から離れました。
 一瞬、妻の腰がそれを追いかけるように見え、私の心を激しく揺さぶりました。
 そして三上氏は、右手で妻の左太ももを抱えるようにして軽く持ち上げると、再び自分の腰を妻の腰に密着させていきました。
 「んっ・・・」
 妻の表情が今までとはまるで違う反応を見せました。
 「あっ・・・いっ・・・」
 妻が言葉ともならない声を上げていました。
 三上氏の腰はゆっくりと、その逞しい臀部の筋肉を収縮させながら妻の身体にぶるけるように動いています。
 三上氏に抱えられた妻の左足はだらりと下がり、まるで三上氏の身体を自ら抱え込むようにも見えました。

 「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
 妻はその動きと同じリズムで苦しそうな息をあげますが、その表情は恍惚としていて、まさに神から授かった悦びをあじわっているかのようでした。
 その時妻の視線が私を捕らえました。
 私は固まったまま妻に言葉をかけてあげることができませんでした。
 その時妻は私に何を語りかけようとしていたのか、私には分らなかったのです。
 「うんっ・・・」
 三上氏の力んだ声も、妻の声と調律が合わされていました。
 「あぁ・・・あぁ・・・あぁ・・・んっ・・・あぁぁ・・・」
 必死に耐えている妻でしたが、いつしかはっきりと声を漏らすようになり、その綺麗な表情が乱れていきます。
 「・・・だ、だめっ・・・あっ・・・んーーーっ・・・」
 ひとしきり大きな声を上げると、妻はガクッと自分を支える力を失いそのまま三上氏にもたれ掛かっていきました。

 そうです。
 この時妻は生まれて初めて絶頂を感じたのでした。
 『妻が逝ってしまった・・・擬似セックスで・・・』
 突然妻に体重を預けられ、三上氏は一瞬よろけましたが、体勢を立て直すと妻を抱えながらゆっくりとしゃがみ、妻を絨毯の上に寝かせます。
 三上氏の腰は妻と密着したままでした。
 体勢が変わったことで、その部分が私たちにもはっきり見えてきました。
 『三上氏のペニスがないっ!』
 密着した二人の間に、三上氏のペニスが見えていません。
 私の動揺は言葉にならないほどです。

 三上氏は両手を絨毯につけて自分の身体を支えると、その下にはぐったりと生気を失った妻が大きく足を開かされて寝かされています。
 そして三上氏は、開かれた妻の両足の間にある自分の腰を、もう一度ゆっくり突き上げると、妻は重く苦しそうなうめき声を上げました。
 三上氏は上体を上げながら、ゆっくりとその腰を妻から離していきました。

 すると妻と三上氏の身体の間から、妻の愛液で輝いている三上氏の充血した肉棒が徐々に姿を現しました。
 『な、なにっ!!!!』
 私はそれを見た時、私はその日一番の衝撃を受けました。
 頭が真っ白になる。
 目の前が真っ暗になる。
 そんな言葉では言い表すことができません。
 私は目の当たりにした現実を直視したまま、自分の身体を何一つ動かすことが出来なかったのです。
 同時に「ひゃっ」っと声を上げた美佳さんは、その大きく開いた口を手でふさいでいました。
 すぐ横に立っている高島氏は、構えていたカメラをだらりと下げて二人を見つめています。

 三上氏ペニスの先端が妻の身体からゆっくり引き抜かれると、妻の愛液で糸を引きながら、ペニスは大きく飛び跳ねるように上を向きました。
 「せ、先生・・・すみません・・・」
 三上氏は小さな声でそう言うと、すぐさまバスケットに脱ぎ捨てた自分の衣類を丸めて抱え、背中を小さく丸めながらその場を去っていきました。
 その姿は先ほどの勇姿とはまるで別人のようでした。

 スタジオの中央に取り残された全裸の妻はぐったりと横たわっていました。
 誰もがそれを眺めたまま凍りついていました。
 そう、高島氏までも。
 妻は顔を向こうに向けて、肩を揺らしながら泣いています。
 この時、何故私はいち早く妻にかけ寄り、抱きしめてあげられなかったのかと、今でも後悔しています。
 しかしその時の私は、目の前で他人の肉棒を挿入されて絶頂に達してしまった妻の姿を目の当たりにして、自分の身体がバラバラに砕けるような衝撃で身動きが出来なかったのです。


 あれから高島氏は毎日のように謝罪をしに私たちのところにやってきました。
 当事者である三上氏に代わって。
 しかし、妻は決して話を聞こうとはしませんでした。
 あの時ことを自分の記憶から、今すぐにでも抹殺しようと苦しんでいました。
 警察に届けるとか、裁判を起こすということは、妻にとっても耐えがたい苦痛を引きずる事になり、私も妻も望んでいませんでした。

 高島氏は最初、慰謝料という名目ではなく、報酬という名目で多額の金額を私たちに支払うと言ってきましたが、妻は私に決してそれを受け取ろうとはしませんでした。
 おそらくそれを受け取れば、妻はお金で身体を買われたということを認めてしまうからです。
 妻はあの日に撮影した全ての映像を抹消することだけを高島氏に強く要求しました。
 そう、妻の30歳の記念の写真までも全てです。

 高島氏は来るたびに、申し訳ないと頭を下げ、肩を落としたまま帰っていきました。
 そんなある日、高島氏は平日の昼間に正装して私の仕事場を訪ねてきました。
 私は、昼休みの時間に高島氏と会うことにしました。
 待ち合わせた喫茶店で高島氏は額に汗をにじませながら、今回の経緯を私に説明しだしました。

 高島氏はあの日、語った通り、妻を初めて見た時に自分の芸術を完成させることの出来る女性だと直感したようでした。
 その想いは三上氏も同じで、妄想のまま次回作の構想を二人で話したりしたそうです。
 次第に高島氏の想いは強くなっていき、同時に現実を考えてその妄想を頭から打ち消そうとしたそうです。
 三上氏はそんな高島氏に、ダメでもともとだからと、妻に打ち明けてみてはと説得してきたそうです。
 高島氏は何度もそれを打ち明けようと撮影まで眠れない日々が続いていて、苦しんだそうです。
 三上氏はそんな高島氏の姿をみて、とても心配してくれたのです。
 意を決して何度か妻に電話をしたそうですが、結局素人の人妻にそんなことを言い出せることが出来ず、打ち合わせの時に言い忘れていた簡単な撮影の話などをして電話を切ってしまっていたようです。

 とうとう言い出せないまま撮影の当日を向かえ、高島氏は妻の30歳の記念撮影を始めました。
 しかし、妻の裸を目の当たりにして、自分の心から沸いてくる創作意欲を抑えることが出来なくなっていったようです。
 私が言ってしまった軽率な言葉で、高島氏と三上氏は自然と行動に移し、撮影は始まりました。
 撮影の冒頭から三上氏の様子が違っていた事を高島氏は分っていたようです。
 しかし妻を撮影できる喜びから、それを咎めることができなかったと言いました。
 だから今回のすべての責任は自分にあるのだと言って三上氏をかばっていました。
 三上氏はもうじき結婚するフィアンセもいて、仕事では常に冷静で高島氏の指示に従ってくれていたので、その時少し暴走気味でも、決して過ちを犯す人間ではないと信用していたようでした。

 私はただ黙って高島氏の話を聞きました。
 「慰謝料として受け取ってください」
 高島氏はそう言うと、内ポケットから300万の小切手を私の前に差し出しました。
 私は、妻の意思を尊重して、決してそれを受け取ることはしませんでした。
 「写真はもう全部なくしてしまったんですか?」
 私は高島氏に尋ねました。
 妻は高島氏に撮影した写真を全て抹消することだけを要求し、高島氏もそれを承諾していたので、本当に抹消してしまったのか確認したかったのです。
 「い、いえ・・・でも、必ずすべて抹消します・・・」
 高島氏はそう答えました。
 「よかった。ならば最後に僕の願いを聞いてもらえないですか?」
 突然の私の言葉に高島氏は驚いたように顔を上げました。
 「妻の写真集を作って欲しいのです」
 私はきっぱりと高島氏にそう言いました。
 「で、でも・・・奥様が・・・」
 高島氏は私の言葉に困惑してそう口にしました。
 「もちろん妻には内緒です。でも、私たちがこの先何十年かして、お互いが老人になった時、妻の傷が癒されていたなら、その写真集を二人で見てみたいのです。あの美しかった妻の写真を・・・」
 私がそう言うと、高島氏は人目もはばからずその場で涙を流しました。
 喫茶店を出る時に高島氏は私に尋ねてきました。
 「あなたは何故そんなにやさしいのですか?」
 「それは・・・私はこの世で一番妻を愛している人間ですから・・・」
 私は高島氏にそう答えました。

 数日後、休日に私はあの写真館で妻の写真集の製作に携わりました。
もちろん妻には言っていません。
 写真館の正面には張り紙がしてありました。
 「都合により営業を休みます」
 薄汚れたその張り紙から、高島氏はあれから店を閉めていた事をはじめて知りました。
 写真館の中に入ると、高島氏が一人で仕事をしています。
 パソコンの画像には妻の姿が映っていました。
 無数の写真の中から1点、1点私の納得する写真を選び、時間をかけ私は写真集の構成まで行いました。
 深夜にまで及んだその作業の中で、私と高島氏の間には太い絆のような物が生まれていったのです。

 1週間後、高島氏は再び私の職場に姿をみせました。
 手には大きな妻の写真集があります。
 私は出来上がったその写真集にとても満足し、高島氏と堅い握手をかわしました。
 「ありがとうございます」
 私が高島氏にそう言うと、彼は私に持っていたカバンを渡しました。
 その中には、フィルムのネガやデジタルデータを収めたチップが数枚、打ち合わせの時の資料、さらには妻があの時着ていたバスローブまでもが入っていました。
 そして、内容証明書が添えられていて、あの時記録した物がすべてその中にあり、複写物などは一切存在しないという内容が高島氏の直筆で書かれていました。
 高島氏の表情から、そのことに疑いの余地がないことを悟り、私はそれを受け取りました。

 別れ際、私は高島氏に向かって言いました。
 「高島さん、写真・・・続けてくださいね」
 「ありがとうございます・・・」
 高島氏は、その場を去っていく私に、いつまでも頭を下げていました。

 出来上がった妻の写真集。
 30歳の妻の恥じらいととまどいをたたえた表情。
 30年間生きてきた女性としての誇りをもった表情。
 子供の頃から変わっていないと思われる無邪気な笑顔。
 人生を経験してきた妖艶な女の輝き。
 妻の30歳の記念の写真集は、そのカットのすべてがこの上なく美しい裸体です。
 そしてその最後のページは、妻がバスローブを脱ぎ捨てる瞬間の写真です。
 そして、こう記していました。
 「敦子、誠の永遠の愛はここから始まる・・・」
 モノクロのその写真は、男性の手によってやさしく脱がされる妻の姿でした。

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妻の接待
1 名前:col

2022/06/24 (Fri) 10:17:20


 私は47歳で会社を経営しています。
 業務の内容は保険代理店で、従業員を雇っていた時期もありますが、この時世ですから今では妻と二人きりの家族経営という状況です。
 妻は42歳で子供には残念ながら恵まれませんでしたが、家事の傍ら店の経理をはじめとして、細々とした雑用をこなしてくれています。
 つい先々月からの話ですか、学生時代の友人からの紹介で、ある大口の法人契約の話が舞い込みました。
 話を進めていくうちに、この契約が取れるか否かで妻との生活が一変するほど、喉から手が出るぐらいの高額契約に話が発展していきました。
 私は一世一代の勝負のつもりで、社長をある料亭で接待することにしました。
 そして、その場に家内も同伴させることにしたのです。

 接待にあたって気を遣ったのは、妻の服装でした。
 粗相があってはいけないので、妻にはスーツを着るように言いました。
 その日のためにスーツを新調した妻。
 淡いピンクのスーツで、上着が小さめの丸襟でした。
 丈は腰までしかないため、ヒップラインがくっきりと見えました。
 スカート丈は膝上20センチぐらいで、かなり短めです。
 首にはいつかの結婚記念日にプレゼントしたネックレス。
 足元は清楚な感じでやや高めの白いヒール。
 美容院にも行ったばかりの髪は栗色のセミロングで、服に合わせたピンクの髪留めが人妻OLのような雰囲気も醸し出していました。
 どこから見ても清楚で貞淑な雰囲気の妻ですが、スカートを押し上げるむっちりとした尻の大きさが、熟れ始めている熟女の女体を垣間見せていました。

 「ねえ、こんな感じでよかったかしら?少しスカートが短すぎかな」
 出掛ける前に寝室に置いてある姿見で妻は何回転もしながら自分の姿を確認していました。
 「すごくいいよ。きっと社長も喜んでくださるよ。すまないがよろしく頼むよ」
 「もーっ、それは言いっこなしよ。ご契約いただければいいよね」
 そう言って妻は私に微笑みかけてくれました。
 「私は何があっても大丈夫よ、あなたと私の生活のために私も頑張るから」
 前夜にベッドの中で私に抱かれながら妻が言った言葉が思い出されました。
 あと数時間後に、この新調したスーツはおろか、すべてを剥ぎとられて、妻は社長のものになってしまうかもしれない。
 契約と引き換えに社長の性欲を身体いっぱいに受け入れてしまうかもしれない。
 気丈に振舞って見せる妻は、たぶん何をされても耐え忍んでくれるでしょう。
 でも、それだけですべてが終わるとは思えません。
 大柄で見るからに好色で性欲旺盛な社長に抱かれて『妻が変わってしまわないか・・・』一抹の不安もありました。
 私は心の中で妻に詫びるとともに、その一方で言いようのない興奮に包まれたまま、社長から指定された料亭に向かいました。


 市街地から少し離れたところにある料亭に着いたのが、予定時間の30分以上前でした。
 いよいよだ。
 深呼吸して料亭の門をくぐった私を待っていたのは、仲居さんの予想外の言葉でした。
 「いらっしゃいませ、社長さんはもう来られてますよ」
 しまった!
 せめて先に着いてお迎えしたいと思い、早めに家を出たつもりでしたが、先を越されていたのです。
 いきなり予定が狂ってしまった私は、もうこの時点で完全に浮足立ってしまった感じでした。
 仲居さんに案内されて部屋に行くまでがすごく長く感じましたが、実際どこに行くのかと思うほど奥まった所に案内されました。
 料亭の本館を抜けて、ようやく到着したのは一軒家のような別館でした。

 部屋に通されると、社長は席に着いておられました。
 「申し訳ございません。早く家を出たつもりだったのですが」
 「いや、そんなことはどうでもいいよ、さあっ」
 社長に促されるままに部屋に上がり、すかさず正座をして、今日ご足労いただいたお礼を言っている時でした。
 「おやっ、そちらは?」
 社長は私の後ろにいる妻の方を見ながら言ったのです。
 私は慌ててしまって、家内が一緒にいることも忘れてしまっていました。
 「申し遅れました、妻の美咲です。本日はせっかくの機会ですので、ご一緒させていただきたく連れてまいりました」
 妻は私の隣に正座して丁寧に三つ指をつくと、身体を折り曲げて挨拶をしました。
 「妻の美咲でございます。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます」
 正座をした妻のスカートは脚の付け根辺りまでたくし上がり、ベージュのパンストに包まれたむっちりとした太股がほとんど丸見え状態でした。
 「これはこれは、奥さんまで、今日は楽しくなりそうだね(笑)」
 途端に表情が和らいだ社長の視線は、まるで品定めをするかのように、妻の顔からおっぱいへ、そして腰の辺りを舐め回すように見ると、熟れ頃が近づきつつある脚へと移っていきました。
 「奥さん、いいスタイルしているね、子供はいるの?」
 「いえ、子供はおりません」
 「そうか、そろそろ欲しいところだな」
 ニンマリと薄ら笑いを浮かべる社長。
 ほぼ妻の正面に位置する社長には、スカートの奥、そしてパンティまではっきり見えていたのでしょう。
 自分には過ぎた自慢の妻が間もなく社長に、その瞬間が刻一刻と迫っていました。
 初対面にも関わらず、まったく遠慮することなく、いやらしいギラギラした視線を 妻に向けている社長その満足げな表情は妻のことが気に入ったことの証でした。
 「まあ美咲さん、そう硬くならずにこっちに座りなさい」
 社長は隣に来るように言いました。
 「はい、失礼します」
 痛いほど身体に突き刺さる視線を浴びながら、妻は社長の隣に移動しました。
 妻が座ろうとして中腰になった時、社長の正面に座っていた私の視界に、スカートと太股の間から白いパンティが飛び込んできました。
 『これを、社長も見たんだな』
 そう思うと耐えられない気分でした。
 そして、なんとか契約を取りたいという私のために、生活のために、あまり着慣れないミニスカスーツを着てくれた妻。
 少しでも社長に気に入られるよう、さりげなくパンチラまでしている妻が愛おしくてたまりませんでした。
 「東君の奥さんがこんなに綺麗だとは夢にも思わなかったよ。もっと早く紹介してくれないとなあ」
 「ああっ、いえっ、申し訳ありません。でも社長のお目にかない光栄です。ありがとうございます」
 まったく自分でも何を言っているのか分かりませんでした。
 元々は女性がいれば話も和やかになるだろうと思い、コンパニオンまで手配する余裕もなかったので妻を同伴させたものですが、やはり社長は私が契約と引き換えに妻を差し出したと思っているようでした。
 「美味しそうな食事を準備してくれたんだな、ちょうど食べ頃だ(笑)」
 そう言いながら社長は妻の方を見ました。
 目の前のテーブルには海の幸・山の幸が所狭しと並べられ、酒もたくさん準備もしてありましたが、社長にとって最高の料理は、熟れた身体の妻そのものでした。
 「あっ」
 妻が一瞬言葉を漏らして、身体を少しよじったように見えました。
 社長の右手が妻のお尻に伸びていました。
 妻はやや表情を曇らせたようにも見えましたが、すぐに気を取り直したように社長に顔を向けました。
 「お一つどうぞ」
 「おぅ、いただくかな」
 社長は妻の差し出した盃を左手で受け取ると、注がれた酒をぐいっと飲み干しました。
 妻のお尻に伸びていた右手はそのままでした。
 「美咲さんも」
 「ありがとうございます。いただきます」
 妻はあまり飲める方ではなかったのですが、場の雰囲気を壊さないように社長から返された盃を口にしました。
 「いい飲みっぷりじゃないか。女が日本酒を傾けている姿は色気があるな。特に君のような女性は絵になるよ、さあっ、もう一杯」
 次第に妻の顔がほんのりと赤くなっていくようでした。
 「東君も飲めよ」
 「はい、では少しだけ」
 「遠慮することはない、と言っても君の好意だけどね(笑)」
社長は顔色一つ変えずに、どんどん私に酒を勧めてきました。
 極度の緊張から少し落ち着いてきた私の身体の中を大量の酒が席巻していきました。
やがて意識が朦朧とし、ここ数日あまり眠れなかったせいか睡魔が襲ってきました。
 目の前では妻が社長の話に笑みを浮かべて聞き入り、時々相槌を打ちながら盃のやり取りをしていましたが、少し酔い始めたのか、身体が左右に揺れているようにも見えました。
 その様子を見ていた社長の仕草も次第に変わっていったのです。
 ごつごつした手が、妻の肩、腕、くびれた腰、そしてスカートから剥き出しになった太股に触れ、その手は股間に向かってスライドしていきました。
 ゆっくりとスカートが捲り上がり、パンストに包まれた白いパンティが惜しげもなく晒されていきました。
 「やめろ!美咲はコンパニオンじゃないぞ、いい加減にしろ!」
 あの時そう叫んでいれば良かったのでしょう。
 たとえ契約が破談になっても。
 しかし、そんなことを言える勇気もないし、背に腹は変えられなかったのです。


 やがて社長が妻の身体を支えるように腰の辺りに手を回して抱き寄せると、妻は糸が切れたように大きな社長の身体に身を預けるように倒れかかったのです。
 獲物を手にした社長が隣室の襖に目を遣りながら、妻の耳元で囁いたのがわかりました。
 妻の顔に一瞬動揺が走ったように見えたのは、夫としての贔屓目だったのでしょうか。
 妻は社長に抱えられるようにして立ち上がりました。
 社長に腰を抱えられ、ゆっくりと立ち上がった妻。
 その足元は明らかにふらついていました。
 社長に寄りかかるように、一歩ずつ隣の部屋に近付いていきました。
 部屋の前まで来ると、社長は再び妻の耳元で何かを囁きました。
 力なく、微かに頷く妻。
 もう覚悟はできていたのでしょう。

 社長が部屋の襖をゆっくり開けました。
 部屋の中は真っ暗でしたが、布団が敷いてあるのが微かに見えました。
 社長は最初からそのつもりで料亭に手配させていたのでしょう。
 妻は私の方を振り返ることもなく、社長とともに部屋の中に消えていきました。
 トンッと、襖の閉まる音は私の胸にグサッと突き刺さるようで、途端に息苦しさを 覚えるほどでした。
 ふと時計を見ると夜の7時過ぎ。
 再び妻がこちらに戻ってくるのはいつなのか?
 それまでに妻はどうなってしまうのか?

 「私は何があっても大丈夫よ、あなたと私の生活のために私も頑張るから」
 妻が健気に言った言葉が再び思い出されました。
 1人残された私は何をする気にもなれず、ただ目の前にある、ほとんど手つかずの豪勢な料理をぼーっと眺めるだけでした。

 隣の部屋からは、誰もいないのかと思うほど、物音ひとつ聞こえてきませんでした。
 もしかしたら二人とも眠ってしまったのではないか?
 きっとそうだ、そうであって欲しい・・・
 しかし、そんな私の願いは間もなく崩れ落ちていきました。


 しばらくして衣服の擦れあうような音が聞こえたかと思うと、妻の声が聞こえたのです。
 「あっ、部屋を暗くしてください」
 その後も擦れあう音とともに、明らかに人と人がもつれ合うような雰囲気が伝わってきたのですが、その直後に急変したのです。
 「ああっ、いやっ」
 妻の拒絶するような声がした、その時でした。
 『ビリッ!』
 「ああっ、だめっ」
 何かが引き裂かれるような、破れるような音。
 妻の服が破られている。
 そう直感した私は居ても立ってもいられず、部屋に入ろうとした時でした。
 「お願いです、乱暴にしないでください!」
 妻が必死に哀願する声がはっきりと聞こえてきました。
 そして、私には耳を塞ぎたくなるような妻の言葉が続きました。
 「私は社長さんが『もういい』って言われるまで、この部屋にいます。心を込めて社長さんのお相手をさせていただきます。絶対逃げたりしません。だからお願いです。乱暴にしないでください。もっと・・・優しくしてください」

 こうなることは分かっていました。
 それに自分が蒔いた種でもありました。
 しかし「心を込めて社長の相手をする」そんな言葉を妻が吐くとは夢にも思いませんでした。
 妻の悲痛とも思える叫び声は社長に響いたのか、いや、あのいかにも好色な男がこんなことで変わるはずはない。
 妻の言葉にショックを受けつつも、今2人はどうしているのか、妻の言葉に対して社長はどう出るか、私は耳を澄ませて次の展開を待つだけでした。

 「わかった、すまなかった」
 耳を疑うような社長の低姿勢な言葉が聞こえてきました。
 「今日初めて会った時から、僕は君を人間としてではなく、ただの物としか見ていなかったかもしれない。だから乱暴な扱いもした。しかし、それは改めないといけないな」
 「・・・すみません」
 「いや、このことに関しては僕が全面的に悪い、だから謝る。契約も東君の提案通り進めてもらっていい」
 「ありがとうございます」

 結果的には妻の必死の叫びが功を奏した瞬間でした。
 私は感謝の気持ちで、心の中で妻に手を合わせました。
 「それにしても、君は大人しそうに見えて案外気丈な女なんだな」
 「いえ、そんな・・・生意気でした」
 「感心したよ。僕に盾つくような女は今までいなかったから。どうだ、うちの会社で働かないか?」
 予想外の社長の言葉でした。
 この時点では冗談だったのかもしれませんが、自分の会社に妻を引き抜こうとしたのでした。
 「いえ。私なんかは、とても・・・」
 「まあ、いい。考えておいてくれ。今より絶対いい生活を保障する」

 その後、また部屋が静まり返りました。
 それはこの後の狂宴の前兆だったのかもしれません。
 「乱暴にはしないが、それ以外の言葉は君の本意として受け止めていいんだな?」
 「はい、もちろんです。今日はそうなってもいいつもりです」
 「こっちに来なさい」

 いよいよ・・・
 その時が始まろうとしていました。
 大口の高額契約と引き換えに、目の前で寝取られ、妻の身体が汚されてしまう。
 契約の為とはいえ、愛する妻に性接待、枕営業をさせて良かったのだろうか・・・
 でも、もうこうなってしまっては、もう遅い・・・
 断腸の思いとはこういうものなのでしょうか。

 「ああっ、うっん」
 愛しの妻が今、唇を奪われている。
 妻と社長が今まさに、襖の向こうで愛し合う男女のように濃厚なキスをしている。
 その様子が手に取るように伝わってきました。
 モゾモゾと服が擦れ合うような音は、社長が妻の身体を触っているのでしょう。
 大きめのおっぱいを揉みしだきながら、スカートの中に手を入れ、妻の秘部に。
 敏感な妻の身体は、好色社長の愛撫にもう反応し始めているかもしれません。
 『プツッ』という音、『ジーッ』という音、『プチッ』という音が混ざって微かに聞こえてきました。
 ブラウスのボタンを外され、スカートのファスナーを下ろされ、ブラジャーも外されてしまったのでしょう。
 少しふくよかで、やや肉感的な妻の身体が、社長のものになってしまう瞬間が近づいていました。


 襖一枚隔てた隣の部屋で、妻と社長のセックス遊戯が始まってしまいました。
 生まれたままの肉体と肉体がもつれ合い、ぶつかり合い、絡み合うような音が漏れ聞こえてきました。

 「いい身体しているじゃないか、毛もたっぷり生えているな。おやおや、もうここはびっしょりだな」
 「恥ずかしい、あっいやっ」
 「身体は正直だな、清楚な顔して実はかなりの好きもの奥さんだ」
 「そんな、あっあっん」
 単なるスケベおやじになったような社長に、妻は身体中を舐められているようでした。
 いかにも好きそうな顔つきの社長が、妻の全身に舌を這わせて、唾液を擦りつけながら貪っている様子が伝わってきました。
 「しゃ、社長さんそんなところまで・・・いやっ」
 「ここがいいんだろうが、ほらっ」
 「あっ、あっんんん」
 聞くに堪えない妻の喘ぎ声が洩れてきました。
 最初こそ控え目だったものの、少しずつ歓びの声に変わっていくようでした。
 大切な妻をなぶりものにされ、何もできない自分に腹が立つとともに、寝取られているこのシチュエーションに、この上ない興奮が私を襲いました。

 襖を開けて見たい。
 自分の妻が今、どんな恥ずかしい姿で社長の性玩具になってしまっているのかこの目で見たい。
 ついさっきまで貞淑な妻であった変わり様を!
 しかし、襖を開けた時に自分が受けてしまう失望感。
 私など無視したまま夫婦のように全裸でもつれ合う二人を見たとき、自分はどうしたらいいのか。
 そんなことを思うと、とても襖を開ける勇気などありませんでした。

 「あっ」
 「おらおら、どうしたんだ?」
 「おおっっききいい」
 「旦那のとは違うだろ?へへっ、たっぷり味わわせてやるよ」
 「ああっん、あっ・・・」
 妻が今まさに堕ちていく瞬間でした。

 思えば昨日、久しぶりに妻を抱いたばかりでした。
 今日のことに思いを巡らせ、なぜか焦りのようなものを感じ、最近になく燃える ものが私の中にあったのですが、考えてみれば忙しさのあまり、ここ数ヶ月は夜の営みがめっきり減っていました。
 やや精の衰えも感じてきた私とは違い、最近少し贅肉が付いてきたものの、まだまだ女盛りの妻は、その熟れかけた42歳の肉体を社長に委ねているのでした。

 契約を成立させるためにギラギラとした好色男に抱かれる妻、美咲。
 考えれば考えるほど、美咲が愛おしく思え、取り返しのつかないことをしたとの後悔の念が、逆に私を興奮させていました。
 とにかく早く終わって欲しい。
 早く妻を連れて我が家に帰り、しっかりと抱き締めて今日の疲れを癒してやりたい。
 もうこんな性接待みたいなことは金輪際したくない。
 しかし、そんな思いを嘲笑うかのように、隣の部屋の狂宴は激しさを増すばかりでした。

 「あっ、私なんだか、はっ、はっぁ」
 「ほらっ、どうした。あいつのは、こんなところまで届かないだろっ、おらっ」
 「だめですぅ、イキそです、もう、許して・・・ください」
 社長のモノは膣の奥まで届いているのか、太い肉棒が妻の身体を貫通して串刺しにし、子宮が裂けるほど突かれているのか、悲鳴に近い喘ぎ声が続きました。
 「だめっ、イクっ、イクっ」
 「なんだ、もうイクのか、まあ夜は長いからな、じゃあイカしてやるよ、オラ!」
 「ああっ、イクぅイクぅ」
 妻は外に聞こえるほどに絶叫しながら昇天してしまいました。
 「あっん、んっ、うっっん」
 妻が絶叫とともにイカされてしまった後、隣の部屋からは荒い息遣いがしばらく続き、やがてお互いの唇を貪りあうよう雰囲気が伝わってきました。


 「どうだった?」
 「すみません、すぐに・・・イッてしまって」
 「謝ることはない、君のここはよく締まるし、濡れ方が半端じゃないな」
 「恥ずかしいです、あっん」
 激しいセックスの余韻を楽しんでいるのか、心地よい疲れの中で、お互い見つめ合いキスをする2人の姿を想像すると、セックス以上に嫉妬にかられてしまうほどでした。
 とにかく事が済んだのだから、妻を早く連れて帰りたい一心でしたが、まったく出て来る気配もありません。
 しばらくじっと待っていましたが、意を決して襖を開けてやろうと立ち上がりかけた時に、わずかではありますが襖が開きました。

 「あなた・・・?」
 わずか数センチぐらいだけ開いた襖から、妻のか細い声が聞こえてきました。
 「・・・美咲」
 襖に近寄り、『美咲、帰ろう!』と声を掛けようとした私に、思わぬ妻の声が振りかかってきました。
 「ごめんなさい、お水を・・・いただけるかしら?」
 「みっ・・・水?」
 予想だにしない妻の言葉に、つい聞き返してしまいました。

 襖と柱の隙間から、僅かに見える妻の顔髪の毛は乱れ、顔はすっぴんなのかと思うほど、口紅の跡がまったくありません。
 チラッと見えた白い肩口、妻は全裸のままだったようです。
 喉の渇きを潤して、まだここにいるつもりなのか?
 てっきり帰れるものと思った私は、水が欲しいという言葉に殴られたような気分でした。

 しかしその後、追い打ちをかけるように非情とも思える言葉が妻の口から出てきたのです。
 「それと・・・少し遅くなるから、先に帰ってください」
 「えっ」
 私は返す言葉を失ってしまいました。
 ここまで妻と一緒に来て、なんとか契約を取りたいという一心で頑張ってきたのに、私だけ先に帰れという妻の言葉は一体何を意味するのか。
 「ごめんなさいね」
 妻はそう言うと、スーッと襖を閉めてしまいました。

 『くそっ!』
 この怒りを誰にぶつけたらいいのか腸が煮えくりかえるほどの怒りを覚えるとともに、妻が遠くに行ってしまうような焦りを覚えました。
 この襖を突き破って妻を取り返したい。
 もう契約なんでどうでもいい。
 しかし、部屋の奥にいる社長の手前、どうしても勇気が出てきませんでした。
 自分自身の無力さ、情けなさを痛感しつつ、私はなんとか気持ちを落ち着けて、不本意ながら部屋の隅に置いてあったポットと湯呑を持って、襖をノックしました。
 「美咲、水を置いておくよ」
 そう言いながら襖を少し開けました。
 部屋の奥は大きなガラス戸になっており、立派な庭が見えました。
 「あっ・・・ごめんなさいね」
 私からは死角になって2人の姿は見えませんでしたが、明らかに男と女が本能のままに生殖行為に没頭しているムンムンとした空気が漂っていました。


 1人取り残され、今までにないぐらいの屈辱感を覚え、やや乱暴に襖を閉めてしまいました。
 1人になってしまった私はどうしたものか迷いに迷いました。
 妻は「先に帰って」と言いましたが、だからといってノコノコ帰るわけにもいきません。
 こうしている間も隣の部屋では妻と社長が再び交わっているかと思うと、とても帰る気にはなれませんでした。

 その時、ふと襖を開けた時のことを思い出したのです。
 確か隣の部屋は、奥がガラス戸になっていて庭が見えていました。
 ということは、反対側に回れば部屋の中が見えるはずです。
 私は慌てて外に出ると、建物の反対側に回りました。
 もし今料亭の人が来たら、覗き魔に見られるかもしれない・・・
 しかし、その時の私は必死でした。
 なんとか妻を取り戻して一緒に帰りたい。
 それがだめでも、せめて今妻がどうしているのか、あの憎き社長とどんなことを・・・
 とにかく部屋の様子を見たい一心だったのです。

 反対側に回ると予想通り広い庭があり、ちょうど中央あたりに大きな木がありました。

 妻と社長がいる部屋は、煌々と明かりがついていました。
 「部屋を暗くしてください」と妻は言ってましたが、結局明るい中で抱かれてしまったのでしょうか。
 私は地面を這うようにして進み、木陰に隠れました。
 ここからなら部屋の中が手に取るように見えるはずです。
 しかし、いざとなると、すぐ見る気にはなれませんでした。
 もしかしたら、見てはいけないものを見てしまうかもしれない。
 二度と立ち上がれないぐらいにショックを受けてしまうかもしれない。
 そんな弱気になってしまったのです。

 しばらく気持ちを落ち着け、自問自答をしながら覚悟を決め、私は木陰から少しずつ顔を伸ばしていきました。
 視界の中に部屋の中の様子が入ってきましたが、全裸のままで大の字になって布団に横たわっている社長・・・
 大きく拡げた脚の付け根に隆々とそびえ立つ性器。
恐ろしいぐらいに太い肉棒でした。
 そして自分の手首ぐらいある肉棒に、愛おしげに頬を擦りつけている妻がそこにいました。
 妻の姿を見た瞬間、私は自分の目を疑いました。
 これは絶対美咲じゃない。
 あの美咲が、いくらなんでも・・・

 妻は元々性に対しては控え目な方でした。
 セックスは誘えばしますが、フェラチオなどは頼まないとしない感じで、しても遠慮がちに咥える程度だったのです。

 もうすでに社長には抱かれてしまいましたが、それはほとんど無理やりに抱かれたようなものですから、私もただただ契約のためと思い、辛いながらも耐えました。
 妻も嫌々ながらもこの時限りと思い、その身を捧げてくれたと思っていました。
 しかし、今まさに見えた光景は、どう見ても妻から積極的に行動しているとしか見えなかったのです。
 妻が痴態を繰り広げ、淫乱な痴女のように、社長のイツモツを頬張っているのです。

 しばらく星空を見上げて、私はもう一度ガラス戸の向こうを見ました。
 社長は相変わらず大の字になって脚を拡げたままでした。
 巨大な肉棒が下腹の上にどっしりと横たわり、その上にぴったりと張り付くように妻の顔がありました。
 社長の肉棒に頬を寄せている妻は、まったくの別人に見えました。
 すっかり社長の身体の虜になってしまったかのように、その手は毛深い太股を撫ぜたり、見るからに精子がたっぷり溜まっている睾丸を弄びながら、自分の頬で肉棒の感触を楽しんでいるかのようでした。

 妻の心の中は一切わかりません。
 ただ、その表情は恍惚として幸せそうでした。
 時々チラッと社長を見上げる妻の顔は、愛くるしさを感じるほどでした。
 見るに堪えない妻の姿・・・
 しかしもう手遅れでした。
 妻の力を借りて契約を成就させる計画は、思わぬ方向に傾きかけていました。

 妻の仕草を満足げに見ていた社長が、何か話しかけたように見えました。
 妻はゆっくりと起き上がって社長の横に仰向けになると、社長が妻の股を割りながら覆いかぶさっていきました。
 妻は騎乗位で、愛する男の肉棒を慈しむように腰を振り、身体を仰け反らせ何度も絶頂しているのです。
 とうとう私はそんな妻の姿を見るに絶えれなくなり、一人、料亭を後にしました。

 無事、社長との契約は成立しました・・・
 しかし、今、妻は私の隣りにはいません・・・

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パートに出た妻が身も心も奪われて・・・
1 名前:col

2022/06/12 (Sun) 10:58:20


 妻の奈美は2年前から週4、5回、午前中のみのパートにでるようになりました。
 私達夫婦には女の子が二人おり、下の子もあまり手が掛からなくなり、また、子供二人の教育費の負担も今後さらに増えてくるのが明らかだったからです。
 私は自宅のある街の隣町で、父から譲り受けた小さな事業をやっており、妻にも帳面や伝票の整理、ちょっとした買い物など、私の仕事の裏方のようなことを手伝ってもらっています。
 私の仕事はあまり経営が楽だとは言えないかもしれませんが、父の代からのお客様も多く、細々とではありますがそれなりに安定しています。
 妻にはもっと外で働いて、より多くの現金収入を稼ぎたいという希望もありましたが、夕方以降にも勤務を頼まれるような、主婦業や私の仕事の手伝いに多少支障が出そうな職場を避けて、今の仕事を選びました。

 妻の再就職、パート初出勤の日のことを、私は鮮明に覚えています。
 私達に朝食を食べさせ子供達を学校に送り出したあと、妻は久しぶりにスーツを着て、少し緊張したような、でも何だかうきうきしているような、そんな感じでした。
 いつもは二人の子持ちの主婦として、あまり身なりにも気を遣わなくなってきた妻ですが、妻は二人の出産後も20代の頃の体型のままですので、独身時代に着ていたスーツは全く違和感がありませんでした。
 若い頃に着ていたスーツですので、スカートの丈が少し短く、ストッキングを穿いた妻の脚の、かわいい膝小僧がスカートから完全に出ています。
 私は短いスカートを穿いた妻を、何年ぶりかで見ました。
 いや、それどころか最近では妻がスカートを穿くこと自体、葬式や学校の懇談会に行くなどの場合を除けばほとんど無くなっていましたので、ストッキングを穿いた脚を短いスカートから見せている妻は、私の目にとても新鮮に映りました。
 「奈美。スカートちょっと短くないか?」と私は言いました。
 妻は笑って答えました。
 「朝から、私にやきもちを妬いてくれるんだ?あなたが私にやきもちを妬いてくれるなんて何だか久しぶりね」
 そして、二人そろって一緒に家を出ました。

 もともと性格が明るく、働き者で、気が利き、他人の悪口や陰口を言わない妻は、勤め先でも正社員の男性たちに重宝がられ、あるいは若い女子社員たちのお姉さん的存在として、職場に馴染んでいったようです。
 しかし、自宅や、私の仕事の手伝いに来ているときで私と二人きりのときには、私にだけはパート先で色々感じたことや小さな不満などをいろいろ言ってはいました。
 私はいつも適当にうんうんと聞き流していましたが、妻の話しの中で私が漠然と不安を覚えたことは、職場の中で男女関係のトラブルが多少感じられる、あまり大きな会社でもないのに、妻子もちの男性社員と若い女子社員でどうやら不倫をしているカップルが複数ある、ということでした。

 そこの責任者である所長という人は体格の良い50歳代半ばくらいの男性で、10年ほど前に奥さんを亡くし、子供はなく、今は独りで暮らしているそうです。
 その所長は自らも仕事がバリバリできて職場を引っ張り、またその一方でいつも職場内外の協調を第一に考えて繊細に気を遣い、社員達の大部分から頼りになる優しい父親のように慕われているとのことでした。
 妻によれば、所長は「お互い独身同士の男女のお付き合いなら、職場が縁になって結婚ということも多いのだから、もしそうなら、何よりおめでたいし、結構なことだ」と言っていました。
 しかし、家庭を持っている者がよりによって職場で異性と付き合うのは、家庭や職場の人間関係を壊してしまう元にしかならないから、何とか穏便に別れさせたいと考え、目立たないように計らい、また所長の信が厚い部下や、妻も含めて一部の女子従業員にも相談しているとのことでした。
 妻も「この所長さんは頼りがいがあって、優しくて良い人で、皆のことを考えてくれていて尊敬できる」といつも褒めていました。

 さて、ここで私達夫婦についてですが、妻は私より二つ年上で、私が高校に入ったとき部活動で知り合いました。
 妻はその当時三年生で先輩ではありましたが、大変小柄で可愛らしくまた明るいので、私は一目ですぐ好きになり、猛烈にアプローチして付き合い始めました。
 私は高校を卒業して、すぐ父親のやっていた仕事を手伝い始め、奈美とは23歳のとき結婚、30歳で父親から仕事を譲り受けました。
 父によれば「お前などはまだまだヒヨッコだが、お前にはしっかり者の奈美さんが付いているから大丈夫だろう」とのことでした。
 妻の奈美は高校卒業後、地元の会社に就職し働き、私との結婚後5年ほどして妊娠したのを機に退職し、一旦は家庭に入りました。
 私達夫婦の子供は現在上の娘が中3、下の娘が小6です。
 妻は大変小柄なため、2回の出産とも帝王切開でした。
 私は、妊娠・出産のたびに帝王切開が必要な妻をかわいそうに思い、2回目の出産にとき私達は話し合いましたが、妻は子供好きなのであと一人二人は産みたいとのことで、結局避妊手術はしませんでした。
 私達夫婦はいまでは結婚後20年ほどになりますが、妻の再就職前でも週1回くらい、再就職後の今は週2~3回以上性交渉があります。

 2回目の出産後も私たちは避妊をせずに夜の営みをおこなっていますが、お産のときに何かあったのか、あるいは他の理由なのかはわかりませんが、二人目以降、妻は全く妊娠しなくなりました。
 出産で膣を使っていないためか、妻の肉襞はいまだに強く私の肉棒を絞めつけてくれますし、いつも妻の膣の中に生の肉棒を挿入し精液を中出しできますので、妻との性生活ではそれなりに満足はしています。
 妻は男を私ひとりしか知らないはずです。
 私の友人もすごく色気があると私に言い、妻に云い寄って来ますが妻は意に介さず、まったく堅物でした。
 だから浮気なんてする怖れは無かったのです。
 普段、子供達がいるときや親戚や他人様の前では、私たちはお互いをお父さん、お母さんと呼んでいますが、夫婦だけのときは、私は妻を「奈美」と妻は私を「あなた」と呼んでいます。
 ただ、夜の生活では、私が妻に甘えたいほうなので、そんな感じでセックスすることが多く、妻は私のことを「ユウくん」と呼び、そして自分自身のことを「お姉ちゃん」ということもあります。

 妻が外に働きに出るようになって、妻もやはり女だということでしょう、身なりや化粧には以前よりかなり気を遣うようになり、また同性だけではなく異性の目も気にするようになって、さらに美しく可愛らしくなった感じです。
 もともと妻は童顔で可愛い感じですし小柄ですので、私より年上で40代の半ばになっているなどとは決して見えません。
 客観的に見ても、スレンダーなすごい美女だと思います。
 実際、友人からも近所の人からもそう言われています。
 子供達と歩いていても『姉』に間違われることが全然珍しくありません。
 たまに妻は長女や次女の服を借りて着ることもありますが、妻には、これまた可愛らしく似合います。
 また、妻は体格は小柄でやや痩せ型ではありますが、バストは均整が取れた美乳です。
 これも私の密かな自慢です。

 私達夫婦の夜の営みは妻がパートに出るようになってから、確実に増えました。
 それも今までとは違って、子供達が寝静まるのを待って、ほぼ100%私から求めるようになりました。
 家や私の仕事場といった私の目の届くところを離れて外に出て仕事をし、私以外の男達から『可愛らしい人妻』という目で視姦されているかもしれない妻に、密かに嫉妬しながら。
 私の妻への嫉妬は、ある意味すっかり倦怠期に入った私達夫婦の性生活の、ちょうど程よい媚薬になっている感じでした。
 妻はパートがない日にはお昼前くらいに、また、パートがある日には1時過ぎくらいに私の職場に来て、ちょくちょく仕事を手伝ってくれていまし。
 もちろん、妻が来る必要がない日には、予め私のほうからそのように伝えてありました。


 妻がパートに出るようになって半年くらいが過ぎた頃、はっきりした証拠があったわけではありませんが、私は妻に男の影を感じるようになりました。
 パートに出た当初は、私の夜の求めが増えたこと、激しくなったことを喜んで「パートにでるようになって、本当に良かった。結婚したての頃のように毎日でも愛し合いたいわ」と言ってくれていました。
 妻は私が頻繁に、また激しく求めるようになった理由に、その時すでに気付いていたと思います。
 しかし、パートに出るようになって半年後くらいから、それまで私からの夜の求めを拒んだことなどほとんどない妻が、私の求めを拒むことがチョクチョク出てきたのです。
 妻はパートにでるようになって、より女らしく可愛らしくなってきていましたが、度々拒まれた私は欲求不満が溜まっていきました。
 妻によれば、自分がパートに出るようになってから、私があまりに頻繁にそして激しく体を求めるようになったし、また自分も仕事で疲れているんだし、少しは控えてよとのことでした。
 言うことがかなり変わってきています。
 そこで私は、なるべく妻のパートが休みの日、あるいは私の仕事を手伝いに来なかった日の夜に、妻を求めるようにしました。
 しかし、そういう日のほうが妻に拒まれることがかえって多いことに、私は気付きました。
 これは、何かがおかしい・・・
 そして、私は妻の行動を探ってみることを決心しました。

 その方法は、妻には私の仕事場に来る必要がないことを朝直接、あるいは午前中の早い時間にメールで連絡しておき、パートがない日には自宅近くに、またパートがある日は妻の勤め先近くに私が仕事で使う車で乗りつけ、妻の車が出て来たところを尾行するのです。
 私は、小さい事業とはいえ一応事業主なので、ある程度の時間の融通が利きます。
 妻は運転があまり得意ではないので、私が信号待ちなどに引っ掛からなければ何とかなりそうに思いました。
 しかし、実際に張り込みをやってみると、かなり大変でした。
 一日中張り込みをするわけにはいかないので、まず『空振り』が大部分です。
 また、尾行に成功しても、妻がただ買い物に行っただけだったり、自宅に帰るだけだったり。
 また、運悪く信号待ちに引っ掛かって見失ってしまうこともありました。
 また、日中の時間を無駄に使っているわけですから、自分の仕事が押して結構夜まで掛かってしまったりもしました。
 しかし、信号待ちで見失ってしまったとき、妻の運転する車は普段なら行かない方向に向かっていましたので、私はさらに確信を深め、仕事になんとか支障が出ない範囲で精一杯尾行調査を続けました。

 とうとう、妻と男の関係を知り、また私自身の隠れた願望に自分で気付く、決定的な日が来ました。
 12時ちょっと過ぎに妻が車でパート先を出て、以前見失ってしまった方向に向かいました。
 私は尾行していますが、気付かれた様子は全くありません。
 妻の車は10分くらい走って、街外れにあって全くひと気のない、今は無人になっている古いお宮の境内に入りました。
 私はその前を通り過ぎ、お宮の裏手に車を停め、お宮の周りの森の中を歩いて境内に向かいました。
 妻は車から降りていて、木製の粗末な長いすに座って誰かを待っているようです。
 森は暗いので妻から気付かれる心配はないかと思いましたが、私は用心深く近づきました。
 やがて、境内にもう一台車が入ってきました。
 妻はにっこり笑いながら車に近づきました。
 車からは50歳代くらいに見える、がっしりとして背が高い、白髪交じりの男が降りてきました。
 妻はいきなり自分から甘えるように男に抱きつき、唇を重ねました。
 私はさらに二人に近づき、太い木の陰から二人を観察しました。
 キスが終わると、男は小柄な妻を抱きかかえ上げました。
 妻のスカートはめくれ、肌色のストッキングの下に穿いた水色のパンティーまで、私の目にはっきり見えました。
 そして男はさっき妻が座っていた長いすに妻を横たえました。
 妻は男にジャケットを脱がされ、ブラウスのボタンを外され、ブラジャーも取られました。
 男は、私が密かに自慢に思っている妻の美乳の片方に吸い付き、手でもう片方を揉みしだきました。
 さらに男は乳首を指や舌先でころがし、こんどは甘噛みしています。
 妻の口からは喘ぎ声が漏れ、両脚はなまめかしく、ゆっくり動いています。
 今度は男の手がスカートの中に伸びました。
 男の手が動くたびに妻の秘部の粘液が立てる音が聞こえました。
 男はズボンとパンツを自分で脱ぎ、そそり勃った肉棒が現れました。
 長さも太さも私のものの一倍半はあるかと思われるほど、堂々とした肉棒です。
 妻は男の肉棒を舌で舐め、口に咥え、また妻の細い指を使って、男のものをさらに一段と逞しく勃起させました。
 そして妻は自分からパンストとパンティーを下ろしました。
 男は肉棒をそそり勃たせたまま、濡れた妻の秘部を舐めまわし妻の愛液の味を味わった後、肉棒を妻の秘部に挿入しました。
 妻の口からはよがり声が出てきました。


 妻が男に犯されている。
 いや、自分から男を迎え入れて、喜びの声を上げている。
 私は一部始終に、ただただ驚きで見入っていましたが、全くと言っていい程怒りの感情はありませんでした。
 私は嫉妬と興奮が入り混じった不思議な感情で、妻と男の愛の行為を見ていたのです。
 初老の男の巨根を口や指でさらに大きくして迎え入れ、その巨根で女の喜びを味わってよがり声を上げている淫らな妻の姿を見て、私の肉棒は硬く硬く勃起していました。
 私の妻奈美がこの50男に、女として愛撫されている。
 「奈美、なんて淫らで可愛いんだ・・・」
 私はズボンのファスナーを下げ、勃起した自分の肉棒を出し、自らの手でしごきました。

 妻は長いすの上で脚を広げて仰向けになり、男は妻の両脚を持ちながら腰を使っています。
 私の耳には『グチュ、グチュ、グチュ・・・』という、男の肉棒と妻の肉襞が奏でる淫らな音が聞こえています。
 男は肉棒を生で出し挿れしながら妻に聞きます。
 「奈美、中に出していいだろう」
 妻「駄目。外に出して。私には主人がいるんだから」
 男は突然ピストンのスピードを上げます。
 妻を逝かせようとしているのでしょうか。
 しかし妻が逝きそうになったところで、またゆっくりした出し挿れにし、簡単には妻を逝かせません。
 そしてまた中出しを求めます。
 妻は拒みます。
 このようなことが何回か繰り返され、妻はとうとう自分から男にせがんでしまいました。
 「いい。いい。所長、いじわるしないで。じらさないで。私、おかしくなっちゃう。きて、きて、私の中に。私の中に思い切り出して」
 妻は自分から、男の子種汁の中出しをせがんでしまった。
 妻は夫である私が見ているのに気付かず、男のテクと肉棒で落とされてしまう。
 自分のものをしごいていた私は、そう思うとあっけないほどすぐに頂点に達し、森の中に私の精液が飛び散りました。
 妻の言葉を聞いた男は、にやりと笑い、その後ピストンを激しくした男は「おうぅぅ」というようなうめき声を発し、妻の中で果てました。
 そして、やっとのことで逝かせてもらった妻は、両脚を痙攣させています。

 奈美は50男の巧みなテクと、太く長い男根に負けて、私の妻としての貞操をもう完全に奪われていたのか・・・
 妻は今自分の中で果てた男のものに口を付け、舌で丁寧に舐めまわしています。
 その後、妻は用意してきたティッシュで男のものをきれいに拭き取りました。
 男も、妻の秘部からしたたってくる、妻の愛液と男の放った精液が混じった粘液をティッシュでやさしく拭きとっていました。
 父親が愛娘の体を拭いているような感じでした。
 二人は服装を直し、男は妻に言いました。
 「ああ、もう1時になってしまう。私はまた会社に戻るよ。奈美とはもっとゆっくり過ごしたいんだが」
 妻は答えます。
 「所長、午後のお仕事頑張ってくださいね。近いうちに必ずまた連絡しますから。また私と二人きりで会ってくださいね」
 男は「ああ、もちろんだ。連絡待ってるよ。でも、奈美には旦那の仕事の手伝いもあるだろうし、娘さんたちが学校から帰ってきたりするだろうから、二人でゆっくり、というのはやっぱり無理かなあ。週末や祝日に、というわけにはいかないだろうし」と言いました。
 妻は「それも、きっとそのうち何とかします。出来るなら、いつか二人で泊りに行きたいです、所長」と答えました。
 二人は舌と舌を絡ませながら唇を重ねた後、男は車に戻り出て行きました。
 その後、妻も車に戻り、お宮から出て行きました。

 私は二人が去った後、二人が交わっていた長いすに吸い寄せられるように近づきました。
 草の陰には二人が捨てていったティッシュが落ちています。
 私は、男が妻の秘部を拭いたティッシュの匂いを嗅ぎました。
 私はまた自分の肉棒が熱くなってくるのを感じました。
 妻は自分から男を求め、男の精液を秘壷深く入れさせていた。
 私はそう思うと、あの男を勃起させ、自らの体の中にあの男の精液を受け入れていた、淫らで可愛い妻の姿が目に浮かび、再び硬くなった自分の肉棒を激しくしごき、自分で果てました。

 その日の仕事を終え夕方自宅に帰ると、妻と娘たちが夕食を作りながら、半分は笑いながら何か言い争っています。
 私が「今帰ったぞ。どうしたんだ。親子でけんかなんかして」と言うと、長女が「あ、お父さん、お帰り。お父さん、ちょっとお母さん見てよ。私のお気に入りのスカートと、買ったばかりのニーソを勝手に穿いてるの。まだ私が穿いてないのに!」と答えました。
 妻はいたずらっぽく笑いながら「あら。お父さん、お帰りなさい。私、まだミニスカートでもけっこういけると思うんだけど?どう?似合うでしょ」と言うと、次女が「お帰り、お父さん。これはお母さんには、ちょっと苦しいよねー」と言いました。
 私は「まあまあ、お前たちけんかをするんじゃない。そんなことより晩飯はまだかい?」と聞きました。
 私は、さすがに昼のこともあり、あまり食欲はありませんでしたが、努めて明るく振舞いました。
 私の目には、長女お気に入りの赤いチェックのミニスカートと白いニーソックスを穿いた妻は、どう見ても娘たちの姉にしか見えないくらい、若々しく可愛らしく映っていました。

 娘たちが寝ると、夫婦だけの時間になります。
 昼に2回も自慰をしているのに、寝室に入ると早速私は妻を求めました。
 そして、その日は妻が私を拒むようなことはなく、営みが始まりました。
 妻はまだ長女のスカートとニーソックスを穿いたままで、さすがに汚すとまずいと思ったのか脱ごうとしますが、私は止めました。
 私は、長女のスカートとニーソックスを穿いたままの妻を愛撫し、最後にはそそり勃った肉棒を肉襞に挿入し、腰を使いました。
 目をつぶった妻の口から微かなつぶやきが漏れました。
 「ああっ、きて。しょ・・・」
 私は気が付かないふりをしましたが、妻は「ああっ、きて。所長!」と口が滑りそうになったのだと思います。
 私の男性自身を挿入されながらも、目をつぶって他人棒の感触を思い出し、想像している妻。
 恐らく、今晩私の求めに応じた、というより、娘のミニスカートを穿いて私を挑発してきたのも、昼間の逢瀬があまりにあわただしく、今日はたまたま、妻の体が全然満足していなかったからではないだろうか・・・
 中学生や高校生の女の子が着るような服が似合っている小柄で可愛い年上の妻は『もうあの男に心を奪われ、体までもあの男を求めて』と思うと、私は嫉妬で一層興奮し、さらに激しく妻を突き続けました。
 妻はよがりながら「どうしたの、ユウくん。激しい。今日、激しい。ああ、お姉ちゃん、もう、だめ・・・」と小さな声でつぶやくと、いってしまいました。
 妻が一人でいってしまった後も、私は『あんな50男になんか負けられるか、奈美は俺の大事な可愛い妻だ』と思いながら、絞まりのよい肉襞を肉棒で突き続け、今日3回目なのにけっこうたっぷりな量の精液を妻の中に放ちました。
 昼間私が目撃したように、妻の膣からは白い粘液が出てきました。
 そして今度は夫である私の出した私の精液です。


 私は自分のものを拭き、妻の秘壷も拭いてやりながら考えていました。
 妻はもう今、どうやら子供が生めない体のようだから、あの所長の子種を妊娠させられることはないだろう。
 また、妊娠できないということで言えば、俺の子種についても一緒だ。
 俺達夫婦のセックスは、突き詰めてしまえば今は単にお互いの快楽のためでしかない。
 今日妻が家に帰ってきて長女の服を勝手に着たのも、帰宅する俺を挑発するためだろう。
 家の外にそのまま出て行けば、少女趣味でちょっとおかしい子持ちの30女としか見られない格好だから、家の中で着て俺に見せつけたんだろう。
 妻がパートに出るようになって、間違いなく女としてきれいに可愛らしくなった。
 また、他の男たちの目に晒されていると思うだけで、俺は妻を頻繁に激しく求められるようにもなった。
 単に妄想するだけではなく、他人棒で秘壷を突かれ精液を中出しされている妻を見て、俺はこんなに興奮できている。
 今までなんか全然問題にならない。
 一日3回の射精なんて、最近では俺自身考えも及ばなかった。

 恐らく俺が気付いていないふりを続ければ、妻とあの男は肉体関係を続けていくだろう。
 でも、娘たちや、妻の会社の人間あるいはご近所に、妻とあの男との関係が知られるようなことさえなければ、何も問題もないんじゃないか。
 気掛かりなのは、あの男はもともとは生真面目そうだし、今は独身だから奈美を自分の後添えにしたいと本気になっているのかもしれないことだ。
 悔しいが、あの男が女を逝かせるテクニックや肉棒は、俺よりはるかに上らしい。
 奈美も元からあの男をかなり尊敬し、慕っていたようだし、あの男のもとへ行ってしまわないだろうか。
 でも、俺達夫婦にはもうそろそろ思春期になる娘が二人いる。
 もしそのようなことがあって、その当座は何とか誤魔化せたとしても、いずれ母親と男の関係には否応なく気付いてしまうだろう。
 そうなれば、娘たちは奈美を女として、母親として許さないだろう。
 奈美はそれがわからない程、馬鹿な女じゃない。
 いや待てよ。
 最悪の場合、奈美だけじゃなく娘たちも一緒にあの男のもとに行ってしまわないだろうか。
 俺は妻をあいつに寝取られるだけじゃなく、可愛い二人の娘も奪われてしまうのだろうか。
 でも、父親から母親を寝取った男を、娘たちがお父さんと呼ぶようになるとは到底思えない。
 しかし、そんなことより、もし妻が妊娠したらどうしよう。
 いや、その可能性は低いか・・・
 万一、妊娠したとしても、それがあの男の子種だとは言い切れない。
 いやあの男が妻とやれる回数は、俺が妻とやる回数よりずっと少ない筈だ。
 そして、俺のほうが若いから、子種も元気がいいだろう。
 妻の子袋の中で、俺の子種とあの男の子種のどちらが勝って、妻を身ごもらせるのだろう。
 馬鹿な。
 俺たち夫婦には、もう10年も子どもができていないんだ。
 妻はもう子供が産めない筈だ。

 そんな馬鹿げたとりとめのない事を興奮から醒めた頭で考えていると、妻が私に声を掛けてきました。
 「ねえ、ユウくん。何考えてるの?ユウくんに似合わず、難しい顔して。今日はすごく激しかったし、ユウくんが私をとっても愛してくれている感じがしたの。とっても良かった。お姉ちゃん、久しぶりにいっちゃったみたい。ユウくんの奥さんでよかった」
 「うん。今日の奈美は、何だかとても可愛いよ。そしてすごくエッチだよ。お姉ちゃんはいつまでも僕のお嫁さんだよ」
 私と妻はそのまま抱き合ったまま、眠りに就きました。

 次の日以降も、表面上は普通に家庭生活が続いていきました。
 自分の目で事実を確認できましたし、これ以上張り込みを続けると仕事に支障が出てきそうでしたから、その後、私は以前のようには、妻と男との関係を探ろうとはしませんでした。
 でも、当然あの関係は続いていると思っていましたし、またいつかはあの男に妻が犯され、中に子種汁を出されている姿が見たいと密かに思っていました。

 自分は本当はどうしたいのだろうか。
 自分の本心はどうなんだろうか。
 あの男と妻が別れることを望んでいるのだろうか。
 いや、どれくらいこういうことが続くのかはわからないが、私に抱かれ、あの男にも犯され続け、妻が女としての魅力をさらに増していくのを俺自身期待しているらしい。
 そして他人棒で犯され、よがり泣いている妻に激しく嫉妬し、妻を抱いていきたい。
 他の男が目もくれないような女じゃなく、男達に欲望の視線を向けられ、実際に欲望の対象にされるような女だからこそ、俺にとっても毎晩でも求めたくなる妻なんだ。
 よし、いいだろう。
 どうせ、妊娠するわけじゃないだろうし、このまま、あの男に妻を抱かせ続けてやろう。

 私が一向に疑念の様子を見せないことに安心したのか、妻はどんどん大胆になっていきました。
 職場の宴会に呼ばれているからと、夜に外出するようになってきたのです。
 どれほど重要な仕事を任されるようになっているのかはわかりませんが、所詮午前中のみのパートの主婦が夜の宴会に当たり前のように呼び出されるなど、不自然の極みです。
 月2・3回はそんなことがあるのが当たり前になってきました。
 勿論、私や娘たちには会社の宴会で、ということにして外出し、所長とラブホテルにでも行っているのでしょう。

 深夜に帰宅する妻は、恐らく所長に抱かれてきたばかりの体を私にも強引に犯されました。
 妻は、疲れているだの、もう遅いから明日の朝起きられないと困るだの、今日はそんな気分じゃないだの、あれこれ理由をつけて私を拒もうとしますが、私は許しません。
 「夜に夫が妻を求めるのは当たり前のことじゃないか。そもそも午前中だけ、主婦業や僕の仕事の手伝いなんかに支障がない範囲で働くと言っていたのに、僕や子供たちを家に残して、たびたび深夜まで出歩くなど、どういうつもりなの。それが午前のみパートの主婦の、当たり前の仕事上の付き合い?そんなことならパートなんか辞めもらうよ」
 私にこう言われると妻は抗弁できません。
 パートを辞めさせられれば、ひょっとするとあの男との接点が無くなってしまうと心配しているのでしょう。
 私は、あの男と甘い時間を過ごしてきたばかりであろう妻を、私の愛撫で激しく責め立てます。
 しかし、私は嫉妬に燃えながら激しく執拗に妻を求めるのですが、そういう日には、妻はなかなか落ちません。
 心から尊敬し愛しているあの男のもとへ行き、女を知りつくした50男のテクニックと巨根で、体の火照りも心も完全に満足させられて帰ってきているのでしょう。
 私は、あの男を心から尊敬し真剣に愛している妻を、逆にあの男に隠れてコソコソつまみ食いしているような気分でさらに興奮しながら交わっていました。
 なかなか落ちない妻は、声一つ上げず、目をあけて天井をボーっと眺めながら、私のなすがままになっていました。


 妻の会社の「研修旅行」を週末に控えた、ある日のことです。
 私はその日、朝から何となく体調が悪く仕事場には出たものの、どうもいま一つ本調子ではありません。
 仕事が出来ないほど体調が悪いわけではありませんでしたが、たまたま暇な日だったので殊更具合が悪いふりをして、従業員達にあとを任せて早退しました。
 今日、妻のパートは休みだったはずです。
 そして、長女もここ数日、部活動の遠征で家を空けているので、次女が帰ってくる夕方まで妻は完全に行動が自由になるのです。
 ひょっとすると妻はあの男と会うかもしれない。
 いや、間違いなく会うだろう。
 そうだ、折角だからまた妻の行動を探ってみよう。
 私は車でまず、いつかのお宮に行ってみましたが、人っ子一人いません。
 妻のパート先に回ってみましたが、当然妻の車はありません。
 そして、私は所長の駐車場にも車がないことに気付きました。
 「しまった。外回りとかなんとか理由をつけて外出し、妻をどこかに連れ出して抱いていやがるな。ラブホをしらみ潰しに当たるわけにもいかないし。さてどうするか」
 やむを得ず私は一旦自宅に帰りました。

 自宅の車庫には妻の車だけがあります。
 「ああ、そうか。まだ出かけていなかったんだな。これから行くつもりなのかな」
 ん?
 待てよ。
 ひょっとすると、あの男は私の自宅に上がりこんでいるかもしれない。
 自宅の周りを少し探ってみると、裏通りの空き地の前の路上に見覚えのある車が停まっています。
 私は自分の車を少し離れた所に停め、自宅に戻り、庭に回ってリビングルームを窺いました。
 私の勘は当たっていました。
 薄い白のブラウスを着て、ピンクのスカートを穿いた妻と、スーツ姿のあの男の姿がリビングルームにありました。
 やっぱりそうだったのか。
 よりによって、俺の自宅に上がりこんで、妻を抱く気らしい。
 いや、何だかちょっと様子がおかしいぞ。
 妻とあの男はソファーに座って、深刻な感じで話し込んでいました。
 妻は泣いているようです。
 首を何度も横に振っていやいやをして、拳で男の胸をたたいて何かを訴えているようです。
 男は妻をなだめるように抱き寄せ、髪を撫でています。
 妻はまだ泣きながら、何かを訴えているようです。

 しかし、やがて妻と男は唇を合わせ、愛の行為へ移っていきました。
 妻はブラウスのボタンを外され、ピンクの透けたブラジャーの上から両方のバストを男に揉みしだかれています。
 妻の両膝はだらしなく開き、ピンクのミニスカートから肌色のパンストを穿いた妻の脚と、スカートの奥のピンクのパンティーまでがむき出しに見えています。
 そんなことをしながらも、二人は何か言葉を交わしているようですが、私には聞き取れません。
 これじゃ、何を話しているのか分らない。
 中に入って、盗み聞きしてみるしかないか。

 私は玄関にまわり、音がしないように静かに鍵を回し、ドアを開けました。
 靴を脱いで下駄箱の下に隠し、廊下を忍び足で歩き、リビングのドアの前で息を殺して中の様子を窺いました。
 二人の会話が聞こえてきます。
 「所長。もう会えなくなるなんて、信じられない。そんな遠くに転勤しちゃうなんて、絶対嫌。私は所長が大好きで、こんなに尽くしているのに。やっと初めて二人でお泊りに行く予約も取れて、今週末の旅行を楽しみにしていたのに。これっきりになっちゃうの?」
 妻が甘えたような声で訴えています。
 男も「私も奈美と会えなくなるなんて耐えられないから、何とか一年でも、半年でも先送りにと本社に何度も頼んだんだよ。でも、駄目だった。わかってくれよ、奈美。私の立場で転勤を拒否すれば、もう会社を辞めなきゃならない。今辞めたら、私はもうこの歳だからいい仕事への再就職なんて難しいし、私は生活できなくなるんだよ。でも、これからもずっと奈美を離さないよ」と答えています。

 やがて、会話が途切れたリビングからは『ジュポ、ジュポ、ジュポ・・・』という音と、男が「おぅ、いい・・・」という声が聞こえてきます。
 妻が男のものをしゃぶってやっているようです。
 そして、衣擦れのような音が聞こえた後、ピチャ、ピチャという音に変わり、今度は妻がよがり声をあげました。
 そしていよいよ、妻と男が性器を合わせたような音が聞こえます。
 その後しばらくすると『パン、パン、パン・・・』という音が響くようになりました。
 妻とあいつはどうやらバックでやってるようだ。
 見てみたい。
 妻がバックから50男の巨根で犯されているのを見てみたい。
 私は我慢できなくなり、犯されている妻を見たい一心で、リビングのドアの取っ手を静かに回し、ドアを少し開けて隙間から中を覗きました。


 妻は上半身裸で両手をリビングテーブルにつき、下半身はスカートをお腹にまでまくり上げ、パンティーとパンストは片方の足の足首までずり下げて、前かがみに立ったままヒップを突き出しています。
 大柄な男は全裸に靴下だけを穿いた姿で、妻のバックから両手で妻のバストを揉みながら、肉棒を妻の秘壷に出し挿れし、妻は気持ち良さそうによがっています。
 男の肉棒の動きに合わせて、妻は呼吸をしています。
 肉棒が突き込まれると妻は息を吐いてよがり声を出し、肉棒を引かれると息を吸っています。
 男が動くたびに、妻のヒップが『パン、パン、パン・・・』と乾いた音を出し、同時に妻の秘壷は『ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ・・・』と湿った淫らな音を出しています。

 私と妻は、新婚時代は別にして、今は子どもがいますので夫婦の営みは当然寝室で行います。
 私たち夫婦は寝室でベットの中でしかセックスしないので、立ちバックでのセックスなど10年以上御無沙汰です。
 私たちが普段しない立ちバックでのセックス。
 あの男の太く長い肉棒で秘壷深くを責められ、よがる妻。
 逞しい肉棒でよがり泣く妻の姿で、私の肉棒もカチカチに硬くなりました。
 男の腰の動きは早く、激しくなっています。
 男はうわごとのように口走ります。
 「奈美。奈美、愛してるよ。私の妻になってくれ、奈美。いや、奈美はもう私の妻だ」
 妻は「効く、効く、所長。いい。すごくいい。私は、もう所長のものよ」と答えています。
 男は「奈美、子どもを。私の子どもを産んでくれ。私たちの子どもだ。旦那の子じゃない」と言いました。
 妻は「ああ、所長。所長の赤ちゃんを産みたい。入れて、もっと深く。中に、私の中にたくさん出して。出して・・・あっ!熱い。中が、中が熱い。熱い」と答えました。
 男は全身をピクつかせ、上半身を大きくのけぞらせました。
 妻の体内に自分の子種汁をぶちまけのけぞった大柄な男の姿は、私の目には、弱い男から女を奪い、勝ち誇っている姿のように見えました。

 二人が愛の行為の後始末をし始めたので、私はまた足音を立てずに廊下を歩き、玄関脇のウォークインクローゼットに隠れました。
 やがて、廊下を歩いてくる二人の足音が聞こえてきます。
 妻は「所長、ううん、ちがうわ、あなた。午後のお得意様訪問、頑張ってきてくださいね」と言いました。
 男は「ああ。ここでの仕事は、もう少しの期間だけになったかもしれないが、またたくさん注文が貰えるように頑張るよ、奈美。行ってくるよ」と答えました。
 妻は「いってらっしゃい、あなた。あ、そうだ。金曜日は10時にあなたのマンションに行きますね。温泉、楽しみにしてます」と言いました。
 男は「ああ、待ってるよ。離れの部屋を予約してあるから、二人きりで二晩ゆっくり過ごそうな。離れには、露天風呂まである部屋専用の風呂もついているそうだから、私も楽しみだよ」と答えました。
 二人はキスをしたような音をさせ、その後、男が出て行ったようです。

 男が出て行った後、妻は「どうしようかしら。まあ、いいかしら」と意味がわからない独り言を言い、また、リビングに入っていったようです。
 私はしばらく、クローゼットから出ていくタイミングをはかっていました。
 突然、妻がリビングのドアを、また開けた音がしました。
 「あなた、どこにいるの。出てきてよ。どこかに隠れているのはわかってるわ。下駄箱の下にあなたの靴があるのに、さっき気付いたんだから。早く出てらっしゃい」
 二人のセックスを覗き見していたことが、ばれている。
 私はかえって身動き出来なくなりました。
 「早く出てきなさいよ。いるのはわかってるのよ」
 クローゼットには逃げ場がないので、仕方なく私はクローゼットから出ました。
 妻は胸に大きなリボンがついた白いブラウスを着て、ピンクのミニスカートを穿き、小さいハートの柄をたくさんあしらった肌色のパンストを穿いて、立っています。
 昂ぶった様子も見せず、妻は可愛い服をきちんと着こんで冷静に私を見ています。
 私のものは、クローゼットの中で一旦は萎えかかっていましたが、たった今男と愛し合い、今はそのそぶりも見せずに冷静な妻の姿、可愛らしい服の下で、おそらくはまだ秘壷から男の精液を垂らして下着を汚しているであろう淫らな妻の体を想像してまた硬くなってきました。
 「あなた。まずはしたいでしょ?私たちが愛し合っている姿を覗き見して、勃ってるようだものね。させてあげるわ。ただ、私が今着ているもの全部、ブラウスもスカートも、ストッキングも、ブラやショーツも、みんな所長さんからのプレゼントなの。似合ってるでしょ。可愛いでしょ。でも、この服は週末旅行に行くときに着ていくんだから、汚したり破ったりしたら承知しないからね」

 私と妻は、言葉を交わさず寝室に入りました。
 私はブラウスを脱がせ、ブラジャーを取ります。
 上半身裸になった妻の唇を奪い、首筋、胸を舐め、乳首に吸い付き、舌で転がします。
 妻の体中から男の唾液の匂いがし、私をさらに興奮させます。
 「奈美。お前、あの男と、たった今あんなに激しく・・・」
 妻は喘ぎ声もあげず、全く無言で、私の舌に舐められています。
 スカートを捲くると、パンストの表面にまで、白濁液が染み出しています。
 パンストとパンティーを通して、妻の花弁が透けてはっきり見えます。
 私はハート柄のパンストを下げ、太ももを舐めました。
 妻は口を開きました。
 「ユウくん脚を舐めるんだ。そんなとこより、もっと大事なところを舐めたらどうなの。私と所長さんが愛し合った証拠があるでしょ。これでまた興奮できるんじゃないの?」
 ピンクの透けたパンティーに張り付いた妻の花弁の中から滲み出てくる、あの男が出した精液。
 私は流石に舐めることができませんでした。
 「ここを舐めなきゃ、挿れさせてあげない。10代の男の子みたいにオナニーでもしなさいよ」
 妻は畳み掛けます。
 私は妻には答えず、パンティーもお尻から剥き取るように一気に下ろし、妻の抵抗を押しのけ、肉棒を挿入しました。
 妻は「やめてよ。何するのよ。嫌だ!所長、助けて。主人にレイプされる。所長、お願い助けにきて!」と声を上げます。
 「奈美、俺にも。俺にも中出しさせろよ」
 「嫌よ。絶対、嫌よ。私は所長の奥さんになったんだから。ユウくんはオナニーでもして我慢しなさいよ」
 私はたった今剥き取ったばかりのパンティーを妻の口にねじ込み、声を封じます。
 妻はまだ声にならない声を上げながら抵抗しています。
 私はたった今あの男と交わってよがっていた妻、あの男の精液を肉襞から滴らせている妻に興奮し肉棒を挿れました。
 そして興奮のあまり、満足に腰を使う暇もなくあっという間に妻の中で果てました。


 私にレイプされた妻は私を蔑むように見ながら、言いました。
 「あなたったら、本当にだらしないわ。これが所長なら、私をじらすだけじらして身も心も蕩けさせたところで、さらに激しく粘っこく男性自身で責めてくれるのに。まあ、あなたの可愛いおちんちんと所長の逞しい男性自身では、もともと比較にもならないけど。それから、あなたが、私と所長が愛し合っているところを見たのは、これで少なくとも2回目よね。最初のときは街外れのお宮だったでしょ。あのとき私は気付いていたわ。あなたったら、所長に闘いを挑んで私を取り返そうとするんじゃなく、他の男に犯されている私を見て興奮して、自分でおちんちんしごいてたでしょ。そして、あっという間に逝っちゃって。私、あの時、こんな情けない夫の妻じゃなく、逞しい所長さんに奪われて、女として妻としてずっと愛されていきたいと思ったの。そして、所長の精液を入れられている私を見て、とても興奮してくれたあなたのご希望通り、あれからもずーっと所長に抱かれ続けてきたわ。あなたったら、いっしょうけんめい気付かない振りをしてくれていたようだけど。もちろん、あなたの期待どおり、夜に出かけたときは必ず所長の妻として愛されて、毎回所長の精液を体の中に受け入れていたわ。所長に犯されて帰ってきた私は、あなたにとっても刺激的でよかったんじゃないの。私、所長に愛されるようになって、そして、あの時あなたに見られながら所長に犯されてから、より一層所長の赤ちゃんを産みたいって思いながら、所長を受け入れてきたの。私はもちろん女だし、女はその時に本当に愛している男の赤ちゃんを産みたいって、思うのよね。私たちに10年以上子どもができていないのも、ひょっとすると、私の体のせいじゃなくあなたの方に何か問題があるのかもしれないし。そうだ。私たちがこういう関係になったきっかけを、あなたに教えてあげるわ。私があの会社で働くようになってから数ヶ月で、所長に職場内の男女のトラブルを何度も相談されるようになったの。所長が自分の身の上話しをするようになって、私が独身の所長のことをかわいそうに思って、所長のマンションのお掃除なんかにたまに行くようになったことなの。若い女の子たちからも、憧れと尊敬の目で見られている所長なのに、実は寂しい一人暮らしなんだなあって思って。所長は、私がお手伝いに行くと、とっても喜んでくれたわ。そこで、私、所長に告白されて、求められて許したの。だって、私だって所長に憧れていたんだから。自分がほのかに憧れていた人が、若い子じゃなく、子持ちの人妻の自分なんかにとても好意を持ってくれていてとても嬉しかったし、掃除や洗濯みたいなちょっとしたことを手伝っただけなのにすごく喜んでくれるのが、私にとっても嬉しくて。」

 私は心の中で、思っていました。
 一体、いつからそんな事をしてやっていたんだ。
 そして、どうやってそんな時間を作っていたんだ。
 だいたい、男ならこんな見え透いた手はすぐ分ることだ。
 これはあの男が最初から若々しく可愛い妻を狙って、まずは信頼しているそぶりを見せて妻を喜ばせ、相談と言う形で接触して、今度は自分をことさら可哀相な男に見せて妻の同情を買い、妻を自分のものにしただけじゃないか。
 あの男は自分の肉棒とテクには自信があって、一度からだを貪られた妻は、そのままのめり込んでいったんだ。
 おそらく妻は、あの会社で働くようになったときからあの男に狙われ、そして寸分違わず男の狙い通りに落ちてしまっていたのか。

 妻は続けます。
 「恐らく聞いていたと思うけど、今度の週末は、2泊3日で会社の研修旅行に行ってくるから。娘たちにもそう言ってあるし、あなたにも口裏を合わせてもらうからね。もちろん、私と所長の二人きりの研修旅行だけど。でも、そんなことを娘たちに言ったら承知しないし、たとえ娘たちにそんな事を話して味方につけて、私を旅行に行かせないようにしようったって、駄目よ。もし、万一そんなことになったら、私、全てを捨てる覚悟くらいできているのよ。私は所長の新妻として、週末の3日間を過ごしてくるから。あなたは娘たちの世話をして、夜は所長に犯されている私の姿でも想像しながら、自分のおちんちんを慰めていてね。いまのところ、日曜の夕方には帰ってきてあげるつもりよ。そして、これも聞いていたと思うけど、私たちはもうこれっきりで終わりなの。所長は転勤してしまうし、もう簡単には会えなくなるわ。でもこれは、あなたにとっては、良かったのかしら、悪かったのかしら。もし、あなたが、恐らくこれが最初で最後の私たちの旅行を邪魔するようなことをしたら、私、本当に何をするかわからないから」
 妻は本気だ。
 私が下手に邪魔立てすると、妻は家庭を捨ててあの男のもとへ行ってしまう気だ。
 私はただ黙って、頷くことしかできませんでした。

 金曜日の朝。
 娘たちを学校に送り出したあと、私と妻は二人きりになりました。
 子ども達がいなくなると、妻は母親の顔ではなく、女の顔になりました。
 妻は一旦、全裸になり、私に見せつけるように、この前見せられたあの男からのプレゼントを身に着けます。
 透け透けのピンクのパンティー。
 パンティーとお揃いのブラジャー。
 ハート柄の入った肌色のパンティーストッキング。
 大きなリボンがついた可愛い白いブラウス。
 膝上10センチくらいのピンクのミニスカート。
 「どう?可愛いでしょ」
 「ああ。たまらないよ、奈美。本当に行くのか」
 「ええ、もちろん。あ、そうだ、あなた。車で所長のマンションの近くまで送ってね」
 「・・・分ったよ。でも、本当に頼むよ、帰ってきてくれ。必ず僕の元へ帰ってきてくれ」
 「泣かないの。だいじょうぶよ。今のところ、本当にそのつもりだから」
 私は妻と唇を合わせました。
 ひょっとすると、これが奈美との最後のキスになるかもしれないと思いながら。
 私は妻の胸に手を伸ばしますが、払いのけられました。

 私は薄いコートを羽織った妻を車に乗せ、妻の指示通りに送り、家に帰ってきました。
 もう本当は、妻があの男と旅行して三日間も二人きりになるのは、胸が張り裂けそうな苦しみになっていました。
 しかし、もし、ここで私が妨害すれば、幸せな家庭が崩壊し、妻はもう永遠にあの男のものになってしまうだろう。
 そして、そっちの方が、寂しくて耐えられない。
 妻を返してもらうために、弱い男が採れる方法は、自分の妻の心と体を完全に奪っているあの男に、自分から妻を提供し、三日間、何度でも気が済むまで犯すことを認めた上で、返してもらうしかないのです。
 弱い男が自分の妻を強い男に差し出し、これ以上の仕打ちを何とか許してもらえるように。
 でも、この三日間で妻はあの男の子種を身ごもらされてしまわないだろうか。
 そんな可能性は低いかもしれないが、もしそうなってしまったら・・・
 また実際のところ、私が妻を差し出しても、あの男が妻を私に返してよこす保証など、何もないのです。
 このまま、あの男は、妻を自分のものとして私の手から奪い取っていくのではないだろうか・・・

 私は仕事に行く気になど到底なれず、職場には連絡を入れて休みました。
 ああ、もう、10時だ。
 今頃、妻はあの男の車に乗り、二人は新婚旅行のような気分でどこかの温泉に向かっているんだろう。
 妻が愛おしい。
 口惜しい。
 二人の様子を一目見てみたい。
 私は、妻の匂いを求めて、下着を漁りました。
 ついさっき着替えたときに、妻が脱いだばかりのパンティーの匂いを嗅ぎながら、私は自らを慰め、射精しました。

2 名前:col

2022/06/12 (Sun) 11:17:23


 夕方、帰ってきた娘たちは、私が仕事を休んで家にいるのを気遣い、優しくしてくれました。
 「お父さん大丈夫?具合が悪いの?社員旅行に出掛けたお母さんのことを心配して、具合が悪くなったんじゃないの?お母さんは幸せだよ。お母さんのことをこんなに心配してくれるお父さんがいるんだから」
 「いや、ちょっと風邪を引いただけだ。季節はずれの風邪がはやっているようだから、お前たちも気をつけなさい。そして、夜更かしせず早く寝なさい」

 私は、夜一人でベットに入っていると、あの男に差し出してしまった妻のことがまた気になりました。
 今頃は、どこかの温泉旅館の離れであの男と二人きりになり、部屋の中で、あるいは風呂で、妻はあの男に巧みに執拗に愛撫されているんだろう。
 そして、太く長い肉棒で肉襞を突かれ、よがらされ逝かされ、秘壷にあの男の子種を出されているんだろう。
 今晩、妻はあの男に何回犯されてしまうのだろう。
 私は、男に犯されてよがっていた妻の表情を思い出し、再び妻の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーをし、果てました。

 土曜日も仕事をする気分になどなれなかったのですが、前日、丸一日休んでしまったため、そうもいきません。
 職場に出て、夕方まで溜まった仕事を片付け、帰ってきました。
 家に帰ると、娘たちが夕飯の支度を終え、私を待ってくれていました。
 「お父さん、お帰り。あ、大分元気になったようね。安心した。たくさんご飯食べてね」
 「ああ、もうすっかり元気だよ。たくさん食べさせてもらうよ」
 夕食後は娘たちとテレビを見て過ごしました。
 娘たちと過ごしたひと時は、私の沈んだ気持ちをいくらか明るくしてくれました。
 明日は日曜日です。
 娘たちは明日、それぞれ外出し夕方過ぎに戻るとのことです。
 私は笑いながら留守番を引き受けることを約束しました。

 寝室に入ると、やはり男によがらされていた妻の姿が目に浮かんできます。
 明日、本当に帰ってきてくれるのだろうか・・・
 妻は、私や子ども達を捨て、あの男と暮らしていくことを選ばないだろうか・・・
 しかし、そのときの私に出来たことは、不安な気持ちのまま、またしても妻の下着でオナニーすることだけでした。

 日曜日の朝、私は遅くに目を覚ましました。
 子ども達はもう出かけてしまったようで、家には私しかいません。
 おそらく長女が作っておいてくれた朝食を食べ、私は一人リビングルームのソファーに座っていました。
 ついこの前、妻があの男にここで犯されていたのが、もう遠い過去のことのように思えます。
 私は何もする気が出ず、ただじーっと座っていました。
 私の頬を温かいものが伝います。
 私はいろいろな事を思い出していました。
 部活に入って、初めて妻を見たときのこと。
 妻との初めてのデート。
 結婚前のごたごた。
 結婚が決まって、妻を私のもので初めて女にした日のこと。
 初めての妊娠のときの妻の喜んだ顔。
 出産を終えたときに見た、母親になった妻の顔。

 私は、何時間そうやって過ごしていたのでしょう。
 「ガチャ、ガチャ」玄関の鍵が開けられて、人が入ってきたような音が聞こえた気がしました。私は玄関にいきました。
 妻です!
 妻は出かけていったときの姿で、帰ってきました。
 「奈美。帰ってきてくれたんだな。ありがとう。たまらなく不安だったんだよ」
 「ただいま帰りました。子ども達は?」
 「二人とも出かけてる。夕方過ぎにならないと帰ってこないらしい。」 私は妻を抱きしめました。
  私たちはリビングのソファーに座りました。
 妻が口を切りました。
 「あなた。私、とんでもないわがままや過ちをおかしてしまって、本当にごめんなさい。帰ってきました。私、出掛けるときには、正直言って、まだ少し迷っていました。あなたの妻、娘たちの母親のままでいたほうがいいのか。あなたや子ども達を捨ててでも、所長ところに行くほうがいいのか。所長が転勤になるかもしれないっていうことは、前から分っていたんです。私は所長を本気で愛してしまったし、所長も私のことを第一に考えてくれるなら、私は全てを捨てて所長の元へ行ってもいいとまで、以前には思っていたの。そして、これも私が考えたことなんだけど、でも、もし所長がこのままの関係だけを続ける気なら、所長があの会社を辞めて、この街周辺で多少給料は安くても再就職の口くらいなら、何とでもなりそうなものだと思っていたの。でも、所長はまだ当分あの会社にしがみついて生きていくために、転勤を受け入れる意思は頑として変えないの。所長が自分ひとりだけなら、あるいは私一人くらいを養うようなことになっても、仮にあの会社を辞めたとしても、なんとかなりそうなものなのに、所長には全くその気はないの。結局、所長にとって、会社にしがみつくことで成り立っている所長自身の生活が一番で、私は二番か、それ以下でしかないのね。所長は、私をいずれ必ず妻に迎えるから、あなたと離婚して転勤先について来てくれって言ってたけど、私は、それは出来ないって、キッパリ断りました。私には娘たちがいるというのもあるけど、結局あの人は自分の生活が第一だから、ここにいたままでも、転勤先でも、もし二人の今のこんな関係や、二人のいきさつが万一他人に知られて会社での立場が悪くなるようなら、仮に離婚してあの人のところに行ったとしても、私はあっさり捨てられて追い出されそうな気がしたの。所長と私の間に子どもでもできれば話しは別かもしれないけど、それはほとんど考えられないことだし。こんな結論になるかもしれないことは、今週あなたに見られたあのときに何となく気付いていたし、行きの車の中で二人で話し合ったときには、私の中でもう完全に結論は出ていたの。でも、この三日間、あなたには本当に悪いことをしていると思いながら、私は自分の気が済むまで何度も所長を求めて、何度も所長に抱かれてきました。これは所長のためじゃなく、私のために。私がもう所長に何の未練も残さないように。私は、今日も帰り道にラブホテルに寄ってもらって、ついさっきも所長に抱かれてきたの。でも、もう今、私は所長のことはなんとも思っていません。私と所長の関係は、もうこれっきりでおしまいになったの。結局、私はあの会社に勤めるようになったときから、すでに所長に体を狙われ、所長の仕掛けた罠にどんどん嵌って、狙い通りに落とされてしまっただけだったのね。そして、落ちた後は、所長のテクニックと男性自身で、こんな単純な罠を仕掛けられて嵌められたことにも気付かないくらい、狂わされてしまったのね。所長は、私のことをただの『都合のいい女』としか見ていないのに。それなのに、私は本当に周りが見えなくなるくらい所長にのめり込んで、所長の子どもまで産もうと本気で思っていたの。あなた、本当にごめんなさい」


 妻はさらに続けます。
 「でも、あなたは違った。すごく頼りなくて、私を引っ張ってくれるような強さもないんだけど、あなたは私がこんな酷いことをして、酷い態度をとっても、私を愛してくれていて、じっと我慢して待っていてくれている。私を一番大切にしてくれている。今も、きっとこれからも。それに気付いたから、私はあなたに心から謝らなきゃいけない思ったし、あなたのもとへ帰ってきたの。子どもがいるからというのもあるけど、あなたは私にとっても、やっぱり放っておけない大事なかわいい旦那さんだし。やっぱり私は、あなた以外の男の人の奥さんになんかなれないの。あなた、私、もうこんなことは二度としません。馬鹿な私を許してください。そして、これからもずーっと私を可愛がって、愛してやってください。お願いします。そして、あなた。馬鹿でふしだらな私だけど、あなたに心からのお願いがあるの。今、所長からのプレゼントを全身に纏った私を、力ずくで求めて犯して欲しいの。あなたの激しさと男性自身で、私の心と体を奪って」

 私は妻を寝室に連れ込み、自分の着ているものを全部脱ぎ捨て、妻をベットの上に押し倒し、乱暴に唇を重ねました。
 リボンをほどき、ボタンで留まったブラウスの前を力任せに開けると、ボタンが弾け飛びました。
 ブラジャーを剥ぎ取り、きれいな胸を揉みしだき、首筋から胸を舐め、乳首に吸いつき、舐めまわし、甘噛みしました。
 妻は私の乱暴な愛撫に喜びの声で応え、今度は妻が私の肉棒を舐めまわし、激しくフェラをしてくれました。
 『ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ・・・』
 「おおっ・・・い、逝かされそうだ。奈美、お前、あの男のものもこんなに激しくしゃぶってきたんだな」

 私は、おそらくつい数時間前にはあの男のものにもこんなことをしてやっていたであろう妻に嫉妬し、妻の股間をまさぐりました。
 もう、妻の股間はビシャビシャになっています。
 おそらく、あの男の精液も多少は混じってはいるのでしょうが、私はかまわずパンストの上から妻の股間を舐め、透けて見える花弁に吸いつきました。
 「あなた、激しく。もっと激しく、乱暴に私を犯して」
 私は妻の秘部と臀部を覆うパンストに手を掛け、力任せに引き裂きました。
 『ビイィィッッ・・・』にぶい音とともにパンストの股間は裂け、ピンクのパンティーが現れます。
 私は今度はパンティーに喰いつき、股間を隠す部分を、歯と手の力で無残に破きました。
 濡れそぼった妻の花弁が剥きだしになり、私は迷わず口でむしゃぶりつきました。
 妻は「あなた、駄目。所長に出された後だから、汚いわ。駄目」と言いますが、私はお構いなしに舐めまわし、吸い付きます。
 「奈美が男に何をされてきても、奈美は俺の大事な妻だ。汚くなんかない」
 「あなたったら、それほど迄に私のことを・・・私、本当にごめんなさい」
 私は、ドロドロに蕩けてしまった妻の秘壷に私の肉棒を挿入し、私は妻の両脚を持ち上げながらまずはゆっくり動いて、私の元へ帰ってきた妻の肉襞の感触を味わい、やがて、出し挿れを早めていきました。
 あの男が妻に贈ったピンクのミニスカートは捲くれ上がり、私の激しい動きでクシャクシャになっています。
 ハート柄のパンストとピンクのパンティーは、私に股間を無残に引き裂かれ、私の肉棒の侵入を許しています。
 私の肉棒の動きが早くなるにつれて、妻の肉襞はさらに締まり、蜜も溢れ出てきています。
 私たちは二人で興奮し、二人一緒に頂点に達しました。

 私は、私の愛撫で果て精液を受け入れた妻の、全身を優しく撫で舐めてやりました。
 そして、すぐに元気を取り戻した私のものがまた勃起したのを見た妻は、クスリと笑い、私のものを愛おしそうにしゃぶってくれました。
 私はもう一回、と求めましたが、妻は「もうそろそろ娘たちが帰ってくるかもしれないし、夕食の準備もあるから、続きはまた夜にしてね。それまではおとなしくいい子でね」といいながら、私にトランクスを穿かせ、ものも仕舞いこまれました。
 私は、なんだか大好きな姉に優しく叱られたような気分で、妻のなすがままにおとなしく服を着せられました。

 所長は転勤していきました。
 妻のパート先は新しい所長を迎え、妻は、まだあの会社にパートに出ています。
 もう妻には、男の気配を一切感じなくなりました。
 確かに私は寝取られマゾだと、思います。
 私は、あの所長と妻が体を貪りあっていたときの記憶や、夜頻繁に外出してあの男に抱かれていたときのこと、不倫旅行のときのことなどを聞き出したりしながら、今でも妻に嫉妬し、妻も私にネチネチと問い詰められることを喜びながら、夫婦の夜の生活を刺激的に送っています。

 私たちの破局寸前のことを思い出し、書いてみました。
 妻は私と結婚する直前まで処女でした。
 また、処女を奪ったのはもちろん私です。
 そして、こんなことがあるまで、私以外の男は一切知らなかったと思います。
 妻も女ですから、勤めに出るようになって男の目が気になったと思いますし、自分がほのかに憧れていた男に好意を持たれたことが嫌だったはずはありません。
 そしてあの男は、私と違って妻に甘えるようなタイプではなく、妻を包み込み、妻のほうが甘えられる大人の男の雰囲気だったのでしょう。 妻は私との結婚以来、私の世話を焼き子ども達を産み育てるだけで、少し飽きというか嫌気が差してきていたのかもしれません。
 そして、再び外に勤めに出るようになって自分が女であることをまた意識し、家庭の束縛を離れたところで働くことで気分も開放的になった僅かな心の隙を、あの男に見透かされ突かれたのだと思います。
 妻はあまりに男というものを知らな過ぎたと思います。
 そのため男の罠に手もなく嵌り、落とされ狂わされてしまったのだと思います。
 もっとも、私のほうも妻以外の女は数えるほどしか知りませんが。

 私は妻を許し、今までどおりに接しています。
 あのお宮で妻と男が密会していたとき、私が割って入っていればこんなことにもならなかった筈です。
 年齢はいっていてもあの男は大柄で、腕力もそれなりにありそうですから、普通の状態での一対一の殴りあいなら、どういう結果になったかは分りません。
 しかし、男と男の闘いに限らず、闘いでは腕力だけが勝敗を左右するものではありません。
 あの場面で、夫である私が怒りをあの男にぶつけていけば、きっとあの男は退散し、このように、妻があの男に奪い取られそうになる展開だけは、避けられた筈です。
 男は、自分が愛している女(彼女・妻)が他の男の肉棒を受け入れ、子種汁まで入れられていると知ったり見たりしたとき、普通はどういう反応を示すのでしょうか。
 嫉妬と喜びが混じった、あの何ものにも替えがたい興奮した感情は、私だけではないようにも思いますが・・・
 ただ、あの興奮は、何ものにも替えがたい大事な妻を失う危険に晒すことで得られていたんだと思います。
 妻がここまであの男にのめり込んだのは、私の好奇心というか、他の男と交わって歓喜の声を上げている妻の淫らな姿を見て、自分は嫉妬しながら妻を抱きたいという願望を実行に移してしまった私にも、かなり責任があると思います。

 今、私たち夫婦は以前よりもずっと、お互いの心と体を感じあえるようになった気がします。
 しかし、もし何か一つ間違っていれば、私たち夫婦の関係や親子の関係も、二度と修復できないことになっていたでしょう。
 そして、私たちにとって、たまたま一番幸運だったのは、妻が妊娠していない(できない?)ということかもしれません。
 もし妻が妊娠していれば、私は自分がどういう手を打ったか自分でも全く想像できません。
 ただ、どういう手を打つことになったにせよ、地獄の苦しみを味わうことになっただろうと思います。

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40歳のヌード
1 名前:col

2022/06/06 (Mon) 21:54:58

 妻の同級生に佳子さんという名の綺麗な奥さんがいるんだけど「ヌード撮影をしたらしいよ」と妻から聞いたのです。
 妻は「佳子さん子供3人も生んでオッパイ垂れるのに恥ずかしくなかったのかなー」と言って、佳子さんのヌード写真を見せてくれた。
 確かに垂れてきているが綺麗なおっぱいでクビレも有り、40歳とは思えませんでした。
 妻に「なんで撮影したのかなー」と聞くと「40歳の記念に同級生の浩次くんが『撮影したら』と言って佳子に持ちかけたらしく、浩次君が趣味で撮影したヌードモデルの写真を見て『こんなに綺麗にとってくれるならしても良いかな』って思ったらしい」と言いました。

 そして佳子さんのアルバムの半分くらいまでページを進めると、妻が服を着ている写真だけど、胸の谷間や太ももさらにお尻の割れ目が見えるくらいまで、スカートとパンティーを下げてる写真が有ったのです。
 妻に「これいつ撮ったの?」と聞くと「ごめん。実を言うと私も浩次君に言われて全裸にはならないけどセミヌードまで撮影しちゃったの?」と言いました。
 またページをめくると、総レースの下着で陰毛と乳首が見えている写真がアルバムにあり、男性モデルも1緒に写っていました。

 次のページでは、男の下着は脱がされていて全裸、妻も全裸で鏡に向かって妻のオッパイを男性が手ブラと言うか揉んでいて、妻のお尻に密着するように腰がくっ付き、斜め後ろから撮影されていました。
 その次のページはまた佳子さんのヌードで、先程の男性が佳子さんと布団に入り、佳子さんは大きく足を開き、布団から足首まで両足が見えていて、男性が覆いかぶさり、正上位でセックスしていると思われる写真でした。
 妻が突然、その時アルバムをめくる私の手を止めたのです。
 私の手を止めた妻は、私を見てこう言ったのです。
 「私を信じてくれたらこのページをめくってもいい。でも信じてくれないならここで終わり」と言うのです。
 「何を信じればいいの?」と言うと、妻は「この先見てしまう写真はかなりきわどい物になるの。でも、決して佳子さんのように生で挿入し、中出しさせる行為は無かったという事を信じてほしいの」と言いました。

 「ページをめくること」を妻につげ、信じてると言いながら、めくったページには、ペニスをくわえる妻と、横で佳子さんが自分のマンコをティッシュペーパーでふき取っている姿が写っていました。
 男性にオッパイを揉まれているので乳首は見えません。
 隣の写真は立った状態で妻の後ろから男性がオッパイを揉み、大きく開いた妻の足の間からマンコ全体を隠すように、男性器が後ろから前に伸びているのです。
 かなり長く20CMは超えてると思いました。
 次の写真は裸にエプロンをして、台所で男性に後ろから密着されている妻でした。
 ただ、妻の足は背伸びをし、腰を持ち上げられて挿入中といっても良いくらいの格好です。
 『台所の床に何か落ちているなー』と思ったら、コンドームの切れた袋です。
 相変わらずオマンコも乳首も見えていませんが、かなり際どい状態です。
 次のページをめくると股の部分が割れたパンティーで、ソファーに座った男性に、後ろから抱えられるような格好で、片手で胸を押さえ、もう片手は男性器を握り、自ら挿入している妻でした。
 妻がその時、言い訳のように「『チョッとだけ入れさせて』と言われて、先だけ入れたの」と言いました。
 20cm有るはずの男性器は10cmほどしか見えておらず、毛の濃い妻のマンコはかろうじて陰毛に隠されていました。
 でもこのとき気がついたのですが、コンドームは付けていなく生の挿入でした。

 それからは布団の中で男性と絡むような写真が続き、最後のページにはコンドームを着けてはいるものの明らかに挿入している写真がありました。
 オマンコの部分はぼかされていて見えないが、男性器は丸見え、ゴム着用と分かるくらい鮮明で、妻のマンコに入っています。
 そして引き抜かれて、妻のアンダーヘアーの上に置かれたペニスに着いてるコンドームが亀頭がムキ出し状態で破れているのです。
 ペニスには白くにごった体液が付着し、明らかに精子と思われるねばついた糸を引いています。

 アルバムを閉じると、妻は「セミヌードまで」と言っていました。
 ただしセミヌードでも挿入している時履いているのは股割れパンティーだし、ブラを着けているものの乳首は透けていました。

 裏表紙には佳子さんの全裸写真とアルバム1/3と書かれていました。
 妻に「コンドームの件とまだアルバムが他にあるのか」聞くと「コンドームはわざと演出で破った」と言い「アルバムは、これから2/3冊目を撮影する」と言うのでした。
 妻に「ヌードくらいなら良いけど男性と挿入してるじゃないか」と言うと「さっきのはコラージュと言って挿入はしていないのよ。撮影した時も紐パンティーだったけど、股の部分は開いてなかったし、でも佳子さんのは本物よ。中に出されてたし、私は本当に挿入は先っちょだけ入れたと言うか当てただけ。ゴムはしてなかったけど。あと布団の中ではコンドーム着けてたし」と言いました。
 「着けてたって、セックスもしたのか?布団の中でどんな事をしたのか?」と聞くと妻は顔をそむけて「裸でポーズをとってたけど、何度か体位を変えるときに先をあてがわれてだめって断ったの」と言いました。
 「それで入れなかったのか?」と言う質問に妻は「挿入は無かったと思う」と答えました。
 「思うってどういうこと?」私の問いかけに妻は「撮影時『セックスをしている表情を撮影したい』と言われ、断ったんだけど、大きな太いおもちゃを入れられて、最初は痛かったけど、だんだん気持ちよくなって、失神しちゃったの。気を失ってる間に何があったかは判らないし、でも気が付いた時、彼はコンドーム付けていたし大丈夫かなって思ってた」と言いました。
 『思ってた?』
 何か引っかかる言い方をする妻にまた問いただす。
 「思ってたって事は違うのか?」
 「何か奥に残ってるような感じがして、帰宅する途中公園のトイレに入って、パンティー脱いだら、白い粘りがある液体がパンティーに付いてて、ちょっと不安が残ってるの?でも大丈夫だと思う、貴方信じて。私、綺麗な写真を見て、モデルという仕事をしっかりこなしたいの。絶対、2冊目も3冊目も『セックスは無し』って言うから」
 妻のモデルに対する気持ちをぶつけられ、私はこの後何も言えず妻を抱きました。
 そして2冊目の撮影は、昨日行われたのです。
 私に、妻は撮影が終わってから報告したのです。

 2冊目のアルバムは外で撮影されている物でした。
 佳子さんと2人で温泉に入ってる写真から始まり、途中から男性もお風呂に入っていました。
 男性モデルは中年と言うか、かなりの年齢の増した男性でした。
 ただ、岩風呂の岩に腰を掛けた写真に写っているペニスが驚きの長さでした。
 勃起していないのに12cm~13cmくらいは有ると思います。
 妻の身体を男性が洗い、男性の身体を佳子さんが洗っている写真が次のペーにありました。
 男性器は見事に勃起状態で、へそまで届きそうな長さでした。
 男性は妻のお尻を洗い、手に石鹸をつけて指を溝に這わせています。
 男性の指は妻のお尻の穴に悪戯するように押し当てられています。

 次のページを見て驚きました。
 妻の陰毛を男性が剃り落としている写真でした。
 写真は剃っている状況が何枚か続き、最後にすべて剃り落とされた妻のパイパン全裸直立ヌードでした。
 そしてページをさらにめくると佳子さんと男性のセックスシーンが続き、最終ページに、妻が岩に手を付き後ろから男性が妻のオッパイを強く揉みしだいている写真があり、下半身は湯船の中で肝心なところは隠されているものの、ただどう見ても妻の腰と男性の腰の位置からすると挿入しているはずでした。
 さらに、裏表紙、それはベッドに仰向けになって横たわる妻の姿でした。
 セックスを終えたあとのような力の抜けた感じで、まっすぐに伸ばした足は少し左右に開いており、その付け根にはオマンコもはっきりと写っていました。
 裏表紙にはオマンコの部分の拡大写真もレイアウトされていて、なんとそこには今まで大きなペニスが入っていたと思われる穴が、私が今まで見たこともないような大きさに開いていました。
 さらにその穴から白濁した精子が流れ出ていたのです。
 妻は「『このアルバムは私だけの記念の特別なものだから、他の誰かには見られることはないから』そう言われて、無修正のすべてを写すことになった」と言いました。
 「今これを見られるのは私とあなただけなのよ。だから思い切って、無修正の撮影にも応じたの。この精子は中出しではないの。撮影中に男性モデルさんが射精してしまって、そのときたまたまオマンコに精子がかかってしまっただけなの。撮影中に男性モデルさんのペニスは勃起していて、雰囲気づくりのためにお互いにキスしたり抱きしめあったりはするの。そうしているうちにオマンコにこすりつけられたペニスが刺激を受けて、射精してしまったみたい。ポーズによってはペニスの先が少しオマンコに勢いで入ることはあったわ。でも本当の愛のあるセックスはあなたとだけよ」と言うのでした。

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実業団バレー選手時代の母のビデオ
1 名前:col

2022/06/03 (Fri) 17:33:47


 先日、実家に帰り、物置を整理した時に段ボールを見つけた。
 開けてみると中にはバレーボールのユニフォームや写真などが入っていた。
 母は昔、実業団に入っていたのでその時のものだとすぐに理解した。
 母がいたチームは有名な会社だったので、これは貴重だと思い実家の部屋で色々と見ていた。
 段ボールの中にビデオテープが数本あり、再生して内容を調べることにした。

 すると、その中で衝撃的な内容のものが!

 場所は小さな体育館のようなところ。
 多分、練習場所なんだろう。
 ユニフォームを着た女性がバレーボールの練習をしている。
 監督みたいな男性の声が響いている。
 やがて、試合形式みたいな感じになった。
 しかし、これには驚いた。
 まず最初にミスをした選手がいきなりジャージのズボンを脱いだのだ。
 脱いだ下にはブルマだったが・・・
 カメラもそれに合わせ、ズームになった。
 なんと、最初のミスをしたのは若き日の母だった。
 罰ゲーム程度だったと思ったが過激になっていった。
 どうやらミスをするたびに脱いでいってるようだった。
 最初はジャージのズボン、次はユニフォームのシャツ、次にTシャツ、最後はなんとブラジャー!
 完全に胸を出して試合をしている。
 母はブラジャーの姿になっていた。
 もちろん、周りに男性の姿も映っている。
 何人かは胸を露わに試合をしていたが、その胸を出した選手がミスをした瞬間にタイムがかかった。

 監督らしき人物の周りに選手が集まってきた。
 その人物はミスをした選手を怒鳴ると「お願いします」と選手達から声があがった。
 ミスをした選手の前に男性が立つと、その選手が座り込む。
 カメラのアングルが変わると、なんとそこにはフェラのシーンが。
 周りでは他の選手も上半身を脱ぎはじめ、ブルマ一枚になろうとしていた。
 カメラはフェラを写していたので周りはあまり映らなかったが、胸を露わにした母が通過するのが見えた。
 一瞬だったが、母の姿にフェラより興奮してしまった。
 フェラはある程度経過すると、今度は代わる代わる咥える選手が代わっていった。
 当然、母の番もやって来た。
 この映像はいつ頃だか分からないが、母の顔はかなり幼く見えた。
 その幼い顔の母が決して豊かとは言えない胸を露わにして、男性のものを咥えている。
 母は口に咥え、片手で男性のを握り動かしている。
 表情は特別何もない。
 3分もしないうちに「次」と言われ口から離した。
 ここで母は笑顔になり、次の人に交代となった。
 最初から5、6人目だろうか、突然フェラされている男性が自分でしごきだすと、その時咥えていた女性の口に白濁液を発射させた。
 女性は口を閉じた後、それを飲んだようだった。
 そして「ありがとうございます」と一言。
 だが、監督らしき人物は「まだ半分もいってないじゃないか。おーい、ひらい。お前も注入してやれ」。
 そう言うと別の男性が現れ、フェラが再開された。
 流れは今までと同じで、やはり口に出された女性は飲んだ後に「ありがとうございました」だった。
 まだ数人残っていたようだったが、選手は上半身裸のまま練習に戻っていった。

 ・・・と、カメラのアングルが横になる。
 そこには監督らしき人物が、あの最初にミスをした選手をはめていた映像だった。
 女性はバックから入れられ、ブルマと下着は足元まで下げられている。
 監督らしき人物はハメている女性の両手を掴んで腰を動かしていたが、目線は練習の方を見ているような感じだった。
 二人の態勢は同じまま、繰り返されている。
 女性は小刻みに「あんあん」と声を出していた。
 カメラの撮影はフェラの時と違い、あらゆるアングルに変化している。
 女性の表情は恍惚で口が開いている。
 胸は動きに連動しながら、ふるふるとしていた。
 結合部分になると女性のあそこは毛が無く、挿入している場所がはっきり見えた。
 やがて男性の腰の動きが速くなり、そして結合された場所から抜くと女性のお尻に白濁液が発射された。
 男性はそれを指ですくい女性の口へ。
 女性は下着とブルマをあげると、男性に尻をポンと叩かれ戻っていった。
 映像はそこで終了した。

 あまりのすごさにオナニーをしながら見てしまった。
 と同時に、母のフェラや胸の映像にショックを受けながらも、ハメられたのが別人で少し安心した。
 他の映像を見るまでは・・・


 もちろん他のテープも見てみた。
 ラベルの貼ってあるのは試合や記録の普通のようなものだったが、ラベルが無いのは先ほど同様な感じだった。

 次に見たのは、母、中心のダイジェストのようなものだった。
 まず、先程より更に若くセーラー服姿の母が映った。
 カメラに自己紹介をしている。
 その後、横にいる男性が「うちでキャプテンをしていました。アタッカーで・・・」と母の説明をしているようだったが「まだ経験は無いと思うのでよろしくお願いします」と最後に一言。
 次にカメラの方から「じゃあ今日練習を体験しながらみんなに紹介しよう。君のユニフォームだよ。着替えなさい」と。
 母は「更衣室は」と尋ねたが、横にいる男性は「ここで着替えなさい。三洋くらいになるとどこでも着替えられなくちゃ」と言った。
 母は恥ずかしがっていたが、やがてスカートの中から緑のブルマを脱ぐと、受けとったオレンジ色のブルマを穿き、スカートを下ろした。
 そして、セーラー服を脱ぎ、シャツになるとユニフォームを着た。

 次に場面は体育館に替わった。
 昨晩、また見ましたので報告します。

 例のラベルの無いテープを再生しました。
 場面はお風呂でした。
 当然、みんな全裸です。
 かなり広いお風呂なので寮とかなのでしょうか?
 ワイワイとなごやかな雰囲気です。
 カメラを向けられると、女性達は恥ずかしがる事も無くピースなどしています。
 中には立って両手でピースをしてる女性も。
 と、ここで気になったのは、全員アソコの毛がありません。
 もちろんワレメがどうなっているか分かります。

 ここで母の姿が映りました。
 母は別の女性に背中を流してもらっていました。
 カメラが近づくと手を振っています。
 画面は母の正面に回り、胸は見れましたが下は映りませんでした。
 20分程でこのテープは終了しました。
 確かに普通に考え垂らすごい内容ですが、今まで見たテープに比べたら大した事ないものでした。

 しょうがないので、次のテープへ。
 始まった場面はバスの中でした。
 ウェアを着ているところを見ると遠征の移動中でしょうか?
 カメラはバスの前の方から後部席の方へ移動します。
 一番後ろの席につくと、あの監督らしき人物が。

 「これ、録画始まってるの?」
 と、カメラの人物らしき人が「はい、大丈夫です」と答えると、監督らしき人物が「始めるか」と言い、右に座っていた選手の頭を自分の方に寄せました。
 そして腰を動かすとチャックを外し、ズボンと下着を下ろしたのです。
 再び座席に腰を下ろすと、横の選手はその人物のを口の中へ。
 またもフェラが始まりました。
 何事もないかのように黙々とフェラをしています。
 男性の方は選手の頭を手で押さえています。
 画面に映らないので他の選手の様子は分かりませんが、音声は賑やかな感じです。
 「ブチュウ、ブチュ」と口から出入りしている音がします。
 「そろそろ準備やな」
 男性が言うと、選手はズボンを下げました。
 中からは例のオレンジ色のブルマが。
 男性はすかさずブルマの中に手を入れました。
 どうやらアソコを触っているようです。
 フェラとクンニのシーンが交互に映ります。
 「じゃ、入れよか」
 男性が再び言います。
 選手はチンポから口を離すと立ち上がり、ブルマを足首まで下ろしました。
 ブルマの下に下着は穿いていませんでした。
 そして勃起している男性のを自分の中へ。
 選手は男性の膝の上に、カメラの方を向くように座りました。
 そして男性が腰を動かし、選手が上下に動きます。
 それと同時に大きな喘ぎ声が。
 「あ~」「あん」などの声が続きます。
 選手の顔は目を閉じて快楽の表情です。
 しばらくして、カメラの方から「監督、胸を出した方が」。
 男性が「ああ、そうか。ほな、上脱ぎ」と言うと、選手はウェアの上を脱いでいきます。
 ユニフォームが現れると男性はそれを捲りました。
 中のブラも上げると胸がついに現れました。
 男性は後ろから胸を揉むようにして、腰の動きを再開します。
 動きが激しくなり選手の喘ぎも更に大きくなります。
 やがて動きが止まるとビクンビクンとなりました。
 少ししてから選手が立ち上がります。
 アソコがアップになると、ワレメから白濁液が。
 選手はそれを拭く素振りも見せずブルマを上げ、席に戻りました。

 ここで場面が変わりました。
 外の景色になり、バスから選手が降りてきます。
 みんなが降りると体育館の中へ。
 中に入ると、別のチームが練習していました。
 ユニフォームを見ると、聞いたことがある会社名でした。
 すると男性が近づいてきます。
 男性は練習している選手を呼び集合させました。
 そして「監督の住田です。ようこそ。明日からよろしくお願いします」と挨拶。
 こちら側の男性も挨拶をしました。
 向こうの監督は選手に「じゃあスタッフの方を案内してやれ」と言うと、こちらの男性数名と体育館を後にしました。
 こちらの監督は「えーと、今日は誰だ」と選手達に言うと3人の選手が前に出ました。
 その中に母も入っていました。
 監督は「本日はこのメンバーです。一応、他のメンバーもお世話しますので。あと、うちは撮影するんですがOKですか?」と言うと向こうの監督さんは「うちもしますよ」と回答。
 こちらの監督は選手の一人に「じゃあ頼むな」と言うと体育館を出ていった。

 次にカメラが切り替わると選手はウェアを脱ぎユニフォームとブルマになった。
 先程、監督に言われた選手が他の選手に指示をする。
 すると、みんなユニフォームを捲り胸を出す。
 「お願いします」と言うと、向こうの監督や男性達が選手達の前へ。
 胸を揉むもの、乳首を吸うなどの行動へ。
 監督は「オマンコ出来るのは脱いじゃってて」そう言うと、さっき呼ばれた3人はユニフォームやブルマを脱ぎ始めた。
 もちろん母もそのうちの一人だった。
 向こうも監督と男性達で3人。
 その意味は理解出来た。
 やがて例のうたげが。
 一人の男性につき複数の選手がフェラやキス、マンズリが始まる。
 体育館では女性の喘ぎが響いていた。
 そして母が映った時には正常位での挿入が始まっていた。
 毛の無いワレメに男性のチンポが出入りしている。
 母は今までに聞いたことの無い喘ぎをしていたが、表情は笑顔でいた事に複雑な思いだった。
 選ばれた3人は皆、ブルマの下には下着をつけていなかった。
 挿入された3人は全て中出しだった。
 異様なことに中出しされた選手は白濁液を拭くことも無く、ブルマを上げた。
 結構なシーンだったが、場面がかなりカットされていたのが残念でした。

 さらにテープは続いていました。
 なにやら部屋の中です。
 そこには向こうのチームの選手が立っています。
 横にいる男性が説明を始めた。
 「これはうちで去年まで現役でしたが、膝を痛めて今は接待係をしています。意外にこっちが向いていたみたいで、今は毎日10人くらいしてるのかな?口は上手なので皆さんに満足してもらえますよ。あ、ちなみに三洋(母のチーム名)さんは、小まめにクリーニングしてます?」
 そういうとカメラの手前から声が「うちは毎日ですね」。
 すると先程説明した男性が「この子のは、これを始めてから洗ってないんですよ。ほらあちこちに仕事の後が」。
 カメラが寄って行く。
 上下、青のユニフォームに白い染みが無数にあった。
 「おお」と声が上がる。
 やがて画面に数人の男性が映ると、フェラと手コキが始まった。
 女性がユニフォームやブルマを脱ぐ素振りは無い。
 カメラもたまにブルマのアップになるくらいだった。
 次々と女性に白濁液がかけられていく。
 ユニフォームやブルマから垂れていく白濁液。
 それは、意外といやらしい光景だった。
 最後に数分だけ、誰だか分からないセックスの場面があったが途中で終わっていた。

 自分はテープを巻き戻し、最初のバスのシーンで抜いた。


 体育館が映し出され、母がチームの人に紹介されていた。
 そこに男性が選手の一人に話しかけた。
 「来月から合流するから、よろしく頼むな。ちなみに経験がないらしい。貫通式を、今、やってあげてくれ」
 その話を聞いた選手は母に「シャワー室に行こう」と誘い、連れていった。
 次の映像では母が戻ってくるところだった。
 母がコートの中に敷いてあるマットの方へ誘導された。
 そして男性が3人立っている方へ。
 一人の選手が母へ話しかける。
 「学生のバレーボールと違ってお金を貰ってプレイするから、私らは体で答えなければならないの。今から教えるから、覚えてね」
 そう言うと、選手が分散し男性のもとへ。
 男性のズボンが下ろされ、それぞれのチンポが現れた。
 母は驚いた表情だ。
 選手は一人の男性につき、4、5人ついていた。
 やがて、うたげが始まった。
 一人が男性のチンポをゆっくりしごき始めた。
 男性は横になっていく。
 他の女性はユニフォームを捲り、胸を露わにすると男性に揉まれたり乳首を吸われたりしている。
 選手の一人が母に「まずは手でしてごらん」と誘う。
 母はもちろん拒否している。
 ・・・が、腕を掴まれると男性のチンポの方へ。
 無理やりチンポを握らされ、他の女性の手で押さえられながらしごかされていた。
 そして、近くにいた選手に母のユニフォームを捲られた。
 胸が現れた母は必死に隠そうとするが、他の人が母に群がる。
 あらゆる場所から伸びた手が母の胸を揉み始めていた。
 「じゃあ次はお口だね。まついさん、やってみせてあげて」
 そう言うと、近くにいた選手が母がしごいていたチンポを口の中に入れた。
 「ほら、よく見てね。これは毎日するんだから早く覚えないと」と母に見せながら説明していく。
 歯が当たらないようにとか、舌を使うとか一通り説明をする。
 すると「じゃあ、やってみようか」と声が掛かる。
 母は首を横に振り嫌がっている。
 しかし、口を強引に開けられると男性が動き母の口の中へ。
 男性は頭を押さえ、腰を動かしている。
 母は涙目になっていたが、頭を押さえられている。
 胸は乳首を中心に責められ、下半身はブルマの上から触られていた。
 やがて母の口の中のチンポが別の男性のに替わる。
 次の男性のチンポは意外と長かった。
 母の口では根元まで入らないようだ。
 それでも男性は腰を動かし、やがて「貫通式だけど、どうする?」と男性が女性に話しかけた。
 「とりあえず、最初だから飲んでもらおう。口でいいよ」
 女性が言う。
 男性は息遣いが激しくなる。
 女性は母に「これから口の中に栄養出してもらうんだから飲んでね。出しちゃ駄目だからね」と言うと、男性は「あああ~」と力が抜けるような声。
 すかさず女性が「飲んで!」と母に言う。
 母は咳き込んだが、口からは何も出なかったところを見ると、どうやら白濁液を飲んだようだ。
 しかし、まだ終わりでは無い。
 選手達は母を押さえると、ブルマを脱がし下着を脱がした。
 幼い時の母のオマンコが映し出される。
 また例の女性が母に話す。
 「いよいよ、貫通式だよ。これからお世話になる人が沢山いるんだから、今のうちに覚えようね」
 そして男性と女性が母の前に。
 「ここに入れてもらうんだからね。あと、練習の時は必ず後ろから」
 母の顔の前で挿入が行なわれた。
 母は先程のフェラの影響か、ぐったりしていた。
 やがて母は複数の選手に抱えられると、男性が後に回る。
 ・・・と同時に、前戯無しの挿入!
 母の体が激しく反応した。
 男性は腰を動かす。
 先程見本となった男性は母の前にまわり、口の中へ。
 そして母の胸を楽しんでいた。
 恐らく母の初体験だろうが、いきなり上下の口に同時挿入されていた。
 やがて後ろの男性がオマンコから抜くと、口に入れていた男性が後ろから挿入した。
 前に回った男性は母の口に入れた瞬間、体が反応している。
 周りの選手から「飲んで~」の声。
 最後の男性はかなり時間が掛かった。
 後ろから母の胸を揉んだり、背中を舐めたり楽しんでいる様子だった。
 だが、やはりオマンコから抜くと母の口に行き、発射したようだった。


 ・・・と、映像がここで切り替わった。
 母のレイプ紛いの映像にショックを受けながらも興奮はしていた。
 ふと画面を見ると次の映像だった。
 場所はどこかの部屋の中のようだ。
 ただ、映像ではすでに例のようなシーンが始まっていた。
 母ともうひとりの女性がソファーに座っている。
 二人ともいつものようにユニフォームとブルマだ。
 すでに二人は両手でチンポを握り、口の中にもチンポが。
 周りには沢山の男性がいるようだ。
 両手に握っているチンポは顔に向かっている。
 この映像の時点で二人の顔には白濁液がべっとりとついている。
 母の方は顎から白濁液が垂れていた。
 男性達は口や手でイカせてもらっているらしく、発射すると交換しているようだ。
 かなり発射されたのだろう、太ももの谷間には白濁液が溜まっていた。
 オレンジのユニフォームにも白濁液がかかっている。
 20分ほど、ひたすらテコキとフェラの映像だった。
 特に盛り上がる訳も無く、テープがそこで終了した。
 2本目を見て、汚されていく母を見て・・・
 興奮していた。

 他にもラベルが無いビデオがあるが、まだ見てはいない。
 ただ、段ボールの中にあるユニフォームを広げてみた。
 このユニフォームを着た母は試合で勇気と感動を、それ以外では快楽を与えたと感じた。
 ユニフォームは数着入っていたが、ビニールに入っていたブルマだけは染みのような跡が見られ、洗濯していないようだった。
 特に匂いはしなかったけれど・・・
 ブルマの内側にニックネームらしき「クンニちゃん」と書いてあった。
 笑えなかったが。
 ちなみに母の現役のニックネームはそれに近い・・・

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妻がオブジェに
1 名前:col

2022/06/03 (Fri) 10:27:09


 まさかと思った。
 夕食後にリビングでひいきのチームのプロ野球の試合をテレビで見ている時だった。
 小学5年になった一人息子は自室でTVゲームでもしているのだろう。
 リビングにはとっくに倦怠期を迎えた夫婦二人しかいなかった。
 「ねえ、どう思う?」
 最近連敗が続いているひいきチームが、1点差ビハインドの状況でスコワーリングポジションにランナーをためて、期待の4番がバッターボックスに入った時だった。
 「大河原先生がどうしても私にモデルになって欲しいって言うのよ」
 大河原と言うのは妻が趣味で通っている陶芸教室の先生だ。
 「あっそー」
 それより僕はテレビに夢中で妻の言っていることが耳に入ってこなかった。
 次の妻の言葉を聞くまでは。
 「モデルってヌードなのよ」
 4番バッターが打った大飛球は俊足のセンターにあっさり捕られてしまった。
 また今夜も負けが濃厚になった瞬間だった。
 「ヌードって何の話だ?」
 僕は飲みかけのビールを口にしながら妻に話の続きを聞いてみた。
 「やっぱり聞いてなかったのね・・・」
 妻は息子の同級生の母親仲間に誘われて、最近陶芸教室に通うようになっていた。
 こっちは苦労して働いている時間に『気楽なものだ』と思ってあまり気にしていなかった。
 なんでも、その陶芸教室の先生というのが本職は造形物を専門とする芸術家で、銅像などを手がけていると言う。
 名前が通っているような有名な芸術家ではないので、収入はあまりないらしい。
 現在は隣の県に出来る市営の公園に飾られる銅像の製作に携わっていて、その傍ら妻たちが通う陶芸教室で指導をしているのだという。
 「それで何でお前がモデルなんだ?」
 妻の話を聞いていてもいまいち良く分からない。
 その陶芸家の先生が、どっかの公園の水辺に新しく作られる銅像のモデルを妻に頼んでいるというのだ。
 だいたい芸術のモデルを素人の人間を使うなどということがあるのだろうか。
 「とにかく先生はあなたと話がしたいって言ってるのよ」
 「なんで俺と?」
 「だからモデルの話よ」
 「俺がモデルをするのか?」
 「だから、何回言わせるのよ、私がモデルを頼まれてるの、先生の作品の」
 テレビを見ながら妻の話を聞き流していると、なかなか上手く話が進まない。
 僕たち夫婦の間ではすこぶる日常的だった。
 今回妻が切り出した話題を除いては。


 結婚して15年も経つと妻を女として意識しなくなってしまうものだ。
 妻は現在38歳である。
 しかし、額の後退が進んでいく自分と比べると、妻はまだまだ若々しい。
 「なんで俺が陶芸の先生と話ししなきゃならないんだよ」
 その時の僕は妻がその陶芸家からモデルを頼まれているということを現実として受け止めていなかった。
 ただ、陶芸という自分には全く興味のない分野の人間と会って話をするなどという面倒なことは、できれば避けたいと言う思いの方が強かった。
 「じゃあ、あたしがモデルになってもいいの?」
 「べつにお前がモデルをしたいと言うなら俺はかまわないよ」
 「したくないわ、もちろん、だってヌードなのよ」
 「だったら断ればいいじゃないか」
 「だから、あなたからきちんと断って欲しいのよ」
 ここまで話を聞いたが、全く僕には良く分からない。
 妻はいったい僕に何を望んでいるのか。
 僕は妻にもう少しわかりやすく説明するように言った。
 妻の説明を聞いてみたがやっぱりなんとなく良く分からない。

 内容をまとめるとだいたいこういうことらしい。
 陶芸の先生が製作することになったその銅像は、先生がこれから芸術家としてステップアップするのにはとても大切な作品になるらしい。
 もちろん教室の人間はみな先生を芸術家としてその才能を認めていて尊敬しているし、なにより大成することを願っている。
 そのモデル役を頼まれている妻は、まわりから羨望のまなざしで見られ、とても断れる雰囲気ではないという。
 「なんで断れないんだよ、そんなの嫌だと言えばすむことだろ、裸になるのが恥ずかしいって」
 「そんなこと言ったらみんなに笑われるわ、それにわたしが断って先生の作品が上手くいかなかったらどうするの」
 「知ったことか、だいたいなんでお前なんかがモデルになるんだよ、もっと若い子ならともかく」
 「そうよね、わたしも10年若かったら考えたけど・・・でもね、先生は40歳前後の女性の身体が一番綺麗だって言うのよ」
 「ふっ、お前もまんざらじゃないと思ってるんだろ、だったらやればいいじゃないか」
 「べつにそんな風に思っている訳ではないけど、ねぇお願い、あなたから断ってよ」
 結局僕は次の土曜日にその陶芸家と会わなければいけないことになった。


 僕は妻に連れられて土曜日の午前中に陶芸教室に行ってみた。
 大河原という男は僕よりも10歳以上年上で名前の通り大柄で身長は180cm近くあるだろう。
 僕とは反対に豊富な髪の毛を長く伸ばしていて、後ろで束ねている。
 見ようによっては男前だ。
 しかし、芸術家というのは何を言っているのか全く分からない、僕とは共通するものが一つもない。
 とりあえず僕は大河原という男の話にあいまいな相槌しか出来なかった。
 「はぁ、そうなんですか・・・」
 「旦那さんもぜひご理解してください」
 結局一方的に大河原の話を聞いただけで僕たちは昼前に陶芸教室を後にした。
 「なんなのよ、今日のあなた・・・」
 「なに?」
 「断るつもりで行ったのに『はぁ、そうですか』ばっかりで・・・」
 「向こうの言ってることがよく分からなくて、しかたないじゃないか」
 「どうするのよ、結局」
 「どうするって、お前のことだろ、お前が嫌なら断ればいいだけだし」
 「冷たいわね、もう」
 家に帰り息子と三人で昼食をとった。
 息子は「午後から友達の家に遊びに行ってもいいか」と妻に聞いていた。
 「昼食の後、夕方5時までには帰ってくるように」と妻が息子に伝えると、息子はいきよいよく家を飛び出して行った。
 「なあ、そんなにモデルをするのが嫌なのか?」
 僕はさっきの自分の対応が少し気になっていたので、妻にもう一度真意を聞いてみた。
 「嫌というか、だって裸になるのよ、誰だってためらうでしょ」
 「ヌードだから嫌なのか?ヌードじゃなかったらモデルになってもよかったのか?」
 「まあ、そういうことになるわね、この年でヌードなんて無理よ」
 結婚したころの妻というのは、ほっそりとした痩せ型の美人だった。
 しかし子供を産み、それなりに年を重ねた現在の妻はそこそこお尻の周りに脂肪が付き始めていて、最近では巻くだけで身体が細くなるなどというバンドを腰から下に巻いていることもある。
 結局は自分の体型を気にしてのことなのだろうと、僕はその時単純にそう思った。
 「ちょっと俺の前で裸になってくれないか?」
 「えっ、何よ、こんな時間に」
 「ちょうど孝太もいないし、別にいいだろ、夫婦なんだから」
 息子が生まれてからめっきりセックスの回数は減った。
 特に息子が小学校に入ってからは年に一度あるかないかで、ここ2年以上はご無沙汰だ。
 僕は冷静に今の妻の裸を見てみたいと思った。


 「な、何、いきなり・・・」
 僕は亭主関白でもなく、妻の尻に敷かれている亭主でもなかった。
 ただ日常ではほとんどが妻が主導権を握っている。
 もちろん給料もすべて妻に渡している。
 けど、それはめんどくさいことはすべて妻に任せているだけで、本当に大切だと思ったら僕は口を出す。
 そんな時の僕の表情は妻もすぐに察しがつく。
 今回僕が妻に裸になってくれと頼んだときの表情がそうだったのだろう。
 妻は普段と違ううろたえた表情を僕に見せた。
 「2階に行こう」
 僕はそう言って2階の寝室に向かった。
 しばらくすると妻がついてきた。
 「何なのよ、いきなり」
 寝室に入るなり妻が僕に言ってきた。
 「今のお前が裸のモデルになれるのかどうか、見てみたくなったんだよ」
 「あなたに何がわかるのよ」
 「ああ、俺には芸術のことはさっぱりわからん、だけど、お前が魅力的な身体なのかどうかは知っておきたいんだ」
 僕はそう言ってベッドの上に腰掛けると妻を見上げた。
 「そんなこと言って、本当はエッチなこと考えているんじゃないの」
 妻は文句をいいながらも僕に従ってくれた。
 昼下がりの時間、目の前で裸になっていく妻を見て僕はいいようのない興奮を感じていた。
 全裸になった妻は、確かに以前よりも少し太ったかもしれない。
 けど、それによってなんとも女性らしい丸みを帯びた身体になっていた。
 手入れされていない陰毛こそ卑猥に見えるが、それ以外はまだまだ申し分のない身体だった。
 いつの間にか僕は立ち上がり、妻の身体に触れていた。
 二つの形のよい乳房はまだ張りのある弾力を保っており、その中心にある小指大の乳首がつんと上を向いていた。
 僕がそれを口に含むと妻の力が徐々に抜けていき、僕たちはそのままベッドの上に倒れこんだ。
 僕はあわただしくズボンを脱ぐと、すでに我慢できなくなっているペニスを妻の身体に差し込んだ。
 まだ前戯らしい前戯はほとんどしていないと言うのに、妻の身体は充分に濡れていて、そして熱かった。

 「結局したかっただけなんでしょ」
 一通り事が終わってから妻がベッドの上で僕に言ってきた。
 「まあ流れでそう言うことになったけど、でもお前の身体久しぶりに見たけど、まだまだ全然綺麗だぞ」
 「まあ珍しい、あなたがわたしの事を誉めるなんて」
 「そんなことないよ、俺はいいと思ったことはいいときちんと言うんだよ、まだお前の身体は充分綺麗だし若いよ」
 「あなたはすっかり貫録が出てきたけどね」
 そう言って妻は僕の額に手を当てていたずらっぽく笑うとベッドを降りて寝室から出て行った。


 「ねえ、本当にわたしがモデルをしてもあなたはいいの?」
 その日の夕食が終わり、息子が自室にいってから、リビングでいつものようにテレビを見ながらビールを飲んでいると妻が話しかけてきた。
 「なんだ、モデルやる気になったのか?」
 「そう言うわけではないけど、今日あなたが綺麗だなんてわたしの身体のことを誉めるから」
 「やっぱりやる気になったんじゃないか、ああ、別に俺はかまわないよ、どうせ出来上がった銅像は隣の県の知らない土地に置かれるんだし、そもそも黒い像のモデルがお前だなんて気がつかれないだろ」
 そう言った僕は、まだその時妻がヌードのモデルをするということを現実としてとらえていなかった。
 テレビに映っている野球の試合の方が、僕の興味を支配していた。
 「じゃあ、お風呂入ってるから」
 妻は食事の後片付けなどが終わり、ソファーに座っている僕にそう言った。
 そして、キッチンの奥から浴槽につながっている洗面室へ入っていった。

 僕は再びテレビに顔を向けたが、頭の中には昼過ぎに見た妻の身体が浮かんできた。
 僕は立ち上がって2本目のビールを取りに冷蔵庫に向かった。
 冷蔵庫からビールを取り出すと、なにげなく横にある洗面室のドアを開けてみた。
 妻がちょうどパンティを下ろしているところだった。
 「ちょっと、なにっ!」
 妻がむっとした顔で僕を睨みつけてきた。
 「い、いや、べつに・・・」
 「変なことしないでよ!上に孝太がいるのよ!早く閉めて!」
 「あ、ああ・・・」
 僕はそう言うと、ビールを持った反対の手で洗面室のドアをゆっくり閉めて、またリビングへ向かった。
 ソファーに座って、今見た妻の裸を思い浮かべていた。
 『あの裸を今日会った大河原という男が見るのか』
 そう思うと、僕は急に妻がヌードのモデルをするということを現実としてとらえだしていた。


 妻が僕以外の男の前で裸になる。
 今までそんなこと考えもしなかった、長男の出産の時ですら。
 あの大河原という男と会った日、僕は日中の家の中で妻を裸にしてみた。
 40歳前後の女性の身体が一番美しいと大河原が言っていたそうだが、その時その言葉の意味が分かったような気がした。
 僕はそれまで、20歳前後の若い女性の方が綺麗にきまっていると決めつけていた。
 だから、歳をとっていく妻への興味が徐々になくなっていた。
 しかし、その時見た妻の裸は、僕たちが付き合いだした頃に初めて見た若かった妻の裸よりも遥かに僕を興奮させた。
 そして何より妻自身が僕の前で裸になることで興奮していたのだ。
 そんな熟れた人妻があの大男の前で全裸になり秘部を濡らしてしまう。
 よくよくそう考えるとヌードモデルなんて全く危ない話だ。
 僕は今回の話が気になって仕方なくなってきた。

 「なあ、今週、陶芸教室だろ?結局どうするんだ?」
 陶芸教室は月に2回第一週と第三週にあると聞いていた。
 とすれば今週は陶芸教室のある週なのだ。
 「もちろん断るつもりよ、やっぱり出来ないもん」
 安心した。
 やはり他人である男の前で裸になる、などと言うことをすればその先どうなるかわかったものではない。
 「そっか、でも断れるのか?」
 僕は一息ついてから妻に聞いてみた。
 「それは断りづらいけど・・・」

 そう言えば妻は周りに流されてしまう性格でもある。
 大河原という芸術家以外にも、教室の人間やあるいは別の組織的な人たちに言葉にまんまと流され、自分がモデルにふさわしいと勘違いをして舞台に上がってしまう可能性も充分に考えられる。
 ここはきっちり断らせる覚悟をさせることが必要だと考えた。
 「なんなら俺の名前を出せばいいよ、旦那がダメだって言ってると言えば」
 「うん、そうさせてもらう」
 「それでも何か言ってくれば、また俺が先生のところに行ってもいいから」
 僕はこんな時期になってようやく妻が置かれている立場を理解したのだった。
 「ふっ、変なあなたねー、今まで全く関心なかったくせに、でもやっぱり今回の話は断るわ」

 妻がそう言って会話が終わると、これで今回の妻のヌードモデルの話はなくなったと思った。
 そう、一時的な僕の取り越し苦労なのだと僕は考え直した。
 そして僕はその後しばらくして陶芸のこととか、モデルのことなど頭の中になくなってしまった。
 いつもの日常生活に戻っていった。
 それから一ヵ月が過ぎたある日の妻の言葉を聞くまでは。


 ある休日の日に、僕たち家族は買い物のためショッピングセンターに来ていた。
 「あっ、ケーキ食べたいな」
 息子が1階に入っている有名な洋菓子店のウインドウに入っているケーキを見つけると、妻に言ってきた。
 「いいわよ、この前お母さんのバイト代が入ったから、今日はケーキ買ってあげる」
 「やったー!」
 息子は無邪気に喜んでいる。
 小学校5年と言ってもまだまだ子供だなと思った。
 それよりバイトって何だろう。
 そういえば「孝太も大きくなったのでそろそろ働きたい」と前から言っていたが「最近の不景気でなかなか主婦が都合よく働ける所が見つからない」と言っていた。
 でも良い仕事先が見つかったのだろうか。
 「バイトって何の仕事を始めたんだ?」
 僕はなにげなく妻に聞いてみた。
 「例のモデルの仕事よ、結局断れなくてやっちゃったの」
 買い物のカートを押しながらそう言う妻は悪びれた様子もなかった。
 「おい、モ、モデルってあのヌー・・・っか?」
 僕は一瞬妻が何を言っているのかわからなかったが、すぐに自分の脳が反応し、一ヶ月以上前に妻がヌードモデルを依頼されていたと言う話を思い出した。
 「そうよ、あなた別にいいって言っていたじゃない」
 「ああ、確かにそう言ったけど・・・でも、断るって言ってたじゃないか、なんで俺に一言の相談もなしに」
 「一回は断ったけど、だってあなたもその後のことあまり聞いてこなかったじゃない」
 「でもやる前に一言相談してくれても」
 「相談したじゃない、それにもう遅いわよ」
 「ねえ、どうしたの?お母さんのバイトって何?」
 「お母さんが通っている陶芸の先生のお仕事のお手伝いしただけよ」
 突然息子が僕らの会話に割って入ってきた。
 その場では僕はこれ以上妻に話を聞くことが出来なくなった。
 「ふーん、そーなんだ」
 僕は二人が楽しそうにケーキを選んでいるのを、ただ呆然と眺めていた。


 いつの間にか僕の知らない間に妻はモデルの仕事を引き受けていた。
 もう終わってしまったことと流せる話などではない。
 モデルはモデルでも裸のモデルなのだ。
 僕の妻が他人の前で一糸まとわぬ裸体を晒したということだ。
 暑い季節が始まるその日、妻はTシャツにプリント柄されたロングスカートをカジュアルに着ていた。
 巨乳ではないが、Tシャツの上からでも良く分かる形のよいバストやその中央にある乳首、くびれたウエストや子供を産んで少し大きくなったヒップなどすべてをあの男に見せたというのか。
 僕は買い物から帰ってからもそのことが気になって気になってしかたがなかった。
 子供がいない時を見計らって何度も妻に聞いてみるが、上手くはぐらかされてなかなか答えてくれない。
 僕はそんな妻の態度にだんだんイライラしてきていた。
 「なあ、どういうことだったのかいいかげん教えてくれよ」
 夜になり息子も寝てから、ようやく僕は妻にはっきりとモデルの件を問いただすことが出来た。
 「何よ、あなたの考えているようなやらしい事なんか一切なかったんだから」
 妻は単に僕が今回のことを興味本位で聞いていると思っているようだった。
 確かにそれもある。
 自分の女房が他人の前で裸を晒したなどという話は興奮するものがあるが、それ以上に僕は妻の身を心配して今回のことを知りたかったのだ。
 「別にやらしい事なんか考えてないよ、でも裸になったんだろ?」
 「そうよ、裸婦像のモデルなんだから」
 妻はあっさり裸になったことを認めた。
 やっぱりアイツの前で裸になったと言うのだ。
 「は、裸ってことは、つまり、そ、その、なんつーか、全部裸ってことか?」
 動揺していた僕は、言葉に詰まりながら妙な身振りを入れて妻に聞いている。
 「全部?」
 妻が怪訝そうな顔つきで僕に聞いてきた。
 「だから、真っ裸ってことなのか?」
 ついつい声に力が入ってしまった。
 「大きな声ださないでよ、孝太が起きちゃうでしょ」
 「全裸になったのか?」
 「当たり前でしょ」
 平然と答える妻に嫉妬心が沸いてくる。
 「あそこの毛も見せたのか?」
 「ほら、やらしい事考えてる」
 「違うって」
 結局僕がその先を聞いても妻は相手にしてくれなかった。


 僕たち夫婦は子供が生まれてから別々の部屋で寝ている。
 小学校5年になる息子は一人っ子のせいなのか、いまだに母親と一緒に寝ている。
 結局、その日妻はさっさと息子が寝ている部屋に行ってしまった。
 僕は自分の寝室のベッドで横になり、妻のモデルの事を考えながらその日眠りについた。
 次の日の朝妻を見ると、いつもと何一つ変わっていないはずなのに、何故かとても妻が綺麗に見えた。
 「お母さんが陶芸の先生のお手伝いをしたこと、誰かに言っちゃダメよ」
 「どうして?」
 「他のお母さん達には内緒にしてるの、お母さんだけお金もらったら不公平でしょ」
 「わかった」
 朝食の時に妻が息子に話していた。
 「陶芸教室の人には内緒なのか?」
 僕は妻と息子の会話に割って入った。
 「ええ、先生に言って内緒にしてもらったの」
 どうも実際にモデルをした事は陶芸教室の他の母親連中には内緒にしているらしい。
 モデルになったことを内緒にしているのか、ヌードになったことを内緒にしているのかはさだかではないが。
 ただ、それはそれで良かったと思った。
 ご近所連中にあそこの奥さん、ヌードモデルになったらしいよなどと吹聴されても困るものだ。
 「お母さん、また先生のお手伝いの仕事しないの?」
 息子が朝食をとりなが妻に聞いている。
 「さあ、もうしないかな」
 「すればいいじゃん」
 「どうして?」
 「そしたら僕に買って欲しいものがあるんだ」
 息子は単純に妻のバイト代を当てにしている。
 それが裸のモデルだということも知らずに。
 「先生がまたお母さんに手伝って欲しいって言われれば考えるけど、もうお母さんが手伝える仕事はないみたいだからね」
 「ちぇ、そうなんだ」
 おいおい、また大河原にモデルを頼まれたらやるつもりなのか?
 妻と息子の話に僕はまた不安になった。
 「なあ、先生との仕事って、先生と二人っきりだったのか?」
 僕は息子の前にもかかわらず、我慢できず妻に聞いてみた。
 妻はキッと僕を睨み付けて答えてくれない。
 「ん?どうなの?」
 僕はとぼけた表情で続けた。
 「違うわ、美術関係の人が何人かいたわ、わたしの知らない人だけど」
 「男なのか?女なのか?」
 「あなた、それより早くしないと会社遅れるわよ」
 結局その後、僕は追い立てられるように家を出されてしまった。


 その日家に帰ってからもなんとなく妻はよそよそしい、なにより僕と二人っきりにならないようにしている。
 僕はそれでもすきをみてはしつこくモデルの話を聞きだそうとした。
 「なあ、なんでちゃんと話してくれないんだ?」
 子供が寝た後、深夜にやっと妻をつかまえて問いただすことが出来た。
 「あなたがやらしく考えているからよ」
 「別にやらしくなんて考えてないさ、自分の女房が他人の前で裸になったなんてこと、普通の男だったら心配になるだろ、だからどういうことだったのかきちんと教えて欲しいんだよ、俺はお前の亭主なんだぞ」
 そう言うと妻はしばらく考え込んでからやっと口を開いた。
 「ごめん、そうだよね、話すよ・・・でも何が聞きたいの?」
 あらたまってそう言われるととっさに質問が思いつかない。
 「そう言えば何でモデルを引き受けたのか、きちんと聞いてないよ」
 僕は妻がモデルを引き受けた詳しい経緯を聞いてみた。
 「最初は断ったの、先生に『やっぱりちょっと自信がない』って、でも先生の方からわざわざうちに来たりとかされて、結局陶芸教室の他の人には内緒でと言うことで引き受けたの、だから終わるまであなたにも内緒にしておこうと決めたの」
 そう言って妻は話してくれた。

 しかし大河原がうちに来た、まして僕に内緒にしておこうだなんてとても納得できる話ではない。
 「うちに?」
 僕はちょっと怪訝そうな表情で妻に聞いてみた。
 「あなたは変なことを疑ったりするでしょ?だから内緒にしてたの、でもね、誓って言うけど絶対にあなたが考えているようなことはなかったのよ、本当にただのモデルだったの」
 僕たちは上で寝ている息子に声が聞こえないように、リビングの内ドアを閉めて話していた。
 「別に変なことなんか考えていないよ、で、モデルは1回だけだったのか?」
 「3回あったわ」
 芸術のモデルがどんな風に行われるのかさっぱり想像が出来ないが、妻は3回も大河原の前で裸になったと言うのか。
 「さ、3回も・・・3回とも服を脱いだのか?」
 「いえ、最初は脱がなかったわ」
 最初の1回は脱がなかったということは、言い返せばその後の2回は脱いだということだ、こう言うことを具体的に聞いてるとなんとも興奮してくるものだ。
 「なんで最初は脱がなかったんだ?」
 「初日は『イメージを作るだけだから脱がなくてもいい』って言われてたんだけど・・・」
 「言われてたけど?」
 妻の言葉の語尾が気になったのでもう少し詳しく聞いてみた。
 「最後に『やっぱり脱いで欲しい』って頼まれたんだけど・・・でも、わたしも準備してなかったから、出来ないって断ったの」
 やっぱり最初から脱がそうとしたのか、大河原に対する腹立たしい嫉妬心と同時に僕の興奮も高められていった。
 「準備って何の準備なんだ?」
 「こころの準備とかあるでしょ」
 「ねえ、お母さんたちまだ寝ないの?」
 いつの間にか子供が目を覚まして下に来ていた。
 結局、その日は息子にに邪魔された形で妻との話はそれ以降できなかった。


 それから二日後、息子が寝てから妻と二人になる時間が出来た。
 あの夜、子供に邪魔をされてから僕は妻にモデルの時の話を聞いていなかった。
 確かにとても気にはなっていた。
 妻がどのように大河原の前で裸になったのかを。
 しかし、根掘り葉掘り聞き出したところでもう終わってしまっていることだ。
 『今さら興味本位に聞き出したところで何があるのだ』と言う考えがあったのと、実際それまで聞き出すチャンスもなかったのだ。
 「やっぱり、わたしがモデルをしたこと、あなたは怒っているの?」
 おもむろに妻が聞いてきた。
 「いや、何でそう思うんだ?」
 「ううん、なんとなくあなたを見ててそう思ったから」
 この二日間妻にモデルのことを聞けなかったが、僕がずっと気になっていたことを妻は感じ取っていたようだった。
 「別に怒ってないさ、ただ、今でも気になっている、お前が他の男の前で裸になったということが」
 妻は僕の言葉を聞いて無言で僕を見ていた。
 「裸になった時、どんな気持ちだったんだ?」
 僕は一番知りたかったことをついに聞いてみた。
 「ど、どんな気持ちって言われても・・・やっぱり覚悟はしてても、最初はとにかくすごく恥ずかしい気持ちだった」
 覚悟か、男の前で裸になる覚悟と言うものはどういうことなのだろうか。
 単なるモデルになる覚悟なのか、それともその男に身をゆだねる覚悟も伴っているのだろうか。
 結局聞けば聞くほど僕の頭の中でいろんな嫉妬心がわき妄想が膨らんでいくように思えた。
 「恥ずかしいだけか?」
 「そうよ、最初はすっごく恥ずかしかった、倒れそうになるくらいね」
 妻は僕の表情とは反対に作り笑顔でそう答えた。
 しかし、僕はそんな妻の表情よりも『最初は』という妻の言葉に引っかかっていた。
 最初は恥ずかしかったけど、でも、最後は違う気持ちになったのでは、違う気持ちと言うのはどんな気持ちなんだろう、女は見られれば見られるほど感じるというが、妻も大河原に裸を見られて感じてしまったのでは。
 僕は妻の一言一言にいろんな妄想を膨らませてしまう。
 やっぱりもう終わったこととして、もう妻には聞かないようにするべきじゃないのか。
 「あっちの部屋に行こう」

 僕はそう言うと1階リビングの隣にある和室に入った。
 子供がまだ小さかった時は妻と息子が寝ていたところだ。
 僕は和室に入ると、押入れから布団のマットレスだけ敷いた。
 「なあに?上で孝太が起きてきたらどうするの?」
 妻が部屋に入るなり僕に小さな声で言ってくる。
 「大丈夫さ、孝太が起きてきてもすぐ着れるようにズボンだけ脱いでしよう」
 「やっぱりやらしい事考えて興奮したのね」
 「今日だけだ、お願い」
 そう言うと妻は仕方ないと言う顔をして部屋の電気を消そうとした。
 「もし孝太が起きたら、暗い部屋から俺たちが出てきたら変だぞ、今日は電気つけたままにしよう」
 「えー、明るいところで?」
 「モデルした時だって明るい場所なんだろ?」
 僕はそう言うと、妻を抱えるようにマットレスに寝かせるすぐさまズボンとパンティを一気に下ろした。
 明るい蛍光灯の下で妻の陰部がはっきり見えた。
 以前寝室で見たときの妻の陰毛と今日見た妻の陰毛は明らかに違っていた。
 スッと整えられているのだ。
 僕は妻に口付けをしながら陰部に手を差し入れた。
 すでに濡れていた。
 「なあ、この前見たときのヘアーと違っているぞ」
 「んっ、先生に見られるんだから、ちゃんと手入れしたのよ」
 この言葉を聞いた時、妻の裸が他人に見られたことをはっきりと実感した瞬間だった。
 僕は我慢できずにすぐさま自分のペニスを妻の膣内に挿入した。


 ゆっくりと膣奥までペニスを挿入するとそこから湿った音がした。
 僕は久しぶりの感触を味あうように、ゆっくりとペニスを前後に動かした。
 マットレスの上で妻は正常位のまま足を開いて僕を受け入れてくれた。
 僕は妻の首すじに唇を這わせながら服の上から乳房をつかんだ。
 その中央の突起が堅くなっているのがパジャマ越しからも良く分かった。
 たまらず僕は服の下に手を滑り込ませ、直接妻の乳房を触り、大きく突起した乳首を指で摘むと、妻は背中を反らせて反応した。
 「なあ、この前の時もそうだったけど、最近濡れやすくなったんじゃないか?」
 僕は挿入しながら妻に聞いてみた。
 妻は僕の動きに合わせて小さく声を上げるものの、僕の質問には答えてくれない。
 「なあ、前よりも感じやすくなったのか?」
 僕はペニスを抜いて妻にもう一度聞いてみた。
 「変なこと聞かないでよ、エッチ!」
 「エッチって、だって今エッチしてるんだろ」
 「大きい声ださないで、上に孝太がいるんだから」
 「わかってるよ、でも久しぶりにしてるんだからさ、俺の話に答えてくれよ、そうすれば気分も高揚してくるんだから」
 僕はそう言って興奮が衰えないペニスを再び妻の膣内に沈めていった。

 ぬるっと僕のペニスを包み込む妻の身体はやはり熱くてとても気持ちいい。
 今日は出来るだけこの快感を持続させたいので、ゆっくりとした動きでピストン運動を続けるつもりだった。
 「やっぱり濡れやすくなったのか?」
 僕は小声で妻に聞いてみる。
 「ち、違うわ、別に変わってないもん、女はね、気分だけで濡れることだってあるのよ」
 やっと妻が答えてくれた。
 気分だけでも濡れるとは、じゃあやっぱりモデルをしていた時にも濡れてたということなのか?
 それとも、今、僕の気分を高めてくれるためにそう言ったのか?
 どっちにしても僕は妻が答えてくれたことが素直にうれしかった。
 「なぁ、モ、モデルしてる時に、せ、先生に触られたりしなかったのか?」
 僕は妻の耳元で聞いてみた。

 今度はなかなか妻は答えてくれなかった。
 目をつむって、僕を受け入れてくれ、時々小さく声を出すだけだった。
 それでも僕はゆっくりとペニスを動かしながらしつこく同じ質問をした。
 「だって、しかたないじゃない、いろいろポーズ付けるんだから・・・」
 妻がようやく僕の質問に答えてくれた。
 しかし、その答えは僕の質問に対する否定ではなかった。
 大河原に裸の肌を触られたと言うのだ。
 「ど、どこを触られたんだ?」
 僕は興奮から逝きそうになったが、動きを止めてなんとかしのいだ。
 しかし、妻は僕の質問にすぐに答えてくれなかった。
 目をつむって肩を大きく揺らしていた。
 膣内には僕のペニスを深々とくわえ込んだままだった。
 「ここなのか?」
 僕はそう言ってゆっくり腰を動かした。
 「う、うんっ」
 妻が返事ともとれる様な声を出した。
 それを聞いた瞬間たまらず僕のペニスはドクンッと反応した。
 少しでも動かしたら妻の中で果ててしまいそうだった。


 「ほ、本当にここを触られたのか?」
 僕はそう言うのと同時に妻の膣奥深くにペニスを突き刺した。
 なんとも言えない快感が身体中を駆け巡る。
 「んっ、んっ・・・いきそう・・・」
 妻も僕の言葉に反応する。
 「お、俺もいきそうだよ・・・」
 「だ、だめ・・・な、中に出しちゃ・・・」
 僕はそう言われると腰の動きを一気に早め、射精寸前にペニスを引き抜くと勢いよく精子を外にぶちまけた。

 快感の後にはなんとも言えない虚脱感が襲ってくる。
 僕たちは無言で後始末を済ませた。
 しかし、その間でも僕は妻がモデルをしている間に大河原に身体を触られたと言うことがとても気になっていた。
 本当なのだろうか。
 「じゃあ、わたしそろそろ寝るから」
 キッチンで冷たい麦茶を飲んでいると、妻が言ってきた。
 「なあ、さっきのこと、本当なのか?」
 まだ妻が下にいるのかと思っていたから、あせって僕は妻に聞いてみた。
 「えっ?さっきって?」
 妻は立ち止まり、怪訝そうな顔をして僕に振り向いた。
 「だから、触られたって話だよ」
 「あー、そのこと、それよりさっきのあなたすごくエッチだったけど、なーに?あれ?」
 妻は僕の質問をはぐらかし、逆にふざけるように聞いてきた。
 「なにって、お前のモデルの時の話を聞いてただけだろ」
 「だって、エッチしている間は話してくれ、そうすれば興奮するから、みたいなこと言っちゃって、すごく変だったわよ」
 「おい、そんな風に言うなよ、で、どうなんだよ」
 「なにが?」
 「何がじゃないだろ、あの大河原に身体を触られたのか?」
 「さーどーかしらね、あまり変なことばかり考えないでよ、おやすみ」
 妻はそう言ってささっと2階の子供が寝ている部屋に行ってしまった。


 結局、その後も僕は何度か妻にモデルの時の話を聞いてみた。
 モデルの最中に大河原に触れられたと言う件だが、それは「ポーズを付ける時だけ手や足を触られただけだ」と言っていた。
 それでも、裸の妻の身体が他人に触られたと言うことだけで、僕には刺激的だった。
 どんな風に触られたのかと具体的に聞くと「いやらしい想像しないで」とはぐらかされてしまう。
 なかなか僕が知りたい部分に入れないでいた。

 「来週陶芸教室じゃなかった?」
 しばらくしたある日の夕食の後に、妻に切り出してみた。
 例のモデルの件もずいぶん聞きにくくなってしまっていたので、その辺から少し探りを入れてみることにしたのだ。
 「しばらく陶芸教室はお休みなの」
 妻から思いもしない返答が帰ってきた。
 「どうして?」
 僕はとっさに聞いてみた。
 「先生が7月に入るまでには例の作品に集中したいみたいで、だから陶芸の仕事はキャンセルにしてるみたい」
 例の作品とは妻が裸のモデルになった作品であることは、僕たちの間では明白だった。
 「例のオブジェ、いよいよ完成するのか?」
 僕は妻の言葉にすぐに反応して質問した。
 「う~ん、良くわからないけど・・・ただ公園に飾られるのはまだまだだいぶ先だけどね」
 「だいぶ先って?」
 「来年になるんじゃない」
 そう言えば隣県に出来る新しい公園と言うのは、来年出来ると前に聞いていたことを思い出した。
 「そっか、それまではオブジェも見れないのか」
 僕は晩酌のビールをすすりながら、なんとも残念そうな声をだしていた。
 妻をモデルにしたそのオブジェの完成を、実は楽しみにしていたのだ。
 「なあに?まるで楽しみにしてたみたいに」
 「そりゃ、お前をモデルにした作品なんだから、一度見てみたいと思ってたさ」
 「本当にただそれだけなの?」
 「それだけって何?」
 「この前からあなた、なんか先生の作品をいやらしく考えてるみたいだったから」
 「そんなことないさ、俺は真剣に芸術的な先生の作品を楽しみにしてただけだよ」
 自分でも歯が浮くような全く心にもないことを口走っていた。
 「最初は全く興味なしって、態度だったのにね」
 洗い物をしながら妻はあきれた顔で僕にそう言ってきた。
 しかし、水道を止めてから言った妻の次の言葉に僕は一瞬にして頭を叩かれる思いがした。
 「先生から『今度アトリエに遊びに来てもいい』って言われてるの」


 「えっ、なんだって?」
 夕食の後、リビングで夫婦二人だけの時に妻が言った言葉に、僕はビックリして聞き返していた。
 「何よ、そんなに大きな声だして」
 再び妻は水を流して残りの食器を洗い出した。
 「ああ、ごめん・・・それより先生のアトリエに遊びに行っても良いって、それいつ言われたんだ?」
 「もう、だいぶ前よ」
 対面キッチンのため妻の表情がよくわかる。
 特に悪びれる様子もなく妻が答えた。
 「お前だけか?」
 「わたしだけって?」
 「いや、ほら、陶芸教室の他の人とかも誘われてるのか?」
 「わたしだけよ、だってまだわたしがモデルしたことは内緒にしてるから」
 妻は僕の表情など気にもせずに答えていた。
 「まだ?まだってことは、いずれモデルしたことをみんなに明かすのか?」
 流していた水を止めて、妻は言葉のトーンを少し下げた。
 「やっぱり裸になったことは内緒にしてもらう、孝太の学校で変な噂がたったら嫌だからね、でも先生はわたしをモチーフにした作品を作りたいって前からみんなにも言ってたし、だから先生のイメージの中でわたしを脱がせてモデルにしたってことになってるの」

 イメージの中で他人の女房を裸にするというのも決して気分良いものではないが、それでも何となく興奮するものだ。
 でも事実は本当に妻を裸にしてるんだから、真実とは小説より奇なりとはまさにこのことかとも思えた。
 それよりも妻一人で大河原のアトリエに行くだなんて、そっちの方が僕にとって大いに気がかりだ。
 「一人で行くつもりなのか?」
 僕は妻に念を押して聞いてみた。
 「なんで?ダメなの?」
 「別にダメってことじゃないけど・・・いつ行くんだ?」
 「う~ん、この前の話では、まだ製作で煮詰まっている部分があるらしいから、邪魔しちゃ悪いし、もう少し後にしようかと思ってるの」
 さすがに製作中ではモデルである妻もアトリエに入れないとは、まったく芸術家というのは身勝手な人種だなと僕は思った。
 「なあ、俺も見に行ってもいいか?」
 たまらず僕は妻に聞いていた。
 作品を目の前にすれば妻はその時の状況を詳しく語ってくれるかもしれない。
 なによりそこに大河原もいるのだから、妻ではない人間からその時の状況を聞けばまた違った事実も出てくるかもしれない。
 僕は心の底からその作品(オブジェ)を見てみたいと思った。
 「え~、あなたが?」
 「そんな声だすなよ、モデルの家族なんだから見たっていいじゃないか」
 ここで断られてはみもふたもない、僕は自分が見学できる正当な理由を探した。
 だが出てくる言葉はどうも子供じみたものばっかりだった。
 「でもまだ製作中でしょ、あなたみたいな素人がアトリエに入ったら失礼よ」
 「お前だって素人みたいなもんだろ」
 ついムキになってしまった。
 その後、僕はすぐに反省し、妻にあやまった。
 そして何度も作品を見たいという僕の気持ちを妻に伝えた。
 「もー、わかったわ、そんなに言うなら明日先生に電話して聞いてみるから」


 僕は次の日の夕方、妻の返事が待ちきれず、用事を作って家に電話してみた。
 どんな用事だったか、今ではもう思い出せない。
 そのくらいささいな用件で家に電話してみた。
 「・・・あなた、そう言えばさっき大河原先生に電話したんだけど『孝太が夏休みに入る頃にはたぶん雛形が完成するだろうから、その時にでも家族で見に来てください』って言ってたわ」
 用件を聞いたあとに妻から話してくれた。
 「ああ・・・そのことか・・・わかった・・・じゃあ」
 僕は電話した用件なんかよりも、そのことが一番気になっていたのに、別に気にもしていないような口ぶりで電話を終わらせた。
 夏休みまであと一ヶ月近くあるのか。
 まあ仕方ないか、と僕はその時に納得した。
 その日、仕事は定時で終わり、僕は家族と一緒に家で夕食と取ることができた。
 「ねえ、孝太わかった?明日帰ってきてもお母さんいないかもしれないから、遊びに行く時はちゃんと鍵をかけていくのよ」
 「うん、わかった、お母さんいつ帰ってくるの?」
 「う~ん、わからないけど、夕方には帰るようにするから」
 「お母さん何処に行くの?」
 「陶芸の先生のお仕事を手伝いにちょっとね」
 僕はそれを聞いたときに、思わず味噌汁をのどに詰まらせてしまった。
 「おいっ!手伝いって!」
 「えっ、バイトなの?」
 すぐに息子が僕の言葉に割って入ってきた。
 「今回はお手伝いするだけだから、バイトじゃないのよ」
 妻は僕の言葉を無視して息子に答えていた。
 「ちぇ、バイトならいいのに」
 「あのねぇ孝太、お金のことばっかり考えちゃダメよ、それとお友達にもお母さんが先生からお金もらったとか、先生のお手伝いしてるなんて言っちゃ絶対ダメよ!わかった?」
 「わかったよ」
 妻はいつものように息子をしかりつけているが、僕にとってその内容はいつもの日常とは全く違っていた。
 「おい、それより手伝いって何なんだ?」
 僕はたまらず妻と息子の会話に割って入った。
 「後でちゃんと話すから」
 とりあえず息子がいるので詳しい話は後で聞くことになったが、僕は気になってその後の食事の味など全く分からなかった。


 「なあ、明日先生の手伝いをするってどういうことなんだ?」
 夕食が終わり、ようやく息子が2階に上がったのを見計らって僕は妻に聞いてみた。
 「あまり大きな声を出さないでね、ちゃんと話すから」
 妻はそう言うと食器洗いを後にして、ダイニングテーブルをはさんで僕の向かいに座った。
 「今日昼間に先生に電話したんだけどね『あなたが作品を見たがってる』って言ったら『見せてあげられるような作品にまだなっていない』って言うのよ。雛形作成の期限が7月中ってことだから先生もかなり深刻になってて・・・」
 妻はそう言って、今日昼間に大河原と電話で話した内容を僕に教えてくれた。
 「それでね、どうしてもイメージに行き詰ってるらしくて、わたしにもう一度ヒントをもらいたいってお願いするの」
 「ヒント?」
 「そう、ヒント」
 「それって、もう一度モデルになれってことじゃないか?」
 「さあ、そうなのかははっきり言わなかったけど」
 芸術家がモデルにもう一度ヒントが欲しいと言えば、普通に考えれば、もう一度モデルになってくれと言うことは誰にでも察しがつくことだった。
 「で、とにかく急ぐから明日アトリエに来て欲しいっていうのよ」
 「それで、返事したのか?」
 「だって、しかたないじゃない、あなたにも作品見せて欲しいなんてお願いもしてるし」
 おいおい、この期に及んで俺をダシにするなんて、と僕は思ったがあえて口にはしなかった。
 「とにかく、明日一日だけだからいいでしょ、あなた」
 妻はそう言って説明を終わらせようとした。
 「俺も行くよ」
 僕は自然と口にしていた。
 「えっ?あなたが?」
 「うん、俺も一緒に行くよ、心配だから」
 「心配だなんて、子供じゃあるまいし、大丈夫よ」
 「子供じゃないから、心配なんだろっ!!」
 僕は突然形相を変えて大きな声を出してしまった。
 しばらく沈黙が続いたが、幸い上にいる息子には気がつかれなかったようだ。
 「ご、ごめんなさい・・・でも、あなた仕事は?」
 僕の表情を見てさすがに妻は謝ってきた。
 「休むさ」
 「休めるの?」
 「そりゃ、やす・・・あっ・・・明日大事な会議だった・・・」
 勢いで仕事を休むと言ってしまったが、明日、月一回の重要な会議があることをすぐに思い出した。
 簡単に会議を欠席することは出来ない。
 「ほら、やっぱり無理なんでしょ・・・大丈夫よ、それにあなたが来たら先生も意識して、結局製作が進まなかったらわたしが行った意味がなくなっちゃうわよ」
 妻の口ぶりからは、まるで僕が一緒に行くことを嫌がっているように思えた。
 ならば、ますます妻一人では行かすことは出来ない。
 僕はどうしても明日時間を作って大河原のアトリエに行く決心をした。
 「大丈夫だよ、先生の邪魔にならないようにするから、とにかく一緒には行けないかもしれないが、必ず明日行くようにするから、アトリエの場所と時間だけ教えてくれ」


 妻はその日、昼から大河原のアトリエに出かけているはずだ。
 本当は僕も一緒に行きたかったのだが、どうしても抜けられない仕事があった。
 でも、僕はそれをなんとしても早く終わらせ、絶対にアトリエに駆けつけるつもりだった。
 しかし、結局アトリエに着いたのは夕方4時近くになっていた。

 貸しテナントがたくさん空いている雑居ビルの3階フロアーに、大河原のアトリエがあった。
 ドア越しに中の様子がうかがったが、中から音がする気配もない。
 もう終わってしまったのだろうか?
 それとも本当にここなのだろうか?
 場所を間違えたのか?
 僕は何ともいえない嫌な胸騒ぎを感じていた。
 意を決して目の前にあるモスグリーンのドアをノックしてみた。
 「はい、どなた?」
 すると、すぐに中から大河原の声が聞こえた。
 間違いなくここで良かったんだ。
 僕は一瞬ほっとした。
 「大久保です、大久保久美子の亭主です」
 僕がそう言うと、しばらくしてドアが開いた。
 「ああ、大久保さんのご主人ですか、どうも奥様にはとてもお世話になっています」
 大河原は僕を見るなり笑顔でそう言ってきて、僕を中へ向かいいれてくれた。

 僕は恐る恐るアトリエの中へ入ってみた。
 『アトリエと言うのは、いろんなにおいが入り混ざった、何とも変な匂いがするものだ』とその時思った。
 中には所狭しと、大河原が製作しているであろう造形物などが無造作に置かれていた。
 しかし、それらは人間の形のものはほとんどなく、なんだかよくわからない抽象的な形をしたものが多かった。
 それよりも、周りを見回しても妻の姿はなかった。
 大河原の作っただろう造形物なんかよりも、僕の心配は妻のことだけだった。
 現在製作しているだろう妻のオブジェらしきもないし、妻の姿もない。
 もうだいぶ前に終わってしまったのだろう、やはり来るのが遅すぎたのか。
 僕は早く来ることが出来なかった自分を恨んだ。
 「今、終わりにしたことろなんですよ、まだお見せ出来ませんけど、やっと僕の気に入った作品ができそうです」
 笑顔でそう言ってくる大河原は、一仕事を終えたような充実感を漂わせている。
 『やはりもうだいぶ前に終わって、妻はとっくに帰ってしまったんだ』と僕はそう思った。
 空調をあまりきつくしていないその部屋で、笑顔で語る大河原は背中まで汗をシャツに滲ませていた。
 「冷たい物がいいですか?」
 そう言って、大河原は部屋の隅に置かれてある冷蔵庫から飲み物を出してくれた。
 「いえどうぞお構いなく、すぐに失礼するので」
 僕は飲み物を遠慮した。
 そして『妻はすっかりいないものだ』と思い込み、アトリエを出ようとした。
 「奥さん、今着替えに行ってるんですよ」
 大河原がそう言って僕を呼び止めた。
 僕は妻がまだここに居たということにも驚いたが、それ以上に、今着替えに行っているという事に驚きと興奮が入り混じった感覚に襲われた。
 「まだいたんですか?」
 僕は一度背中を向けた体を向きなおして大河原に聞いてみた。
 「ええ、だからさっき終わったばっかりだったんですよ。今日は奥さんを急にお呼びだてしてしまって申し訳ありません。でも、おかげでとても良いイメージが出来ました。ちょっと奥さんには無理させちゃったかもしれません。今シャワー浴びてると思いますから、もう少しそこでお待ちください」


 昨日、急に大河原から手伝いを頼まれた妻が心配で、大河原のアトリエに駆けつけたのだが、結局仕事の都合でアトリエに着いたのは夕方になってしまった。
 意を決して、アトリエの中にのり込んだが、妻はそこにはいなかった。 しかたなく帰ろうとしたところに、大河原から思いもよらない言葉を聞いた。
 今手伝いが終わり、妻はシャワーを浴びていると言うのだ。
 「い、今まで家内は、モ、モデルをしていたんですか?」
 僕は恐る恐る大河原に聞いてみた。
 「はは、すみません。前に作ったものではどうも納得いかなかったので、奥さんにまた協力していただきました。でも、ご主人がとても芸術にご理解がある人で助かりました。裸婦と聞いただけで拒絶されてしまうことがあるので」

 俺が芸術に理解があるだと?
 最初に妻にモデルをしても良いと言ったことが、この男にはこのように誤解されてしまっているのか。
 妻はこの男に僕のことを何と言ったのか?
 そして、何よりいったいこの男とどんな関係になっているのか?
 僕の頭の中には次から次へといろんな疑問が沸いて出てきた。
 「ど、どんな作品なんですか?」
 どうしても、大柄で男前の大河原の前では低姿勢になってしまう自分が情けなかった。
 「まだ完成してないのでお見せ出来ませんが、この前もご主人にお話したように、日本女性のもってる美しくて、おくゆかしい、それでいて妖艶な、そんなものが表現できればと思っているんですよ。それで・・・」
 それからしばらく大河原は芸術論のような話をしていた。
 『相変わらず良くしゃべる男だ』と僕は思った。
 以前に、大河原に会った時もそうだった。

 僕のわからない芸術用語を使って、一方的に話していた。
 「あ・・・あの~」
 僕は大河原の言葉を途中でさえぎった。
 「うちの家内はモデルとしては充分なんですか?」
 僕は大河原のつまらない芸術論の話から妻の話に戻したかった。
 「何を言ってるんですか、あんな綺麗な人は他にいませんよ。なんと言っても色気がある。私はね、初めて大久保さんを見たときから素晴らしい素材だと、思っていたんですよ」
 芸術の話をしている時と同様、妻の話をする大河原の目は輝いていた。
 「そ、素材・・・って、裸の・・・ですよね?」
 「そうです、あの美しい裸こそが芸術ですよ。私はね、こんなに興奮して一人の女性の裸に夢中になったのは久しぶりですよ。美しい肌、背中からヒップにかけてのライン、バストラインやバストトップ、すべてのパーツが僕が想像してた通り完璧でした」
 亭主の目の前で、その女房の身体のことを話す大河原を見て、芸術家の言う生き物の神経が全く理解できない。
 しかし、妻のことを素材とかパーツと言っている以上、芸術としての対象としか見ていないのが分かる。
 そう言う意味では僕は少し安心しかけていた。
 「しかも、今日の大久保さんはとても良い反応を僕に見せてくれた」
 反応?
 僕はその言葉がとてもひっかかった。
 「は、反応って・・・ど、どんな?」
 「ま~、ゲスな言い方ですが、感じてくれたということですよ」


 か、感じただと!
 僕は『カッ』と頭に血が上ったが、大河原があまりに余裕たっぷりに言うので、声を出すことが出来なかった。
 「前の時は芸術員の人や大学関係の人がいたので、表情が硬かったんですが、今日は私だけでしたからリラックスしてくれたのでしょう。今まで見せてくれなかった表情をしてくれました。かなり色っぽかったですよ。ふふ・・・」
 妙な含み笑いがいっそう僕の疑問を大きくする。
 「ど、どんな風に作品を・・・?」
 僕は一呼吸入れて大河原の製作風景を探ってみた。
 「まー、芸術家と言うのは多かれ少なかれ自分のスタイルがあるんですが、私は造形物をやる時は動きを大切にしますね。というのは・・・」
 やばい、また長い話をしだした。
 「あ・・・あの・・・実際に被写体に触れたりとかは・・・?」
 僕は話を再びモデルの話に戻した。
 「あー、モデルさんの身体に触れるってことですか?」
 「そ、そうです・・・」
 いよいよ僕の一番聞きたかったことだ。
 僕は大河原を見つめ、ゴクリと生唾を飲み込んだ。
 「芸術家によってはよく触る人がいるみたいですね。特に写真家にはそういう人が多い。私は必要以上に対象物を触ったりしません。ただ、今回は造形物なので質感を得るために、対象物の感触を確かめることはその都度しましたけど。でも、それは大久保さんにも前もって説明してましたから、問題ないですよ」
 も、問題ないって!
 問題大ありだろっ!
 思わず大声を出しそうになってしまった。
 「ご主人にも前にお話しましたよね?」
 急に僕に確認してきた。
 前に話した?
 そんなこと聞いてないぞ!
 「えっ?ま、まぁ、で、でも、どこまで触るのかは・・・」
 自信たっぷりに聞いてくるので、つい認めてしまった。
 でも、こうなった以上、今日は実際どこまでしていたのか確かめてやろうと逆に思った。
 「まぁ、今回は触るというよりも、ラインを確認するためにちょっとね・・・でも、それが逆に奥さんを刺激しちゃいましてね・・・はは・・」
 し、刺激?
 もう、いーかげんはっきり言ってくれよ!
 俺の妻に何したんだよ!
 僕は立ち上がって言葉に出さない分、変な身振りで大河原に伝えていたが、大河原には伝わらなかった。
 その時、部屋の隅のドアが開き妻が入ってきた。
 「あ、あなた!」
 妻が僕に気がつき声を出した。
 「どうですか?シャワーを浴びて元通りの綺麗な身体になりましたか?」
 「ええ、もう大丈夫です・・・」
 妻は大河原の質問にそう答えると、恥ずかしそうに下を向いていた。

2 名前:col

2022/06/03 (Fri) 10:51:59


 入ってきた妻は白いロングスカートにノースリーブのシャツを合わせていた。
 素肌の腕をむき出しにした薄手の白いシャツからは、その下のブラのレース模様まではっきりと透かしていた。
 僕はなんて危うい格好なんだと思ったが、それどころかついさっきまでここで、妻はこの男の前で全裸を晒していたのだと思いなおすと、今の格好が危ういだなんて、バカバカしいことに気がついた。
 「先生、すみませんでした、さっきは・・・」
 僕たちの近くまで歩いてきた妻はまず大河原にそう言って頭を下げた。 心なしか妻の頬はほんのり赤く染まっているように見えるが、妻が何のことを言っているのか、まだ僕には良く分からなかった。
 「いえ、別に気にしてませんよ、それより少し落ち着きましたか?」
 「ええ、すみませんでした・・・」
 僕は二人の会話の意味が良くつかめず、ただ黙って二人を眺めているだけだった。
 しかし、その言葉の雰囲気から『二人が単に陶芸教室の先生と教え子という関係以上のものがあるのではないか』と思わせるには充分だった。
 「でも、本当にもう終わりにして良かったんですか?」
 「これ以上はもう大久保さんに甘えられません、後は私一人で何とかします」
 「で、でも、中途半端になったんじゃ・・・」
 「そんなことないですよ、大久保さんの女らしい声を聞けただけでも、充分僕に新しい刺激をくれました」
 女らしい声だと!
 また僕の心を逆なでするような大河原の発言に、徐々に僕は我慢が出来なくなっていった。
 「そ、そんな・・・恥ずかしいこと言わないでください・・・」
 僕は二人の会話から、今まで二人がここで、淫らな、しかもただならぬことをしていたのだと決め付け、ついには自分の自制心が抑制出来なくなっていった。
 「二人とも、いったい何してたんだよ!」
 僕はついに大きな声で叫んでしまった。
 「あなた、大声を出さないで、先生に失礼でしょ!」
 妻のこの一言で、とうとう僕はキレてしまった。

 その後、僕は何を言ったのか良く覚えていない。
 と言うより思い出すだけで腹立たしさと恥ずかしさが入り混じっていて、とにかく思い出したくないのだ。
 大河原も突然の僕の変貌に驚いていた。
 何より妻がモデルをすることに対して、僕が好意的に受け入れてくれてるとずっと思っていたようなのだから。
 大河原が慌てて僕に今日の製作状況について説明してくれたが、その話の内容は結果的には僕にとって、さらに火に油を注ぐようなものだった。
 「まあ、ご主人、そんなに興奮しないでください」
 しばらく僕がキレて叫びまくってから、大河原がまるで暴れる犬をなだめるかのように僕に言ってきた。
 「誰だって大声だしますよ!さっきからあんたの話や二人の話を聞いてたら!いったい今日何してたのか説明してください!」
 「あなた」
 「お前は黙ってろ!」
 僕はものすごい形相で妻を制してから、大河原に詰め寄った。
 「わかりました、今日の製作に関してきちんとご説明します」
 そう言ってとうとう大河原がここで妻に何をしたのか、本当のことを話し始めた。

 「今日も奥様には私の作品のモデルをお願いしました。奥様にはそこの台に立っていただいて、私の指示通りのポーズをとっていただきました」
 「モ、モデルって、裸なんだろ!」
 「ええ、申し訳ありませんが裸婦がテーマとなっていますので、奥様には裸になっていただきました」
 「は、裸の妻の身体を触ったんだろ!」
 「そんな、人聞きの悪いようなことを言わないでください。少し奥様の肌に触れただけです」
 「触れただけ?いったい何処を触ったんだ?」
 「すべてです」
 「す、すべてだと、ぬけぬけと、胸も尻もあそこも全部触ったって言うのか?」
 「そんな下品な言い方、やめてください」
 「そうよ、あなた、先生は変なところは決して触ってないわ」
 「お前は黙ってろって言ったろ!じゃあ聞くが、女らしい声を聞いて刺激されたって何だ!コイツにあそこを触られて、おかしな声を上げたんじゃないのかっ!」
 「ご主人、はっきり言います。今日の製作中、最後に私は奥様にあるお願いをしてしまいました。それは造形物をするときに時々するのですが、出来上がった時のイメージをはっきりさせるために、対象物に色をつけることをします。今日奥様の身体に水性のペイントを施そうとしました。その際に私の配慮が浅く、奥様のとても敏感な部分に筆を入れてしまいまして、奥様を慌てさせてしまったんです。ですから、それですぐに終わりにしました。本当にそれだけなんです。誤解を与える発言をして大変申し訳ありませんでした」
 ご、誤解だと!
 誤解じゃないじゃないか!
 その筆で、妻の大事なところ刺激して楽しんでたつーことだろ!
 僕はさっきよりもまして大きな声を上げて怒鳴っていた。

 その後もしばらく大河原は僕に謝罪を続けた。
 言いたい事を言って、一人興奮していた僕の頭は徐々に冷やされ、僕たちはその場を後にした。
 数日後妻から聞いたのだが、アトリエは大河原が所有していた場所ではなく、大河原が以前勤めていた美大の所有のもので、そこに置かれていたオブジェも大河原のものではなかった。
 そして今回のオブジェの製作には美大から全面的な協力があるという。
 大河原は僕のことを気にし、出来上がったものは公開する前に必ず見せてくれると約束してくれた。

 数日後、僕たち家族は大河原が以前勤めていた美大の教室にいた。
 ようやく妻をモデルにしたオブジェの雛形が完成したというのだ。
 そこに置かれていた3体の真っ白いオブジェは、体つきこそ女性のものであったが、顔の形は全く出来てなくて卵のようなものだった。
 息子は気持ち悪いと言ってあまり見ようとはしなかった。
 当然、その3体のオブジェのモデルが自分の母親だということすら気がついていない。
 一体、一体、それなりのタイトルがつけられていたが、僕は三体目のオブジェが気になってしかたなかった。
 『拾う女』と命名されたそのオブジェは腰を起点に上半身を折り曲げ、右手を差し伸べて何かを摘むような格好に見えた。
 僕はこのオブジェがどう芸術的なのかまるで分からないが、踏ん張った左足の太ももの質感、重力に引かれて弾力を感じるバスト、女が拾おうとしているのは、その辺に落ちているささやかな幸せなのだろうか。
 と、思うが大河原の伝えたいメッセージは他にあるのかもしれない。

 ただ僕の頭にあるのは一点だけだった。
 妻が大河原の前でどのようにそのポーズを魅せていたのか?
 そして、何よりその背後である。
 無防備に晒された臀部。
 大河原はその臀部の質感を確かめるために何度妻の大事な部分を見たのか?
 いや、見ただけではない。
 大河原は感触をその手で確かめたに違いない。
 丸みを帯びた妻の臀部を、大河原の手がいくどもさすったに違いない。
 そしてその中央の割れ目に手を差し入れて、妻の感じやすい愛液をすくったのだろう。
 ペイントした筆は妻の大事な部分を刺激し続け、そしてついには妻を快楽へ導いた。
 僕はあの時にあと30分も早くあのアトリエに行けば、その光景を目の当たりにしてしまったのかもしれない。
 大河原の製作はここからが本番のようだ。
 しかし、この後は自分の想像を屈指して作り上げるしかないと言っている以上、もう妻をモデルにすることはないのだろう。
 しかし、もし・・・・
 まだまだ暑い日が終わらない今日も、妻を見るたびに一人そんな妄想にふけってしまう。

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戦時中の話
1 名前:col

2022/06/02 (Thu) 17:43:15


 結構おっさんというか私はかなり爺さんなんですけれど、昔の話を書いても良いですかね。
 多分、私はこのスレッドでは一番の年寄りだと思いますw。
 少しづつしか書けないとは思いますが、宜しかったら読んで下さい。

 自分の彼女、というか妻の話です。
 私は2回結婚していまして、1番目の妻との話です。
 戦時中の話です。
 私は三菱の炭鉱で働いていまして、そして20歳で結婚しました。
 現在だと20歳で結婚をするのはとても早い事ですけれど、当時でも少し早い位だったかと思ます。

 早くに結婚したのには理由があります。
 入社してすぐ、仕事中に怪我をしてしまったのですね。
 当時の炭鉱はとても危険な職場でした。
 私は中学校を出て三菱に入ったので炭鉱の仕事の中でも比較的楽な、所謂 管理職的な仕事を担当していたのですが、それでも坑道には入りますし、危険な事も沢山ありました。
 入社してすぐでしたけれども、坑内火災がありまして、足に怪我を負ってしまいました。
 足の甲を鋭く切ってしまいまして、当時は炭鉱には優秀なお医者さまもいたのですが、今みたいな技術がある訳ではなかったので、直りはしたのですがびっこを引くようになってしまいました。
 当時は丁度、太平洋戦争が始まって暫くした頃で、私もそろそろかなと思っていた矢先の事故でした。
 今言えば運が良かったのですが、これで私は兵隊になれなくなっていたのですね。
 当時はずいぶんとがっかりしました。

 でもですね、そうすると面白い事で見合いの話が次々来たんです。
 私みたいに怪我をした人間というのは、結婚なんていうものとは縁遠くなるのではと思うかもしれませんが、逆だったんですね。
 当時は戦争で死ぬ男が沢山いましたから、私みたいに死ななさそうな男はもてたんです。
 で、紹介して頂いた中の1人の女性と結婚しました。
 私には勿体無い位の美人でした。
 まあもててですね、選ぶ立場でしたので私は一番の美人を選んだんです。
 ちょっと細面ですらりとしていて見た目の良い女性でした。
 見た目だけじゃなくて彼女は優しい女性でもありました。
 当時は今と違って皆、亭主関白ですからw。
 彼女は上司の娘だったのですけれども良く尽くしてくれて、脚の悪い私の我侭も良く聞いてくれて随分助かりました。

 それだけじゃないですね。
 こういう場所ですから言いますが、夜の方も大満足というやつでした。
 話には聞いていても、それまで私は女性を知らなかったものですから、こんな良い事があるなんてと随分と感激しました。
 初めての女性というのもあったのかも知れませんが、とても可愛かったですね。
 とても色が白くて、柔らかくて恥らう姿に萌えた、という奴ですw。

 社宅に住んでいたのですが、仕事が終るとすぐに走って帰ったものです。
 帰ったらすぐに2人で銭湯に行ったりしました。
 当時は随分破廉恥に思われていたかも知れませんw。

 炭鉱っていうのは ど田舎にあるので、戦争って言っても随分遠くの話でした。
 結局終戦まで空襲なんてのも殆ど聞いたことがありません。
 それでもやはり戦争は炭鉱にも随分と関係してきました。
 私は怪我をしていましたけれど、同年代の男達はどんどん取られていきましたし、 どんどんと死んでしまいました。
 若い男が死ぬというのは やはり普通のことじゃないんでしょうね。
 私は あまり神様とかいったものは信じない方なのですけれど、不思議な事も結構ありました。
 一緒に会社に入った友達が戦争に行って暫くして、ある日、夜に『どんどん』って玄関が叩かれたんですね。
 無用心な田舎ですけれど、それだけに夜に玄関が叩かれるなんて事もめったに無いのでびっくりして。
 「なんだあ?」って声を掛けたんだけれど返事は無い。
 彼女も起きてきてね。
 「どうしましょう」なんて不安そうにしている。
 そしたら また『どんどん』って音がする。
 怖かったけれど棒持ってですね、扉の方に行ったら、そうしたら「おうい」って声がする。
 その声が友達の声だったんですね。
 びっくりして。
 慌てて玄関開けたんですけれどもどこにもいなかったんですね。
  もうびっくりして、近所中に声掛けて探したんだけれど どこにもいない。
 なんだったんだろうと思っていたら、そのうち戦死の報が届いて、その時やっと『ああ、もしかしたら友達が最後に挨拶に来てくれたのかもしれないな』なんて思った事もありました。

 そんな調子で当時は随分と人が死にました。
 当時20そこそこで、今の20歳とそう変わらないんと思うのですけれど、そんな友達がどんどんいなくなりました。
 途中からは もう行ったら帰って来ないような感じでした。
 かといって私が安心していたかというとそんな事はありませんでした。
 やっぱり男の子でしたから悔しかったのです。
 俺も行ってやると思っていました。
 アメリカだのどうこうだのは実は良く判っていませんでしたが、自分だけ行けないというのが悔しかったんですね。
 『彼女にも、私だけがこうして若いのに仕事をして、戦争に行かないで顔向けが出来ない』みたいなことを考えていました。
 逆にこういうときは女性の方がしっかりとしていて、彼女も彼女の母親もほっとしていたみたいです。
 義父も外向けには「情けない」と言っていましたが「内心は『良かった』と思っていた」と言っていました。


 そんな折の時でした。
 彼女の従兄弟が、彼女の母親の姉の子なんですけれども、それが海軍にいたのですけれど、同じ部隊の男というのを連れて帰ってきたんです。
 帰ってきたといっても遊びに来たようなもので、当時も軍艦が港にある間なんかは兵隊でも実家に帰れたりしたんですね。
 その頃は 終戦も近い頃だったんで、もしかしたら船を動かす事も出来なくなっていたのかもしれませんが。
 彼女の従兄弟の実家は港よりもずっと遠くにあったので、その従兄弟と従兄弟と同じ部隊にいる男というのがこれもまた家が遠いもので、比較的近くにあった私の義父の家に遊びに来た訳です。
 今と違って戦争中の話ですし、海軍の兵隊が来たなんていう事で近所中で大騒ぎになって、出来るだけゆっくりしてもらおうって事で皆で色々持ち寄ったんですね。
 食べるものもあんまり無かったんですが、色々かき集めて、風呂も沸かして、彼女なんかもその時は砂糖なんかまで あんまりなかったりしたんですけど、持ち寄った肉なんかと一緒にして すき焼き作ってあげたりしました。
 遊びに来たといっても2日もいたら帰らないといけないから、大慌てで酒なんかも持ってきて飲んだのですけれど。

 でも少し複雑でしたね。
 私も若かったので。
 兵隊に行って大きな声で笑ってる彼らを見て、まあ、言いようの無い嫉妬心みたいなものを感じたりしました。
 また海兵隊だから格好が良かったんですね。
 髪の毛はぴしっと刈り込んで日に焼けて。
 酒飲んで部隊の話をして笑っている彼らを見て、嫉妬というか、なんだかそういうものを感じました。
 そして飲み会も たけなわというかそんな時にですね。
 義父に私が呼ばれたんです。
 ちょっと固い顔をして私を呼ぶ義父の顔を見て、最初なんだろうと思ったんですけれど、すぐぴんと来ました。
 今だと想像付かないと思うのですし『ありえない』なんていう風に言われるかもしれないのですけれど、当時は無い話じゃありませんでした。
 今でもサラリーマンの人なんかはね、大きな仕事の前になんていうのは、あるのかもしれないですけれど それと同じ事です。
 戦争に行く前の夜なんかには女性に相手をして貰うのです。


 特に もうその頃は もう行ったら行ったっきりですから。
 生きて帰るなんて本人も周りもあんまり考えてないような状態でしたから。
 相手がいるようなのは、むりっくり大急ぎで結婚してから行くようなのもいた位です。
 だから周りも気を使わないといけないわけです。
 勿論 今で言う風俗みたいのもありましたけれど、まさか金渡して行って来いってのもいかんせん言いにくい。
 まあそういうのもあったでしょうけれど、ど田舎なんかはそういうのもあんまりいいのがありませんでした。
 男がいなくなるとそういうのも寂れるんですね。
 戦後になると ばーっと増えましたが、その頃はあんまり無いくらいでした。

 そうすると未亡人やなんかが相手をしてあげる訳です。
 子供なんかには気付かれないようにね。
 さりげなく部屋に行ってあげたり呼んだりするわけです。
 今だったら恥ずかしいとか、逆に貞操観念が無いなんて、言われる事なのかもしれないですけれど、良くない時代にはそういうのが必要だったんですね。
 何て言われたって、ほぼもう帰ってこないわけですから。
 だから年長の人間ほどそういう事に気を使って手配してあげたりしたんですね。
 で、義父の話というのはそれだったのですね。
 余り同年代の女性が近所にいなかった、というのもあるのですが、義父としても自分の家から出さないといけないというのもあったのかもしれません。
 「従兄弟が連れて来た男の話し相手に彼女をやるわけにはいかないか」という話でした。


 辛かったですね。
 私が決めないといけないですから。
 彼女が決めるわけではないんです。
 義父は私に言って、私が決める必要があったんですね。
 勿論、直接そういう話をしてくる訳でなく、一応は言い訳のように「すぐに彼も帰らんといかんから、あまり寂しい思いをせんように一夫君、話し相手に行ってやってくれんかね」というような感じに言われるんですね。
 つまり義父は私に行けという訳です。

 勿論、私が行く訳じゃありません。
 そうして、私が彼女に話し相手になってあげろと言う訳です。
 勿論 辛かったです。
 子供もまだいなかったし、彼女を可愛がっていましたから。
 でも考える時間なんてないですから、
 「そうですね、わかりました」と答えるしかありませんでした。

 彼女の従兄弟にもそうして誰かが行ったんでしょうね。
 私はその時、そんな事を考えるどころではなかったですけれど。

 それで、飲み会もいい加減お開きになった頃、彼女を呼んで言った訳です。
 今でも覚えていますけれど 石川という名前の男でした。
 「美代子、今日は、石川さんの話し相手をしにいってやりなさい」というような感じで言いました。
 彼女は はっとしたように私の顔を見てですね。
 それは珍しい事でした。
 彼女は私が何か言ったら なんであれ「はい」って言うような女でしたから。
 でも彼女も判っていたのでしょう。
 頷いてですね、でもすっと顔を背けるようにしました。

 今以上に男ってのは嫉妬心が強かったと思いますからね。
 心臓は跳ねるようになりますし、お腹の中が『じわーっ』と熱くなるように感じました。
 自分で言っておいていて、いてもたってもいられないような気分になりました。

 当時の義父の家は母屋と離れに分かれていました。
 昔のごく一般的な作りの家でしたので、離れと言っても今の平屋建ての家位はありました。
 その日は母屋には義父と義母、そして私と彼女とが泊まる事になっていました。
 彼女の従兄弟と石川という男は離れに泊まりました。

 食事も終りまして、8時位でしたと思います。
 私と彼女は一言も話をせず、彼女は私と彼女の分の布団を敷いて、それから私に「行ってまいります」と言いました。
 何か言えるかというと、言えませんでした。
 うろたえたように「ああ」とか「うん」とか言ったと思います。
 「あなた、先に寝てて下さいね」と言うような事を彼女が言って、そして彼女が出て行きました。

 寝れる訳も無くて、でも当時はテレビとかある訳ではないですから、ごろごろとしていました。
 私がそんな事をしている間、離れで彼女が石川という男に抱かれていると思うと、もう、どうしようもなく気が揉めて咎めて仕方がありませんでした。


 彼女が戻ってきたのは深夜位でした。
 私は まんじりともしていなかったんですけれど、寝ないで待っていたなんていうのも格好が悪くて、彼女が戻ってくる足音を聞いて、慌てて寝た振りをしました。
 彼女が隣の布団に潜り込んで、暫くして寝付くまで背中向けてじっとしていました。
 彼女が寝付いてから彼女の顔を見てですね。
 『ああ、彼女はさっきまであの石川という男に抱かれていたんだ』なんて事を考えたりしました。
 そう考えると寝ている彼女に色気のようなものも感じられて、悲しいというか胸がこう、どきどきとしたりしました。

 次の日起きて、まあ彼女と話を出来るだけ意識しないようにいつも通りにしてですね、仕事に行きました。
 行きがてら石川という男と偶々顔を合わせてしまって、向うも慌てて挨拶なんかをしたりしてですね、そうやって見てみると石川は大体同じか少し上位の年齢でした。
 日の光の下で見ると兵隊で逞しい男で、気分が暗くなりましたね。
 なんだか足怪我して戦争にもいけない私なんかより、彼の方が立派な男みたいに感じたんですね。

 そうやって仕事には行ったのですけど、従兄弟とその石川って男は次の日までいるわけで、今日も彼女があの男の元に行くのかと思うと仕事にならなかったですね。
 家帰ってやっぱり食事しましてですね「その日は彼女の従兄弟と石川という男が、周囲の名所って程のものではないようなものを観光したりした」なんて話を聞いたりしました。
 次の日はもう帰ってしまいますから、荷物なんかもある程度 纏めたりお土産を渡したりなんかして、で、やっぱり食事が終って、部屋に戻って彼女に私は「今日も石川さんとお話でもして来なさい。訓練の事でも何でもいいから話を聞いてあげなさい」と言った訳です。
 前日よりも辛そうな、というか私に対しての罪悪感というような顔をしました。
 で、本当に珍しく「でも」なんて事を言いました。
 でも建前でも私から行けと言っている訳ですから、私としては毅然として行って来いというしかない訳です。
 叱って行かせた訳ですが、私も前日よりずっとずっと辛かったです。
 本当に辛くてね。
 『自分の事を甘ったれるな』と叱るんですけれど、どうにもならなくてね。
 もうすぐ死ぬかもしれない兵隊さんでね。
 私は兵隊にもいけずにいる身でね。
 でも彼女が可愛くて仕方がないからどうにも辛かったです。

 ごろごろ、ごろごろしてたんですけど、そのうちどうにも堪らなくなって、部屋から出ました。
 昔は今と違って夜になると本当に音が無くてしんとしてて、暫く母屋の廊下をうろうろ、うろうろしてたんだけれど、やっぱり我慢できなくてね。
 離れの方に行きました。
 でも見つかると格好が悪いからこっそり行ってね。
 そうしたら離れに入る庭の縁側に彼女の履物があって、それを見てやっぱり我慢できなくなってね。
 格好悪いけど、お金渡して「それで明日の帰りにでも女買ってくれ」ってそう言おうと思ったんですね。
 もう我慢できなくてね。
 で、ゆっくりと部屋に戻って、お金持って、音立てないように離れの縁側の方に行ったんです。
 今考えると意味のある行動には思えないんだけれど、その時はそれしか考えられなくてね。

 で、ゆっくり縁側に上って、で、どうしようかと思ったら、石川の部屋は丁度縁側の向うの部屋だったんですね。
 まあ、彼女は石川の部屋に行くわけだし、一応、忍んで行く訳だから最短の部屋の横の縁側から入るのは当たり前なんですけれど、そんな事も思いつかないくらいだったんですね。
 彼女の声が聞こえたんですね。
 「ああ、ああ・・・石川さん・・・」というような声でした。
 堪えるような声で、石川の名前を呼んでる声でした。
 ドキッとしまして、明らかに彼女の声は縁側の閉じた障子の向うから聞こえてきて、動く事が出来なくなって固まってしまったんですね。
 声なんて掛けれるようなんではないような感じがしましたね。

 で、耳を澄ませる位しかなくてね。
 そうすると障子の向うで石川が動く音と「ああ、あああ、石川さん」というような彼女の声が聞こえるわけです。
 なんだか頭は霞掛かったような状態なんだけど、身体を動かすわけにも行かなくて『私の時と どう違うだろう』なんてくだらない事を考えてました。
 そのうち ぼそぼそと石川が何かを呟くように行った後、彼女の声が高く、大きくなりました。
 そうして間断なく声を上げる彼女と石川の横で、目を瞑って暫くじっとしていました。

 結局 声は掛けられなくて、そのまま部屋に戻りました。
 彼女はそれから2時間位して戻ってきてね。
 私は寝た振りをしたんだけれど、彼女が本当に珍しく後ろからしがみ付いてきたりしました。

 話はこれで終わりです。
 それ以降、彼女は時折、甘えてくるようになってね、何か心境の変化があったのか、それは判らないけれども、私も変わらずに彼女を可愛がりました。
 彼女は戦後暫くして病気で死んでしまったけれど、子供も出来なかったものだから私達は仲良く暮らしました。
 私はその後、再婚して子供ができて、今は もうその連れ合いも死にましたが、息子の嫁の尻を撫でたり、時々こういうところを見に来るようなエロ爺をやっています。
 つまらない昔話ですが面白く、よんでもらえたかな?
 そうであれば嬉しいです。
 それではまたどこかで。

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妻のヌード写真
1 名前:col

2022/06/02 (Thu) 11:42:53

①モデル
 私は知人の紹介で結婚しました。
 私22歳、妻20歳でした。
 私は大学を卒業し、妻は短大を卒業と、同時に結婚しました。
 子供も産まれ、結婚して20数年が経ち、子供も大学生になっていました。

 私はカメラが趣味で、仕事の休みの時は、河原で妻の写真を撮ったり、草花を撮ったりして、楽しんでいました。
 そして、プロのカメラマンとして、勉強している、青年と知り合いました。
 近くの写真館の店主の弟子でした。
 ヌードモデル撮影会などの企画を立てたりしている写真館でした。
 仕事は商店街のチラシとか、企業のポスターとか、作っていました。
 私はヌードモデル撮影会などにも参加しました。
 嫌らしいものでは、ありませんでした。

 時々我が家で、その青年と酒を飲んだり、写真の話しなどで、盛り上がり、妻とも、気さくに話するように、なりました。
 青年は酒井一彦と言って33歳でした。
 ある日、一彦君と私と妻と三人で、お酒を呑んでいると、一彦君が妻に「商店街のチラシのモデルになってほしい」と言われて、妻が困っていました。
 歳よりか若く見えるし、スタイルも良いのです。
 妻は私の顔を見ながら「どうしよう」と言ったので「モデルになっても良いよ」と妻に言うと、ハニカミながら、承諾しました。
 早速、妻と一彦君は打ち合わせを始めました。
 二人は楽しそうでした。
 土曜日に撮影することになり、私も見学する事になりました。

 一彦君の師匠、田中 幸男さん60歳ぐらいの人と、55歳ぐらいの奥さんに、スタジオの中を案内してもらいました。
 立派なスタジオで、早速師匠の奥さんが 妻にメイクをしたり、かつらを着けたりして、まず浴衣姿の写真を一彦君と、一緒に撮ったり、単独で撮ったり、そしてワンピースで撮ったり、一彦君もランニングと短パンで、撮ってました。
 最後は水着になりました。
 綺麗でした。
 一彦君は海水パンツになっていました。
 妻の肩を寄せたりして撮っていました。
 私は一彦君の海水パンツの中身が気になっていました。
 凄く大きそうです。

②妻の下着姿
 撮影も無事終了しました。
 妻も興奮しているようでした。
 二人で家に帰るなり、妻は私に抱きつき「抱いてほしい」と、妻から求めて来ました。
 私も全裸になり、妻も脱がすと、妻の下着は濡れてシミになっていました。
 私はバックで妻の中に入り激しく腰を動かしました。
 妻は「アッ アッ・・・ア~ン。あなた、いい。ダメもう逝きそうなの、あなたも一緒に逝って~」と叫び「イクッ、イクッ、イクッ、イク~」と言って二人共果てました。
 妻も写真を撮られる事で、凄く興奮していたようでした。

 二、三日して、一彦君が出来上がった写真とギャラ三万円を持って来ました。
 水着の写真などは、メイクとかつらで、妻だと気が付く人はいないと思いました。
 一彦君が「またモデルを頼みたい。お願いします」と言って来ました。
 下着メーカーのカタログでした。
 妻は私に相談して来ました。
 私は了承しました。
 妻の興奮する姿が、私は見たいのです。
 一彦君とまた打ち合わせをしていました。
 「下半身の毛の処理をしていて下さい」と、一彦君は言って帰りました。
 妻は私に「あなた本当に、下着のモデルになってもいいの?」と聞いて来ました。
 私は「うん良いよ」と言って「佳奈子が興奮すると、私も興奮するから」と言い、私は妻を抱きしめました。

 そして撮影の前日、一緒に、風呂に入り、オマンコの毛を剃りました。
 そして佳奈子が少し言いづらそうに「一彦君と絡みがあるかも知れないの『嫌だったら当日断っても良いから』と、言われたの。あなたどうしよう」私も聞いてなかったし、びっくりしました。
 明日の撮影の流れとしては、まずメイクとかつらなどで、誰かわからないように、変身する。
 それから、普通の下着メーカーの下着の写真撮影に入る。
 「休憩して、次はアダルトショップで売っている、Tバックなどの下着の撮影に入るの、そしてスワッピングの情報誌に載せる一彦君との絡みも撮る予定になっているの、あなたどうしよう」
 「佳奈子はどうしたい?」
 「あなたが決めてほしい」
 「うんわかった。一彦君とだったら良いよ」と言いました。
 すると佳奈子は「ありがとう」と言って私の胸に顔を押し付けました。

 そして撮影当日になりました。
 佳奈子も私も緊張していました。
 そしてスタジオに入りました。

③撮影
 メイクもかつらとかで、顔は変身しました。
 10歳ぐらい若く見えます。

 最初の撮影に入りました。
 普通の下着です。
 一彦君が横でポーズをつけてています。
 見ている私も興奮しています。
 師匠はシャッターを押し続けています。
 あまり際どい下着はありませんでした。
 普通の下着の撮影は終わりました。

 佳奈子は奥さんと一緒にシャワー室に行きました。
 ガウンを着て出て来ました。
 一彦君もシャワー室に行きガウンを着て出て来ました。
 私は興奮して、ドキドキしていました。
 また撮影が始まりました。
 カーテンのところで、Tバックに着替え、ライトのところに立ちました。
 一彦君もブリーフだけなのです。
 一彦君の一物は凄く大きそうです。
 一彦君と奥様がソファーと椅子を運んで来て、その椅子とソファーを使って、佳奈子にポーズをつけています。

 最初のTバックは透けて、佳奈子の子供みたいな、割れ目が見えます。
 次のポーズはお尻を突き出し、後ろから撮っています。
 アナルも見えそうです。
 ブラジャーは、乳房がはみ出していました。

 次の下着も透けていますが、オマンコの部分が開いています。
 佳奈子と一彦君がなにか打ち合わせをしています。
 一彦君が椅子に座りました。
 佳奈子が一彦君のブリーフを脱がすと、太くて立派な一物が、そそり立つていました。
 佳奈子は一彦君の一物をくわえました。
 私はびっくりし、嫉妬と興奮で、私のチンコも爆発寸前でした。
 そして佳奈子は一彦君と向かい合って、一彦君のそそり立つた一物の上に、ゆっくりと腰を降ろしていきました。
 一彦君の大きなチンコが、佳奈子の中に消えていきました。
 田中師匠も奥様も、ふうっと大きなため息をつき、唾を飲み込んでいました。
 二人はしっかりと抱き合っています。
 佳奈子は声を押し殺しているようですが「アッ、ウッ」と時々声をだし、反り返りっています。
 一彦君が下から突き上げるように腰を動かし始めました。
 佳奈子は「ア~ン、アッ、アッ、アッ、いい、ア~ン」と一彦君にしがみつき「イクッ、一彦君、逝っちゃう」と言って佳奈子は、達したようでした。
 一彦君は佳奈子をしっかり抱きしめていました。
 私も、ズボンの中で射精していました。
 田中師匠はシャッターを押し、奥様はビデオカメラを廻していました。
 暫くして、佳奈子は一彦君から離れました。
 一彦君の一物は、濡れて光ってそそり立っていました。

 佳奈子は何枚かの下着の撮影をして、着替えるたびに、下着を着けたまま、一彦の一物を佳奈子は受け入れてました。
 佳奈子は何回か、逝ったようでした。
 最後の下着の時、佳奈子はソファーに俯せになり、お尻を持ち上げ突き出し、 一彦君がバックで攻め、激しく腰を動かし、佳奈子は「アッ アッ アッ・・・ いい 凄くいい・・・一彦君 一緒に逝って~」と狂ったように叫んでいました。
 二人共同時に逝ったようでした。
 佳奈子は失神したようでした。
 暫くして一彦君は、ゆっくりと、佳奈子から一物を抜きました。
 佳奈子のオマンコはパックリと口が開き大量のザーメンが流れ出ていました。
 佳奈子はぐったりして動きませんでした。
 一彦君が抱き上げてシャワー室に連れていきました。
 私は興奮が治まりませんでした。

 佳奈子も一彦君もガウンを来てシャワー室から出て来ました。
 少し休憩をする事になりました。
 佳奈子は私の傍に来て座り「あなたごめんなさい。こんな事になってしまって」と言って謝り、私は佳奈子の肩を抱き寄せ「良いんだよ、私が望んだ事だからね」と言うと、佳奈子は「ありがとう」と言って私の手を握りました。

 一彦君や奥様はソファーをベットにして、布団を敷いて次の準備をしていました。
 そして佳奈子は奥様にメイクを直してもらっていました。
 一彦君も佳奈子も、全裸になり、打ち合わせをしています。
 いよいよまた撮影が始まりました。
 佳奈子と一彦君はしっかり抱き合い、舌と舌を絡め、吸い合い激しいディープキスを始めました。
 そのままベットに倒れ、足を絡ませ、本当に愛し合っている二人のようでした。
 佳奈子は上向きに寝て、一彦君は首筋から胸に舌を這わせ、手で乳房を揉み、舌で乳首を転がしています。
 そして、臍を舐め、佳奈子の股を開き、オマンコに顔を近づけ、クリトリスを舐め始めました。
 佳奈子は「ア~ン」と声をあげ、身体をぴくぴくしています。
 次は一彦が上向きで寝て、佳奈子はオマンコを、一彦君の口のところに持って行って、佳奈子は一彦君の一物をくわえています。
 シックスナインの形です。
 一彦君のチンコは大きいから、佳奈子の口の中はいっぱいです。
 佳奈子はしゃぶたっり舐めたりしています。
 一彦君は起き上がり、佳奈子を寝かせ、佳奈子の股を開き、一彦君は腰を降ろして行きました。
 佳奈子の中に一物は収まりました。
 一彦君はゆっくり腰を動かしています。
 佳奈子は一彦君の足に足を絡ませています。
 一彦君の一物が、佳奈子のオマンコの中に奥まで入ったり、半分ぐらい出たりして動いています。
 佳奈子は「いい、ア~ン。凄くいい、アッ アッ アッア~ン。もう我慢できないの、一彦君も一緒に逝って」と言っています。
 一彦君の腰の動きが早くなりました。
 佳奈子の声も大きくなり、一彦君も「出る 出る」と叫び、佳奈子も「奥にいっぱい出して」と叫んでいました。
 二人同時に達したようでした。
 一彦の精液が佳奈子な腟の奥深くに注ぎ込まれました。

④佳奈子の変化
 撮影が終わり、佳奈子も一彦君も着替え、田中師匠夫婦も片付け始めました。
 田中師匠が私達に「本当に素晴らしい写真が撮れました」と、頭を下げ「一彦君に写真が出来上がったら、持って行かしますので、これからも宜しくお願いします」と言い、奥様も「佳奈子さんの身体は素晴らしい」と褒め「うらやましいです」と言っていました。

 そして私達夫婦は家に帰って来ました。
 佳奈子は疲れたようすでした。
 食事は昼のおにぎりだけでした。
 夕食は出前を頼みました。
 佳奈子は「あなたごめんなさい。本当に一彦君のが入ってくるとは、思わなかったの。擬似的なセックスだと思っていたの。本当にごめんなさい。一彦君を簡単に受け入れてしまって、そしてあんなに、乱れてしまって、あなたに申し訳なくって」と謝りました。
 私は佳奈子を抱きしめ「凄く綺麗だったよ」と言って「また一彦君との絡みとか、何か撮影があれば、モデルになっても良いからね」と言うと、恥ずかしそうにして私に抱きついて来ました。
 そしてその夜私達は、全裸で抱き合って寝ました。

 朝早く下半身が気持ち良いので、目が覚めました。
 佳奈子が私のチンコをしゃぶっていました。
 私は佳奈子に「気持ち良いよ」と言うと、私のチンコに手で沿えて佳奈子のオマンコにあてがい、ゆっくりと腰を降ろしていきました。
 佳奈子は腰を上下に動かし始めました。
 私も下から腰を突き上げるように動かしました。
 佳奈子は「あなた、いい。ア~ン、凄くいい。アッ アッ・・・イクッ、イクッ。ア~ン イク~」と言って果てました。
 私も我慢出来ずに射精しました。

 ある日、私が仕事から帰ると、佳奈子が「もうすぐ一彦君が写真持ってくるの」と言って、お酒の用意をしていました。
 何だか佳奈子は、嬉しそうでした。
 そして一彦君がやって来ました。
 リビングで一彦がまず出来上がった、下着のカタログと、アダルトショップの下着のパンフレットを出して、見せてくれました。
 佳奈子はお酒の用意をしていました。
 一彦君は「車ですから」と言っていましたが「泊まって帰れば良いから」と、言うと「ありがとうございます」と言って泊まる事になりました。
 お酒の用意もでき、一彦君のおばに佳奈子も座り、三人で乾杯し呑み始めました。
 下着のカタログを三人で見ながら「佳奈子のスタイルが良く、肌が綺麗で年齢より10歳も若い」と、一彦君と私が言うと、佳奈子は恥ずかしそうにしていました。
 次にアダルトショップの下着のパンフレットは、簡単な出来上がりでした。
 佳奈子一人の写真と、一彦君と繋がっている写真と、抱き合っている写真が載っていました。
 肝心なところは上手く処理をして見えないようにしていました。
 私は一彦君に聞きました。
 「このような仕事をしていると、一彦君は何回も、モデルになった事あるのですか?」と聞くと「初めてです」と応えました。
 一彦君は「佳奈子さんが相手だったので、師匠の田中先生に頼んで、佳奈子さんの相手にしてもらったのです」と言い、私は相手が一彦君だったから、佳奈子のモデルの件を承諾した事を話すと、一彦君は「ありがとうございます」と頭を下げていました。
 佳奈子は一彦君の気持ちを知り、嬉しそうでした。

⑤佳奈子と一彦君との恋
 三人共少し酔って来ました。
 スワッピングの情報誌に載せる写真の整理したのを見せてくれました。
 肝心なところはモザイクの処理をしていました。
 原版も出して来ました。
 佳奈子は顔を真っ赤にして、うつむいていました。
 一彦君のチンコは本当に、太くて、えらが張っていて立派な一物でした。
 私は感心して見入っていました。
 佳奈子と一彦君は手を握り合っていました。
 モザイクの入ってない写真は、迫力がありました。

 一彦君は私と佳奈子に自分の気持ちを話し始めました。
 「初めて佳奈子さんに合った時、好きになってしまいました。御主人がいるから好きになったらダメだと、自分に言い聞かせていました。商店街のチラシのモデルをきっかけに、下着のモデルとか、スワッピングの情報誌のモデルとかを、私が営業して来ました。私は佳奈子さんが、好きでたまらなく、抱きたかったのです」と涙ぐんで、私に申し訳ありませんでしたと、謝っていました。
 私は言いました。
 「一彦君の気持ちは、わかっていたし佳奈子も、一彦君の事を思っているから、今回のモデルの件引き受けたのだからね」と、私が言うと佳奈子と一彦君は抱き合って泣いていました。
 私は続けて言いました。
 「佳奈子が私以外の人に恋をして、嬉しそうな顔を見るのが好きなんだよ」と言って「美男、美女の写真でも、見るか」と言うと二人は、恥ずかしそうに笑っていました。
 そして佳奈子と一彦君のDVDが二枚ありました。
 一枚はモザイク処理している物と、していない物でした。
 風呂に入ってから見る事にしました。
 私は先に風呂に入る事にしました。
 佳奈子が浴衣の着替えを持って来ました。
 私は佳奈子に「後で一彦君と二人で入ったら良いからね」と言うと恥ずかしそうにしていました。

 私が風呂から出ると、二人は激しく抱き合って、舌を絡めディープキスをしていました。
 暫く二人は離れませんでした。
 二人は離れ、風呂場に消えて行きました。
 風呂からは、佳奈子のあの時の声が聞こえています。
 私は興奮して、自分でチンコをしごいていました。

 静かになり、暫くして二人は着替えて、風呂から出て来ました。
 佳奈子は恥ずかしそうにしていました。
 佳奈子と一彦君はリビングに入ってからもずうっとより沿って座っています。
 一彦君が時々お酒を口移しで佳奈子に飲ませています。

 私はモザイクのないDVDをセットしてスイッチを入れました。
 テレビに全裸で抱き合っている映像が映しだされています。
 二人はそれを見て思い出したのか、浴衣を脱ぎ全裸で抱き合いました。
 私の目の前で、一彦君の一物が見えています。
 凄く太くて形がよく、長さもあります。
 佳奈子は一彦君から離れられなくなりそうです。
 一彦君がソファーに座り、いきり立った一物を佳奈子は手で握り、自分のオマンコにあてがい、一彦君に背中を向けて、腰を降ろしていきました。
 私のほうから、佳奈子のオマンコの中に一彦君のチンコが入っていくのが見えます。
 私は凄く興奮して、私のチンコはカチカチです。
 一彦君の一物が佳奈子の中に収まり見えなくなりました。
 佳奈子は大きなため息をつき「ア~ン、いい。凄く いい」と声を出しています。
 いままでの佳奈子とは違います。
 撮影以来、佳奈子のなにかが、ふっ切れたようです。
 私にとっては不安な部分もありますが、変わっていく佳奈子も楽しみです。
 一彦君が下から突き上げるようにして腰を動かしています。
 佳奈子は「ア~ン。アッ、 アッ、いい。凄くいい」と声を張り上げています。
 佳奈子はテーブルに手をついて、尻を突き出し、一彦君も繋がったまま立ち上がり、激しく腰を動かしました。
 佳奈子は「イクッ、イクッ。アッ、アッ・・・ア~ン」と、狂ったように声をあげ、一彦君と一緒に果てました。

⑥最終章
 佳奈子と一彦君は仲の良いカップルです。
 ある日「仕事で遅くなるから」と佳奈子に電話をし「先に寝ていて良いから」と言って、電話を切りました。

 深夜になり帰ると、佳奈子の悩ましい声が聞こえて来ました。
 客間からでした。
 客間を覗くと佳奈子は四つん這いになり、一彦君がバックで突いています。
 アナルにはバイブが差し込まれています。
 佳奈子は私を見て「あなたに見られると凄く興奮するの」と言って「ア~ン、一彦。イクッ、イクッ。ア~、逝っちゃう」と言って果てました。


 これからも佳奈子と一彦君は私にいろんなセックスを見せてくれるでしょう。
 佳奈子は一彦君とのセックスによって変わりました。
 まだまだ、これからも淫乱になっていくでしよう。

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レンタル奥さん
1 名前:col

2022/06/02 (Thu) 03:46:20


 私には6歳年下の妻がいます。
 今から書かせていただくのは、3年前の出来事ですので、妻は当時34歳。
 私は40歳でした。

 私は当時リストラに遭い、なんとか次の就職先を見つけたものの給料は半分に減り、家のローンを払うのもままならない状態でした。

 そんな折り、あるサイトで「レンタル奥さん募集」という文字を見つけました。
 その内容は、他人の奥さんを1日自分の奥さんとして過ごすというもので、謝礼は私の1ヶ月の給料の倍はありました。

 私には元来寝取られ願望があり、その男性が近くに居住してるとのことでしたので、思いきってコンタクトを取りました。
 もちろん、本気ではありません。
 その男性とやり取りをすることで、寝取られ願望を1定程度満足させられるかなぐらいの軽い気持ちでした。
 メールを送ると返信があり、応募多数の為、ひとりに絞りたい、ついては奥さんの写メを送ってくれないかとのこと。
 私は結局は人妻の写メが欲しいだけの釣りかなと思いつつ、スタンプで甘く妻の目元を隠した写メを送りました。
 すると、1日ほど経過した後、その男性から返信がありました。
 内容は「奥さん竹内結子に似てますね。めちゃめちゃタイプです。ぜひ奥さんを貸していただきたいと思います」というものでした。
 私は正直びっくりしました。
 まさか妻が選ばれると思っていなかったのです。
 実際、妻にそんな話を持ちかけても断られるに決まっています。
 私はその男性が真剣ならば申し訳ないと思い、正直にお詫びのメールを送りました。
 すると、男性は『とにかく1度会っていただけませんか?』と返信をしてきます。
 男性は飲食チェーンを経営している実業家で、奥さんを若くして亡くされているとのことでした。

 さらに男性は『奥さんを本当に気に入ったので謝礼を上げてもいい』とまで書いてきます。
 私は男性のメールの内容が紳士的だったこともあり、興味本位で会ってみることにしたのです。

 お会いしてみると、私が想像していたよりも若い方でした。
 その男性、浅井さんは38歳。
 当時の私より2歳若いのですが、見た目は30代前半でも通用するぐらい若く、洗練された雰囲気を醸し出していました。
 浅井さんは私の経済状況も聞いた上で「ぜひお願いしたい」と改めて言いました。
 私は「妻に愛されているとか言うことは別にして、妻がこんな話を受けるはずがない」と言いました。


 私の話を聞いた浅井さんは「それでは家政婦的な感じで家事を行うアルバイトがあると妻に話してくれないか」と言いました。
 私はダメ元で妻に話してみると言い、その場は別れました。

 私の中では、それでも妻が「ウン」と言うはずはないと思っていました。
 当時34歳の妻が家政婦的な話に食いつくはずがないだろうと鷹をくくっていました。

 ところが。
 妻は私が話をすると想定外に乗ってきました。
 浅井さんが仮に提示した時給も、妻がパート先で貰う給料より遥かに高かったのです。
 私は妻の反応に驚きつつ、浅井さんに報告をしました。
 浅井さんは、それでは1度奥さんと面接したいと言ってきました。
 そして、数日後、妻は浅井さんに会いに行ったのです。

 浅井さんに会って帰ってきた時の妻は、帰ってくるなり、どう考えているかがわかりました。
 この仕事をしたい、妻の表情が明らかに訴えていました。
 「時給3000円よ!洗濯して掃除してご飯作って、それだけでこんなにお金貰えるなら、私もう今の仕事辞めるわ」
 妻の中では結論が出ているようです。
 しかし、その後で妻は申し訳なさそうに私に言いました。
 「ただ・・・浅井さん、仕事柄深夜遅くなるみたいで、そんな時も晩ご飯は作って待っていてほしいって。奥さん亡くしてから家庭の味に飢えてるからって。遅くなった場合は、タクシーで帰るか、空いてる部屋で寝泊まりしてもらっていいからって。あ、もちろん、泊まったりするのは勘弁だけど」
 妻は私の反応を伺っています。
 私は思いの外、妻が乗り気であることに嫉妬を覚えました。
 「そんなこと言っても。浅井さんも独身男性だからな。その家に出入りするのはどうなんかな」
 私から持ちかけた話にも関わらず、私は妻に止めさせたいと思いました。
 「それにうちを空けることになるわけだし。子供のこともあるだろ?」
 「週に3日でいいって。どうせ今も子供たちは、私のパートの間うちの親に見てもらってんだし」
 私と妻には当時8歳と5歳の2人の子供がいます。
 私は妻の意欲に、浅井さんの家に行くことをOKしました。

 そのことを浅井さんに伝えると「わかりました。とりあえず、奥さんには、1日体験してもらうってことにしましょう。その結果、正式にお願いするか決めますってことで。その方がご主人もいいでしょう?」

 こうして、妻は浅井さんの家に行くことになったのです。


 妻が、浅井さんの家に行く日が土曜日に決まりました。
 妻が留守にしている間、私が子供を見ていられるからです。

 不安を抱いている私に、浅井さんからのメールが来たのは前日の金曜日でした。

 『2009.5/15 22:15
 浅井
 いよいよ明日ですね。
 美代子さん(妻の名前)と過ごせるのを楽しみにしています♪
 実は川村さん(私の名前)にお伝えしておかないといけないことがあります。
 先日、美代子さんにお会いした時に、私は美代子さんに『私の本音?』を伝えました。
 『家政婦として仕事を頼みたいが、本当は美代子さんのような女性と夫婦のように過ごしたいのだと。
 結婚して家庭を持っている美代子さんにこんなことをお願いするのは申し訳ないが、家政婦ではなく自分の妻になったつもりで接してほしい』
 そう話しました。
 美代子さんは、私が打ち明けたことを川村さんに伝えず、引き受けたいってことですよね?
 川村さんにはお伝えしなければならないと思って書きましたが、美代子さんが話されていないのならばこのことは黙っておいてくださいね。
 もちろん、すべて川村さんの了解の上で決めますので。
 では、明日はよろしくお願いします』

 私は浅井さんからのメールに、冷たいものが背中を流れ落ちるのを感じました。
 『レンタル奥さん』という解釈はいろいろあるでしょうが、妻は単なる家政婦とは違うことを知ってて、了解したというのです。
 私は川村さんと会った時のことを思い出しました。
 私より2歳年下とは思えないほど若々しくお洒落で、いかにも仕事もできそうな感じです。
 スーツの上からでも締まった体つきであることもわかりました。
 見た目も経済力も私とは格が違うなという印象です。
 おそらく浅井さんは性的な話は妻にしていないはずですが、妻がこの仕事を受けたいと積極的だったのは、給与のことだけでなく、浅井さんの醸し出す雰囲気もあったのではないかと私は気を揉み、浅井さんにメールしました。

 『2009.5/15 23:08
 川村
 浅井さんメールいただきありがとうございます。
 妻にそんな話をされていたということで、少し驚きました。
 私的には、妻が困るようなことだけはないようにとだけお願いさせていただきます。
 あとメールで定期的に様子を教えていただければと思います。
 妻は専業主婦が長くご迷惑かけるかもしれませんが、明日はよろしくお願いします』


 私には元々寝取られ願望がありました。
 しかし、ひょっとするとそれが現実の事になるかもしれないと思うと、不安でたまらなくなりました。
 実際、その金曜日の夜は1睡もできませんでした。
 隣りで寝ている妻を抱いたら、明日、万が1そんなことになりそうな時、妻は拒否するのでは・・・
 そんなことまで考えました。
 妻はいつものようにスヤスヤ寝ています。
 結局、私は妻を起こして抱くことはできませんでした。
 でも不安な気持ちの中で、どこかに大丈夫だろうという気持ちもありました。
 世の中にはいろんな女性がいるけれど、2児のママでもある私の妻が、いくらなんでも簡単に他の男とセックスするようなことはないはずだ、と思ってもいたのです。
 唯1の気がかりは、妻が浅井さんから言われた話を私に伝えていなかったことですが・・・

 次の日、土曜日になりました。
 浅井さんから昼過ぎに妻と落ち合い、昼ご飯でも食べてゆっくり話がしたいとの要望があり、妻は12時前に家を出て行きました。

 妻は確か紺色の丈の長いノースリーブのワンピースにカーディガン(色は記憶に無し)を羽織り、ワンピースの下には黒のレギンスを履いていたと思います。
 結婚前はミニスカートも履いていた妻ですが、子供が産まれてから妻は露出の多い服は着なくなりました。
 歳と周りのママ友を意識していたんだと思います。
 明るく茶色に染めた緩やかなパーマヘアーにワックスをつけて、胸元にはネックレス、軽く香水をつけていましたが、これは特別なことではなく、いつもの妻の身支度でした。

 「子供たちよろしくね」と言って出掛けて、妻は今からバイトの面接に行く、そんな感じでした。
 私は妻が出掛けてから浅井さんにメールを送りました。


 『2009.5/16 11:38
 川村
 今日はよろしくお願いします。
 先ほど妻が家を出ました。
 何度もすみませんが、妻に無理なことを要求するのだけはないようにお願いします。
 浅井さんにはご理解いただけていると思いますが・・・』

 浅井さんからはすぐに返信がありました。

 『2009.5/16 11:54
 浅井
 こちらこそよろしくお願いします。
 川村さんのご心配はよく理解しております。
 ご安心ください。
 私も奥さんと1日過ごせるだけでありがたいなと思っております。
 待ち合わせの場所に茶色のBMWで待っておりますので、美代子さんがわからないようなら伝えてください。
 では、今日はよろしくお願いします』


 BMWという文字に浅井さんのリッチさを感じました。
 待ち合わせ時間は12時半でしたが、12時半ほぼきっかりに浅井さんからメールが来ました。

 『2009.5/16 12:30
 浅井
 ただいま美代子さんと合流しました。
 今からランチに向かいます♪』

 ついに妻は浅井さんと会ったんだ。
 そう思うと、そわそわ落ち着かない気分になりました。
 比較的おとなしいタイプの妻は、浅井さんとどんな感じで話しているんだろう。
 子供たちと昼食をとっていても、私は気もそぞろでした。

 『2009.5/16 13:18
 浅井
 美代子さんと楽しくイタリアンで食事をしています。
 美代子さんやはり可愛い方ですね。
 2人のお子さんがいるのにきれいにしておられますし。
 やっぱり竹内結子に似てるなと思いますよ(笑)
 子供さんサッカーされてるんですね?
 私も高校までサッカーをしていたのでサッカーの話で盛り上がってます』

 盛り上がってるという言葉に私は複雑な気持ちでした。
 浅井さんの人当たりの良さ、快活さ、話のうまさは、私も直接会って話をしているのでよくわかります。

 『2009.5/16 13:28
 川村
 お世話になってます。
 妻は口数少ないのでつまらなくないですか?
 気をつかわせます』

 私がこんなメールを送ったのは、妻と浅井さんにやっかむ気持ちがあったのだと思います。
 それから次の浅井さんからのメールが来るまでに時間がありました。
 私が気を揉んでいた頃、返信がありました。

 『2009.5/16 14:43
 浅井
 美代子さんがゴルフをしたことがないと言うので、今、ゴルフの打ちっぱなしに来ています。
 川村さんはゴルフされないんですね?
 美代子さんなかなか筋がいいですよ。
 楽しくやらせてもらってます♪』

 妻が浅井さんとゴルフの打ちっぱなしに?
 早くも打ち解けたような内容に、私はますます焦った気持ちになりました。

 『2009.5/16 14:55
 川村
 インドアな妻なので、本人は内心戸惑ってるんじゃないでしょうか?
 あまりスポーツしてないので』

 私は、さも妻のことは自分が1番よく知ってると言いたくてメールを送りました。
 それからしばらくまた浅井さんからメールは来ませんでした。


 浅井さんからメールが来たのは5時を過ぎた頃でした。

 『2009.5/16 17:08
 浅井
 今、美代子さんにうちに来てもらっています。
 これから夕食の食材を買いに出かけます』

 妻と浅井さんは、しばらくメールが来ない間に、浅井さんのマンションに入ったようでした。
 浅井さんからメールをもらってからすぐに、今度は妻からメールが来ました。

 『2009.5/16 17:12
 美代子
 真治(子供)と直樹(子供)退屈してないかな?
 食べに行くならコナン君予約しておいてあげて。
 マンション、すごく広くて掃除が大変そう。
 今から夕食の買い出しに行きます。
 よくしゃべる人だから疲れるわ』

 いつもの妻の絵文字いっぱいのメールでした。
 『ゴルフしてたくせに何が大変そうだ!』
 私は思いました。
 しかし、妻のメールに愚痴のようなことが書かれていたのに、少しホッとする部分もありました。
 浅井さんは私を刺激しようと妻との親密さを多少誇張して書いているんじゃないか?
 そんな気すらしました。

 6時になり、私は子供を連れて回転寿司を食べに外に出ました。
 買い物に行くと言ってからメールはなく、7時前に私は浅井さんにメールをしました。

 『2009.5/16 18:54
 川村
 メール全然来ませんね。
 もう少しメールを頻繁に送っていただきたいのですが?』

 イラついた、ちょっと腹を立てているのがわかるようなメールになりました。
 実際、私はイライラしていて醤油をこぼした子供に八つ当たりしたりしていました。
 私は妻にもメールをしました。

 『2009.5/16 18:57
 川村
 食事の支度は終わった?
 今食事中?』

 10分後返信がありました。
 相手は浅井さんでした。

 『2009.5/16 19:07
 浅井
 返信遅くてすみません。
 美代子さんと食事を始めています。
 和食をオーダーしようと思ったのですが、美味しいワインがあるので、それならと同じ家庭の味でも、ハンバーグとエビフライというお子様メニューを、美代子さんにお願いしてしまいました(笑)
 でも美代子さんの手料理美味しいです。
 来てもらえて良かった。
 川村さんとの馴れ初めを聞きましたよ。
 美代子さんとは同じ会社だったんですね』

 馴れ初め?
 妻はそんなことまで浅井さんに・・・


 美味しいワインということは妻も1緒に飲んでいるかもしれないと思いました。
 妻は子供を産んでからあまりアルコールは飲まなくなったのですが・・・

 『2009.5/16 19:26
 川村
 妻もワインを飲んでいるのですか?』

 私は子供を連れて家に帰りました。
 その間も浅井さんからの返信がないか、携帯をチラチラ何度も確認しました。

 『2009.5/16 19:48
 浅井
 美代子さんといい感じで飲んでまーす♪』

 やけに短いメールでした。
 あまりに楽しすぎてメールするのが邪魔くさいのでしょうか?
 もう8時です。
 晩ご飯を終えて後片付けもするのでしょうが、妻は1体何時に帰ってくるのか・・・
 いや、浅井さんは妻を何時に帰すつもりなのか・・・

 しばらく経って、私がボーっとテレビを見ている時でした。
 ふいにそのメールは来たのです。

 『2009.5/16 20:45
 浅井
 今から美代子さんとお風呂に入ってきます。
 詳細は後ほど』

 私の頭に殴られたような衝撃が走りました。
 風呂に入る!?
 妻と!?

 あまりの急な展開に、私はソファーに座っていたのですが、足がガクガク震えました。
 私はとっさに返信します。

 『2009.5/16 20:47
 川村
 お風呂に妻も入るのですか?
 本当ですか?』

 返事はすぐに来ました。

 『2009.5/16 20:48
 浅井
 本当ですよ。
 美代子さんに背中を流してもらいます』

 妻はやはり浅井さんの話術に落とされたのか・・・
 私は血の気が引きました。
 妻がワインを飲んでいると聞いた時に嫌な予感はしました。
 妻は結婚前に、酒を飲むとエッチな気分になると言っていたことがあるのです。
 それとも、妻も今日は最初からそのつもりだったのでしょうか・・・

 9時半頃になりようやく浅井さんからメールが来ました。

 『2009.5/16 21:27
 浅井
 川村さん、美代子さんとても色が白くてもちもちとした肌をしてますね。
 さっき、お風呂から上がってきました。
 最初は私だけ入る予定だったんですが、美代子さんも汗をかいてるから入ったらと言うことになり、2人で入りました♪
 美代子さんに私のオチンチン洗ってもらいましたよ(笑)
 最初は恐る恐るでしたが、しっかりニギニギしてくれました(笑)
 申し訳ないですが、美代子さんに聞いたら川村さんより私の方が大きいとのこと。
 すみません(笑)』

 目の前が真っ白になりました。


 浅井さんから、妻と2人で風呂に入ったというメールを見て呆然とした私でしたが、それでもまだどこかに信じきれない気持ちがありました。
 浅井さんにかつがれているのではないか?
 そんな思いが残されていたのです。

 『2009.5/16 21:41
 川村
 本当に妻が1緒に入ると言ったのですか?
 正直信じられません』

 浅井さんからの返事はすぐに来ました。

 『2009.5/16 21:45
 浅井
 すみません。
 残念ながら、本当です(笑)
 美代子さん最初は体にタオル巻いてたのですが結局外しちゃいました(笑)
 川村さんが貧乳だと言ってましたが、確かに小さいですが、小ぶりで小さくプクッと膨らんだ感じ。
 お子さんにおっぱい上げて少ししなびた感じがグーです(笑)
 意外にマン毛濃いですよね?
 可愛い顔してるのに、それもエロくてグーです(笑)』

 浅井さんからのメールは見事に妻の体の特徴を伝えていました。
 妻の体を実際に見ていなければ書けるはずはありません。
 本当なんだ・・・
 私はショックを受けていました。
 しかし、私が混乱している時に、さらに浅井さんからメールが入りました。

 『2009.5/16 21:51
 浅井
 流れで美代子さんとエッチできそうです。
 OKでいいですね?』

 妻がエッチをOKしたのか・・・
 私は憔悴しました。
 確かに私には寝取られ願望があり、経済的なこともあり『レンタル奥さん』に興味を持ちました。
 しかし、それはあくまでも妻が寝取られていることを妄想して、楽しむことの延長上に過ぎなかったのです。
 今回の話も、最終的には妻がエッチなことに対しては、拒否するだろうと考えていました。
 どこかで妻を信じているところがありました。
 私は浅井さんにメールしました。

 『2009.5/16 21:59
 川村
 もう時間も遅いですし、最初からエッチというのも私の心の準備もありますし・・・
 次回改めてでお願いします』

 しかし。
 浅井さんからの返信はなかなか来ません。
 10時を回り、子供たちを寝かせ、私はリビングでひとり悶々としていました。
 再度メールを送ります。

 『2009.5/16 22:19
 川村
 帰りはタクシーになりますか?
 また時間わかれば教えてください』

 ずっと携帯を睨んでいても浅井さんからのメールはありません。
 今、妻は浅井さんにヤられているのか・・・
 私は携帯を握りしめたまま、オロオロと時を過ごしました。


 浅井さんからのメールを待っている時間は、今まで経験したことがないくらい長いものに感じました。
 下腹部というか股間の辺りになんだかモヤモヤした、でも快感とはまた別の変な感覚が押し寄せます。

 憔悴。
 嫉妬。
 不安。
 後悔。
 敗北感。

 それらを1度に味わったような気持ちでした。
 その時、携帯のバイブが震えました。
 私は飛び上がるように反応し、携帯を開きました。

 『2009.5/16 22:48
 浅井
 美代子さんと1回戦終わりました(ピース)
 美代子さん今オシッコに行ってます(笑)
 川村さん最近セックスレスだったんですね?
 美代子さんが言ってました。
 久しぶりだからか、オマンコからいっぱいお汁出してましたよ(笑)
 声も最初は小さかったですが、途中からいい声で鳴いてました(笑)
 子供さん2人いるわりに、オマンコの締まりもまあまあじゃないですか。
 乳首もツンツン尖らせて、可愛らしかったですよ♪』

 あれほど待ち焦がれていたメールだったはずなのに、浅井さんからのメールを見た瞬間、私の全身から力が抜けました。
 携帯を取り落としそうになったほどです。
 浅井さんのメールの文字が涙で滲んで見えました。

 妻が・・・
 妻が本当に他の男に抱かれてしまった。
 本当に他の男に性器を入れられてしまった・・・

 私にはメールを打つ気力もなかったはずなのですが、とっさに何かメールしなければと思い、浅井さんにメールを返しました。

 『2009.5/16 22:59
 川村
 わかりました。
 妻は嫌がったり困ったりということはなかったですか?』

 それに対しての返信はすぐにありました。

 『2009.5/16 23:04
 浅井
 美代子さん全然嫌がってないですよ。
 数年振りの他の男性のチンポってことで、すごく喜んでました♪
 今から2回戦なので後ほど』

 2回戦・・・
 こんな時間なのに、まだ妻と浅井さんはセックスをするようです。
 『妻が喜んでいた』という言葉に私の自尊心は傷つきました。
 確かにここ数年妻とは1年に数回するかしないかの状態でした。
 子供が大きくなるにつれて回数は減りました。
 それより、結婚した頃から、つき合っていた頃から、私は妻をセックスでイかせたことがあっただろうか・・・
 目に涙を浮かべながら、また私は浅井さんからのメールを待つしかありませんでした。


 それから浅井さんからメールが来たのは深夜0時を回ってからでした。
 『2回戦・・・』というメールから1時間以上が経過していました。

 『2009.5/17 00:17
 浅井
 どうもです。
 すっかり遅くなってすみません。
 無事2回戦終了(ピース)というか、結局、その後お風呂でもしてしまったので計3発(笑)
 美代子さんのオマンコごちそうさまでした。
 それなりに楽しませていただきました。
 今日はもう遅いので詳細は明日以降お伝え致します。
 今から、タクシーでお送りします。
 美代子さんは『ワインを飲み過ぎて気分が悪くなって休んでいた』と言うと思いますので合わせてあげてください。
 今後のことも、後日連絡しますので。
 よろしく』

 計3発という文字にも、さっきもらったメールのような衝撃はありませんでした。
 ただ脱力感というのか無力感というのか諦念というのか・・・
 私には浅井さんにメールを返す気力もありませんでした。
 ただ、ああ、妻はやっと帰ってくるんだ、そう感じたことを覚えています。

 妻は1時前に帰ってきました。
 まだ微かにアルコールが残っているような、ほんのり赤らんだ顔をしているように見えます。
 家を出て行った時と同じ格好でした。
 緩やかなパーマのかかったボブヘアーも家を出た時と同じでした。
 浅井さんの家で整えてきたのでしょうか。
 妻は帰ってくるなり「疲れた」と言いながら、キッチンに向かい水だかジュースだかを飲みました。
 「ワイン飲みすぎだって?」
 私が言うと、妻は「うん、気持ち悪くて」と言います。
 家に帰ってから、1度も私の目を見ないなと私は気づいていました。
 「どうすんの?」
 私は聞きました。
 妻がやっと私を見ます。
 「え?・・何?」
 「浅井さんのとこで働くの?」
 「うーん、わからない。正直、毎日はしんどいなー。子供たちのこともあるし、行くなら週1とか?浅井さんがどう言うかわからないけど・・・」
 「仕事はできそうなの?」
 「わかんない。思ってたより大変かも。マンション広いし、浅井さん家、猫が2匹もいて。猫苦手だわ」
 妻の体(服)から煙草の匂いがしたのは、浅井さんが煙草を吸うからでしょう。
 妻の受け答えには、いつもと変わった様子はまるでありませんでした。
 やはり、浅井さんは私をかついだのではと1瞬思ったぐらいです。
 でも煙草の匂いが私に真実を語ったような気がしました。
 妻は私がすべて知っていることを知っているのか、それだけがわかりませんでした。

2 名前:col

2022/06/02 (Thu) 03:50:20


 その夜、私はなかなか寝つくことができませんでした。
 寝室の隣では妻が寝息を立てています。
 他の男とヤっておいてよく平気な顔で寝られるな。
 私は妻に怒りを覚えました。
 自分できっかけを作ったくせにと、今、思えば私も勝手なものだと思います。

 私は思い立って寝室を出ました。
 そして、洗濯機のある脱衣場に向かいました。
 洗濯機の中には私の予想通り、妻の下着が入れられてありました。
 オレンジの上下お揃いのブラとパンツでした。
 最近の妻が、上下セットの下着をつけているところは見たことがありません。
 いつも決まったいくつかの下着を、上下バラバラに身につけていることが多かったはずです。
 浅井さんに会うので、新婚当初に買った下着を引っ張り出してきたのか、と思うと複雑な気分になりました。
 私は洗濯機からパンツを取り出して股間の部分を観察しました。
 特に汚れている様子はありません。
 妻は普段おりものシート(?)をつけているので、そのせいかもしれないと思いました。
 寝室に戻ると私の携帯が点滅していました。
 浅井さんからのメールが入っていました。

 『2009.5/17 03:15
 浅井
 起きてますか?』

 『2009.5/17 03:23
 川村
 起きてます』

 私は返事をしました。

 『2009.5/17 03:31
 今日はありがとうございました。
 美代子さん美味しくいただきました♪
 美代子さんには、今日の分の謝礼を渡してありますが、川村さんにはいつお渡ししましょうか?』

 妻はいくら謝礼をもらったのだろうと思いながら、私はメールを送りました。

 『2009.5/17 03:35
 川村
 平日は仕事があるので、時間が読めません。
 月曜日に、こちらから時間を連絡させていただいていいですか?
 妻は、今後も浅井さんのところに通うのですか?』

 妻と浅井さんの間でどんな話になっているのか、私が知りたいところでした。

 『2009.5/17 03:41
 浅井
 了解しました。
 川村さんのご都合に合わせるようにします。
 美代子さんとまた会うかどうかは、川村さんとご相談させていただければ。
 私も毎回同じ金額をお支払いするのはキツいので(笑)
 ところで、美代子さんの様子を詳しくご報告しなくていいですか?』

 浅井さんは当初の予定通り、妻とは1回だけの関係を考えていたようでした。
 それより『美代子さんの様子を詳しく』という文字に私は反応しました・・・


 知りたい・・・
 でも、知りたくない。
 妻の詳しい様子を聞いたところで虚しさが募るだけではないかとも思いましたが、私はやはり寝取られ願望が強いのでしょう。
 浅井さんに次のようなメールを送りました。

 『2009.5・17 03:50
 川村
 妻がどんな様子だったか詳しく教えてください。
 本当のところどうだったのか事実だけを聞きたいです』

 浅井さんからのメールが返ってくるのに少し時間がかかりました。

 『2009.5・17 04:16
 浅井
 待ち合わせでお会いした時の美代子さんは、緊張した様子でした。
 ランチの時も距離があるように思いました。
 打ち解けたのは、やはり打ちっぱなしに行ってからですね。
 楽しそうに笑っていましたし、私も手取り足取り(笑)教えてあげたので、スキンシップも図れたかなと。
 「お尻突き出して構えて」なんて言ってましたからね(笑)
 もちろん、私は美代子さんのお尻をガン見してました(笑)
 夕食の買い物に行く頃には、美代子さんと相当打ち解けてたと思います。
 川村さんの情報にはなかったですが、美代子さんお酒がポイントですね。
 最近飲んでないって話だったんですが、出したワインが気に入ったみたいで、ワインをよく飲んでました。
 食事の後、美代子さんはすぐに片づけをしようとしたのですが、ちょっと足元がフラフラしてたので、後でいいからってことで2人でDVD鑑賞をしました。
 バックストリートボーイズ。
 美代子さん好きなんですってね?
 ここから私の口説きタイムスタート(笑)
 ここはもう真剣に口説きましたよ。
 なんせヤる気マンマンでしたから(笑)
 妻とのこと。
 妻を失ってからの気持ち。
 家事だけを頼むつもりだったけど、本気で美代子さんを好きになってしまったこと。
 とにかく、あることないこと耳元でささやきました。
 おそらく美代子さんは、ギリギリまで私とそういう関係になるつもりはなかったと思います。
 私がちょっと手を握った時も拒む感じでしたから。
 そこからは、ひたすら美代子さんのことを可愛い可愛い連発作戦に切り替えました(笑)
 「ほんと竹内結子に似てるよね」とか。
 女性は褒められるの好きですからね。
 特に人妻さんは。
 1緒にお風呂に入ってほしいと頼んだ時も、最初は嫌がったんですが、背中だけ流してってことでようやく了解もらいました。
 続きは次のメールで』


 浅井さんからのメールは私にとって生々しいものでした。
 妻が最近でこそほとんどアルコールを口にしないものの、つきあっていた頃や新婚当初、1緒に酒を飲んでいた時のことを思い出します。
 「飲んだらエッチな気分になる・・・」
 当時、妻がそう話していたことを思い出しました。
 私は思わず隣に寝ている妻の顔に目をやります・・・

 『2009.5・17 04:34
 浅井
 いや~、川村さんに詳しく伝えようと思うとメールを打つのもひと苦労です(笑)
 では、お風呂編行きます。
 私は先に風呂場に行って、軽くシャワーを浴びました。
 その後で美代子さんに声を掛けます。
 もちろん、私は真っ裸です(笑)
 ただイスに座っていたので、美代子さんには背中しか見えなかったでしょうが。
 美代子さんは服を来たまま風呂場まで来たので、私は「そのままだとシャワー使う時に濡れちゃうよ、美代子さんも脱ぎなよ」というようなことを言いました。
 美代子さんは「無理です無理です」てな感じで断って、そんなやりとりを続けたのですが、結局は私のオシが買って体にバスタオルを巻いた状態で背中を洗ってもらえることになりました。
 私的には、もうこの時点でイケると確信してました。
 泡立てたスポンジで背中を洗ってもらった後で、私は美代子さんに「次は美代子さん洗ったげるよ」と言いました。
 あ、実際にはこの時点で「美代ちゃん」て呼んでましたが(笑)
 もちろん、美代子さん嫌がってましたが、美代子さんもこの段階ではある程度覚悟してたんだと思います。
 バスタオルで前を隠して、背中を見せてイスに座りました。
 その間、美代子さんは間違いなく私のチンポ見てました。
 チラチラ隙を見て(笑)
 美代子さんの白い背中を洗いながら、私は美代子さんの柔らかいお尻にちょっかい出したり、時々わざと胸の方に手を持って行ったりしてました。
 嫌がる素振りを見せながら、少し笑みを浮かべた顔は満更でもなさそう(笑)
 そのタイミングで私はわざとらしく思い出したように「そうだ。俺チンポ洗うの忘れてた。洗ってよ、美代ちゃん」とお願いしました。
 嫌がる美代子さんでしたが、ここはそんな時間かかりませんでした(笑)
 タオルで体の前を隠したまま、美代子さん私のチンポを泡のついた指でシコシコゴシゴシ洗ってくれました(ピース)
 私のチンポも当然ながら反応して勃起してきたので、美代子さん、めちゃガン見してました(笑)』

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妻とのダイアログ
1 名前:col

2022/06/01 (Wed) 15:56:09

①出会い
 私が就職して5年目に、ヨーロッパのある支店に赴任することになりました。
 両親はこれを機に身を固めさせたい意向が強く、知人の最上氏を介して現在の妻とお見合いをしました。
 彼女は私の赴任地に本部のあるミッション系某女子大の4年生で、まだ学業を6ヶ月も残しています。
 彼女の実家の在る某地方都市のホテルのティールームで、双方の両親と最上氏夫妻を交え、本人とはじめて顔を合わせました。
 オリーブグリーン色の薄手のスーツを身につけた彼女は、態度が非常に落ち着いており、女子大生というより良家の初々しい若妻の風情であった。
 しばしの語らいのあと、2人は最上氏の手配してくれた車でドライブに出掛けますが、シフトチェンジをするたびに、タイトスカートから露出している彼女の膝頭に目が行きます。
 そんな気配を感じたのかどうかは分かりませんが、彼女は時折スカートの裾に手をやり、居ずまいを正します。
 俯き加減になったうりざね顔の額から髪のはえぎわ、目鼻立ちと申し分のない美形です。
 私は『どんな男が彼女と結婚するのかなー』とまるで人ごとのように羨望の念で思いました。
 途中、道を間違え田舎道を切り返しでUターンをするさい、誤って左後車輪を側溝に落とすというハプニングもありましたが、ほぼ予定通りに目的地に到着しました。
 昼食をとってから釣堀でニジマス釣りをしましたが、ほどなく彼女の竿に大物が掛かり、縦横無尽に水中を走りまわり、隣にいる私の釣り糸にも絡みます。
 彼女は両手を前に突き出しカラダをくの字にして、手首から先が竿の動きにつれて左右に揺れます。
 「アラ、ダメヨー。・・・助けて、ね、お願い」と初めて女子大生の顔をのぞかせ、私のほうを見ますが、私は張りつめた彼女のヒップラインにみとれていました。
 「奥さん!カラダを真っ直ぐにして、そのまま腕を挙げて」と遠くから管理人のおじさんの大きな声がします。
 周りの視線を1身に集めた彼女は恥ずかしそうに「ハァーイ」とこたえますが、首筋から耳たぶがほんのり桜色に染まります。
 「もっと挙げて」と管理人は網をもって彼女のそばに来ると、簡単に30センチくらいのニジマスを取り込みます。
 そして針を外しながら「奥さん、これくらいなら、塩焼きよりフライにすると旨いよ。フライにするならさばいてあげるけど、どうする?」と彼女に問いかけます。
 彼女は当惑しながら私のほうを見るので、目線で頷くと「じゃー、お願いしょうかしら」と落ち着いた声でこたえます。
 この『奥さん』誤称事件を契機に初対面という垣根は自然となくなり、帰りの車中では女子大生の乗りで、いろいろ話かけてきます。
 「山本さん、あちらにはどのくらいおいでになるの?」
 「4,5年らしいけど。・・・2年で戻った先輩もいたし」
 「フランス語、お出来になるのでしょ?」と顔をのぞきこむようにしてきくので、まったく出来ない旨を伝えます。
 「わたし、高校のときから必修でしたの」とからかうようないたずら顔で私を見ます。
 「1緒に来てくれると助かるね。でもこればっかりは神のみぞ知るですね」と私は自分の気持ちをやんわり伝えますが、彼女は前を向いたまま何も答えません。
 その後、彼女の提案で駅前の喫茶店に入ります。
 マスターと顔馴染みらしく、挨拶を交わすと、店内の2、3人の客にも目礼を送ります。
 彼女の学生生活など、とりとめのない話を30分くらいして店を出ますが、通い慣れた喫茶店に私を案内したことで、先ほどの婉曲なプロポーズに『彼女なりの意思表示をしているのかな』と思うと、自分のカラダが自分でないような不思議な感覚に襲われました。

②妻とのダイアログ
 結婚10年目に妻が子供のピアノの先生(某大学の講師48歳)に言い寄られる事件が起こりました。
 発表会の打ち合わせということで1人で自宅を訪ねると、奥さんが不在の様子なのでいやな予感がしたそうです。
 以前、先生のリサイタルのとき受付を任され、その打ち上会で「ありがとう」と必要以上に手を握られたことがあったようです。
 楽譜を渡し、妻にひと通り弾かせると、今度は1小節ごとに曲想をどう表現するか文字通り手を取るように、彼女がスキンシップをどこまで許すかを、瀬踏みするような感じで指導したそうです。
 スコアーと演奏テープを応接セットのテーブルに置くと、回り込むようにして妻の隣に座り、楽譜を目で追い、注意事項を説明しながら書き込みをします。
 「3週間、お子さんを指導したらよこしてください。様子をみますから。発表会には中田教授も見えますから、紹介します」とテープとスコアーを妻に手渡します。
 妻が礼を言いながら、それをバックに入れようとしていると「ところで奥さん『色白は7難を隠す』という意味を知っていますか?」と唐突に言い出します。
 妻が「何でしょうか?」といぶかしげに聞くと「それはね、こういうことですよ」といきなり強引に抱き寄せられ、キスをされそうになったそうです。
 「もういやだわ、つぎは何をされるか怖いわ」
 「音楽家はそういうシチュエーションを芸術的発露のエネルギー源にしている人も多いよ。挨拶がわりだよ」
 「今度も受付を頼まれたのよ。『来年は親子で連弾に挑戦しましょう』ですって。私は先生のお弟子でもないのにね。失礼しちゃうわ」言いながらも満更でもない様子。
 「状況によっては相手の意に沿ってあげたら」と軽く言うと「あなた本気で云ってるの!」と少し気色ばります。
 「もちろん。今日みたいに詳細に事後の報告をしてもらう、という条件付だがね」と動揺を悟られないように、落ち着いて答えます。
 「あなたは、女がどういうものか分っていないのよ。もしその人を本気で好きになったら、あなたどうするの。家庭崩壊ですよ。私は自分の性格が分かっているから怖いの。男の人に興味がないという訳ではないのよ。向こうにいる時だって・・・」
 「暢子が受験のとき、教授になっているかもしれないし。この世界コネだとか後ろ楯はあったほうがいいからね」と私は言います。
 「どんな宗教でも、姦淫を戒めのひとつとしているでしょう。人間の長い営みのなかでつちかわれた真実なのよ」
 「ひとに迷惑を掛けない範囲なら『夫婦生活にタブーはない』ということも普遍的な認識になっているね。夫が認めても姦淫になるのかなー」と私は切り返し「戒律を破るという禁断の木の実の甘さを知っているのも人間だけだし・・・」と付け加えます。
 「とにかく、私はそういうこと否定する環境で育ったのよ。結婚前は、何人かの男性とお付き合いはしましたけど、カラダを求められても許さなかったの。どうしてかわかります?」と私をのぞきこむようにいいます。
 「子供の頃からオバーチャンに『女のカラダは大事な嫁入り道具だから、お医者さん以外の他人には触らせちゃだめよ』といわれて育ったの」
 「君が処女であったことは神に感謝している。結婚以来、真白いキャンバスを自分の色で精1杯染め上げることが出来たからね。しかし、その絵を見てみると清楚で整った感じだが、何かが足らないような気がしてならない。筆のタッチか、色使いか。もう自分の能力を超えているよ。他の人に、もっとメリハリの利いた筆つかいで加筆修正してもらえれば、もっとすばらしい絵になるのにというのが僕の心境だよ」
 「あら、ものは言い様ね。その白いキャンバスさんが『清楚のままにしておいて』といっているのよ、あなた」といっこうにかみ合いません。
 このようなやり取りを繰り返しながら3年が経過します。

 昨年、取引先の大手上場会社の部長を接待した帰りの車中で、部長が「ところで奥さん元気。いつだったかなー、君に奥さんのおのろけ話を随分聞かされたなー。写真まで持ち出して」と思い起こすように言い「ああいうときは、冗談でも『宜しかったらお味見をどうぞ』というのが気配りだよ君。お土産あっての土産話だよ」と2本目のウヰスキーのミニボトルを開けながら云います。
 「それはどうも至りませんで。来月で35歳になる妻ですが、よろしければいかようにとも」と応じます。
 部長は瞑目しながら2度、3度頷きながら「ちょっと酔っているけど、まじめな話だから良く聞いて」と私の耳元に口先をもってきて「1度でいいから奥さんとやらして」と囁きます。
 「もちろん奥さんの意向もあるから。・・・魚心あれば水心だよ。この線で奥さん説得してみてよ。美人妻を持つと気骨がおれるね」と私の心中を見透かすように言います。
 このイキサツを妻に話すと「あなたが持ち掛けたのではないのでしょうね?」と言い、それを否定すると、ほっとした面持ちになります。
 「響子、今までのことは置いといて頼むよ。相手は三井社の重役候補の部長だよ。紳士だよ。大学時代はラクビーの花形選手だよ。2人目の男として君にふさわしいよ」
 「紳士が何故そんな要求をするの。だいたいあなたが軽率なのよ写真を見せるなんて」
 「軽率だったことは謝る。とにかく、相手が君の事を見染めてしまたんだからね。1度でいいから。仕事の上でプラスになることは君にとってもプラスになることだから」と両手をついてアタマを下げます。
 しばらくの沈黙があって「あなた、本当に1度だけですからね。あなたの趣味にお付き合いするのは」と意を決した表情で言います。
 「絶対に約束する。部長だって健全な家庭人だし、後腐れはないよ」といいながら妻の手を取ろうとすると、それを遮るようにして「あなた、今日から私が部長さんの1夜妻として抱かれるまでは指1本触れないでください。これは女としての私のケジメですから。部長さんにあなたの誠意を汲みとっていただくためにもね」と私を諭します。
 2人は別室で寝起きして3週間の禁欲生活をすることになります。
 この間、私は妄想に悩まされ寝不足気味で体調不良になりますが、妻の方はいつもより生き生きして見えるので「ホルモンの分泌がいいみたいだね。髪の艶もいいし、化粧の乗りもいい。毎晩、部長に抱かれるイメージトレーニングでもしているの?」と揶揄すると、図星を指されたのか「あなたのためにね」と顔を赤らめます。
 「入浴のときお塩で全身を磨き込んでいるのよ。足の裏や膝の角質もとれてすべすべよ。カラダが引締まっていくのが分かるの」と嬉しそうに話します。
 毎日サウナに通い、肉と魚を断ってパンと野菜と果物を主食に4キロの減量を果たします。
 「やっと元のカラダにもどれたわ。ねー、あなた、今日サウナにいったら私のカラダ、オレンジの香りがするのよ。明日大丈夫かなー」と心配そうに言います。
 「心配ないよ。部長にそれとなく話しておくから。あそこも同じ匂いがするのかなー」
 「いやーねー、あなたたら!」と私に流し目を送ります。
 「ところで顔を見たこともない男に嫁ぐ心境はどう?男と女の間には禁じ手はないからね。大人の世界だからね。男の下半身には人格はないから。ピアノの先生を見ればわかるでしょ」と妻に言い聞かせます。
 「心配だわー。ちゃんとお給仕できるかしら」
 「心配ないよ。君のほうから動くことはないからね。初夜の花嫁でいいから。部長のリードに身を任せて。夫婦の間では当たり前の行為も、初対面の男にとするときは恥ずかしいのが普通だからね。戸惑いとか、恥じらいとか、君のありのままを出せばいよ。行為の最中は『夫のために戒律を破っているのだ』という意識を頭の片隅に持つと、情感が高まるよ。甘さをより引き出す為に塩を加える感じ」
 「いやだわー、そんなこと」
 「経験したことのないような行為を要求された場合は『許して』とか『堪忍して』とかやんわり甘えるように断ってね。そうすれば流れが止まらないし、部長も次の手がうてるから。男は君が思っている以上にナイーブだからね」
 「例えばどんなこと?」
 「小道具を使うとか、アナルをもとめるとか。そんな性癖はないとおもうけど、『下半身に人格なし』だからね」
 「いやーよー、そんなこと。あなた立ち会ってくださいね」と本当に不安げな顔で言うので  「君さえ良ければ、願ったり叶ったりだね」と本音を言います。
 「私、本当にあなたの為にするのですからね」とすがりつくような目で念をおします。
 「お嬢さん育ちの君に辛い思いをさせて『すまない』と思っている。神様はすべてご存知だからね。僕の責任だから」
 こんな会話をした翌日、その日を迎えました。

 妻が部長の枕席に侍り、夜伽(1夜妻)をする様子は『③案ずるよりも産むが易し』に記載します。

③案ずるよりも産むが易し
 結婚して13年目の39才と35才の夫婦です。
 夫婦生活は円満で順調にいっていますが、妻は私以外に男性経験がありません。
 妻の32才の誕生日記念に私のほうから3P・SW等の世界を紹介し、以来3年がかりで説得していましたが、なかなか了承が得れずにいました。
 過日、彼女に内緒でネットの掲示板に投稿したところ、多くの方から熱心なオファーをいただきましたが、いっこうに関心を示しません。
 ところが先日、取引先の大手上場会社の部長を接待した帰りの車中で「商談がまとまったら、妻と1度だけでいいからデートさせろ」と耳元で冗談めかして要求されました。
 アルコールが入っているといえ、冗談でいえることではないことは私にも分かりました。
 妻と部長の接点はいままでなく、私が何年かまえゴルフの帰りに、車の中で家族の写真を見せたことがあるくらいです。
 この契約が取れれば、30代で部長昇進も夢ではありません。
 早速、妻にこの経緯を話すと、以外にも渋々ではありますが、若干の条件を出して私の提案を受入れてくれました。
 当日は品川のパシフィックホテルで部長と待ち合わせ、妻を紹介し、ラウンジで軽く1杯やってから、2人を部屋まで案内しました。
 1泊5万円の部屋は彼女には内緒ですが、私がアレンジしたものです。
 当初は私を含めた3Pが妻の条件でしたが、彼女がシャワー使っているあいだに、部長から「部屋の鍵は開けて置くから、15分くらいかけてタバコでも買いに行ってくれ」と頼まれそれに従いました。
 この15分がどれほど長く感じられたことか。
 部屋の前に立ちドアーを少し開けると、衣擦れの音と妻のすすり泣くような声が部屋の中から漏れてきます。
 私は、1瞬、脳天がしびれて、その場に立ちつくしましたが、すぐ我に返り、辺りに人の気配のないことを確認してから、2人に気づかれないように忍び込むように部屋の中に入りました。
 壁際から覗いてみますと、フローアーランプの明かりの中、そこはもう彼女と部長の世界がダブルベット1杯にくりひろげられていました。
 妻が上になっての69の最中でした。
 下から攻められながら、部長のものを含み、嗚咽の声もくぐもって聞こえます。
 時には感極まって、くわえたものを離し「あー、あー」と喘ぎ声を発し、また気を取り直しては含みます。
 もう、私の入っていくタイミングも余地もありません。
 しかたがないので、デスクの椅子に座って妻と部長のやり取りを耳で聴いていました。
 『覗きだとか盗聴もなかなか趣があるなー』と感心しつつも、15分であそこまで登り詰めた妻も妻だが、その気にさせた部長も噂に違わぬ『凄腕だなー』と妙なところに感心したりしました。
 数分して、妻が「許してー、許してー」と彼女独自の慣用句を発しているのが聞こえてきます。
 それに呼応して部長が「ペニスを入れてほしい」と妻に確認します。
 コンドームの袋を破る音がして、しばらくしてから、部長の「入っているー、ねー入っているー」と妻に確認させる猫なで声がします。
 そういえば部長は「太鼓腹のため、普通の体勢では深い挿入感が得られない」とのうちあけ話しを思い出したりしました。
 どんな様子かなと覗いて見ますと、妻は両脚を部長の両肩に担がれ、大腿部が自分の胸に接するくらいの海老固めに近い、屈曲した姿勢をとらされていました。
 私との間では深く入りすぎて痛いからと、なかなか許さない体位です。
 しかも、両腕を部長の首に回し部長と見つめあってる妻、ゆっくりした律動に同期する妻の表情、私は今まで自分が引き出せなった彼女の情感たっぷりの身のこなしや表情、声に感動しながら、指定席へ戻った。
 よく女性を楽器にたとえた話がありますが、奏者によってこれほど音色に変化がでるとは、部長には少なからず嫉妬を感じたことはいうまでもありません。
 ベットの軋むリズムと妻の弾む声、肉体のぶつかる音から、同じ体勢が続いていることがわかります。
 そのうち部長も妻の反応に自信を持ったのか、彼女に猥褻な言葉を言わそうと努め、機嫌を損ねないよう精1杯それに答える妻。
 妻の口から出たその言葉にさらに刺激される2人。
 私も聞いた事もない男女のやり取りに、部長のしたたかな計算と経験を感知して、言葉の世界がこれほど刺激的だとは想像の域を超えていました。
 部長は『私が気を利かして部屋に戻っていない』と思ってか、喘ぐ妻に今度は2人きりで会おうと盛んに誘います。
 「堪忍して」と哀願する妻がいじらしい。
 腰を使いながら今度は「お父さんよりいい」て言ってと要求する部長。
 ふるえる声で「お父さんよりいいわー」と応じる妻。
 部長の1物の抜き差しに、妻の体液がピチャピチャと反応している音が悩ましい。
 その後、頂点に登り詰めた妻の「部長さん許してー、許して」の声に、部長は「行っちゃう、行っちゃう」を連呼して果てた模様。
 私はそっと部屋を出て10分後に部屋に戻ったが、こんどは妻が仰向けになった部長の脇に左肘をついて横たわり、ディープキッスを与えながら萎えた部長のペニスを右手でゆっくり包み込むように愛撫していました。
 ときには頭を起こし、部長の1物に視線を送ります。
 そのたびにセミロングの彼女の髪が部長の胸元を走り、そしてまたキッスに戻ります。
 しばらくして、部長がやや堅さを取り戻すと、迷うことなく右手でペニスを支えながらフェラチオに移行しました。
 妻のすぼめた口元がゆっくりと上下に動くたびに、つくり出される頬の陰影が何となくエロチックであった。
 ややして部長も完全復活したのか、彼女の上下運動も大きくなり、添えていた右手を股間に移動し、左手は部長に両手でつかまれていました。
 動きにつれて揺れる妻の髪が、フロアーランプの灯りでベット際の壁に映っているのが、アイスキャンデーを子供がしゃぶっているような音とあいっまって、印象的であった。
 彼女が攻守ところを変えたように積極的になったのは、夫の要請とはいえセカンドバージンを男に与えたのか奪われたのかはともかく、1線を越えたという開き直りか自信みたいなものを掴んだのだと思います。
 頭を少しあげて、妻の口元を覗く部長に、その気配を察した彼女が目を開き「見ないでください」というサインを目線と左手で出すが「奥さん綺麗ですよ。みとれています」と意にかいしません。
 そして彼女の左手をたぐり寄せるようにして半身を起こすと、右手で髪をつかみ妻のフェラチオのリズムをコントロールしながら、左手で彼女の髪を掻きあげ顔を覗きこみます。
 そのとき壁際から半身なって覗いている私と、部長の視線が合いました。
 私が見ていることに気が付いた部長は、私に何のサインも送ることなく、自分は元の位置に戻ると顔の上をまたぐように妻に要請します。
 「恥ずかしいわー」と甘えるようにいいながらもそれに従う妻。
 前回と同じ69体勢ですが、今度は妻の表情が斜め前から観察できる位置です。
 気づかれないように身を隠すと、前と同じ経過をたどりながらコンドームを装着して挿入となりました。
 妻の両脚を双肩に抱えての部長得意の体勢です。
 「奥さん綺麗ですよー。奥さん本当に綺麗ですよー」とのささやきに「いいわー。いいわー」とうわごとのように応じる妻。
 部長は私に2人の結合部分がよく見えるようにと、両脚を肩に担いだまま、両手を妻の肩にかけ体の位置をベットの斜め中央に移動しました。
 小刻みな出し入れに素直に反応する妻の表情を確かめながら、部長は私にそばにくるようにと手で合図を送ってきますので、靴を脱いで、4つん這いになりながらベッドサイドまでたどりつきました。
 部長の律動に合わせ花弁が開き、はざまから愛液がキラキラ光りながら流れ出ているのを目にしました。
 私がそばにきたのを確認した部長はいっそう抽送を強めると、妻は「許してー、許してー」と哀願するように声を震わしました。
 担がれた両足の親指ば中に反り返り、両手は万歳の形で投げ出したまま、相当登り詰めた様子でした。
 部長は妻の反応をみながら「お父さんに来てもらう?」と彼女に聞きながら、携帯に手を伸ばそうとします。
 妻は1瞬我に返り、その手を押さえて「堪忍して」と首を振って訴えます。
 ゆっくり腰を使いながら「本当に私1人でいいんですね」と念を押す部長に、うなずく妻。
 「本当に奥さんを愛しちゃいますよ。いいんですね」と自分の言葉の調子とリズムに合わせて抽送を繰り返す部長に、足の裏全体を硬直させながら「いいわー、いいわー」と震えた声で答える妻に、感極まったのか「奥さんのあそこが動いている。奥さんのが動いているよー。いく。いく、いくよー」と果てた。
 部長の巨体に組み敷かれた妻が、両手を彼のうなじに当てながら余韻にひったっている様子を見ながら、気づかれないように部屋を出た。
 1時間後に部屋に戻ったが、2人とも身繕いをすました後だった。
 部長は私にオケーサインを指で示すと「奥さんとごゆっくり」と耳元で囁くと、出口に向かいました。
 見送る妻をドアーの前で振り向きざまに抱きしめると「ありがとう」といって深々とキスをした。
 相手の首に両腕を回し、それに応じる妻。
 180cmの部長、162cmの妻。
 つま先立ったふくらはぎがこんなに美しいとは。
 その後、2人で食事をして9時頃ホテルの部屋に戻りましたが、食事の間は部長とのことは1切話題になりませんでした。
 Wベットのシーツの中央が、妻の体液で座布団大の範囲で濡れているのが悩ましい。
 私との14年の結婚生活では、シーツが濡れるなんてことわあまりないのに。
 このことを彼女にただしますと、自分でも分からないとのことでした。
 ただ部長の言葉と動き、そして自分が夫以外の男に身を捧げているとの思いで今までにないほど興奮したそうです。
 3Pが妻の条件でしたので約束違反を謝ると、恥ずかしそうにため息まじりに「大変だったのよ」と答える目に、私は実は見ていたんだとは言えませんでした。
 妻の告白と濡れた瞳に興奮した私は、彼女を抱き寄せ、ベットに倒し、ワンピースの裾をたくしあげてそっと泉に手を遣ると、そこはもうあふれていました。
 そのことを告げると「ごめんねー」と謝る彼女の表情は満ち足りていた。
 私はセカンドバージン喪失記念と称して、ベットの上でワンピース姿の写真を数枚とると2人でホテルを後にしました。
 勿論大きなシミも入れて撮ったことは言うまでもありません。

④部長の後日談
 写真より美人なので驚いたよ。
 高松宮妃殿下といった感じだもん。
 育ちがいいのだね、奥さん。
 子供のときから、人の視線を感じながら成長したのだよ。
 そんな感じがするなー。
 あの最中にことばを投げかけると、奥さんのカラダが緊張するのが分かるよ。
 名器だね。
 神は2物を与え賜うか。
 「だめよー、許してー」なんてあの表情で言われと、男なら誰でも我慢出来ないね。
 アダルトビデオのからみなんて、もう馬鹿らしくて見られないよ。
 君も頑張って出世しなくちゃ。
 奥さんを世俗の垢に染めちゃだめよ。
 僕もできる限り協力するから。

⑤ソフトレイプされる妻
 妻は35歳ですが、昨年3年越しの私の要請を受け入れて、取引先の部長にセカンドバージンをささげました。
 この間の経緯は「3.案ずるよりも産むが易し」で記述したとおりです。
 彼女にとって忘れがたい体験だったらしく、思い出すと時と場所を選ばず濡れてくるそうです。
 私との交渉中も「部長とどうだった」などと耳元でささやくと、いっきにのぼりつめてしまいます。
 そんな妻の変わりようが嬉しくもありますが「1度だけよ」と私に約束させておいて、その後も部長と逢っているのではと、嫉妬まで感じてしまいます。
 妻の本質が知りたくなり、彼女の意に反して男に抱かれたら、どのような反応を示すのか、あれこれ妄想しているうちに、これはもうやってみるしかないと決心しました。
 格好の相手に心当たりがあったからです。
 私が大阪支社に単身赴任中に、同じ単身赴任のよしみから親しくさせていだだいた取引先の与田氏(45歳)を思いだしたからです。
 酒席での話ですが、与田氏によればセックスの醍醐味は他人の妻を盗むことに尽きるそうで、これは古今東西の共通認識であることは諸々の文献で明らかだそうです。
 酔いが進むにつれ、彼はいくつかの体験談を手振り身振りを交え、微に入り細にわたり語り、私は良い聞役に廻りました。

 成功の要点を要約すると
 ①相手に尊敬の念をもって接し、抱きつくが暴力は振るわず、手心を加え、相手に抵抗する余地を残しながら、相手の美しさを称え、ひたすら懇願する。
 ②先を急がず相手を冷静に観察しながら、次の段階にすすむ。
 ③最初は不意をつかれ、1様に驚いた目つきだが、しばらくしてから、相手がある程度自分の置かれた状況を冷静に判断できる間をつくり、そこに憎悪の目があったら行為を中止し、平身低頭して謝罪する。
 あなたの魅力に平常心を失ったことを素直に詫び、相手の自尊心を満足させる。
 ④上記の目つきが戸惑いの表情ならば、迷わず強引にくちびるを奪い、様子を見てから次に進む。
 相手の着衣を損なってはいけない。
 ⑤詰めの段階では、必ず相手の同意を得ること。
 ⑥行為に及ぶ場所は必ず1流ホテルの1室。

 与田氏に電話して、ことの顛末を話し、私の要望を話したところ、若干の条件を付けて快諾してくれました。
 私の単身赴任中に妻が来阪したおり、1度、与田氏の案内で、3人で食事をしたことがあります。

 若干の条件とは次の通りです。
 ①ホテルは当方でセミスウィートを予約する。
 ②妻の安全日に実行する。
 ③状況設定は『与田氏に渡す契約書を私が自宅に忘れたまま出たことに気づき、妻にホテルにいる与田氏に指定時刻までに届けるよう電話で依頼する』である。
 ④穏便にソフトレイプを成功させる自信はあるが、万が1、収拾のつかなかった場合に備えて、私が別室に待機して様子をみる。

⑥ソフトレイプされた妻
 「⑤ソフトレイプされる妻」の続報です。
 私が支社に出張したさい、1席設けて与田氏に妻のセカンドバージン喪失の経緯(「3.案ずるよりも産むが易し」参照)とその後の様子を話すと、さもありなんといちいち頷くばかりであった。
 「差し詰め、平成の献妻物語ですな。この種の話は昔からいろいろあってね」と指折り数え、そのウンチクを語った。
 「私があやかりたかった」と恨み言をいわれたが「重役の椅子が約束された大企業の部長と、僕とじゃー、格も違うし、ご利益も違うからな」と自らを納得させていました。
 4年前、大阪に単身赴任中に来阪した妻を交えて、与田氏と食事をしたことがあります。
 その後、与田氏の案内でカラオケに行き盛り上がりましたが、私がトイレに行っている間に妻に無礼な行為に及んだことを「今だから言うが・・・」と告白されました。
 そのときのようすを問い質すと「奥さんはアタマ良くてふところが深い。男がどういうものか分かっていますよ」とそれ以上は語りませんでした。
 当日は与田氏に午前中に上京してもらい、新橋にある某ホテルで私と待ち合せ、ジュニアースイート(11:00~17:00 day use)の1室で最後の詰めをした結果、私が状況を判断して与田氏の携帯にスリーコール以内のシグナルを発信した場合は、それ以上先に進ませず事態を収束させることになります。
 部屋にはベットルームとリヴィングルームがあり、リビングの奥まったところにデスクがあり、その手前に応接セット、部屋の中央にはソファーが置かれています。
 当日の3日前に出張先から妻に電話をして、契約書を新橋の某ホテルに午後2時までに持参するように頼むと「その日は2時から教会のバザーがあるのよ。あなた、どうにかなりませんか」と少し迷惑そうな口ぶりであった。
 大口取引の契約書であり、次の人事異動で部長昇格の内示を受けている微妙な立場を説明すると「急げばどうにか間に合いそうね」と引き受けてくれました。
 そして渡す相手が大阪のあの時のあの人だといいますと「えー、あの時のかたですか」とちょっとびっくりした様子でしたが「とくかく頼むよ」と電話を切りました。
 「奥さん来るかな?」とつぶやく与田氏に「今朝電話でチェックを入れましたから、大丈夫ですよ。自宅からここまで電車で1時間弱だから、子供を送り出してから支度が1時間としても、11時~12時の間にきますよ」と言うと、バスルームへと向かいます。
 そして12時頃フロントより来客の知らせがあり、電話口でしばしやりとりがあったのち「とにかくロビーでは人目があって、奥さんにご迷惑をお掛けするといけません。部屋までご足労ねがいますか」と言って電話を置きます。
 与田氏は緊張した面持ちで「みえますよ」というと、スーツを身につけ、鞄をデスクからテーブルに運びます。
 私は打ち合わせ通りベッドルームに入り、扉を数センチ開けたままにしておきます。
 しばらくしてドアーがノックされたので、万が1を考えクローゼットに身を潜めます。
 それから5分位たってのぞいてみると、見覚えのある濃いグレーのニットスーツで装った妻が、話に相槌をうっているのが見えます。
 脇に置かれた青鼠のカシミヤコートのそばで淡い光沢を放つ膝頭が、これから起こるであろう事を想像すると悩ましく、また部屋のテレビがコマーシャルになると会話の内容が聞き取れないのがもどかしい。
 私は電話を握りしめています。
 与田さんは1礼して立ち上がり、出口に向かう妻に「奥さん本当にご苦労様でした」といいながらあとに従います。
 ソファーの前まで来ると「奥さん」と声を掛け、立ち止まったところを抱きつき「好きです。ごめんなさい、奥さん」といいながら脇の下から回した両手で胸を押さえます。
 不意をつかれた妻は、左手にバック、右手にコートと紙袋をもったまま動けません。
 数秒して「放してください、止めてください」とかすれた声で訴えますが、ぴったり抱きつかれているので面と向かって抗議できません。
 「奥さん、好きです。もうどうしようもないほど好きです。1度でいいから情けをください。1生の思い出をください」と耳元でささやきます。
 「冗談は止めてください」と肩をゆすって訴えますが「奥さん、男がこういう場所で冗談を言いますか」と下半身を密着させてきます。
 彼女は与田氏の股間の高まりを感じたのか、バックとコートを放すと、両手を使って束縛から逃れようとします。
 1方、与田氏はそのままの体勢でひざまずくと下半身にしがみつき、頬をウエストに付けながら「奥さんは最高の女性です。美しい。1度でいいからやらせてください」とせつなそうに訴えます。
 妻は上半身をひねり、与田氏を覗き込むように「与田さんお願いですから止めてください。お気持ち分かりましたから」とこころなしか涙声で哀願しますが「奥さん、男がこうゆう場所でこうなったら、後戻りができないことぐらいおわかりでしょう」と少し強面の調子で訴えます。
 彼女は自分の置かれた現実に気がついたのか、カラダを前かがみにして与田氏の手を振りほどこうとします。
 「奥さん、本当に1度でいいですから」と膝上を強く抱きしめられると、バランスを失ってゆっくりとそばのソファーに倒れこみ、カラダが小さくバウンドしたさいに右足の靴がとびます。
 与田氏は立ち上がり、妻を見おろしながら上着を脱ぎ、応接セットの上に投げ込むと、ネクタイをはずしながら「ごめんねー。絶対に悪いようにしないからねー」と語りかけますが、脳しんとうでもおこしたのか、あるいは観念して身を任す気になったのか、何の反応もありません。
 ソファーの肘掛にかくれて妻の顔がみえないので、わたしは化粧台の椅子を戸口に置き、その上に載ります。
 与田氏は両膝をつき、片方の靴を脱がすと「びっくりさせてごめんねー。やさしくするからね」と右手で妻の膝上辺りを撫でながら「中には出さないから安心してね。悪い病気もないしね」と言いながら、右手をゆっくり先に進めます。
 生々しいことばに我に返った妻は身を突っ張るようにして、両手でスカートの上から右手の侵入を押さえながら「与田さん、そこはだめ。許して!」とかすれ声で必死に哀願します。
 「じゃー、キスならいいの」と右手はそのままに、左手を首の下に差し入れて、やさしく迫りますが、顔を左右に振って許しません。
 業を煮やした与田氏は右手をすばやく抜くと、両手でこめかみを押さえ、1気にくちびるを奪います。
 しばらくはあいての手首をつかんだり、胸を押したり、歯を食い縛って抵抗しますが、貪るような唾液を送り込むような長い接吻に疲れたのか、息苦しくなったのか、右手をソファーの外にダラリと落し、左手は与田氏の肩に無気力におかれています。
 相手の欲情に身を任せ、嵐のすぎさるのを待つ風情です。
 そんな気配を感じたのか、与田氏は身体を起こし「奥さん素敵ですよー。ルージュを全部頂きましたよ」と言うと、妻が何か言ったようですが聞き取れません。
 「表に札が架けてあるから誰も来ませんよ。でも念のためロックしておきます」と言って、その場を離れるとすぐ戻り、テレビの電源を切ります。
 妻は身動きひとつしません。
 「奥さん、泣いているの。ごめんねー」と言いながら歩み寄り、目尻から伝う涙を唇でぬぐいます。
 「こんなにハッピーな僕が奥さんを悲しくするのね」と独り言のように呟き、やさしくキスをすると妻も肩にそっと手をそえます。
 そして、相手の舌を受け入れているのだろうか、妻の頬のうごめきが顔に微妙な陰影をつくりだしています。
 妻の反応を5感で確かめながら乳房をつかむと、その手を両手で押さえ込むようにして、拒絶しているようです。
 しかし「汚れるといけないからね」と言って、スーツとブラウスのフックをはずしにかかると、なんの抵抗もしません。
 インナーの胸紐を解き、ブラを上にあげ「奥さん乳首がカタクなっていますよ。あの時と同じですね」といいながら指先でつまみ「奥さんのバストが格好よすぎるから、本物かなーと。・・・つい発作的にね。男のさがだね」と過去を述懐します。
 そして1方の乳房を口に含みながら、他方はてのひらで揉み上げるようにして、獲物の感触をたしかめる与田氏は、妻が1瞬アクメに達したのを見逃しません。
 再びスカートの中に右手を入れようとしますが「それはだめ。ね、ね。・・・許して」と両足首を交差し、両膝を蜜着させながら両手で押し戻します。
 「こうならいいの?」と今度はスカートの上から目的と思しき箇所をさすります。
 妻はなにも言わず両脚の力をぬき、与田氏の申し出を受け入れます。
 さらに「奥さん、この足を下ろしてもらえますか?」と言われ、ゆっくりと右足を床に着ける妻。
 腿の半ばまであらわにして、膝先からソファーの外にこぼれている足と、その先に転がっている靴が艶めかしい。
 かたちの良いフクラハギを愛でるような愛撫をしながら、その手は膝裏を伝ってももに移ります。
 「柔らかいねー。ほら奥さん、てのひらに吸い付くよ」と彼女の反応を確かめながら、さらに奥をうかがうと、妻はその手を無言で制します。
 「これならいいですよね」といって、乳房を吸いながら、右足の奥まったところをスカートの上からつかみます。
 そして、その指をそのまま深く埋没させ、ゆっくり揉みくだします。
 手の動きにつれ、ニットのスカート地はせり上がり、薄いグレーの下着が見え隠れするまでになりますが、妻は目を閉じてじっとしています。
 しばらくすると、耐えかねたのか切羽詰った声で「許して、与田さん。許してー」といいながら、右手を与田氏の後頭部に置き、だきしめます。
 「許してー」が彼女の登りつめるときの常套句なので『妻が往かされるのだなー』と思うと虚脱感がわたしの全身を包みます。
 与田氏は乳房にハナを圧迫されて苦しいのか、アタマの位置をすこしかえ、上目使いにようすをさぐりますが、その結果に満足して体を起こします。
 「奥さん、往ったね。ねえー、本気で往ったでしょう」と耳元でささやくが、なんの反応もないのを見て、手を右足の内ももに導きます。
 「ほら、ここがヒクヒク動いているのがわかりますか?」といい、恥ずかしそうに黙っていると、左手で乳房をつかみながら「奥さんのオッパイ格好いいねー。手に吸い付くもん。ほらつかみきれないよ。ここだけでいけるの、感度抜群ですねー。ご主人が羨ましいな」と妻を見つめます。
 そして左手を額におくと「ごめんねー。もうなにもしないからね」とセミロングの髪を愛しむように、その手をかたぐちまですべらせて、妻を抱き起こします。
 ソファーの肘掛によりかかり、伸びきった両足をひきよせると、しどろにされた着衣をなおす妻と、それを離れたところから見つめている与田氏。
 衣服の乱れを直し終わると、足を揃えソファーからすべらすようにして下ろし、ゆっくり立ち上ります。
 そして両手をアタマの後ろに回し、髪の結びを解くと、アタマを左右に振り、栗色のベルベットリボンをクチビルの端に咥えます。
 それから両手で髪を数回すくいとり、アタマの後で束ねると、それを左手に委ね、右手にリボンをつかみ手際よくまとめあげます。
 そんな後ろ姿を見ていると、1連の身のこなしから、解放された安堵感、女として気をやらされた倦怠感、男を夢中にさせた充足感、まだ物足りない不満感等を読み取れないこともありません。
 中肉中背(163cm、56kg)の均整がとれた妻の佇まいと身のこなしは、何か男心をそそるものがあり、私は新しい発見にぞくぞくします。
 とりわけ左足に重心を置き、右のカカトを床からちょっと浮かせ、上半身を精1杯そり返しながら、アタマを俯き加減にして、両手で髪をまとめようとしている後姿は、与田氏を挑発しているようにも思えます。
 私と同じような角度から立居振る舞いを見ていた与田氏は、ツカツカと歩み寄り、靴を履こうと中腰になって屈んでいる妻のヒップをつかむなり「やっぱりだめだ。奥さん、我慢できない」といいながら、強引にソファーに押し倒します。
 左腕を背中に回し、覆いかぶさるように身を預け、相手の口を塞ぐようなヘビーなキスをしながら、すばやくスカートの奥に右手をさしこみます。
 右手は与田氏の体に、左手は左手で押さえられ身動きが取れません。
 与田氏のてのひらは妻の秘所を抑え、指先がそれぞれ狼藉を働いています。
 膝をたてたり伸ばしたりして、指先の進入を防いでいるうちにスカートは腰までめくれ、下半身もあらわになってきます。
 そのことに気がついたのか、与田氏の気迫に圧倒されたのか、妻はあがらうのを止め、もうされるままになっています。
 息の止まるようなキスから妻を解放した与田氏は、右手をそのまま動かしながら「4年も前から三浦さんの奥さんのことを想いながら、オナニーをしていたのよー。奥さんのここを想像しながらですよ。お宝をくださいねー。ほらもうこんなにぬれていますよ、奥さん」と言って「いいですね、やさしくしますからね」と耳元でささやきます。
 妻は自由になった両手で、与田氏の右手をスカートの上から押さえますが、それは弱々しくただ手を副えているにすぎません。
 「中には出さないから安心してね、絶対にね。かみさん以外とは10年以上ご無沙汰なの。興奮してごめんね。これからもご主人をサポートしますからね、いいですね?」と畳み込むようにいうと、妻は2言、3言、与田氏に言ったが、そのときは聞き取れません。
 帰り際に与田氏に聞いたところ「シャワーを浴びてからベッドで」といったそうです。
 「奥さん、じらさないでくださいよ。どれだけ我慢していると思います。もう弾けそうですよ」と、有無をいわさず妻の腰に手を差し入れ「ストッキングが破れるといけないから、ちょっと腰を浮かせてもらいますか」といいながら、手馴れた手つきで1気に下着を取り去ります。
 そしてスーツ姿の妻を抱きかかえ、カーペットのうえに寝かすと、自らも側に片肘をついて横たわり「奥さん、綺麗ですよー。めちゃメチャ綺麗ですよー」と溜め息まじりにいうと唇を重ね、右手をスカートの中へすべりこませます。
 「奥さん、もうヌレヌレですよ、これが濡れるといけないから少し上げましょう」といってスカートの裾に手をやります。
 「恥ずかしいわー」といいながらも両ひざを立て、腰を浮かし協力する妻がいじらしい。
 与田氏はベルトを緩め、下半身をあらわにすると妻のカラダに割って入り、両手を肩口に置いて「奥さん行きますよ」と言うと、与田氏の肩に両手を副え、静かに目をとじます。
 それを見てから、腰をひとひねりさせると、1物が妻の中に納まります。
 「あっ!」と息を洩らすと緊張が走り、肩に置いた手が1瞬爪先たちますが、ゆっくりと元に戻ります。
 与田氏は挿入の余韻をかみしめているかのように動きません。
 「奥さん1発で入ったね。相性が合うよ。中は熱いね」と言いながらじっとしています。
 「奥さんのあそこ具合がいいよ。動くよ。・・・ああー、動いちゃーだめだよー。動かれると往きそうだからね。感度抜群だねー、奥さん」といいながらゆっくり腰を使いはじめます。
 「痛かったらいってね。加減するから。フィナーレのときは我慢してね」の呼びかけにいちいち頷く妻が痛々しい。
 与田氏のゆっくりした出し入れにあわせて「あー、あー」と反応する妻に「奥さん、いいの」と問いかける与田氏。
 「いいわー、いいわー」と喘ぎ声で答える妻。
 与田氏の繰り出す素早いショートブローに同期して「あっ、あっ、あっ」と声を弾ませ、息も絶え絶えの様子に「奥さんもう少し我慢してねー。1緒にねー。もう少しだからねー」と妻をなだめながら徐々にロングブローに切り替えます。
 感極まった妻は「許してー、与田さん許してー」とうわごとのようにツブヤキ、アタマをのけぞらせ膝をたてて上にせりあがろうとしますが「奥さん、動かないで。ね、ね」と声もウワズリながら、必死で両肩を抑えます。
 「許してー。だめよー。与田さん許してー」とハナに抜けるような声で訴える妻。
 「ああー、もうだめ。奥さんのあそこが、あそこが」といいながら腰のリズムに合わせ相手の両肩をひきつけ、妻のカラダを呼び込みます。
 眉間にシワをよせて、与田氏の手首を押さえながら「許してー、許してー」と訴える妻。
 「奥さん行きますよ。中に出しますよ、いいですか」といいながら、妻の肯くのを合図に2人はいっきに頂上に駆け上ります。
 そして肉体がぶつかりあう「パーン、パーン」という乾いた音と体液がまじりあう「ピチャ、ピチャ」という湿った音をベースに、すすり泣くような声と荒い吐息が部屋のなかでとけあいます。
 時計は12時50分を指しています。

あとがき
 上記はあるホテルの1室での40分間わたる出来事を、できるだけ客観的に描写したものです。
 私はこの後、妻がシャワールームに入るのを機に与田氏に挨拶して、ホテルを後にしています。

 19時過ぎに新幹線の車中から、与田氏より次のような内容の電話がありました。
 *妻がシャワーを使ってる間にルームサービスを注文し、それを口実に半ば強引に食事につきあわせ、飲めない妻にワインを飲ませた。
 *食事が終り、帰ろうとすると「それは奥さん殺生だ」とからみ「さっきのセックスはあっという間で、物足りねー」とすごんでベッドルームにつれこんだ。
 *「奥さんは1日でソフトとハードを経験してショックをうけているから、ケアーしてね」といって電話は切れた。
 *しばらくして再び電話があり「さっきのは冗談ですよ。念のため、奥さんによろしく」といってきた。

 私が帰宅すると「お帰りなさい」とソファーから起き上がる妻がいて、右手を首の後ろに、左手を腰に当てながら「ここがちょっと痛いのよ。熱ぽいし、流感かな」と首を2度、3度回してから思い出したように「あなた、あれ今日お届けしましたからね」と言った。
 「君のほうは間に合ったの?」と聞くと「朝から、カラダがだるくて食欲もないのよ。行くのを止めたの。あした早起き会もあるしね」と言った。
 そして、お茶を入れてから「今日はお風呂に入りませんから、後をお願いしますね」と言い残して、2階に上がった。
 私は食卓のコンビニ弁当を食べて寝た。

2 名前:col

2022/06/01 (Wed) 16:46:28

⑦妻と部長のコンチェルト
 1年前に35歳の妻を強引に説得して、取引先の部長と1夜を共にさせて、私以外の男を初めて経験させた経緯は「3.案ずるより産むが易し」に記載した通りです。
 その後の妻の変化に、部長との仲を疑った私は、知人の与田氏に妻をソフトレイプしてもらい妻の本質を知り、疑念が晴れます。(「3.ソフトレイプされた妻」参照)
 今回はその後の妻と部長について記述します。
 その部長が、海外拠点の責任者としてこの春正式に決まりました。
 お祝いのゴルフコンペの帰りの車中で、運転している私に、後部座席から「奥さんにはいろいろお世話になったね。・・・お礼も言いたいしご尊顔も拝したいなー。どう、1席設けるから都合してもらえるかなー」と呼びかけます。
 「部長の栄転を非常に喜んでいましたから。・・・1回でも情を交わすとやはり女ですね。見直しました」と返答を曖昧にします。
 「社交辞令でなく、まじめな話だからね。2人の都合の良い日を連絡してよ」と部長が念を押します。
 「ありがとうございます。明日、必ずご連絡をいれます」と答えます。
 帰って妻にこの件を話すと「お断りできるの?」といぶかしそうに聞きます。
 「ご招待だから難しいね」
 「お食事だけでしょう?私、あとは責任もてないわよ」と静かに言います。
 1年前の部長の印象が良かったようなので、私としては想定内の妻の答えだった。
 「部長が君のご尊顔をどの距離で拝したいかが問題だね」と茶化します。
 「何を着て行こうかしら?」と妻。
 「取締役になるお祝いの意味でのご招待だから、和装がいいかな。男は女性の和服姿が好きだしね」と私が答えます。
 当日は6時頃、指定された飯田橋にある待合風の割烹旅館に部長を訪ねると、1風呂浴びて浴衣に丹前姿の部長がいます。
 1通りの挨拶が終ると、飲んでいたベルモットを私たちのグラスに注ぎ「食前酒ですが、取りあえず3人の再会を祝して乾杯」とグラスを飲み干します。
 そのごは部長が1年前の太鼓腹から引き締まった体に変身しているのを見た妻が、ダイエットの苦労話を部長に語らせ座を保ちます。
 昨年、海外赴任の内示を極秘に受けた際、上司から注意されたのが動機らしい。
 そんな話を10分くらいしたあとで「お風呂に入ってさっぱりしてきたら。着替えて大いに語ろうよ。奥さんは着物姿だからそうはいかないけど。それから料理をはこばせるから」と私に入浴を勧めます。
 私はふすまを開け、隣室にある脱衣部屋で服を脱ぎ、浴室に入りますが、ヒノキの大きな浴槽から湯が溢れ湯気が充満して息苦しいほどです。
 湯加減は熱すぎてすぐには入れそうもなく、シャワーを使って汗を流し、脱衣室に戻ると浴室の湯気が流れ込み、姿見が曇ります。
 湯気を逃がそうと入口の引戸を開けると、ふすまの向こうから部長の押し殺したような声が漏れてきますが、元々地声が高いため言っていることが良く聴き取れます。
 「大丈夫ですよ。ほら、そんなに動くと着崩れしますよ」と部長のなだめすかす声と、畳と衣服が擦れ合う音が聞こえます。
 「・・・。・・・」と妻のあらがうような声と、座卓に手足がぶつかるような音がします。
 「ほんの挨拶だけですから、奥さん。すぐ終わりますから」
 そしてしばしの沈黙のあと「1年振りかー」と久しぶりに温泉にでも浸かったような部長のため息混じりの声が、1瞬部屋の静寂をやぶりますが、そのあとは物音ひとつ聞こえません。
 私はドライヤーのスイッチを入れ整髪してから、歯を磨き、大きな声を出してウガイをして2人に私の入室の近いことを知らせます。
 それから部長が帳場へ電話をしている声が聞こえます。
 ふすまを開けると部長に合い槌をうっている妻の顔は蒼ざめていますが、髪、化粧、着付けの乱れもなく、1方の部長もなんら変わった様子は見られません。
 「早かったね。暑いでしょう。窓を開けておいたから、汗が引いたら閉めましょう」と上機嫌で私に声を掛けます。
 仲居が料理を運んでくると、あまり飲めない妻のために梅酒の炭酸ソーダ割が用意されています。
 懐石料理は1時間半くらいで終りましたが、この間の話題は私たちの在欧生活の経験談が中心で、近々海外に赴任する部長は聞役に徹します。
 食事が終ると仲居はお茶と水割りセットを座卓に置くと「どうぞごゆっくりなさってくださいまし。今日はお客さんも少ないので静かでございましょう。なにか御用があれば呼んでいただければすぐ伺いますから。・・・失礼いたします」といって部屋をでます。
 バーボンの水割りをつくりながら「さっきね、奥さんと1年前の思い出話をしていたのだけど。・・・思い出なんていう域を超えていてね。ほんの1ヶ月前のことのように細かいことまで鮮明なのよ、2人とも」といいながら話を切り出します。
 「話しているうちに私もカラダが熱くなってね。1瞬の情交を奥さんに求めたのだが、なかなか許してもらえなくてね。『ご主人の許しがあればいいの?』と聞くと奥さん返事をしないの。そのうちあなたの気配がしたので中断したがね」と残念そう。
 「そうですか、それはお生憎さまです。普段は長風呂なのですが、私には熱すぎて。それとも虫が知らせたのかなー」と部長をからかいます。
 「あなた部長さんのお話、嘘ですからね。冗談ですよ。お酔いになっていらしゃるのよ」と妻が取繕います。
 「響子、嘘でも、冗談でも部長がそう仰るのだから受け入れてあげなさい。取締役就任のお祝いと海外赴任の餞別として、これ以上の誠はないのだから」と妻を諭します。
 先刻の「1年振りかー」という部長の感歎の声と部長を受け入れている妻の姿を想像すると、2人に対する嫉妬の念が湧いてきて、ことば遣いも乱暴になり「部長、4の5のと言ったら力ずくでも思いを遂げてください。私が責任を取りますから」と、かって与田氏にレイプさる妻をみているので強気に言います。
 「・・・」
 妻はまぶたにほんのり酔いの余韻を残し、うつむいています。
 「もう1風呂浴びてきます。それから部長のお手並みを拝見しますから。それでいいね、響子」と言い残して浴室に消えます。
 30分後に戻ると照明は消されているが、隣室の寝間の明かりが欄間を透して部屋の天井を照らしているのがわかります。
 欄間とふすまごしにもれてくる部長の「ホーレ、ホーレ・・・」という掛け声と肉体どうしが奏でる音を聞きながら水割りをつくり喉をうるおします。
 人心地ついたところで振り返り『そーっ』と背後の襖を少し開けると、十畳くらいの和室に夜具が2組しかれており、2つの行灯の光が幻想的な空間をつくりだしています。
 そして奥の布団の上で、薄い鶯色の長襦袢を腰までまくられて、部長に尻を抱えらている妻がいます。
 両手で枕を抱えるようにして、胸から頭まで夜具の上に投げ出し、必死にて耐えている妻がいる。
 バックスタイルは妻が嫌う体位で、私とも経験がないのでそのように見えるのかもしれない。
 「奥さん、こっちを向いて」と浴衣を着たまま、妻をゆっくり貫きながら呼びかけます。
 応じないでいると「ねえー、奥さん、顔を見せて」と催促します。
 ゆっくり両肘を立ててから、顔を枕から離すと喘ぎ声がもれます。
 そして両腕を立ててから、ゆっくり顔を部長に向けると、布団地の紅色が妻の横顔に映えます。
 部長は両膝をつき、上半身をまっすぐ伸ばしたまま体を動かしながら「奥さん、思ったよりいいでしょう。痛くないでしょう、ほら」と数回、強く突きますが、妻は部長を見ながら喘ぎ声をあげて頷き「部長さん、恥ずかしいわー」と答えます。
 「奥さん、これをとって」と妻の伊達締めを外そうとする部長と、切なそうな息つかいのなか片手でそれに協力する妻。
 部長は前屈みになり、両手で妻の乳房をつかみながら腰のリズムをとります。
 そして時折指先で乳首をつまむと、感極まった妻は「部長さん、もうだめよー」と言いながら上半身を床に突っ伏します。
 乳房に手の届かなくなった部長は腰の動きはそのままに、浴衣を脱ぎ捨てると「奥さん、これを脱いでください」と妻に全裸になることを求めます。
 再び4つん這いにさせると、長襦袢を取り去り「奥さん、ここを手で押さえて」と下腹部に手をやります。
 それに従う妻に「奥さん、もう少しお尻を高く突き出して」といいながら1旦抜いた1物をゆっくり埋め込みます。
 「奥さんの中に私が入っていくのが手の感触でわかるでしょう」と問いかける部長に素直にうなずく妻。
 その様子を見た部長は「奥さんのあそこ最高、絶品ですよ」と言いながら、激しく妻をせめ立てます。
 「いいわー、手に感じるわー。いきそうだわー。許して、ねえーあなた許して」と部長に顔を向け、受ける衝撃に声を震わせて哀願する妻。
 「響子、今夜は僕の愛人だからね。まだ許さないよ。・・・手を戻して体の下を覗いてごらん。・・・ほら、響子」と声を弾ませながら指示をする部長。
 アタマの先を床に付けるようにして、うな垂れる妻に「僕のものが見える?響子の中に入っていく僕が見える?」と問いかける部長。
 喘ぎ声のみで反応がないのをみてとった部長が「膝をもう少し広げて」と指示するとそれに従う妻。
 「あー、あなた。もうだめよー、いきそうだわー。許して。ねえー、あなた許して」と先ほどと同じフレーズを繰り返しますが、声が鼻に抜けている分、登りつめた様子が私にはわかります。
 部長も1年前の経験から自分の1物に妻の緊張を感じたのか「響子、見えるね。もう少し我慢してね」と言いながら上体を前倒しにして、妻の両肩を掴むと馬を駆る騎手のように妻を攻め立てます。
 そして「響子。・・・私の顔を見ながら往きなさい」と息を弾ませます。
 それに応じた妻は、部長の抜き差し成らぬ様相を目にして「もうだめ、往くわー。ユルシテー」といいながら床に崩れ伏すと妻の頭が行灯に当たります。
 初めて経験する体位で果てた妻を見て、もしかして半年前、妻は与田氏に無理やりこんな体位でハードレイプされたのかなとの想いがアタマ過ぎります。
 往きそびれて妻の背中に倒れこんだ部長は、しばらくしてから数回腰を振ると思いを遂げたみたいである。
 コンドームが外れないように慎重に1物を抜くと、傍らの浴衣を着て床に仰向けになります。
 その気配を感じた妻はゆっくり身を起こすと、長襦袢をはおり腰紐で簡単に身繕いすると部長の後始末をします。
 「奥さん、よかったですよ。感激です。奥さんの人格ですね」と静かに下から語りかけます。
 「恥ずかしいわー、部長さんの仰る通りにしただけなのに。我慢が足りなくてごめんなさいね」と指先を動かしながら応じます。
 後始末が終ると、部長は半身を起こし妻の肩口を抱き寄せキスを求めます。
 半身になって狂おしいキスを受け入れている妻に嫉妬を感じますが、2人のたたずまいに見とれていたのも事実です。
 「1年ぶりのキスどうです、お味は。あのときのキス最高でした。1生忘れないな」と問いかける部長に、無言でテイシュを抜き取り部長の唇についたルージュを拭います。
 それを見て私は2人に背を向けて水割りを飲み始めると、程なく妻が横を通り抜けトイレに向かうようです。
 部長は私に向かい合って座卓に座ると、飲み残した水割りを1気に飲み干し「僕の眼の前で奥さんを抱いてあげてよ」と唐突に言い出します。
 「あなたの仕込みがいいのだと思うけど、最高だよ奥さん。もっとも灯台下暗しということもあるがね」と私を見透かしたように笑いかけます。
 しばらくして戻った妻が着替えるつもりで寝間に入ると「奥さん、まだそのままでね。ご主人の御用が済んでないみたいですよ」呼びかけます。
 そして立ち上がり、部屋を覗き込んで「こちらの方の布団でお願いします」と指示しますが、妻がためらっているのか「今日は僕の言うことを聞いてくださいね。私も介添えしますからね」と妻に言い聞かせるよう部屋にはいります。
 私は意を決し、トイレで用を足しながら、先ほどの妻の姿態を思い浮かべると下半身に力がみなぎります。
 寝間に入ると、夜具に収まり目を閉じている妻の傍らに部長が座っています。
 掛けてある布団をめくり妻の全身をあらわにします。
 そして長襦袢の裾を開き、妻の体に割って入り、おぼしき箇所に1物をあてがい、静かに少しずつ進入します。
 妻は「あっ」という小さな吐息をもらすと、伸ばし切っていた両足を少しずつ引き寄せ膝を立てていきます。
 部長は2人の結合部分と妻の足の動きを見ているようです。
 そして妻の中にすべてが納まる同時に「恥ずかしいわー」といいながら半身をよじって座っている部長の膝頭に顔を押し付け、両手で膝にすがり付こうとします。
 「響子、響子は僕の恋人だからね。恥ずかしくないよ」といいながら、妻の髪を愛しむように撫でつけます。
 部長の目が潤んでいるのが分かります。
 私は妻の急激な動きに1物が締め付けられたのに加え、2人の仕草に刺激されて、中で暴発しそうになり、あわてて引き抜き両手で押さえますが、間に合わずそれは手の中に放出されます。
 「失礼」と言い残して私は浴室に駆け込みます。
 10分位して部屋に戻ると、部長の「入った、入ってる?」という声が聞こえます。
 そのまま寝間に入ると、部長の脇腹を挟むように『く』の字に膝を立てた妻の足が目に入ります。
 私はとなりの布団に腰を下ろします。
 それを見た部長は交代の意思表示をしますが、自信がないので断わると「奥さん、1年前の私たちをご主人に見てもらいましょう」と言うと、おもむろに妻の左足を肩にのせると右足も肩に担ぎます。
 そして前かがみになって、体重を妻の両脚にかけると1物の全長を使うようなゆっくりしたピストン運動をしながら「奥さん、いい按配ですよ。痛くないですね」と言い、妻が頷くと「慣らし運転はこれくらいにして本番いきますからね」というと緩急、強弱を交えた連打を加えます。
 妻の尻は床を離れ、部長の後ろ姿と妻の掲げられた両足のシルエットが部屋の壁から天井にかけて、すすり泣くよう声に合わせて揺れています。
 「響子、そんなにいいの。響子の中に誰の何が入っているの?」とのぞきこむようにして部長が言うと、両手を相手の首に回し、表情で許しを請う妻。
 「響子、恥ずかしいの?1年前は言ってくれたのに」と長襦袢の胸元を広げ両乳房をワシ掴みすると腰の動きを速めます。
 「だめよー、部長さん。だめよー、許してね。・・・許して」と首に回した手を放すと、息も絶え絶えに訴えます。
 「許さないよ。響子、言うまでは」と激しく腰を振って攻め立てます。
 「許して、往きそうよ。往かせて」と首を振り仰け反りながら哀願する妻。
 「響子、それなら僕にも覚悟があるよ」というと腰の動きを止めて、両脚を肩から下ろすと立っている妻の両膝を目1杯開き、その膝を押さえながらゆっくりと律動を始めます。
 そして1物が妻の中に埋没する様子を見ながら「響子、ほら見てごらん。アタマをあげてごらん。分かるから」と云いますが恥ずかしがって応じません。
 「ご主人が見ているから恥ずかしいの?」と言うと、私に介添えをするように頼みます。
 私は枕元に正座すると、肩口から背中に両手を差し入れ、妻の体を起こし45度くらいの角度に保ちます。
 部長はその長さを見せ付けるように、妻の愛液で充分過ぎるほど濡れた1物を2度、3度いっぱいに引き出し、又ゆっくりもとの鞘に納めます。
 そしてゴムを装着したそれは、朝露が降りたように淡い光のなかでキラメキを放っています。
 それを目にした妻は感極まったのか「私もうだめだわー。ユルシテー」と両手を後ろに着き、口を空けたまま頭をのけぞらせます。
 そして部長が「ホーレ、ホーレ」の掛け声と共に、手ごたえのある挿入を繰り返すと「部長さん、堪忍してー」消え入るような声でつぶやくと、支えている私にぐったりカラダを預けてきます。
 それを見た部長は1物を抜くと、正座して妻のフクラハギを両脇に抱えながら「奥さんをこっちに貸して」と命じます。
 中腰になり、両脇から腕を差し入れ、妻のカラダを浮かせると、部長が抱えた両足を引き寄せ、妻が部長の膝をまたいで腰掛ける格好になります。
 部長の腕の中で、長い接吻を受け入れている妻。
 部長はキスをしながら自分の両膝を開くと、1物に右手を添えて挿入を試みますが、妻も腰を動かしそれに協力します。
 「入ったね。今度は響子が僕を喜ばす番だ」と言って妻を引き寄せ、腰と腰を密着させてから自分の膝をさらに開きます。
 「どう、深い挿入感があるでしょう。この状態でも締め付けられるよ」
 「自信ないわー、どうすればいいのかしら?」
 簡単に要領を教えられた妻は、リズムを自分で作り出せないのか、加減が分からないのか何度やっても途中で外れてしまいます。
 部長は妻を全裸にして髪を解くと、ヒップを両手でつかむようにして2人の体をピタリと付けて、両手で尻にリズムを伝えると今度はスムースに事がはこびます。
 「上手いじゃないの。初めてじゃないな。これは」と私の方を見ながら「いいねー、響子。気持ちいいよー」と目を閉じます。
 「ハッ、ハッ」と短い息をはきながら、部長の首にしがみ付き、腰を上下する妻の立ったフクラハギが艶かしい。
 「響子、もうだめ。1分ももたないよう」と告げる部長の股間から1物が見え隠れしています。
 「あなた、あなた」と喘ぎながら腰を振って自分でリズムをつくっている妻。
 「イク、イク。イクヨー」の部長の叫びと「いいわー、いいわー」のすすり泣く様な声と共に、2人は果ててしっかり抱き合っています。
 しばくして部長はそのままの状態で、妻を布団に仰向けにすると「奥さん、最高の贈り物をいただきました。奥さんの顔を見ながら往きたかったけど」という部長に、左手を差し伸べる妻の2つの瞳はしっとりぬれていた。

終わり

あとがき
 妻がなみだ目になって往ったのを初めてみて見てショックでした。
 与田氏にレイプされた影響かなと思いましたが、あとで聞いてみると乳首が部長の浴衣のえりと擦れ合って涙が出るほど気持ちよかったようです。
 それから初体験の体位を2つとも無難に受け入れた妻を見て、与田氏が電話で「冗談ですよ」といっていた意味が分かったような気がします。
 こればかりは妻に聞くことは出来ません。

⑧妻とのダイアログⅡ
 「⑦妻と部長のコンチェルト」に記載したように、妻は1年ぶりに取引先の部長に抱かれましたが、その時の妻の心の動き等を報告します。
 ここまでに至る経緯過程については「②妻とのダイアログ」と「③案ずるよりも産むが易し」を参照してください。
 部長が海外に赴任する日が、偶然、私たちの結婚記念日であった。
 私は1計を案じ、1年前、妻が部長の1夜妻として仕えた某ホテルの8021号室を予約しておいた。
 空港にはたくさんの見送りの人がいて、その筋の綺麗どころも何人かいて雰気に華をそえています。
 輪の中に、私たちの存在に気が付いた部長は目礼を送ってきます。
 体育会系の学生の応援歌の斉唱が始まり、人の動きが1寸止まったのを見計らって、妻のところまで来ると「奥さん、この前は本当にお世話になりました。貴重なお品を頂いて光栄です」と言って、すばやくもとのところに戻ります。
 周囲から見ればごく普通の会話ですが、妻の首筋が上気するのが分かります。
 部長を見送ったあと、高輪にあるホテルのラウンジで食事をしながら、結婚記念日の祝杯を挙げます。
 「今日は君を少し酔わせて、本音を聞きたいものだ」といいながらポートワインを妻のグラスに注ぎます。
 「本音?なんですかそれ」
 「君と部長のこと・・・」
 「本音も建前もありません。あなたの強い意向に従っただけですから。シナリオを書いて演出したのは、あなたですからね」と人もいない周囲を気にして、小さな声で言い「部長さんも精1杯演技をしていただけ。私はそれに応えていただけ。演技者に本音も建前もないのよ」と念を押します。
 「じゃー、響子と部長の名演技に乾杯!」といってグラスを傾け、しばらくは海外勤務時の思い出話等をした。
 「ところで部長の奥さん魅力あるねえー。美人だし、旅館の女将みたいに粋で隙があってないような人だなあー」と再度話題を部長に向けると「部長さんも罪作りな人ねえー。あんな申し分のない奥様がありながなら私なんかと・・・」とため息混じりにつぶやきます。
 「演じているだけだから」と私がとりなすと「この前、飯田橋のとき、部長さん涙目になったでしょう・・・」と恥ずかしそうにテーブルに置かれた指先をみながらいいます。
 「あの場面ね。あれはおそらく君が無意識で『恥ずかしいわぁー』といいながら部長の膝にすがり付いたので、君の今までの所作言動が演技ではないことを確信した感動と感謝の涙だよ、あれは」と断言します。
 「そうかしら・・・」とあいまいに言って先刻の演技説を蒸し返しません。
 だいぶ酔いが廻ってきたようです。
 頃合いをみて「ねぇー、響子。例の部屋を予約して置いたけど。もうチェックインできる時間だよ。どうする?」と聞くと「あなたって悪趣味ね」といいながらも目は受け入れています。
 部屋に入ると中の様子は1年前とまったく同じで、中央にほぼ正方形の大きなダブルベットがあった。
 私は上掛けを目いっぱいまくり、白いシーツをむき出しにすると「プロレスのリングみたいだね、このベッド。・・・ここで部長と上になり下になりの60分3本勝負か。1本目は海老固めだったりして」と妻をからかいます。
 「あなたのためにね。・・・でもそんな言い方しないで。はじめての経験なのよあなた」と私に寄り添います。
 「そうだね。響子の初舞台だね、女を演じた」
 「部長さん、邪魔だからといってこの上掛けをはいでベッドの下に落としちゃうのよ。もうベッドインじゃなくてベッドオンの感じね」
 「最初から?」と言いながら私は上掛けを取り払います。
 「そうよ、このフロアーランプも点けたままよ」といって歩み寄り、点灯しますがその足取りが酔いの為かちょっと乱れます。
 「ほう、純白の舞台だね。スポットライトの点いた。・・・こんな明るい所で抵抗なかったの?」
 「だって、お願いしても聞き入れてくれないのよ」と甘えるように肩を揺らします。
 「部長はAV男優を意識していたのかな?・・・さっき響子がいったように演技していたのかも。・・・だって考えてごらんよ。アダルトのベッドシーンは照明も十分で、上掛けもないよ。見せるためにね」
 「私は見たことないから判らないけど、そうなの?」と妻が驚きます。
 「この辺に固定カメラがあるものとして、君の姿態や表情がよく撮れるように位置を工夫したりして。それから恥ずかしいセリフを言わせられたり、言われ続けたといっていたが具体的にはどんなこと?・・・飯田橋を参考にすると大体想像はつくけど」
 「それは部長さんと私のプライバシーよ。あなたは想像してください」と妻は答えます。
 夫婦の営みが終ったあと、少し眠りたいといって、背を向けた妻にぴったり寄り添いながら「1年前、ここでの部長とのとっかかりはどうだったの?」とピロートークを試みます。
 セックスに起承転結があるとすれば、転結の部分を盗み見しただけなので興味があった。
 「とっかかり?」と低い声でつぶやきます。
 「序章というかオープニング」といいながら左手を回して、妻の乳房をつかみます。
 しばらく間をおいてから、思い起こすようにゆっくり語り始めます。
 「バスルームに入ってきたのよ。ほんとうにびっくりしたわあー、あの時は」としばし感慨にひたっているようす。
 「それから?」と左手に力を込めながら先を促します。
 「あとはあなたにレクされたように流れに身をまかせたわ」
 「シャワーの?」
 「意地悪ねぇー」といって私の左手の動きを抑えます
 「『殿方は繊細だから流れを止めないように』とあなたおしゃったでしょう?」
 「そんなこといったかなあー?・・・それで部長の言いなりになったの?」
 「それが私のお勤めでしょう?」
 ここにきて起承転結がつながり、私が目にし、耳にした後半部分が鮮やかによみがえります。
 「具体的にその流れを話してよ。2人の様子をもっと」
 「そんなこと私の口からいえないわ。オフレコにしようと約束したの。部長さんは役者よ。かりそめにでも、1旦口から出た言葉にはそのとき魂が宿っているそうよ」
 「わかった。要するにここで2人の魂がサウンドしたわけだ」と耳元で囁くと背を向けたまま小さく頷くと「あなたの感想を聞かせて」と消え入るようや声で呟きます。
 「この部屋に戻ったとき、君たちはすっかり身支度を整えて、私を待っていたよね。君が部長をドアの所まで送ったとき、ノブに手をやりながら思い返したように振り向いて、君を抱き寄せ長いキスをしたでしょう。2人の身のこなしが流れるようにスムースなので、ちょっと妬けたな。2人とも決まっていたし。君も役者だな」
 「どうして妬けるの?」
 「ベッドの上なら、裸で抱き合ってキスしているのを見てもなにも感じないと思う。オンの状態だから。約束ごとだから。着替えてもう部屋を出ようとしているときはオフの状態だよ『部長ちょっと待ってよオンとオフをわきまえてよ!』といった感じ。夫としての聖域、侵されているような不思議な感覚かな。しかし、君の後姿を眺めていたら、2人ともいいセックスをしたのだと思うようになったよ。キスが終って、部長が帰ろうとすると『ちょっとお待ちになって』とか言って、テイシュボックスのところに行ってから、娘のように小走りに戻り、部長についたルージュを拭いている君を見て、響子を開く合鍵みたいなものを部長が手に入れてしまったのかなと心配になってきたけど」
 長い沈黙のあと、向こうをむいたまま妻は感慨深げに語り始めます。
 「そうね、1年前、ここで部長に私の暗証番号を盗まれたかもしれないわ。・・・この前の飯田橋とき、あなたが浴室に行ったあと、しばらくして部長がトイレにいったの。・・・戻ってきてふすまを閉めると『ご主人湯加減はどうかな』といいながら私の後ろを通る時、いきなり両肩をつかむの。・・・そして『僕も奥さんの中に入りたい』とか哀願するようにいうのよ・・・」
 私は相槌をいれることもなく、身動きを止めて聞いています。
 そんな私の気配を感じて、私がショウゲキを受けたとでも思ったのか「厭ねわたし、あなたに乗せられてこんなことを話して。まだ酔いが醒めないのよ。少し眠らせて」と上掛けを引き上げます。
 「ねえー、こんな機会めったにないから話して。しらふでは話せないこともあるし」と慌てて妻を引き止めます。
 私の真剣な様子に負けたように、妻は話を続けます。
 「子供が母親におねだりするように、さっきのフレーズを繰り返すのよ耳元で、部長。『部長さん、だめですよ。人が来ますよ』とたしなめたのに、言うことを聞いてくれないの。・・・ことばの優しさと裏腹に強引なのよ」
 「もっと具体的に話してよ」
 「逃げようとして体をひねったら、後ろに引き倒され、仰向けになったところを半身なって押さえ込まれたの」
 「拒絶の意志を伝え、抵抗したのだろう?」
 「それはそうよ。でも大きな声を出すわけにいかないしでしょう。・・・そのうち『人がこなければいいの?』といいながら、右の膝頭を手のひらでギュウーと掴まれたら、体の力が抜けてしまってもう抵抗する気力もないの。・・・あとは部長にされるまま」
 「どうしてそうなるの」
 「さっき、1年前、ここで部長がバスルームに入ってきてびっくりしたことをあなたに話したわよね?」
 「ウン、少しショックだったけど」
 「いろいろ遣り取りがあった後、私がシャワーを使っているとき部長に膝頭をつかまれたら全身の力が抜けちゃって立っていられなくなったのよ」
 「部長が君の前に膝まづいていたとしたら、それだけが原因かね?立っていられなくなった」
 「バカねえー、あなた。まじめに聞いていないのなら止めるわよ、わたし」
 「ゴメン、つい話しに引き込まれちゃって。・・・こっちを向いて話してよ」
 妻は仰向けになると、天井の1点を見つめながら話を進めます。
 「飯田橋のときも同じよ。これ、あの時の感覚と同じだとすぐわっかたの。もうこの人には敵わないと観念しちゃったのね。アタマのどこかできっと」
 「催眠術をかけられた感じ?」
 「経験がないからわからないわ」
 「結果として盗塁されたわけだ。そして」とさきを促します。
 「2言、3言何か言うと、じーとしたまま動かないの部長さん。あんな明るいところで恥しかったわあー」
 「ネコが捕らえたネズミをイタブッテいるみたいだね。・・・君はどうしたの?」
 「目のやり場がないから、目を閉じて私もじっとしていたわ」
 「重苦しい沈黙の世界だね。・・・どのくらい続いたの?」
 「5分くらいかな、あなたの気配がしたら止めたけど」
 「『奥さん、お湯も豊富で結構な湯加減でした』なんて言うのよ耳元で。あなたがきてからは、道化役から本来のご自分に見事に切り替えることができるの。部長さん、役者よ」と讃えるようにつぶやきます。
 「響子、もうひとつだけ聞いていい?このまえ終って身繕いをしていたら『いい風呂だから、汗をながしてから帰りなさい』と部長に言われ断れなくて入浴したよね」
 「ちょうど湯加減もよくて立派なお風呂ね。部長さんが熱心に勧めたのも分かる気がするわ。私始めてよ、檜造りの浴室」
 「しばらくして、部長が入っていったでしょう。・・・最後の仕上げをして差し上げたの?」
 「バカねえー、あなた・・・」
 「さっきもそうだが『君のバカねえー』はそんなこと当たり前でしょう。そんなことをするわけないでしょう。のうちどっち?」
 「言わぬが花ということもあるわよ」
 「ところで、部長とこうなったことについて後悔していない?」
 「その辺のところは上手くいえないのだけど、ここまで来るのに私の心のささえになったことが3つあるの」
 「聞かせて」
 しばらく間をおいて、妻は自分の考えを語りはじめます。
 「1つはあなたの妻であり2児の母である私が、悪い方向に向かうようなことを興味本位で進めるはずがないという信仰に近い確信ね」
 「響子、信用してもらって嬉しいよ。ほんとに」と妻の手を握ります。
 「もうひとつは『人に迷惑をかけなければ夫婦の間にタブーはない。人生様々だよ』と言ったあなたのことばね」
 「もうひとつは」
 「写真とはいえ私を見て、私をほしいと求められたことね、部長があなたに」
 「そして結論は?」と答えを促すと「あなたを信用してよかったわ。・・・でも誤解しないでね。他の方とこんなこと、もう金輪際しませんからね」
 「部長とは?」
 「部長さんのオファーがあれば、1年に1度ならいいかなという感じよ」
 「七夕婚かロマンチックだね。この1年で何か変化があった?」
 「そうねえー、よく夢をみるようになったの。顔見知りの男性との。求められるのよ、かなり強引に。・・・後味は悪くないのだけど、部長とのことがトラウマになっているのかしら。あなたフロイトを持っていたわね」
 「持っているよ。夢判断かい。・・・その他は?」
 「あるけど不謹慎なことなので止めときます。」
 「僕と部長とのセックスの違いは?」
 「あなたは夫であるとともに子供の父親よね。子供の成長につれて夫より子供のお父さんというイメージが強くなってくるの。『逆は真なり』であなたもわたしをそう見ているはずよ」
 「そういわれればそうだね。子供の前では『お父さん』と呼ぶことが多いよね」
 「そんな意識がどこかアタマの片隅にあって、毎日朝食をとるような生活の1部になっているのよ、私とあなたのセックスが。それはそれでいいの。そうあるべきなのよ」
 「なるほど」
 「私から見れば部長は男よ。1年に1度食べるか食べられないかのデイナーよ。でもどっちかを選べといわれたら、毎日の朝食よね」
 「それはそうだ。酔うと雄弁になるね『お母さん』」
 「少し眠りましょうよ。お父さん」

3 名前:col

2022/06/01 (Wed) 16:57:10

⑨妻とのダイアログⅢ
 「⑥ソフトレイプされた妻」の後日談です。
 12月に私の携帯に妻から「2人で忘年会をしよう」との申し入れがあった。
 2人での忘年会など初めてのことなので、少々驚いたが、銀座の某ビアーレストランに予約を入れました。
 「いい雰囲気のお店ね。私はモーゼルをお願いして。あなたはビール?」とご機嫌の妻に気をよくした私は、ワインリストから値頃のボトルを注文します。
 しばらくしてワインが運ばれてくると、妻はおもむろにジャケットを脱ぎそれを脇に置くと、白いカシミヤのセーターからバランスよく自己主張しているバストが、テーブルのともし火を受けて妻の顔に映えます。
 2人は過ぎし1年の出来事を回想しながらグラスを傾けます。
 最後の料理が運ばれてくるころには、アコーデオンの伴奏に乗って、民族衣装を身にまとった女性が歌うドイツ民謡が流れています。
 ときには『ローレライ』や『故郷を離れる歌』を店内の客と唱和しますが、妻のメゾソプラノはよく通り、2人のリードボーカルがいるようです。
 「声が出ないわ」
 「そうでもないよ」
 「毎週、教会で賛美歌を歌っているからわかるのよ。・・・あなたビールはいいの?」とグラスを置きながらいいます。
 「今日は響子が半分飲んじゃったから、1杯もらおうかな 」と大ジョッキをオーダーすると「私もこんなにいただいたのはじめてね。真っ直ぐ歩けるかしら?」と驚いたように目を輝かせます。
 「君からのデートの申し込みなんて滅多にないからね。どういう風の吹き回しかと思ったよ。・・・なにかいいことでもあったの?」とからかうように言うと、妻は1瞬戸惑いを見せますが、すぐほっとした表情にもどります。
 そして胸元の繊細なゴールドのネックレスを左手で持て遊びながら、そこから視線を上目つかいに私に移すと「今日誘ったのは、あなたに謝りたいことがあったからなの・・・」と呟きます。
 「なにを?」と聞くとしばらく逡巡してから、改めて意を決したように「間違いを起こしちゃったの。・・・男の人と1度」と申し訳なさそうに自分の指先を見つめながらいいます。
 私はそのことばに内心深く動揺しますが、店内の喧騒のためよく聞こえなかった振りをして「なんだって?」と耳に手を当て聞きなおします。
 「与田さんと間違いを起こしちゃったの。・・・書類をお届けしたときよ」と身を乗り出し、私の耳元に口を寄せるようにして囁きます。
 私は自分のこの場でとるべきアクションを考ながらも、与田の名を耳にしてほっとしますが「こんな話ここではまずいよ。とにかくここを出よう」と言うと妻は素直に従います。
 2人は近くのカラオケルームに入ると、ビールとコーラを注文します。
 「何か1曲歌ったら。とりあえず」と余裕のあるところ見せると、妻もほっとしたようすで「そうね、あなたとこういうところに入るのは何年ぶりかしら?」といいながら立ち上がると、ビートルズの『HELP!』を歌います。
 歌い終わると不確かな足取りでソファーに戻り「息継ぎが苦しいの。だめね、私」とため息をつきます。
 「今の心境?うまいよ。君がこんな歌を唄うなんて知らなかったな。発音も良いし・・・ 」
 「最近テレビのCMで流れているのよ・・・」
 「1曲唄って落ち着いたろう?さっきの続きを話してよ。僕にも責任が有りそうだし。・・・どんな話でも冷静に聞けると思うよ」と妻の肩に左手を回しながら語り掛けます。
 「私が軽率だったの。・・・与田さんの部屋まで入ったのよ、私。あなたに頼まれた書類をもって」
 「ホテルの?」
 「そう。ロビーでお渡しするつもりでいたのよ。でも『部屋まで来てください』と譲らないのよ、与田さん。時間に追われていたし、顔見知りなので私に油断があったのね。きっと・・・」と私に寄り添うようにして語ります。
 「あなたに電話で与田さんに書類を届けるようにいわれたとき、嫌な予感がしたの」
 「どうして?」
 「何年かまえ、大阪で与田さんと食事の後、3人でカラオケに行ったわよね。・・・そういえばあれ以来ね、あなたとカラオケに来るの。・・・5年位前かしら。私が『フィーリング』を唄い始めるとあなたが部屋を出ていったのよ。タバコでも買いに行ったのね。私は与田さんを見つめながら歌ったわ。歌詞はアタマに入っているし」
 「そういうことがあったね。あれ以来かね」と驚いたようにうなずきます。
 「歌い終わって席に戻ると、与田さんが『奥さん、僕のために歌ってくれたの。感激だね』と言って隣に座るの」
 「そして『奥さん、歌がすごく上手いですね。大人の歌ですね。しびれました』といっていきなり乳房を右手で掴むのよ」
 「君も痺れたりして」とあいのてをいれ、妻をリラックスさせるように務めます。
 「私は大人の対応をしたわ。褒められたことも嬉しかったし、少し酔っていたのよ。座興の歌で与田さんを挑発したのも事実よ。・・・結果として」
 「どんな歌なの?」
 「外国の曲よ。日本では中西れい訳詩で山本潤子がカバーしているわ」
 「僕のために歌ってみてよ」と関心を示すと
 「もう若くないから同じようにはできないわよ・・・」といいながらジャケットを脱ぐと選曲して歌い始めます。

      『ただ一度だけの
       たわむれだと 知っていたわ
       もう 逢えないこと
       知ってたけど 許したのよ
       そうよ 愛はひとときの
       その場かぎりのまぼろしなの
       Feelings woh woh Feelings
       woh woh Feelings
       泣かないわ
       今 あなたと私が
       美しければ それでいい
       そうよ 愛は男と
       女が傷つけあう ふれあいなの
       今 あなたと私が
       美しければ それでいい
       Feelings woh woh Feelings
       woh woh Feelings
       泣かないわ
       Feelings woh woh Feelings
       woh woh Feelings
       泣かないわ』

 「上手いねー。大人の詩だねー。歌い掛けられたら男ならしびれるねー」と与田氏と同じ台詞を口にすると「からかっているのね?」と拗ねたような声で呟きます。
 「違うよ。与田氏の気持ちが僕にもわかるということを言いたかったの」と立ち上がり、妻の手をとりソファーに導きます。
 「歌の上手いのは分かっていたが、本当に情感がこもっているよ。特にさびの部分がハスキーになって色っぽいな」と本音をいうと「アルコールと年のせいよ」とアタマを私の肩にあずけます。
 「そのような伏線があった上での『嫌な予感』は意味深長だね。僕に言わせれば」
 「どうしてなの?」と私の顔をのぞきこみます。
 「電話で君に頼んだとき、そんな事実が過去にあったことをどうして言ってくれないの?」
 「言うなら5年前にあなたに打ち明けているわよ」
 「何故黙っていたの?」
 「あなたがお世話になった取引先の方でしょう?そんな話をしたらあなたのお仕事にさしさわりがあると思ったの」
 「それでいろいろの場面を想定して出かけたわけだ」
 「女が男の方と会う場合はそういうものよ。お茶とか食事に誘われるとかね」
 「ことの始まりは?」
 「帰り際に呼び止められ、いきなり後ろから抱きつかれたの・・・」
 「そんな予兆あったの?」
 「ゼンゼン。だからびっくりしたわー。声が出ないのよ。カスレチャッテ。手を振り解こうとしたら、両膝を着いて脚にしがみつかれたのね。そして、いろいろなセリフで言い寄るのよ」
 「たとえば?」
 「そんな事言えないわ」
 「もみ合っているうちにバランスを崩して、側のソファーに仰向けに倒れたの」
 「倒されたのかい?」
 「分からないわ。夢中だったから。ただヒールの高い靴を履いていたのね」
 「君はあらたまった席には、何時もハイヒールを履くね」
 「そうかしら?・・・あなたよく見ているわね」
 「それから?」と先を促します。
 「頭を打ったから、アタマの中が真っ白になったわ」
 「危ないね。まったく」
 「でも、与田さんが床に倒れないようにフォローしてくれたのよ」
 「なるほど、白馬の騎士だね」
 「気がつくと眼の前に与田さんがいるの」
 「また迫られたわけだ。殺し文句で」
 「逃げ場がないから必死で抵抗したのよ」
 「そのうち『キスだけでいいから』と言うの」
 「なるほど敵は値切ってきたか」と私がうなずくと「それでもわたし許さなかったのよ」と私の反応をみます。
 「簡単に許したら響子の値が下がるからね」
 「からかわないでね。恥を忍んで告白しているのよ・・・」
 「そうだったね」と妻を抱きよせます。
 「男の人ってああなると、もう押さえがきかないのね。そうなの?」
 「誘導尋問かい?経験がないからね僕には。・・・ただ1般論で言えばね」といってから、私はビールを口にし、1息いれてから話を続けます。
 「サッカーを例にとるよ。DFをかわしてゴール前でキーパーと1対1になったとするよ。そのとき幸運にもキーパーが滑って仰向けに倒れ意識が朦朧としているとしたら、キーパーの不運に同情してゴールを外す男はいないよ。・・・ただ得点の仕方はそれぞれ違うよ。思いの丈をぶつけるような弾丸シュートでネットを大きく揺らす男。ドリブルでボールを運び、ゴールの片隅に申し訳なさそうにやさしく入れる男。キーパーにとって自陣のゴールは自分のカラダの1部だからね。ドリブルだろうがシュートだろうが球がゴールに入るのは辛いよね」と妻の同意を求めます。
 「私をキーパーに見立てて、あなた相変わらず例え話がお上手ね。感心するは本当に」とほめ殺し気味に言うと、グラスのコーラを飲み干してから「ちなみにゴールは私のなんなの?」とまじめな顔をして問いかけます。
 「・・・文字通りに言えば最終目標、文学的表現なら『狭き門』とか『奥の細道』かな?要するに響子の突詰めた所、エッセンスだよ」
 「抽象的でよく分からないわよ」
 「響子が大切なお客様をおもてなしするところ。家でいえば奥の間かな。与田氏が『奥の間は諦めるから、せめて次の間に通して』と泣き付いているところだろ」と話を本線に戻します。
 「そうなの。ダメといってもご自身を抑えることができないのね」とため息をつきます。
 「いろいろなステップを切って、フェイントをかけ、防戦に追われている君を翻弄している様子が目に浮かぶよ」
 「想像力がゆたかね。その通りだわ。本当に大変だったの」と嘆息します。
 「初めての経験だし。気は動転しているし」とフォローすると「あなたって優しいのね。・・・私シアワセだわー」と涙をうかべます。
 「響子、酔うと情緒が不安定になるね。辛かったらもういいよ」
 「今日はそのつもりであなたを誘ったのよ。この前2人で話し合いをしたでしょう。あれで気持ちが随分楽になったの。話をさせて」と先にすすみます。
 「思い通りにならないと、いきなり両手で私のコメカミを押さえつけ強引なのよ」
 「手ごわいキーパーに、敵はゴール直前でハンドという反則を犯したか!」とわたしは場の雰囲気を変えようと努めます。
 「クチビルを奪われ続け、精も根も尽きたのね。わたし」
 「既成事実をつくられちゃうとね。・・・それで?」と妻を見つめます。
 「こんな姿を誰にも見られたくないから、ドアのロックをお願いしたのよ」
 「聞き入れてくれたの?」
 「ええ、与田さんが離れると、私はこれから罰を受けようとしているのだわ。与田さんは神の遣わした下僕なのだと思ったの。・・・そうしたら涙がでてくるのよ。とめどなく・・・」
 「どうしてそう思うの?」
 妻はしばし想いをめぐらしてから答えます。
 「あなたに頼まれ、部長さんとのことがあってから、いつかきっと神罰を受けるような漠然とした不安みたいなものがあったの・・・」
 「なるほど。・・・それで神の下僕はどうしたの?」
 「戻ると、私の涙をみて驚いたみたいね。やさしく扱ってくれたわ」
 「それで安心して次の間にお通ししたのだね?失礼のないようにオモテナシできた?」
 「女としての手順を踏んでからよ」
 「・・・」
 「女って不思議ね。・・・寝かされちゃうと脳の思考回路が変わるのよ」
 「受身になるの?」
 「受身というか、情緒的になるの。視覚の問題もあるのね、きっと」と過去を思い起こすようにしみじみと語ります。
 「私が下から見上げたことのある男性は貴方と部長さんとお医者さんぐらいよ」
 「うまいこと言うねー。与田氏もその栄誉に浴したわけだ。情緒的には先例に準じて扱わないとバランスがとれないよね」
 「・・・?」
 「診察を受けていると思えばいい分けだ。ソファーで!」と感心して見せると「そのお医者さんが、ここを診察がしたいといいだしたの。もちろん無言でよ」と妻は胸を押さえ私の話に乗ってきます。
 「この上から?」と妻の胸に手をやると「あなたバカね。ホテルの蜜室よ。キスをしながら相手の手が遊んでいたわけではよいのよ。ブラウスのボタンを外すとか同時進行しているのよ。サインを出しているのよ」
 「君はどうしたの?」と驚いてみせると「与田さんの舌をオモテナシするのに精1杯よ」と今度は私をからかいます。
 「響子、言うねー。君も・・・」とビールを口にして呼吸を整えます。
 「長いキスが終ったとき、胸元はほぼ開放されていたわ・・・」
 「いよいよ先生の触診が始まるわけだ」
 「ちょっと待って。・・・さっきも言ったけどあなた天才ね!比喩の」と驚いた顔をしてから話を続けます。
 「キスしているときは、お互いに目を閉じているからそれほど抵抗はないの。たわらにひまづかれて、乳房を手で愛撫されているときなんて、大人のお医者さんごっこみたいですごく恥かしいのよ、あなた。くすぐったいの」
 「気持ちわかるな。服は着たままだし」
 「部長さんのときみたいに、ベッドでならまた別よ」
 「そうオンの状態だからね」とフォローします。
 「わたしを見下ろしながら、表情を観察しているの。左手で乳房を愛撫しながら。わたしの戸惑う様子をよ」
 「右手は?」
 「だめもとで色々なところに奔放にね。サインを出して私の反応を見ているの」
 「奥の間に入りたいって?」
 「私が目をつぶって無表情でいるから、何か言わせたいのよ」
 「そこはだめだとか、ヤメテとか?」と話を誘導します。
 「そう、私の表情やカラダに動きを出すために、右手がイタズラをするのね」
 「ここと思えばあそこと、与田氏は老練だな」
 「そのうち乳房を口にふくまれたのよ」
 「君の泣き所だな。反射的に与田さんのアタマを抱きしめたの?」
 「ウン。弱点を見破られて、あっというまだったわ」
 「部長も知らないのに。5年前に情報を盗まれた?」
 「意地悪ねぇー。ただ手で触られただけよ。与田さんも満足したのね。約束どおり放してくれたのよ、1旦は」
 「1旦?」
 「そうなの。わたしが身なりを整え、靴を履こうとしているとまたソファーに押し倒されたのよ」
 「なんで?」
 「『我慢出来ない』って」
 「与田氏の気持ちは理解できるな。自分が同じ行動にでるかどうかは別にして。君はどう?」と妻の見解を求めます。
 「あなた、当事者のわたしに聞くのは酷よ。・・・ただね」といいながら私のグラスにビールを注ぎます。
 「与田さんが後で言うのよ。靴を履きながら私が自分の時計を見たと言うの」
 「ウン」
 「2時からバザーがあるから、時間を気にしていたかもしれないわ。でもわたしは時計を見たという覚えはないのよ。その時の私の横顔が切なそうで、私にそういう思いをさせる対象を勝手に想像して嫉妬したというのよ」
 私は妻から与田氏の上記の述懐を耳にして、これはピロートークだ。
 あの日、電話で与田氏が「冗談ですよ。奥さんによろしく」と言ってきたことが冗談でないことを確信します。
 そして私が目にしていない部分を、ここで妻に語らせてはいけないと思います。
 与田氏に確かめてからだと。
 「ただ、トイレに駆け込みたかっただけかもしれないのにね。靴を履き終わった後で、おもむろに時計に目をやれば、差し迫ったことにならなかったのかな?与田の論旨は。・・・美しいものはどのアングルから見てもそれぞれに趣きがあって味わい深いものだよ」と妻を慰めるように先を促します。
 「もう圧倒されちゃって。女としてのカタチをつくるのに精1杯なの」
 「降伏の手順を踏むという意味?」
 「あなたはいつも核心をつくのね・・・」と私をにらみます。
 「殺し文句で1番効いたのは?」
 「『奥さん!1度だけ』のくりかえしかな」
 「押しの1手か。単純で明解なのがいいね。それできみはどうしたの?」
 「『シャワーを使わせて』とお願いしたの」
 「条件付降伏を申し入れたわけだ」
 「しょうがないでしょう。収まりがつかないのよ」
 「だから君は『世間知らずのお嬢さん育ちだ』といわれるのだよ」
 「どうして?」とちょっと不満そうにいいます。
 「君のいっていることは『こんなところでは大したオモテナシも出来ませんから、取り敢えず1風呂浴びて寝室でいかが』という意味にとられてもしかたがないよ」
 「どうすればよかったの?」
 「・・・申し出を聞き入れてくれた?だめだろう?」
 妻は小さく頷くと「本当にどうしてわかるの?」と驚きます。
 「『我慢できない。何度言ったらわかるのだ』ぐらいに高飛車なのよ。与田さん。男の人ってそうなの?そうなるの?あなたと部長さんだけしか経験がないから想像がつかないのよ」と涙ぐみます。
 「どうせ許すなら美しく与えたかったのだね?さっきの歌のように」と妻を抱き寄せしばらく静寂なときが流れます。
 「響子『高飛車』という将棋のことばが出たからいうけどね。ちょっと長くなるけど聞いてくれる?」
 「・・・」
 「君がソファーに倒されたときに、2人の将棋は詰んでいると思うよ。勿論、与田氏の勝ちだよ。彼も勝利を確信していたと思う。彼の関心事はいかに美しく終局させるかということね。言い換えれば厳しい手で最短の手数で相手玉を取ることね。余談だけど、高校の時の数学のテストで、ある問題の解答式が僕のが1番短かったのよ。先生がみんなの前でほめたよ『美しい、エレガント』だって」
 妻はただ黙って聞いています。
 「彼も自分の中に美しい棋譜を残したかったのだよ」
 「キフ?」
 「楽譜、スコアーというの英語で?将棋で言えば戦いの記録かな。君は音楽に詳しいからいうけど『ベートーベンの第9』ね」といって腰をずらすと、妻と向かい合います。
 「第1楽章で与田が主題を提起して、第2楽章でそれを展開する。それを受けて第3楽章で君の葛藤というか苦悩が切々と語られ、第4楽章で2人はひとつになって歓喜の歌を高らかに歌い上げる、といった構図が目に浮かぶね。・・・ちなみ僕は女のすすり泣くような第3楽章が好きだがね」と酔いのためか自分たちいる空間が幻想的に見え、妻の顔も他人のように見えて心がときめきます。
 「驚いたわー、あなたクラシックに詳しいのね。私もあの部分が1番好きね。第9のなかでは。人間の苦悩とか迷いを表現しているのね。でも何回もきかないとそういう境地にはならないものよ」
 「実を言うとね、ベルリンの壁崩壊のとき、現地からの中継を見ていたらBGMとして流れていたのよ。物悲しい旋律でね。画像とすごくマッチしていて。そのうち第4楽章に移ったから分かったわけよ、白状すると」
 「それでもすごいわ、そういう捉え方のできるあなたの感性」
 「それで第3楽章から2人の第4楽章にスムースに移行できたの?」と話をもどします。
 「女としての体裁というかカタチをつくらせてもらいましたから、あとは流れに身をまかせたわ」
 「体裁とかカタチって、殺し文句と腕力で徐々にカラダに火をつけられてメルトダウンし始めたこと?」
 「そんなことは貴方に教えたくありません」と1言1言を区切って言います。
 「ソファーの上で?」ときくと、頭をふり「カーペット」と答えます。
 「2人とも着たまま?」と聴くと頷きます。
 「君の感想を聞かせてよ」と言うと、しばらく考えてからしみじみと語り始めます。
 「終ってね。与田さんの体重を受け止めているときそっと目を開けたの。・・・まだ動悸は収まっていないのよ。窓の外は抜けるような青空でお日様が眩しいの。・・・そのうち涙が出てくるのよ」
 「ゴールネットをゆらされた余韻かい?」
 「そうじゃないの。神がこの部屋のどこかでご覧になっていると思ったの。私が天罰を受けた様子を」
 私は1瞬、虚をつかれハットとしますが「不覚をとって僕に申し訳ないという意味合いもその涙にはあるの?」と彼女の反応を見ます。
 「それはそうよ。あなたの感性ならお分りのはずよ」
 「分かっているけど、君の口からね・・・」
 「しばらくして与田さんが顔を上げる気配がしたので、目を閉じたのね。そしたら目尻から涙がこぼれるのよ。カラダを起こしてそれに気がついた与田さん、優しかったわ」
 「そういうのを同床異夢というのかな?30女の涙は複雑だからね。どのように優しかったの?」
 「1旦言葉にすると壊れてしまう事ってあるでしょう?」
 「5年まえの君の歌を覚えていて、涙をみて感激したのかな?・・・それで2人は美しかったの?」と先の歌詞に掛けて問います。
 「あなた流に言えば与田さんは自分の思いをエレガントに遂げましたからね」
 「それで『ただ1度だけのたわむれ』ですんだのかい?」
 「どうして?」
 「今までの流れを聞いていて、なんとなくね」
 「あなた、感がいいのね。・・・神罰はこんな生易しいものではなかったわ」とため息をつきます。
 「響子、時間も遅いし続きは今度きかせてもらうとして、最後にひとつだけ聞いていいかな?」
 「どうぞなんなりと」
 「受け留めたの?与田氏の証しを」
 しばらく考えたあと「許したのよ。・・・与田さん、ハンカチを握りしめていたけど。・・・美しいフィナーレを迎えたいし」
 「2人が?・・・部長にも許してないのに?」
 「あなた、ちゃんと計算しているからだいじょうぶよ」というと立ち上がります。
 私はハンガーから妻のコートをとり「こういう痴的な話はお互いある程度IQがないと成り立たないからね。そういう意味でも僕はシアワセだな」といいながら肩に掛けます。
 妻は袖に手を通しながら「知的なお話?」といぶかしがります。
 私は妻のコメカミを両手で押さえ、強引こちらを向かせ「エッチのチだよ!」というと、照れ隠しに乱暴にクチビルを重ねます。
 今まで立ったままキスをした記憶をたどりながら。
 残念ながら思い出せない。
 あったのか、なかったのか。

*余談*
 銀座の山野楽器店で山本潤子「Junko Yamamoto The Best」というタイトルのCDを購入した。
 2人のあいだでは与田氏のイニシャルをとって“Yテーマ”とよんでいます。
 たまに房事のBGMに使うと具合がいいようです。

4 名前:col

2022/06/01 (Wed) 17:09:19

⑩与田氏、妻を語る
 「⑨妻とのダイアログⅢ」の続きです。
 年が明けてから大阪に与田氏を訪ねました。
 電話で前もって事の次第を伝えると「1年近くたってから?・・・さすがにアタマがいいですね。奥さんは。・・・賢いという意味ですよ。・・・いつでもいらっしゃい。奥さんを肴に飲みましょう」と屈託のない様子にほっとして電話を置きます。
 当日は市内で所用を済ませてから、大阪駅で18時に待ち合わせ駅裏にある大衆焼肉店に案内されます。
 店内はまだ客もまばらで、前後を低い衝立で仕切られた小上がりに通されます。
 お酒を熱燗で注文すると、与田氏は上着を脱ぎ、裏を表にして小さくタタミながら「あなたを煙に巻くつもりはないけど、こういう所もたまにはいいでしょう。偉くなるとこのような店とも縁遠くなるし」と独りごとのように言うのを受けて「サラリーマンには気の置けない赤提灯が1番ですよ」とフォローします。
 「ところで、新しい名刺もらえる?」
 「あっ!すいません。遅れまして。・・・お陰さまで」といいながら名刺を差し出すと1瞥した後、丁寧にそれを名刺入れに収めます。
 「あとはオンボードですな」
 「なかなか、私なんかには」と顔の前で手を振って否定すると「志は大きく持たないと。・・・能力は申し分ないし『一豊の妻』はいるし」とニヤリとします。
 酒が来ると私を左手で制しながら、徳利をとり2人の盃に酒をみたします。
 「私も暮れに辞令が出てね。・・・広島の責任者としてね」
 「そうですか!それはおめでとうございます」
 「3,4年で本社に戻れないと、そのまま上がりのポストだからね」と心なしか寂しげです。
 「ともかく再会を祝して」といってから盃をあけます。
 そのあとは業界の情報や人の消息などの話題で30分ほど経過すると、客席も半分ぐらい埋まり、遠い席の客が煙で霞んで見えるそれらしい雰囲気になります。
 ただ、アルコールがまだ進んでいないのか、人数の割には静かです。
 私は最終の『のぞみ』で帰る予定なので、本題を切り出すタイミングを見計らっています。
 耳を澄ますと衝立の後の話も聞き取れるので躊躇していましたが、大ジョッキが運ばれてきたのを機に話を切り出します。
 「与田さん、昨年お願いした車の件ですけど。・・・どうでしたか?」と与田氏の得意とする分野に話題を振ります。
 1瞬、怪訝な表情を見せますが、すぐ了解したようで「ご依頼の件ね?電話で概略はお話をしていますよね?」と真顔でいいます。
 「変な癖がついたのではないかと、ご心配のようでしたけど」
 「異状ないですか?」
 「あなたもご覧になったように、加速、制動、ハンドル、スプリング、足廻り、ホーン等まったくね。潤滑油も十分だし。以前にくらべるとエンジンの音が変わったようだし。ハンドルの遊びが小さくなったような気がして・・・」
 「山本さんが大事に乗りすぎて、車の良さを引き出していないよ。これある意味車にとって不幸なことでね。・・・第1にハンドルの遊びが小さくなったということは、それだけシャープな反応をするわけ。言い換えればスポーツカーに近かづいたわけで歓迎すべきことじゃないですか」
 「・・・」
 「山本さん、誰かに車を貸したことがありますか?」
 「ええ、1度だけ取引先の部長に」
 「その人が東名で目1杯ぶっ飛ばしたのかな。・・・私も乗ってみてそんな誘惑に駆られたな。・・・レスポンスが抜群なのよ。アクセルを踏み込むと車体が沈み込むように加速するけど、ドライバーにショックはないのよ。タイヤと緩衝器がいいのか、車体の剛性がしなやかなのか」というとジョッキを口に運びます。
 「乗っていてね、オーナーさんが羨ましくてね。・・・よく乗るの?」
 「週に1度あるかないかですね。平均すると月に2、3度かな。それもごく近場ですけど」と応じます。
 「長距離を乗って加速・減速をしながら高速を飛ばさないと、あの車のよさは分かりませんよ」
 「法定速度厳守で1般道でもいつも煽られています」と笑います。
 「それじゃー、追い越しとか進路変更なんか滅多にしないのでしょう?」
 「そうですね、もっぱら正面を見て安全運転を意識していますね」
 「それじゃー、あの車の良さを堪能できないね。・・・ギィヤーをバックに入れてもスムースだし」と真剣な眼差しで私を見つめます。
 私はバックという言葉に1瞬戸惑いますが、冷静に対応します。
 「そうですか。それは、・・・どうも」
 「オーナーさん経験ないの?」
 「・・・車が嫌がるのですよ」
 「ちゃんと手順を踏んでないのかな?2速からいきなり入れようとすると。・・・それとも人をみるのかね?・・・馬は乗り手の技量を瞬時に見分けて対応するらしいけど」と私をからかうように言うと、ロースターからヒョイと焼肉を摘み上げ、口にしてから火の加減を調節します。
 「30分くらい運転して車の性能の良さに感激してね。もちろん外観も抜群なのは言うまでもないよね。そうしたら『オフロードに乗り入れてこの車の突き詰めた所を知りたい』という衝動に駆られてね。あなたの目を盗んで乗り入れたわけ。このチャンスを逃すと2度とないからね。・・・この件は先日電話をもらった時打ち明けたよね」
 「・・・」
 私はだまって頷きます。
 「車は私の意図を知るとびっくりして、あばれましたがね。強引にハンドルを押さえて。泥で汚れるといけないからアクセサリーは全部はずしてから、ドライバーもごく身軽になってね」
 「・・・」
 私はビールをゴクリと喉に流し込みます。
 「さすがにオフロードを初体験の車は悲鳴をあげたよ。車に掛かる負荷が凄いからね。斜面を流されないようにブレーキを踏みながら、だまし、だまし窪みまで降りたのよ」と両手を前に出すとそれを交互に上下させながら話します。
 「目の前はかなりの登りでね。ギヤーを入れようとしてもなかなか入らないのよ」と与田氏は左手を膝に下ろすと拳をつくり前後に揺すります。
 「困りますねえー。・・・ベテランドライバーがどうしたのですか?」と私は焼き上がった肉を与田氏の皿に移すと、与田氏はアタマを左右に振り「車がイヤイヤをして抵抗するのよ。こうなると私も意地でね。闇雲にね」と両手でハンドルを握る動作をしながら、コブシを前後に動かします。
 「そのうちはずみでツルッと入ったのよ。・・・ギィヤーボックスのオイルも適温、適量でね」
 「ひとまずテストドライバーとしての体面を保ったわけですね?」
 「それがそうは行かないのよ。普通はこういう状態になれば車さんもなんとか折り合いをつけてくれるよね。・・・30分前にはしっかり噛み合っていたのだから」
 「だめですか?」
 「ソフトウエアーをいきなり強引に外したのがご機嫌を損じたみたいでね。・・・外そうとするわけよ、ギヤーを。カラダを捻ったり、せり上がったりして」
 「すくい上げた鯉が網から逃れようとしているみたいですね」とあいのてを入れると与田氏はビールを1口飲んでから「山本さん、ヘラ鮒釣りやりますよね。掛かると竿が満月のようにしなって、穂先が前後左右に揺れ、手元にバンバン手応えがあって・・・」
 「やみつきになりますね」
 「分かりますよね!山本さんの奥さんと私のシュチュエイションがまさにそれでね」
 「竿先にビンビンきますか?若鮎のようですね」
 「もうたまらんですよ。・・・奥方は必死で気がつきませんがね」と与田氏の口調も熱を帯びてきて、いつのまにか相手の主語が車から妻に代わっています。
 「なるほど・・・」
 「そんなやり取りを味わっていると、おとなしくなってきたので油断したのね。急にカラダを捻られたらバレちゃって」
 「鮎が跳ねたわけですね。・・・針が小さすぎたかな?」と私は主語を鮎に変えるように誘導します。
 「子鮎じゃないからね。・・・でも魚になめられてはいけないでしょう」と主語が変わりますが、またすぐ戻ります。
 「押さえつけて、奥さんの基礎にこんなに太いボルトを打ち込んでからね・・・」と剣道の竹刀を握るような仕草をすると「背中からこの様に手を回してね。奥さんの両肩をアンカーで固定したのよ」と鉄棒に逆手にぶら下がり、懸垂をするような格好をします。
 私は手にしたジョッキを置くと、大きく頷きながら思わず身を乗り出します。
 店内は既に満席状態で、話す声も聞き取りにくい状態です。
 「さすがに建築資材を扱う与田さん、もうがっちりですね」
 「あとはこうしてアンカーを締め上げれば、もう外れないでしょう?」と両腕でガッツポーズのようなカタチをつくりますが、与田氏の顔はもう酔いのため紅潮し、身振りを交えた語り口も滑らかです。
 私は妻の姿態が目に浮かびますが、冷静に対応します。
 「シーツにピンで留められた何かの標本みたいですね」と言うと与田氏は思わず吹きだし「さすが慶応出の山本さん、俯瞰しましたか、視点がちがいますなあー・・・」と感心してみせますが、すぐ「顔と4肢だけしか観察出来ない標本もねえー・・・」と言って私の反応を探ります。
 「押さえ込みで観念したのですか?」
 「そう。・・・1分ぐらいホールドしたらね。カラダの下で奥さんが柔らかくなってね。やっと折り合いをつけてくれたのだと感じたね」と目を輝かせます。
 「『電話をさせてください』というのよ。奥さん、かすれた声で」
 「・・・?これOKサインでしょう?」
 「そう、奥さんアタマがいいでしょう?」と言いビールを飲み干し手の甲で口を拭うと話を続けます。
 「でもね、この申し出を無視して身動きせずに同じ体勢を取り続けたのよ」
 「『奥さん、先に動きなさい。心の扉を開きなさい』というサインですか?」
 「さすがですね、山本さん」
 「無言で揺るぎない意思を示して、妻をコントロールしたわけですね」
 「山本さん『その気があるの?』と聞くと無言で否定します。僕には奥さんの顔は見えないのだけど『お願いですから電話をさせてください』とだんだん声がハナにかかり哀願調になって、涙ぐむ様子がわかるのよ。涙腺がゆるむとハナからも出るからね」
 「・・・」
 「普通の男ならここで折り合いをつけちゃうでしょう?でも奥さんの突き詰めた所、本質を探ってほしいとのご依頼でしたからね、あなたの」と言ってニヤリとします。
 「そうですね」
 「それでも取り合わないでいたら、なにもいわなくなってね。しばらくするとしゃくりあげる様に嗚咽するのよ」
 「シャックリみたいに?」と妻の泣きじゃくる顔を見たことのない私は、掛け値なしに驚いてみせます。
 「そう、そのシャクリ上げる時ね、ボルトに言葉で言い表せないようなテンションがかかるのよ」と与田氏は充血した目を細めて微妙な表情をしています。
 「リズムカルにね。奥さんの魂の律動がボルトから押し寄せる波のように私の脳にとどくわけ。・・・男って1般に発信しているときは強いのだけど、受信に専念している時はもうだらしないね。チャンネルを切り替えて、他のことをアタマに浮かべないと暴発しそうでね・・・」
 「分かりますよ」
 「奥さんの顔を見たかったけれど、見たらもう、もたないからね。僕の負けだから」と酔いが廻ってきたのか言い回しがワンフレーズ気味になってきますが、話が佳境に入ってきたので余計な言葉を挟まず、ただ頷いて聞いています。
 「それからしばらくしてね、シーツに投げ出されていた奥さんの両手が私の腰に回されてね。・・・それがゆっくり手探りするように、背中から肩先まで移動するのよ。指先を軽く立てて優しく。泣きじゃくりながら」
 「与田さんの思惑通りですね」
 「僕はもう自分の下唇を噛んでね。耐えたよ。・・・奥さんすごいね。アタマがいいね。そしてね、その手を後頭部から首に移動させるとね。・・・指先を1杯に開いて抱きしめるのよ、強く」と胸前で雑巾を絞るような格好をします。
 「奥さんの涙が僕のコメカミを濡らすのよ。自分のクチビルから血が滲み出ているが分かるのよ。味がするから。アンカーを解いて、サイドテーブルから奥さんのバックを取ろうとしたが、手が届かなくてね。奥さんのカラダを斜めに移動しようとすると協力的なのよ」
 「もう泣いていないのですね?」
 「そう、僕の意図が分かったのでしょうね」
 「ボルトは?」
 「そのまましっかりとね」
 「携帯を無言で渡したら、涙をぬぐい無言で受けとってね。・・・ぼくは電話の邪魔にならないように元の体勢になって」
 「アンカーを掛けて?」
 「そうだね。・・・奥さん左手で器用に携帯を操作していたよ」
 「見ていたのですか?」
 「見えないよ。操作音で分ります。・・・話し始めしばらくすると右手で私の頭を抱きしめて。あれ何でしょうねえー?」と与田氏は首を傾げます。
 「何でしょうねえー?・・・ボルトから電流でも流しましたか?」というとしばらく間をおいて「山本さん、ヘラブナ釣りの話ね。アタリすごく微妙ですよねえー。浮きがちょっと沈んだり、浮き上がったり。風を受けたように斜めになったりして」
 「繊細な浮きを使って、微妙な当たりをとる。釣り冥利につきますなあー。・・・のめり込むゆえんでしょう」と私は応じます。
 「奥さんが話し出すとその微妙な当たりが来てね、ボルトの頭に。ハエがとまったり、飛び去ったりしてムズ痒いような感覚が・・・」
 「きっと基礎の底が糸電話の膜みたいになっていて振動をボルトに伝えるのでしょう。・・・膜も異物を感知して大脳に伝え、右手が無意識のうちに与田さんの頭にね・・・」
 「さすがですね山本さん。・・・さっきも言いましたが受信中はつらいですね。今度は左側のクチビルを噛んで。電話長くてね。大事な約束があったみたいで申し訳なさそうに謝っていましたよ、奥さん」としみじみと与田氏は語ります。
 私の後ろの4人連れの客が帰り支度を始めたので何気なく時計をみると「泊まりでしょう?」と与田氏が聞くのでそれを否定すると、ロースターの火を落とし、空いた皿など整理すると、タバコに火をつけてから改まった調子で話しはじめます。
 「あなたとも長い付き合いで、随分、女談義をしたね。ほとんど聞き役で話半分に聞いていたでしょう。あれほとんど受け売りですよ。源氏物語にもあるでしょう。雨の夜長に男たちが自分の経験をまじえて女のタナオロシをするくだり。あれ最近まで日本の文化でね。男が3人集まると伝聞、仄聞をまじえて針小棒大に話が盛り上がってね。宴会というと猥歌を歌って。いまは情報の氾濫でそんなこともないでしょう・・・」となんとなく寂しげに語ります。
 「あの日、奥さんに『鍵を閉めて』といわれて立ち上がったとき、足が震えてね。ドアのところまで行っても手が震えてドアチェーンがうまく掛からなくて。見ていてわかったでしょう。話があったとき、ホラ話をした手前あとに引けなくてね。もちろん奥さんの魅力も捨てがたいし。ひとつ間違えれば身の破滅、家庭崩壊だからねえー。あなたが立ち会ってくれるという事がたよりでしたね、引き受けた。ビックマウスほどアースのホールが小さくて、気も小さいのよ。でもそんな気配少しも見せなかったでしょう。・・・だけど今迄の話はオブラートに包んだ部分もあるし、主観的に誇張した箇所もあるがほぼ事実ですよ。1幕目を見ているから分かりますよね」と言って笑います。
 「それにしても奥さん、いい女だねえー。1穴主義のあなたには分からないな。奥さん以外と経験がないのだから比較のしようがないもの。顔とかプローポーションのことをいっているのではないですよ。カラダの柔らかさ、寝間での何気ない身のこなしと声、それから手頃な身長と体重、これ見落としがちだが房事には大切な要素でね。流れを止めずスムースに女性を次のバリエイションへと誘うためにね。軽すぎると充実感というか有り難味が少しね。・・・あなた奥さんを抱き起こしたり、抱き上げたことないでしょう」
 私は目で肯定します。
 「山本さんも2、3人経験したほうがいいね。奥さんのよさが分かるから。お金ですむことですから」
 「生理的にだめですよ」
 「商売女が?」
 「いやそういう意味じゃなくて」
 「奥さんには勧めても、ご自分はだめ?・・・どうも分からないですなあー、私には」
 「・・・」
 「そうか!奥さんのお墨付きの女性なら・・・」
 「まあ、そんなことにしておきましょう」
 「ずいぶんいってくれますねぇー。・・・本当に」
 「それより先ほどの話の続きは・・・」と先を促すと与田氏はしばらく考えてから語りはじめます。
 「2幕目のはなしね。わたしもこんな経験なくてね。あえていえばいまの女房とあったかな。だから、先輩や同僚の体験談を参考にしたがね、これも実体は伝聞や虚構かもしれませんよ。でも心配だった1幕目はあなたもご覧になったように大成功だったでしょう」
 「私も興奮しました。終わり良ければ総て良しの世界ですものね」
 「奥さんを手の内にいれたという実感があって、自信が湧いてきましたね。ただ、今度は山本さんがいませんからね。1気呵成にことを運ばなければというあせりがありましたよ。奥さんがバスルームに居るうちに、手荷物とコートをクロゼットに隠すとかいろいろ段取りを考えてね」
 「かなり知能犯ですね」
 「奥さんは電話連絡がすむとほっとしたのでしょうね。携帯をもった手で私の背中をたたくから、カラダを起こし、それを受け取りバックに入れてサイドテーブルにもどしましたよ」
 「つながったまま?」
 「そう。・・・奥さんは電話をしたくて泣いていたみたいですよ、後で聞くと。顔を見ると目は閉じていますが現実を受け入れているのがわかりました。最初に言われたとき聞き入れてあげれば、泣かずにすんだのにと思うとなんだか不憫でね。可哀そうなことをしたと後味がわるかったな」
 「でも、おかげで絶妙の感触を・・・」とわたしがフォローします。
 「今度は私が主導権をとる番ですからね。自分のペースで動くときは我慢がききますから。こう両足を肩に担いで、から自分のアタマが奥さんの真上くらいに来るようにカラダを前倒しにして・・・」
 「そんなに無理でしょう」
 「だからさっきもいったでしょう!カラダが柔らかいのよ、奥さん」
 「・・・」
 「奥さんの顔を覗き込むようにして『ゴメンネエー、奥さん、ゴメンネエー』を繰り返し言ったの。腰の動きに合わせて、声に強弱、緩急をつけて」
 「かなりエロイですね」
 「経験ないの?」と呆れ顔をする与田氏。
 「・・・」
 「下の方は、ずーと前から申し分ないのよ。奥さんも分かっているはずよ。拗ねているのか、焦らしているのか、怒っているのか、上の方はまったく反応がないのよ。いわゆるマグロ状態ね」
 「勝手にどうぞみたいな?」
 「そういうわけでもないけど、ここで掛ける言葉が途切れたらだめだからね」
 「1幕目で拝見していますから、与田さんの姿が目に浮かびますよ」
 「次の殺し文句が見つかるまで『ゴメンネエー、奥さん』をバリエイションをつけながら繰り返したの」と言うと与田氏は2本目のタバコに火をつけます。
 店内は相変わらず満席に近く、相席を求められやしないかと心配です。
 「奥さんの脚にさらに体重をのせて、体をより前倒してから囁いたの『怖い思いをさせちゃって、ゴメンネエー。奥さん、ツライネエー、ツラカッタネエー』と謝罪といたわりの気持ちを込めてね。数回、語順を変えたりして」
 「腰のうごきは?」
 「自分のことばに合わせてユックリ静かに」
 「なるほど。・・・弱くても発信し続けないと」
 「そのうち左の乳首が膨らんでくるのよ。自然と・・・」
 「よく見てますねえー!顔を見て語りかけながら・・・」
 「バロメーターだからね」
 「なるほど・・・」
 「でもこのとき乳房に触れたり掴んだりしたらだめよ」
 「混信するから?」
 「山本さん、さすが鋭いね」
 「ボキャ貧でうまく表現できないけど、投げ掛けている言葉を指先から奥さんの乳首を経由してハートに送っている感じかな。だから『ゴメンネエー、ゴメンネエー』ようにね」と言葉に合わせて指をうごかします。
 「乳首はアンテナですか?」
 「思わぬところにもアンテナはありますけどね」
 「ボルトも?」
 「そうですよ。合わせるように軽くアクセントをつけて。こう・・・」と身振りで示します。
 「それでどうなりました?」
 「奥さんのクチビルの緊張が少し緩んでね。アタマが左に少し傾いて、口の端が少しひらくのよ」
 「微妙なサインですね」
 「この機をとらえさらに体重を掛けてね。奥さんをアタマが左右に揺れるぐらい、激しく腰を使ったのですよ『ゴメンね、ゴメンね』といいながら」
 「ピアニッシモからフォルテに1気にシフトしたわけですね」
 「そうしたら、口を開けてね。息を吐いていましたね。これ以降、奥さんが口を閉じる場面はないですよ」
 「随分、手順をふませましたね」
 「こうなればもう心配ないね。もう少し楽な姿勢に戻して言葉を選びながら優しくケアーすればね」
 「そういうものですかね」と感心してみせます。
 「そうですよ。私がね『奥さん、気持ちいいですよー。すごっくいいですよー』と繰り返しながらゆっくり腰を動かしていたら、奥さんが静かに目をあけてね、視線がまだまだ定まっていませんけれどね。それでね、奥さんを見ながら『気持ちいいですよー、アリガトネー。奥さん、すごっくいいですよー』と感謝の眼差しでいってからね『ゴメンネエー、奥さんも気持ちよくしますからねー。待っててくださいねー』と言ってね『ホレ、ホレ』と掛け声をだしながら動きを強めたんですよ」
 「ピアノからフォルテへ。・・・なるほど」
 「するとね。目は閉じているのだが、掛け声に合わせて『ハッ、ハッ、ハッ』と吐息が声になって、だんだん大きくなってね。口は鉢から飛び出した金魚みたいに」
 「なるほど。・・・息切れ状態?」
 「それで動きを元に戻してね『ホーレ、ホーレ』の掛け声でゆっくり腰を入れながら『奥さん、気持ちいいですかー。気持ちいいですかー』と問いかけるとうっすらまた目を開けてね、アタマを少し傾げて、照れくさいというのか、恥ずかしそうというのか、うまく表現できないが、はにかむような笑みを浮かべてね。奥さんの目を見ながら『気持ちいい?』と聞いたのよ。そしたら何もいわずにね、アタマを更にもう少し傾げて、両手をおもむろに上げると、私の首に回すのよ。私を見つめながら。なんともいえない表情で」
 私は飯田橋で、私の目の前で部長に組み敷かれながら、放送禁止用語を口にするよう求められているときの妻のしぐさや表情を思いだします。
 「分かりますねえー、その感じ。与田さんの言い草じゃないけど、もうたまらんでしょう?」
 「タ・マ・リ・マ・ヘ・ン・ナ」と与田氏は目を見張ります。
 「あなたに首ったけということですかね?」
 「そうじゃないね。私の問いに対して答えているよ『気持ちいいわー』って『でもまだ口に出して言えないのよー』って『あなたのこともう許しているのよー』って」
 「与田さんの受け留め方って凄いですね」と掛け値なしに驚きます。
 「それより奥さんをほめてあげてくださいよ。本当にすごいでしょう?これがあなたの奥様の本質です。つまりギフト、天からの授かり物をもっていらっしゃる『雨降って地固まる』とはよく言ったものでね。この時点から30分くらい経過すると、奥さんも私の問いかけに『気持ちいいわー』と言えるようになってね。私に心を開いてくれたのよ。・・・時間がないようだから、ここまでにして後は次の機会にしましょう」と言うと与田氏はライターとタバコをポケットにしまいます。
 「ちょっと待ってください、与田さん。・・・まとめとしてセックスってなんですか?」
 「山本さん、セックスは駆け引きをともなった対話ですよ。あらゆるチャンネルを使った男と女の。だから言葉が途切れたらだめね。ホーレ、ホレ、ハーイ、ハイ、ソーレ、ソレなどの掛け声も、感極まって出る声も吐息も寝間では言葉です。もっというと衣擦れの音、ベッドのきしむ音、チャピチャピ、ピチャピチャという音も2人が発信している言葉なのね。若い頃かなり深刻な夫婦喧嘩をしたとき、女房を張り倒してレイプ紛いのことをしてね。足で蹴られたり、引っかかれたりしたけど。とにかく入れちゃったのよ。そうしたらいんだよねえー、これが『ごめんねえー』が素直に言えて。後は奥さんの時のようにゆっくりなだめすかしてね。終って私の傷の手当てをしている女房を見て、またムラムラとね。若いっていいね?それ以来女房、気が強くなってね。夫婦喧嘩が絶えなくて困ったね。意味判るでしょう?」と与田氏はウインクします。
 「与田さん、最後にひとつ質問していいですか?」
 「どうぞ・・・」
 「与田さんが1番印象に残ったことは?」
 与田氏はしばらく思い起こすように考えてから答えます。
 「奥さんをドアのところまで送っていったときこういったのよ『ごめんなさいね。与田さん、私の思慮が足りなくてこんなことになって。忘れてくださいね』って。これ皮肉や嫌味じゃないよ。頭にガーンときて呆然自失よ」

5 名前:col

2022/06/01 (Wed) 17:46:51

⑪妻とのダイアログⅣ
 「⑩与田氏、妻を語る」の続きです。
 横浜で知人の絵の個展を見た帰り、湾岸道路を経由して京浜島によります。
 妻から与田氏との出来事の結末をきくためです。
 このことは前夜妻に言ってあります。
 目的地に着くと日はすでに暮れています。
 低く垂れ込めた雲をコンビナートの明りが照らしだしていて、目の前は羽田空港です。
 水路を隔てたはるか遠くに、ナトリューム灯のオレンジの光が、ターミナルビルを中心に帯のように広がり、揺らめいています。
 そしてキィーンというエンジン音のなか、左から右へジェット機がゆっくり降下しながら、滑走路と思しき方向をめざしています。
 客席の窓の明かりも見え、しばらくしてその明かりが水平になると、十数秒後にゴオーという逆噴射の音が届きます。
 左に目をやると、後続機が翼灯を点滅させバンクを取りながら、大きく旋回しランデイングアプローチに入ろうとしています。
 私たちは飛行機を目で追いながら、十数年前に来たときの様子を思い浮かべ、その変わり様についてあれこれ話をします。
 私は近くの自販機から缶コーヒーを求め、それを妻に手渡すのを機に話を切り出します。
 車の外は身を切るような寒さです。
 「今日は2人ともしらふだからね。今までとは勝手が違うけど飛行機のコックピットの中にいると思って気楽に話して」と言うと、妻はヘッドレストに頭をゆだねるとゆっくりこちらを向き「そうね・・・」と言うと、しばらく間を置いてから話はじめます。
 「シャワーを浴びて、お化粧を直してから外に出ると靴がないのよ。スリッパが置いてあって」
 「そこへバスローブ姿の与田さんが来て『お茶でも飲んで待っていて下さい』といって、バスルームに入ったの。私と入れ替わるようにして」
 「含みのある1言だね」
 「テーブルに、紅茶セットとトーストサンドがあるのよ」
 「食べたの?」と聞くと「食べるわけがないでしょう。そんな心境じゃないのよ。時間もないし」と聞かれたことがよほど心外だったようです。
 「靴を探したけど見つからないの。与田さん聞いたら『ベッドルームだ』というのよ」
 「入ったの?」と聞くと頷きます。
 「暖房が効き過ぎてあついのよ。奥のベッドの上には与田さんの脱いだものがあって、手前のはシーツがむき出しになっているのね」
 「あったの?」
 「見当たらないのよ。クローゼットを開けたらコートとジャケットはあるの」
 「・・・」
 「それを取ってクローゼットを閉めたら、与田さんが入り口に立っているのよ」
 「随分、早いね」
 「心臓が止まりそうなくらいびっくりしたわよ」
 「サスペンスドラマのワンシーンだね」
 「そうね。まだそこにいるはずがない人がそこにいるとね」
 「『奥さん帰るの?』と聞くから事情を説明したのよ」といってから缶、コーヒーの蓋を開けると1口飲みます。
 「そうしたら『約束が違うだろうが、奥さん!』と私のところに来ると、コートと上着をひったくるようにとって、奥のベッドに投げるのよ。怖かったわー。本当よ、あなた」と私をのぞきこむように言います。
 「なにか約束をしていたの?」
 「してないわよ!『シャワーを使わせて』とお願いしたことを逆手にとって、言い掛かりをつけているのよ」
 「だからこの前いったでしょう。あれは拙いよって。誤解を受けるよって」
 「・・・」
 「メインデイシュだと思って、ゆっくり味わって食べようとしていた魚料理を前に、もう1皿ステーキが用意されていると知らされたら、魚料理はそこそこにして、次の料理に期待するよね」
 「また、たとえ話ね」
 「1回目のとき、与田氏は君に執着した?意外に早く終わったのじゃない?」と聞くと「そうね『もう我慢できない』と言っていましたからね」と答えます。
 「早く次のオモテナシにありつきたくて、気もそぞろといった感じだね」
 「そうなの?」と他人ごとのように呟く妻。
 「それがシャワーを浴びて、さあこれからと思っていたのに出鼻を挫かれ逆上した訳だ」と与田氏に同情してみせます。
 「腰をギューと抱き締められ、ベッドに押し倒されてから、あっという間に脱がされちゃって」
 「1度経験済だからね。与田氏手馴れているね」とフォローします。
 「与田さん、私を見下ろしながらバスローブの紐を解こうとしているのよ」
 「ウン」と頷くと、私はコーヒーを飲みます。
 「カラダを起こして、ベッドに腰掛けるような格好でいったの『今日は帰して』って」
 「響子、君は学習できていないよ。そんな1時凌ぎのことを言って。相手につけいる隙を与えるだけだよ。次の日を期待するよ」と私は驚きます。
 「そおしたら、いきなりパーンと叩かれたの」と頬に手をやる妻。
 「ヴァイオレンスだね。・・・与田氏は全身で怒っているの?」
 「?・・・そうよ。もう目の前で、思わず目をつぶったわ」としんみりとします。
 「それで?」
 「肩を突かれてそのまま倒されたの。何で叩かれなきゃいけないのと思うと、悔しくて精1杯抵抗したのよ。・・・でもだめね。手首を押さえられちゃうと」と遠くを見るような目つきで話します。
 前を見ると、いつの間にか大粒の雨がフロントガラスを濡らしています。
 「外堀を埋められちゃているしね。あとは1直線かー。でも精1杯って、噛み付いたり、大声を出したりしたの?」と聞くと首を振ります。
 「どうして?」とさらに聞くと、しばらく考えたあと思い起こすように述懐します。
 「中3のときね。日曜日に友達と映画を見たのよ。帰り、1人で夜道を歩いていたら、車が近寄ってきて声をかけるの『乗っていかない?』って」
 私は15,6歳時の妻のアルバムを思い出し、結婚する6年前かと脈絡のないことを1瞬考えます。
 「送り狼かい?」
 「年の割には大人に見られていたから、そうかもしれないし、単なるナンパかもね。無視して歩いたら、車がスーと前に出ると止るのね」
 「・・・」
 「怖いから知らないお宅に飛び込んで、家に電話してもらったのよ」
 「お祖母ちゃんしかいなくてね。そこのご主人が車で送ってくれたの」
 「翌日、夕食のあとお祖母ちゃんの部屋に呼ばれて教わったのよ。色々」
 「なにを?」
 「女の危機管理についてよ。・・・与田さんと私のケースみたいなときの」
 「それで『シャワーを使わせて』とか『今日は帰して』とか事態を先送りしようとしたの?」
 「刹那、刹那に出たことですからね。わからないわ。とにかく、引っ掻いたり、噛み付いたり、大声をだしたら駄目だといわれたの。気が小さい男は逆上して最悪のことになるから、冷静になって状況を判断しなさい。場合によっては諦めなさい。そうすれば命までとられないからって。その状況も具体的によ」
 「お祖母ちゃんの経験からかな?」
 「そうじゃないわよ。当時いろいろ事件があったのよ。こう言う話は母はできないのよ、わたしに」
 「君はできるの?2人の娘に?」
 「できないわね・・・」と言うとしばらく沈黙が続きます。
 「まえにもいったと思うけど、小さいときから『女のカラダは大切なお嫁入りの道具だからね。傷つけちゃだめだよ』と言われながら育ったの。膝を擦りむいたりしたときね、お祖母ちゃんに。5年生になった時『お医者さん以外の男にカラダを触らせてはだめだよ。響子のお婿さん以外はね』て、お風呂で言われたわ。孫が現実的な場面に遭遇して、何が1番大切なのか教えたかったのよ、身の処し方を。教えてきた事を軌道修正したのね、高校のときはね、夫に可愛がってもらえる妻について色々とね。・・・だからあなたは幸せなのよ」と私をいたずらっぽい目をしてからかいます。
 「僕もお祖母ちゃんに感謝しないといけないな。響子、この前、与田氏が終わったあと涙が出たとか言っていたよね?」と話を1月前の2人に戻します。
 「・・・そうね」
 「その涙ね・・・『不注意でこんな事になってしまったけど、教えられたように出来ましたからね』と、天国にいるお祖母ちゃんに対するお詫びと感謝の涙じゃないの?」
 「・・・そうね。・・・あなたすごいわね。そういう私の気がつかない深層心理までおわかりになって。だからいつも優しいのね。好きよ、そういうあなた」と持ち上げられ、気恥ずかしくなり「それでどうしたの?」と話を元に戻します。
 「もう諦めたの。身動きが出来ないのよ。じーっとしていたわ。重たいのよ与田さん。そうしたらパーンという叩かれた音が甦ってきてね。頬があついのよ」
 「初めてなの、暴力を振るわれたの?」と聞くと黙って頷きます。
 「バザーに間に合いそうにないから、電話連絡をしたいのよ。だけど全然無視されて口をきいてくれないの。怒っているのね」
 「電話なんてしなくたって、たかがバザーぐらいで」
 「あなた責任者のひとりなのよ。無断で欠席したら信用をなくすわよ。女の世界って厳しいのよ。あなたが考えているよりも・・・」
 「相変わらず上昇志向が強いね」
 「もう泣きたくなったわ」
 「与田氏を受け入れちゃっているの?」と聞くと頷きます。
 「デッドロック状態だね。何か打開策を講じないと。飛行機ならエンジンストールで滑空中だからね」
 「・・・」
 「『鳴かぬなら泣くまで待とうホトトギス』の心境かな与田氏は」と与田氏との話を思い出しながら妻に語りかけます。
 「そうね、とくかく電話をしなければいけないと思うと切なくてね。あなた、本当に泣けてくるのよ」
 「泣いたの?」と聞くと黙って頷き「ベソをかいたの。子供のとき以来ね」と呟くと目を閉じます。
 「『泣く子と地頭には勝てない』と昔の人は言うけど、電話をさせてもらえたの?」
 「しばらくしてからよ。・・・『階段を踏み外して捻挫したようだから、しばらく様子をみてから医者に行きますから』ということで」
 「君らしいね」
 「電話に出た武藤さんが『頭は打ってないの。本当に辛そうね。ご主人に連絡したの?』と本当に心配そうなのよ。なんだか申し訳なくて」
 「そうだね、与田氏に組敷かれたままではね。恐れ多いね、先輩に対して」と妻に同情すると「寝て話すと声がいくらか違うでしょう。まして胸を圧迫されているし。なんだか変な臨場感が出ちゃって」と弁解する妻。
 私は明かり採りに点けていたナビを消すと、コンソールの僅かな光が妻の横顔をうつします。
 「それで?」
 「ブラウスを脱がされてね、お相手をしたわ。与田さんの汗でシミが付いているのよ」
 「電話も済んだし。後は楽しまないとね」と妻をからかうと「あなた本気でいっているの!」と少し気色ばります。
 「冗談ですよ。・・・少し話が湿っぽくなったからさ」
 「・・・」
 「与田氏は口を開いたの?」
 「そうね、何か言っていたわね?」
 「どんなこと?」
 「よく覚えていないわ」
 「君は?」
 「叩かれたのよ。生まれてはじめて。黙っておまかせするだけよ」と唇をかみしめます。
 「辛かった?」と妻の肩に手をやると「色々ね。・・・ベッドから上半身落とされたりして」としんみりと答えます。
 私は飯田橋での夜、部長の指示に恥じらいながらも、素直に応じている妻が頭に浮かびます。
 「『瀕死の白鳥』のプリマだね、色白だし。支えられてうまく舞えた?」
 「・・・」
 「響子の姿が目に浮かぶよ。飯田橋の君を見ているからね」
 「どういうこと?」といぶかしがります。
 「僕が普段、君を抱くときは1メートル以内の響子しか見られないからね。しかも上半身だけね」
 「飯田橋のとき襖を少し開けて見たのよ。3、4メートル位先で部長に抱かれている響子を」
 「見ていたの!」と目を見開いて驚きます。
 「ふすま越しに部長の声も聞こえるし、時々欄間を通して君の声も天井から聞こえたりしてね。ふすまというフィルターを通して聞く寝間の息遣いは、影絵を見ているような幻覚におそわれてね。それに加えて僕のいた部屋は電気が消されていたからね。欄間から光が漏れてね、天井に影がゆれるのよ。衣擦れの音に合わせて。もう我慢できなくて、覗いたわけ」
 「・・・」
 妻は黙って聞いています。
 「至福の時でね。1幅の絵を見ているみたいで。全身が見えるからね、柔らかく波打っている君の。これが僕の妻かと思うと誇らしくてね、部長に。部長も興奮しているし」と妻を讃えると「あなたはいつでもいうことがオーバーなのよ」と静かに言います。
 「『隣の芝生はよく見える』とはよくいったものだね?」と妻の同意をもとめます。
 「遠くから見るとアラが見えないということ?」
 「そうじゃなくて、他人に委ねて距離を置いて見ると、今まで気がつかなかった君のいい点が見えてくるということ」
 「具体的にいってね」
 「全体的にバランスがいいの。動きがしなやかで。うまく言えないけど。足だとかフクラハギがセクシーであることもわかったし」
 「それなら、あなたの目の前で部長に抱かれている私はどうなの?」と妻は1歩踏み込みます。
 「目の前だからね。今どの筋肉が緊張しているのかということまで見えてね。脚のこの辺の静脈がウッスラ透けてみえたりして」と私は自分の内股に手をやります。
 「よく見ているのね」とあきれ顔の妻。
 「見ているだけじゃないよ。こうして目をつぶるとね。枕元の水差しとグラスが『カチ、カチ』とクリスタルな音を出しているのが聞こえたり、香水のフレェイバーだとか2人の醸し出す微妙なスメルが届いたりしてね」
 「・・・」
 「君が部長に何か言わされようとしているから目を開くと、1輪差しが揺れていてね」
 「・・・」
 「攻められていたね。どうして言ってあげなかったの?」と聞くとしばらく間をおいてから答えます。
 「そんなこと口には出せないわ。子供の父親であるあなたの前ではね」
 「僕を通して子供を意識しているわけ?」
 「言葉という字は言霊(コトダマ)に由来していて、口からでると魂が宿るそうよ。これ部長さんの受け売りよ」
 「それでボデートーキングをしていたの?」
 「・・・?」
 「こう部長の首に手を回してさ、甘えるような仕草で『許して、それはいえないわー』というような表情で部長に訴えていたね。そういうのをボデートーキングというの」
 「そんなことしたかしら?・・・よく覚えていないわ」と笑います。
 「相手が僕だったら『だめ』と言うか、せいぜい首を振るぐらいかな」と妻をからかうと「そうね、子供の父親ですからね。部長さんは他人よ。お客様よ。」と真面目な顔でいいます。
 「あなたはどうなの?目の前で自分の子供の母親が男に抱かれているという感傷はないの?」と私を見据えます。
 私はしばらく考えてから話をはじめます。
 「また例え話だけど、僕が君から帝劇のチケットをプレゼントされて見に行ったとするよ。帰宅して『すごくよかったよ。感動して涙が止まらなくてね。余韻に浸って日比谷通りを2駅歩いたから遅くなったよ』と言ったら、自分の事のように嬉しいよね。出来れば自分もその場にいたかったと・・・」
 「そうね・・・」
 「帝劇を部長とすると、2人で帝劇に行ってね、隣の妻が感動するさまを見るのが僕の喜びかな。それを見て性的に自分が興奮するわけでないし、子供の母親という意識は全くないよ」
 「・・・」
 「・・・それで与田氏はどうしたの?」と話をもどすと、シートを少し倒してから素直に語りはじめます。
 「『気持ちいい?』と聞くのよ。・・・無視していると、繰り返し何回も。もうしょうがないから『気持ちいいわー』と言ってあげたの」
 「気持ちよかったの?」
 「成り行きでね」
 「それで?」
 「そうしたらね『教会のバザーをサボって気持ちがいいなんて不謹慎だね。僕が神に代わってお仕置きをしますからね』といって激しく責められたの」
 「往かされたの?」と聞くと頷きます。
 「もうぐったりしてね。なにも考えられないのよ。ただ呼吸が整うのを待っている感じね。目を閉じて。そして動悸が少し収まってきてからね『今、私、何をされたのかな?』といった感じね。」
 「そんなに深いエクスタシーを与えられたの?」
 「与田さん、本当に神がかりなのよ。・・・目をひらくと私のスカーフで手首を縛ろうとしているの『奥さんもちゃんとこうしてしっかりお祈りしないとね』といいながら」
 「君はどうしたの?」
 「頭がまだぼんやりしいて、されるままね」
 「でもすぐ、ベルトを持っているのがわかったの」
 「怖かったわー。それでパーン、パーンと枕を叩くのよ。おもわず目をつぶったわ。そしたら『主の前で膝を崩すと失礼だからね』といってこの辺をバインドされたのね。そのベルトで」と両手を黒いピケのタイトスカートの裾に置き指先を左右に開きます。
 「そのとき意識はハッキリしていたのに、抵抗しなかったの?」
 「『叩かれない、よかった』という思いが先立ってほっとしたのね。協力したのよ。今思うと不思議ね」
 「『叩かないで、はやくそれで縛って』みたいな心理がはたらいたのかな?」と聞くと「分からないけど、そうかしら・・・」と呟きます。
 「ギューと縛られたら頭がしびれるような感じなの。毛穴がキューッと締っていくような」
 「そのスカーフ、今でもあるの?」
 「あるわよ。・・・あなた、なにを考えているの?」といぶかしがります。
 「そういうことじゃなくて、忌まわしい思い出がまとわり付いたものだからね。・・・棄てたかと」
 「・・・」
 「ともかく、手足を縛られて手籠にされたわけだ」
 「テ・ゴ・メ?」
 「Violation」
 「そう言う意味ね。・・・状況は少し違いますけど?」
 「いや少しも違わないよ。テゴメって字で書くとハンドの手と馬籠宿の籠ね。この籠という漢字はカゴとも読むよね、竹で編んだ。カゴは竹のしなやか性質を利用して編むから丸いよね。ここから籠という字には真っ直ぐなものを『丸める』だとか『丸くする』と言う意味もあのよ」
 「そうなの」
 「だからなだめすかして言い包めることを『籠絡(ロウラク)』するというでしょう。口先で丸め込んじゃうわけよ。呑めないものも呑めるように」
 「あなた、その手つきちょっといやらしいわよ」
 「だから真っ直ぐな君のカラダも脚をたたまれ、茹で卵のように丸められて・・・」
 「・・・」
 妻は黙って聞いています。
 「手を合わせ、膝を折って、許しを請うたの?神の下僕に」
 「言わされたのよ。あなた・・・」
 「全身全霊でコミニュケイトしたの?なんて?」
 「たくさんあって忘れたわ。でもね、このとき『山本さんの奥さん』と呼びかけるのよ。今までは『奥さん』だったのに」
 「響子に人妻であることを意識させるためかね。それとも、僕の妻を犯しているという感覚かな?」
 「分からないわ。でもね、手足の自由を奪われ窮屈な格好でカラダを支配されちゃうと、精神は逆に解放されるのよ。不思議ね。子供みたいに」としみじみと言います。
 「胎児みたいな格好だからね。中国語で手籠のことを籠子と言うのだけど大人のカラダを子供のように小さくして、気持ちも子供のように従順にさせるという意味かな?」
 「そうね、師と弟子の関係みたいね。いわれるままに素直になれるのよ」
 私はまた飯田橋での妻の様子を思い浮かべます。
 「響子、君は『グッド・ストーリー・テラー』だね。・・・僕の想像をかきたてて」
 「・・・?」
 「ベッドに正座して、ままならぬ両手を添えて清く正しくお仕えしたの?神の下僕に?」
 妻は左手の指の背でゆっくりサイドウインドウのくもりを拭うと、水路を行く船の灯りを目で追っているようです。
 「あなた、与田さんに話したの?」と横を向いたまま静かに云います。
 「そんなこと絶対にないよ。そんなこと僕の立場を考えれば分かるだろう?」と否定すると、ほっとしたのか妻の肩の力が抜けるのが分かります。
 そして前を向き、ため息まじりに「そうよね・・・」と呟きます。
 「どう手籠めにされた感想は?」
 「はじめから終わりまで、ほとんど手籠め状態ですからね。疲れたわ」
 「そういえば、あの日僕が帰ると腰が痛いとか、首が痛いと言っていたな」とからかうと「そんなこといった覚えはないわよ」と強く否定します。
 読者諸兄諸姉には「6.ソフトレイプされた妻」の最後の段での2人の会話を思い起こしてほしい。
 「君にとって部長と与田氏の違いはどんな点かな?」と聞くと、しばらく想いをめぐらせてから話はじめます。
 「飯田橋のとき、あなたがだめで出ていった後ね、部長さんが私を抱き起こしてくれたのよ。何も言わずに」
 「ウン」
 「それから私をこうギュウーと抱きしめながら『すまない、恥ずかしい思いをさせちゃって、ご主人がどうしてもときかないものだから。・・・響子もう離さないよ。・・・いいね?』というのよ」
 私は『部長、それはないでしょう!』と1瞬ムッとしたが、妻の話の腰を折ってもいけないので黙って頷きます。
 「救いようのない格好で晒されているわたしを助けてくれたの。それくらい女の気持ちがお分りになるのよ、部長さん」
 「・・・」
 「ただ『いいね?』がもう1度部長さんのお相手をすることだとは思わなかったわ」
 「どう思ったの?」
 「『離さないよ』という言葉をプラトニックなものとしてうけとめたのね。だからうなずいたのよ。でも今思うと、そのときはそんな難しいことを考えていたわけでないのよ」
 「部長も男として現実的であったわけだ」
 「そうね。寝かされるとき『アレっ』て思ったの」
 「夢から現実に呼び戻されたね。・・・それから」
 「あとはあなたもおわかりでしょう?」
 「長い間所有されたねえー、部長に。黒子の身にもなってよ」と妻をからかいます。
 「そういうことは部長さんにいってね・・・」と私をにらむと、また前を向き話を続けます。
 「あれが与田さんの場合なら、あなたが出て行ったあとすぐ私に身を重ねてきたでしょうね『いいかい?』といいながら。それくらい違うのよ、部長さんと与田さん。終ったあとね、のどが渇いて水が欲しいのよ。だけどあなた、その水を飲みにいく気力がないの。ぐったりしちゃって」
 「長いバトルもあったしね。でも後始末をしてあげたの?」と飯田橋での妻を思い浮かべながら聞きます。
 「そうね、それはね・・・」
 「いたわってあげたわけだ。昨日の敵は今日の友みたいに慈しみながら」
 「あなた妬ける?」
 「いや、君のカタチだからね。・・・それで」
 「眠ったわ。与田さんに後ろからぴったり抱きつかれながら」
 「寝物語は?」
 「していたみたい。でも私には心地のいい子守唄よ」
 「そうか、抱かれながら眠りに落ちたか」
 「フロントからのコールで目が覚めたの。1時間以上たってからね『クリーンナップのお時間です』って」
 「ウン」
 「身なりを整え終わってからね、与田さんがミネラルウオーターの栓を抜いて私に渡すのよ。私も寝起きしたばかりであたまがボーッとした状態だから黙って受け取って1口飲んだの」
 「珍しいね。こういう場面で君がラッパ飲みするの。子供にはいつも注意するのに」
 「だから、まだ頭が目覚めていないのよ。のどは渇いているし」
 「・・・」
 「そうしたらね、与田さんそのボトルを私からとってね、1口飲んで私に返すの『俺の女だろう』って言われているみたいで嫌な感じ」
 「オンとオフをわきまえてみたいな?」
 「そうね。・・・部長さんならそういうことはしないはずよ」
 「僕の知っている響子なら、まず2つのグラスに均等に注いで、相手に渡してから自分も飲むよね」
 「そうね、確かに」
 「そうしなかったということは響子が与田氏に隙を見せたというか、心を許したというのか、いまくいえないけど」
 「あなたのいうように与田さんに籠絡されカラダは許しましたが、心まではね」
 「気持ちは分かるよ。でもすべてを曝け出したのでしょう与田氏の前に?」
 「そうね。・・・言われたとおりにするのが1番楽ですからね」
 「僕に言わせるとね『2人の仲はもうこんな関係よね』と口飲みをして、君が与田氏に語りかけている姿が目に浮かぶね。それを受けての与田氏のアクションは君の問い掛けに対してスマートに答えているよ」
 「あなた相変わらず想像力が豊かなこと」と私の方を向くとからかうような視線を送ります。
 「与田さんが下までついてきそうな気がしたから、ドアの所で挨拶して部屋を出たのよ」
 「ウン」
 「タイミングよくエレヴェーターが来たから乗ったのね。行き先を確認してから前を見ると、与田さんがE.Vホールの入り口で土下座しているのよ」
 「黙って?」
 「そう、びっくりしたわー。本当に」
 「君はどうしたの?」
 「無視したわよ。私と係わりのない人のように」
 「そのE.Vに外国の老夫婦が乗っていて目を丸くしていたわ」
 「『OH MY GOD!』といった感じ?」と大げさな身振りをすると「そうね。私もあわてたのね。CLOSEとOPENを押し違えたりして」
 「響子、最後にひとつだけ教えて」
 「・・・?」
 「靴はどこにあったの?」
 「デスクの引き出しの中よ。もうー、本当に悪知恵が働くのよ。与田さんたら。・・・でも今考えてみると、与田さんも憎めないひとね」と遠くを見るような目で呟きます。
 「リスクを冒してまで、君をもとめたから?」
 「・・・」

*余談*
 帰路、雨の週末ということで渋滞に巻き込まれ、ファミレスで食事ということになりました。
 妻がスカーフに手をやるので「お気に入り?」と聞くとクスッと笑って答えません。

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女自衛官の手記
1 名前:col

2022/06/01 (Wed) 11:22:00

 松宮沙希(仮名)と言います。

 私は、元自衛官なのですが、入隊直後(22才の時)に受けた恥ずかしかった身体検査の思い出をお話したいと思います。

 身体検査は3人1組で検査室に入れられました。
 そこで着ている服を全部脱いで、全裸になるように指示されました。
 さらに髪の長い子はゴムを渡され、髪を後ろで束ねるように言われました。
 そして全裸のまま、直立不動の姿勢で医務官(男性)の前に立たされ、身体をチェックされました。
 その時、私は恥ずかしさで膝が震え、後ろにいた医務官(男性)にきちんと背筋を伸ばすように注意されました。

 こうして身体の傷跡や欠損の有無を確認されると、身体検査に移りました。
 その後の検査も全て全裸で受けました。
 この部屋では身長、体重、視聴力、採血、レントゲン、心電図と進み、内科検診はカーテンに区切られた場所に移って実施されました。

 皆さんがご想像のとおり、自衛隊では男女を問わず、全員が性病検査と称して局部を検査されるのです。
 女性は産婦人科の診察台に上がって、女の大切な部分を全部調べられます。
 断言できませんが、性病の検査だけでなく、性交渉の有無や発育状況までも調べられているようです。

 男子の方は入隊後に女友達から聞いた話ですので、実際のところは分からないのですが、指で局部を触られるばかりでなく、包茎の人はきちんと皮が剥けるか確認されるそうです。

 また、尿検査の尿は自分でコップに採ってくるのではなく、診察台に乗せられている時に医務官に導尿されて取られました。
 この時の恥ずかしさと言ったら、もう相当なもので、頭に血が昇ってぼ~っとなってしまいました。
 医務官は事務的に「導尿しますので」とさらりと言いました。
 私は驚きのあまり返事ができませんでした。
 医務官はさらりと私の下着をずらしました。
 私が一瞬固まってしまっていたのを、察知してか、医務官は僅かに笑みを浮かべ、1言、言いました。
 「すぐ済みますから」
 その後、私の陰唇を開いて、クリの少し下にある尿道口を探し当てました。
 尿道口を親指と人差し指で閉じないように押さえながら、カテーテルを挿し込んで来ました。
 「あっ・・・!」
 少し痛みが走りましたが、痛かったのは最初だけでした。
 「痛いですか?じゃあ、少し楽にしてあげましょう」
 医務官は別に私が「痛い」と言った訳でもないのに、勝手にそのようにいいながら、カテーテルを挿し込んださらに下の割れ目を指でなぞりはじめました。
 『え?・・・うそ・・・!』
 私は果たしてこれが医療行為なのか疑問に思いましたが、入隊検査ということもあって、我慢して医務官の行動に耐えました。
 最初はそうでもなかったのですが、割れ目を擦られているうちに何か変な気分になってきて、ひだの奥からネットリした愛液が湧いて来るのを感じました。
 私は恥ずかしさのあまり、気づかないふりをしていました。
 医務官はそれでも医療行為を行っている振りをしながら、私を擦り続けました。
 「あぁ・・・」
 押し殺してはいても、とうとう小さな声をあげてしまいました。
 やがて、カテーテルは引き抜かれ、導尿の作業は終わりました。
 もちろん割れ目への愛撫(?)もそこで終わりました。
 医務官はガーゼで私の割れ目を丹念に拭いてくれました。
 『あぁ、恥ずかしい・・・』
 でも、医務官もさすがにそれ以上しつこくしようとはしませんでした。
 私に変な声を出されると、他の医務官もいる中、自分の立場が悪くなると考えたのでしょうか。
 セクハラを通り越して猥褻行為と言えたのでしょうが、おそらくこの状況下で「やめてください」と言った女性は過去皆無だったと思います。
 だって入隊直後なんですから、変に憎まれて、ありもしない病名などをでっち上げられて除隊処分を受けるのも嫌ですし。

 男性の方はどうだったのかしら、と思いながらこのメールをShyさんに宛てて書いています。

 なお、余談ですが、身体検査のときに恥ずかしさのあまり、泣き出したりグズグズしていた女の子は、その夜、女性管理官に集められて説教と懲罰が与えられました。
 泣いた事で支障をきたし、全体に迷惑を掛けたという理由でした。
 その時、私は自衛隊員としての厳しさを知りました。
 個人のプライバシーよりも全体の規律を重んじ、自己を捨てて国家に仕える意思を持たねばならないのです。
 他人に見られたくない秘所までも調べられる事で、それらを思い知らせる意味合いもあるのだと思います。

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私達は部長の言いなり
1 名前:col

2022/05/31 (Tue) 11:51:02


 私は40歳で、従業員500人程の企業で、課長をしてます。
 しかし、部下の不祥事を何度も隠ぺいしていた。
 金額にすれば、800万は下らない。
 昨年9月、とうとう部長に発覚してしまった。
 当然、クビを宣告された。
 しかし、子供はやっと小学生、家もまだ築4年。
 部長にクビだけは勘弁してもらえないかと、必死に頼んだ。
 部長は厳しい条件を、私に突き付けた。
 「お前の女房を好きにさせてくれれば、今の地位も確保しよう。ダメなら上に報告するまでだ。そうなれば、クビだけじゃ済まないぞ」

 それから数日間は殆ど眠れず、悩みに悩んだ。
 目の前では、妻(32歳)と子供(6歳)が風呂から上がり、楽しそうに話してる。
 妻の裸を見て思った。
 相変わらずスリムだけど、出る所は出てる均整の取れた身体。
 毎週、エアロビクスで鍛えているので、体脂肪は13パーセント。
 腹も尻も締まりに締まり、私も羨ましく思ってます。
 「こんなに綺麗な身体、あんな部長の好きにされるなんて、とても出来やしない。この家庭が壊れるのが恐い。どうしたら良いのか?」

 そんな悩む私に 妻が心配そうに聞く。
 隠していてもしょうがない。
 全てを話した。
 勿論、部長の要求も。
 妻は号泣した。
 当然だろう。
 妻は部長と面識がある。
 部長は47歳、冷たい目付きで陰湿なイメージの人。
 身体も大きいので、社員がら怖がられいる。
 勿論、私もその1人。
 上から見下ろされて冷たい目で睨まれると、蛇に睨まれた蛙状態。
 でも妻は決心した。
 「あなた、私が犠牲になる。そうするしかないよね・・・」

 数日後、部長に妻について話した。
 部長は珍しく笑った。
 「後はまかせとけ。来週の週末は開けておけよ。その前に、お前の女房の生理はいつだ?」
 「今、丁度生理中です」
 「大丈夫だな。宿予約しておけ。北側温泉の富士ホテルの1番良い部屋だぞ」
 「判りました」
 「折角だ、お前もその時泊まっていけよ。俺は自分で先に行ってるから、2人で来いよ」

 あっと言う間に、1週間が過ぎた。
 当日、子供は実家に預け、私達はホテルに5時過ぎに入った。
 まず、私の泊まる安い部屋で、妻に最後の確認した。
 「覚悟出来てます」と気丈に答えた。
 部長は、最上階の1泊5万の部屋に既に入っていた。
 1風呂浴びて、浴衣姿で煙草を吸っていた。
 「よく来てくれたな。まあ2人とも座りなさい」
 妻は上着を脱ぎ、お茶の用意をして、暫く話をした。

 立派な部屋だった。
 ダブルベットが目に入り「いよいよか」と思った。
 部長は、妻に横に来るよに言う。
 妻は、私の横から移動した。
 この瞬間、異常な嫉妬心生まれた。
 「そんな恐い顔するな。さてと、この部屋には温泉が引かれた露天風呂がある。これからお前の女房と入るから、お前は部屋に戻って風呂でも入りなさい。食事の時にまた逢おう」
 そう言うと、部長は妻の手を取り、ベランダにある露天風呂に行った。
 私は部屋を出る振りをして、再度部屋に入り、2人の様子を伺った。

 部長は椅子に腰掛け、妻の脱ぐ姿を凝視していた。
 1枚、また1枚と妻は裸になって行く。
 ブラとパンティになってしまった。
 部長はゆっくり立ち上がり、まずブラを外した。
 乳輪が小さいけど、乳首は少し大きめの形の良い乳房が現れた。
 次に大きな身体を屈めて、パンティを下ろした。
 部長の目には、妻の非常に薄いヘアーが目に入っているはずだ。
 とうとう妻は、部長の前で全裸になってしまった。

 身長153、体重40、B81、W53、H83の引き締まった身体を、部長は撫でていた。
 エアロビで鍛えた尻や、くびれた腰を大きなでて、掴んだりもした。
 部長は立ち上がり、妻に浴衣を脱がさせた。
 帯びを外し、浴衣の前がはだけると、勃起した巨根が現れた。
 パンツを履いて無いので、妻も驚いていた。
 部長はデカイと、噂には聞いていたが、それは本当だった。
 私の倍は有りそうな物に妻は驚き、1歩後ろに引いた。
 不敵な笑みを浮かべながら 浴衣脱ぎ、2人供全裸になった。
 部長は悪戯で巨根を上下に動かして、妻の表情を伺っている。
 妻の視線は部長の股間。
 部長は妻の細い手を引き寄せ、自分の巨根を触られた。
 「どうだ!」と言わんばかりの、部長の自信に満ちた表情が憎い。
 細くて小さな妻の手が、赤黒い竿を撫でた。
 勃起の度合いが強くなった。
 両手で握らせたまま、何か話掛けてる。
 妻は首を振りながら下を向いた。

 妻の腰に手を当て、部長は風呂に出る戸を開けた。
 部長の大きくて汚い尻と、妻の引き締まった美尻の対比が卑猥だった。
 風呂に出る木戸は窓も無く、2人の姿が見えなくなってしまった。
 2人が気になったが、仕方なく1旦、部屋に戻った。

 しかし私は待切れず、速めに部長の部屋へ行った。


 私は 部長の部屋の戸をノックしたが、反応が無い。
 1時間近くなるが、まだ露天風呂にいるのか?
 2人は1体なにをしてるのか?
 廊下をうろうろしては、ノックを繰り返した。
 4~5回目に、ようやく浴衣姿の部長が開けてくれた。
 「なんだ、お前か」
 「妻はどうなんですか?」
 「心配ない。そろそろ食事の時間だな。おい!行くぞ」
 部長は妻を呼んだ。
 浴衣に着替え、髪をアップにした妻が来た。
 泣いたのか?
 目が赤くなっていた。

 私達はエレベータに乗り込み、2階へ降りて行きました。
 その間、部長は妻の身体を 触りっとうしでした。
 部長の手が妻の浴衣の中に入って、微妙に動いていた。
 どうやら妻は、下着を着けていないみたいだ。
 乳首が見えた。

 8畳程の部屋に入ると、料理が準備さてれいて、部長は妻と並んで、私は向き合い、1人で座った。
 取りあえず、乾杯となった。
 仲居さんは、部長達が夫婦と思っている。
 辛い。
 「今日は御苦労。これかの事は私に任せておけばいい。私は来期、取締役に昇進の予定だ。そうなれば、お前が部長になれる日が、来るかもしれない。頑張ろうじゃないか」
 「はい。有り難うございます。こうなった以上、部長と心中するつもりで頑張ります」
 「それでいい。久美子(妻の名)も頑張らないとな」
 脇で妻がお酌をしながら、頷いた。

 「ところで さっき風呂で、久美子の身体を見させてもらったが、なかなかの物じゃないか。贅肉の無い 素晴しい身体だ。ウエストの細さは驚きだ。お前には勿体無い」
 「・・・そうですか」
 「ただな、久美子は男を喜ばす方法を、よく知らないみたいだ。私がみっちり仕込んであげよう。今までお前は、淡白なセックスしか、久美子としてないんだろう」
 「は、はい。そうかもしれません」
 「今日からは私の女になったんだ。ここは私が独占する」
 部長は浴衣の隙間から、股間まで手を入れた。
 「あっ・・・」
 妻は部長の手を掴んで侵入を阻止した。
 「こら!久美子。私に逆らうのは止めなさい。さっきも風呂で、触っていたじゃないか。今さら何だ!力を抜いて脚を開きなさい」
 正座していた妻の脚を開かせると、部長の手が、股間の奥に忍び込んだ。

 浴衣1枚で、下着は付けて無い。
 「久美子のオマンコの綺麗なのには驚いたぞ。子供産んだとはとても思えん。まだ入れてみないから判らんが、締まりもよさそうだな」
 濡れてきてるのか?
 クチュクチュと音が聞こえる。
 「お前、聞こえるか?女房のオマンコの音が」
 妻は、下を向いたままだった。
 「部長、私の前では勘弁して下さい」
 仲居さんが最後の料理を運んで来た。
 しかし部長は、妻の身体を触ったまま。
 しかも、妻の片手で、自分の股間を触らせていた。
 仲居さんも目のやり場に困っていて、さっさと部屋を出て行った。
 私は耐えられず、トイレに行くと言って、1旦部屋を出た。

 廊下で1服をしながら考えた。
 もう、今までの優しく真面目ぶって、人のミスまで被るのはやめた。
 部長を見習い、自分の為だけに生きよう。
 部下を犠牲にしてでも、そう決心した。

 煙草を3本吸い終わり、部屋に戻ると、残酷な光景が目に入った。
 妻の頭を、部長が分の股間に押し付けていた。
 部長の太くて長いペニスを、フェラチオしてるではないか。
 「お前、遅かったな。部屋に戻ったのかと思っていたぞ」
 「す、すいません。私は、部屋に行きます」
 「まて、私の酌をしなさい」
 私は震える手で、酌をした。
 目の前では妻が、大きな鬼頭を舐めさせられている。
 近くで見ると、思った以上に大きかった。
 確実に、私の物の倍以上あることを確信した。
 部長の汚ならしい身体同様、そこもグロテスク。
 使い込んでるせいか、色が赤黒く艶があり、女性経験の豊富さを物語っている。
 「悔しいだろう。でもな、お前がいけないんだし、こうなる事を決断したのもお前だ。ほら、もっと酒をつぎなさい。どうした、私の物が気になるか?」
 「は、はい」
 「そうだろう。これからこいつが、久美子のオマンコに入るのだからな」
 私は悔しいのと後悔で、涙が溢れそうになっていた。
 「さてと、そろそろお開きにしよう。私はもう我慢出来そうに無い。部屋に行って久美子のオマンコに入れるとしよう。酒を飲んだ時の私は凄いぞ。久美子、覚悟しなさい。今夜は、寝かせないからな」

 妻と部長がようやく立ち上がった。
 妻が乱れた浴衣を直そうとした時、裸体が1瞬だけ見えたが、いつもと違う。
 ヘアーが無い。
 妻はかなり薄いけど、有ると無いとでは大違いだ。
 「部長、久美子の毛が無いんですけど」
 「ああ、さっき風呂で私が剃ってあげたんだ。私の趣味でね」
 部長はふざけて、妻の背後に抱きつき、ピストン運動の仕草をする。
 廊下でも妻の浴衣を、背後から捲くり上げ、美尻を露出させた。
 「久美子の尻は芸術品だな。後ろからぶち込みたくなる」
 妻は恥ずかしさのあまり、今にも泣き出しそうだった。
 普段の部長からは、想像出来ない姿だった。

 部長の部屋の前まで、私は付いて行きました。
 「お前はもういい。明日の朝食は何時だ」
 「6時から8時です」
 「部長、お手柔らかにお願いします。ゴムも必ず付けて下さい」
 「心配するな」
 「久美子、すまんな。それじ明日の朝・・・」
 2人は部屋に入って行った。
 まだ午後10時、長い夜になりそうだ。


 私は暫くの間、ドアの前から動けずにいました。
 これからこの部屋の中で、部長と妻がセックスする。
 目の前でされるのを見るのも辛いが、判っているのに、見れないのも辛い。
 ドアに聞き耳を立てて、中の様子を伺った。
 テレビのCMの音声が、かすかに聞こえるだけで、その他は聞こえなかった。

 怪しまれるのもまずいので、取りあえず部屋に戻った。
 部屋では、寂しいので、酒をしこたま飲んで、気を紛らわした。
 そのまま、私は寝てしまった。

 ふと、目が醒めた。
 深夜2時過ぎになっていた。
 酔いのせいもあり、1瞬『何故ここにいるのか?』と考えてしまった。
 『ハッ』と思い出し、部長の部屋の前に、行ってみました。

 血の気が引いた。
 ドアに聞き耳を立てなくても、中の様子が判った。
 「アッ、アッ。アッ、アア~」と紛れれもない、妻の喘ぎ声だった。
 聞き耳を立てると、中の状況が、手に取る様に判った。
 肉と肉のぶつかるパンパンという激しい音、それに合わせて、妻が喘ぎ泣く。
 『バックでしてるのか?』そんな感じであった。
 妻の引き締まった美尻を、部長は両手で掴み、赤黒い巨根を、奥深く刺し込む姿が想像出来た。
 バックですると、妻の美尻と細いウエストの見事さは格別である。
 部長も味わっているはずだし、妻は下付きな為、バックのほうが感じやすい。
 私のサイズでは奥まで届かないが、部長のサイズなら、奥まで刺しても、余裕で余るだろう。
 それにしても、あんな喘ぎ声なんて、今まで聞いたことが無かった。
 部長はやはり上手いのか?
 妻にも少し腹が立った。

 普段、私の淡白なセックスしか知らない妻は、どうなのか?
 私のセックスなんて、正味15分。
 挿入時間なんて、せいぜい5分程度の御粗末なものだ。
 部長ときたら、もうかれこれ4時間近くもしているし、まだまだ延々とやりそうな気配。
 『なんて部長は凄いいんだ』これは、正直な感想でした。
 でも、心配になって来た。
 もう、私とセックスしても感じなくなってしまうのか?
 超絶倫で、物も私の倍以上とくれば、いくら嫌いな部長でも・・・
 でも、私達には愛情があるから、そう心に言い聞かし部屋に戻った。

 私はひたすら飲んで、気を紛らわした。
 テレビは有料チャンネルのAVしか映らない。
 こんな時に限って人妻物だった。
 家に強盗が入り、旦那の目の前で妻が犯され、感じてしまうストーリーでした。
 私は何時の間にか、オナニーをしてました。
 強盗に中だしされるシーンで、私は射精した。
 強烈な虚しさに襲われた。
 そのままテレビの前で、妻を思い寝てしまった。

 朝5時半に目が醒めた。
 まだ外は暗い。
 私は最上階の大浴場に向かった。
 途中、部長の部屋の様子を伺ったが、さすがに寝てるみたいだった。
 サウナで酔いを醒し、誰も居ない露天風呂に入った。

 すると誰か入って来た。
 部長でした。
 大きな物を隠さず、ブラブラさせながら、近寄って来ました。
 「お前も来てたのか」
 「部長、おはようございます。妻は?」
 「最高のセックスだった。楽しませてもらったぞ。結局4時頃までしてたんじゃないかな。久美子の素晴しい身体に、すっかり魅了された。始めはメソメソ泣いたりしてたんだが、私の愛撫にだんだんと反応してきてな。1時間もすれば、もうメロメロになったよ」
 「本当ですか?」
 「嘘じゃない。乳首はコリコリに起つし、オマンコから汁が溢れて、布団がシミだらけだ。久美子の汁は透明で、じつに美味しい。お豆を吸い、乳首を刺激したら逝ってしまった。それからはもう別人になってな。私の物を久美子自らおしゃぶりする、変わり様だ。おしゃぶりする顔も悩ましかったぞ。『どうしたらいいのですか?』なんて聞いてくるしな」
 「・・・そ、そうなんですか」
 「女なんて、セックスで変わるもんだ。それでな、教えたから、上手におしゃぶりするようになったぞ。69でオマンコを、ふやけるまで舐めてやったら、もう完全に私の女になった。『部長!早く入れて下さい』て久美子が言うじゃないか。でもな簡単には入れてあげなないのが、私だ。沢山イヤらしい事、言わせてな。お前が、想像付かない事まで言わせたんだぞ。久美子は喋りながらも逝ったぞ。汁を溢れさせながらな」
 「もう、聞きたく無いです」
 「本当は聞きたいんだろう?」
 「そんなことないです」
 しかし、私は勃起してしまっていた。
 部長は気が付いていたのだ。
 「まあ聞きなさい。それで入れてたんだが、あまりの締まりに感激したぞ。『部長!奥に当ってます。こんなの始めて』と言いながら 私にしがみつくから張り切ってしまった。エアロビやってるんだってな。どうりで、たいした締まりだ。それで~」
 「部長、私は先に上がります」
 もう限界でした。
 勃起した物を隠しながら、上がりました。

 大浴場を出ると、廊下に妻が立っていた。
 「久美子、何してるんだ?」
 「あなた・・・部長をまってるの」
 「そうか、御苦労さんだったな」
 私は浴衣姿の妻に寄り、股間に手を入れた。
 やはりパンティは履いてなく、オマンコは湿っていた。
 お湯の湿り気とは違う、ヌルヌルした感触でした。
 「あなた・・・止めて」
 私は無言で、その場を立ち去った。


 私は朝食を取りに行きました。
 妻と部長が並んで食事していた。
 端から見れば夫婦に見える。
 自分がいけないのだが、嫉妬心で身体が震える。
 結局、食事もせず部屋に戻り、また風呂に入り時間を潰した。

 湯舟で目の前を通る人のペニスに、自然と目が行ってしまう。
 部長程大きい人は1人もいなかったが、改めて自分の物を観察してみると、普通より小さいように思える。
 中高生位の少年が前を通った。
 自分より大きいじゃないか。
 今まであまり気にした事も無かったが、今回に1件で劣等感が急に湧いてきた。
 急に心も身体も、小さくなったみたいだ。

 『そろそろ帰る時間かなと』思い、フロントで精算をして、部長の部屋に迎えに行きました。
 ノックをしたが返事が無い。
 2度、3度繰り返すと、少しだけ戸が開いた。
 妻がこちらを覗く様に私を見るが、様子がおかしい。
 顔が前後に動いている。
 目も虚ろだ。
 「ア、ア、あなたなの。まだ準備が・・・ア、アン」
 「久美子、何してるんだ?」
 「部、部長に今入れられてるの。ア、アッ、く、車で先に待っていて」
 「おまえか、車で待っていなさい。久美子ともう少しだけ楽しむ。なんなら、中で待っていてもいいんだぞ。フフフ」
 恐る恐るドアを少し開け、中を覗いた。
 目の前に、前屈みになって尻を突き出し、部長に突かれてる妻が居る。
 部長の腰の動きに合わせて『ブチュ、グチュ。グチャ』と音がした。
 部長は私と目が合うと、ニヤリとバカにしたように笑った。
 そして、妻の両手を後ろから掴み、チキンウイングの様にした。
 妻の悩ましい顔と、限界にまで起った乳首が、部長とのセックスに、感じてる証拠だ。
 愛液が膝まで滴り落ちてきていた。
 声を出さない様、懸命に堪えていたが、部長のえげつない突きに、つい出た言葉に私は強烈なショックを受けた。
 「アッ、アッ。アウ。そ、そんなに奥まで突かないで~。大きすぎるの。アア~部長!あなたは、早く出て行って。見ないでお願い。見ないでー!」
 「久美子、脚をそろえろ。そうだ。おお、なんて凄まじい締まり!久美子、いくぞ」
 部長は、妻の身体を壊さんばかりに、突きまくった。
 ガクガクと激しく、妻の身体が揺れた。
 妻の美尻に、部長の大きく醜い下半身を、激しく打ち付ける。
 私はとても見ていられず、ドアを閉めた。
 その直後、妻の聞いたこと無い、絶叫が聞こえ続けた。
 私は、泣きながら車に向かった。


 私は車で、妻が来るのを待ち続けた。
 1時間程だが、異様に長く感じた。
 目の前を何組もの楽しそうに話す夫婦が通り過ぎ、羨ましく見つめた。
 私の妻といえば、今部長の大きなペニスで貫かれて、愛液を膝まで垂らしている最中。
 今回の1件で、自分の男としてのセックス能力の無さを痛感した。
 妻もそうだろう。
 自分の亭主が弱いと感じたはずだし、嫌いな男でもセックス次第では感じてしまう恐さもだ。

 やっと妻が来たが、疲れてる様子だ。
 「御苦労さん」
 「あなた、待たせて御免ね」
 「いいさ、お前の苦労にと比べれば何て事は無い」
 「疲れた・・・」
 「そうだろう、部長があんな人だと思わなかった」
 「ええ、普通じゃない。部長はお化けよ、お化け」
 「そうかもしれない。俺と比べたらお化けだな。全てにおいて」
 「そうね。あと、恥ずかしくて、あなたの顔ちゃんと見れない」
 「何で?」
 「だって、私・・・何でも無い」
 「いいよ、言わなくて」

 走りだして直に、妻は寝てしまった。
 寝顔がとても可愛かった。
 少し開いた小さな口を見て、部長の大きなペニスを、この口で言われるがまま、おしゃぶりしたんだろうな。
 信号で止まる度、そんな事ばかり考えた。

 その夜、子供と3人で風呂に入った。
 娘が、裸になった妻の毛が無いことに気が付いた。
 「あれ?お母さん。しーしーの毛が無いよ」
 「え、ああ、そうなの。これからお母さんはね、毛が無いことにするの」
 「ふーん、私と同じだね」
 「そ、そうね」
 2人は手を繋ぎ、風呂場に行った。
 妻の美尻には、部長との激しいセックスを物語る痣が見えた。
 私も後から風呂に入ったのだが、妻の視線が1瞬、私のペニスに向けられたのを感じた。
 「部長と比べてる!」
 そう直感した。

 妻の身体を観察した。
 乳首は部長に遊ばれ、腫れて何時もより大きい。
 毛が無いと、アソコも丸見えだった。
 それはとても卑猥で、部長がやりたがるのも理解が出来た。

 寝る前に妻が「話したい事がある」と言い出した。
 それは、部長から言われた要求だった。
 「あなた、部長が今度する時は生でやりたいから、私に避妊しろって言うの」
 「えっ、生で?」
 「そう。中に出すって言うの。どうしよう。私、嫌!」
 「わかった。部長に話してみる」
 その日は、妻を腕まくらしながら寝ました。

 翌日、部長に呼ばれた。
 「昨日は御苦労だったな。次も頼むぞ」
 「はい。部長も私の事お願いします」
 「心配無用だ。私の力を信用しなさい」
 「昨日、妻から言われたんですが、避妊についてお願いが・・・」
 「その事か、悪いが久美子とは、生でやらしてもらう。嫌とは言わせないぞ」
 「どしてもダメですか?」
 「ダメだ!私のザーメンを久美子の中に出す。それが私の主義なんでな。ピルでもリングでも色々あるだろ。早急に対応しなさい」
 結局、簡単で確率が高いピル決めました。
 妻にピルを渡しましが、泣いて怒りました。
 「あなた!これで良いの!私の中に部長が出すのよ」
 「すまん、部長が許してくれないんだ。今の地位を確保するには、部長しか頼れないから」
 「はい・・・でも、私がこんな辛い目に遭うだから、絶対に会社辞めないで」
 「ああ、絶対辞めない。俺は鬼になる」

 妻を抱きしめ、そのままセックスしました。
 今までで1番、 印象に残るセックスになりました。
 妻も部長の時程ではないが、十分に感じてくれた。

 2週間後、部長と妻が逢う日が来ました。
 今回は、食事をしてから、ラブホテルに行く段取りになった。
 私達は、待ち合わせ場所の割烹に行きました。
 駐車場に着くと、妻はちょと待ってと言う。
 「部長との約束で、逢う時はノーパンノーブラの約束なの」
 「え、そんな約束したのか」
 「うん、絶対守れって」
 「そうか・・・」
 妻は車の中で下着を外し、バックの中に入れ、車から降りた。
 「下着付けないで外に出るなんて、恥ずかしい」と呟いた。

 割烹の予約した部屋には、時間に正確な部長は来ていた。
 「遅いじゃないか」
 「すいません」
 「まあいい。久美子は私の隣だ」

 妻は部長の隣に座った。
 乾杯をして直に部長は『待ってました!』とばかり、妻の身体に触れ始めた。
 「久美子、久しぶりだな。約束は守ってきたか?」
 部長の手が上着とスカートの中に忍び込む。
 「良い子だ、約束まもったたな。久美子、いけない子だな。もう濡れているじゃないか。何を期待してるんだ?」
 「そ、そんなー。何も期待してません」
 「さては、私の大きいチンチンが欲しいのかな。図星だろう」
 「違います」
 「部長、程程にして下さい。お願いします」
 「うるさい!お前は黙っていなさい」
 しかし、今日の部長は、盛りのついた犬、同然だった。
 「久美子、旦那と私、セックスで感じるのはどっちだ」
 「そんなの答えられません」
 「言え、正直に」
 部長の指が股間で動いていた。
 「ぶ、部長かもしれません・・・」
 「かも、じゃないだろ」
 「部長です」
 「久美子、今日からは生でやるんだぞ。『中に出して』と、私にお願いしなさい」
 「部長、お願いします。中に出して下さい・・・」
 「ほーら、恥ずかしい事言ったら、もっと濡れてきたぞ。久美子はMかもしれないな」
 妻は、あまりの恥ずかしさに、下を向いてしまった。

 「久美子、私はもう我慢出来ない。ほらもうこんなに」
 妻の手を持ち、股間を触らせた。
 「はっ、部長・・・」
 「久美子どうだ!欲しいんだろう」
 「そんな事は無いです」
 「上の口と下の口では、言ってることが違うな。下の口は欲しくて、よだれが出でるじゃないか。嘘つきめ。乳首だってコリコリじゃないか。まあその内、自分から欲しいと、言うようにしてやる」
 部長の言ったとうり、セーターにはくっきりと乳首の形が、浮かび上がっていた。

 私達は店を出て、近くのラブホテル街に向かいました。
 部長は「ここにするぞ!」と言い、派手なラブホテルに入りました。
 私はボタンで部屋を選ぶ所まで、付いていきました。
 「久美子、すまないね」
 「あなた、また明日・・・」
 妻が 私の方を見て、バイバイしました。
 エレベータの前で部長は、私に見せつける様に妻を抱きしめ、ディープキスをした。
 そのままスカートを捲り、美尻を露出させ「久美子は私の物だ!」と言われた。
 2人はエレベータに消えました。


 私は2人と別れた後、繁華街に戻り、飲み直した。
 不味い酒であった。
 飲んでも飲んでも、気分は沈んだままだった。
 考える事は、妻の事ばかり。
 時計を見ては、今頃はシャワーを浴びてる最中なのか?
 それとも、シャワーも浴びず、舐められてるのか?
 気が狂いそうな程、嫉妬しました。
 頭の中は、2人のセックスシーンのオンパレード。
 最後は、決まって部長にきつく抱き締められ、大量のザーメンを膣の奥に注ぎ込まれるシーン。
 部長の事だ。
 抜かずの3発ぐらい余裕だろう。
 私なんて10分、1発で終わり。
 酔いたい、酔って気を紛らわしかった。
 でも、酔えない。

 何時の間にか、翌日になっていました。
 もう帰ろう。
 そう思い、繁華街を引き返した。
 その途中、独りの男に捕まった。
 ピンサロの客引きであった。
 看板は消えていたが、まだOKだと言う。
 私はフラフラと、店内に引き込まれてしまった。

 強烈な大音響の中を案内された。
 私の付いた女性は、予想以上に可愛かった。
 顔はケバイが、妻に似て、小柄でスリムなので、思わず勃起してしまった。
 私は、フラストレーションを彼女にぶつけた。
 少し臭いアソコだったが、我を忘れ舐め続けた。
 最後は、5分と持たず、彼女の口の中に出した。
 射精すると、私は決まって、寂しさと虚しさに襲われる。
 この時は、なおさらであった。
 店を出て時計を見ると、1時過ぎだった。
 もう部長達は、3時間以上もラブホテルに居る。
 もう帰ろう。
 私は代行で帰宅した。

 家に着き、直に風呂に入った。
 途中、脱衣所に置いておいた携帯が、鳴った気がした。
 上がって見ると、やはりメールが着信していた。
 妻の携帯からだった。
 私は、緊張しながらメールを開いた。

 ---
 あなた、久美子は部長の大きなオチンチンで、何度も逝かされてました。
 恥ずかしい事も沢山言わされて、色んな体位も経験させられました。
 あなたとは比べ物になららい程、部長とのセックスは素晴しいです。
 オチンチンは大人と子供くらいの差があるし、部長と比べれば、あなたのテクニックは無いに等しいです。
 何時間もオマンコを突かれて、最後はとうとう中出しされました。
 物凄い量です。
 あなたの何倍かしら。
 全てにおいて、あなたがとても貧弱な人に感じてしまいます。
 部長は、あんなに沢山出したにの、もうビンビンに堅いです。
 本当に凄い人です。
 写真も送ってますので、見て下さい。
 ---

 どう考えても、妻の意志で書いたとは思えない。
 写真の内容も普通ではないだろう。
 覚悟をした上で開いた。
 アソコをアップで撮影した物と、おしゃぶりしてる妻の顔だった。
 顎が外れそうな位、小さな口を開き、頬をへこませ、しゃぶっていた。
 妻は小顔なので、部長のペニスがいかに巨大なのか、改めて知らされた。
 どう考えても、妻の身体には大きすぎる。
 もう1枚は、ザーメンでグチョグチョにされてた、妻のアソコでした。
 長時間のピストンで、全体に赤く腫れていて、信じられない量のザーメンで、濡れていた。

 私は妻の携帯に、電話してみました。
 しかし、出たのは憎い部長であった。
 「もしもし、久美子?」
 「お前か」
 「部長、私をこれ以上、虐めないで下さい。お願いします」
 「フフ、ふざけるな。お前達は、私の言いなりなんだ。奴隷みたいなもんだよ。忘れるなよ」
 「え、ぶ部長、そんな言い方しないで下さい」
 「お前をとことん虐めて、逆らえない様にしてやる。それで、私の為に必死に働いてもらう。お前は仕事の奴隷だ。久美子は性の奴隷だ」
 「部長!それは無いでしょう」
 「嫌なら辞めてしまえ。立派な家も車も、家庭も、捨てて逃げれば、いいじゃないか」
 「部長、あなたを本当に信じて、いいんですか?」
 「そうするしかないだろう。それに、もう戻れないだろう」
 「そうですよね・・・久美子は?」
 「今、シャワー、浴びてる最中だ。オマンコ洗ってるんじやないか。私のザーメンが、オマンコの中に大量に入ってるからな。確認してみるな」

 「やってるやってる。1生懸命、オマンコ洗ってるぞ」
 「やっぱり、中に出してしまったんですね」
 「まだまだ出してやる。それにな、久美子を、お前が想像もつない位、イヤらしい女にしてやる。近い内には、お前とでは 何も感じなくなってしまうぞ。私を甘く見るなよ。さて、もう2~3発、久美子のオマンコに出してやるか。またな」

 部長はそう言い終えると、携帯を切った。
 セックスの力は恐ろしい。
 心から、そう思った。


 妻が部長に中出しされた。
 そんた悪夢のような夜が、明けようとしていた。
 ストレスで最近、煙草の量が増えてるが、その日はまた異常だった。
 胸が痛い。
 窓を開け、ベランダで吸ってしると、またメールが来ました。
 また、妻の携帯からであった。
 「もう、勘弁してくれよ部長!」と思いながらも、1応開いてみた。
 またもや、部長の指示で、打たれたと思える内容でした。

 ---
 あなた、寝ていたら御免なさい。
 またメールしてしまいました。
 アア、部長ったらどうなってるのかしら。
 まだしてるのよ。
 もう、何回、中に出されたのか、数え切れないよ。
 持って5分、1発の、情けないオチンチンの、あなたと大違い!
 タマタマも、あなたの倍以上の大きさだから、出る量も凄いわ。
 今、部長が目の前で、煙草吸ってるんだけど、またオチンチンが大きくなってきてるの。
 だってあなた、私ね、今凄い格好して、メール打たされてるの。
 椅子にM字開脚で、両足を開いて縛られ、腕しか自由がきかないの。
 大きいチンチンでひろげられ、パックリ開いた私のアソコにオモチャが刺さっているの。
 オモチャと言っても極太なんだ。
 ブイーンてウネウネ動くから、感じて上手く打てないよ~。
 部長が自分の手でオチンチンを刺激し始めた。
 どんどん大きくなって行くの。
 ウソでしょ。
 凄いの!
 もう、カチカチのビンビンになったの。
 1体、何回すれば気が済むのかしら?
 部長は、あなたと同じ日本人なの?
 見かけは日本人だけど、もしかして外人?
 まさかね。
 フフフ・・・
 部長が立ち上がり、私に「可愛い久美子、おしゃぶりしなさい」って言われた。
 亀さんしか口に入らないのに、部長は奥まで入れようとするから、苦しい。
 まだ練習が必要だけど、あなたのでは練習になららい。
 だって、あなたのは、簡単に全部口に入るんだもん。
 アア~、極太のオモチャで掻き回すの!
 また逝きそう!
 今度は、あなたより、何倍も大きくて強い本物のオチンチンが、また入って来たの。
 部長の精子と私の汁でヌルヌルだから、もうすんなり奥まで入るようになってる。
 ピル飲んでるけど、あなたでは、絶対届かない所まで入れて、中出しするから、妊娠が心配よ。
 だんだん早く、部長の腰が動きだしたよ~。
 アア、凄い!
 椅子ごと抱えて、奥まで突くの、部長ったら!
 アア、壊れそう~。
       .
       .
       .
 私ね、椅子に縛られたまま、また奥に中出しされたわ。
 いけない、椅子に部長の精子が垂れて、シミになっちゃうよ。
 私ね、されてる間、部長の大きな胸と太い首に、必死にしがみついていたの。
 だって、余りにパワフルだから。
 2人供、汗びっしょり。
 これから、部長とシャワー浴びるの。
 えっ、浴室でもするって。
 もう、死にそうよ~。
 後で連絡するから、迎えに来てね
 ---

 陰湿な部長の本領発揮である。
 厳しい責めになってきてる。
 私をとことん虐める気だろう。
 でも、私は負けないぞ!
 そう心に言い聞かせた。

 お昼になってやっと「迎えに来て」と、妻からメールが来ました。
 実家に子供を迎えに行く、約束の時間も過ぎ、寝不足も有るが、私は少しいらついていました。
 私の顔はやつれて、クマができていた。

 繁華街は閑散としていて、ラブホテル街はなおさらでした。
 裏手の駐車場は、思った以上に車が停まっていて、私はさらに虚しくなった。
 そこから妻に、電話をしました。
 「あなた、有難う。直にいきます」
 疲れて聞き取りにくい程でした。
 数分後、妻は部長に抱き寄せら出て来ました。
 私の愛車、アルファードの前に、部長と妻が来ました。
 妻の姿は、髪をアップにしたままで、コートを着て部長に寄り添っています。
 中々妻は、私と目線を合わせません。
 当然だろう、斜下を向いたまま、顔を上げません。
 すると部長は、妻の背後に回り、コートのボタンを外し始めた。
 部長はまたも不敵な笑みを浮べ、コートの前をはだけた。
 上はノーブラだが、セータを着ていた。
 しかし、下は何も履いていない。
 太股までしか無い、ストッキングだけでした。
 ツルツルに剃られた下腹部に、私は見入ってしまった。
 部長と妻が、後部座席に乗り込んだ。

 「部長。いくら何でも酷過ぎませんか!私にも、我慢の限界というものがあります」
 部長の家に向かいながら、私はつい、強く出てしまった。
 「ほほう~。今日はやけに威勢が良いじゃないか。そんな態度を私にしても良いのか~」
 部長は、妻のコートを脱がしてしまった。
 妻は股間をさっと隠し、下を向いたまま。
 プライバシーガラスなので、外からは見えないが、日曜の昼間である。
 これは恥ずかしい。
 そんな妻をよそに、部長はセーターをも脱がして、タンクトップ状の光沢の有る下着1枚に、されてしまった。
 「このまま外に出してやっても良いんだぞ。どうする?」
 「すいませんでした」
 少し憮然としながら答えた。
 「なんだ!その謝りかたは!」
 部長は、妻の下着も脱がし、ストッキングも脱がしてしまった。
 妻は素っ裸にされて、シートに脚を乗せ、部長に大きく開脚させられた。
 妻はメソメソ泣いていたが、部長の指が掻くと、アソコはグチュグチュに泣いていた。
 それだけでは無い、畑脇に車を止めさせられた。
 部長は、スライドドアを開けて、外に出た。
 妻の付けていたコート、ストッキング、上のタンクトップ状の下着、さらに、バックの中のブラとパンティを数メートル下の側溝に捨てられた。
 「嫌~部長!」
 妻は裸なのも忘れ、部長の方に乗り出し、少し先のスタンドの従業員に、見られたかもしれなかった。
 しかし、部長は妻を外に出そうとした。
 私は恐くなり、外に出て部長に丁重に謝りました。
 部長はケロッと普通に戻り、よけいに恐かった。

 部長を家まで、送り届けました。
 それから妻は、タートルネックのセーター1枚を身に付け、下は子供の為に毛布が後ろに積んで有ったのが幸いしました。
 それで、下半身を隠しました。
 妻の実家には、このままでは到底行けません。
 素肌にピッタリ目のセーター1枚、下はすっぽんぽん。
 上は乳首はおろか、乳輪まで透けてました。
 1旦、家に戻り、妻の実家に行きました。

 今回の1件で 部長の恐さも改めて知った。
 部長のことだ、今さら辞めますと言っても、何らかの手を打っているであろう。
 意地悪で、抜かりの無い人ですから。


 家に帰ってからも妻は、私と話したがらない。
 部長に中出しされたショックと、服を捨てられた悲しさであろう。
 どちらも女性としては、大変辛い出来事です。
 無理も無い。
 家族3人で入浴したのですが、終止目線を合わせません。
 私は、黙って妻を見つめていました。
 乳首は部長に遊ばれた為?
 それとも生理前だから?
 何時もより大きくなっていました。
 妻が立ち上がった時、目の前にツルツルに剃られたアソコが見えた。
 部長の巨大なペニスを差込まれ、中出しされたアソコである。
 相変わらず綺麗な色で、極太をくわえ込んだとは思えない程、小さなアソコ。
 しかし何故か、以前より卑猥になった様に見えた。
 思わず凝視してしまい、妻に叱られてしまった。
 「止めてよ、何処見てるの。嫌らしいわね」
 「お父さん、エッチー」
 その日に妻は、早々に子供の布団で寝てしまった。

 数日後には、本来の妻に戻っていました。
 女は強い、いや、母は強しと感じました。

 12月も中旬になる頃には、部長と妻の関係も6回になりました。
 数は少ないが、1回の内容が濃い部長である。
 私達夫婦のしたセックスの時間より、部長と妻がした時間の方が多くなった。
 ゴム付きセックスが基本の私達、部長が中出した回数は、私より遥かに多い。
 もはや妻の身体は、部長の物になってしまった気がする。
 2人が逢った時に来るメールも、ここに書けない位、卑猥な内容になっている。

 妻は、部長との約束は、忠実に守っています。
 アソコの毛は、完璧なまでに剃ってあります。
 部長にも剃ってもらうみたいだ。
 逢う時のノーパンノーブラも、忠実に守っています。
 アソコの保護の為に、ローションも用意して、出かける前に塗って出かけます。
 塗っておくと後で痛く無いみたいです。
 なにせ部長は大きいので、対策も必要です。

 以前は、迎えに行った時、妻はメソメソしてましたが、今では部長に抱き締められ『余韻に浸っているのでは?』と感じられる時もあります。
 前回は早朝にラブホテルに2人を迎えに行ったのですが、部長は物足りなく、私の車に乗ってからも直に挿入しました。
 妻が下半身裸で抱きつく様に股がり、部長が下から突き上げたり、妻が上下に動いた。
 2人は熱いディープキスをしながら、情事に耽った。
 妻が上下に動くと、衰えを知らない極太のペニスがヌルヌルに光り、妻のアソコは嬉しそうに、いや、美味しそうにくわえ込んでるようにさえ思えた。
 「久美子、どうだ、私のチンチンは?奥に当って気持ち良いだろう」
 「アウッ、アア、はい。凄いです」
 「ほら、こんなに奥まで入れたらどうだ?」
 部長は妻の細い腰を両手で掴み、下から極太で突き上げた。
 「んー、アア、部長、奥まで入れ過ぎです。私のアソコが壊れます」
 妻は部長の大きな胸に顔を埋め、私が居るので声を押し殺していた。
 「気持ち良いぞ久美子、そろそろ逝くぞ!」
 「ハアハア、また出したいの?部長凄い」
 「久美子、今こいつの前で、中にだしてやろう」
 部長は射精した。
 大きな醜い下半身がビクビクと揺れた。
 大量の精子が妻の子宮に送り込まれた。
 妻の首と腰を掴み、極太を可能な限り深く刺し込みながら。
 部長の家の斜前は公園です。
 車を止め、私は2人の行為が終わるのを待った。
 長い射精でした。
 出し終えても部長のペニスは衰えない。
 まだ下から突き上げている。
 すると、精子が妻のアソコから漏れてきていた。
 後部座席を汚されないよに、カバーを付けておいて良かった。
 妻は部長から離れた。
 極太が妻の小さなアソコから抜け、ズポッと音がした。
 妻は、ティッシュを急いで大量に取り、股間にあてた。
 車内が精子の臭いで充満した。
 量も多いので、臭いも強烈でした。
 部長は、半起ちのドロンとした大きいペニスを 妻に掃除させた。
 私はもう逆らわないと決めてる。
 平常心を保つ努力をした。
 部長は妻と長いキスをして、薄暗い中、自宅に消えた。

 「部長とセックスして気持ち良いのか?」
 走りながら聞いた。
 「そんな事、聞かないでよー」
 妻は濡れてる股間を拭き、下着を付けていた。
 ナプキンも付けた。
 精子漏れ対策である。
 「だって、今日のお前を見てると・・・」
 「部長に合わせてるのよ。だって 逆らっても好い事無いから・・・」
 「それなら良いけど。凄く感じてるみたいだったから」
 「・・・」
 無言でした。

 そんな慌ただしい年末も過ぎ、新年になり、私はまた難しい選択を迫られた。
 我が社には2つの派閥が有ります。
 1つは社長派、もう1つは専務派です。
 部長は専務派の筆頭的な地位で、私は社長派で、仲人も社長にしてもらいました。
 私は今まで、社長に随分世話になりました。
 部長の言いなり状態の私は、専務派に入る様、部長に再3、忠告されていた。
 以前から言われていたが、今回は脅しに近い。
 1月末に、派閥別に会合がある。
 答えを急がれた。
 社長派はどちらかと言えば、和気あいあいで私向き、専務派はいざとなれば手段を選ばない危険な集まりです。
 専務も嫌な感じなので、正直入りたくないです。
 優柔不断な私、簡単には決められない。
 会合は取りあえず、社長派に出席すると部長に伝えた。
 部長は怒り、私は散々説教された。

 そんなある日、部下の峰村係長からも、専務派に入るように言われた。
 峰村は部長の片腕みたいな奴で、私とは相性が悪い。
 峰村はまだ若くて、188センチと背が高くて体格が良い。
 小さい私を見下ろして、少しバカにした様に話す。
 嫌な奴ですが、頭もよく、仕事は出来ます。
 結婚もしていて、子供と美人な妻も居ます。

 「課長~、決めてくださいよ」
 前日妻が部長に抱かれたので、私は機嫌が悪かった。
 「うるさいぞ!私にも事情が有るんだ。簡単には決められない」
 「課長~、その優柔不断な所が、墓穴を掘るんですよ。だから奥さんが犠牲になった」
 「何、峰村どういう事だ!」
 「俺、知ってますよ、部長に奥さん抱かせてる事」
 「部長か!」
 「そうです。大丈夫、知ってるのは俺だけさ。でも知ってるだけじゃないですよ」
 「どういう事だ?」
 「俺も課長の奥さんと、1発やらせてもらったんだ。昨日部長に呼ばれて。臨時ボーナスだって。奥さん可愛いね、小さくてスリムだし、マン毛も剃ってあるからびっくり。ラブホに行ったら、部長にバコバコバックで犯られてる最中でさ、奥さん感じまくっていたぜ。マンコは濡れ濡れ、乳首はツンツンに起っていて、それは凄い感じ方。部長に可愛い尻突き出してさ『部長の太くて堅いオチンチン入れて下さい。久美子の濡れたオマンコに』なんて言ってましたよ。部屋には極太バイブやハンデイカム、媚薬も有りましたよ。驚きましたよ」
 「峰村、お前もまさか・・・」
 「課長には悪いけど、やらせてもらった。しかも生で。奥さんピル飲んでるって言うじゃない。俺のデカチン、奥さんは喜んでしゃぶってさー、ツルマンにぶち込んでやったら、それは感じていたぜ。きつくて締まりの良いマンコで、楽しませてもらったよ。子供産んでるのに、本当小さいマンコですね。尻の形も感動物でしたよ。俺の自慢の超高速ピストンと、駅弁には奥さん気に入ったみたいでさ『逝く逝く~』と大騒ぎ。俺の濃いザーメン、たっぷり奥さんの生膣に出してやりましたよ。部長と3Pしたんだけど、2本共大きくて凄いって、喜んで言ってましたよ。課長はアレがめっちゃ小さいんだってね。しかもめっちゃ弱い。ああ、なんて可哀想」
 「まさか、お前までも・・・」
 私は力が抜けて、座り込んでしまった。
 「課長、早く決めて下さい。じゃないとまた・・・それじゃ」

 結局、私は専務派に移った。
 部長だけではなく、部下の峰村にまで。
 私は自殺したい心境でした。
 帰宅して妻に聞いてみた。
 やはり、事実でした。
 「昨日、峰村ともしたのか?」
 「・・・ええ、部長に言われて。仕方ないでしょ、ラブホテルに居て私は素っ裸。どうしようも無いでしょう。大男2人に私みたいのが、抵抗しても・・・逆らっても恐いから」
 「すまない、だらしない亭主で」
 「あなた、しっかりして下さい。お願いします。峰村さんにも、何回も中に出されたのよ。散々恥ずかしい事されて。あなたも死ぬ気で頑張ってよ」
 そう言って妻は泣き、自分の部屋に行ってしまった。

2 名前:col

2022/05/31 (Tue) 16:08:27


 部下の峰村にまで妻を抱かれ、私の嫉妬心は爆発寸前でした。
 部長と峰村の板挟み状態で、私は限界が近くなった。
 私は自分に自信がなくなり、妻とはもう、2ヶ月以上セックスしてない。
 妻に粗末な自分を見られるのが、恐くなっていた。
 何時の間にか、風俗に通い始め、妻に似た感じの嬢に、欲望を発散するようになりました。
 深夜に人妻物のDVDを見ては、オナニーに耽るのも日課になりました。
 射精すると、1時的ですが、嫉妬心が和らぐのです。
 情けない話ですが本当です。
 また、いけない事ですが、妻の部屋を覗いたり、調べたりもするようになった。
 今まで1度もしなかった事です。

 別に凄い物がある訳ではないのですが、気になります。
 下着の入ってる引き出しを見たり、コートのポケットを見たりします。
 化粧台の引き出しには、部長に抱かれる為の必需品が入ってます。
 ピル、アソコに塗るローション、ナプキン、膣の洗浄に使うビデ、カミソリ等を私は手に取り、想像してしまいます。
 何とも表現出来ない嫉妬と興奮が、私を猛烈に襲います。
 部長に逢う前、ここで下半身裸になり、アソコの毛の状態を手鏡で確認し、化粧台に片足を乗せ、アソコにローションを塗り込みます。
 私はその姿を覗いてしまった。
 身体が震える位、嫉妬します。

 妻も私の変化には、当然気が付いてまして、休暇を取り、遊びに行こうと誘います。
 3人で相談して、ディズニーランドに行こうと決めた。
 運転するのが大変でしたが、行ってしまえばやはり楽しい。
 私も妻も子供のように遊んだ。
 でも、時々妻を見ては思った。
 ミッキーを見て子供みたいに喜ぶ妻だが、パイパンのアソコに部長の極太を差込まれ、膝まで愛液を垂れ流し、悩ましい声を上げ、何度も逝かされているのだ。
 部長に逢う時は必ずスカートでノーパンだが、私の前ではパンツ姿で当然下着は付けている。
 ストレッチ素材のパンツなので、下着の線が良く判った。
 そんな方向に考えが、どうしても行ってしまう。
 心が病んでいる。

 楽しかった1日が終わり、ホテルに着く頃には、娘は疲れで寝てしまった。
 私はシャワーを浴び、ビールを飲んでテレビを見ていた。
 暫くすると妻もシャワーを浴び終え、タオル1枚の姿で椅子に座る。
 私の脇に来た。
 「あなた、今日は有難う。久しぶりに家族で遊んだので楽しかった」
 「そうだな、俺も楽しかった。これからは、ちょくちょく出かけような」
 「ええ、そうしましょう。久しぶりに1緒に寝ようよ。あなた、最近私に冷たくない?」
 「そんなことは無いよ。ただ・・・」
 「ただ何?」
 「俺の為に部長としてるから、さらに俺とするなんて疲れたり、気が重いんじゃないかと」
 「なに言ってるのよ、私の主人はあなたよ。そんな言い方しないで」
 「そうだよな、1緒に寝ようか」
 妻のタオルを取り、裸にした。
 目の前にツルツルのアソコがある。
 急に性欲が湧いて来た。
 私も全裸になり、妻を抱きしめた。
 キスをしてベットに入る。
 私は、乳首から下腹部へと舐めまくった。
 妻の両足を開き、アソコを無心で舐めた。
 風俗嬢とは比べ物にはならない、綺麗なアソコに、興奮は最高潮に達した。
 部長が惚れたのも判る。
 臭いも無く、小振りで綺麗なアソコ。
 しかし、身体は正直である。
 濡れてこないのです。
 濡れやすい妻のはずが・・・
 しかもクリトリスや、乳首も殆ど起っていない。
 部長に開発され、私のテクでは、もう感じない身体にされたのかもしれない。
 妻の顔を見ると、目をつぶり口を半開きにしているが・・・
 私のペニスは萎えてしまった。
 悔しい私は、愚痴っぽく言った。
 「お前のここは相変わらず綺麗だな。部長の大きいのでやられてるから心配してたんだ。でも俺の倍以上も大きくて太いの入れられてるから、こんなんじゃ駄目だよな」
 妻の片手を私のペニスに持ってきて、触らせた。
 私の萎えたペニスを妻は、指先でシコシコしてくれた。
 「俺のはこんなのだけど、嫌いか?部長みたい凄く大きい方がいいか?」
 「アア、止めて。部長の話はしないで」
 なんて事だ、部長のペニスの話をしたら、どんどん濡れてくるではないか!
 私の萎えたペニスと比べているのか!
 指で掻くと「グッポグッポ」と音がする。
 69の体勢になり、妻にフェラしてもらい、私も溢れ出て来る愛液を舐めた。
 妻のフェラの上達振りには驚いた。
 風俗嬢より気持ち良いのである。
 私の勃起しても柔らかいペニスを、唾液たっぷのり口に含み、吸ったり舌で舐めたりと凄い。
 「ああ、おまえ上手くなったな。気持ち良過ぎてもう出そうだ。もう入れても良いか?」
 「あなた、入れて」
 私は正常位で生で入れた。
 なんと言う気持ち良さ。
 やはり生は良い。
 運動不足の私は、数分のピストン運動で汗だくになった。
 妻は汗もかかず、涼しい顔だ。
 「ああ、逝くぞ」
 「あなた、私も逝きそう」
 妻の中で、久しぶりに射精しました。
 しかし、妻の乳首はほとんど起っておらず、濡れ方も止まっていた。
 妻は股間を手で押え、シャワーを浴びに行った。
 射精のせいもあり、急に虚しさが私を襲う。
 ビールをもう1缶開け、1気に飲み干した。

 妻が出て来た。
 「久しぶりにあなたとして、気持ちよかった。あなたは?」
 「勿論だよ。中に出したしね」
 「あなたもシャワー浴びたら。それとも、もう1回する?久しぶりだもん」と悪戯っぽく私を見つめ、私の前でバスタオルを取り、裸を見せた。
 でも私のペニスは萎えたままでした。
 小さくなり皮が鬼頭を隠していた。
 妻の目線が私の下腹部に移った。
 ペニスをチラッと見た。
 「疲れてるから無理かな?」
 「そうだな、長く運転もしたしな」
 「そうよね、早く1緒に寝ましょう」
 妻はそう言い、パンティを履き、Tシャツを身に付けた。
 妻の気持ちは嬉しかったが、私はよけい傷付いたみたいだ。

 さて、また辛い事になった。
 部長の誕生日が近い。
 我社には誕生日休暇の制度が在ります。
 部長の誕生日は3月4日、丁度金曜日。
 連休になる。
 当然の事ながら、妻を要求された。
 2泊3日の小旅行を希望された。
 初回に使った温泉は予約が取れず、仕方なく遠いが、我社が法人契約してるリゾートホテルを予約した。
 当然、最上級の部屋で支払いは私だ。
 部屋には、ベランダとつながるサウナとジェットバス完備の広い部屋らしい。
 私は今回休めないし、子供の事もあるので、部長が私の家まで妻を迎えに来てくれる。

 当日になった。
 部長は午前10時に迎えに来る。
 私は少し心配でした。
 私の家で変な事しないか。
 1応、部長には「近所の目もあるので、くれぐれも」とお願いした。
 「心配するな、そんな事は私も承知だ」と前日に言ってました。
 私は10時10分に家に電話した。
 「もしもし、あ、あなた。どうしたの?」
 「部長は来た?」
 「ええ、今、お茶を飲んでもらってるの」
 「家に上げたのか?」
 「だって、洗濯とか、あなた達の御飯の用意で遅れたから」
 「大丈夫か?近所の人に怪しまれないようにな」
 「気を付けます。それじゃお願いします」
 「ああ、こっちこそ、すまないな。着いたらメールくれよな」
 11時半にもう1度電話したが、留守電になっていました。
 出かけたみたいだ。

 午後4時前に、妻からメールが来た。
 私は早退して家に向かっている最中でした。
 家に入り、娘が来るのを待ちながら、見ました。

 ---
 あなた、無事到着して、今部屋に入ったとこです。
 凄い広い部屋です。
 窓から見える景色も最高です。
 お風呂も大きくてびっくりです。
 でも着いたばかりなのに、もう私は全裸です。
 部長ったら、車の中で私を裸にしてしまったの。
 高速道路では、極太のおもちや入れられて、もう濡れまくり。
 ホテルにはコート1枚で入って来たの。
 寒いし、凄く恥ずかしかったの。
 ボーイさんが前に居るのに、部長は私のコートを捲るの。
 エレベータでは前のボタン外されて、もうドキドキで、心臓が破裂しそうでした。
 でも私は、益々濡れてしまいました。
 ボーイさんに、部屋の説明されてる間、部長ったら、私を後ろから抱きしめながら、乳首やアソコを弄るの。
 ボーイさんも、見てみぬ振りをしていました。
 少し可哀想でした。
 ボーイさんが部屋を出た瞬間には、もう脱がされたわ。
 膝まで濡れ濡れで、風邪ひきそうな位です。
 今、部長も服を脱いでます。
 パンツから大きなオチンチンが、はみ出てます。
 部長ったら、もうやる気まんまんです。
 パンツ脱いで、近ずいてきました。
 大きなオチンチンを、私の携帯の上に乗せました。
 嘘、携帯より大きいわ!
 やっぱり部長は別格ね。
 「おしゃぶりしなさい」と言われたので、またね。
 ---

 「ふざけやがって」
 私は携帯をソファーに投げ付けた。
 私は家の中を見回したが、特に異常は無く、ほっとした。
 気になる事と言えば、妻の脱いだ下着が、洗濯篭に入っていた程度でした。

 娘と寂しい食事と入浴をしました。
 娘には何度も謝った。
 度々妻が居ないことを。
 でも妻に似て、気丈な性格なので助かります。

 深夜、妻から携帯に電話が来た。
 「もしもし、久美子です。唯(娘)はどうですか?」
 「大丈夫だ。心配するな。おまえこそ大丈夫か?」
 「はい、今の所は。すいません、何時も変なメール送ってしまって」
 「いいさ、部長にやらされてるのは判ってるから」
 「今部長は?下の降りてビール買いに行ってるの」
 「じゃあすまんが宜しくな。また明日」
 電話を切ろうとした。
 「まって、あなた見てしまいした?」
 「何が?」
 「今日部長に家でね・・・グス、恥ずかしい事されちゃったの・・・」
 妻は泣き出した。
 「やっぱりか!何された?」
 「あなたのビデオでね、グス、私の裸とか撮影さてちゃたの・・・」
 「それは何処に?」
 「私達のベットの脇に在るの。お願い、見ないで必ず消して下さい」
 「判った。消しておくよ」
 「それじやね・・・グス」

 慌てて寝室に行った。
 有りましたビデオが、ティッシュペーパーの箱の脇に。
 迷った、見ようか、消そうか。
 しかし私は見てしまった。
 妻が心配そうな顔がアップで、映っている所から始まった。
 「部長さん、我が家にようこそ」
 「久美子、家の中案内しなさい。裸になって」
 「部長、止めましょう」
 「うるさい!」
 妻は1枚1枚脱ぎ、全裸になった。
 顔から股間まで順次、アップになった。
 「久美子、さあ案内して」
 「ここが応接間です。そしてこちらがキッチン」
 妻の美尻が強調された撮影だ。
 「久美子、流し台に手をついてお尻突き出して」
 「えっ、は、はい。こうですか?」
 「そうそう、綺麗なお尻してるな。おや、もうオマンコが濡れてるね」
 部長は人指し指を挿入した。
 「久美子は濡れやすいな。もう濡れ濡れじゃないか。オチンチンが好きなようだね。大きいのが好きかね」
 「そういう訳ではないです・・・」
 指を激しく動かした。
 「アア、そうです。好きです、大きいのが」
 「さあ、次は?」
 階段を上がり始めた。
 「久美子、ストップ。私の方を向きなさい」
 妻がこちらを向いた。
 「手すりに片足を乗せなさい。そうだ。オマンコを自分で開きなさい」
 妻は片手でアソコを開いてみせた。
 「おお、良い眺めだな。汁がどんどん出てくるな」
 「ぶ、部長、いくら何でも酷過ぎませんか・・・」
 「うるさい!そのままで、庭に放り出すぞ」
 「はい・・・」
 妻はメソメソしだした。
 部長が妻より上に、上がった。
 「久美子、ここでおしゃぶりしなさい」
 妻は部長のズボンを脱がし、パンツを降ろした。
 もう完全に勃起していた。
 妻は大きな口を開け、部長の顔を見ながら懸命にしゃぶった。
 「そうだ、上手くなってきたな。玉もしゃぶれ」
 片手でシコシコしながら、大きな玉を口の含んだ。
 「久美子、どうなんだ?旦那と比べて」
 「ああ、部長、もう許して・・・」
 「駄目だ!何時もみたいに言え」
 「グス、部長のが遥かに立派で好きです。主人は子供みたいに小さいくて弱いから・・・」
 「こいつめ」
 部長は、妻の口の奥に極太を強引に入れた。
 「ウグッ、ゲホゲホ。ウーン」
 妻は咳き込み、よだれを階段に垂らした。
 「さあ次」
 「こちらが主人の部屋です。グス」
 「ほう綺麗にしてるな。あいつにしては」
 部長は何と、ベランダに出る戸のカーテンを全開にした。
 「部長やめてー」
 妻はしゃがみ込み、叫んだ。
 「久美子、続きのおしゃぶりをしろ」
 窓の外は道路だ。
 悔しくて震えた。
 妻は這うよう部長に近ずき、おしゃぶりした。
 意地悪な部長は、戸のすぐ前に移動した。
 もう前の道から見えるかもしれない。
 交通量は少ないが、近所の人に見られる心配が。
 さらに部長は、私の机にビデオを置き、妻の身体をガラスに押し付け、バックから挿入した。
 激しい突きに妻は恥ずかしさも忘れ、喘ぎ声を上げた。
 ガラスが割れるのが心配な程の、激しい突き上げだ。
 妻の小さい身体が浮いてしまう。
 もう部長の暴走は止まらない。
 妻を駅弁スタイルで挿入し、何とベランダに出て行った。
 無人の私の部屋が、数分映った。
 妻がチキンウイングの体位で、立ったまま後ろから挿入され、部屋に入って来た。
 「アッアッアッ、もう駄目です。部長出して下さい」
 そのまま豪快に突きまくり、中出しした。
 部長はビデオを取り、ティッシュで股間を押さえる妻を写した。
 「久美子、立て」
 妻はメソメソしながらも、立ち上がった。
 「ティッシュをちょっと下げてみろ」
 その様子を、部長はアップで写した。
 妻のアソコは愛液と精子でグチャグチャに濡れていて、割れ目からはまだ精子が溢れ出ていた。
 「久美子、気持ち良かったか?」
 「はい・・・」
 そこで終わった。

 私は1晩中、飲みまくった。

 2日後妻が帰ってきました。
 もっと部長好みに開発されて。
 私達は、今も部長の言いなり状態と、戦っています。

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1度のあやまちから
1 名前:col

2022/05/29 (Sun) 10:22:35


 婚約中の1度限りの過ち、のはずでした。
 でもそのことから今でも、夫以外の男性達との関係を続けています。

 結婚前の私は、ある営業職をしていました。
 男性ばかりの中で、同じ条件で競争できることにやりがいも感じて、頑張っていました。
 中にはセクハラまがいの行為や、それとなく身体の代償等を求めるような顧客もありましたが、きっぱりと拒絶して、女だからじゃなく自分の力でやることに、プライドもありました。
 ただ、婚約中の彼(今の主人)は、私の時間が不規則になるこの仕事を続けること望まず、結局、私は仕事より主人をとり、寿退社をすることを選びました。

 そんな婚約中の私に、ある資産家からの大口の商談がはいりました。
 それまでの経験で、個人経営的な顧客にはあまりいいイメージはなかったのですが、獲得したらNO.1になれるかもという想い、最後だからと私が担当させてもらうことに。
 顧客は今でいう「ちょい悪おやじ」という雰囲気で、やはりというか、多少のセクハラも受けました。
 でも仕事は仕事、最後だからと割り切って頑張っていたのに。

 そんな時でした。
 婚約中の彼の浮気が発覚したんです。
 どうして?
 ひどいショックに落ち込みました。
 「付き合いだよ、遊びなんだから」と謝る彼をどこか許せなくて。
 「もう破局?でも?もう後任の準備も進んでいるし・・・」
 モヤモヤした気持ちが募るばかり・・・
 仕事の方は成約しました。
 でもむなしさを感じていた私でした。

 そこに顧客である尾崎社長から、2人だけでの成約祝いのお食事を誘われたんです。
 それまでの接待や言葉尻などから、それがどんな意味かは判っていたつもりです。
 普段ならやんわりとお断わりするか、上司を入れて対応するのですが、彼への腹いせだったのか、私の中のモヤモヤのせいだったのか『これだってお付き合い。万一そうなっても1度くらいなら私だって、おあいこになるだけ』そう思ってしまった私は「はい」と答えていたんです。

 夜、ホテルのレストランでの2人での食事、最後に社長が「部屋を予約してるから」と。
 私もそれまでに男性経験も4人あり、また彼とのセックスも遠ざかっていて、多少の欲求も感じていました。
 『割り切ればいいのよ』とそんな気持ちでした。
 でも・・・
 この夜の過ちがその後の、そして今の私の運命を変えてしまいました。

 社長に連れられて予約してあったスィートルームにはいると、社長の雰囲気が少し変わったように感じました。
 ちょっと怖い感じ。
 早く済ませたいと思っていたのに、全く手を出してこない社長でした。
 変わりに求められたのは、1枚づつゆっくりと服を脱いで見せる事でした。
 社長はソファーに腰掛けたまま、目の前で脱ぎながら、ジーッと見られ続けるんです。
 恥ずかしさのあまり「普通に抱いてください」と思わずお願いしましたが「1度だけだから、目に焼き付けておきたくてね。別人になったつもりで、してごらん」と言われて。
 社長の言葉は丁寧だけど威圧感もありました。
 それに私もまた『なら今夜だけは』と思って。
 時々ポーズもとりながら、言葉に従って脱いでいるうちに、いつしか身体中が火照るのを感じていました。
 やがてすべてを脱いで、全裸を晒していた私、立ったまま手で隠す事も許されずに。
 ゆっくりと回ってみせたり、長い時間視られて続けて、自分の身体が興奮の証を晒してしまっていることに、さらに恥ずかしさが募りました。
 なのに言われるままに4つん這いになったり、脚を開いたりの格好までも。
 開き直りだけではありませんでした。
 たまらないほどの興奮を感じて、おぼれていたような。
 羞恥のすべてを晒している私を、やっと抱きしめてきた社長。
 立ち上がって口唇を重ねられると、自然に互いの舌を絡めあっていました。
 社長の手が胸やお尻に触れるたびに、息苦しいほどの快感と疼きが広がり、完全に火がついていた私。
 『早く欲しい』そう願った瞬間、急に身体を離されてしまって。
 「これを着なさい、忘れられない夜にしよう」と渡されたのはピアスとワンピース、それにパンプスまでも。
 訳も判らないまま火照る全裸の身体に、それらだけを身に着けました。
 「いつもと違って、やっぱりこういう格好も似合うじゃないか、もったいない」と社長。
 ワンピースといっても、極端なミニなうえに深いサイドスリットまで。
 上もホルターネックで背中がお尻近くまで開き、横からは乳房までも見えていました。
 しかも生地が薄く、白くて透けてしまいそうで、ドレッシーだけど非常に羞恥心を感じさせるデザインで、たった今、全裸を見られたばかりの社長の前なのに、恥ずかしさを感じました。
 ところが、今度はその格好のまま、ホテルの外に連れ出されてしまったのです。


 裸の上に恥ずかしいワンピだけの姿で、外に連れ出された私。
 ジャケットをはおっても、超ミニの下半身は晒されたままで、多くの視線を集めていました。
 自分の服も下着もバックも部屋の中に残されまま、Keyは社長が持ったまま先に歩いてしまうので、戻ることも出来ませんでした。
 歩いているだけで、薄いスカートがめくれてしまうようで、羞恥心で何も考えられず裾を押さえ、俯きながら社長の後を追うだけで精一杯の私でした。

 連れて行かれたのは、カウンターにボックス席が一つだけの、小さなスナック。
 私達以外には、ママとカウンターのお客さんが2名だけ。
 みんな社長とは顔見知りのようでした。
 ジャケットは脱がされたけど、薄暗い室内であることにやっと安堵を覚えていた私。
 でもボックス席に座ると、下半身は裸同然になり、股間の繁みまでも晒してしまう格好。
 カウンターからの視線を避けるように、横向きに座り、手で隠すことぐらいしかできません。
 社長はそんな私に、お酒を作らせたり、カラオケさせたりしてスキを作らせます。
 「どうしてこんな?」
 「思い出に残るだろう、いっそ大胆に振舞ってしまったほうが楽だぞ」と。

 羞恥心にむしばまれて、もう自分がおかしくなってしまいそうになった時でした。
 再び社長に抱きしめられ、口唇を奪われると、さらに横から手が直接乳房に。
 こんな場所で!?
 「ウソっ!」
 だけど他の人も騒がず普通にしてて・・・
 ただ自分に注がれる視線だけは、強烈に感じられました。
 1気に全身の血が沸騰したようで・・・
 キスしているほうが顔が隠れるからと、自分からも積極的に舌を絡めあうと、どんどん熱を帯びて、たまらないほど感じてました。
 濃厚なキスをしながら、胸を激しくまさぐられ、膝もカウンターの方を向わされていました。
 官能に身をまかせた方が、羞恥心を忘れられたていたんだと思います。
 人前にもかかわらず、吐息を洩らしていた私でした。
 やがて「どうしたい」と聞かれ「もうしてください」と言葉にしていた。
 でもその場でワンピを脱がそうとする社長に慌てて「ここじゃなくて別の場所で2人だけで」とお願いしていると「その代わりに・・・」と耳元に囁かれました。
 首を振っても許してもらえなかった。
 わずかに残ってた理性を押し殺して、キスと胸の愛撫からの快感だけを、意識するつもりで、少しづつ脚を開いてゆっくりと手をのばして自分の性器をいじって見せました。

 ホテルに戻った後は夢中で激しく求め合いました。
 頭を空っぽにし感じるままに快感のままに。
 言われるまま、どんなに恥ずかしい事も格好もして、恥ずかしい言葉も何度も言わされて、痺れていた。
 初めて連続してイク感覚や、まさしく壊れて死んでしまうかのような、絶頂を知りました。
 最初は口から、最後には夢中なまま、初めて身体の奥深くで、直に精液を浴びていました。
 その夜は全裸で抱かれたまま、朝を迎えていました。

 目覚めると身体中に昨夜の激しい情交の痕が。
 しちゃった。
 好きでもないのに。
 割り切りなのに。
 中に。
 罪悪感、後悔、そして不安。
 1刻も早く部屋を出たくて急いで身支度すると、部屋を出る直前にふたたび抱きしめられてキス。
 段々と激しくなり、舌を絡めあうとまた身体に火がついてくる。
 『もうだめなのに』
 すると身体の奥から流れ出してきて。
 あぁうそっ・・・
 身体の芯まで汚れた気分、1度限りのあやまち??
 この先の事を思うと、不安がよぎりました。


 社長との夜を過ごしてからも、彼との婚約は継続しました。
 本当なら今度は私が謝り許してもらわなければいけないのに、やっぱり言えませんでした。
 罪悪感を感じながら、彼にも抱かれました。
 数日たってもあの夜の残影が身体に甦り、体内に社長の精が残っている気がして。
 『次の生理までは・・・』と考えていたけど、彼の求めに拒絶したらいけない気がして。
 コンドームをつける彼に胸の中で『ごめんなさい』と。
 ただ彼に抱かれても、あの夜が脳裏に浮かんでしまい、消えることはありませんでした。
 イク瞬間は、あの夜のことを思い出して、グングン昂ぶってイってしまうんです。
 そんな私に彼は「感度あがったね」と喜んで。
 本当は自分では抑えてたつもりだったのに。

 社長とは仕事上で顔を合わせることも、残っていました。
 2人きりにならないように配慮し、平静を装っていたけど、密かに身体に興奮が生じてしまうのを感じていました。
 ある日社長が会社を訪ねてきた時のこと、上司の挨拶がすみ、詳細な値段の部分に入ると社長は「お忙しいでしょうからいいですよ」と上司を退室させ、応接室で2人きりになってしまって。
 社長はあの夜の時の雰囲気に変わり、立ち上がると近づきながら「あの夜でまた女の自分に目覚めたのかい?」と。
 私はそれまでの自分としては珍しいタイトミニのスーツ姿。
 「いえ、そんなことでは・・・」
 でも本当は、この日の社長の訪問を意識していたと思います。
 あの夜に頂いたピアスまでしていました。
 私は後ずさりながら応接室のドアのところまで。
 目の前に社長がせまっていました。
 追い詰められてなぜかすごく興奮してしまっていて、社長の興奮、欲求が伝わってきて、私まで興奮が加熱してくるような。
 ドアノブをまわすだけでいい、頭では判っているのに動かなかった私。
 ジャケットに手が掛かり「だめです、こんなところで・・・」。
 「こんなところじゃなかったらいいのかい?」
 「・・・」
 言葉を間違えていました。
 ドアノブに手を掛けたまま、ジャケットが肩から抜かれました。
 耳や首筋から手で撫でられ、ゆっくりと肩、胸元におりてきて、そして胸までも。
 息があがってる。
 ブラウスのボタンがはずされていく・・・
 はやくノブをまわさなくては・・・
 でも動きませんでした。
 現実を無視しようとするもう1人の自分。
 『セックスまでしなければ・・・』
 そんなことさえ思い始めてました。
 ブラウスの中に手を入れ、直接乳房をまさぐる社長。
 「ほんとは、こんなことされるの好きなんだろ」
 そして口唇を、濃厚なキスをされていると私は手を社長の背中にまわしていました。
 乳首を吸われながら、スカートをたくしあげられ社長の手が股間に。
 身体が持ち上げられるほど、強く押されただけでイってしまいそうになりました。
 「また欲しくてたまらなかったのかい?」と。
 返事はできませんでした。
 1気に下着を脱がされると、片足をかかえられて・・・
 『あぁウソっ・・・』
 立ったまま、再び社長を迎え入れていました。
 「どうだ、自分の会社でセックスしてる気分は」
 自分のしている行為が信じられない、けど感じていました。
 切ないほどに。
 「したかったんだろう?どうなんだ」と。
 私は「ハイ」と頷いていました。
 昂ぶりが1気に昇り詰めてきて「でも中だけは許して」と。
 イキそうな直前で止められてしまいました。
 その代わり・・・
 上司に「確認のため、社長の社へ伺いますから」、と1緒に会社を出た後、車の中で、そして夜にも社長の事務所で再び抱かれていました。

 その後はたびたび関係を繰り返す事に。
 その度に羞恥の格好や行為をさせられながら何度も絶頂を覚えていきました。
 「愛しているのは彼だけ」と自分に言いつつ、罪悪感が募るばかりなのに、いつも言われるままになってしまう私でした。
 淫らな自分を呪いながら、将来の彼との性生活に不安を抱くことすらありました。
 でも結婚が近づくにつれ、いたたまれなくなるばかりで、やっと決心して社長に別れを告げました。
 結婚する事も伝えざるを得ませんでした。
 知らされて破棄されることになっても『今しかない』と思っていました。
 でも社長は「そうか、おめでとう。最後にもう1度付き合ってくれるか」と。
 こじれる不安もあった私は、この言葉に安堵さえ感じ「わかりました」と答えていました。
 式までわずか1ヶ月でした。


 言われるとおり破廉恥で最低な私です。
 本当に結婚以外の選択をするべきだったのかもしれません。
 当時の私は、もうすでに社長の色に染まっていたんだと思います。
 心とは裏腹に、社長と会うたびに快楽に身をまかせ絶頂を感じて・・・
 回を重ねるほど、私の中で社長との逢瀬を待ちわびてしまう存在が、膨らんでいくようで怖かった。
 でも本気で破局も覚悟していたのなら、別れを切り出した、その時点で終止符を打つべきでした。
 最後の1回を承諾したのは、自分に潜む欲求への理由のこじつけだったのかもしれません。

 最後の夜は、それまでの2人の行為をたどるように、事務所や街中で恥戯を繰り返しました。
 そして最後の晩餐には、ホテルの部屋でのルームサービス、でも私だけは全裸での食事でした。
 普通にテーブルも用意され、カーテンも開いたまま、夜景もみえる中で私だけが素っ裸で。
 「衝動のままに身を任せるんだ」
 社長の声が身体の芯にまで滲みてくるようでした。
 食事を続ける社長の前で、自分で慰める姿まで見せる女になっていました。

 それでも社長はまだ私を抱こうとはせず、最初の夜と同じワンピースを着させられると、やはり最初の夜と同じあのスナックへ。
 実はここも社長のお店でした。
 すでに数回訪ねていて、いつもは露出度の高い格好でカラオケする姿を晒されたり、ボックスで社長に愛撫されている姿を覗き見られたり、その夜もそんな事を想っていました。
 でも、その日は店を閉め、カウンターにいた2人の男性も1緒にボックスに。
 それでも社長は変わらず、いつものように私を・・・
 触れられそうなほど近くで、視られながら愛撫されて・・・
 緊張が官能の昂ぶりに変わってくると、他の男性達にも触られ始めていました。
 社長は「そのまま触らせて、見てみたいんだ」と。
 そんなことって・・・
 頭がグルグルしているうちに愛撫が本格化して・・・
 流されていました・・・
 ホルターがはずされて私の両胸に群がる男性・・・
 いつしか私は全裸で2人の男性に挟まれていて・・・
 言葉でも辱められ、男達に恥ずかしい格好で繰り返し、愛撫され続けて、淫らなテンションをあげて乱れていった私。
 じれる快感にこらえ切れなくなって、自分から挿入を望む言葉すら口にしました。
 そして・・・
 彼でも社長でもない男性のものが、私の中にグイっズンッっと入ってきて・・・
 あぁ私また・・・

 すごい、こんなの、初めて・・・
 私の中の太くて硬くてたくましいもの。
 絶望と快感が身体中に滲みわたるような感覚でした・・・
 『いい、たまらない』と。
 だけど男性は私をさらにじらすように動いてくれなくて・・・
 『もう、どうなってもいい・・・』と、自分からお尻を動かしていました。
 こんな姿まで見られて・・・

 噴出する羞恥心の中でのセックスに、また絶頂を迎えて、身体を震わせていた私でした。
 もう1人の男性とも、そして社長にも繰り返し抱かれた夜。
 『本当に最後の夜になるの?』
 漠然ともう取り返しがつかないと、感じていた、汚れた夜でした。

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初めての縛り
1 名前:col

2022/05/28 (Sat) 13:45:38


 朝6時半に起き、家族の食事の用意をして食事を終え、主人を送り出し、子供を送り、私は8時20分に会計事務所に出掛ける毎日を、13年続けております。
 気が付けば、私もはや38歳。
 これといって変化も無く、平穏無事に暮らしていました。
 主人は教職の地方公務員でこれといって不満もなく、子供も男の子が1人で、ごくごく普通の生活をしていました。

 そんなある日、私が庭の木の剪定をしていた時の事です。
 たまたま通り掛かった車から顔を出し、私の選定を見ていて「あかん、あかんそんなに切ると松が死ぬぞ」と言いながら、車から降りて来て「貸してみい」と鋏を取られ選定をしてくれました。
 「ついでやから、キウイの剪定もやっとこう」とバシバシと切り、スッキリ切ってくれました。
 その人は近所では便利屋のヤッサンと呼ばれ、何でもしてくれる人で、本職は大工さんらしく、屋根の修理やクロス貼り、何でもしてくれる人でした。
 学校の仕事もしているので主人とも顔見知りで、気さくで前からの知り合いのように話ながら私の手伝いをしてくれました。
 私は枝の後片付けをして家に入り、ヤッサンにお茶を出し世間話などをしていました。

 そんな事が何度かあり、私とも結構親しくなり、ある日、趣味の話題を聞いた時の事です。
 「わしは写真が趣味なんだ」と聞きました。
 「うわ~、ホント~。人は見かけによらないね。で、どんな写真を撮ってるの~」
 「いやー、それは・・・言えん」
 「え、言えない写真なの?」
 「う、うん。言えんな」
 私の中に「???どんな写真を撮っているのか」考えも付かず、隠されると余計に知りたくなり、執拗に聞くと「それなら、今度持ってくるけど、これだけは誰にも内緒に旦那にも言わないでくれるか」と言いました。
 そこまで言われると本当に見たくなり、私は大きく頷きました。

 それから2日後ーヤッサンが大きな封筒に入れた写真を私に渡すと、仕事に出掛けて行きました。
 私はリビングに戻り椅子に腰掛けると、封筒から写真を取り出したとたん驚きの声を上げそうでした。
 ジャンルでいうとSMです。
 白黒で写された写真とカラーのがありますが、全て縛られた女の人の物でした。
 何処で撮ったのか、鴨居から吊るされたり、野外で木に縛られてる写真、農家の廃屋で縛られた写真に、私は圧倒されました。
 女の人の眉間にしわを寄せた表情を苦しんでいるのか、恍惚としているのか、私には見分けが付きません。

 この時、私にも心の中の妄想が呼び覚まし、縛られ自由を奪われ犯される妄想でオナニーをした事を思い出しました。
 写真を1枚づつ目を凝らし見ながら、自分が縛られたように思い込み、ホント久々に自分で胸を揉み、いつしかスカートの中に手を入れ触りました。
 女の人なら誰でも1度や2度いや心の奥底に、私のような妄想をしたはずです。
 願望はあるけれどチャンスが無いというか、怖くて出来ない人ばかりだと思います。

 次の日、仕事の帰りに家に帰るともう1度写真を見たくなり、隠していた下着入れから写真を取り出し見ようとする頃、玄関のチャイムが鳴り、出るとヤッサンでした。
 「どうやー。わしの事ただの変態だと思っただろう」と笑いながら言いました。
 私はさりげなく「そんな事思ってないよ。趣味だから本人の自由よ」と言いました。
 「まぁー、そうだが人には大きな声では言えないから辛いよー」
 「でも、綺麗に撮れているから・・・上手いのね、写真」
 「いや、縛るのは上手いが、写真は自信がないんや。けどなモデルになってくれる人を探すのに苦労するのや。誰でも良いという訳じゃないから」
 「ああ~そうよね。ところでどんな人を探して見つけるの~」
 「うん、そこが難しいんや。やっと見つけても断られたり、向こうから撮ってと言われても、わしの気に入らない人だったりして」
 「ふーん、条件はなんで決めてるの」
 「そうやなー。わしは第1条件が色白で小柄な人かな。奥さんなら条件ピッタリやな。ハハハ」
 「私みたいなおばさんは駄目でしょう。子供は生んでるし、色気の無い人妻は」と言うと、ヤッサンは身を乗り出し「何言ってるの。まだまだ色気があり、色が白く女盛りやんか」と褒めてくれました。
 「そうなの、ありがとう。嬉しいわ~」と言うと、ヤッサンは慌てて「ほな、撮らせてくれるか」と、すかさず言いました。
 「え、ホントに言ってるの」
 私は単に受け答えで話してるのに、本気になったみたいで執拗に誘われ「誰にも言わないし、頼むわー」と言いました。
 「イヤ~、私としても誰にも言って欲しくないし、誰にも言えないわ。けど、やはりダメよ~」
 「どうして。わしと2人だけの秘密やし、誰も知らないわしの田舎の家で撮るから大丈夫」と何処から私のモデルの話になったのか、分からないまま話しが進み「分かったわ。今度チャンスがあれば撮って下さい」と話を打ち切ろうとすると、ヤッサン は「分かった、今度旦那がいない日を前もって教えてくれ。わしはいつでも日を空けるから。絶対約束やで」と念を押されました。

 ヤッサンが帰った後、買い物に出掛け食事の用意をしながら、先程の事を想像していました。
 2人だけで廃屋に行き、縛られ自由を奪われた私。
 犯されてしまうのでは。
 縛って写真だけなんてあるのでしょうか。
 あのヤッサンに私の全てを晒し見られ目でも犯される。
 私も眉間にしわを寄せ、悶え苦しむのでしょうか。
 不安、不安、期待が入り混じり、その日、私は夕飯を食べる事が出来ませんでした。

 それからもヤッサンは度々訪れ、主人の留守を確認しますが、中々そんな日はありません。
 ヤッサンも完全に私を縛るつもりでいて、私も引くに引けないようになりました。
 それから2ヵ月後、主人が帰って来て「おい、今度の夏休みカナダの研修決まったぞ」と言いました。
 「え、ウソ~、貴方だけなの」
 「あー、そうや。仕方が無いだろう、仕事だから」
 「いいわね~。1人だけで外国なんて」と言いつつ、私の心はいよいよヤッサンに縛られると思い、胸の中が縛られる期待がいっぱいになりました。

 次の日、ヤッサンから電話が入り「旦那カナダに行くんやなぁ。いよいよ約束が実行出来る」と喜ばれました。
 それから毎日、私はその事ばかり考えてしまい、仕事も家事も上の空でした。
 オナニーも何度かしました。
 「どの程度に縛られるのか。後がつく程なのか」
 不安が先走り、期待は薄らぎ「断れるものなら断りたい」とさえ思いましたが、今更断りも出来ず「これも成り行き、私の運命かも。ヤッサンもいい年だし(56歳)、無茶はしないでしょう」と自分に言い聞かせ、覚悟を決めました。

 夏休みが始まり、主人がカナダに行く日が来ました。
 主人は残る私の事など眼中に無いみたいで、荷物の点検をしたり、電話を掛け、1緒に行く人と何やら連絡を取り合いウキウキしています。
 私もヤッサンと連絡を取り、仕事が盆休みになる日を選びました。
 子供は私の実家に預けるように段取りをくみ、母には「仕事の遅れでお休みが返上になった」と言っておきました。
 ヤッサンからの要望は「髪をアップにして、着物を着て欲しい」と言われ、着付け学院に行っていた事が役に立ちました。

 主人が出掛け、子供もお爺ちゃんお婆ちゃんに預けると、私も用意を始めました。
 まず着物ですが、着付け学院に行っていた時に使用した化繊の丸洗い可能な物にして、長襦袢は白と柄物を用意して、帯や足袋を入れ、後は明日美容院に行き髪をアップにするだけです。
 その晩はやはり寝つきが悪く『あぁ~、明日はこの身体を縛られるのね』と心で呟き、改めて明日への覚悟を決めました。
 でもおかしいですよね。
 本来なら主人に「ねぇ~、お願い私を縛って」と言い、プレーにすれば良いのに、こんな事絶対に主人には言えないのだから。
 何故、他人のおじさんにはOKしたのでしょう?
 皆さんも同じでしょうか。
 男性も嫁には言えないプレーってありますか?
 とすると主人にも私に言えない願望があるのでしょうか?
 そんな事を考え、眠るのが明け方になりました。

 朝7時半にお風呂に入り、念入りに身体を洗い、身体を拭くといつもはしないコロンを付け、化粧もいつもより濃い目にしました。
 下着も先日買い揃えた新しい白の総レースのお揃いにして、美容院にいくので前ボタンのワイシャツにしてジージャンと白のコットンスカートを穿き、美容院に行きました。
 美容院の先生には前持って『親戚の法事』と言ってあり、早めにお店を開けて頂き、髪をアップにセットしていただきました。

 家に戻り、コーヒーを入れ飲んでいると、ヤッサンから電話が鳴り「今から迎えに行く」と言われました。
 私は「分かりました」と言うと、大きく溜息を付き覚悟を決めました。
 15分程でヤッサンが来て、私は車に乗り込み出発しました。
 ヤッサンは笑いながら「毎日、暑いなぁー。クーラー無しじゃおれんなぁー」と日常の会話をして、これから2人でさも買い物にでも行くように普通の会話しかしないで、私を縛る様子など感じさせません。
 車は町中を外れ、川沿いの単線を山に向かって登って行きました。
 途中出会う車も無く、私の不安も高まり「どうしたん、緊張してるのー。リラックスしてやー」と慰められましたが、リラックスなんてとんでも無い、自分の心臓の音が聞こえそうでした。
 40分程で車が止まり「さぁー、着いたでー」と言われましたが、足がすくみ、立つのに苦労しました。

 ヤッサンは大きな荷物を何度も運び入れ、窓を開け空気の入れ替えをしながら「じゃー、早速やけど、着物に着替えてくれるかー」と言われました。
 ただヤッサンのする事を見ていた私ですが、ピクッとなり「どどこで、着替えれば・・・」と聞きました。
 「あ、どこでもいいけど、下着は着けないでな」
 「え、下着、脱いで、ですか・・・」
 「うん、どうせ脱ぐのだから、最初に脱いでくれてた方がいいからな」
 あの優しいヤッサンが事務的に言うんです。

 私、隣の部屋で服を脱ぎ下着も取り去り、長襦袢を着て細紐をして、着物を着ました。
 帯が大変で手に力が入らず、閉める事が出来ませんでしたが、何とか着付けが終わり、ヤッサンの待つ隣の部屋に行くと、ヤッサンはまだカメラのセットをしていました。
 周りを見渡すと、畳は茶色に変色して、障子は破れ、壁には昔使われていたであろう農機具が掛けられ『ヤッサンはここで少年時代を過ごしたのだ』と想像しました。
 用意をしながら、私の方をチラーと見て「おう、ええやないか、随分色っぽいやないか」と言いながら、カメラを何台も用意してました。
 そして準備が終わるとヤッサンは戸棚から布団を出し、持って来た新しいシーツを掛けながら「ちょっと休憩しょうか」とクーラーボックスからビールを取り出し、私にも渡しました。
 2人は立ったままでビールを飲み「初めは外で取るからな」と微笑みましたが、私にはこの笑顔が悪戯な笑いに思え、言葉も出さず頷きました。


 ビールを飲み終えるとヤッサンは「さぁー、ほなら始めよか」と私を手招きして、手には白いロープを持って、私を後ろ向きにして、慣れた手付きでまず胸を上下で締め上げました。
 思わず「うぅう~」と呻くと「まだまだ呻くのは早いよ」と軽く流され、今度は2の腕を固定され、後手に縛られました。
 情けない事ですが、ここで私の身体は反応して凄く淫らな気分になり、内部からジワーと溢れるのを感じました。
 ヤッサンの手捌きは実に手馴れていて、アッと言う間に縛られ、外に出されるのですが、私は草履までは準備してなくヤッサンに怒られました。
 仕方なく足袋を脱ぎ、裸足で外に出され、正面から何枚も何枚も角度を変え撮られ、横から後ろからと、ここでフイルムを何本も使いました。
 私が見たモデルの人の表情が今分かりました。
 悲しくうな垂れるしか表情に出せません。
 ロケーションが田舎の庭先で太陽の下、着物姿で縛られるなんて、私でなくても誰でもおかしな気分になるでしょう。

 次に室内に入り、立ったままでいきなり着物の裾を腰の帯の所まで捲くり上げられました。
 私、思わず「イヤ~」と声を出すと「何や何や始まったばかりやぞ。どうせ後でスッポンポンになるんやから、此の位で恥ずかしがってはいかんぞ」と、また怒られました。
 腰にも白の綿ロープが巻かれ、股縄というのでしょう、股を通され後ろから締め上げられると痛さが襲いました。
 「あ、いたい~」
 「そうだろう、痛いだろう。これがいいんやがな」となお締めました。
 ヤッサンはやはりSなのです。
 私の股間は2重のロープが食い込み、歩く事さえままならず、ただ痛さを堪え、眉間にしわを寄せ、ヤッサンの言うままに向きを変えポーズをとりました。

 次にヤッサンは鴨居にロープを掛け、腰紐を引き上げ、私はつま先立ちになると、また片足首にロープが巻かれ鴨居から引き上げられ、私の恥ずかしい場所は隠すべき物は無く、全て晒すようにされ、不安定な体勢で腰紐だけが支えです。
 「どうや、辛いだろう、辛抱し。いや、やがて快感になってくるから」と言われましたが、今の状況には酔っていても、苦痛は表現しょうようもありません。
 上半身は着崩れも無いのに、下半身は全て晒すのは自分でもエロく感じ、シャッター音が響くたびに心臓にこたえます。
 ここでやっと「よし、1休みや」と全てのロープが解かれました。

 「どうや、大丈夫か。奥さんも根っからのMやな表情が実にええがな」
 「そんな事ありません。約束だから・・・」
 「まぁ、ええがなー。ほらこの紐を見てみいな。こんなに濡らして」と紐を見せられました。
 「もう~、そら。こんな事初めてやから、おじさんに見られてると思うと、もう~~」と怒った顔をしました。
 「でも、おじさん手馴れてるって、私にも分かるわ。もう、長いの?」
 「長いでー。物心付いた時には縛りに興味があった。わしも最初は武田薬品会社の会長の助手として縛りのてほどきを習い、それ以後は自分でも研究して50年かな」と自慢してました。
 また出張して色々な所で招かれ、指導もしてるようです。
 この道では有名人らしい。

 こんな話を30分程すると「ほな、次いこうか」と再び先程と同じように縛られ、足袋の上から両足首にロープが巻かれ、柱を背にして座らされ、ロープが引かれ足が開きました。
 でも今度は又縄が無いので、ヤッサンからは丸見えです。
 私、もう~開き直り、恥ずかしさは薄らぎ、カメラレンズを直視する事は出来ませんでしたが、慣れてきました。
 何本のフイルムを使うのか何度も交換して撮りました。

 「思うた通りや。奥さんには縄が似合うわ。結構ええ写真が撮れるぞー。じゃー、今度は立ってくれるか」と私を立たせ「着物を脱いで長襦袢になって」と言われ、部屋の隅で着物を脱ぎました。
 「今度は少しハードになるけど、辛抱出来るかな」
 「え、今まででも私にはハードでしたよ。まだハードになるのですか」
 「いや、まぁーわしに任せろ」と狐目で笑いました。
 今度は、胸にも、腰にも、太腿にも、足首にも、何重にもロープが巻かれ、テーブルの上にうつ伏せに寝かされ、鴨居にロープを渡し、乱暴にも長襦袢を乱され、ロープを引くと、私の身体は海老のように反り、お腹を突き出すように反り、下のテーブルが外され、吊るされてしまいました。
 何重にも巻いたロープは私を吊るす為に、痛さを軽減さす為だったのだと分かりましたが、痛さはすごく痛いです。
 この苦痛こそが、言い表しようない痛いけど快感みたいな複雑な表現です。
 「ううん、ええ表情や。痛いかい、ええよ。そのまま辛抱しいや」としきりにシャッターを切り、右左と動き回ります。
 胸も出され、裾は乱れ淫らな快感です。
 私、吊るされるの好きかも知れません。

 やっと元のテーブルが置かれ、私を降ろすと再び休憩でした。
 この休憩こそ大切だと、ヤッサンは教えてくれました。
 やはり、ずーっと縛っていると血が通わなくなり、危険だと教わりました。
 この時点で何やらヤッサンとの信頼関係が出来、安心出来るようになりました。


 休憩が終わり「よし、次は裸になってくれるか」と言われ「はい」と自分でも分からず、素直に「はい」と言い、部屋の隅で長襦袢を脱ぎ足袋を脱ごうとすると「あ、足袋は履いたままや、その方が色っぽいからな」と笑いました。
 「そんなもんなのですか?」
 私、長襦袢を脱ぎ、火傷したような痛みに腕を見ると縄の跡が付き、赤く腫れていました。
 「お、跡付いたかー、大丈夫やな旦那もいないし」とごく当たり前のように言い、手招きして私を前に立たせ、4~5メートルの赤い綿紐を首に掛け、何か計って結び目を作り、胸の上、胸の下、へそ、股間と計4個のコブを作り「これは昔からある亀甲縛りと言うもんなんや。奥さんも覚えておくと、今度から自分で縛る事が出来るよ」と私に分かるようにゆっくりしてくれました。

 垂らした紐は股を通し後ろに回し、また首に掛け、胸の上で紐を回し、結び目で紐を通し、後ろに回し、今度は胸の下に持ってきて引くと、菱形の亀の甲羅になり、それの繰り返しで、私の身体はボンレスハムのように締められました。
 股縄のコブが性器の上にあり、クリトリスに当り、首の後ろで手首を縛られ、座椅子を2つ背と背をくっつけ、それに跨がされました。
 これって三角木馬の日本版みたいです。
 座椅子の背がコブに当り刺激され、私、もう~堪らず顔をしかめ目を閉じて堪えました。
 ヤッサンは見逃さず「どやー、ええだろう。感じてきたやろう。白い柔肌に赤い紐で化粧して、親にも旦那にも見せた事のない痴態を晒すのだから感じて普通やから、わしに遠慮なくいつでもいきやー」と言いました。

 まったく、その通りです。
 主人に「ねぇ、縛って」なんて言えば「お前、大丈夫か」とまるで変態のような目で見られる事でしょう。
 当然、親はこんな姿を見れば嘆く事でしょう。
 でも、私は今、酔ってます。
 ヤッサンになら何でも出来る。
 何でもしてもらいたい。
 「陰毛の黒が映えるなぁー。乳首が立って、股縄の間から光る物が流れ出してるぞ」
 「いいの、言わないで~。私、素質があるのか酔ってきてるの」
 「そうやろー、ええがな。実に綺麗や」と言い、相変わらず私の周りを走り回り、カメラに収めます。
 もう恥も外聞も無く、私は自分で椅子の背にクリトリスを押し付けコブで刺激を与えました。

 でもヤッサンはいく事を許さず、赤い紐を解きだし「今度も辛いぞー。けど中々ええから」と麻紐に変え、最初の縛りのように胸を縛り、絞り込み、太腿とすねを縛り、それを鴨居に掛け上げられると、隠すべき所は大きく開かれ、全開で晒されました。
 『好きに見て下さい』とばかりに引き上げられ、麻縄が痛くてもなす術もなく、これが真髄なのか、折檻みたいで同じ亀甲縛りでも痛さはまったく違い、今までのSMゴッコが本当のSMに思えました。
 部屋中に私の呻きが響き渡り、椅子でのM字縛りや立っての股縄の食い込み豆絞りでの猿轡と続きました。
 特に麻紐での猿轡は、麻縄の臭いと味が何とも惨めにさせ、最後は柱を背に縛られ、両足を後ろに回され、縄の力で身体を支え、コブが身体に刺さり耐えられず「い、た、い~。もう~ゆるして~~」と叫んだ程でした。

 やっとヤッサンが私を解き放し縄を解くと「最初にしてはええ出来だったよ。モデルが最高だった。わしも久々に燃え、奥さんに悪戯したかったよ」とぽつりと言いました。
 そうですよね。
 私、抵抗出来ないのに手を出さなかったわ。
 いやらしい言葉は何度も聞いたけど。
 主人が知り合いだというささやかな遠慮なのでしょうか。
 「そうよね。私、抵抗出来ないのに何故?」
 「出しても良かったんかいな。いや、今日は家に帰り奥さんの写真を現像しながら、後で1人でするわ」と言いました。

 私も身なりを整え車で家に帰りました。
 別れる時に「今度はいつがええんかの。旦那がいない時、また教えてな。今度はわしも暴漢になるぞー」と笑いながら言いました。
 「うん、今度があれば、また縛ってね」と言い、別れました。

 家に入ると蒸し風呂のような暑さで、1度窓を開け放し空気の入れ替えをして、クーラーを付けると、私は大きく深呼吸をして急いでお風呂場に行きました。
 冷たいシャワーを身体に掛けると、縄跡の付いた腕や胸、もも、足首に滲み、痛くて堪りません。
 でも、これが今日の出来事の印なのです。
 真っ赤に腫れて縄の跡を触り『あぁ~、私は今日、本当に縛られてしまったのね』と手で優しく撫で、目を閉じ、最初から思い出していました。
 常日頃の鬱憤が全て飛び、また新しい自分発見みたいで縛られてストレス発散が出来た気がしました。

 ここで私はふとヤッサンから教えて頂いた亀甲縛りを思い出し、覚えている内に実践したくなり、慌ててお風呂から出ると身体を拭き、下着もそこそこにヤッサンから聞いた手芸店に出掛けました。
 手芸店には何に使用するのか、赤、黄、紺、紫などなどの紐が売られていました。
 私は今日ヤッサンが使用していた同じ赤のサイズを購入すると、他に何も買わず家に戻りました。

 クーラーの効いた部屋で服を脱ぎ、ドレッサーの前に立つと、自分で縄を首に掛け、まず自分の身体を眺めました。
 生々しく残っている縛り跡、コブの跡を眺めました。
 まるで犯された傷跡のように赤く腫れ、下着の跡のようにも見え、このような跡を主人が見たら言い訳が出来ないでしょう。
 ヤッサンの言葉を思い出し、紐の中心を首に掛けると首の下、胸の間、へそ、股間の正面にコブを作り、股間から強めに引き、後ろに回し、首の紐に通し脇を通し正面に持ってくる。
 結び目を通し、間が開くように締め後ろに回す。
 この作業を結び目ごとに繰り返し、後は自分で手首を縛れば出来上がりです。
 ヤッサンの仕事とは出来上がりに差があるように思えましたが、初めてにしては満足の出来るものでした。

 後ろ前、横を姿見に映し私。
 38歳、既婚、子供1人、結婚13年。
 159cm87,60,90。

 『今日生まれて初めて他人に縛られ、快感を覚えました』と心で呟き、そのままベッドに横になり、仰向けで大きく足を広げ、犯される想像をして悶えてみました。
 『ウゥウゥ~~。いい感じです~』
 後ろに向きお尻を上げ、突かれるように足を開き、身を前後すると股間のコブがクリトリスを刺激して、イィィィ~~。
 股間から快感の液体が溢れ、痛い感覚を和らげ、ヤッサンとの事を思い出しいきました・・・

 1時間程横になっていましたが、ゆっくり起き上がると、縄を外すのが嫌で手首だけを解き、少し長めの紐を鋏で切り、余った紐を腰に巻き、そのまま長袖のティシャツを着て、ジーンズを穿き、その日を過ごしました。
 夜寝る時はさすがに痛くて解きました。
 赤の綿縄は鋏で切った所がはつれだしていたので、少し離れた位置で糸で巻き、再度、鋏をいれ切り、私の下着入れのタンスにしまいました。
 ここだと誰にも知られず、又、1人で楽しめるからです。

 次の日は久々に1人で朝寝坊をして1日ゆっくりと過ごしました。
 昨日の事はまるで夢のようでしたが、身体の痕は紫色に変わり現実にあった事を思い出されます。
 翌日のお昼前に玄関のチャイムが鳴り、誰だろうと出るとヤッサンが「おはよう、写真出来たから見せに来たぞー。入ってもええかー」


 「あ、おはようございます。写真ですか~・・・いや~、私は見たくありません」
 「なに言ってるの。メチャ綺麗に撮れてるでー。奥さんとわしの協力の成果やないかー」
 「イ~ヤ~ワ~。そら、ヤッサンの腕がいいからよ~。そしたら後で見るから借りててもイイ~」
 「なんや、わしと1緒じゃ恥ずかしいいんかいな。わし奥さんの全てをもうー見とんや。今更恥ずかしがらなくても、ええじゃないか」
 「もう~、言わんといてよ。お願いだから誰にも見せないでよ。もう~、ヤッサン本当よ。主人にバレたら離婚されるんだから」
 「分かってる、分かってる。けど、あれが最後なんて言わんといてや。わしホンマに奥さんが気に入ったがなー」
 「ありがとう。それってほめてくれているのよね。でも私、今度いつ暇が出来るか分からないわよ」
 「それじゃー、今日はどんなもんやろう」
 「だめよ。これを見てくれる」と足首を見せました。
 「ほーうー、紫色に腫れてるなぁー。すまん、わし、つい夢中になっていたからなぁ」
 「ほんとよ~。写真だけならもっと手加減してくれたら良かったのに」
 「おうー。最初は手加減してたんやで。けど奥さんの表情が実に良かったから、わしも熱が入りすぎた。ごめん、ごめん」
 「そうよ~。私、始めてだから恥ずかしくて怖くて緊張の連続だったのよ」
 「いやいや、中々、最後の方は恍惚とした表情になって楽しんでいるように見えたけどなー」
 「そんな事ないわ~。今でも恥ずかしいし、怖いのよ。私の世界には無い出来事だから。もう~、何でこんな話をさせるの」
 「ハハハハ。自分で喋っておいて怒るなよ。でも2回目、3回目と益々良くなるから又お願いしますよ、奥さん」と、笑いながら私に封筒に入った写真を手渡し「じゃー、わしがいない所でじっくり見て興奮して下さい。ヒヒヒー。あぁ、紐がいるんだったら取りにくればあげるよー。自縛もいいもんだよ」と私の表情を確かめながら玄関の戸を閉めました。
 私睨み付けましたが「早速買いに行き試した」なんて言えませんよね。

 封筒を持ってリビングに入ると、台所に行き冷蔵庫からビールを出し、ビール片手にソファーに座り、封筒から写真を出しました。
 順番通りにしているのか、最初から並べられていてカラーなので驚きました。
 『うそ~。これって現像所なの』と裏を見ると名前が入ってました。
 「富士カラー現像所」と、これはヤッサンに騙されたと思いました。
 確かに写真は綺麗で私の表情もバッチリ出ています。
 慌ててビールをがぶ飲みして進めました。
 言われるように私の打ちひしがれた表情はありましたが、男の人ってこのような表情がいいのでしょうか?
 眉間にシワを寄せ耐えてる表情は他人には見せられないですけどね。
 次に進むと、いきなり私の陰部丸出しの写真で、見えているはずなのに見えないのです。
 これは光線を利用した結果なのでしょうか。
 次も次も何か手が加えられているのでしょ。
 肝心の陰部は出ていません。
 全裸で股縄を掛けられた物も股縄に隠れ見えていません。
 私はヤッサンが手を加えてくれた事に感謝しなくてはなりませんが、私の顔は隠してくれてなく残念です。
 全裸に足袋は見て分かりました。
 今まで着物を着ていたのを脱がし、縛った証拠みたいなものですね。
 私が感じている表情、痛さで苦痛で耐えてる表情が、昨日の今日なので鮮明に思い出されました。
 特に柱を背に縛られた写真は苦しかったけど、自分でも気に入りました。

 そして最後に白黒の写真が!!!!!
 ウワ~~~もろです。
 白黒っていやらしさを増しますよね。
 身体の白、縄、陰毛の黒が何ともいやらしく写っています。
 そして何より陰部がはっきりと。
 口を開け、何か欲しがっているようにも見え、顔が急に赤面してしまいました。
 そしてヤッサンは私の陰部のアップまで。

 私、いつしかジーパンの中に手を入れ自分で触り始めていました。
 これは犯されている証拠写真その物です。
 縄を外され、私が打ちひしがれたように横すわりになり、両手を突き顔を伏せている写真まで撮られていたのです。
 身体に縄跡がはっきりと付き、これで写真だけで何もなかったなんて誰が信用してくれるでしょう。
 その時の興味で気軽に引き受けた後悔はやはりあります。
 でも今の私、この縛り痕を見ても期待の方が大きくMの素質がある事が分かりました。
 主人の知らない所で肌を晒し、Hな格好で縛られた写真を撮られるのはやはり浮気なのでしょうか。
 これは不倫と同じで罪悪感を持ちながらも、ワクワク感、主人には決して言えない見せられない行為をヤッサンには・・・
 決して愛してるなんて言えない、でも素直に甘えられる安心感が私を変えたのでしょうか。
 ゴムを隔てていればHさえも許せるかも・・・
 そんな事を思いながら、自分でも良いかもと思う写真を数枚とモロに見えている物は全部私が取り、夕方に散歩がてら私はヤッサンの家に行きました。


 ヤッサンは出掛けているのか留守でした。
 仕方なく近くの丘まで散歩の足を伸ばしました。
 登りがきつく「フウフウ」言いながら登ると、広場があり涼しい風が吹き、ベンチに腰を下ろしました。
 前は大きな溜め池があり下の景色が綺麗でした。

 暫し休憩をして今1度ヤッサンの家を訪ねると、今帰ったばかりのヤッサンと家の前で会いました。
 「おうー、どうした。写真もうー見たのかー。どうじゃー妖艶だろうー」
 「もう~そんなに良いとは思わないわ。モデルが小母さんじゃね」
 「素人はこれだから困るんや。奥さんならわし、誰にでも自信を持って紹介出来るぞー。下腹の少し出てる妊娠線などは他人の奥さんを縛り、悪さしてる情景を想像出来、わしはもっと吊るしを大量に撮りたかったくらいや。その方が借金のかたに監禁され、今、まさに犯されようとしてるようになったと思えるがなぁー。どうやー」
 「どうや~と言われても、私には分かりません~。それよりヤッサン今日来たのは、私、心配して来たの」
 「なんや、何が心配なんや」
 「うん、カラーの分は現像所の判が押されているけど、あれってお店に出したのでしょう」
 「あ、あれか、違う違う。あれはわしが自分で焼いた物じゃー。昔からあそこのマスターとは友達で忙しい時は手伝ったりして、わしの分は自分で焼いているんやー。心配ないでー。プリント用紙だけ頂いているだけじゃ」
 「あ~そうなの~。安心したわ~。本当に誰にも見せないでよ。こんな地方都市だから噂はすぐに立つのだからね」
 「いや、もうーたくさんの人に見せてしまったがなー」
 「ウソ~~」
 「ハハーン、ウソだよーけどな。本当は見せたい。見せたくて堪らん。けど、奥さんとの約束があるから今は見せてないよ」
 「今はなんて、後も同じよ~」
 「分かった。分かった。けど、今度、また撮らしてや。プレーでもいいけど」
 「何よ、そのプレーって」
 「アホー本当にSMを楽しむ事やないかー。道具を使ったり、わしの物をつかったりしてー」
 「うわ~、それは違反だわ~。私、これでも人妻なんだからね」
 「あほー、写真撮らへんかったら分からんやんか。この写真かてかなりヤバイでー。誰かに見せたら全て許してる写真やでー」
 「そうよね。私は抵抗出来ない状態やし、見る人が勘違いするかも・・・もう~、ヤッサン、私の恥ずかしい所のアップ撮ったでしょう」
 「アー、あれかー。中々自分では見ない所だから参考までに撮って引き伸ばしたんや。けど、ええやろうー。自分の部分やから。ハハハ-」
 「恥ずかしかったから私が全部押収したからね」
 「うわー、残念やなぁー。けどな、ネガはわしの所にあるからナンボでも焼けるぞー」
 「あ、そうか~。じゃ~、私の知られたくない秘密はヤッサンに握られているのね~」
 「そうやー。わしには逆らわないようにな。抵抗すれば近所にばら撒くぞー。ハハハー」
 「ごめんなさい、素直にヤッサンに従います~。フフフ~、信用してるからね」と2人で笑い転げました。

 それでも私が帰る間際にヤッサンは「本当に今度、また頼むよー」と再度お願いされました。
 いい加減な返事で誤魔化して来ましたが、本当に、また今度付き合い、写真を撮られるような気がします。
 でも、今度は吊るされ監禁されヤッサンも手を出してくるのでは・・・
 家に帰り、1人で軽い夕飯を食べ、シャワーを浴びました。
 縄痕はまだはっきりと残り、少し黒くなり始めていました。

 縄痕をなぞりながら、いたわらなくてはならない自分の肌を他人に強く縛られ、何も悪い事もしていないのにいましめられる。
 そんな演技みたいなものに、私がすっかり魅了されるなんて思ってもいませんでした。
 シャワーを浴びるとバスローブだけを羽織り、2階の寝室に戻り、下着入れに入れておいた写真を取り出し、再びじっくりと見てしまいました。
 やはりヤッサンがいうように私にはMの気があるのか、写真に色気があるように思えるようになりました。
 屈辱に耐えているようにも見えますが、これからの期待に喜んでいるようにも見えます。
 いやらしいでしょう。
 私はすぐにバスローブを脱ぎ、手芸用の綿縄を取り出し、自縛をしてしまいました。
 姿見に写る自分を、前から、横から、後ろからと眺め『そうねぇ~、ヤッサンの言うように私には縄が似合うわ~』と自我自賛していると、来客の知らせるチャイムが鳴りました。

 私は我に返り「は~~い」と言うと、慌てて手首の縄を解こうとしましたが慌てていたので中々解けず「すぐに、行きますから」と声を掛け、必死で手首だけを解き、バスローブを慌てて羽織ると1階の玄関に出ました。
 すると隣の高校生の男の子が「あ、これ、お母んが田舎から送って来たので食べてと・・・」と言いました。
 「あら~、そう~、わざわざありがとうね。お母さんによろしく言って下さいね」ととうもろこしを受け取り冷蔵庫にしまい、2階に戻ると、姿見に映る私はバスローブの襟から赤い綿縄が見えているではないですか。
 『わぁ~、どうしょう~。隣の男の子に見えていたのだわ~。でも、まさか私が自縛してるなんて思わないでしょう・・・』

 私はパソコンを寝室に持ち込み、インターネットを繋ぎ、ネットでSMの検索をしました。
 すごいですね。
 サイトが幾つ在るのか何百もの検索がありました。
 そこで画像で絞込みをしても数知れずあり驚きました。
 世の中には同じ趣味の人がこんなにも多くいるのかと安心もしましたが、やはり皆さんも隠れSの人、隠れMの人なのでしょうか。
 皆さんそれぞれが良い表情で縛られ、嘘で縛られているのは私にも分かります。
 麻縄できっちりと縛られている人の表情は最高に綺麗です。
 私はその人達を見ながらバスローブを脱ぎ、股縄を引き締めながら画像を見ました。
 いつしか綿縄は濡れ、それが私を優しくして股縄でいく事が出来ました。
 私、淫乱でスケベなんですね。

 次の日、子供が帰って来る筈だったのですが、父から電話があり「明日から1週間程九州に行くのだが祐樹を連れて行ってもええか」と言いました。
 「え、祐樹も行くって言ってるの~。私はいいけど、邪魔じゃないの~。そうなの~。じゃ~、宿題をちゃんと持って行き、するように言ってよ~」と答えました。
 父と母と子供は明日から九州に行きます。
 私の予定狂ってしまいました。
 仕事はまだ5日も休みだし・・・

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1 名前:col

2022/05/28 (Sat) 09:55:25


 私は38歳、ごくごく普通の主婦です。
 結婚して12年、男の子2人、主人は12歳上の50歳、とってもスケベで優しい人です。
 でも最近は回数が減り、月2回がやっとです。

 子供が男の子なのでワンパク盛りで言う事を聞かず、ストレスが溜まり、ついセックスで紛らわそうと思いますが、主人が応えてくれないので、誰もいない昼間オナニーをして発散する事があります。
 オナニーは空想の世界なので、想像力が豊かになり、犯される事を思ったり、複数の男性に悪戯される事などなどを思い、ショーツだけを脱ぎしていたのがエスカレートして、自分自身を淫らになれるようにショートスリップを着たり、全裸になったり工夫したりしています。
 基本的にはクリ派なので、指だけでいいのですが、もっと淫らにと思い野菜などもたまには使います。
 1度など人参を使った時の事、冷蔵庫が冷え過ぎていたのか最初はひんやりして気持ち良かったのですが、終わった後ヒリヒリして痛くてたまりませんでした。

 そんなある日の事です。
 買い物で大手のスーパーに行き、買い物を終えオープンカフエーでコーヒーを飲んで いると、すぐ前の席のおじさんが私の足の方を見ていると感じました。
 私は慌てて足を閉じました。
 と言っても開いてた覚えは無いのですが、おじさんは驚いたように私を見ました。
 が、私はさりげなく他に目をやり、やはり私の足を見ていたと確信しました。
 ある有名な人が高校生のパンチラを見て逮捕されましたよね。
 男の人は下着でも見たいのでしょうか?

 私は冒険心が湧いてきて、見てるおじさんを観察したくなり、ゆっくりと足を組みました。
 わざとおじさんの方に向き、直接は見ず視野に入れ、神経はおじさんに集中していました。
 おじさん、やはり私の足を見ています。
 楽しいです。
 今度は足を下ろし、少し開きました。
 おじさんは今度は少し前屈みになり、食い入るように見ていました。
 益々私は楽しくなりました。
 素性が分かり安全な人なら、もっと下着を脱いで見せてあげたのに、その日は私がいっぱい、い っぱいなのでそこで止めました。

 家に帰ってから、もっと何故見せなかったのか後悔しました。
 『今度買い物に行く時は下着無しで出掛けよう』とさえ思った程私興奮しました。
 まだ実行は出来ていません。

 それから数日が過ぎ、いつもの様にオナニーが終わりシャワーを浴び、ついでに洗濯物を済ませ、干しにベランダに出て干していると、下にお爺さんが庭の草むしりをしていました。
 私が「こんにちは」と挨拶をすると、お爺さんが私を見上げ「こんにちは」と挨拶を返してくれました。
 私が又洗濯物を干していると、お爺さんベランダの下まで来て「今日はええ天気だの~」と、私に話しかけました。
 私は洗濯物を干しながら受け答えしました。
 お爺さんは、お婆さんが亡くなって何処か施設に入り、月に何回か帰って来る程度で、現在息子さん夫婦は海外で仕事をしていて、お爺さん1人です。
 「今日はお泊りですか」と聞くと「いや、5時には帰るよ。たまには空気の入れ替えをせんと家が駄目になるから」と答えました。
 「そうですね。息子さんが帰るまでの辛抱ですね」とベランダの端まで行き、話していましたらお爺さん口をポカーンと開け上を向いているのです。
 『あ、私ノーパンだった』
 急に赤面です。
 『お爺さんに見られたかしら』
 あの表情は見えてた表情でした。
 私は慌てて「私は終わりましたが、まだ終わらないのですか」と聞くと「おう、わしも終わりや」と言うので、私は「それじゃ、一緒にお茶しませんか、どうぞ玄関にお回り下さい」と、言ってしまいました。

 程なくチャイムが鳴り、お爺さんが来ました。
 私はお湯は沸かしていましたが、下着は脱いだままでした。
 「遠慮なくお邪魔しますよ」
 「あ、どうぞどうぞ。こちらに掛けてください」と、リビングのソファーに案内して「コーヒー、紅茶、日本茶どちらがいいですか」と、聞きました。
 「いつも日本茶だから、コーヒーでもいいかな」
 「はい、じゃコーヒーにしますね」と、コーヒーを淹れ、私は一人掛けのソファーに座りました。
 コーヒーを飲みながらお喋りをしていると、やはり時折目を足の方に向けます。
 有料の施設の話をしながら『隣のお爺さんだからいけない』と思いながらも『見せたい、見てもらいたい』という心境を抑える事が出来なくなりました。
 浅めに腰掛けていたのに深く座り直し、やはり足を組んだり少し開いたりしていると、お爺さんが「風呂上りのいい匂いがするが、今入ったとこか」と聞いてきました。
 「うん、いつも1人の時にゆっくり入るの」と言いました。
 「あぁー、それで下着を着けてないのか」
 「わぁ、やだー見えましたー」
 「おうー、外では目の錯覚だなと思っていたけど、ここではっきりと見た」
 「ごめんなさい、私忘れていました」
 「いや、謝らないでほしい、感謝したい気分だから。わしは知っての通り早くに妻を亡くし男じゃ。なくなったが今でも見たい位は願望であるんだから、いやいや奥さんのような綺麗で若い人のは有難い気持じゃ。どうだろう、この年寄りにもっと近くで見せてはもらえないだろうか」
 「わー、恥ずかしいわー。でもそんなに褒めていただきありがとう。でも・・・」と声を詰まらせていると「お願いだ。誰にも内緒で見るだけだから」と私の前に膝まずきました。

 私は心臓の鼓動がいつもより倍の速度で打つのを感じ「分かりました。でも誰にも言わないでね」と釘を刺し、ソファーの前に浅く腰掛け、お爺さんを挟むように足を開きました。
 お爺さんは私のスカートを捲り「おうー、毛がええぐわいやの。濃くもなく薄くもなく」と、私の中を覗き込んでいます。
 私は顔を横に向け眼を閉じていましたが、どうしてもお爺さんがどのようにみているのか知りたくて、顔を横に向けたまま消えてるテレビの画面に反射させ見てみました。
 お爺さんは私の膝に両手を掛け、開くようにして顔が殆ど舐めるような距離までスカートの中まで入って、見ていました。
 時間にしてどれ程だったのかは覚えていませんが、とても長く感じられました。
 やがて「ありがとう、良い物を見せてもらったが、今日はもう時間が無い2週間後になるけど、今度時間があるときに良かったらもう1度見せてくれないだろうか」と、言いました。
 「え、まだ見るのですか」
 「大丈夫や、わしはもう男じゃ無いから。それに2人だけの秘密やから頼む」
 「う、うん分かりました。心の準備をしときます」と、その日はそれでニコニコ顔でお爺さんは帰りました。
 私は慌ててトイレに入り触ってみると、流れんばかりに濡れていました。
 2週間後が楽しみです。


 私大変な約束をしてしまいました。
 1時の気まぐれでとんでもない約束をしました。
 確かに見られる喜びを感じ興奮したのは事実です。
 願望が現実になり、私自身が怖くなり、これも不倫、浮気になるのでしょうか。
 良いわけはありませんよね、分かります。

 悩んだあげく私は3日後、お爺さんのいる施設を訪ねました。
 そこは本当に施設なのか。
 疑う程立派な建物でしたまるでマンションです。
 お部屋は広く、7階で見晴らしがよく、部屋に無いのは台所とバスルームぐらいで、お爺さん1人には広すぎる程です。
 お爺さんは突然の私の面会に大変喜んでくれました。
 ちょうど3時だったので、オヤツの時間でした。
 施設の人がお爺さんを呼びに来て、私も食堂に誘われ一応私は断りましたが、お爺さんが「いいじゃないか、ここのスイートポテトは自慢出来るもんやから行こう」と、無理に手を引かれ食堂に行きました。
 そこには20人弱のお爺さん、お婆さんがいて、看護婦さんに車椅子を引かれている人もいました。
 私以外にも2人面会の人もいました。
 本当にスイートポテトが出され「紅茶かカフェオーレーか」を聞かれ、私は紅茶を頂きました。
 お爺さんは私を「隣の娘さんや」と私を紹介すると、何名かのお爺さんが「いいのー、優しい娘さんが隣にいて。わしの所は息子の嫁も来ない」と、嘆きました。
 そんなもんでしょうか。
 年を取ると寂しいものですね。

 オヤツが終わり、お爺さんと部屋に戻ると、私は思い切ってお爺さんに「ごめんなさい、今日来たのはこの前に約束した事なんだけど・・・」と言うと、すかさずお爺さんは「おっと、断りは止めてや、わし久し振りに良い物を見せてもらい楽しみにしてるのだから」と言いました。
 「ごめんなさい。私、いけない事をしているのを後悔しているの」
 「何でや、貴女はただじっとしているのを わしがただ見ただけやないか。お願いだ、わしの楽しみを壊さないでくれ」と、言った所に先程のお爺さんがノックして入ってきました。
 「おう、まだおったか。アンタは何歳だ」
 「はい、38歳です」
 「そうかー。ええのー、若い人は」
 「もーう、若くは無いです」
 「いやいや、現役はやはり輝いて見えるよなー」と、お爺さんの方を見て言うと、お爺さん調子悪そうに「おうー」と返事しました。
 するとすかさず「ところで今日も見せてもらったのか」と言うのです。
 私が驚いた顔でお爺さんを見ると、お爺さん申し訳なさそうに私を見て頭を抱えました。
 「すまん、あまりに嬉しかったので、こいつに話してしまったのだよ、すまん。あ、言ったらあかんかったのか、それは悪い事を言ってしまったな。もうー。お前はこの人がおる前で言わなくてもいいのに」と、怒っていました。
 私は恥ずかしく、すぐにも出て行きたい気持ちでいっぱいでした。
 すると「今度帰る時見せてもらえると、喜んでいたのだが。どうだろう、わしも仲間に入れてくれんだろうか」と、言いました。
 「駄目ですよ。私、今日は断りに来たのだから」
 「ほらー見ろ。何でお前までそんな事言うんや。わしの口の軽さに今怒っているのに、本当にすまん。許して欲しい。つい嬉しかったので誰かに言いたくて、こいつに喋ってしまった」
 私、こんな事になるとは思いもしませんでした。
 後悔先に立たずです。
 もう一人のお爺さんも諦められないのか「頼む、わしにも」と手を合わされ、私はため息とともに開き直りました。
 「分かりました。でも今度こそ3人だけの内緒にしてくれます」と、怒ったように言うと、隣のお爺さんは手を合わせ私に謝りました。
 もう1人のお爺さんは手を叩き喜んでいました。
 「じゃー、早速ここで見せてくれんか」と、そのお爺さんが言うのです。
 「今日は駄目です。そんな気分ではありません」と、キッパリ断り、隣のお爺さんに「では、今日は帰ります」と、言い帰りました。

 断りに行ったのに、また見せる約束をしてしまいました。
 それも2人に。
 脂ぎった小太りのニヤニヤしたお爺さんにまで。
 男の人ってみなさん誰かに言いたいのですか?
 これでは内緒や秘密になりません。
 信じた私が悪かったのですね。

 日が何日か過ぎ、相変わらず私の生活は同じで3日に1度は昼間にオナニーをしています。
 その時のオカズが『見られる』でした。
 自分が思い描き見せるのと、実際に見られるは多分違うのでしょう。
 私が描いているのは『より恥ずかしい体勢で見られたい。穴が開くほど直視してほしい』そんな事を考えながらクリトリスを触り、気持ち良くなります。

 これが妄想のままならどれだけ気分が軽いか、でも現実は本当に見せる約束をしている事です。
 怖いです。
 また、他の人に言われるのではないのでしょうか。
 それも心配の種です。
 1週間が過ぎ、水曜日のお昼過ぎにお爺さんから電話が入り、予定を早めてほしいとの事でした。
 親戚の法事があるそうでした。
 私はコレ幸いと「じゃー、またという事にしましょう」と、言うと「そんな事言わんといてくれ。わし、楽しみに指折ってたんだから」と、言いました。
 「じゃー、いつがいいの」と、聞くと「今度の土曜日か日曜がいい」と、言われました。
 私、考えると今度の日曜は主人子供と魚釣りに行く予定でした。
 「じゃー、日曜日の1時過ぎという事でいいですか」と、返事をしました。
 お爺さんは大喜びで電話を切りました。
 いよいよ来るべき時が来たのです。


 いよいよ明日になりました。
 開き直ったとはいえ、何か心臓がドキドキしてきました。
 どのような下着を着けたらいいのか、服は?
 どうせ下半身は脱ぐのだし、かと言って上はどうすればいいのでしょうか?
 主人と子供は早く出て行くのだから、まずお掃除をして台所を片付け、最低お風呂だけは入っていなければなりません。
 あぁぁ、明日が来なければ、でも時は待ってはくれません。

 当日になり、朝5時過ぎに主人と子供2人は楽しそうに出掛けました。
 私はため息をつきながら食事の片づけをして、台所、リビング、玄関と掃除して、2階に上がりクローゼットから服を選びましたが、外出着ではおかしいので、結局、普段着てるミニのスカートにブラウスを着てカーデガンを羽織る事に決めました。
 まだまだ時間があるのでベッドに横になり、テレビを見てました。
 いつしか寝てしまい、起きると12時前でした。
 私は慌ててお風呂にお湯をはり、いつもより入念に身体を洗いました。
 髪を乾かせ、いつもは付けない香水を耳の後ろ脇、下半身に振り、下着は白のレースにしました。
 これは昨年のバレンタインのお返しで、主人がホワイトデーにくれた物で、1度も付けた事の無い物です。
 用意が終わって、まだ50分も約束の時間までありました。
 軽く食事でもと思いましたが、何も喉を通らない気分でただひたすらテレビを見て紛らわしました。
 こんな時は時間が経たないのです。

 やがて1時が過ぎ、15分になり、ドキドキしながらリビングで待っていると、チャイムが「ピンポーン」と鳴り、出ると隣のお爺さんとハゲのお爺さんが立っていました。
 「こんにちは、今日はお世話になります」と、挨拶されましたが、私は言葉が出ず頭を下げました。
 するとお爺さん「わしの家に来てくれますか」と言われ、そう言えば私達の家でもおかしいと思い「分かりました。後ですぐに行きますから先に行って下さい」と、リビングに戻りテレビを消し戸締りをして洗面所の鏡に顔を写し『いよいよなのね、大丈夫よね』と、訳の分からない言葉を心で呟き、玄関の鍵を掛け、隣に行きました。

 お爺さんは私の手を取り居間に案内して、お茶を入れてくれました。
 そしてお爺さん2人は若かりし頃の男女関係を自慢げに話しながら、お茶を飲んでいました。
 私にしてみると『そんな話どうでもよく、早く終わって帰りたい』と、思いました。
 そして話が終わると、お爺さん「じゃー・・・どこがいいかなぁー、ここでもええか」と、私に聞かれても私は頷くしかないのです。
 「じゃー、ちょっと待っててや」と、言い押入れから洗濯屋さんから返ってきたばかりのシーツをテーブルの上に広げ「ここでもええよな」と、もう1人のお爺さんに聞いています。
 分厚い1枚板の大きなテーブルで、私1人が手足を伸ばしても十分な広さでした。

 2人は2人掛けのソファーに並んで座り、私を見ました。
 私どうすればいいのか分からず、ただ突っ立っていると「どうしたんや」と、言われました。
 「どうすればいいのですか」
 「あ、きっかけが悪いよな。もし良かったら、ここに横になってくれたら、わしが脱がしてあげてもいいけど・・・」
 「そんなー・・・じゃー、ここに上がって寝ればいいのですね」と、言いテーブルに腰掛、静かに横になりました。
 「駄目だよ。こちらに向けて足を開いて腰掛て」
 「え、それでは横になれませんけど」
 「いいの、いいの」と、足を引っ張られ横に向けられました。
 「おおーー、見てみろ白の下着だ。おい見てみろ」と、ハゲのお爺さんに見せています。
 「オー久し振りだ、何年ぶりかなー」と、シーツが寄ったのを広げ直しながら、なお足を開かされました。
 「陰毛が横からはみ出てるぞ。ええのー、パンチラか」
 「そうだろう、レースからも突き出ているぞ」
 私は両手を後ろに付き、顔を横下に向き、口を利きませんでした。
 2人は私の顔の表情を見ながら、進めていきます。
 「じゃー、これ邪魔だから脱いでもらおう」と、スカートのファスナーを下ろし、私に腰を浮かせ脱がしてしまいました。
 そして「さー、いよいよ御開帳してもらおう」と、ショーツの横に手を入れ「さー、すまんが協力して腰を浮かせてくれるかぁ」と、ショーツを脱がされました。
 「おうー、お前の言う通り、ええ色のオマンコやの。黒い陰毛と肌の白さがええがなー」
 「そうだろう、感謝しいや。奥さんすまんな。 恥ずかしいだろうが少し辛抱してや。今、どんな気持ちや」
 「いいですから、早く見て済ませて下さい」
 「あ、そうやな、じゃー」と足をこれ以上開かぬ程開き、2人で片足づつ持ち秘所を開きました。
 「お、透明の液が浮かんできているぞ」
 「どれどれ、おーほんまや、何とも綺麗なもんやの」
 誰でもこんな風に2人に見られたら感じてしまうでしょう。
 そんな様子をいちいち言葉に出されると、なお恥ずかしいのに2人はまるで子供のように初めて見るように、ただ見ています。
 「匂いもええがな、まるで鮑を見てるようだの」と、ブラウスの裾が邪魔のように左右に開き「これも邪魔だから取ってもええか」と、言いました。

 私、答えに躊躇してました。
 ブラウスが邪魔だと言われても、ブラウスを脱がされると言うのはカーデガンも脱がされるという事で、全裸にされるのです。
 でも考えてみると上半身だけ着てても、下半身は裸なのだから今更嫌がっても仕方ないので、首をたてに振りました。
 お爺さんはさんざん暑くした部屋のストーブの摘みを最大にして、全裸にされてしまいました。
 「お、アンタは子供がいるのか」
 「はい、2人います」と、ハゲのお爺さんが聞きました。
 隠しても隠し切れない妊娠線が・・・
 「でも色が白いから血管が透けて見えてる。ほら、ここの乳の所や太腿の所に」
 上から時々お爺さん達を見ると、本当に今見られてる実感が湧き上がりジューンと濡れてきました。
 それを見透かし「ほら、また液が浮かびあがってきたぞ。奥さん舐めてもいいかの」
 「そ、それは・・・駄目です」
 「何でや、SEXするわけじゃないのだから舐めるぐらい」と、勝手に決め、指で掬い舐めました。
 「う、美味い」
 「どれ、ほんまや美味いぞ」
 ちょっと触られただけなのに、私、電気が走ったようにビクーとして、足を閉じようとしましたが、2人にしっかり押さえられていて、閉じる事は出来ませんでした。
 1度触られると、もう触ってもいいように指を周りから触り始め、とうとう指を中に入れられました。
 「ヤー、いやー」と、止めましたが、そんな事許してもらえず「おー、指が気持ちええぞ、暖かい。どれどれ、ほんに気持ちええの」と、ハゲお爺さん指を出し入れしました。
 私、我慢が出来ず、後ろ手を開き、頭をテーブルに預け寝てしまいました。
 そうなればお爺さん達の好き勝手です。
 私にはもう見られてるのを見る余裕さえなく、目を閉じされるままになりました。

 子供の頃悪戯された事を思い出し、泣かされる事はないけど適当に何をされるのか不安があり「女ってどこかにMの部分があるのだな」と思い「何をされても、ここまできたらOK」って気になりました。
 特にハゲのお爺さんは私の興奮してるのを見計らい、カバンから何かを取り出し「これ、使ってもええか」と、私の顔の前に持ってきました。
 私には断る意思が無いので、ただ頷きました。
 玉子型をしたモーター音のするバイブで3個程持っていました。
 1人のお爺さんは首筋から胸の方に滑らし、もう1人のお爺さんは太腿から内股を攻め2人にされるって始めてなので、病みつきになりそうな興奮です。
 「おい、眉間にシワを寄せ感じているぞ」
 「おう、たくさん感じてくれよー」と、私に言い、私は呻き始めました。
 「ええのー。久し振りに女を感じさせたぞ」と、楽しそうに私を虐めます。
 その後、期待通り、中に1個を入れられ、もう1つはクリを攻められました。
 「おいおい、豆がはみ出し、大きくなったがな」
 「どれどれ、おう何とも言えんピンクやの、気持ちええか」
 最後は中に2個入れられ中で、2つがぶつかり合い暴れています。
 やはり中よりクリが利き、私は足を痙攣させながら、いかされました。

 終わった後 私すぐに帰りたかったのですが下着を着け服を着ていると、その間にお爺さんはお茶を入れてくれテーブルを挟み3人で飲みながら話しました。
 私は、もう恥ずかしい事も無く、今まで悶えていた事さえ忘れてしまいました。
 女って怖いでしょう。
 1度恥ずかしい目に合えば後は平気なのです。
 もっとも恥ずかしい振りは演技で、してますけどね。
 別れ際にまたの約束をしましたが、これが限界かも、だって2人共久し振りに立ったと言ってました。
 確かにゴムを着ければいいのかも知れませんが、せめてもの私の主人に対する気持ちです。


 あの日から私おかしいの。
 主人に抱かれている時もお爺さん達の事が思い出され、まるでお爺さん達としているみたいです。

 あれから5日目にお爺さんから電話が入りました。
 「もしもし幸恵さんかな、先日は大変ありがとう。わし寿命が10年は伸びたよー。ありがとう。早速だが次の約束をと思い、電話さしてもらったんだがなぁ」
 「お褒め頂き嬉しいです。でも、私、怖くなって堪忍して頂こうと思っているのですが」
 「なになに、そんな殺生な。あの後約束したじゃないか。幸恵さんの恍惚とした表情が、わしには忘れられんがな。頼むから約束は果たして下さい」
 「そんなー。あの時は1時逃れの約束だったのですよ」
 「あかん、あかん。わしらは楽しみにしているのだから、来週は何曜日が良いのかな」と、1歩も引いてくれません。
 そんな押し問答を繰り返し、私「10時から3時までなら、いつでもいいです」と、答えてしまいました。
 自分でも、また見てもらいたいという期待感は少しあり、強く拒否出来ませんでした。
 お爺さんは大喜びで「ほな、火曜日の昼という事でもええかー」と、言うので「・・・はい」と、電話を置き『あぁー、又約束してしまったわ、あなたごめんなさい、見せるだけだから許してね』と、心で呟き、私自身を納得させました。

 前の日になり、近所の米屋の奥さんが訪ねて来て「明日の町内会のお掃除お願いします」と、言いにきました。
 私、忘れていました。
 朝9時に集まり、皆さんで町内の掃除と神社の掃除が今度の火曜日でした。
 うっかりです慌ててお爺さんに電話をしましたが、お爺さんは三朝温泉に出掛け留守でした。
 結局連絡が取れず私は諦めました。

 次の日になり朝、皆さん集まり町内のお掃除をして、神社に集まり掃除が始まりましたが、奥さん達はお喋りが多く掃除が進まず、私、時間ばかり気になっていました。
 結局、終わったのが12時過ぎで、それからお茶が出され飲む事になっていましたが、私は皆さんに謝り「すみません、私ちょっと用があり、先に失礼します」と、家路に急ぎました。

 家の前では、すでにお爺さん達が待っていました。
 「何や、何処かに逃げて帰って来ないのかと心配したぞ」と、言われてしまい、見ると今日は1人増えてました。
 「この人もわしらが話してるのを盗み聞きして、どうしても来たいといい連れてきてしまった。ああ、幸恵さんの怒るのは分かっている。許してくれ」
 「そんな、また言ったのね」と、怒ろうとしましたが、外での立ち話、誰に見られるか知れず、お爺さん達を押し、お爺さんの家に入りました。

 怒るタイミングは逃してしまいました。
 1人増えるというのは、私の中で物凄く大きな問題でした。
 恥ずかしさが3倍になるのですから。
 「お爺さん、私、今日町内の大掃除があるのを忘れていて、今終わったとこなの。だからまだシャワーも浴びて無いの。だから家に帰ってシャワーを浴びて来るから」と、言うと「あぁ、掃除の日だったのか、ご苦労さん。いや、シャワーならうちで浴びたらいい。な」と、2人を見渡しました。
 「あ、そうだよ。そうしなさい」と、ハゲ爺さんも笑顔で私に握手を求めました。
 すると新しい人も「初めまして、すみません。この2人が楽しそうに話しているのを小耳に挟み、わしも入れて欲しく参加させてもらいました。2人には怒られると断られましたが、どうか怒らないで参加させて下さい」と、私の両手を握り頭を下げました。
 私は後の2人を睨み、返事に困っていると「お、許してくれた。良かった良かった」と、言いました。
 「もー、私、怒っているのに・・・」
 「よし、それじゃーお茶の用意をするから、さー座って、座って」と、3人はリビングに座りました。
 お爺さんはキッチンでお湯を沸かしながら、私にお風呂のお湯を張ってくれてます。
 新人のお爺さんは私の事を舐めるように見て、今までの経緯を私に聞きだそうとしましたが、ハゲのお爺さんが「こらこら、そんな事聞くな」と、私を助けてくれました。
 そして「ここでの事は1切口外しないようにな」と、釘を刺しました。
 卑怯でしょう。
 自分は他の人に言ってたのに。


 お風呂のお湯が溜まると「幸恵ちゃん、お湯いけるみたいやから入り」と、言いました。
 「はい、ありがとう」
 私の家のお風呂より大きめの室内は、明るく開放的でした。
 今日も、また3人に見られるの。
 興奮の絶頂です。
 3人の前では冷静を装ってはいますが、本当は恥ずかしく、どんな風に見られるのか期待もあります。
 増して今日は1人増え3人なので、複雑な心境です。
 私、何を考えていたのか髪の毛まで洗ってしまいました。
 身体はいうまでもなくいつもより入念に洗い、上がるとリビングに待つお爺さん達に向かい「上がりましたー」と、言いました。
 「おう、早く。待ってたよ」
 「あのー・・・服はどうすればいいのですか」と、聞くと、3人は顔を見合わせハゲのお爺さんが「どうせ、脱ぐんだろ。そのままでいいよな」と、2人に言うと2人は頷きました。

 私はバスタオルを身体に巻き、リビングに入ると、ローテーブルにはシーツが敷かれ、3人掛けにはタオルケットが掛けられていました。
 「おーう、身体がピンクに染まって色気があるがな」と、3人は拍手してくれました。
 赤面、赤面です。
 「じゃー、冷たいとこ何がいいのかな。と言ってもビールしか無いが、ビールでもええか」
 「はい、ありがとうございます」と、3人掛けに座らされ、ビールを2杯頂きました。
 その後、ビールとコップを下げられ、いよいよ始まりました。

 「じゃー、まずそこで足を開き見せてくれるか」の合図で、私はバスタオルを巻いたまま足を広げると、3人は正面から中腰で並び、ある1点を見ています。
 身体の血が騒ぎ始めました。
 4人いる中で私1人が裸なので、何か変な気分です。
 「じゃー、足をソファーの上に乗せ開いて」
 言われるまま従いました。
 可笑しいです。
 3人共、真剣な顔で覗き込んでいるのです。
 今まで数多くの女の人を見て来たはずなのに、まるで初めて見る子供のように。

 その後はローテーブルに寝かされ、バスタオルを取られ、スッポンポンにされました。
 私を取り囲むように、両サイドに1人づつ、足の方に1人が陣取り「前と同じく、少しくらい触ってもいいかのー」
 私、軽く頷きましたが、少しくらいは仕方ないと思いました。
 前回は道具まで使われいかされたのに。
 でもオナニでは感じられない快感が私を頷かせたのでしょう。
 いえ、触られたいのが本当の気持ちでした。
 お爺さん達の本当の娘より若い私は、このお爺さん達にはどのように見えるのでしょう。
 もうー1人の女と見ているのでしょうか。
 男の人の気持ちが知りたいとも思いました。
 「おうー、風呂上りのええ匂いが、また幸恵さんらしくてええのー」
 「おうー、何とも色が白いから、血管が透けて見えてるがな」
 「また、乳首が小さくてコリコリして」と、乳首を指で揉み、足を最大限に開かれ「おー、濡れてるぞ。ほらー」
 「おう、もう感じているんじゃ。のー幸恵ちゃん」
 そんな事言われても返事出来ません。
 私はただ目を閉じ、お爺さん達にされるままなのですから。
 その後、前回と同じくローターを出し、私を虐めます。
 私、今回は前より感じて「あ、ダメ、ダメー」と、手でローターを何度も押しのけました。
 「何や、どうしたんや前と同じやで。我慢出来んのんか」
 「おかしいなぁ、今回は。あ、透明の液が流れ出してるぞ。こりゃー、興奮しきってるんや。これじゃー攻められへんぞ縛るかー」
 「そうじゃのー、幸恵ちゃん。縛ってもええかー」
 私が「うん」と、言うと両手を上に上げ、テーブルの足に万歳をしたように縛られ、足もガウンの紐で縛られました。
 これで私には自由がありません。
 どうしてこんな事を許可したのかも分かりません。
 未知の世界に足を踏み入れる感覚なのでしょうか。
 「おう、1段と色っぽいがな。どや、自由を無くした気持ちは」
 返事出来ず、目をしっかり閉じたまま、返事しません。
 「ほな、各自攻めたてようか。幸恵ちゃん覚悟しいや」と、耳、首、胸、腋、腰、太腿、足と攻められ、ローターと何本もの手で攻められました。
 多分この苦しみに似た喜びは、誰にも分からず表現出来ません。
 「ほらほら、幸恵ちゃん眉間にしわを寄せだしたぞ。ほら頑張っていかそうぜ」と、クリちゃんをむかれローターを当てられると、身体を大きく動かせ逃れようとしましたが、容易にローターからは逃れられず、私は声を出し「あーー、ダメーーイクーウー」と、いかされました。

 その後もお爺さん達は攻めようとしましたが、私、いったすぐはダメなのです。
 もうーくすぐったくて「ダメー。今はダメー」と、笑ってしまいました。
 「何や、くすぐったいのか」と、全員が笑い出し「よし、少し休憩」と、私をそのままにして3人はタバコに火を付け1服しています。
 「あのー、私、紐を解いて下さい」と、頼むと「駄目だよ、今日の予定はまだ残ってるから」と言いました。
 「え、まだするのですか」
 「今日はまだ使って無い道具があるし、もうー、少し我慢してや」と、言い、新しいお爺さんが足の方に回り流れ出した液を指ですくい舐めました。
 「おい、ええ味しよるぞ」と、言うと後の2人も同じように指ですくい舐めました。
 「イヤー、やめてー。汚いから」と、叫びました。

 が、聞いては貰えず、肛門の上を直に舐められると「アァー」と、声が出て、それを合図のように再び始まりました。
 お爺さんの1人がダイニングの椅子からバックを持ってきて、何かを取り出すと、再びモータ―音がして私のおまんこに入れました。
 そして出し入れすると「おうー猥褻やのー。幸恵ちゃんのおまんこがヒクヒクしよるで。どや、新しいバイブや」と、私の中でクネクネと動くのを感じました。
 そしてグーと奥に入れられると、1つはクリちゃんに当たり、もう1つは肛門に入り、3箇所攻めと自慢しています。
 私にはやはりクリちゃんが弱く、それを見抜いて、当てたり当てなかったりして角度を変え私の悶えを見ながら楽しんでいました。
 するとハゲのお爺さんスラックスからおちんちんを出し、私に「握ってくれんか」と、言いました。
 私、ふと見て驚きました。
 ハゲのお爺さんは私の片手を解き、手を取り握らせました。
 ややフニャフニャではありましたが、大きさはまずまずで強弱を付け握ると「おうー、ええがな気持ちええぞ」と、喜びを表しました。
 「わしも触ってくれ」と、後の2人も口々に言いました。
 セックスに大人も子供もないのでしょうか。
 私、クリちゃん以外は余裕があり3人を観察していました。
 縛られ、何本もの手で触られ、いじられ、握らされで、部屋中に変な魔物がいるようでした。

 もう、1時間以上になったと思います。
 その間中、攻められて私の神経も狂い始め、本日2回目の絶頂を向かえ、身体全体で息をするようになると「なぁー、ちゃんとゴム付けるから、先ぽだけ中に入れてもええか」と、言いました。
 「ハァー、ハァー」と、大きく息をしながら「ヤーダメです。そればっかしはやめて下さい」と、頼みました。
 「先だけちょっとや、頼む」と、3人に言われ、私、承知しないで黙っていると、3人は勝手に「ありがとう」と、言い、各自ゴムを付け始めました。
 『何よ、私、許可した覚えないのに無視して、先っぽだけなんて関係ないでしょう。先っぽだけでも入れた事には変わりないでしょう』と、思いましたがゴム付けるのだから、じかには接してないから少しだけなら我慢しょうと目を閉じ、横を向いてると両足と手の紐が解かれ、足を引っ張られ、膝をテーブルから下ろされ、まず隣のお爺さんが入って来ました。
 濡れ濡れになってる私の中に何の抵抗も無く収まりました。
 『先っぽだけ??いや、これは全てが収まっています』と思いましたが、今更『何よ、先だけじゃないじゃない』とは言えず黙っていると「フン、フン、フン」と、息をしてピストンをします。
 後の2人は両手に1つづつ握らせ、ハゲのお爺さんはすでにキンキンに勃起してました。
 出来るものなんですね。
 何歳まで男の人は出来るのでしょう?
 そして果てたのか果てて無いのか分からないまま隣のお爺さんは終わり、ハゲのお爺さんの番になり、やはりターボ爆発って感じに私をつきまくり、両足を抱えられ子宮にまで届くピストンを早め、ドクドクといくのが確認出来ました。
 3人目のお爺さんは元気が無く、入っても出て行き上手く出来なく焦っていました。
 私のおまんこを触ったり、自分のを手で支え動こうとしますが、どうにも上手くいかず「あかん、興奮しすぎて・・・」と、諦めました。

 結局、約束の先っぽは3人目の新しい人だけで「お願いや、写真撮らせてくれんか」と、言いましたが「それはきっぱりお断りします」と、強い口調で言うと「顔は写さない。どうしても幸恵ちゃんの記念が欲しい」と、何度も頼まれ、写真を私が確認するという事で許可しました。
 私は再びお風呂に入り、綺麗に身体を流し戻って、言われるままソファーに横になり、ポーズを取り、テーブルに足を開き、何枚も撮られました。
 そして確認をして、顔スレスレに写している物は削除して渡しました。
 「ありがとう」と、何度もお礼を言われ、私も嬉しかったです。
 後で2人には散々文句を言いました。
 2人は申し訳なかったと反省していましたが、本当の事は分かりません。
 そしてこれを機に定期的に逢って欲しいと言いましたが、セックスまでした私にはこれを最後にしたいとお断りいたしました。
 長く下手な文章、長々とお付き合い頂き申し訳ございませんでした。

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先生と
1 名前:col

2022/05/27 (Fri) 17:53:51

 26歳の主婦です。
 昨年まで勤めていた画廊を退職し、今年の4月から専業主婦してます。

 退職前に就職の時にお世話になった、大学の先生にご挨拶に行きました。
 先生は40代の彫刻家です。
 学生時代から先生とは仲が良く、いろいろとお世話になってました。
 その席で今年の展覧会用の作品について話がはずみました。
 わたしも1度はその道を目指した者ですので、懐かしさとうらやましさみたいなものもあって話が弾みました。
 話の流れの中で先生に「学生の頃からわたしの身体の線がきれいだと思っていた」と言われました。
 わたしも冗談っぽく「主人も昔の恋人達も皆いちころだった」みたいな事を言い返したりしてました。
 なんとなくその場のなりゆきで見てみたいなあ~なんて話になって・・・
 たぶん美術系で無い方は変だと思うかもしれませんが、女性のヌードは普段から作品で見慣れているし、実際に授業でもモデルさんを呼んで描いたりしてたので、そんなに異常な会話じゃないんですよ。

 で、下着になって先生の前でポーズしました。
 先生に言われるがままポーズを変えたり。
 すると、先生から「ぜひ次回作のモデルになってくれ」とお願いされました。
 いろいろご恩のある方だし「それくらいで良いのならぜひ」と思ったのですが「一応主人の了解を得ないと無理です」とお答えしました。
 わたしは「先生の作品のモデルになるのは光栄だし、ぜひお手伝いしたいです」と言って、その日は帰りました。

 主人に相談すると「先生は変な人じゃないし(主人も何度か会ったことがあります)下着付きの約束だと言うし、お役に立てればいいんじゃないか」と賛成しくれました。
 その日の夫婦のセックスはなぜか異常に燃えました。
 主人は「やっぱり最初は下着姿でも、製作が佳境に入ると全部生で見たくなるよね?」と言うのです。
 「ユウは芸術の為と言われたら、裸になる?」と聞かれたので「芸術の為なら脱いでもいいと思うよ」と答えました。
 すると、主人は「昔から画家や写真家は良くモデルと出来ていると思わない?」と聞いてきたので「そうねえ」と答えました。
 「やっぱり見るだけじゃなくて、全てを知りたいと思うのかなあ、お前ならどうする?」と聞かれたので「うーん、わかんない。その場になってみないと・・・でも見える部分も人格みたいな見えない部分も全てを知りたいと思うのが普通だし、それを表現するのが芸術だと思う」と答えました。
 主人は「先生は普段は真面目な人だけど、最後はお前の全てを知りたいと言うのかな」と聞くので「さあ・・・どうかなあ」と答えました。
 主人も私もある事を想像して興奮してました。

 モデルの仕事って大変なんですね。
 一つのポーズを長く続けるのって、すごく集中力が必要で疲れます。
 最初はデッサンから始めるのですが、いろいろポーズを変えてみたりしながら5分に1回休憩させて頂いていたら、あっと言う間に時間が過ぎました。
 毎日2時間づつポーズしたのですが、最初のデッサンだけで1週間くらい時間をかけておられました。
 このポーズがイメージと決まってから、今度は粘土のモデルです。
 最初に小さなモデルを作るのですけど、今度は同じポーズで向きを変えたりしながら、また1週間くらいかかりました。
 先生は「疲れるでしょう」と優しい言葉をかけながらはげましてくれました。
 休憩時間もソファーに座っていると、お茶を入れて持ってきてくれたり、手を上げるポーズでしたので、腕や肩をもんでくれたりしました。

 2週間くらい経って作品の大きさのほぼ人物サイズの粘土型作成に入りました。
 最初は今まで通り下着姿だったんですね。
 でもある程度の形が整った所で、裸になってもらえないかとお願いされました。
 むろん、わたしも「下着が邪魔だろうなあ」と思っていたので、すぐに「はい」と返事して自分で脱ぎました。
 その日からは全裸でポーズしました。
 特に理由は無いのですが、全裸でモデルするようになった事は主人には言ってません。

 モデリングは相変わらず雑談しながら、わきあいあいと続きました。
 だいたい2週間くらいで、ひととおり出来上がったのですが、細かなところでどうもうまく行かないようでした。
 すまないけどもっと体の線が知りたいと言われ、先生に陰毛を剃られたのがこの頃です。
 自分では剃れないので、先生の前で脚を開いてかみそりで剃ってもらいました。
 先生がびらびらを指先で押えてゆっくりとかみそりを使います。
 これにすごく感じてしまって、だんだんいやらしい気分になってきました。
 やがて丁寧に時間をかけてつるつるにされました。
 終わった後で、先生に見せてと言われたので足を開いて見せてあげました。
 すごくおまんこが濡れてて恥ずかしかったです。
 見ていた先生のトランクスの前がこんもりと盛り上がっていました。
 今まで裸で一緒にいるのに反応が無いので、モデルに対しては当たり前と言っても「ちょっとは興味を持ってもらえないのかなあ」と寂しい気持もあったのでうれしかったです。
 先生を誘惑するように自分の指先でアソコを広げました。

 先生は「これじゃあ仕事にならないね」と言われて服を脱がれました。
 私はアソコを開いたままそれを見つめていました。
 「ユウさんいいの?」と聞かれたので「はい。いつかこうなると思っていました。それにせっかくモデルになるなら、わたしの全てを先生に知って欲しかったし」と答えました。
 そのまま先生にソファーの上で挿入されました。
 先生の愛撫は繊細で挿入しながらあちこち優しく触られるのですが、その指先から電流が流れるように感じるんです。
 恥ずかしいですけど何度も行ってしまいました。

 その夜、主人に無毛の股間を見せてその日の昼間、とうとう先生と結ばれた事を告白しました。
 主人も急な話でびっくりしていましたが、怒るどころかすごく興奮したみたいで「やっぱりなあ、いつかそうなると思っていたよ」と言いながら、激しく求めて来ました。
 どんな格好で足を開いて先生を誘ったのか再現させられました。
 その後「こんな風に先生のを入れられたのか」と聞かれ、体位や先生のサイズを告白させられました。
 「今後もするの?」と聞かれたので「うん、駄目?」と言うと、主人は「いいよ」と言って優しくキスしてくれました。

 それから更に2週間くらいモデルが続いたのですが、やはり週に1,2回先生とセックスしてました。
 先生の心の中まではわかりませんが、エッチするたびにだんだん像の線に丸みが加わり、顔もわたしの顔のコピーと言うよりも、ちょっと他人っぽくて艶っぽい感じに変わっていった気がします。
 先生に抱かれるのは、わたしは毎日でも良かったのですが、普段は先生も学校の仕事なども有り、忙しいのでキスくらいしか出来なかったです。
 しいて言うとそれが心残りかな。
 とうとう終わった時は、先生から「ありがとう」と感謝され「また良かったらモデルになって欲しい」と望まれました。
 もちろんわたしもうれしかったし「はい」と答えました。
 今はモデルはしてませんが、月に1回くらいは先生とデートしてます。
 陰毛が生え揃うと将来モデルをする時に邪魔になるので剃ってもらい、その後で身体の関係もあります。
 先生の指先の愛撫は繊細でいつもすごく感じます。
 先生はそんな感じ易いわたしがとてもかわいいそうです。
 わたし、いつもは声が低めだと思うのですが、エッチしてる時は甘い高い声で、途切れず続くタイプだそうで、先生の好きなタイプの女性だと言います。
 最高の楽器を主人から借りて奏でている気持でセックスしてると言います。
 主人も認めてくれている関係ですので、わたしはすごく幸せだと思います。

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嫌々引き受けたモデル
1 名前:col

2022/05/27 (Fri) 11:49:37


 私、30歳既婚、子供1人で派遣社員です。
 主人とは恋愛結婚で23歳で結婚、27歳で子供が出来、現在に至っています。
 未だに主人とは仲の良い夫婦で通っています。
 相性がいいのでしょうね。
 私はここ暫く、同じ会社で仕事をしています。

 お昼御飯は外食なのでいつも決まった喫茶店を利用している関係で、そこのママさんと親しくなり、時間1杯話し込んで遅刻しそうになる事もしばしばです。
 そんな頃、ママさんに「実はうちのお客さんが『亜季ちゃんを是非モデルにしたい』と頼まれたの、どう~する?」
 「え~私がモデル?何の?」
 「詳しくは聞いていないけど写真じゃ~ないの。嫌なら断ってもいいのよ。人は間違いないけどちょっとスケベそうよねフフ~」
 「ダメよ~。嫌だわ~。あの人、目が悪いのかしら私なんかモデルにならないでしょう」
 「いや、かなり本気で頼まれたし、亜季ちゃんなら良いと思うよ。でも、嫌なら断っておくよ」と言われ断ってもらいました。

 それから数日が過ぎ、町でその人と偶然出会いました。
 挨拶をすると、やたら笑顔で「ちょっと話があるので聞いて欲しい」とのことでした。
 何の話か分かっているので「今日は急ぎますから、また今度」と逃れようとすると「時間は取らせないから話だけ聞いてくれ」と言われ半ば強引に、自分の経営する割烹屋さんに連れて行かれました。
 まだ営業前なので誰もいません。
 カウンターに座らされジュースが出され、おもむろに「赤城のママに聞いたと思うけど、わし、どうしてもあんたを撮りたい。断りの返事は聞いたのだが、諦められんのや~頼むわ~」
 「え~そんな事云われても、他に誰かいるでしょう」
 「いや、わしはあんたが撮りたいんや。引き受けて~な。頼む」
 「え~、ところでどんな写真のモデルですか?」
 「うん、言いにくいがヌードなんだけど、いや、軽いもんやから深く考えんといて~。どうせ素人やし、わしの単なる趣味やから他の誰にも見せないから」
 「プ~、嘘~残念でした。私は結婚しているし子供だっているから無理です」
 「そんな事、ママから聞いて全部知ってる。それを承知で頼んでいるんや~」
 「わ~、恥かしい~。私、妊娠線も入っているし、もうヌードには耐えられない身体になってるよ。やはり、お断りします他を当たって下さい」と言うと「いや、どうしてもあんたが撮りたい」と押しの一手で、私の意見を聞き入れてくれず、私もホントに困りました。
 そこで、その場を逃れる意味で「分かりました。今すぐは決心も付きませんから家に帰り、よ~く考えて返事をします」と言って、とりあえずその場を逃れました。

 その夜、お風呂から出ると、私、なんとなく自分を姿見に全身を写して見ました。
 「私がヌードモデル???胸、うーん、少し小振りだが悪くはないか。腰は、うーん、難しい。足、少し自信があるかも。陰毛、少なめで見えてしまうのでは?やはり妊娠線が嫌だわ~」と一人で自分自身を採点していました。
 やはり断る事に決めました。
 いくら誰にも見せないと云っても妊娠線が最大の私の欠点です。
 人様には絶対見せられません。

 それから、暫くしてママさんを通して再度断りの返事をしました。
 また、それから数日が過ぎ、私が食事の用意をしていると主人が帰って来て「おい、今日、会社に電話がきて、知らない人が相談したい事があると言われ、赤城の喫茶に呼ばれ、聞いたら何と『お前をモデルに写真を撮りたい』と言われビックリしたがな~。あんまり熱心に言われたから『女房が良いと言ったら俺は良いですよ』と応えておいたから」と言いました。
 「え~、何よ~もう。断ってきたのに貴方が許可してどうするの」と少し怒って言いました。
 「小父さん、ヌードまで主人に言ったのだろうか?」
 少し心配でしたが私からは主人に聞けませんでした。
 すると主人が「でも、お前もまだまだ女と見てくれるのだから、まんざらじゃ~ないだろう」と言いました。
 「そう~、貴方も私を見てそう思ってくれているの?」
 「あたり前だろう。我が女房だぞ。もう~、自信を持って送り出す」と言って笑いました。


 私は余りにも無責任な主人の言葉に苛立ちを感じました。
 でも、何故こんな平凡に暮らしている普通の主婦にヌードなんて。
 小父さんは何を考えているのでしょう。
 30になり、まだ女と見てくれる事には、正直嬉しさもありますが、やはり現実になると深く考えさせられます。
 頭の中で私がポーズを取っているのを想像しました。
 やはり無理です。
 知らない人の前でポーズなんてとれません。

 『断ろう』と心に決め、次の日、早速、直接小父さんに会いました。
 小父さんは主人の許可も出た事もあり、『承諾』と勘違いして、ニコニコと笑顔でした。
 そう言えば、ママさんの言ったように、やはり小父さんの顔はスケベに見えてきました。
 「本当にごめんなさい。やはり私には出来ません。諦めて下さい」と。
 「え、なんで~。お願いします。どうしても引き受けてもらいたい。あんたを見続け3ヶ月余り。わしはどうにも、あんたを撮りたいと思った。人には、色々タイプがあります。顔だけで猥褻に感じる人、何も感じない人。うまく説明出来ないが、あんたは貞淑な清潔感のある人でH系とは違う魅力がある。だから、わし、あんたを撮りたいんや~。もう1度考えて欲しい。お礼と言っては失礼だが、10万程用意しています。考えてください」と。
 私に言葉も言わせないまま、喋り続けました。
 どういう事でしょう。
 私にH系は無いなんて。
 私、子供もいるのにHもするのに。
 男の人の考えている事は理解出来ません。
 小父さんの奥さんを撮ればいいのに。
 結局、又、返事は後日と言う事で私は帰る事になりました。

 家に帰り、食事を終え、子供を主人にお風呂に入れてもらい、歯磨きをさせ寝かすと、私1人でお風呂に入りました。
 改めて自分の身体を見てみました。
 自分では普通と思い、ヌードなんて何故、色気の無い私がモデルなの?
 でも、そんな私を気に入り主人まで口説いてくれる人がいる。
 ほんの少しだけ嬉しいです。
 いつもより入念に洗っている自分がありました。
 お風呂を出ると、いつもならパジャマをすぐに着るのにその日は私、バスローブだけを羽織って、主人のいる寝室に入りました。

 主人はテレビを見ていました。
 私、主人の横に入り、いきなりキスを求めました。
 驚いたように応えてくれました。
 「なんや~、珍しいな~。お前から仕掛けてくるの」と言われました。
 「今日ね~、あの小父さんに断りの返事を言ったの。でも、どうしても引き受けて欲しいと言われ、またそのまま帰って来たの」
 「ほう~、えらい気に入られたんやな~。引き受ければいいじゃないか」
 「あなた、内容知って言っているの?」
 「おう、軽いヌードだろ」
 私、驚きました。
 まさか主人の言葉とも思えません。
 「あなた、私を知らない人の前で裸にされるのを許せるの」
 「う~ん、始めは俺も断ったよ。でも熱心に口説かれ誠意と熱意に負けた。考えてみれば、お前は幸せかも。そこまで言ってくれる人はいないぞ。そんな妻を持った俺も鼻が高いよ。俺も見てみたいな~。写真に撮られたお前」と言って、私を脱がせ、胸にしゃぶりつき、舐めまわし、悪戯するようにあそこを触りました。
 「あなた、こんなに足を開き、撮られてもいいの」
 「おう~。お前が犯されるのか?想像もせえへんかったけど興奮するな~」ですって。
 「変態」と言うと、私の中に主人入ってきました。
 その日は変態的な言葉を言い合い、話しながらのHでした。
 刺激的なHでした。


 それから数日が経ち、夏休みになりました。
 私のお父さんとお母さんは北海道旅行に行くから「ついでに子供も5日程預かる」と言って、前の日に連れに来ました。
 主人は大阪に出張だし、家は急に寂しくなりました。
 1人になり2日目に、小父さんとばったり道で会ってしまいました。
 軽く会釈をして交わそうと思い、笑顔で会釈をすると、やはり駄目でした。
 「あ、ちょっと、ちょっと。又、逃げられるのかな。お茶でも飲みませんか」と。
 また、強引に近くの喫茶に連れて行かれました。
 また都合がいい奥のトイレ横の1テーブルが空いていて、小父さんについてそこに座りました。
 2人で珈琲を頼むと、早速小父さんが「やはり、ギャラが少ないのかなぁ~。返事が無いので、心配していたんや~」と言いました。
 「いえ、ギャラなんて考えていません。やっぱり恥かしいし、小父さんに見せられる身体でも、もう無いのです。それに折角、高く評価してくれているのに期待を裏切りたくないから・・・」
 「なんや~。そんな事で、いい返事がもらえなかったんかいな~。そんなら心配いらん。わし、一人やから恥かしい事ないし、身体は大丈夫や~。綺麗な線しとる。折角、旦那さんの許可も出た事やから、お願いしますわ~」
 「え~、だから会いたくなかったのに。小父さん強引だから、私、押し切られそう。で、やはりヌードなんでしょう?」
 「うん。始めは軽い下着でもいいよ。下着はわしが準備するから。後はあんたの許可待ちや~」
 「う~ん~、もう。小父さんには負けたわ~。それで、いつがいいの?」
 「ホンマか?よかった、よかった。気が早くて悪いが明日の晩はどうかな~。店がちょうど定休日だから、6時か7時頃では旦那に怒られるかな」
 「いえ、今、主人は大阪に出張だから留守なの。だから大丈夫です」
 「ほな、7時と云う事で若林の信号の所で待っているから」
 「フ~ン~。何か気が重くなってきたよ~、私。うん、いいよ。で、準備する物は無いの」
 「うん、身体一つできてくれればいいよ。心変わりせんといてや~」と別れ、帰りました。


 約束の日がきました。
 朝、起きた時「あぁ~、とうとうきてしまった」と言う感覚で、何か気の重い1日が始まりました。
 1人で摂る朝食も何か重く、寂しささえ感じました。
 いつもなら私を困らす息子さえいません。
 それで、いつもより早く会社に出掛けました。
 私が早く出社するのは珍しいのか、他の人に「どうしたの、旦那と喧嘩でもしたの」と勘違いされる程でした。
 時間が過ぎるのが今日は特に早く思え、胸が苦しくなるのを感じました。
 お昼になり皆さんは昼食に出掛けましたが、私は当番に当たっていたので1時半からでした。
 こんな時、当番は嫌でした。
 尚更、今晩のモデルの事考えてしまいます。
 「あぁ~、イヤ~」
 でも承知した事だし、仕方が無いと諦め、開き直るよう努力しました。

 1時半になり中継ぎを済ませると、私はいつもの喫茶店に行きました。
 その日はママさんとお客さんが旅行の話で盛り上がっていました。
 そして、ママさんが私に近づき、小声で「あんた、あの話どうするの」と聞きました。
 私、突然な事で「あ、断りましたから」と嘘を付いてしまいました。
 「そうよね。私も心配していたのよ。私の口利きだから断りにくいのではと。よかった~」
 私、結局サンドイッチ半分も食べる事が出来ませんでした。
 週刊誌を読んでいても集中出来ず、ただ眺めているだけでした。
 会社に戻り仕事を始めると幾分落ち着き、ただ5時になるのが遅いよう願いました。
 何故、待つ時の時間は遅く、来なくていい時間は早いのでしょう。
 あっという間に5時です。
 気が重く、退社して家路に帰りました。


 家に帰ると、もう6時前でした。
 約束の時間には、後1時間です。
 私は、珈琲メーカーのスイッチを入れ、シャワーを浴びに浴室に向かいました。
 服を脱ぎながら、重い気持ちでホント嫌々行く、自分に気持ちを切り替え、開き直り、できれば自分も楽しめるように考えを変えようと決めました。

 髪も身体もきれいに洗い、洗面所の鏡に全身を写し出しました。
 「この身体を今日は見せるのね~」
 自分では、良いところより悪い妊娠線が気になります。
 でもポーズ次第では何とか片手で隠せると思いました。
 胸は小振りですが、お椀型で乳首も小さく、ウエストも今なら何とか。
 陰毛は薄めで少ない方です。
 太腿、足は結婚前と同じく、変わりありません。
 色が人より白いのは自慢出来る1つです。
 髪は肩より長めで黒色です。

 ドライヤーで髪を乾かせ、裸のまま居間に戻り、珈琲を注ぎ飲みました。
 そして大きく溜息を付き、心の準備も整いました。
 クローゼットを開け、勝負下着ではないのですが、一応主人のお気に入りの下着を出しました。
 紺地に白のレースが全体を包んだ、ブラとショーツのお揃いです。
 服は、迷った末、私のお気に入りの黄色のミニのスーツにしました。
 化粧は薄めで口紅だけ、しっかり付けました。
 そして最後の珈琲を飲み干し、覚悟を決め、珈琲カップをそのままで家を出ました。
 ちようど7時3分前でした。

 家の近所が待ち合わせ場所なので、近所の知り合いに会わないかと周囲に気を配りながら、待ち合わせ場所に行くと、すでに小父さんは来ていました。
 私に気が付くと、ドアを開け、私を迎えてくれました。
 「今日は無理を言って悪かったな~」
 「いいえ~。どうかよろしくお願いいたします」と言ってしまいました。
 車は南に向け走り始め、主人の出張先や当り障りの無い世間話をしながら、町を外れ、だんだん田舎道に入りました。
 私は行き先を知らないので少し不安でした。
 長い長い坂道を登り、峠みたいな所で左折しました。
 直ぐに踏み切りがあり、今度は、また登りの坂道になり、車1台がやっと通れる狭い道に入りドンドン行くと、ホテルの看板が目に入りました。

 私は1瞬『嘘~』と思いました。
 すると、小父さん、そこの駐車場に車を入れました。
 「え~、ここですか」と聞くと「うん、ここ。わし気に入りなんだ」って。
 「そんな~。私、モデル以外にもされるの~?」
 「さあ~入ろう」と外からドアを開けられ腕を取られ、ホテルの中に入らされました。
 部屋はお気に入りと言った通り、豪華な調度品で綺麗な所でした。
 ロケーションも良く、窓の外は湖みたいな人工の大型の溜池でした。
 私、部屋に入ると何をしていいのか分からず、ただソファーに座り、小父さんの指示を待ちました。
 小父さんは、そんな私を見て「緊張しているの?」と聞き「ビールでも飲んでリラックスして」と冷蔵庫からビールを抜き、私に注いでくれました。

 小父さんは道具を出しセットし始めました。
 そして「どう~、少しは落ちついた」
 落ち着くはずないでしょう。
 でも、私「はい」と。
 「じゃ~、始めていいですか」と。
 私、大きく息を吸い込み「はい」と。
 「それじゃ~、最初は、今、着ている服をゆっくり1枚ずつ脱いでもらってもいいですか」と。
 「あの~、ここでいいですか?」と。
 ソファーの横で「うん、そうだね。少し前に出てもらおうか」と言いました。


 黄色の上着に手を掛け、ボタンを外しました。
 まだボタンの段階でシャッター音が聞こえ、ますます緊張してきました。
 顔が上気してくるのを感じました。
 やっと上着を取り去り、ソファーに置くと「はい、こちらを見て~。そう、いいですよ」
 下は白のタンクトップです。
 次の指示はスカートです。
 私は指示通り、スカートのホックを外そうと手を後ろに回すと手が震えていました。
 でも何とか外し脱ごうとすると、パシャパシャとシャッター音です。
 光が走り、撮影用のライトも熱く、私、ホントにストリッパーになったようです。
 やっとの事でスカートを足から抜き取ると、ショーツだけです。
 私、段々横向きになり「あ、少し前を向いて」と注意されました。
 小父さんはソファーに置いた服を棚に置き、私にソファーに横になるよう指示しました。
 言われるまま、私はタンクトップにショーツで上体を起こし足を伸ばし、カメラを見ます。
 「いいよ~。いいね~、はい」と。
 そしてタンクトップも取るように言われ、それも取り、ホントに下着だけです。
 私、すっかり妊娠線を忘れていました。
 同じポーズをして、ソファーに座ると片手で妊娠線を隠しました。
 「はい、いいです。では、そのままでブラも外して下さい」と云われ、ブラを取りました。
 「あ、下着の跡が付いていますね」と言われ、見ると、なるほど胸の下に線がハッキリ出ています。
 小父さんは「お風呂入れますから」と浴室に行こうとしました。
 「あの~、私、お風呂入ってきました」と言うと「あ、下着の線、取る為ですから」と云い部屋から出て行きました。

 そして「今、お湯入れてますから、少し待って下さい」と。
 又、冷蔵庫から ビールを取り出し、私に注いでくれました。
 後ろでお湯の出る音に反応して、振り返ると何とこの部屋から浴室が丸見えでした。
 「え~小父さん、お風呂丸見えですよ」と言うと「そうだね、でもいいでしょう。どうせ全て脱ぐんだから。少しぐらい見えても。ハハハ」と笑いました。
 少しムーとしましたが「それもそうだな」と思い「見ないでね」と釘を刺しました。
 小父さんは笑っていました。
 お風呂に水が溜まると、私、お風呂に入りました。
 広いお風呂でジャグジー。
 感激です。
 ジャグジーボタンを押し、入ると小父さんがライトをお風呂に向けています。
 そしてカメラを向け何枚か撮りました。
 そして、なんと今度はお風呂の中に入って来て「お願い、ジャグジー止めてくれないかなぁ~」と言うのです。
 私は意地悪っぽく「い~や~」と言いました。
 そして最後は拝まれ、 ジャグジーのボタンを止めました。
 すると小父さん慌てて部屋に戻り、カメラを私に向けました。
 温いお湯でしたが、汗が流れるようになり、私は出る事にしました。
 出ると、私は小父さんに「どうしたら いいの~。このまま出て行くの」と聞くと「おう、そのままで頼む」と返ってきました。

 私はバスタオルを身体に巻き、部屋に入りました。
 そして今度はオールヌードでソファーで同じポーズを取り、何枚か取り、今度は横になりソファーの横の手すりに頭を預け、片足は反対の手すりに右足は背もたれに上げられました。
 それを小父さんがしました。
 小父さんは間近で私のあそこ覗いたでしょう。
 そして片手は下に落とし、片手は背もたれにといわれましたが、私は妊娠線が恥かしいと右手はお腹に乗せ、撮影が始まりました。

 また今度はベッドに移り、色々なポーズを撮られました。
 でも決して足を開いてとか指で開いてとかは言いません。
 本当にセクシーヌードだと思いました。

 そして今度は小父さんが持ってきたランジェリーを着てと言われ、手渡された物は、白のミニスリップとシルクの白のショーツでした。
 それを着け、今度は大胆に両手を上げたり大の字になったりしての撮影になり、何本もフイルムを変えました。
 小父さんを誉め上手で私を段々乗せてくれます。
 それが小父さんの手だとは私しりませんでした。


 小父さんは「いいなぁ~、最高だよ~。やはり、わしが見込んだ人に間違いはなかった」と言いました。
 私も女です、誉められて、やはり嬉しい。
 良い写真が出来るよう協力しょうと思いました。
 「では、次。パンツを脱いでスリップを片腕外して、片方の胸を出して。胸を揉み、自分でポーズを取って見て~」
 「駄目~、小父さん。私、分からない?またショーツ脱ぐの?」
 「うん、調子に乗ってきたよ~。いい表情が出てきたから、頼む」と言われ、私言われた通りスリップの片腕を外しショーツを取り去りました。
 自分で胸を触り片足を折り曲げ、閉じました。
 「おう~~、いいね~。いいよ」
 『パシャ、パシャ』
 「次、両方共、胸出して。お腹にスリップを置いて、スリップの裾捲くって」
 「いや~、見えちゃう」
 「大丈夫だよ。さっきは全裸だったじゃないか。上手く取るからね」

 私、この頃から少し変になり始め、私だけが裸で小父さんだけ服を着ている事に自分だけが淫乱みたいで、身体がシャッター音や光、小父さんの言葉に反応して、感じ始めていました。
 言葉使いも、何故か甘え調になっていました。
 巧く乗せられ、私の中の女を出さされたようです。
 そしてビールが効き始め「小父さん、トイレ行ってもいい~?」と聞くと「あ、トイレ、いいよ、いいよ」と。
 私、トイレに駆け込みました。
 個室に入り『ホ~、ジュワ~。ア~』すっきりです。
 ペーパーで拭くと何、ヌルー、やはり正直、感じていたのです。
 まぁ~、こんな中に立たされたら誰もが感じるでしょう。
 カメラの中に私の裸体が一つづつ増えるのですから。
 それが、今私の中で喜びを感じ初めているのです。
 いつもは母親であり主婦が今日だけ女に戻って「あなた、瑞貴ちゃん、ごめん、今日だけね~」と謝りました。

 トイレから出ると、小父さんは缶コーヒーを飲みながらホテルのHテレビを見てました。
 「わ~、小父さん。止めてよ~」
 「いいじゃ~ないか。少し休憩しょう」と、私に飲み物を聞きました。
 やはり私はビールを頂きました。
 テレビ画面ではモザイクが掛かったH場面で、声がまたすごい。
 「ハァ~、アァ~」
 恥かしい。
 小父さんはカメラの部品を触り「あんたもあんなに燃えるんかー」と。
 「何、言ってるの、もう~。そんな事ないよ~」
 「ハハ~、嘘つき。まだまだ頑張っているだろう」
 だって、いやいやホントにもう少なくなりました。
 でも今でも週1位はあるので別に不満はありません。
 「いやな、小父さん」
 「ハハ、ごめん。ごめん。でー、こんなビデオ見た事ある」
 「いいえ、初めてよ」
 「そうかー。すごいだろう。わしも昔はよーく見ていたよー」
 「え、今は」
 「卒業、卒業。だからこうして自分で撮っている」
 「ふーん。でも、こんな写真撮っていて興奮しないの?」
 「するさ、今も興奮してる。あんたが良いから」
 「そんな時はどうするの?」
 「ハハー、後で写真を見ながら自分でする。あんたは自分ではしないのか」
 「忘れた。フフ~、昔ね」
 この言葉が小父さんに受けました。
 「なぁ~、1度見てみたい。ハー、あんたでも自分でしてたんかいなー」
 「誰だって、触るくらいするんじぁ~ない。私は最初、彼とのセックスでイクと言う事が出来なかったの。けど、オナニではイケたから週何回かしてた」
 「ホウー、あんた正直だね。わしに1回、写真抜きで見せてくれんか」
 「いやよ、恥かしい。もう今はしてないよ~」
 「頼む、頼むわ~」
 「駄目、駄目。今日は写真でしょう」
 「分かってる。最後にして見せてよ」
 こんなやり取りが続き「ハァ~」と、私はまた根負けしました。


 「さて、それじゃーお願い出来ますか」と、小父さんから声が掛かりました。
 私はバスタオルを身体から取り去り、ベッドに移動しました。
 そして、またスリップの紐を外し、今度は両胸を出し、スリップの裾を捲くり上げました。
 正面を向き右肘を付き、足を閉じ笑顔を作らされました。
 「何故、同じ写真を何枚も撮るのですか」
 角度を変え、何枚も撮られ、次のポーズに移ります。
 その時の小父さんの表情は真剣で、私に笑顔が出ない時もあります。
 でも「はい、いつもの。いい顔で」と言われれば、笑顔を出さなければいけません。

 最悪なのは斜め後ろを向いて這い這いのポーズでは、顔はカメラを向き足は閉じていても、多分、私の恥かしい部分は小父さんから全て見えていたでしょう。
 この頃から、段々小父さんの要求も過激になり、白のレースのストッキングをはかされ、あぐらをかいて正面を向かされたり、恥かしいあの部分を手で隠し仰け反ったりさせられました。
 その都度「いいね~最高だよ。いい女だね~」と誉めます。
 当たり前でしょう。
 「いい女は別として、私は女よ。いい女は単に小父さんの趣味に合うだけ」
 ベッドに深く腰掛け後ろに両手を付き、前を隠さないのも撮られました。
 但し足は閉じているので薄い陰毛しか見えませんが、陰毛も女性器の一部です。
 恥かしいのですよ。

 そして、最後はやはり全裸にさせられました。
 そして頭の後ろから、小父さんが腕を頭の後ろに枕のようにして片手を左足を自ら開く格好をさせ、顔はカメラを向いて、今度は真剣な顔にと言い撮りました。

 私、もう辛抱出来ない程感じていました。
 ポーズを変える度にシーツに染みが出来、濡れて流れていました。
 所々に斑点のように模様が出来、小父さんにはバレバレでした。
 「どうしたの、感じたか」と言われ、正直に「うん。小父さんに色々ポーズを変えられている内に、自分だけが裸で淫乱に思えてきた」と言うと「どう~、今日はもうフイルムが無いからここでオナニでも見せてよ」と。
 「いや~、恥かしい~」と言いながら、私の手は陰毛の下にありました。
 「恥かしく無いから。そうだわし風呂場に行って風呂に入るから」と。
 「小父さん、でもお風呂場からこっちを覗くでしょう」
 「ええやんか、見るだけだから。わし、ホントはあんたとしたいんやけど、旦那と約束したから。それだけは我慢するから、見るだけみせてよ。そうだ、バイブ買おうか?」
 「嫌な小父さん。バイブなんて使わないよ~。ホントにお風呂場から出てこない?」
 「うん、約束する」
 「じゃ~、テレビ付けて行って」と。

 小父さん、成人映画のテレビを付け部屋から出て行きました。
 テレビの位置はベッドのやや斜め後ろ。
 お風呂場はその反対で、私からテレビを見ると小父さんの確認が出来ません。
 私は仕方なくビールを飲みテレビを見ていました。
 テレビでは女の人が工事現場の人2人に犯されようとしています。
 必死の抵抗ですが男の力に負け、服をはぎ取られようとしていました。

 私は2杯のビールを飲み干すと、振り返り小父さんの方を見ました。
 小父さん、可愛らしくガラスに張り付き私を拝みました。
 私は「イーダー」をして静かに横になり、濡れている所を触りました。
 洪水のようになっていました。
 テレビを見てオナニをする私。
 その私を見ている、小父さん。
 私には小父さんの視線が刺激になります。
 初めて人前でするオナニです。
 足は閉じたままクリトリスを刺激します。
 今のも本当は逝きそうです。
 でも「このまま逝ったら小父さん怒るでしょうね」と思いながら膣で遊び、なるべく逝くのを遅らせました。
 テレビでは完全に犯され、後ろから前から入れられて声を上げています。
 私の頭は後ろにあり、私を見ながら何をしているのか気掛かりでした。
 何度も絶頂を迎えました。
 でも、もう押さえが利きません。
 私、小父さんに全て見てもらいたくなり、足を大きく開き目を閉じ、膣で濡らした指をクリトリスに・・・
 「アァ~、アァ~。いい~、イィ~。ワ~」と普段出さないセリフまで言い、果ててしまいました。
 そのまま、私、動けません。
 暫くすると、小父さんが入って来るのを気配で感じました。
 私が横むきで丸まっていると「よかったよ、よかった」と横に来て、私を抱いてくれました。
 その時には、小父さん、もう服を着ていました。
 「わしも風呂場でしてしまった」と。
 私、自分でした事なのに後悔しました。
 「なんて馬鹿な事をしたの。人前でオナニをするなんて。どうかしてる」
 でも、すでに後の祭りでした。

 小父さんはそんな私を優しく抱き起こし、お風呂場に連れて行ってくれました。
 出て来ると、既に小父さんは帰る支度が出来て私を待っていてくれました。
 私が服を着て、ソファーに座ると「これ、少ないけどお礼」と封筒を手渡されました。
 そして「どうだろう、今度、又、暇を見つけて頼めないだろうか」と。
 次の約束までさせられそうでした。
 「え~まだ、私を撮るの」
 「うん、まだまだ撮りたい」とニコニコ顔で「写真出来たら、1度店に来てくれる」だって。
 私は「はい」と言いましたが、次の約束はその場では出来ませんでした。
 でも、私、もう1人の自分を見つけたようで誘いに乗ってしまいそうです。
 人に見られる喜びを覚えたのかも知れません。
 私が主人公であるなら。
 女と認めてくれるなら。
 私・・・・・・

  • 名前: E-mail(省略可):
  • 画像:
癖になった露出
1 名前:col

2022/05/26 (Thu) 11:17:26


 私は33歳、結婚して7年、5歳の男の子が1人います、
 主人は40歳、バリバリの営業マンで、おかげで経済的には満足しています。
 不定期な帰り 出張は仕方が無いと諦めております。
 最初は寂しい思いもしましたが、今は子供と2人のんびり過ごしています。
 主人とのセックスにも不満はありません。
 でも研修やキャンペーンの時は1週間や2週間もいない事があり、つい子供が寝てからオナニーをする事があります。
 主人は出張の時によくお土産と私に下着を買って帰ります。
 俗に云う大人のオモチャ屋さんのでしょうか、裏地が2重になって無いスケスケのパンティやキャミソール、ガーターストッキング、バイブも2個あります。
 とっても恥かしく、自分のタンスの着物の下に隠しています。
 主人にはこれ以上増やさないでと頼んでいますが、主人いわくストレスの発散にと、私に着けさせてHがしたい様でしっかり断る事も出来ません。
 もう、パンティは40枚を越えているでしょう。

 私は子供を産んで半年程で 健康の為と体形維持の為スイミングに行っています。
 それと肩こりがひどく1ヶ月に1回はマッサージにサウナに行っていました。
 そのサウナが昨年、営業不振で閉店してしまい、友達とか知り合いにマッサージのことを聞き、とりあえず整体に行くと良いと言われました。

 予約をして紹介された医院に行くと、2人でしてるこじんまりしたところでした。
 グリーンの衝立があり その向こうで治療していました。
 私は予約していたにもかかわらず40分も待たされ、まだ3人も順番待ちをして中で治療の様子が衝立の横から見えています。
 足で踏んだり身体をねじっている先生の様子を見ながら、怖くなりました。
 そしてやっと私の番になり中に入ると「どうーされましたか?」と聞かれ「肩凝りがひどく、頭が重いのです」と言うと「その服では」と言われ「これに着替えて下さい」と薄いグリーンの病院で検査の時に着るような薄手の服を渡されました。
 トイレの前の衝立でブラウスを脱ぎ、スカートを脱いでいる時「あーブラもとって下さいね」と言われ、私は仕方なくブラも外していると待合の男の人と私目が合いました。
 顔しか見られていなかったと思いますが、胸まで見られたようで恥かしかったです。
 まず座らされ、首、肩、背骨と触られ「ア~少し背骨が歪んでいますね~」と言われ、今度は床に寝かされ背骨を1本1本触り押されました。
 私は背中がくすぐったく、性感が走っているのだと思いました。
 強く押すのはいいのですが、軽く触られると身体がビクーと反応してしまいました。
 身体をねじるのもされました。
 腰を押され、背筋を押され、片手を上に引き上げられたりする度に、着衣の裾がその都度上がり、始めは直していた私ですが痛さや治療ため諦め、そのままで受けていると完全にパンティが見えるところまで上がり、片手を上げねじられた時、又待合の人と目が合いました。
 その人はかなり中の方まで椅子を移動して、私を後ろから見ています。

 その日は白の普通の下着でしたが、目が合った瞬間から自分で自分の今の格好を想像して下着の中にまで視線が注がれているようで、肩凝りを忘れ、Hな妄想をしていました。
 今、家に隠しているHな下着ならおじさんに見られるだろうな~と思っている時に、最後に座らされ肩を揉んで終りました。

 料金は6千円で次回の予約も取らされ、1週間に1回、2ヶ月は最低かかると言われました。

 おじさんは私を見て笑顔で軽く会釈をしました。
 何の会釈だったのでしょう。
 50歳程の本当に助平な顔のおじさんでした。
 こんな変なおじさんに妄想してしまった私、私もスケベなのでしょうね。
 家に帰り子供と二人で食事をして、夜シャワーを浴びベッドに入ると、おじさんの顔が思い出され、つい自分でいやらしい想像をしながらしてしまいました。


 あれから、また1週間が過ぎ、予約の日が来ました。
 朝、子供を幼稚園に送って行き、掃除、洗濯を終えると何か落ち着かず、テレビを見ていても昼過ぎの整体が頭から離れません。
 でも、今日もあの助平なおじさんが来ているとは限らず、誰もいない可能性だってあるし、今日の治療は軽い肩だけかもしれないと思いつつも、私なりに冒険したい気持ちを抑える事が出来ません。

 私は慌てて2階に上がり、引き出しの中から袋に入れられた下着を全て出して眺めました。
 どれも普段はけるような物ではありません。
 何度も見て、自分自身で3枚程選びました。
 濃紺の総レースの物。
 生地はしっかりしているのですが足を開かれると女性器が丸見えになる二つに割れたワインレッドの下着。
 白で完全に透ける下着。
 これが私の選んだまだ何とかはける下着でした。
 その3枚を持ち、隣の部屋へ行き、スカートを脱ぎ、下着を取り、持って来た3枚を姿見に映して見ました。
 レースのは陰毛が出てすごくいやらしい。
 2枚目の割れたのは普通に見えますが、肩幅より足を開くと丸見え状態でした。
 3枚目はかすみが掛かったように見え、それでも位置、色の濃さ、毛の状態は分かってしまう物でした。
 2回づつはきましたが決めかね迷いました。
 最後は普段使用してる下着まで考えましたが、折角悩んだのだからやはり冒険をしょうと思い、結果濃紺のレースにしました。
 自分が信じられない程、す~ごい勇気でした。

 下着が決まると時間は後50分しか無く、慌ててシャワーを浴びに下に降り、髪は昨夜洗ったので髪を束ねキャップをかぶり身体だけを洗いました。
 陰毛から落ちるシャワーの水が今日に限りいやらしく、今から見てもらうのだぞと言っているようでした。
 ブラはお揃いのが無いので色だけ揃え、ミニの薄いグレーのスーツにしました。

 慌てて家を出て、何とか2~3分前に着きました。
 「こんにちわ~お願いします」と入ると若い運動着姿の女の子が2人とサラリーマン風の男の人が先客でした。
 何だ今日も、また待たされるのかと思い、待ちました。
 すると玄関が開き、あの先日の助平そうなおじさんが来ました。
 複雑な気持ちでした。
 あのおじさんなら見てくれそうで、見られたい気持ちと恥かしい気持ちで急にドキドキして赤面してしまいました。
 おじさんは私を見てニコヤカに「こんちわ」と言いました。
 私は1瞬遅れ「あ、こんにちわ」と言うと「あんたはどこが悪いの?」と聞かれ「肩凝りがひどく『背骨の矯正が必要』と言われました」と答えました。
 「そうか、わしは膝や。長年立って仕事をしているから腰から下は駄目だな~」と普通の会話でした。
 すると、すぐに私が呼ばれました。
 女の子は中の治療をしている子の付き添いで、男の人は腰痛ベルトを買いに来ただけでした。

 「先日と同じ治療をします」と言われ、私はトイレの前で服を脱ぎ、ショーツ1枚で治療着に着替えました。
 今日は待合のおじさんの顔を見る事は出来ませんでした。
 いきなり床に寝かされ身体をねじられ、私は人形の様に扱われました。
 治療着の裾が段々上がってくるのを感じました。
 今日は目も開ける事が出来ませんでした。
 自分の中で 今の自分の姿を想像するだけです。
 充分、感じました。
 先生が私の額と右腕を持ち右後ろに捻りました。
 痛さで目が開きました。
 その瞬間、あのおじさんが見えました。
 やはり椅子を移動して見ていました。
 わ~やはり見られている。
 この痛さ、スケベ下着、何ともSMに似た心境です。
 私からだと親程の知らない人に、私スケベ下着を見られていると思うと濡れてきそうです。
 やはり陰毛がショーツの中から出て恥かしい部分も見えているのでしょうか。
 そして先生が私に跨り背中の中間の背骨を親指で押すと、私は「う、う、」と声が出るのと同時に足が自然に上がりました。
 始めは意識しませんでしたが、私は見てもらいたくて少しづつ足を自分で開きました。
 多分もう私の恥かしい部分は見えていると思い、淫らな自分に酔い始めました。
 痛さはもう感じなくなり、私はただの露出狂の女になっていました。
 治療が終り、先生が私の治療着の裾を引っ張り降ろし「終わりましたよ」と言うまで、私は酔いしれていました。
 急に現実に引き戻されめまいがしました。
 「大丈夫ですか」と言われ「はい」と言ったものの立てません。
 先生に支えられ待合室に行こうとすると、驚いた事におじさんが2人も椅子を移動して私を見てました。
 心配そうな顔はしてくれましたが、実は私の下半身を2人で見ていたのでしょうね。
 冷たい麦茶が出され、それを呑むと普通の私に戻りました。
 その後私はトイレに入り、ショーツを下ろすとやはり濡れ濡れになっていました。
 『私の裾を直してくれた先生も私のスケベ下着をみたのでしょうね。いいです。こうなれば1人も3人も関係ありません。男性なら何人でも私を見てもらいたい』と思いながら、ここでオナニーは出来ないので服を着替え慌てて家に帰りました。
 残念ながら後30分で子供が帰って来ます。
 仕方がないので子供を迎えに行き、家に帰ると「母さん、少し気分が悪いから2階で少し横になるから」と子供におやつとアニメビデオを渡し、部屋に鍵を掛け、激しいオナニーをしてしまいました。
 妄想は段々膨らみ『全裸でもいいのに』なんて考えた事もあるくらいでした。
 母親である前に、今は女、女、女です。


 あの日以来、妄想の日々が続き、オナニー癖がついてしまいました。
 主人が帰って、夜Hをする時も自らスケベ下着を着け主人を待つ程です。
 主人は喜び「お前、最近変わったな~。その方がいいよ」と言われ、まさか「私、露出に目覚めたの」とは言えませんでした。
 それとさすがに主人には「もっと見て~」とか「いやらしい事をして~」とは言えません。

 何故でしょう?
 照れ臭い?
 恥かしい?
 主人とのHでは1パターンだからでしょうか?
 私も反省しなくてはいけないでしょうね。

 Hの最中に子供がドアを開け「お母さん、オシッコ」なんて事もしばしばありました。
 白けますよね。
 いきなり2人で伏せをして寝た振りをして、後で笑いが止まらずそのまま終わってしまう事も・・・・

 そして、私の冒険はまだまだ続きます。
 1週間考えた結果、私はある決心をしました。
 それは、今あるスケベ下着を毎回変えて行く事に決めました。
 私ならではの決意でしょう。
 1枚1枚はいて、姿見に映し生まれて初めて自分自身のあの部分を見ました。
 すごい~エロ~イ。
 男の人は何故こんな部分に興味があるのでしょう。
 皆さん大体同じ形をして大きさもたいして変わらないのでしょう?
 私は手鏡で初めて見て驚きました。
 でも今は私がハマッテいます。
 1つ気が付いた事は人それぞれ反応が違う。
 男から見る事は出来ませんが、女として見てくれる反応を楽しむ、これが露出の醍醐味ではないでしょうか。
 メールで色々教えて頂きました。
 「危険が無いように」とか「もっと危険な事をして」とか。
 ありがとうございます。
 1応、何の不満もなく夫婦生活を送っていますので、なるべく危険がないように露出を楽しみたいと思います。

 次の週の予約です。
 今度の下着は足を開くとショーツが割れ、生の私の恥かしい部分が直に見える物です。
 当然トイレでも下着を脱ぐ必要もありません。
 朝から顔が熱ぽく、落ち着けませんでした。
 不安が1杯です。
 シャワーも朝と行く前に2度浴びました。
 下半身には少し香水まで忍ばせ、勇気を出し約束の時間に行きました。

 すると今日はあの助平なおじさんが先に来てました。
 「あ、こんにちわ」と私から言うと「こんにちわ、ボケて早く来てしまって」と私に言いました。
 「嘘本当は私の事が気に入り、私のあの部分が見たいのでしょう」と心でどこか喜んでいる自分がありました。
 「いいわよ。今日もじっくり私を見てね~。北村さんどうぞ~」と言うと、やはり私が先で慣れた治療着に着替えました。
 今日はやけに落ち着いている自分に驚きです。

 でも、今日の治療は少し違いました。
 サウナで使うマッサージ台を真ん中に置き、最初は座って肩から始まりました。
 気持ちがいい。
 最高です。
 心地良い手の動きに頭もスッキリしそうでした。
 横目で待合を見ると、おじさんは早くも椅子を移動していました。
 次に仰向けに寝かされ「前ケンビキを揉みます」と言われ、首の後ろにはアイスノンが置かれ、肩から胸まで両手で行ったり来たり。
 これがす~ゴク痛いのです。
 あまりの痛さに、眉を細め目を硬く閉じました。
 先生も意識しているのか揉み上げる時、必ずスカートの裾が上がるのが感じられました。
 まだ足は閉じたままでしたが、腰で結んだ紐が振動とともに割れ、着物の着崩れみたいになりました。
 特に右を揉み左を揉み交互に揉まれると、なお割れるのが分かります。
 私は痛さを我慢して成り行きに任せ、そのままにしていました。
 頭の中は「どう~おじさん。どこまで見える?おじさんの位置からは。まだ見えないのかな~」
 先生、今度はしゃがみ込み、また肩を揉みだしました。
 私はこのチャンスを逃さず、脚を少しづつ開きました。
 おじさんの位置は私からは見えません。
 枕が低く壁が見える程度でした。
 でも私をたぶん、食い入るように見てくれているでしょう。
 でも私、少し太腿が太いから太腿を少し浮かさないと隙間が出来ないかも、でもこれ以上脚を開けず腰を浮かす事も出来ませんでした。
 治療は終りました。

 いつものようにトイレ前で着替えていると、携帯が私のバックから鳴っています。
 私は身支度を整え、慌てて電話に出ると友達でした。
 今度の幼稚園の食事会の電話でした。
 電話をそのまま置き、ブレザーを取り「ありがとうございました」と挨拶をして、おじさんにも「またね~さようなら」と言い、家に帰りました。

 やはり幼稚園の迎えに行く時間なので、そのまま直行しました25分程外で待ちました。
 今日はオナニーは出来ません。
 たぶん今日も主人が求めてくるはずです。
 と、その時電話が気になりバックを見ると電話がありません。
 そうです。
 治療院に忘れたのです。
 家に帰り、私は自分の電話に電話しました。
 出たのは先生ではなく、なんとあのおじさんでした。
 「わしが帰ろうと思ったら、あんたの電話を見たから『教えてあげよう』と思い、持って帰ったのだが、何処に掛けたらいいのか分からず困っていた」と言いました。
 「それでは どちらまで取りに行けばいいのでしょうか」と聞くと「北村理髪店まで来て下さい。でも今から温泉に行くので、出来れば明日にしてもらえばいいのですが」
 「分かりました。それでは電源を切っておいてくれますか」と明日に取りに行く約束をしました。
 家の帰りに子供と食事の買い物をしながら、手をつなぎ子供に合わせ歌を歌いながら家に帰ると、主人が帰って来てました。

 「何や電話にも出ないで。急な出張が入った仙台まで行くから早く用意して」と言われ、慌てて準備しました。
 「いつ頃、帰るの?」
 「分からんが4、5日かかるだろう」と慌てて出て行きました。
 「何?今日も出来る」と思ったのに、少し腹立たしく思いました。
 食事をして子供と一緒にお風呂に入り、その晩はバイブまで出してオナニーをしました。
 オナニーだと自分のペースに合わせいく事が出来、何度でもいけます。

 次の朝、子供を幼稚園まで送って行き、その足で北村理容店を探しました。
 同じ場所を何度も歩き探しましたが見つからず、仕方が無く、その辺の人に聞きました。
 すると目の前にありました。
 でも休みなのです。
 困って、1応チャイムを鳴らすと「はーい」と聞き覚えのある声が聞こえ、シャッターを開けてくれました。
 ニコヤカに「どうぞ、入って」と迎い入れてくれました。


 私は引き込まれるように中に入れられました。
 『何故、私が散発屋さん?』と思いつつ、ロビーに座らされました。
 何故かおじさんシャッターを閉めます。
 私はすぐに帰るのに「折角だから、コーヒーでも飲んで行って」と私の為にコーヒーを入れて頂きました。
 店内を見ると椅子が8つも有り、大きなお店でした。
 ここには大きな熱帯魚まで置いてあります。
 やがて、おじさんがコーヒーを持って戻って来ました。
 「わし、ラッキーやな~。わしがあんたの携帯を見つけ、1度ゆっくり話がしたかったから、携帯を持ち帰ってしまったんや~」
 「あ~そうですか。で、どんな話なのでしょう」
 「いや~、そう言われると困るけど。わし、いつもあんたで楽しませてもらっているから1度お礼が言いたくて」
 「え~、私、何かおじさんを楽しませました~」
 「うん。最近、とんと若い人のは見てないから。あ、あんたは気付いて無いだろうが、あそこの治療着ミニになっているだろう。だから、あんたの下半身、わし覗いていたんや~。すまん」
 「え~ほんとですか。知らなかった~。イヤ~ね~。おじさん、スケベ~」
 「いや、いやすまん。やはり女の人がマッサージを受けているとつい。あんたは特に魅力があったから。でもあんた、すごい下着を
はいてるんやな~」
 「いや~、本当に見られていたんだ~。あ、あれ主人の趣味です。ア~恥かしい」
 「え~あんた結婚してるの?」
 「はい、子供もいます」
 「あれ~、見えんな~で。いつもあんなのはいてるの?」
 「いえ、普通のも持っていますよ。たまたま、あれが出ていてはいただけです」
 「そう~で。今日は?」
 「あ、はいてません」
 「お~、ノーパンかいな~」
 「嘘です。はいてます。フフッ」
 「ア~ビックリした。ほんまかと思った。そうか~。ご主人の趣味なのか。それで今日は普通のってどんなの?」
 「え~、言葉では説明出来ない」と、私、デニムのミニスカートを少し捲りました。
 おじさん慌てて覗き込みましたが、私、すぐに元に戻しました。
 「あかん、見えんかった」と笑い「そうだ、お礼にシャンプーしてあげよう」と。
 私は「いいです」と言っているのに無理に椅子に座らされました。

 「ハイ~寝かせます~」と言われ、顔にタオルが掛けられ、すぐに背中から足までバイブレーター。
 美容院には無い。
 豪華ですね、男性のは。
 そして頭の後ろに器具が置かれモーター音が聞こえ、水の流れる音がしました。
 頭皮の油取りだそうです。
 心地よい時間でした。
 次にシャンプーが始まり、反対側に向きが変えられ引き出しを出すと流しが。
 驚きです便利に出来てる。
 私、身長が156なので頭が流しに届かず「もっと上に上がって」と言われました。
 綺麗に洗って頂きました。
 次に向きが変えられ元に戻され、座ると上がってたスカートが下りてきません。
 おじさん「あ、今日のパンツ見たで~。ノーマルやな~」
 「いやん~。おじさんモロに言わないで」
 「そうや~あんた、下は少ないが上は少し広がり過ぎやで~」
 「え、何が」
 「陰毛やがな~。良かったら、わしにカットさせてくれへんか~」
 「「え~陰毛~。上の方多いの?」
 「いや、広がり過ぎや~。これから水着も着るだろう。少しカットした方がいいよ」と言われ、私、瞬時に考えました。
 『だって私スイミング行ってるのに、週2回は水着になっているのに今まで見えていたのだろうか?でもここでカット?おじさんに?恥かしい・・・でも良い機会かも』
 「ええじゃ~ないか。もう見ているのだから、な、な」
 「いや~恥かしい~よ~」
 「大丈夫。目隠ししてあげるから」
 そんな問題では無いと思うのですが、私、とうとう口説き落とされました。
 寝かされ顔にタオルが掛けられ「じゃ~下着を下ろすよ」。
 私は無言でした。
 で、スカートの中に手を入れられショーツを下ろそうとしましたが、ピチピチで無理でした。
 「あかんわ~。スカートも取るで~」とファスナーを下げ、スカートが取られました。
 知らないおじさんに私、今、陰毛の手入れをされる。
 そして、おじさん、楽しむように私のショーツを下ろし始めました。


 私、口では「いや~」と言いつつ、自分から腰を浮かせておじさんに協力していました。
 私の顔にタオルが掛けられていましたが、上を向いている事が出来ず、横に向きました。
 するとタオルが落ちました。
 たかが2回程会った知らない人に、今私は親子程違うおじさんに私の恥かしい部分を見られようとしています。
 頭の中は真っ白。
 顔は火照り、最高に興奮しています。
 誰かに見られたい願望が、たった今現実になろうとしている瞬間です。
 「あ、今見えたで~可愛い。あそこが」
 「いや~、言わないで~何も。恥かしい」
 「分かった。何も言わない」とスケベ笑いが聞こえてきそうでした。
 おじさんは私のタオルが落ちているのにも気が付かず、鋏と櫛のような物で伸ばしては切り、伸ばしては切っていました。
 私、足は閉じているけど中から溢れ出る感覚が分かり、なお恥かしくなりました。
 3~4分だったと思います。
 おじさんが「どうしょうか?これから・・・」と聞きました。
 『そんな~。私に聞かないで~』って感じでしょう。
 私、無言で目を閉じ横に向いていました。
 「ハートにしょうか?丸にしょうか?」と。
 私、慌てました。
 「嫌よ~、おじさん。私が自分でしたようにしてくれないと。私、主人に言い訳が出来ないから」と慌てました。
 ハートなんてとんでもない。
 主人にだけは知られたくない。
 「分かったよ、でもカットしたところは剃るよ」と言われ、私、無言で頷きました。
 暖かい毛が付いた物で何かを塗られ、あたたかなタオルが掛けられました。
 多分 蒸しているのでしょう。
 「あれ~、これって明日はお客さんの口のヒゲをするにでは。まあ~いいか。私のアソコの毛が口に付いたらごめんなさいです」
 そして脇が剃られ始めました。
 何とも言いようの無い「ゾリ~ゾリ~」と音が聞こえ、感覚が直にアソコに響きます。
 「アァ~アァ~」
 つい声まで。
 おじさんの左手の小指が私のもっとも敏感な部分に当たります。
 どの作業も時間にしてどれだけも経っていないと思いますが、私には長い時間でした。
 剃り終えると又、蒸しタオルで綺麗に拭いてくれ、何かクリームまで塗ってくれました。
 「あ~、やっと終わった~」と思うと、おじさん「少し、上にずれてくれる」と言いました。
 「え、何、何をするの?」
 「このままでは中途半端やから下の横も揃えとかんと・・・」
 「イヤ~、それじゃ~丸見えじゃ~ない」
 「ええやんか~。もう、何回も見ているのに今日も見せてもろたで」
 「おじさん、私、恥かしい~もう濡れているのよ~」
 「分かった。それじゃ、上に上がって」
 私は仕方なく上に上がりました。
 枕のような物がちょうど首に当たるまで上がりました。
 「あ、タオル落ちたんやなぁ。もういいか」と独り言のようにすると、おじさんは私の足を持ち、片足ごと肘掛に掛けます。
 「ア~恥かしい」と言うと「大丈夫、大丈夫」と会話にならず。
 私、ここは産婦人科と思わせる格好にさせられました。
 でも産婦人科では無く、ここは散発屋さんなのです。
 私、こうなったらトコトンスケベになろうと開き直りました。
 「おじさん、濡れているでしよう」
 「おう、透明な液が溢れて椅子まで濡らしているぞ」
 「お願い、先に拭かせて」と言うと「何、言ってるんや。わしが拭いてやるから」と。
 何か柔らかな布のような物できれいに拭かれました。
 たぶん、おじさんのハンカチだと思います。
 又、毛の付いた物でクリームを塗られました。
 場所が場所なので感じます。
 身をよじると直接アソコに当たるし、1人で悶えているようでした。
 そんな私をおじさんは楽しんでいるのでしょうね。
 やがて、また剃られ始めました。
 意識的にだと思いますが、おじさんの指、私の部分に触ります。
 「ハァ~ン~ハ~」ともう関係無く、私は声が出ました。
 おじさん、調子に乗り、私のもっとも感じるボタンをツンツンします。
 私、動けない。
 足を開かれ髭剃りを持っているので、でも感じる。
 今までこんな感じる事初めてです。
 本当は私、もう入れて欲しいほど興奮しるけど、やはりそんな事言えず「おじさん~、いかせて~」と素直に頼みました。
 すると「分かったよ、1回イクと落ち着くだろう」と私のボタンの皮をむき、指を私の流れ出る液に付けコリコリと触ってくれました。
 私、もう我慢せず声を出しすぐにイキました。
 身体がピクピクしながら自分で頼んでおきながら何故か「駄目~駄目~」

 おじさんは嘘つきです。
 『1度イクと落ち着く?嘘です。女は何度でもイケルの』
 私、結局ピクピクしながら最後まで悶え、イキ続けました。
 おじさん、指は何本か入れてきましたが決しておじさん自身は入ってきませんでした。
 私はあの時なら乗りで多分、許していたのに。
 それがおじさんの良心なのでしょうか。
 終わると、私は自分では足も下ろせない程疲れました。
 それと共に恥かしさが込み上げ、おじさんの顔が見れません。
 おじさんは笑顔で「ありがとう。いい物を見せてもらった。これからはわしがあんたの陰毛の処理係りをするから」と言いました。
 「いいです。私、今度から自分でします」と言うと「甘い、下は自分では出来ないぞ。えんりょうはいらん。わしがしてやる」とききません。
 私はとにかくこの場を逃れる事に神経が行き「うん、分かった。今度からお願いします」と言ってしまいました。
 「今度はあのスケベパンツを穿いて来てよ」と言われ「うん、いいよ」と快く応じました。
 これが、今後本当に続くとは思いませんでした。


 私は慌ててシャッターを開けてもらい外に出ました。
 5分程歩くと、そこはもう商店街。
 こんな昼間から私 陰毛の処置を散発屋さんでしたなんて誰も知りません。
 町はいつものように変わらなく動いております。
 何かいつもと自分が違う。
 でも今こうしていつものように歩いている。
 急に主人への罪悪感が出てきた。
 「ごめんなさい、あなた」
 頭の中を色んな事が駆け巡り、私、夢中で歩きました。
 「早く帰りたい」と思いながら。
 40分程を歩きました。
 タクシーなんて考えもしませんでした。

 家に着くと慌てて姿見をベッドの前に置き、下着を脱ぎスカートをたくし上げ自分のアソコを見ました。
 縦長で1と云う字みたいです。
 でも余りにも綺麗に仕上がり「自分がした」なんて主人に誤魔化しが利かないのでは?
 怖いもの見たさで、恐る恐る足を開くと毛が全くありません。
 「ワ~どうしょう。どうしょう~」とつぶいてしまいました。
 まさかこれ程とは。
 丸見えです。
 上もクリチャンの上は前の面影を残し、上に行くにしたがって薄く。
 私は『どう~言い訳をしょう~。いいわ~。もう開き直り自分でした事にしよう」と心に決めました。
 丸見えになったところから透明の液が、また出てきました。
 鳥が毛をむしられたようなアソコを映し、自分で開いてみました。
 「ア~こんな姿を今までおじさんに晒していたのね~。本当に知らない人に。私、恥かしい場所を見せたのね~」
 クリチャンがいつもより大きくなっていました。
 「この皮もむかれ、触られたのね~。いやらしく抵抗できない私を、無理に足を開かせ悪戯したのね~。おじさん」と自分を被害者に変え、また自分で触ってしまいました。
 イクのに時間は掛からず、声も出さず、静かに横になりました。
 1時間か1時間半、ただボーっと横になっていました。
 時計を見ると3時前になっていて、私はやっと自分を取り戻し『あ、子供を迎えに行かなければ』と慌ててふき、出掛けました。

 いつものようにお母さん達が迎えに来ていました。
 いつものように挨拶をして待ちます。
 子供が出て来ました。
 子供と手を繋ぎ家路に急ぎます。
 心の中で『ごめんね~。母さん今日久し振りに女しちゃった~』。
 子供はいつもと変わらず私に甘え、右に左にまとわり付きます。
 夜、お風呂の時、考えましたが『今日だけ1緒に入らないのはおかしい』と思い、私は今日始めて隠して入りました。
 さすが、その日はオナニーはしませんでした。

 次の朝、ややチクチクしました。
 男の人のヒゲが今日初めて直ぐに生えるのが。
 ところが2日目はもっとひどい~。
 3日目にはチクチクが足を刺し、歩くのにも困りました。
 上の剃ったところは時々かゆくなり人前ではかく事も出来ず、下はおじさんの言うように自分では出来ません。
 困りました。
 4日目、上が下着から毛が突き出てきます。
 本当に困った。
 「おじさんどう~しょう?」
 その夕方です。
 あのおじさんから携帯が鳴りました。
 「どう、もう~わしの出番が有るのではと思い電話してみたんだけど」
 「そうなの、私、本当に困っているの。どうしたらいい~?」
 「やはりな~。相談しょうか、いつがいいの」
 「え~、そんな~。う、じゃ~今夜は?」
 「うん、8時ではどうかな」
 「分かりました、その時間に。また伺えばいいのですね」
 「うん、分かった」
 私、急いで子供とお風呂に入り食事をしました。
 そして実家に子供を預けに行きました。
 そしてまた家に帰り、化粧をして用意しました。
 明日か明後日は主人が帰ってくるし、今の内に何とかしなければ。
 出掛ける時、フトおじさんの「今度は助平なパンツ穿いて来てや」の言葉が。
 迷いました。
 「今日は相談だけだからこのままでも大丈夫だと。でも一応、約束だから見せる位いいか~」とスケスケで真っ赤の薔薇がアノ部分に付いているのを選びはき替えました。
 薔薇の花弁を開くとアノ部分が見える物です。
 いつもの香水も忘れず吹きました。
 そしてタクシーで散発屋さんに着きました。


 店に着いたのは8時を少し回った頃でした。
 2枚のシャッターの内1枚が半分だけ開いていました。
 「こんばんわ」と入ると、おじさん1人が座って雑誌を読んでいました。
 「おう、こんばんわ。どう~、わしが必要になっただろう」と。
 「うん、困っています。痛くて歩けないの~。どうすればいいの~」
 「そうだなー。1番いいのは先を丸めるのがいいのだけど、自分では出来ないだろう」
 「・・・・・・」
 「わしに任せなさい。ちゃんと処理するから」と。
 「それで、アノ回りはわし1人でもあんたのは少ないから出来るが、上の方は時間が掛かり、わし1人ではちょっとしんどいから、知り合いの友達に手伝って貰ってもいいかな~」
 「え~イヤです。これ以上恥かしい事は出来ない」
 「大丈夫や、もう男では無い72歳のおじいさんやから。現在は隠居の身で漬物屋さんで樽のロープ掛けをしていた人や。女を縛るのも得意やったそうや」
 「イヤよ~絶対に嫌」
 「では、今日中に終わらないかも知れんぞ。大丈夫、わしを信頼して」
 「嫌~」
 私、また口説き落とされそう。
 「実はもう~その人に連絡をして、もう直ぐ来る事になっているんや」
 私、もう諦めました。
 「いいわ~。どうせ私を見たいのでしょう。お爺さん、最後に若い私を見せてあげるわ~」
 「それでは、椅子に行こうか」と言われました。
 「もう少し待って、お爺さんが来るまでここで待ちましょう」
 「で、今日は約束通りスケベパンツをはいてきたんか」
 「うん。はいて来たよ」
 「どれ~見せてくれ」と言われ、私、スカートを捲くりました。
 「おう~、赤のパンツか。何や、その下の物は花か?」
 「うん、花弁の中が私のアソコ」
 「おう~、いいな~。ちょっとこっちに来て見せてくれ」と手を引っ張られ、テーブルの上に座らされました。
 靴を脱がされテーブルにM字に開かれ「おう~スゴイのはいてるの~」と花弁の中心を開かれました。
 「また、感じているな~。若いと云うのはいいな~。毛の生えるのも早い。これ程とは思わなかった」と言う時に裏の扉が開き「お~い、いるか~」とお爺さんの登場です。
 「おうー、こっちや~」
 私は慌ててテーブルから下りようとすると、おじさんに「いいじゃ~ないか手伝ってくれるのだから見せても」と静止させられました。
 お爺さん、私を見て「こんにちわ」と。
 私、言葉が出ず、会釈をしただけです。
 「綺麗な人やなぁ~。早速、始末してるのかいな~」
 「いや、今は先日のチェックをしてたんや~」
 「あんたも見せてもらい、エロな下着やで」
 「どれどれ」と私、向きを変えられ、またM字に開かれました。
 「そこの、花弁を開いて見」とお爺さんに言うと、お爺さんは節くれた指で花弁を開きました。
 私、恥かしく左下を見て、開いているお爺さんの顔が見れませんでした。
 「おう~、濡れて来たぞ~。夜露に濡れた薔薇かいな」
 「では、そろそろ椅子に行こうか」とおじさんに抱き抱えられ、私は椅子に移動しました。

 私、ふと子供の事が気に掛かり「おじさん、何時に終わりそう」と聞きました。
 「ちょっと待ってよ、その前に下着を脱いで見てみよう」と腰を浮かせて下着を脱がされました。
 「うん~2時間は最低掛かるよ」
 「それじゃ~、ちょっと電話するから待って」と実家に携帯で電話しました。
 「あ、お母さん今、友達と会って遅くなりそうなの、だから芳子を今晩泊めて」と母は心配そうに早く帰るのよと言い電話を切りました。

 私、スカートが気になり自分でスカートを脱ぎました。
 「あ、やはり人妻やな~妊娠線が少しあるの~」と言いながら、またもや足を肘掛に乗せられ開かれました。
 私、何も言わないのに おじさん、やはり目隠しをしてくれ、私のアソコを拭いてくれました。
 そして段々、椅子が上がりました。
 すると線香のような匂いがしました。
 そして「どうする?下のほうは。このままチクチクだけをとるか?」と聞かれ「うん、下は剃らないで」と応えました。
 すると「多分、線香で先を丸めているのでしょう」毛の焼ける匂いがしました。
 やはり、お爺さんも上を線香で丸めているのでしょう。
 お爺さんのは時々熱く、スゴイ匂いです。
 おじさん私の液が流れる度に拭きながら真剣にやってくれました。
 私、コットンのブラウスだけでスゴイ格好です。
 やがて足は痺れ、感覚がなくなりました。
 今、おかれている自分の姿を想像して感じました。
 自分の親とお爺ちゃんに晒しているのと同じです。
 でも他人。
 他人だとこんな事まで出来るんだと思いました。
 肉親だと出来ません。
 30分か40分でおじさんの方は終りました。

 終りにおじさん指を1本入れました。
 私、ビックリして腰を浮かすとお爺さんの線香に当たり「熱~」と言うと共に目隠しが取れました。
 「ごめんごめん」と2人で口を揃え、あやまりました。
 見ると、お爺さんは結構大きな線香を使っておりました。
 「どうする?目隠しをするか?」と、おじさんに聞かれ「うん、後ろで縛って」と頼みました。
 おじさんタオルで目隠しをして取れないように縛りました。
 「何や、縛るのならわしの仕事やのに」とお爺さんが言いました。
 「そうやなぁ~。この人は女の人を縛って仕事してた事あるんやで」
 私、初めて口を開きました。
 「え~漬物屋さんでしょう」
 「そうや、でもロープが得意やから。よくSMとか云う雑誌あるだろう。あの様なものを個人的にしてカメラに収め、記念にしてたんや。中には女の人からも頼まれした事もあるで~」と自慢してました。
 「何、今の私と大差ないじゃない。ただ縛られていないだけじゃない」と会話は弾みましたが、もう正確には忘れました。
 とにかく2人が昔話ばかりに華を咲かせておりました。

 終わったのは10時過ぎです。
 自分では足はおろか立つ事も出来ず、おじさんに抱かれてソファーまで運んでもらいました。
 下半身スッポンポンのままです。
 出来上がりをチェックするように陰毛に触られ、足を開かれ「自分で触って見なさい」と言われ、触って見るとなるほどチクチク感はありません。
 「ありがとう、楽になりました」とお礼を言うと「この礼は高く付くぞ」とおじさんに言われました。
 「え~どんなお礼をすればいいの?」
 「そうだな~、何にしょうか。男には女房にも頼めない願望があるから、それを頼もうかな」とニヤニヤとしてます。


 おじさんが「あんた、まだ帰らなくても いいんだろ?」と私に聞きました。
 「いえ、そろそろ失礼しょうかと・・・」
 「あんた、今日は子供を実家に預けたと言っていたやろ」
 「ええ、そうですけど・・・」
 「なら、少しわしらと遊んで行ってよ。わしら2人であんたを楽にしたんだから」と。
 「あんたは旦那のせいにしているけど、本当は見て貰いたくてわしに見せてくれたんやろ。だったら、少しわしらにも遊ばせてくれてもいいだろう。わし、一度、女の人が1人で慰めるところが見てみたかったんや。前に女房に言ったら断られた。あんたを初めて見て、あんたは露出狂だと分かった。だから今日のお礼だと思い見せてくれ」と本音を聞かされ、全てを見抜かれていました。
 私 どうしたらいいのか分からず「え~、そんな~。確かにおじさんに見せたのは認めます。でも私、本当に初めてですよ、ごめんなさい。こんな事言うと怒られるかも知れませんがおじさんなら危険が無く、あの治療院だけの関係で済むと思っていたから、あんな事が出来たのです」と正直に答えました。
 「そうか、危険が無いか~~。わしはまだ現役だぞ」
 お爺さんは2人の会話をニコニコしながら聞いています。
 そしてお爺さんが「ええじゃ~ないか、見せてやれば。わしも見てみたいもんじゃ~」と言いました。
 お爺さんまでが加わってきました。
 「もう~恥かしいなんて言わせないぞ。もう~、2回も見ているのだから。前にはイカせてもやっただろう」と言われ、私、思わず両手で顔を覆いました。
 「ここで、するのですか?」
 「おう~やっと許可が下りたか、そうだな~場所を変えようか。山田さんは1人だから、山田さんの家に行こう。いいだろう」
 「うん、わしはかまわんが」
 で、お爺さんの家に3人で向いました。

 散発屋のおじさんはダンボール箱を持って、と言っても3軒目だからすぐ近くです。
 部屋は綺麗に片付けられておりました。
 「ホームヘルパーがいつも面倒見てくれるから片付いているだろう」と言いました。
 お爺さんは「何処がいいかな~」とおじさんに聞きます。
 「そうだな~、何処がいい~」
 「私に聞かないで」
 私も覚悟を決めて付いて来たのに、と心で思いました。
 「やはり、寝室やら~」とおじさん。
 「そうだな~」と布団をおじさんが出し、付いていたシーツをお爺さんが外し、新しいシーツを掛け直してくれっました。
 それから、おじさんはダンボールからビデオを出しデッキに入れました。
 巻き戻しをしてないのか、いきなり「ハ~アァ~」と声が聞こえ、私、急に恥かしくなりました。
 「あ、間違えた違う。これや~」とパッケージを変えました。
 お爺さんはビールを出して来て、2人に進めてくれました。
 そして、写し出されたビデオはSM物で、年のいった女の人が縛られ3~4人にオモチャにされている場面でした。
 3人でビールを飲みながら見ているのですが、私は女なのでテレがあります。
 「どう~、こんなのは初めてだろう」とおじさんに聞かれました。
 「うん、すごいね~」と私。
 「じゃ~、そろそろ始めてもらおうか」
 「え~、もう~。・・・分かりました。では、電気を消して下さい」と頼みました。
 「あかん、あかん、それじゃ暗くて見えない」と却下されました。

 テレビの明かりで充分見えるのに、明々と点いた部屋でまたスカートを脱ぎました。
 その時下着を着けてない自分に気が付きました。
 「あ、下着が・・・」
 「あ~あれは記念に貰っておくから」と軽く、おじさんに言われました。
 「それから、これ綺麗に使っているから」とダンボールの中からバイブやオモチャがだされました。
 誰が使った物か分からない物を、私に使えと言うのです。
 「私、指で充分です」と言うと「これを被せれば大丈夫だから」とコンドームが渡されました。
 「イヤン~。おじさん、本当にスケベね」と言うと「あんたに言われたく無い」と言葉が返ってきました。
 「上はこのままでいいの」
 「いや、脱いでくれるか、いや、最初はそのままでいいよ」
 私、布団に横になるとお爺さん独特の匂いがしました。
 そして、私、足を閉じたまま胸を触りながらテレビを見ていました。
 画面は段々ハードになり、女の人が天井から両手縛りで吊るされ、大きく足を開かれ、バイブで虐められております。

 それを見ながら、私、アソコを触り始めました。
 「あかん、もっと足を開いて」と足元からおじさんに足を掴まれ広げられました。
 私、家でのオナニーと違い、見られながらのオナニーに集中出来ず、必死に画面を見ていました。
 するといきなりフラッシュが。
 「何~、駄目。写さないで」
 「大丈夫、デジカメだから後で見て顔の映っているのは あんたが削除したら いい」と言われ、色んな角度から写されました。
 私、余計に興奮してもう画面の女の人になっておりました。
 自分の出すスケベ液は「ピチャピチャ」と音が聞こえ「アァ~アァ~」とイキそうになりました。

 するとおじさんが来てブラウスのボタンを外しだし、私をブラだけにしてまた写真を、そしてブラもそのまま上げられ写真を撮られました。
 そしておじさんが「手伝う」と言ってバイブを持ち、入れられました。
 それが意地悪なのです。
 イキそうになると止め、イキそうになると止めるのです。
 「おじさん、意地悪しないで」と頼みましたが聞き入れてくれません。
 先日のおじさんとは別人でした。
 ビデオでは女の人が2人に犯され「イク~」と叫んでいます。
 私もイキたいのに・・・
 そしておじさんが「どうや、軽く縛られたらイキたいだけいかせてやるが」と。
 「私、明日か明後日、主人が帰って来るから、いや」と言うと「形だけ楽しむんや、後は残らんようにするから」と。
 「はい」と答えました

 するとお爺さん重い腰を上げ、おじさんのダンボールから白と赤の布製のロープを出し、私を後ろ手に縛りました。
 何か名前があるのか「亀が何とか」と言っておりました。
 ロープは胸を絞られ縛り、腰にも股にも巻かれました。
 胸は少し痛く、股は動くと食い込みが感じます。
 そして私の顔を横に向け、色んな角度から写真に撮りました。
 私はその後、後ろ手のまま仰向けに寝かされ股縄をずらされバイブを使われました。
 小さいのから段々大きくなり、最後はアナルまで出来る3箇所攻めと言う黒い大きなバイブを入れられ、お爺さんに写真を撮られ、イキました。
 最後におじさんが「わしも、良いだろう」とスキンを付け、私を犯しました。

 ビデオそのままです。
 終わったのは1時を過ぎ。
 私はデジカメのチェックは忘れずしました。
 おじさんの写真は3枚程、顔がハッキリ分かる物が有り、お爺さんのはほとんど私の顔が映っておりました。
 私は「これは駄目よ~。メモリーカドは私が預かり、後日改めて持ってきます」とこれだけはシビアに言いました。
 おじさんも私の強い言葉に了承してくれました。
 今日、1日で私すごい経験をしました。

2 名前:col

2022/05/26 (Thu) 11:32:02


 縛られ、カメラにまで撮られた私はやはり危機感を感じ、取り上げるように持ち帰ったのは正解でした。
 家に帰り、私は自分のパソコンに入れようと思いましたが、私のパソコンでは接続出来ず、仕方が無く1時に主人のパソコンを借りることにしました。
 主人のパソコンはUSBが常時接続されています。
 とりあえずマイドキメントに保存して、後でCD-RWに取り込み、後でマイドキメントを削除すれば主人にもバレないと思いました。
 パソコンから取り出すと驚きました。

 自分のオナニー画像がいきなり出てきました。
 最初はおじさんがカメラを持っていたので、約束通り顔は写っていませんが、紛れも無く私です。
 緊張しているのが分かります。
 足は閉じ加減で人差し指だけが写り、 まだその部分は全体を見せていませんでした。
 でも私がおじさんにブラウスを脱がされる頃から、お爺さんにカメラが渡ったと思います。
 お爺さんは私の顔を中心にして撮っているのか、顔はハッキリ、あの部分はボヤケてカメラは上手くありませんでしたが、感じてる私のアップやあの部分のアップが多く、あの部分からの流れ出ている液は私も初めて自分のを見ました。
 バイブの振動でクリちゃんが大きくなっているのも自分では始めてみました。
 そして私が縛られだした頃、カメラはおじさんに変わっていたのでしょう。
 また顔無しのショットが何枚か続きましたが、おじさんも最初だけでした。
 後は私の顔がはっきり分かる、縛られお爺さんにバイブを入れられ悶えている私が映し出されていました。

 「良かった~。持ち帰って」
 何枚撮られているのか。
 すごい枚数が撮られ、カメラに入れられ、削除するのに時間が掛かりました。
 1度パソコンの電源を落とし、私はシャワーを浴び先程まで入れられていた部分を綺麗に洗いました。
 シャワーを下から当てると、また感じます。
 『心地よい』感覚です。
 でも、それより身体のロープの跡が心配で見える範囲チェックしました。
 胸の上と手首には少し跡が残っていましたが、背中には無く、ホットしました。
 でも、本当に強く縛られたらどうなんでしょう。
 少し興味ありですね。

 私はバスタオルのままパソコンに向かいCD-RWをセットしました。
 するとフォーマットされて無いディスクでした。
 もう~こんな時にと思いつつ、25分程待ち、マイドキメントからCD-RWに全て写し変え、ドキメントを削除しました。
 主人もHな物を何枚か取り込んでいましたが、それには目もくれず、私は検索で自分のを冷静にもう1度見ました。
 モデルになった気持ちでした。
 白いシーツの上に寝かされ、スカートだけを脱ぎ横たわる私。
 ブラウスを脱がされバイブで悪戯されて悶える私。
 全て脱がされ、目を閉じ感じている私。
 どれも私です。

 余韻の中、私の手はまたあそこにいきました。
 「ヌチャヌチャ」
 今、シャワーを浴びたのにもう濡れてる。
 嫌な淫乱な私ですね。
 赤のロープも私に似合っていました。
 股縄で眉を寄せて悶えている顔は、おじさん達にも見せたい物でした。
 その日の私は、何回いった事でしょう。

 次の朝、子供を迎えに行き、親元で1緒に食事をして幼稚園に送りました。
 その足で散髪屋さんにメモリーを渡し、スイミングに行きました。
 手首にはまだ黒く跡が残っていましたが、胸の上は薄らぎ、懸命に3キロ泳ぎました。
 気分爽快でした。
 家に帰り掃除洗濯をして、その日は主人の大好きな冷シャブとサラダを作り、待ちました。

 主人は機嫌良く「ただいまー」と帰り、その日は親子3人でお風呂に入りました。
 主人は私の陰毛に直ぐに気が付き「どうしたんや~それ~」と聞かれ「うん、水着から少し出るから、自分で剃っちゃった」と云うと「そうか。でも、もう~生え掛けているぞ」と言われ「どうや~、全部剃れば~」とまで言われました。
 「ダメよ~、全部は~。子供の前で何言うの」と睨みました。
 私は子供を洗い、主人の背中も前も洗ってあげました。
 主人、もう勃起してました。
 そして、主人と子供が出た後、私は自分で洗い『手首の跡がバレなくって良かった~』と思いました。
 その日は久し振りに主人に抱かれ、手抜きながら慣れた感覚で良かったです。
 私には連夜でしたが。

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ホテルの前で待たされる夫
1 名前:col

2022/05/24 (Tue) 17:56:18


 こんにちは。
 私はこれまで、何人もの人妻との不倫、M調教や、ご夫婦とのプレイなどを行って参りましたが、不覚にもつい最近までこのような素晴らしい掲示板があることを知りませんでした。
 人妻プレイやそれを通してMのご主人を精神的にいじめることが大好きな私にピッタリの掲示板です。
 私にも是非参加させていただきたく筆をとりました。
 書きたい体験談はたくさんあるのですが、まずはソフトなものからお話させてください。

 そのご主人は奥さんを他の男性に抱かせたい、という願望を持ちながらなかなか実行に移せないで悩んでいた方でした。
 ご夫婦そろって知的職業についておられるカップルで、性癖を他人にさらけ出す事に恐れを抱いていました。
 お二人とメール交換すること1年近く、ついにご主人は「奥さんとプレイして欲しい」と言って来ました。
 ただ、後で後悔するのが怖いので1回目はセックスなしでお願いしたい。
 セックスと手荒なプレイ、写真撮影以外なら、何をしてもかまわないということでした。
 非常に慎重派のご主人でしたが、セックスなし、撮影なしの条件でプレイを頼むということはつまり私を信頼しているということですから、私は喜んで引き受けさせていただきました。
 もちろん信頼を裏切るつもりはありませんでした。

 それまでのメール交換からご主人が精神的なマゾであることは明らかでしたので、私は以下のような計画を立てました。
 まず、あるシティホテル(ラブホテルではなく、きちんとした大きめのホテルを選びました)のホテル脇の路地が真下に見える部屋を取りました。
 2月の寒い夜でした。
 私はご主人に奥さんを車に乗せてホテルまで送ってくるように命じました。
 そして奥さんが私とのプレイを終えてホテルを出るまで、ホテル脇の路地に車を停めて車の中で待つように命じました。

 ホテルの部屋の窓から下の路地を眺めていると、やがてご主人の車がやってくるのが見えました。
 約束どおり午後9時をまわったところでした。
 路地は暗いのではっきりは見えませんが、ご主人と助手席の奥さんが2言3言、言葉を交わし、すぐに奥さんが車から降りてきました。
 ベージュの毛皮が夜目にもゴージャスに見えます。
 思いっきりお洒落してきたのでしょう。
 奥さんの姿はホテルの中に消え、後には車の中にご主人の黒い影が残りました。
 おそらくご主人は興奮で心臓がどきどきいっているに違いありません。
 愛する妻がきれいに着飾って、今から他の男の待つホテルへと入っていくのを見守る夫の気持ちはどんなでしょうか。
 これから数時間、妻の身体を他の男に委ねる間、夫はじっと車の中で待っていなければならないのです。

 私は奥さんが部屋に上がってくる数分の間に、ご主人の携帯に最後の確認の電話をしました。
 「木村さん、本当にいいんですね」
 「はい、どうか妻をよろしくお願いします」
 ご主人の声は震えていました。
 私は窓から顔を出し、ご主人に部屋の位置を教えました。
 ご主人はこれから数時間、闇の中で勃起しながらこの窓の明かりを凝視しつづけることでしょう。


 数分後、ドアのチャイムが鳴りました。
 ドアを開けると毛皮のコートに身を包んだ奥さんが立っていました。
 緊張の面持ちでした。
 実はこの計画の前にご主人とともに奥さんと3回ほどお会いしましたが、よく笑う明るい方でした。
 しかしこの時は緊張と羞恥で身体がすっかり硬くなっているようでした。
 奥さんは37歳。
 顔はそれほど派手さはありませんが、理知的で吸い込まれるような美しい目をしています。

 「こんばんわ。外は寒いでしょう」
 私はできるだけ奥さんがリラックスできるようにまずソファに座らせコーヒーを入れ、しばらく世間話をしました。
 30分ほどお喋りをしているうちに、奥さんもすっかりリラックスしてきたようでした。
 こうしている間も車の中ではご主人がこの部屋の窓を見上げながら、ホテルの部屋で他の男と2人きりでいる奥さんのことを思って、嫉妬と不安に苛まれているに違いありません。

 私は、ご主人との約束どおり、今回はあまり過激なプレイを行うつもりはありませんでした。
 その代わり精神的に苛めて、インテリのお二人の性的嗜好を存分に刺激してあげよう、と考えていました。
 「さあ、奥さん、ではソファから立って私の前でゆっくりと服を一枚ずつ脱いでください」
 「・・・はい」
 いつもは明晰な語り口の奥さんの声は、この時、緊張と恥ずかしさでほとんど聞き取れないほど小さくなっていました。
 ネックレスを外し、薄いピンク色のカーディガンを脱ぎ、そして身体にぴったりした藍色のワンピースのホックを外し、肩からゆっくりと足元に落とすと、そこには思ったよりも肉感的な下着姿の女体が現れました。
 「ストッキングも脱ぎなさい」
 躊躇している奥さんを促すと、おずおずと両手でストッキングを脱いでいきます。
 肌は抜けるような白さでした。
 まだ下着をつけているにもかかわらず、奥さんは恥ずかしさで両手を前で組み、身体を隠そうとしています。

 「そのまま立っていなさい」
 そう奥さんに命令して、私は奥さんが脱いだカーディガンとワンピースを拾い上げ、用意してきた大き目の紙の手提げバックに無造作に入れました。
 そして部屋から電話をかけ、ベルボーイを呼びました。
 ベルボーイにホテル脇に停まっているご主人の車の特徴を教え「すいませんが、その車に乗っている木村さんという方にこの荷物を届けてください」と頼み、チップとともに奥さんの服が入った袋を手渡しました。
 ベルボーイは何の疑いも抱かず、その荷物をご主人に届けに行きました。
 窓から下を見るとベルボーイがご主人に話し掛けている様子が見えます。
 確かに渡したようです。
 今ごろご主人はベルボーイから渡された袋の中身を開けて、頭が真っ白になっているに違いありません。
 ついさっきまで自分の妻が着ていた服が、いつも見慣れた妻の服が袋に詰められて自分の手元に戻ってきたのです。
 ということは『今ごろ愛する妻は、あの窓の部屋の中で他の男の前で白い下着姿をさらしているに違いない・・・』そう思って股間が痛いほど張っているにちがいありません。


 私はご主人の狂おしい嫉妬心を想像しながら、窓から離れ部屋の中に下着姿のまま立っている奥さんの方に再び目を移しました。
 奥さんも緊張が少しずつ解け、それにつれて夫以外の男性の前で下着姿のまま立たされている自分の身を意識し、被虐感で徐々に感じ始めている様子です。
 「今ごろご主人は奥さんの脱いだ服を手にして、あなたがどういう格好をさせられているかをいやでも想像してるよ」
 そういうと奥さんは「いや、恥ずかしい・・・」とうつむきます。
 「服をご主人に返しちゃったから、奥さん、もう着る服がないね。その格好で帰らなくちゃね」といってからかうと、奥さんはあえぐように「お願い、許して」とつぶやきました。
 「許して」と言いながら、声が濡れています。
 自分がとらわれの身の奴隷になったような気分になり、感じているようです。

 更にキャミソールを脱がせ、ブラとパンティだけの姿にさせ、床の上にひざまづかせました。
 そのまま両腕を高く上に挙げさせ、そして頭の後ろで拝む形に両手を組ませました。
 背筋を伸ばし胸を前に突き出すように命じました。
 奥さんの軽いウェーブのかかった髪にそっと触れ、そのまま指先を、白い肌に沿って肩から腰の方におろしていくと、奥さんは身体をぴくっとさせ、息遣いが荒くなってきました。
 結婚してから初めて、夫以外の男に肌に触れられたのです。

 ひざまずいたままうつむいている奥さんのあごを掴み、顔を真上に向けさせました。
 そして真上から顔を近づけ唇を奪いました。
 最初はやさしく唇を吸い、そして徐々に舌を挿入していきました。
 次第に舌の動きを荒々しくし、ディープキッスに移っていきました。
 キッスというより、舌で愛撫、強姦しているような激しいものでした。
 奥さんも最初はされるままにしていましたが、だんだん息が荒くなり、自分から舌を突き出して私の舌に必死でからめてきます。
 唾液と唾液がからみあいます。
 かなり長い時間キッスをしていましたが、奥さんは命じられた通り、両腕を頭のうしろに組んだ体勢を崩すことなく、私の舌の挿入に応じていました。
 『この奥さん、けっこうマゾッ気強いなあ』と感じました。
 自分の妻がホテルの部屋で他の男と舌と舌を懸命にからめている間も、窓の外、わずか数十メートルしか離れていないところにご主人が一人、車の中でじっと苦しみに耐えて待ちつづけていました。

 奥さんのマゾ度をもっと確かめたくなった私は椅子に座り、私の足元に奥さんを正座させ、目の前に右足を突き出しました。
 奥さんは最初とまどった表情を一瞬し、すぐ諦めたような、何事かを決心したような複雑な表情を見せたかと思うと、私の足の親指の外側にゆっくりと唇を近づけてきました。
 「舐めなさい」と一言も言っていないのに、奥さんは自分の身分を心得たかのように私の足を丁寧に舐めだしました。
 舐めながら、時折「あぁ」と消え入るような吐息を吐いています。

 奥さんは社会的地位も高く時には人に威圧感を与えることもあるような専門職についており、外では男性も議論で打ち負かしてしまうような女性です。
 子供のころから勉強、勉強で育ってきて、一流大学を出、超難関の国家試験に合格した後、同業のご主人と出会い結婚されました。
 これまで例え自分のM性に気づいていたとしても、それを他人に明かすことはなかったのでしょう。
 それが今は夫以外の男性の前に跪き、足の指を1本、1本丁寧に舐め、ご奉仕している自分に感じているのです。
 自分の奴隷の本性を再認識し、諦めと喜びの表情が同時に顔に出ていました。

 奥さんは私の足の指の間まで舌を這わせ、まるで愛しむように舐めつづけました。
 右と左、代わる代わる20分ほど足を舐めさせた後、奥さんがどれほど感じているかをチェックすることにしました。
 ソファに座らせ、大きく足を広げさせ、自分の手で足を押さえさせました。
 足を開いた瞬間、むっとした愛液の匂いが部屋に広がりました。
 パンティの中央部分は愛液ですっかり湿って黒くシミが広がっているようでした。
 「あ、あまり見ないでください・・・」
 奥さんは顔を横にそむけ、じっと恥ずかしさに耐えていました。
 シミがついたパンティをはいたまま開脚させられるのは、ある意味、秘所を露わにさせられるより女性にとって恥ずかしいことかもしれません。
 以前ご主人からメールで、奥さんはあまり濡れない体質だと聞いていたので私は意外に思い「奥さん、ビショビショですよ」というと、恥ずかしそうに「こんなに濡れるなんて私も驚いているんです。こんなに濡れたことないんです」と顔を横にそむけたまま答えました。


 奥さんは既にだいぶ感じていましたがまだパンティを脱がせず、もっと愛液を染み込ませることにしました。
 まず左右それぞれ手首と足首をロープで縛り、脚が閉じられない格好で拘束しました。
 開脚させたままパンティの秘所にあたる部分がよく見える姿勢で拘束したのです。
 それからフロントタイプのブラを外し、奥さんの白い胸を露わにしました。
 奥さんは反射的に腕で胸を隠そうとする動きを見せましたが、足首とロープで縛られているので如何ともできません。
 「いや」
 恥ずかしそうに身をよじり、少しでも視線を避けようとします。

 奥さんの胸はとてもきれいでした。
 さすがに37歳の年齢は隠せず、張りはそれほどありませんが大きいわりには垂れておらず、乳房の形も乳首の色も本当にきれいでした。
 私は既に十分に硬くしこっている乳首を中心に手のひら全体を使って乳房を愛撫しはじめました。
 経験少ない奥さんに痛みを与える乳房責めはちょっと早いと思い、まずは快感を与えることに集中しました。

 乳首を舌の先で転がしたり、舐めたり、噛んだりしていると、奥さんはすぐに声をあげてきました。
 特に乳首の先端から下側根元までを舌の先で強く圧迫すると異常に感じるようです。
 「ああ・・・ああぁ・・・いぃ」
 すっかり敏感になり、何をしても電気が走るように感じます。
 「奥さん、乳首がこんなに感じるなんてご主人言ってなかったよ」
 「ああ・・・だ、だって・・・彼と、ぜ・・・ぜんぜん・・・ちがう・・・うっ」
 乳房をいたぶりながら横目でパンティの中央を見ていると、みるみるうちに愛液のシミが広がっていくのがわかります。
 それもだらだらと断続的に愛液が出るのではなく、大きく感じるたびにジュッとまるで射精するように大量の愛液が放出されるようです。

 私はしつこく長時間、同じ刺激を延々と続けることが結構好きです。
 20分ほど乳房と乳首を愛撫したり舐めたりしているうち、とうとう奥さんはまだ秘所を触られてもいないのにイキそうになりました。
 よほど大きな声をあげるのが恥ずかしいのか、奥さんは必死で声を押さえる努力をしています。
 しかしとうとう「はぅっ」という喉の奥で押しつぶしたような声を発し、身体をがたがたと痙攣させました。
 胸の愛撫だけでこの日最初の絶頂を迎えてしまったようです。

 まだ身体が小刻みに震えている奥さんの乳房を解放してやり、いよいよパンティを剥ぎ取ることにしました。
 パンティはディオールの絹製の柔らかなもので、薄いバイオレット色、スキャンティとも呼べるエッチなビキニタイプでした。
 実は前もってお2人にパンティは新しく買うのではなく、ご主人が一番気に入っているもの、あるいは最も思い出に残っているもの(ご主人が記念日にプレゼントしたものとか)を穿いてくるように、と命じておいたのです。
 後から聞いたところ、そのパンティは1年前のバレンタインのお返しにご主人が奥さんにプレゼントし、それ以降ベッドの上で愛し合うときに好んで穿かせていたパンティということでした。

 私は手首のロープをほどき、パンティをゆっくりと脱がせました。
 大洪水になっている奥さんの秘所からは奪われるパンティを引き止めるかのようにツーッと愛液が幾筋かの線を引きました。
 そしてついに奥さんは生まれたままの姿にされてしまいました。
 パンティの秘所が当たっていた部分は、それこそ信じられないくらいの量の愛液がべっとりと付いていました。
 甘酸っぱい匂いがむんむんとします。

 私は愛液のついた部分を内側にしてパンティを丁寧にたたみ、床に落ちていたキャミソールとブラジャーと一緒に用意してきた紙袋に入れました。
 そしてホテルのベルボーイを再び電話で呼び、チップを渡してホテル脇の路地上の車で待っているご主人に届けるように頼みました。
 先ほどと同じベルボーイで、わずかに好奇の色が顔に出ていました。
 私は笑いながら「やばいブツの運びなんかじゃないから安心して。もし不審に思ったら途中で中身をみても構わないよ」と部屋にいる奥さんに聞こえるよう大きな声で言いました。
 ボーイは「いえいえ」と言いながら紙袋を持って去っていきました。
 会話を聞いていた奥さんはどのような気持ちだったでしょう。
 自分の愛液で濡れた下着を見ず知らずの若いベルボーイが、ご主人のところまで運んでいくのです。
 途中で中を見られるかも知れず。

 私は窓の側により、ご主人が下着を受け取るのを確認しようとカーテンの陰から外を見ました。


 窓から下を見ていると、やがてベルボーイが車に近づき、紙袋をご主人に渡しているのが見えました。
 きっと「101号室の美崎さまからのお届け物です」と馬鹿丁寧に両手を添えて、奥さんの濡れた下着の入った紙袋をご主人に渡しているのでしょう。
 頭のよいご主人はすぐ何が入っているかピンと来たに違いありません。
 でも紙袋を開きパンティを手に取り広げたときの衝撃は、きっと予想できなかったに違いありません。

 以下は後にご主人がメールの中で、このときの衝撃を語ったものです。
 『紙袋を開けると中から見慣れた妻の下着が出てきた。
  私がいつも妻を愛しながら脱がせているパンティだ。
  妻の洋服と下着、身に付けていた物、全てが戻ってきた。
  今まで何度も妄想してきて実行に移せなかったことが、今現実になった。
  今、この瞬間、本当に私の妻があの窓の部屋で他の男の目の前で一糸まとわぬ姿になっているのだ。
  私の股間は苦しいまでに猛り狂っていた。
  そして、パンティのべっとりとした部分に手が触れたとき、私の頭は真っ白になった。
  ものすごい愛液の量。
  これは、本当にあの濡れにくかった妻のものなのか?
  しかし、確かに妻の匂いがする。
  妻はそれほど感じているのか?
  あの部屋で妻は何をされているのだろう。
  私の前では見せたことのない姿で、声で感じているのだろうか?
  私は激しい嫉妬と興奮に襲われた。
  その瞬間、私の猛り狂ったモノは手でしごいてもいないのに射精を始めた。
  おびただしい精液が私の下着の中に放出され、内股を伝っていくのがわかった。
  急速に冷えていく股間の惨めな感覚の中で、私は被虐感のどん底に落ちていった。
  闇の中、妻の濡れたパンティを手に握り、自分が美崎という男に全てを支配され、身も心も奴隷になっていくのを感じ、恍惚としていた』

 ご主人が下着を受け取ったことを確認した私は、いよいよ奥さんの本格調教に入りました。
 パンティをとられ素っ裸になった奥さんをコーヒーテーブルの上に四つん這いにさせ、じっくり視姦しながら肉体チェックをしました。
 爪の先から腕、鼻の穴から耳の穴、腋の下からお臍、軽く愛撫を加え、時折舌を這わせながら、じっくり観察しました。
 そして足を左右に開かせ、お尻を上に突き出させ、奥さんの秘所を指で横に開き、じっくり時間をかけて覗き込みました。
 クリトリスも皮をむいて頭を露わにし、その形と色をじっくり観察したうえで、軽く舌でつついてやりました。
 尻の穴のひだ1本1本まで丁寧に観察しました。
 ご主人からでも、これほど体中をくまなく観 察されたことはないに違いありません。
 見ている間にも、身体のふるえとともに秘所の奥から愛液がジュッと湧き出てきます。
 ふと気づくと、四つん這いになった奥さんの目から涙がぽろぽろとテーブルの上に落ちていました。

 「奥さん、どうしました?」
 「・・・夫以外の男性の前で裸で四つん這いになり、こんなに濡らしているな んて・・・こんなに私、いやらしいなんて・・・自分が惨めで・・・」
 「でも、これが本当の奥さんの姿なんですね」
 「・・・はい。本当の自分がはっきりわかりました。それが悲しいような・・・嬉しいような・・・あああ」
 「奥さん、奥さんは奴隷なんです」
 「ど、どれい・・・」
 『奴隷』と口に出すことによって、また感じてしまったようです。
 「そうです、奥さんはもう私の奴隷です。私の命令は何でも聞かなくてはいけない。わかったね?」
 「は、はい。私は美崎さんの奴隷です。あああ・・・美崎さんの命令に何でも従います」

 私は奥さんの秘所から人差し指をそっと入れました。
 「あっ」
 身体を硬くする奥さん。
 私は膣の入り口近くの部分を指の腹で探り、わずかにひだひだになっている部分を見つけ、軽く押さえました。
 「ああ、いやあ」
 案の定、そこが奥さんのGスポットのようです。
 奥さんは全身を震わせ、身をよじりました。
 私は得意の指技で、最初は膣内のひだひだ部分を優しく掻き揚げるように刺激し、同時に剥き出しになったクリトリスを口に含んで舌の上で転がしてやりました。
 ひ・・・部分への愛撫を次第に激しくし、やがて奥さんのドロドロになった膣内を指で掻き回すように刺激しつづけました。
 1度痴態をさらけ出してしまった奥さんは別人のようでした。
 これまでの半生で押さえていた性欲が爆発してしまったかのようでした。
 かなり長い間、私は奥さんのクリトリスと膣内を刺激しつづけました。
 私の右手は奥さんの愛液でつるつるしています。
 大量の愛液が噴出する同時に、奥さんは叫びました。
 「ああああ、だめえええ、いっちゃううう」
 大きな声はご主人の耳にも届きそうでした。

 10分も責めたでしょうか。
 「・・・お願い、美崎さん・・・抱いてください!ああ・・・欲しい」
 奥さんはついに我慢できなくなり、自分から言ってはいけないことを口走りました。
 言いながら無意識のうちに腰をいやらしく動かしています。
 とても昼間毅然として人から尊敬される仕事をしている女性とは思えませんでした。
 「だめだ」
 私は冷たく言いました。
 今回はセックスはしない、それがご主人との約束です。
 実は後で聞いたところによると、ご主人は愛液で濡れた下着を受け取った時点で完全な敗北感に襲われ『もうセックスされてもよい、いや、セックスをして妻の身も心も全て奪って欲しい』と思っていたそうです。
 しかし私は約束したプレイの方法は最後まで守る主義です。
 プレイ前の冷静な時に取り決めた約束を、プレイ中興奮に負かせて破っていては歯止めが利かなくなります。
 私はあくまで『今日はセックスなしで過激なこともしない』と硬く決めていました。
 だから仮にSMの方向にプレイが向いていったとしても、鞭や蝋燭などの責め具を使うつもりはありませんでした。
 徹底的に精神的に責めて、ご主人と奥さんを屈従させるつもりでした。

 セックスや責め具の代わりに、このとき私が考えたプレイはご主人を更に嫉妬で苦しめるのにピッタリのプレイでした。


 セックスや過激なSMの代わりに私が考えたプレイは、奥さんの羞恥心を刺激し、ご主人を更に苦しめるのにピッタリのプレイでした。
 おそらく勉強ばかりしてきた奥さんには考えたこともなかったプレイだったと思います。
 剃毛です。

 私は奥さんを立たせシャワールームに連れて行きました。
 タイルの上に足を開かせ座らせ、目の前で用意してきた剃毛の道具を並べました。
 最初何をするのか奥さんはわからないようでしたが、剃毛の意味を知ると少し抵抗しました。
 「か、彼に叱られます」
 「彼に叱られる?おまえは私のなんだ?」と聞くと「あ、は、はい、奴隷です」
 「おまえの身体は夫の物か、それとも私の物か?」
 「はい、ごめんなさい。美崎さんのものです」
 「じゃあ、私にどんな身体にされても文句は言えないな」
 「はい、私の身体は美崎さんのものです。美崎さんが自由にしてください。夫のことはどうでもいいです」
 頭の良い女性です。
 すっかり自分の奴隷の役をこなしています。
 私はだんだん奥さんがかわいく思えてきました。
 本当にこの女性をご主人から奪って自分の本奴隷にしてやろうか、とつい思ってしまいました。

 私は奥さんの被虐感を増すために、奥さんの両手を背中に回しロープで縛りました。
 奥さんはロープで後ろ手に縛られたまま、脚を大きく広げさせられました。
 身動きできないようにして恥毛を安全かみそりでゆっくり剃っていきました。
 初めての経験で最初はかみそりを少し怖がっていましたが、私に対する信頼は強いようで、すぐ緊張が解け、羞恥と被虐の快感を味わい始めました。
 下腹の毛が次第になくなり、白い丘が露わになってきます。
 丘がむき出しになったら、今度は陰部の周りです。
 陰部に近い恥毛を剃る時は、剃りやすくするために大陰唇部分を手に持って皮膚を伸ばします。
 その時、わざと無造作に引っ張ったりしてやりました。
 「あ、あ、いや」
 相変わらず秘所はビショビショに濡れており、剃毛の最中にクリトリスにさりげなく指を触れると、その度に声がでます。

 すっかりきれいになり鏡の前に立たせて見せてやると、奥さんは目をまるくして自分のアソコを凝視しています。
 自分の無毛状態を見るのは、もちろん初めてなのでしょう。
 ご主人も見たことのない、本当に生まれたままの姿の奥さんが私の前で恥ずかしそうに立ちすくんでいました。

 私はそり落とした恥毛を集め、持参したペーパータオルの中にそっと包み、更にそれをビニール袋に入れました。
 そして部屋に備えてあるホテル名入りのメモ用紙を一枚とり、奥さんに次のように書かせました。
 「私の心も身体も、もう美崎さんのものです。ごめんなさい、あなた」

 このメモと恥毛の入った包みを一緒にして、綺麗な包装紙に包みました。
 そして、この日3回目の電話をかけ、ベルボーイを呼びました。
 今回は違うベルボーイでした。
 私はチップを渡し、ホテル脇の路地に停まっている車の男性に渡すように頼みました。
 ベルボーイは奥さんの恥毛の入った包みを大事そうに抱え去っていきました。
 部屋の窓から外をのぞき、ベルボーイが恥毛の入った包みを確かにご主人に渡すのを確認しました。

 今度はさすがにご主人も中身を想像できないでしょう。
 身に付けていた衣類はことごとくはぎ、ご主人の元に戻してしまったのです。
 「これ以上、奪われるものはないはず・・・では、この包みは?」
 包みを開けたときのご主人の顔を見られないのが残念です。
 見た瞬間、どこの毛かわかったはずです。
 自分の妻が、衣類、下着ばかりか、唯一残った秘所を隠す恥毛までも他の男に剃られてしまったのです。
 ご主人も見たことのない、つるんとした恥丘、むき出しの女陰が他の男性の目にさらされ、いじられているのです。
 そして奥さんの筆跡のメモ。
 ご主人がこれをただのゲームと思ったか、本当に奥さんが私のものになってしまった、と信じたかわかりません。
 いずれにしてもご主人のマゾ度からして、このメモと恥毛を見て敗北感を感じ、それが震えるような快感に変わって行くであろうことを私は確信していました。

 すぐ目の前に見える窓の部屋の中で妻の身体が好きなように弄ばれて、次第に他の男性のものになっていく間、ご主人は真冬の暗い車の座席の上で精液で濡れたズボンの冷たさに惨めさを感じながら、なすすべもなくただじっと待ちつづけていました。
 男が妻を返してくれるのを・・・


 時計の針はもう午前1時近くになっていました。
 『そろそろフィニッシュの時間だな』と思いました。
 M性の強い奥さんはまだまだ過激なプレイが受け入れ可能に見えましたし、私にも色々アイディアはありましたが、次回に楽しみをとっておくことにしました。
 今日のようなソフトなプレイでも、経験の乏しい奥さんにはかなり刺激的なものだったと思います。

 私は、奥さんのロープを解いてやり、腕の縛った部分をやさしく揉んでやりながら、ベッドの上に誘いました。
 M調教をした後に、最後にベッドの上で打って変わって思いっきり優しくしてあげるプレイをけっこう私は気に入っています。
 『恋人プレイと呼んでます』
 一生懸命調教に耐えた女性は本当に愛らしく、かわいらしく、最後にベッドの上で恋人のように優しく扱ってやりたくなるのです。
 『もっとも、ハードMの専属奴隷にはそのようなことはしません。常にモノのように扱います』
 ご主人の中にも、妻が奴隷扱いをされるのを望む嗜好の方と、妻が他の男性と恋人のように仲良くなり、愛し合ったりすることを望む嗜好の方と分かれるようですね。

 私も素っ裸になり奥さんと2人でシーツにもぐりこみました。
 奥さんの身体を優しく抱きしめ、そして、部屋の明かりを消しました。
 窓を凝視しているご主人は突然部屋が暗くなったのをどう思ったでしょう。
 きっと、また想像をたくましくして興奮しているに違いありません。
 後で聞いたところ、この時ご主人は『ああ、いよいよ妻が抱かれる』と思ったそうです。
 実はご主人は車内で待つ5時間ほどの間に、前述の自然発射も入れてなんと5回も射精してしまったそうです。
 明かりが消えた窓を見ながら、ご主人はこのとき最後のオナニーをはじめました。
 既に4回発射しており、数時間に渡って勃起しっぱなしだったご主人のペニスは、かなりの痛みを伴っていたに違いありません。
 それでも、ご主人は闇の中で男に抱かれ感じている最愛の妻を想って、右手を動かさずにいられなかったのです。

 そのころ私と奥さんはベッドの中で裸でしっかりと抱き合っていました。
 唇が触れるか触れないかの至近距離でお互いの顔を見つめあっていました。
 奥さんの頭の中には寒空で待ちつづけている夫のことは全くありませんでした。
 私は奥さんを名前で呼び「由美さん、今日は素敵だったよ。とても楽しかった」
 「私も。今まで隠して隠して誰にも見せなかったものを、全部美崎さんに露出させられてしまった感じ。美崎さんに支配され、全てを美崎さんに奪われ・・・そして全てを与えてもらったって感じかな」
 「はは、詩的なこというね」
 「でも不思議。私たちまだセックスもしてないのに・・・」
 「セックスどころか、していないことは山ほどあるよ。由美さんの知らない世界はまだまだ奥が広いんだから・・・」
 「ホント?なんか怖い。私、37にして目覚めちゃったかな・・・」
 「ご主人も・・・ね」
 「ふふ、きっとね。ところで、今日は結局抱いてくれないの?」
 「セックスはしないよ。ご主人との約束だもん」
 そう言って私は奥さんを抱いた腕に力を入れ、唇にキスをしました。
 それからしばらく、ふたりは恋人のように激しいキッスと抱擁を執拗にくりかえしました。

 「抱いてくれないなら、今日のお礼・・・」
 奥さんはそう言うと布団の中にもぐりこみ、私のペニスをフェラチオしはじめました。
 奥さんの大胆な行動にちょっと驚きましたが、最後に射精させてあげようという心遣いは本当に愛しく感じました。
 フェラチオはけっして上手とはいえませんでしたが、一生懸命、愛情を込めて舌を動かしているのがわかります。
 少なくともこの瞬間、奥さんは身体ばかりか心までご主人を捨て、私のことでいっぱいになっているようです。
 ホテルのヒーターの効いた暖かい部屋で、妻が他の男性のペニスを口に含み、気持ちよくさせようと懸命になって奉仕しているその瞬間、妻の夫は数十メートル離れた冷たい車の中で自分の精液にまみれたペニスをひとりしごいていたのでした。

 やがて私は歓喜の声をあげ、奥さんの口腔内に精液を放出しました。
 自分でも驚くほど多量に出てしまいました。
 奥さんは口に含んだまま、目でティッシュを探しています。
 私は「出しちゃだめだよ。一滴残らず飲み込みなさい」といいました。
 奥さんは私の命令にはすっかり逆らえなくなっていました。
 目で『はい』と応えた後、目をつぶり、ゆっくり口の中で私の精液を味わうように舌を動かしたかと思うと『ごく』と音を立てて飲み込みました。
 飲み込んだ後も、余韻を楽しむかのように目を閉じています。
 「どうだ?美味しいか?」
 「はい、とっても・・・前に夫のを口に入れられたことがあるけど、その時は不味くて気持ち悪いだけだった。でも美崎さんのは全然違う。美崎さんの液が喉を通って体内に入っていくと、身体の中まで美崎さんに支配されたような感じて、幸せになる・・・」
 数時間前まではこんなことを言いそうには思えなかったのですが、女は変わるものです。
 「うがいしたり、歯を磨いたりしてはだめだよ。そのままの口でご主人のところに帰るんだ。精液が残っている舌でご主人にディープキッスしてあげなさい」


 時計は真夜中の2時を過ぎています。
 ご主人は車の中で心身ともに疲れきっているに違いありません。
 私は奥さんをご主人のもとに返すことにしました。
 「いや、もう少し美崎さんと一緒にいたい」
 そういう奥さんを起こし、帰り支度させました。
 もちろん、シャワーなどは浴びさせません。
 私の匂いが染み込んだ身体のままご主人のもとに返すのは、人妻調教のエチケットです。
 さて帰り支度といっても、服も下着もご主人のもとに戻してしまっています。
 奥さんの持ち物で部屋に残っているのは、ネックレスと毛皮のコートとストッキング、小さなハンドバッグとハイヒールだけです。
 実はホテルを出るときも私の計画したプレイのひとつでした。
 私は奥さんにノーパンのままストッキングを穿かせ、裸の胸にネックレスをつけてあげました。
 そしてストッキングとネックレスだけの身体の上から、毛皮のコートを着せてあげました。
 「さあ、この格好でホテルを出て、ご主人の元に帰りなさい」
 「ええ?本当にこの格好で・・・」
 もとより社会的地位の高い職業についている奥さんを危険な状況におくつもりはありませんでしたが、ストッキングを穿きそのうえに毛皮のロングコートを着て、胸元からネックレスが見えれば外見上も不審には見えません。
 それにホテルを出ればすぐご主人の車が待っています。
 特に危険なことはないだろうと判断しました。
 しかし露出調教という言葉もおそらく知らないであろう奥さんは、急にどきどきしてきたようです。
 でも私の命令に逆らえないことは、奥さんは既に十分自覚していました。

 最後にドアの前で、最後にまた奥さんを強く抱擁しました。
 ポチャッとしたかわいい唇にまたキスをしたかったのですが、精液の味をご主人に残してあげるために我慢しました。
 その代わり首筋と胸元に熱いキッスをし、キスマークをつけてあげました。
 「さあ、ご主人のもとに帰りなさい」
 「美崎さん、今日は本当にありがとうございました。あの・・・また逢っていただけますか?」
 「ご主人と奥さんさえよければ、いつでも喜んで調教してあげますよ」
 調教、という言葉にまた反応しているようです。
 「・・・また・・・苛めてください」
 消え入るような声でいうと奥さんはドアを開け、エレベーターに向かって歩いていきました。
 夜中で人気はないとはいえ、いつ誰がドアから出てくるかわからないホテルの廊下を、裸の上にコート一枚着ただけで奥さんは歩いていきました。

 私は窓に近寄り、眼下の車を見ました。
 しばらくすると毛皮コート姿の奥さんがホテルから出て車に近づいていきました。
 歩き方からして緊張しているようです。
 しかしM性の強い奥さんのことですから、コートの下の裸の身体はすでに新たな愛液が溢れているに違いありません。
 ろくに遊んだ経験のなかった37歳の女性は、一晩のうちに剃毛から露出調教まで経験させられてしまったのです。
 ご主人は奥さんをどのように迎えているのでしょうか?
 5時間前、化粧を整え、高級な服を身にまといホテルへ入っていった愛する妻は、他の男によってすっかり身も心も変えられて、裸にコートだけで男の部屋から戻ってきたのです。
 そんな奥さんをご主人はきっととても愛しく思っているに違いありません。
 深い愛を感じているのではないでしょうか。

 奥さんが乗った後、車はしばらく動かずにいました。
 2人は何を話しているのでしょう。
 やがて車は動き出し、去ってい きました。
 発車する前にご主人は携帯から電話をかけてきました。
 「美崎さん、今日は本当にありがとうございました」
 「お疲れ様です。いかがでした?」
 「いやあ、本当に興奮してしまいました。でもこんなことを続けていたら早死にしそうですわ。当分おとなしくします」
 ご主人は照れくさそうにそう言って笑いました。

 「当分おとなしくします」といったご主人から、更に過激な調教を依頼するメールが届いたのは、わずか2週間後でした。
 『美崎様、先日は本当にありがとうございました。
  あの夜の興奮が冷めず、あれから毎晩のように妻を抱いていますが、妻は美崎さんのことが忘れられないようです。
  私とSEXしているときでも、目をつぶり、頭の中は美崎さんのことを思い出して感じているようです。
  先日SEXの後、はっきり言われました。
  「あなたのことはとても愛しているけど、美崎さんの時のようには感じないの。お願い、美崎さんともう一度逢わせて」と。
  私も恥ずかしながら、そのような妻を見ると痺れるような快感を感じてしまいます。
  美崎さん、どうか、また妻と会ってやっていただけないでしょうか。
  今度は、セックスなしという制限はつけません。
  美崎さんの好きなように妻を調教してやって欲しいのです。
  もっともっと妻を淫乱にしてやって、美崎さんの身体なしではいられないようにしてやって欲しいのです。
  恥ずかしい告白しますが、軽蔑しないでください。
  実は、私も気持ちの上では美崎さんの奴隷になってしまったようです。
  先日、美崎さんから妻の肉体を楽しんでいる間、ホテルの脇で待っているようにという命令を受けたとき、美崎さんに支配されている自分を感じました。
  寒い車の中で嫉妬と興奮に包まれながら「夫婦そろってMの私たちは、2人揃って美崎さんの奴隷として生きていくのが幸せなのでは」そんなこともまで考えてしまいました。
  「妻の身体も心も奪われ、美崎さんに調教され帰ってくる妻の身体を、美崎さんの精液にまみれた妻の身体を、美崎さんの命令で私が舌で舐めさせられる」そんなことを想像しただけで興奮してしまう自分に気づきました。
  あまりこんなことを書くと、美崎さんに引かれてしまうかもしれませんね。
  でも冷静な美崎さんのことですから「私たちの欲望にうまくブレーキをかけながら、付き合っていただけるのではないか」と勝手な期待を抱いている次第です。
  まずは、近いうちに、妻の調教お願いできますでしょうか?
  1晩もしくは週末の2晩、お預けしたいと思っています。
  お返事お待ち申し上げます。』

 かなりM性の強いご主人だとは思っていましたが、先日のホテルプレイで加速してしまったようです。
 奥さんよりもご主人の方がM性が強いかもしれません。
 でもこのようなことをおっしゃっていただけると、更に2人を苛めてあげたくなってきます。
 『夫婦ともども奴隷にするのと奥さんと2人でご主人を苛めるのとどちらが面白いかな、今度はどんなプレイをしてやろうかなあ、でもステータスのある職業の二人だから、あまり深みにはまらせるとかわいそうだな・・・』などと色々考えていると楽しくなってきます。

 このご夫婦とは、その後も長くお付き合いしています。
 今回の体験談は、ご夫婦の同意を得て掲載させていただきました(一部脚色してあります)。
 このご夫婦とのプレイが、その後どこまでエスカレートしていったと思いますか?
 その後のプレイについても、いつか機会があったら体験記をアップしたいと考えています。
 「ホテルの前で待たされる夫」長くなりましたが最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
 最後になって、仕事の関係で更新がスローになってしまい申し訳ありません。
 感想、ご意見等、メールもしくはBBS書き込みをいただけると幸甚です。
 近いうちに、別な人妻やご夫婦との体験記についても、差し支えなければ書かせて頂きたいと思っております。
 よろしくお願いします。

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初めての不倫
1 名前:col

2022/05/22 (Sun) 20:36:00


 家族の事でいろいろと悩みがありました。
 そんなこと理由にならないことはわかっています。
 でも、どうしても、知らない誰かに慰めてほしくなってしまって。
 37歳にもなって初めて、メールで知り合った彼と不倫をしてしまいました。

 たまたま、主人の出張と子供が学校の先生達と一緒にキャンプへ行く日が重なった日のことです。

 彼とは横浜駅で待ち合わせて、それから喫茶店に行っていろいろとお話をしました。
 メールから受けた印象通りのとても真面目で紳士的な方でした。
 彼から夕食に誘われて、中華のお店でお食事しました。
 私はお酒はほとんど飲めないのですけど、お食事しながらちょっとだけ飲んでしまいました。
 中国のお酒らしいんですけど、ほんの少しだけなのに顔が火照ってしまいました。

 食事の後はちょっと酔い醒ましのために涼もうってことになって、近くの公園をお散歩しました。
 夜の公園なんて何年かぶりでしたけど、最近のカップルってすごいんですね。
 まわりに人がいてもお構いなしに抱き合ったり、キスしたりしてるんですもの。
 ほんとに驚いてしまいました。
 私達は公園の外れの向こう側がすぐ海のところで、立ったまま潮風にあたりながらお話をしていました。
 少し離れたところには抱き合っているカップルが結構いて、皆ふたりだけの世界に浸っているとはいっても、何だかすごく場違いなところにいるような気がして落ち着かなかったです。

 時計を見たら、もうすぐ10時になりそうでした。
 「そろそろ帰りましょ」って私から言いました。
 そしたら彼はふいに私の腰に手を回してきて、私を抱き寄せるようにしながらキスされました。
 私もう心臓が破裂しそうになっていました。
 だって、いくら暗いといっても周りに人がいるところでキスするなんて初めてだったんです。
 私達の近くを通りすぎる人達もいて、すごく恥ずかしかった。
 彼は何度も何度もキスを求めてきました。
 強く抱き締められ、キスをされ、彼の右手が私のお尻の方におりてきて。
 私、周りの人がみんなこっちを見ているような気がして、心臓がドキドキして身体が震えそうでした。
 それから、彼の手がスカートの裾までおりてきて、そして私のストッキングを着けていない素脚までいくと、そのまま太腿の裏側を撫でるように、またお尻に向かってあがってきました。
 スカートの裾を捲り上げながら。
 私は、恥ずかしくって死んでしまいそうでしたけど、彼のするままにされていました。

 彼の手は、私のスカートの中でパンティの上から私のお尻を握ったり、私のあそこに指をそっと伸ばしたりしてきました。
 それから彼の指がパンティの縁から割り込んできて、私の女の部分を直接触れてきました。
 「ゆきえさん、すごく濡れてるよ。ヌルヌルになってる・・・」
 彼は私の耳元で小声で囁きました。

 それから彼に私の身体を見たいって言われました。
 彼は公園のすぐ近くにあるシティホテルにお部屋を取っていたんです。
 彼は最初に会ったときから私のことを気に入って下さったらしいんですけど、なかなか言い出せなかったみたいでした。
 だから、もし私とお話だけで別れたら、ひとりでそのお部屋に泊まるつもりだったって。
 「あなたのお部屋に連れてって・・・」
 私は、そう応えました。

 ホテルのお部屋に入ってドアが締るよりも早く、彼は私を抱きしめてキスをしました。
 さっきのとは較べものにならないぐらい激しいディープキス。
 彼の舌が私の喉に届きそうなほど深く入ってきて、私の舌が抜かれそうなほど強く吸われ、私もこれ以上は出せないってぐらい舌を出して彼の舌と絡みあわせました。

 それから彼は、私の背中と膝の下に腕を入れて、軽々と私を抱き上げ、そのまま窓のそばにあった独りがけのソファーまで行き、そのソファーを窓の外の方に向けて、私を抱き上げたままソファーに座りました。
 お部屋は全然電気をつけていなかったのに、レースのカーテンさえも開けたままの窓から月の明かり入ってきていて、まるで私達ふたりにスポットライトがあたっているような雰囲気。
 そして、部屋の窓からは、海が広がって見えていました。

 私は彼の膝の上に横向きに乗り、彼の肩に両腕を絡ませながら窓の外の夜景に見入ってしまいました。
 「ここでゆきえさんの生まれたままの姿が見たい・・・」
 私は、黙って頷きました。

 私はソファーに座った彼の膝の上に横向きに座ったまま、カーテンを開け放った窓のすぐ前で、彼に着ているものを1枚づつ脱がされていきました。
 最初にノースリーブのサマーセータ、そして濃紺に白いレースの入ったブラ、私の胸が曝け出されました。
 彼は「綺麗だ・・・」と言って下さって、私の両方の乳首に軽くキスをしました。
 それから白い、私にしてはちょっと短めのニットのスカート。
 そっとスカートを抜き取った後、彼はしばらく私の脚を優しく撫でていました。
 私は、恥ずかしくなって、彼に抱きつくように顔を彼の肩に伏せていました。
 彼の指が私のわき腹の下あたりからそっとパンティの縁に指をかけてきて、ゆっくり、ゆっくり、桃の皮を剥くように・・・
 「綺麗だよ・・・」
 彼は私の茂みを見つめながらパンティを脚に沿ってすべらせ、そして足先から抜き取りました。

 私は、彼の膝の上で、生まれたままの姿にされました。
 「女神のようだね・・・」
 まだ服を着たままの彼にそんなふうに言われ、顔が熱くなるほど恥ずかしかったです。
 それから暫く、彼は私の身体をそっと撫でたり、乳首にキスをしたりしていました。
 「ゆきえさん・・・脚を開いてここも見せて・・・」
 私はまた死ぬほど恥ずかしくなって、顔を彼の肩に伏せてしまいました。
 「恥ずかしいわ・・・」

 彼は私の脚を片方づつ、ゆっくりと広げました。
 私は恥ずかしくて目を固く閉じていたんですけど、私の茂みの奥に注がれる彼の視線を、熱く強く感じていました。
 「ゆきえさん、綺麗だ。月の明かりで光ってる・・・濡れて光ってる。雫がもうこんなに溢れてるよ・・・」
 彼が、私の耳元でそう囁きました。
 「いや・・・お願い・・・そんなこと言わないで・・・見ちゃ嫌・・・」
 私はそれだけ言うのが精一杯でした。


 脚を広げられて私は何度も「恥ずかしい・・・」って言いました。
 彼は「素敵ですよ・・・」と言って、私の茂みを撫でながら徐々に私の最も敏感なところに触れてきました。
 「あうっ!」
 私、全身がビクンビクンって震えて、思わずあえぎ声をあげてしまいました。
 そして彼は私の割れ目に沿って指をゆっくり這わせてきました。
 私はもう声が出てしまうことを抑えられなくなっていました。
 それから彼は「僕は、女性の汗の匂いが好きなんです」と言って、私の腕を万歳するように持ち上げ、私の脇の匂いを嗅ぐようにしながら、舌の先を這わせてきたんです。
 私が恥ずかしさとくすぐったさのあまり「ダメ・・・もうやめて」って言うと、今度はしゃぶりつくようにして私の脇を舐めたんです。
 「ゆきえさん・・・またおツユが溢れてきましたよ」

 彼は私のあそこのヌルヌルした愛液を指で全体に伸ばすような感じに優しく触りながら、私の脇を舐め続けました。
 そのとき、私は自分でももうわかっていました。
 私のあそこの普段はピッタリと閉じている両側の肉のヒダヒダがもうすっかり開ききり、その内側の赤い部分を全部むき出しにしていることを。

 汗の匂いがなくなるほど舐め尽くした彼は、私の身体の向きを変えようとしながら私の膝の下側に手を入れてきました。
 『もっと私の脚を広げたいの?』と思った瞬間、彼はそのまま立ちあがったんです。
 「いやっ・・恥ずかしい・・・見られちゃう・・・」
 私は彼に背中から脚を抱えるようにして、抱き上げられました。
 ちょうど、幼い女の子にオシッコをさせるような格好で。
 そして私のあそこが窓ガラスにくっつきそうなくらい近づいたんです。
 「見てごらん・・・ゆきえさんのがガラスに映ってる。広がりきったのが、光ってるよ・・・」
 私はそんなところを見る余裕なんて全然なかった。
 だってそれだけ窓に近づくと、お部屋の真下の方で人が沢山歩いている姿まで見えるんです。
 それにそれまで死角になっていた隣のビルの窓も見えるんです。
 「いや・・・見られちゃうわ・・・」

 それから彼はようやくその場から離れてくれて、私をさっきのソファーに下ろしてくれました。
 今度は私だけをソファーに座らせ、彼は私の両脚をおもいっきり広げながらソファーの両側の肘掛に私の脚をのせました。
 そして彼は私の方を向きながら、ソファーの前の床に直接座りました。
 「ゆきえさん・・・素敵だよ・・・」
 そう言いながら彼は指でさらに私のあそこを押し広げました。
 「綺麗だ。よく見えるよ・・・奥まで丸見えになってるよ・・・」
 そして彼は私の股間にゆっくりと顔を近づけてきました。
 「あうっ!」
 また、私の全身がビクンビクンって激しく震えました。
 彼は音をたてながら、私の溢れるおツユを吸い取ってるんです。
 「ゆきえさんの・・・美味しいよ・・・」
 彼の舌が私の膣の中に入ってきて、中のおツユを掻き出すかのように動かして、そしてまた膣口にキスをするように押しつけて吸われました。
 彼の喉がゴクンってなる感触が私の股間で感じられるたび、私の膣の中で新たなおツユが噴き出してくるような感じがして、私はもう気が狂いそうなほど感じていました。
 頭の中が真っ白になるような感覚です。
 それから私は私の身体の最も敏感なお豆をむき出しにされ、激しく吸われました。
 彼は私の膣とお尻の穴にまで指を深く挿入してきました。
 私はお尻の中に違和感を感じながら、膣の中を激しく指で掻き回されました。
 膣を掻き回されながら敏感なところを吸われ続け、私はもう何がなんだかわからなくなって、身体中が勝手にビクビクとしびれるような感覚が襲ってきました。
 身体中の筋肉と神経が硬直してくるのを感じ「イっちゃうっ。イっちゃう・・・あああ・・・イクッ!」
 そして私は身体中の筋肉が一斉に収縮する感触を受けながら達しました。

 後から彼に聞かされました。
 私、達する瞬間にあそこからおツユを噴き出して『自分で暴れてるのか?』と彼が不安になるほど身体を痙攣させながらイッたそうなんです。
 その後、私は脚を大きく広げた格好のまま気を失ってグッタリと動かなくなってしまったらしいんですけど、あそこだけはまだヒクヒクと動いていたんだそうです。
 こんなこと初めてでした。


 私はソファーの上でイッてしまったまま気を失ってしまい、彼に起されたときいつの間にか私はベッドに横たわっていました。
 彼は私の身体の上にバスタオルとホテルの浴衣を掛けてくれていました。
 「ゆきえさん、シャワー浴びてきますか?」
 彼がそう言いました。
 気が付くと彼は先にシャワーを浴びてきていて、既に浴衣を着ていました。
 「私も浴びてきます」
 まだ頭がフラフラして身体に力が入らない感じがしていました。
 私は掛けてくれていた浴衣とバスタオルで身体を隠すようにしながら浴室に行きました。
 とても広い浴室、大きな浴槽の中ですこし熱めのシャワーを浴びました。
 ボディソープで身体を洗って泡を流す頃には大分頭の中もすっきりしてきました。
 浴槽から出て身体を拭いて・・・
 その時に下着を部屋に脱いだまま置いてきてしまったことに気付きました。
 でも、彼に持ってきてもらうのも恥ずかしい。
 幸い、浴衣があったのでそれを素肌の上に羽織り、浴衣の前を手で閉じ合わせて浴室を出ました。
 それからすぐに浴衣の帯を探して見つけ、帯を締めていると「ゆきえさん、ラウンジで何か飲んできましょう」突然、彼が言いました。

 そのホテルにはお部屋と同じフロアに宿泊客専用のラウンジがあって、そこでコーヒーとかジュース等のソフトドリンクがセルフサービスで自由に飲めるようになっているようなんです。

 彼は私が浴衣の帯を締め終えるとすぐに、私の背中を押すようにして部屋から出ようとしました。
 「ちょっと・・・待って・・・下着・・・」
 私がそう言うよりも早く、私を押し出すような感じでお部屋からホテルの廊下へと出てしまいました。
 私、裸の上に浴衣しか着ていなかったので不安だったんですけど「下着を着けたい」と言い出せないままラウンジまで行ってしまいました。
 もう夜も遅かったせいか、ラウンジには誰もいなくてダウンライトだけが点いている薄暗い感じでした。
 私達は隅のテーブルの上に用意してあったポットからコーヒーをカップに注いで、ラウンジの奥の方の窓に向かって『コ』の字に並んだソファーに並んで腰掛けました。
 ラウンジは全面がガラス窓になっていて、お部屋からの窓よりはるかに遠くまで夜の海を見渡すことができました。

 素敵な夜景を見ながらふたりともコーヒーを飲み干した頃、彼は私の肩に腕を回し、彼の身体の方に私を抱き寄せました。
 「あっ・・・だめよ・・・こんなところで・・・」
 彼は私の浴衣の胸元から手を差し入れてきました。
 そしてすでに膨らんでいた私の乳首をやさしく摘みました。
 「あああ・・・だめ・・・」
 でも彼はやめてくれません。
 「大丈夫ですよ。誰もきませんよ・・・」
 彼が耳元でささやきました。
 「ゆきえさんて大胆な女性にも見えて、でもとても恥ずかしがり屋さんなんですね。そんなところがとても素敵です・・・」
 彼はそう言ながらキスをしてきました。
 「んん・・・だめ・・・よ・・・」
 私は彼の唇に口を塞がれながらそう何度も言いました。

 「ゆきえさん、ほんとは、もう濡れてるんでしょ。さっきのゆきえさんの乱れよう・・・凄かったです。あそこからおツユをふき出しながら全身を痙攣させてイッたんですよ・・・こん風に恥ずかしいことされると異常に感じるですよね、ゆきえさんは・・・」

 彼は、私に次々と恥ずかしくなるようなことをささやきました。
 「あああ・・・もう、許して・・・」
 私の身体に、またビクッビクッと電気が走り出していました。
 「いや・・・やめて・・・」
 そう言いながらも私の頭の中が、またボーっとなり始めた頃、私の胸をいじっていた彼の手がようやく離れていきました。

 私がホッした瞬間、彼は私の浴衣の胸元に両手をかけ一気に浴衣の胸元をグイッって広げてしまったんです。
 私のオッパイが両方ともむき出しにされてしまいました。
 「きゃっ!いや~!」
 彼は私のオッパイに吸い付いてきました。
 そしてもう片方のオッパイは手で強くもまれました。
 「だめ・・・こんなの・・・だめ・・・」
 私の身体は誰かが入ってきてしまうんじゃないかという不安と、こんなところで胸をさらけ出してしまっている恥ずかしさとで、激しく震え出していました。

 「ゆきえさん・・・やっぱり、溢れ出してるじゃないか・・・」
 いつの間にか私は太腿までも浴衣からさらけ出されていました。
 そして彼の指先が私の茂みの奥の割れ目をなぞっていたんです。
 「だめ・・・ほんとにもうだめなの・・・」
 彼の指が私を無視して膣の中に入り込んできました。
 「あああ・・・」
 私は昇りつめ始めました。
 彼の指が私の中で動くたび、私の下半身が大きくうねっているのがわかりました。
 「あああ・・・いや・・・イっちゃう・・・」
 私は昇りつめ『もう、だめ・・・』と思った瞬間、彼の指が私の中から抜かれ、私の乳首を吸っていた彼の唇が離れていきました。
 「まだ、イッてはダメだよ・・・」

 彼はもうイク寸前でハアハアとあえいでいた私の身体から浴衣をはぎ取りました。
 そして腰に残った帯も取られてしまい、私は丸裸にされてしまったんです。
 誰が入ってくるかわからないラウンジの中で・・・
 私はまた、意識が遠のくような感じに襲われていました・・・

 それから彼は私を抱き上げ、ラウンジから廊下に向かって歩き始めました。
 「ひどい・・・ひどいわ・・・こんなの・・・」
 私は誰かとすれ違うのが怖くて彼の胸に顔を押し付け、強く目をつぶって彼にしがみついていました。
 丸裸のまま誰がくるかもわからないホテルの廊下を、男性に抱えられて歩いている自分の姿がまぶたに浮かんできて涙がでました。

 幸い誰にも見られずにお部屋まで戻ってこれたようです。
 でもそれは私が目を固くつぶっていたから気が付かなかっただけだったんです。
 本当はお部屋に戻る途中でエレベータホールの前を通る時に、エレベータを待っている外人の男性がいて、その人がビックリしたような顔をしながらしゃがみ込み、私のお尻の方から濡れた割れ目をじーっと覗き込むようにして見つめていた。
 後から聞かされました。

 部屋に戻って私はベッドの上に仰向けに寝かされました。
 彼は私の両脚を広げ、茂みの奥を覗き込みました。
 「すっかりむき出しになってるね。トロトロになってるよ・・・」
 それから彼は自分の浴衣を脱ぎ、裸になりました。
 私は彼の股間のものをみて、驚いてしまって鳥肌が立ちました。
 信じられないぐらい大きいんです。
 幼い子供の腕より太くみえました。
 それにほんとに松茸のような形をしているんです。

 私は以前、主人に「ゆきえのは、他の女より狭いのかな。すごくきついよ・・・」って言われたことがあります。
 ですから主人は膣に指を入れてくるとき、2本入れることはほとんどないんです。
 「指1本でも、きつく絡みついてくるね」って言われていました。
 そんな私のところに、こんな大きいのが入るわけない。

 私、彼にそのことを正直に言いました。
 でも彼は「大丈夫ですよ。ゆきえさんの、もう充分にトロトロになってるから・・・」
 そう言って私の両脚の間に身体を割り込ませてきました。
 「無理そうだったら、途中で止めるから・・・」

 彼のものが私の割れ目をなぞりました。
 私の溢れたおツユを彼のものになすりつけるようにして・・・
 そして、彼のものが私の膣口に押し当てられました。
 ゆっくり・・・
 ゆっくり・・・
 少しづつ入れたり出したりするようにしながら、徐々に彼のものが押し入ってきました。
 私はあそこに感じる圧迫感に耐えていました。
 そして彼のものが押し入ってくるたび、私の膣が大きく広がっていくのをはっきり感じながら、私はシーツをギューッと握りしめて耐えました。
 「メリメリッ!」
 そんな音が聞えてくるような錯覚を覚えました。
 「いやあ・・・やっぱり・・・無理よ・・・もう・・・やめて・・・」
 私、思わず叫んでしまいました。
 「大丈夫・・・大丈夫だよ・・・」
 彼はそう言いながら一気に奥まで突き上げてきたんです。
 「ぎゃあああ・・・」

 彼は激しく腰を動かし始めました。
 「ぎゃああ・・・いやああ・・・だめ・・・壊れちゃうう・・・壊れちゃうう・・・」
 私、何を叫んだのか良く覚えていないんです。

 「ゆきえさん。さっき廊下で男の人に見られちゃったよ。お尻の方から、覗かれてたんだよ。ほーら、恥ずかしくて感じちゃうんだろう。濡れちゃうんだろう・・・」
 「いやあああ・・・うそよ・・・うそーっ。うそって言って・・・」

 私の膣口がやけどをしたような、熱い痛みを感じていました。
 お腹の中を掻き回されているような激しい感覚に襲われていました。
 そして、膣の中が破けてしまいそうな感じと激しい圧迫感を感じていました。
 そのうち、私はもう何が何だかわからなくなってしまいました。
 ただ膣の中で『ズドーン・・・ズドーン・・・』という感覚だけを感じていました。

 「ゆきえさん・・・グジュグジュのお汁が掻き出されてるよ。真っ白い、ドロドロした、いやらしいお汁が溢れてるよ・・・ああ・・・ゆきえさん・・・いくよ・・・いくよ・・・」

 私は遠くの方から聞える、そんな声を耳にしながら身体中が硬直に向かっている自分を感じました。
 そして身体中が痙攣をはじめたことを感じながら・・・
 私のあそこから何かがふき出したことを感じながら・・・
 そして膣の奥で彼のものが膨張し、熱いものが射精されたことを感じながら・・・
 私は、また失神してしまいました。


 彼に激しく貫かれベッドで気を失った後、私はまた膣の中を掻き回されているような気配を感じ、意識が戻ってきました。
 私の前に浴衣を着た彼の顔と上半身が見えました。
 「ここは・・・どこ?」
 声がかすれているのが自分でもわかりました。
 「ラウンジだよ・・・」
 彼が小声で答えてくれました。
 「ラウン・・・ジ?」
 私は何のことか最初わかりませんでした。

 「いやああ・・・ひどいわ。やめて・・・あああ」
 私はまたさっきのラウンジにいました。
 さっきのラウンジの同じソファーに私はいました。
 それも裸のまま・・・
 そして私はソファーにもたれるように座り、彼の手で大きく脚を抱えあげられ、彼の巨大な肉棒に貫かれていました。
 でも私、身体に全然力が入らなくて、彼にされるがままにされました。
 彼はベッドでの動きとは全く違い、私の膣の中を探るかのように、ゆっくり突いたり、抜いたりを繰り返していました。
 そして私の身体は、狂ってしまったように反応を続けていて、昇りつめた状態を何度も繰り返し、何度も何度も達したように痙攣を繰り返していました。

 「ゆきえさん・・・ああ・・・そのビックンビックンっていう締め付けが最高だよ。まるで手で力一杯握られているみたいだよ。それに僕の頭の部分が、子宮の方に引っ張られていく感じだ。ほら見てごらん。ゆきえさんの肉ビラが僕のに絡みついてくるよ。僕のがゆきえさんの白く濁ったおツユでビチャビチャだ・・・」
 彼はそう言って私の頭を支えるようにして、繋がっている部分を見せました。
 「いや。恥ずかしい・・・言わないで・・・」
 私には薄暗くてよく見えませんでした。
 でも彼の太い肉棒に貫かれ、私のあそこは信じられないぐらい大きく割られていました。
 そしてまた私は達しました。

 それから彼は体を入れ替えるようにして、今度は彼がソファーに座り、私が彼の上から跨るような格好をさせました。
 もし誰かが私のその姿を見ていたとしたら、どんな風に見えていたんでしょう。
 きっと異様な光景だったと思います。
 誰がくるかもわからないラウンジのソファーの上で、オッパイもお尻もむき出しにした女が、窓にお尻を向けて男の股間に馬乗りになり、下から男に突かれているんです。
 でもそのときの私はそんなことを思うゆとりはありませんでした。

 「ゆきえさん・・・もっと、もっと締め付けるんだ。いいよ・・・そうだ。最高だよ・・・」
 彼にじっくりとまさぐられるように突かれ、オッパイを揉みクシャにされ、私は何度も昇りつめていました。
 そしてその度に私の膣は大きな収縮を繰り返しています。
 また大きなうねりが襲ってきて、頭がクラク ラしてきました。
 私はずーっと必死で喘ぎを抑え、声を押し殺していました。
 でもどうしても喘ぎ声が出てしまいそうです。
 「あああ・・・また・・・イっちゃう・・・」
 彼は私の頭をグイッと引き寄せ、私の口を唇で抑えつけました。
 「んんんん・・・苦しい・・・」
 口を塞がれ、苦しくてもがきながら私はイッてしました。
 「おおお・・・すごい・・・すごい・・・すごい締め付けだ・・・」

 その後もしばらく彼は同じように私を下から突き上げていました。
 私はその間中、何度も達しました。
 「ああ・・・僕もそろそろイきそうだ・・・」
 私もまた大きなうねりを向かえそうになっていました。
 「そろそろ部屋に戻ろうね・・・」
 彼はそう言って私の膝の下に腕を入れ抱えました。
 「ゆきえさん・・・僕の首に腕を回してしがみついて・・・」
 「あっ・・・いや・・・こんな格好・・・許して・・・」
 彼は私の広げた両脚を腕で抱えるようにして、繋がったまま立ち上がりました。
 こんなところで死ぬほど恥ずかしい格好です。
 こういう格好って、たしか駅弁スタイルとか言うのでしょうか?
 「ゆきえさん、落ちないように僕のが膣の中で、ゆきえさんを支えてるんですよ。ゆきえさんもしっかりと僕のをくわえ込んで、きつく締めつけて下さいよ・・・」
 彼が立ちあがったとき、私は本当に私の全体重が私を深く深く貫いている彼の肉棒に支えられているような感覚を受けました。
 「あうう・・・」
 すでに大きなうねりを感じ始めていた私の膣は、彼に言われるまでもなく無意識のうちに彼のものを強く強く締めつけています。
 そして彼が一歩一歩、歩く度に私の下腹部が痙攣して、さらに彼のものを強く締めつけていく気がしました。
 「そうそう。うまいよ、ゆきえさん。ものすごく締めつけられてるよ」
 彼が小声でささやきました。
 またエレベータホールの前まできました。
 「あれっ。エレベータが上ってくるよ。この階に止まるのかな・・・」
 彼が少しあせったような声でつぶやき、急ぎ足で歩き始めした。
 「いやっ・・・」
 その瞬間私はお部屋に辿りつく前に、私の膣が大きくはっきりと収縮して彼のものを締め付けるのがわかりました。
 「ううっ・・・」
 達してしまったんです。

 そのままお部屋の中に入ったとき「ゆきえさん、。さっき廊下でイッたでしょ。ビックリしたよ・・・まさかあんな状況で・・・イクなんて・・・」彼に言われて、私は恥ずかしくて顔が真っ赤になっているのがわかりました。

 それから彼と私は繋がったまま、一緒にベッドに倒れ込みました。
 そのまま正常位で抱きしめられ彼に強く突かれ、私は彼にしがみつきながら何度も達しました。
 それから今度は私は四つん這いになり、後ろから貫かれました。
 でも後から激しく突かれた私はすぐに達してしまい、ベッドにうつ伏せに崩れてしまいました。
 それから彼は、うつ伏せに崩れた私の腰を両手を掴み、私のお尻を天井に突き出すように持ち上げました。
 私は枕に顔を伏せ、お尻を彼の方に突き出した格好で貫かれ、お尻を激しく打ちつけられました。
 私は何度も何度も昇りつめました。
 彼は私が達してもかまわず私のお尻を打ち続けました。
 私は気が狂ってしまうほど何度も達し続けました。


 翌朝、私は彼にキスをされて目が覚めました。
 私と彼は向き合って抱きしめ合うようにしながら眠っていたようです。
 「なんだか、眠り姫になった気分・・・」
 私達はもう一度、抱きしめ合いながらキスをしました。

 「ゆきえさん、一緒にお風呂にしよう・・・」
 彼はベッドから起き上がり、最初に窓のところに行き、開けたままになっていたレースのカーテンを閉めてくださって、それから浴室に行ってバスタオルを持ってくださいました。
 「今、お湯を溜めてるからもう少し待ってて・・・」
 私もバスタオルを身体に巻きつけながら、ベッドから起き上がりました。
 お湯が溜まる間、私と彼はそれぞれに顔を洗ったりトイレを済ませたりしました。

 それからふたりで一緒に浴槽に入りました。
 ぬるめのお湯がとても気持ち良かった。
 「ゆきえさん、髪をアップにすると益々艶っぽいよ。うなじが素敵だ。チェックアウトするまでそのまま髪をアップにしててほしいな」
 彼は私を背中から抱きかかえるようにして、私のうなじにキスをしました。
 同時に私の胸やお腹それに太腿の辺りが優しく撫でられました。
 「太腿の付け根の方まで、まだヌルヌルが残ってるね・・・」

 それからふたりとも浴槽の中に立ち上がり、向き合いました。
 彼はボディソープを手に取り、両手で泡を立てて、その手を私の股間に入れました。
 私の茂み、女の部分、太腿の内側、彼の手で優しく洗われました。
 シャワーで泡を流した後「ここに脚を乗せて・・・」彼に言われるまま、私は片方の脚を浴槽の縁に乗せました。
 彼は浴槽にしゃがみ込み、私の茂みの奥を覗くようにしながら膣の中に指を挿入してきました。
 「僕の精液が残ってるといけないから・・・」
 彼は私の中を掻き回すように指を動かしました。
 「あっ・・・だめ・・・」
 「あれっ?ゆきえさん、新しいおツユが出てる?」
 膣の中を掻き回された後、彼はまたボディソープを泡立て、膣口のまわりを撫でるように洗い始めました。
 「だめ・・・そんなにされたら・・・感じちゃう・・・」
 「そうそう、ここも洗ってあげるね・・・」
 「いやっ!そんなとこ・・・いや・・・あうっ」
 彼の指がヌルッと勢いよく私のお尻の穴に入ってきたんです。
 「ほら。もう奥まで入っちゃった。ゆきえさんのきついよ・・・もしかして、まだここは処女なの?」
 私は言葉が出てこなくて『コクッコクッ』って頷きました。
 「ああああんん・・・いや・・・」
 彼の指がゆっくり出たり入ったりしているのがわかりました。
 「ゆきえさんのここも犯してみたいけど、まだ無理みたいだね・・・」
 ようやくお尻の穴をまさぐられるのが終わり、その後彼の手で全身を洗われました。

 彼が先に浴室から出て、私は洗面台で髪を梳かし、お化粧を直しまた。
 髪をアップにまとめてから浴室から出ました。
 「軽く朝食をしてきましょう」
 彼が言いました。
 昨夜の私が恥ずかしい肢体を晒したあのラウンジで?
 そのラウンジではバイキングで簡単な朝食が用意されているらしいのです。
 私はあそこへはあまり行きたくなかったんですけど・・・
 私は浴室に下着と服を持って入り、着替えを済ませました。

 昨夜のあのラウンジにはあまり人はいませんでした。
 さすがに国際ホテルだけあってほとんどが外国人でした。
 日本人は私達の他にはご年配のご夫婦が1組いらっしゃっただけです。
 私は無意識のうちに私の愛液で汚してしまったかもしれない、あのソファーに目がいっていました。
 そこには男性がふたり座って食事をしていました。
 『ズキンッ・・・』
 私のあそこから熱いものが流れたのがわかりました。
 私達は用意してあったパンやスクランブルエッグをお皿に取り、窓から奥まった所のテーブルに座りました。

 私が椅子に座りながら何気なく窓の方を見ると、ラウンジの入り口近くのソファーにひとりで新聞を広げて読んでいたスーツ姿の外人の男性と目が合いました。
 目があった瞬間、その男性がニヤッと笑った気がしました。
 私は慌てて視線を外しました。
 私はうつむくようにようにしたり横を向いたりして、その男性がなるべく自分の視界に入らないようにしていました。
 でも、その男性はずーっと私の方を見ているんです。
 それも私の胸やお尻、身体中を舐めるような目で見ているんです。
 ニヤッとしながら。
 私は変に意識してしまって、彼が話しかけてきてもあまり話せなくなっていました。
 「どうしたの?」
 私の様子に気付いた彼がその男性の方を振り向きました。
 「あっ、多分あの外人さんだよ。昨夜、エレベータホールにいた人・・・」
 それを聞いて私はすっかり動揺してしまいました。
 身体が硬直したように緊張してしまい、小刻みに身体が震えていました。
 「お部屋に戻りたいわ・・・」
 私が小声でつぶやくと、彼は「うん。そうしよう」と言ってくださいました。

 私達がラウンジを出て行くあいだ中、その男性は私のことをずっと見ていました。
 ラウンジを出るのにはその男性が座っているソファーの横を通らなければなりません。
 私は彼の腕にしがみつき、その男性のを見ないようにして歩いていきました。
 私達がその男性が座っているソファーに近づいていくと、その男性の視線は明らかに私の股間を見つめていました。
 そして私達がそのソファーの横を通りすぎようとしたとき、その男性はニヤッとして呟いたんです。
 「ナイス・・・プッシー・・・」

 その男性は私達が通りすぎると、おもむろに体の向きを変え、今度は私のお尻を目で追いかけてきました。
 私は身体中が震えて、下半身の力が抜けていくような錯覚を覚えていました。


 お部屋に戻ると私はほんとうに腰から力が抜けそうになりました。
 「ゆきえさん、ごめんね。嫌な思いさせちゃって・・・」
 彼はそう言って、私を抱きしめてくださいました。
 彼に抱きしめられているうちに、段々身体の震えがおさまってきました。

 「今日も暑くなりそうだね」
 彼は私の気分を紛らすためか、窓の外を見ながら言いました。
 そして私を促すようにしてふたりで窓のところまでいき、彼はレースのカーテンを開きました。
 私は彼の手に腰のあたりを抱き寄せられるようにして、暫く無言で、窓の外の風景を眺めていました。

 「お願い・・・私をもう一度抱いて・・・」
 私は彼の方に向きなおって、彼に抱きつきました。
 彼は優しく微笑んで頷きました。
 「もう一度、イかせてあげるよ・・・」
 彼はズボンのベルトをはずし始め、ズボンとトランクスを一度に下ろしました。
 「ゆきえさん・・・大きくして・・・」
 私は彼の前にひざまずききました。
 そして大きくなりかけた彼のものを両手で支え、私は口に含みました。

 私の口の中で彼のものが膨れ上がってきました。
 「もう、大丈夫だよ・・・」
 彼はひざまずいて彼のものを喉の奥までくわえ込んでいた私の腕を取り、立ち上がらせました。
 そして私を窓の外に向かって立たせ、彼は私の背後に回りました。
 彼に後から背中を押され、窓に手をつきました。
 お尻の方から、スカートが捲り上げられ・・・
 皮をむかれるようにパンティが下ろされました。
 「これだけあふれていれば大丈夫だね・・・」
 彼は私の割れ目から恥ずかしい愛液を指ですくい取り、私に見せました。
 「あうっ・・・」
 私の膣口に彼のものが押し当てられ、そして徐々に膣口がさかれていくようでした。

 彼に後から抱きしめられたときには、もうすっかり私の膣は彼のものを根元までくわえ込んでいました。
 スカートの中で繋がってる彼のものが、ゆっくりと私の膣の中を掻き回し始めました。
 「ああああ・・・」
 私の身体がすぐに昇りはじめました。
 彼の両手が私のサマーセーターの中に潜り込みブラのホックを外し、私のオッパイをもてあそびはじめました。
 私の胸がセーターの中でまるで生き物のように動いて見えました。
 「あああ・・・恥ずかしいわ・・・」
 いつの間にかセータが私の胸の上まで捲くりあげられ、私のオッパイを隠すものは彼の手だけになっていました。
 そして私のオッパイを隠している唯一の彼の手も胸から離され、私のオッパイは潰れるほどに窓ガラスに押しつけられました。
 「ああ・・・だめ・・・だめ・・・」
 そんなことを言いながらも、私の身体はもうすっかり昇りつめてしまっていました。
 「ああっ・・・イっちゃう・・・」
 私の身体が痙攣をはじめ、膣が大きくビックンビックンと収縮していました。

 「お願い・・・ベッドで抱いて・・・」
 彼のものが私の膣から抜かれました。
 彼は私の膣から離れるとそのままその場にしゃがみ込み、彼のものが抜かれた直後の私のあそこを覗きこみました。
 「あっ、まだパックリ広がってるね。可愛いよ・・・」

 それから私はベッドの上で愛されました。
 いいえ、今度は『私達はベッドで愛し合いました・・・』と言う方が正しかったです。

 私と彼はベッドに互い違いに横向きに横たわり、お互いの性器を愛撫し合いました。
 彼が私のあそこを舐め、私は彼のものをくわえて愛し合いました。
 先にイってしまったのは私。
 その後、彼が私の口の中に放出しました。
 彼は放出した後も私のを舐め続けていました。
 私は彼のものを口に含んだまま彼の精液を飲み込み、私もくわえ続けました。

 その後、私達はまたひとつに繋がりました。

 私達は、ホテルのチェックアウトタイムのギリギリまで愛し合い、そしてホテルを後にしました。
 このホテルでの出来事を、私は生涯忘れることはできないでしょう。

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妻の肉体で清算
1 名前:col

2022/05/22 (Sun) 16:49:33


 私の工場は下町の一角で営んでいます。
 私は3代目。
 周辺に沢山あった工場は姿を消し、住宅や駐車場になった。
 私の工場には特に技術はなく、簡単な仕事しか取れない。
 親会社の担当には見放され、妻と途方に暮れていました。
 親から相続した家は売り払い、妻と二人安アパート暮らし。

 ある日突然、親会社社長が来社された。
 珍しい。
 応接に招いた。
 社長(61)は単刀直入に切りだした。
 「お宅に仕事出してあげよう。但し条件が・・・」
 「はい!何でも・・・」
 私はコーヒーを出す妻のみゆき(39)と喜んだ。
 「美人な、この奥さんがその条件だ」
 私と妻は固まってしまった・・・
 勿論私は反対した。
 しかし妻は・・・
 口を開いた。
 「引き受けさせて頂きます」
 「ええ・・・」
 妻は来月から水商売に出る覚悟だった。
 相談は受けていたが・・・
 「みゆき・・・マジか?」
 「英さん、今の貧乏暮らし抜け出そうよ」
 「そうそう。奥さんの言うとうりだよ。私はこの歳で離婚して一人暮らしになってな、寂しくてしょうがないんだ。助けてくれよ」
 「まさか・・・妻と一緒に暮らすわけじゃ?」
 「いやいや、それならなお嬉しいが、寂しい私みたいな爺さんの相手してくれって事。爺さん相手、まだ若い奥さんだ簡単だよ」

 社長は昔我社でしていた仕事を含め、沢山の注文書を提示した。
 妻を差し出すには、十分見合う仕事だった。
 私達は社長の用意した、A4サイズの誓約書にサインした。
 社長は満足げに帰り、翌日から新たな生活が始まる。

 その晩、私は小さな浴室で妻の背中を流した。
 苦労して結構痩せたが、どうして、スタイルは抜群。
 むしろ痩せた分、ウエストや腹は引き締まり数段良くなった。
 聞くと、体重は40㎏弱でB86W57H84だと言う。
 この時見た乳房やお尻は抜群に綺麗だった・・・
 明日この肉体が奪われると思うと激しい嫉妬が。
 立ち上がった時、目の前に見える妻の割れ目。
 ビッタリと貝の様に縦スジ状に閉じている。
17年間私のペニスしか知らない割れ目だ。
明日はあの社長の、ヨボヨボペニスが入るのか。
 私は妻と一年振りのセックスをしたかったが・・・
 だが妻はそんな気分じゃなかった。
当然だろう、仕方なく寝た。

 翌日、妻は定時前だが早々に帰り支度をする。
 社長の家に行かなければならない。
 「私・・・英さんの夕食の用意してから行きます」
 妻はさすがに不安そうな表情。
だが思いの他落ち着いている。
 「いよいよか・・・頼りない俺ですまん」
 社員に見つからないように、妻は2階事務所裏口から出て行く。
 私は窓から見える、自宅の安アパートを見る。
 妻は洗濯物をしまい込んでいる。
 私は現場に戻り、再度見た時には妻は既に居なかった。
 バスで30分程度の場所に社長は住んでいる。
 帰りは私が迎えに行く約束になっている。

 時刻は9時を回っている。
 今、妻と社長は何をしているのか・・・
 一人工場で事務処理している私は落ち着かない。
 工場で待つこと4時間・・・
 携帯が鳴った、妻からである。
 時刻は深夜1時になろうとしている。
 「英さん・・・私です。迎え・・・お願いします」
 妻の声は疲れて小さく、聞き取り難かった。

 社長自宅前、5分位して妻が出て来た。
 ゲッソリとしている。
 フラフラと車に乗り込む妻。
 何だか機嫌が凄く悪い。
 「御苦労さん・・・」
 「・・・」
 何も言わない妻。
 私はアパートに向かう。
 帰宅して私は食事、妻は歯磨きを始めて寝る支度をする。
 「風呂は?」
 「社長の家で入ってきた・・・」
 「一緒にかい?」
 「・・・」
 「何かあったんだい?話してくれよ」
 妻は下着姿になりながら思い口を開いた。
 身体が中赤い。
 私は嫌な予感がしてきた。
 「・・・社長ってエッチが・・・」
 「エッチがなに?」
 「絶倫なの・・・どうなってんの。私耐えられないかも・・・」
 「そんなに?だって60過ぎだろ・・・」
 「私も大した事ないと・・・思っていた。全然違う・・・」
 妻は隣の部屋で裸になり、新しいパンティを取り身に付ける。
 乳房は揉まれて真っ赤。
 色が白いので余計目立つ。
 「どんな風に凄いんだ?」
 妻は布団に潜り込んだ。
 「はあ~・・・私の身体はしつこく舐め回すし・・・射精するまで何時間も入れっぱなしだし・・・なにより・・・お休み」
 「凄いんだな社長は・・・ちょっと、何言おうとした?」
 「・・・なんでもない」
 「止めてよ、そんなの」
 それ以上妻は言わなかった。


 翌日社長から電話が来た。
 妻の肉体のは満足したらしく、約束の資金提供も実行された。
 これは助かる。
 これで急場は乗り越えられる。
 しかし、頑張った妻は病院に行くと言って朝から外出。
 歯医者だと言うが、妻に虫歯は無かった筈だが・・・

 週3回の関係。
 取りあえず火曜、木曜、土曜日と決まっている。
 妻のお陰で忙しくなり、あっと言う間に3週間以上が過ぎた。
 数えると妻と社長は10回も抱かれたことになる。
 今晩も社長と過ごしている。
 土曜なので今回は泊まると言われた。
 初めてのお泊りだ。
 電話が来たのは日曜日夕方だった。

 妻はいつも以上にゲッソリ。
 目にはクマができていた。
 入浴したばかりらしく、高そうなソープの香りがする。
 最近は迎えに行っても機嫌が良く、色々話してくれるうようになったが、最初の晩言いかけた事は気になっていた。
 夕方で渋滞していた車内で、妻は切りだした・・・
 「英さん・・・もう隠しておいても仕方ないと思う」
 「そうだよ。俺は何でも受け入れるよ」
 「こんな関係だから・・・仕方ない事なの。社長も話せと・・・」
 私は鼓動が激しくなった。どんな事か?
 「私・・・社長と・・・生でしてる」
 「ええっ・・・そんな・・・まさか中出しってこと」
 「そう・・・驚くよね。最初の時から生で入れらちゃって・・・私の中に一杯出された。だから翌日病院・・・産婦人科だったの」
 「一杯って歳なのに社長まだ出るんだ?ちゃんと勃起するの?」
 「英さん・・・社長バカにしちゃダメ。信じられる?英さんより沢山出るの。あの歳でドピッドピュって凄いんだから」
 私は震えてハンドル握る手が震える・・・
 「に・・・妊娠したら困るだろよ」
 「勿論・・・だからピル飲んでる。大丈夫」
 暫し沈黙・・・

 「そ・・・そうなんだ・・・という事は・・・社長はビンビン?」
 「・・・硬くてビンビンね。初めて・・・あんな長くて太くて超絶倫なのは。大きさは・・・そうね・・・英さんの倍以上は確実かな。御免・・・凄い話だけど事実。だから私・・・耐えられないと最初の時言ったの」
 恥かしそうに下を向き、照れながら話す妻。
 「な・・・もう慣れたのか?社長のには・・・」
 「そうね・・・何とか」

 妻は綺麗になる。
 セックスでホルモンの分泌が盛んになる為か?
 制服姿でも色気が漂うようになる。
 私は悶々とした日々を過ごす。
 この頃からだったと思う、妻をおかずにオナニーするようになったのは・・・
 誘っても妻は私と寝てくれないから。
 社長との約束は守るらしい。

 今日は金曜だが、妻は午後から社長と泊まりで出かける約束。
 2泊3日の出張に付き合うと聞かされた。

 昼休み、妻は社長室にあるロッカーで着替え始める。
 ロッカー内には着替えが用意されている。
 最近は一旦アパートには戻らず、工場から直接出かける妻。
 お茶を飲む私の前で・・・
 驚いた。
 妻は素っ裸になる。
 素晴らしい後姿。
 準備した真紅のド派手な下着を身に付ける。
 「凄い下着じゃないか・・・悔しいよ俺」
 「英さん、悔しいよね・・・気持ち分かるけど、仕方ないのよ」
 新品の高級白スーツを着込む。
 見違える美人になる。
 最近派手に染めた髪。
 派手すぎると評判は今ひとつだが、白の高級スーツには凄く栄える気がする。
 「送るか?」
 「大丈夫。近くまで社長が来るから。それじゃあ、行ってきます」
 妻はヒールを鳴らて出て行く・・・
 私は後をつける。
 近くの廃工場前。
 社長のジャガーが止まっている。
 トランクにバックを入れると、二人は走り去った。
 親密な関係を疑わない二人の光景だった。


 妻は社長と出かけた。
 社長の妻のような雰囲気。
 仲良く食事や入浴、またセックスする姿を想像してしまう。
 社長の巨根で、妻は逝かされているのだろうか?

 二日目の夕方、妻の携帯に電話してみた。
 時刻は6時前。
 経理で聞きたいことがあったのを口実に。
 やはり出てくれない・・・
 仕方ないか。
 3回目・・・
 「・・・もしもし・・・ああ・・・あああ」
 「みゆ・・・」
 「・・・喋れない・・・酷い・・・意地悪~社長・・・」
 電話の向うで行われている行為。
 私はすぐに理解できた。
 「こ・・・こんな時間からしてるのか」
 ギシギシギシ・・・
 パンパンパン・・・
 「御免・・・英さん勤務中よね・・・ああ・・・あああ・・・社長が電話出ろって言うから・・・」
 「みゆき、今の状態を細かく説明してあげなさい」
 社長の低い声が聞こえる。
 「私・・・バックから太いチンチンでズンズンされてる・・・社長強いもの・・・チックインしてからずーっと・・・もう3時間もなのよ・・・ああ・・・あああ・・英さん社長は3回も出したというのに・・・まだ凄いのよビンビンで・・・あひいいいっ」
 携帯は社長に代わった。
 「頑張ってるみたいだな。悪いがみゆきのオマンコ、私は味わっているぞ。締まり良くて良い具合だ。私の太いのが奥まで刺さってるんだぞ。じつによく濡れるなみゆきのオマンコ。その音を聞かせてあげよう」
 『グチャグチャグチャ・・・ブチャブチャ・・・ブビッブビッ』
 「あうううう・・・社長・・・私・・・また逝きそうなの・・・」
 携帯を切る私・・・
 私はデスクで泣いた・・・
 号泣だった。

 帰宅した妻は私の顔が見れない。
 「みゆき・・・凄かったな。お前があんなに乱れるとは」
 「・・・恥かしいから・・・言わないで・・・」

 妻と社長、何回交じり合ったのか?
 関係は早いもので半年以上経過した。
 あっという間だった。
 社長は私より妻を熟知したことだろう。
 本当に悔しい・・・

 社長と飲んだ席で、妻とのことを自慢される私。
 見せてくれた旅行先での写真。
 観光地で社長と並んで写る妻。
 真面目な写真は3枚だけ。
 国宝に指定されて城郭。
 そこには似つかわしくない服装の妻。
 妻は自らパンティを脱いでいた。
 細く薄い下着というか、紐みたいなパンティを見せている。
 妻は笑顔で脱いだパンティを見せ、写真に写っている。
 天守閣で自らスカートを捲り、卑猥なエリアをさらけ出す。
 薄目の陰毛がハッキリと写っていた。

 とうとう見てしまいました。
 ベット上で社長の巨根を握る妻。
 社長は自慢げな顔、妻は嬉しそうにこすっている。
 それは極太でとても長い。
 妻が両手で握っても、真っ黒なカリ高の亀頭は余裕ではみ出しているではないか・・・
 想像以上に立派なのと、妻のうっとりとした表情に動揺する。
 「社長のって・・・凄いですね」
 「まあな。みゆきも喜んでいる」
 「妻は喜んでますか・・・」
 「君には悪いが、心酔してるな。もう私から離れられんだろう」
 「そんなの・・・困ります・・・」
 「まあ後はみゆきが次第だ」
 行為後と思われる妻の姿。
 私は見たことがない、満ち足りた表情が悔しい。
 まさか・・・
 妻は社長と付き合う事を望んでいたのか?

 そのみゆき、加速度的に私から遠ざかるようになる。
 私が妻を疑い始めたこともある。
 会話がぎこちない。
 社長と一緒なら贅沢でき、セックスでも満足させてくれる。
 当然の結果ともいえる。
 近頃は安アパートに帰るのは週2~3回。
 留守中の私の夕飯は、もう用意してくれない。

 午後3時を過ぎると妻は準備を始める。
 いつもの様にドアのロックをし、妻は素っ裸になり派手な下着を身に付ける。
 身体中に香水を振りかける。
 匂いは部屋に充満する。
 社長とセックスして熟れた肉体がまぶしい。
 「綺麗になってないか・・・」
 「英さんもそう思う?オッパイとお尻が大きくなったみたいなの。沢山エッチしてるからかな」
 褒めると妻は嬉しそうだ。
 久し振りの笑顔を見た。
 だが・・・
 「久し振りに・・・少しだけ触らせてくれよ」
 「・・・駄目よ。そんな汚い手でなんて。これから社長と逢うのに汚れたら失礼よ」
 私は席戻ると妻はロッカー内のヒールを出す。
 まだ素っ裸。
 前屈みになると割れ目が見えた。
 妻は意識的にいてるのだ。
 以前より陰舌は黒染んでいて、肥大してしまってる。
 小さく窪んでるアナルも見える姿は、私には超刺激的だった。
 アパートでも同じ。
 私の目の前を裸でウロウロするのだ。
 押し倒してもしセックスしたら契約違反となり、仕事は引き上げられ妻は社長の自由とされてしまう。
 そうさせたいのか?
 それとも私をからかってるのか?


 私は妻と社長の関係に、疑問も抱き始める。
 『妻の貸し出し契約は仕組まれたのでは?』と思えて仕方ない。
 社長のセックスの凄さは理解しても、妻の行動は納得できない。
 確かに私は情けない男だ。
 金は無いし、セックスも仕事も下手。
 社長よりチビでデブで髪も薄い。
 ペニスなんて社長の半分以下。
 しかし長年連れ添った夫の私を、妻は何だと思っているのか・・・

 私は妻の気を引こうと頑張るが、空回りばかり。
 何をしても社長の足元に及ばない。
 勝てない・・・
 絶対に。
 そして・・・
 私は対抗心無も気力を失せ、自分で自分を寝取られ負け夫と決め付けてしまう。

 妻は社長に小型のベンツを買ってもらい御機嫌。
 出かけるとき身に付けてる物は全て、社長が買え与えた高級ブランド物。
 結婚指輪も外し、一目で高額と分かる指輪をしている。
 私が妻にできる事、する事はもはや無い。
 妻の姿を思い、オナニーするだけだ。

 「みゆきは・・・楽しそうだな」
 「うん。英さんも仕事増えて忙しいし、私は贅沢させてもらえるし良かったと思うよ」
 「しかし・・・みゆきはセックスが好きになったな」
 「えっ・・・うふふっ・・・英さんたら~いきなり何よ。それはそうよ、社長は上手で絶倫だもの。嫌でも好きになるって!」

 妻はデスクで化粧に没頭している。
 しかし派手だな・・・
 「今後・・・俺と寝るのは駄目かな・・・」
 「ふふっ・・・英さん?御免なさい。もう無理かな。失礼は承知で言うけど・・・最近英さんが、もう男に見えないのよ。強い社長ともう8ヶ月もしてるでしょ。仕方ないじゃない?」
 「俺だって欲求が・・・」
 「嫌だ~英さん・・・なら、お金貯めて風俗とか・・・AVとか見て・・・自分でしたら安上がりじゃない。ふふふ・・・」
 変わり果てた妻の姿には、夫婦の愛情はもはや完全に無い。

 残暑が厳しい週末。
 妻は社長の海外出張に同行する。
 ベトナムの工場視察だそうだ。
 バカンスも兼ねていて、妻は社長室で準備していた。
 私が鍵を開けて入ると妻は着替えを終え、大きなバックに荷物を詰めている。
 楽しそうだ・・・
 妻は「ほら、凄いでしょう。今回の為に用意したの」と見せる。
 それは白いマイクロビキニだった。
 乳首と割れ目を隠せるか不安なほどハレンチなビキニ。
 後姿は裸同然に違いない。
 生地は極薄で、濡れなくても透けるだろう。
 「凄い水着じゃないか・・・毛がはみ出るよ」
 「英さん大丈夫・・・私~パイパンにしたもの。ふふふ」
 「ええっ・・・」
 「永久脱毛しちゃった。社長もしなさいって言うからね」
 私はショックで血圧が下がった・・・
 妻の携帯で「今から行く」と社長に伝えている。
 バカンスにピッタリのミニワンピース。
 素敵だった。
 「行ってきます~」
 「待ってみゆき・・・頼む。パイパン見せて」
 「もう・・・留守番寂しいもんね。良いわ少しよ。驚かないで」
 妻はミニワンピを巻くってくれた。ノーパンでした。
 見事に土手はツルツルでした・・・


 妻のパイパンはショックだった。
 大人の女のパイパン自体初めて。
 それが妻で、私以外の男の為のしたのである。
 性に対して控えめだった妻とは思えない姿・・・
 そればかりかノーパンとは・・・
 もう言葉がない。
 妻は嬉しそうに非常階段を下り、待ち合わせ場所へと歩いて行く。
 高いヒールを鳴らして立ち去る妻の姿。
 私は楽しかった新婚時代を思い出すのでした。

 妻は1週間留守。
 家に居ても寂しいしする事も無い。
 結局社長に抱かれる妻を思い、何度もオナニーしてしまう・・・
 私は休日を利用し、久し振りに妻の実家に顔を出す。
 海で釣りでもし、美味い魚でも御馳走になろうかと思った。
 ところが・・・
 義父の様子が変なのだ。
 今までなら酒でも酌み交わすのだが、冷めた視線でとてもそんな雰囲気ではなかった。
 『体調でも悪いのか?』と思っていた。

 釣りを楽しみ、その日は実家に泊めてもらうことに。
 だが、私は義父に説教される。
 妻を不幸にしてると・・・
 貧乏で生活は苦しく、私に冷たくされてると妻は言ってるらしい。
 最悪なのは、妻に水商売させてる話になっていた事。
 必死に否定したが、義父と義母は信じてくれない。
 まあ・・・
 妻のあの派手な姿を見れば仕方ないが・・・
 テーブルには御馳走には程遠いオカズが並んでいた。

 私は妻が離婚を望んでるのかと思い始める。
 1階の空き部屋で寝ていたが、トイレに起きた時のこと。
 2階にある妻の部屋を思い出す。
 何かあるかも・・・
 親が寝ているのを確認して入ってみる。
 度々実家には来てはいたが、結婚して以来始めて。

 驚いた・・・
 誰かにプレゼントされたであろう、ブランド品の箱や袋が山に様に置いてある。
 中には封すら開けてない物も。
 私は直に社長かと思ったが、ホコリを被り何年か前らしき物も多数有るではないか。
 まさか妻が内緒で買っていたのか?
 苦しい家計なのにと腹が立つ私。
 怪しい・・・
 妻には何か秘密がありそうだ。

 調べるとバックなどは使用した形跡があるが、私は一度も見たことが無い。
 財布の中には小銭とレシートが入っている。
 レシートの日付けは3年近く前となっている。
 場所は・・・
 有名な温泉地の売店だ。
 親の家を売却した頃じやないか。
 なのに妻は・・・
 だが、私の予想は外れる。
 ハンドバックの中にはコンドームが。
 大きなサイズの封は切られ、残りが2個。

 私に内緒で、妻は社長と何年も前から交際していたのかと考えた。
 引き出しやらタンス、色々捜していると怪しい物が出てくる。
 まずはインクジェットプリンターで出した写真だった。
 全く知らない男と妻が一緒に写っている。
 それは男ごとに4冊に丁寧に仕分けされている。
 皆高収入を思わせる風貌。
 歳は20代後半から60代後半を思わせる男達。
 妻の好みなのか、皆決まって長身で体格が良くガッシリとした男達。
 顔は特に好みが無いようだ・・・
 隣に並ぶ妻が随分小柄で華奢に見える。

 どの男とも卑猥な写真が撮影されていた。
 ホテルらしき部屋で裸で戯れ、腹に出されたり顔射されてる。
 中には社長に負けない立派なペニスに持ち主が。
 この男の写真が断然多い。
 この男で妻は目覚めたのか・・・
 表情が他とまるで違う。
 妻は生で受け入れ、最後には中出しされている。
 この当時から中出しは許していたのだ・・・
 妻は布団の上で、股を開いて見せている。
 割れ目は溢れ出たザーメンでグチャグチャ。

 私は妻が家計の為に、仕方なく援助交際を始めたと思う。
 最初は辛かったと思う。
 しかし・・・
 妻は妻はセックスに目覚めた。
 そして・・・
 妻は私から離婚をした金持社長の噂を聞いた。
 8ヶ月前、妻は社長に近寄り股を開いたと思う。
 当然の結果、社長の絶倫と逞しいペニスの虜になった。
 妻が仕組んだのは間違いない。

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妻のマッサージ治療
1 名前:col

2022/05/17 (Tue) 11:13:13

 今年の6月の事です。
 出産後どうも腰が痛いのが引かないと妻がこぼしており、一度産婦人科の先生に相談したのです。
 産科の先生曰く、特に珍しい話では無いそうで育児の疲れが弱った体調に拍車を掛けているのではとの事。
 心配ならば、一度専門医を紹介すると申し出て下さったのですが、妻も医者に相談して少し安心したのでしょう。
 とりあえず東洋医学で痛みだけ取ろうかと思ったらしいです。
 妻に相談された私は、知人からマッサージのうまい人を紹介してもらったのです。

 妻は今年26歳になる二人の子持ちの専業主婦です。
 私が言うのもなんですがけっこう可愛いと思います。
 顔は普通ですが色白もち肌で、いかにも触りたくなる様な可愛さといえばいいでしょうか?
 二人の子供は人工乳で育てたので、胸もまったく垂れておらず、硬からず、柔らかすぎず、ちょうどいいモミ心地です。
 お尻も結婚前はちょっと貧弱かなと思っていたのですが、今は程よく肉が乗り、人妻らしくむっちりしてきました。

 妻の為にマッサージ師を紹介してくれたのは私たち夫婦の共通の知合いの女性で、妻の昔の職場の先輩でした。
 ただ話をする時、彼女が気になる事を言ってました。
 妙に色っぽい、ねっとりした目で妻の身体を見詰めながら「ただね~。あの先生はマッサージはうまいけど、手も早くって。旦那さんも気をつけた方がいいよ。奥さんなんか多分、先生のタイプだからねぇ。気にいったら早速性感マッサージをして患者をものにするそうよ」。
 この話を聞かされてる時、妻は真っ赤になってました。

 恐いのでどうしても付いてきて欲しいという妻に付き添い、その日、小一時間ほどドライブして目的の鍼灸院に連れていきました。
 けっこうきれいな建物です。
 きっとはやっているのでしょう。
 先客があり、妻と待合室で待ってました。
 妻はやはり少し不安そうです。
 私も東洋医学のマッサージと言えば、たけし軍団がテレビで受けているものしか知りません。
 効くのかもしれないが、すごく痛いのではと妻共々心配でした。
 やがて先客が出てきて、しばらくして妻が呼ばれました。

 先生はいきなり素っ気無い口調で妻に「服を脱いで」と告げます。
 妻も恥かしそうにしながらワンピースを脱ぎました。
 「それも脱いで」と先生はシミーズ姿の妻をいやらしい目で見ながら促します。
 妻が助けを求める様に私を見つめます。
 妻の視線を追うようにして先生がこちらを見ました。
 まるで私を値踏みする様にじっとみた後、自らの手でシミーズを脱がせて妻をブラとパンティーだけにしてしまいました。
 「下着も脱ぐんですか?」との妻の問いかけに「いえ。まだ結構です。後で腰のあたりをマッサージする時に少しずらします」とまるで何でも無い事かの様に言われて妻の目も丸くなってます。
 先生の手が妻の腰にあてられ「ではうつ伏せに寝てください」といいました。
 妻は言われるままに下着姿で診療台に寝ます。
 その間、妻を支えるふりをして先生の手のひらが妻のお尻を撫でたのを私は見逃しませんでした。
 気が散るからとの理由で診察室のドアが閉められます。
 ストッパーを外されたドアはゆっくりと閉まりました。
 私が最後に見た時、なぜか先生は妻のブラのホックを外している所でした。

 私はこの状況になぜかすごく興奮してました。
 今、妻が閉ざされた空間の中でパンティー一枚で寝そべっており、白いもち肌を初対面の男にさらしている。
 その男は50過ぎの精悍な男で、色黒な肌が精力を感じさせます。
 そんな男が今、診察にかこつけ妻の肌に手のひらを滑らせているのかと思うと・・・
 思わず全身を耳にして中の様子を覗います。
 実に遮音性のいい分厚い扉で、何も聞こえないのですが、ときどき妻の「痛い」とか「ああ」とかいった声が漏れ聞こえます。
 きっと例の良く効くマッサージを受けているのでしょう。
 私は気が気でありません。
 先ほどの先生の言葉が頭の中で響きます。
 『後でパンティーをずらすって?いったいどこまでずらすのだろうか。腰の下まで?まさか尾低骨をマッサージするふりをして、太ももまで下げるんじゃないか?』
 今、この瞬間にも先生の手により妻のパンティーが太ももまで引きずり降ろされ、先生が妻のオマンコをお尻の谷間越しに覗き込みながら腰をマッサージしてるかもしれないのです。

 2,30分ほどでしょうか?
 妻の「うっ」とか「ああっ」と言った気持ち良さそうな声が漏れ聞こえてましたが、ただそれがだんだんと静かになっていくのです。
 たまに漏れ聞こえる声にも心なしか甘い響きが含まれている気がして。
 つい先日、妻の先輩の漏らした言葉が気になります。
 『もしかすると、妻は先生に性感マッサージを施されているのではないか?』
 いったいあのドアの向こうで妻は何をされているのか?
 「オイル・マッサージをしましょう」
 はっきりと先生の声が聞こえました。
 しばらくしてぴちゃぴちゃとした音が響く様になりました。
 すごく嫌な予感がします。
 妻は肌への愛撫に弱いのです。
 『先生はオイルで滑りの良くなった妻の肌に触れるか触れないかくらいの微妙なタッチで全身を愛撫しているのではないか?妻は先生の指先に感じて、ひくひくと身体をくねらせているのかも』と想像しました。
 妙に静まり返った室内の様子が却って不安です。

 突然「ひっ」と妻の声が中からしました。
 今から思えばきっとこの時パンティーをずらして先生の指先が、直接妻のオマンコに触れたのでしょうか。
 秘めやかな湿った音がこだましてます。
 良く耳をすますと、何かタオルの様なもので声を押し殺した妻の荒い鼻息だけがきこえました。
 私のチンポもかって無いほど硬直してました。
 くぐもった妻のうめき声がなまめかしいです。
 『多分、このドアの向こう側では先生の指先がいやらしく妻の全身を這い回り、乳首やクリトリスを集中攻撃している。妻も快感に肌を薄くピンク色に染めてされるがままになっているのかも』
 そう思うとたまりません。
 私しか知らなかった揉みこたえのある乳房を先生も楽しみ、指先にからみつくオマンコのひだの感触を味わっているのだろうか。
 妻が診察台の上で痙攣しながら動いているのでしょうか。
 時々ばたん何かが跳ねる音がします。

 ぴちっ。
 何かゴムが肌にあたった音がしました。
 やがて衣擦れの音がします。
 私の頭は混乱してます。
 『妻がパンティーを脱がされている』
 気配からすると妻も嫌がらずに先生に協力している様です。
 きっと全裸にされた妻はしどけなく足を開いて、おめこ汁を垂れ流すオマンコを先生にさらけ出しているのでしょう。
 カチャカチャと何か金属音がしました。
 先生がズボンを脱いでいるのか。
 私の口の中はからからになり、診察室から漏れ聞こえる音を一つも聞き逃すまいと勤めました。
 『いやもしかすると、何か金属製のマッサージ機を取り出しただけかもしれない』と言い聞かせるのですが、とてもそうは思えません。
 妻の状態が気になります。
 きっと妻はうつ伏せのまま、足を大きく広げてじくじくに濡れたオマンコを先生にさらし、なまめかしい目つきで先生のチンポを見つめているのだろう。
 もしかすると何度も絶頂の寸前まで愛撫され、ただ最後の一なでだけをお預けくわされ、誰でもいいから早くチンポでオマンコに蓋をしてといった気分なのか。
 今の妻は先生が何をしても受け入れる状態なのでしょう。

 ぎしっと診察台がしなる音がします。
 先生が妻に乗りかかる所か。
 今ごろぱくぱくと口を開く妻のオマンコに先生のチンポの先が押し付けられているのだろうか。
 「うっ。あっ」とくぐもった妻の声がします。
 多分タオルでさるぐつわをされて声を漏らさない様にされているのでしょう。
 『とうとうとうとう妻のオマンコに先生のチンポが挿入された』
 「はあ~ん」
 二人の熱い吐息がもれます。
 やがて診察台がぎしぎしときしむ音が聞こえてきました。
 室内からピチャピチャと水音が響いてます。
 うつ伏せに寝る妻の背後から先生がのしかかり、オマンコにチンポを出し入れしているのでしょうか。
 妻のオマンコは名器だと思います。
 特に出産してからはねっとりとしたやわらかなひだがチンポ全体を包み込み、ざらざらした天井が亀頭の先端を刺激します。
 深く挿入したチンポにまとわり付き、吸い付きながらきゅっと締り精液を絞り取ります。
 そんな妻のオマンコを先生はチンポで味わっている。
 『一度味わうとたまらなくなって、これから何度も妻を呼び出してはセックスを要求するのだろうか。妻も今日の快楽に溺れ、乞われるがままに先生にホテルへ連れ込まれ、チンポをオマンコに迎え入れ先生の都合のいい精液絞出し用の浮気オマンコ妻にされるのだろうか』
 多分先生は妻の胸を両手で揉みながら、ぐいぐいとチンポを妻のオマンコに出し入れしているのでしょう。
 妻のやわらかなオマンコのひだと先生の硬いチンポが直接触れ合って、ぬるぬるとした粘液にまみれながらこすり付け合っているのでしょう。

 「うっ」
 先生の声が急にしました。
 とうとう妻のオマンコの締め付けに耐え切れずに射精しているのでしょう。
 その時「はあぁん。あっ、あっ、あっ」と妻の声が大きく響きました。
 これこそ妻と先生が男と女の最後の一線を超えた証拠です。
 お互いの生殖器官の神経を目いっぱい使って快楽をむさぼりあっている声です。
 とうとう妻はタオルをくわえて声を殺すのも忘れてセックスの快楽にもだえているのです。
 ひときわ大きくがたん、がたんと診察台の足が動いた音がしました。
 先生は快感を感じるたびにくいくいと締め付け精液を絞り取る妻のオマンコの具合に酔いしれているのでしょう。
 妻も自分のオマンコの中で先生のチンポの先から精液が吹き出すたびに、ぐいっとオマンコの口をチンポの根元が強ばって広げるのを感じている。
 多分妻はオマンコの中で精液を出しながら暴れる先生のチンポを感じ取りエクスタシーに至ったのでしょう。

 しばらく静かになり、ちゅっとキスをする音が聞こえます。
 まだ先生のチンポが妻のオマンコに挿入されたままでしょう。
 先生は天にも昇る心地に違いありません。
 となりの部屋に旦那が待っているのに、人妻を性感マッサージで感じさせてその気にさせ、モノにした。
 手で顔を振り向かせると、清純そうで貞淑な感じの人妻が恥かしそうに舌を絡めて来る。
 下では妻のオマンコが快感の余韻で断続的になえかけたチンポを締め付けるのを楽しんでいる。
 妻の胸を揉みながら深い口付けを交わしている先生のチンポを伝って、二人の精液と愛液の混ざったものが、結合部から溢れ出しているのでしょう。

 やがて二人が長いキスを終えて、又、マッサージに戻った様です。
 さっきと比べて妻も先生と打ち解けて世間話を交わしています。
 ただその声の中に、身体を許した相手にしか含まれないであろう媚び、と親近感を感じます。
 その内に私の話になり、妻は先生に私がマッサージを学びたがっていると言いました。
 人妻を寝取った男の余裕でしょうか。
 急にドアが開いて先生が私を招き入れてくれました。

 妻は今日下ろしたてのすみれ色のパンティーを履いていました。
 その真新しいパンティーが完全に脱がされて床に落ちてます。
 その上妻の全身がオイルにまみれ、ぬめぬめと光っていました。
 もしかするとセックスをした時の汗も交じっていたかもしれません。
 男との激しいセックスを終えて、ピンク色に上気した肌がなまめかしいです。
 妻はこちらを振り向きません。
 私の顔を見るのが恥かしかったのでしょうか。
 しどけなく体を伸ばしてます。
 妻のお尻が何かに押しつぶされた様に平べったくなり充血してます。
 未だ足を広げたままです。
 多分この体勢で先生のチンポを挿入されていたのでしょう。
 そして妻のオマンコはオイルでは無い何かべっとりした液体で濡れています。
 部屋の中は妻が興奮した時に、オマンコから出る匂いで充満してます。
 そんな今日初対面の男に犯されたばかりの妻が実に色っぽく感じました。

 先生が私に腰のマッサージを教えます。
 そしてにやりと笑って、妻のお尻の肉を揉みました。
 手の動きにより妻のお尻の穴と、オマンコがぱくぱくと口を開きます。
 先生は主人である私の事を気にもかけず、妻のオマンコを覗き込んでます。
 びちゅ、びちゅと音がしました。
 妻のオマンコから白っぽい液が先生の手の動きに押し出される様に溢れ出します。
 妻が足を閉じようとすると先生の手が押し止め更に大きく開かせます。
 妻は緊張したまま私と先生の前で少しずつ大股開きにされていきました。
 そして先生が妻の手を取り、彼女のオマンコの両側にあてがわせます。
 自分の手でオマンコを広げさせようと先生が無言で妻の手を動かし押しとどめます。
 妻はお尻の方から手を回し、喘ぎ声をたてながら先生の射精を受け止めたばかりのオマンコの奥まで開いてみせます。
 そこは真っ赤に色づきびらびらがいくぶん充血して肥大した様です。
 中のオマンコのひだに白っぽい粘液が、たっぷり付着してます。
 先生は特別なツボを教えて下さると言って妻の腰のある点を指圧しました。
 押されるたびに、妻のオマンコがひくひくとうごめき、中からとろとろと先生の精液が押し出されて溢れ出します。

 「ここを押すとオマンコの中が痙攣してチンポに絡み付いてくるんだ。俺も味わったけど最高だよ。今度試してみな」と言います。
 味わったとはさっきこのツボを刺激しながら妻のオマンコに挿入してたという事でしょうか?
 先生は私の疑問を解くように、妻に跨ったままさりげなく白衣のボタンをはずします。
 べろんと下から妻の愛液でべとべとになった先生のチンポが飛び出しました。
 それはなえているのに15センチはあります。
 多分、勃起状態ならば優に20センチに達するでしょう。
 先生は自分でチンポをしごきながら私を見てにやにやします。
 こんなのを受け入れた妻のオマンコはもう私のチンポでは満足できなくなったに違いありません。
 もう先生の女にされた証拠に、自分から夫である私に先生の精液を垂らすオマンコを開いて見せます。
 いつもの妻ならばきっと異常に恥かしがる状況です。
 ましてや今、夫の目の前で初対面の男に中出しセックスをされた証拠を見せているのです。

 又、診察室から出されました。
 部屋を出る時ふと予感がして振り向くと先生の手のひらが妻のお尻を撫でており、すっと妻のオマンコに指先が伸びたと同時に先生は妻に何かをささやいていました。
 妻はいたずらっぽくクスクスと笑っていました。
 きっと先生は妻に「君のここが何で濡れているのか旦那さんは気が付いたかな」とか「奥さんのここ、すごくきつかったけど、俺のは旦那のより大きかった?」とか聞いていたのでしょうか。

 2時間半ほどして治療が終わり妻と家に帰りました。
 車の中で妻は言葉少なく、どんなマッサージをされたのか、オマンコが濡れていたけどそこも触られたのか、性感マッサージを受けた後、先生にセックスされたのか、という私の問いに答えません。
 私に紅潮したままの頬を見せてずっと窓の外を見ています。
 きっと自分の浮気に対する申し訳なさと、反面その快感の素晴らしさが心の中でせめぎあっていたのでしょう。
 なぜか妻は服の下にブラをつけておらず、固くしこった乳首が服地を突き上げていました。
 実はあの後、私が部屋から出た後でもう一回先生とセックスしたのではないだろうか?
 今度は正常位で診察台に寝た妻が自ら足を大きく開いて、先生の為に両手でオマンコを開きます。
 妻の股間から先生の精液が垂れていて、先生のチンポは程よい潤滑液にまみれながら妻のオマンコに入ったのでしょう。
 妻は声を立てぬ様にタオルを食い締め、先生の背に手を回し、腰に自分の足を絡み付かせて、くいくいと腰を上下に動かしていたのでしょう。
 先生は妻のこの乳頭を口に含み、なめ、かみ、しゃぶりながら妻のオマンコにチンポを出し入れしたのでしょうか?

 妻はつい先ほど自分を恍惚に導いてくれた大好きな先生のために、せいいっぱい自らオマンコを締め付け、チンポから精液を絞り出したのでしょう。
 妻はその日二度目の先生の射精をオマンコいっぱいに受け止めたのだろうか?
 終わった後も先生のチンポをオマンコに挿入されたまま、セックスの余韻にひたり、ひそひそ話しを続けていたのでしょう。
 そして、診察時間が切れるまでそのまま先生に抱かれており、部屋を出る寸前にやっと先生のチンポが抜かれ身繕いしたのではないか。
 外の風景を見ている様でいて実はオマンコから少しずつすみれ色のパンティーに溢れ出す先生の精液を感じ、先ほどのセックスを思い出していたのかもしれない。
 きっと妻のオマンコは私のチンポの何倍もあるでかぶつに伸ばされ、先生のチンポの型が付きぽっかり大きく開いたままだったのではないでしょうか?

 帰宅後、すぐに妻を押し倒しずぶぬれの精液くさいパンティーを脱がせました。
 「やっぱりやられちゃったのか。どうだ、良かったのか」と聞くと、妻はすねた様に「だってあなたが助けてくれないから。犯されちゃった」と、すなおに認めます。
 「またやらせるんだろ」と聞くと「分からない」との事。
 すぐに挿入してみたのですが、もはや私の租ちんでは感じないのか、いかにもお義理のセックスです。
 それなりには締め付けてくるのですが、やっぱりいつもよりゆるい感じで、ぬるぬる、ふわふわのオマンコでした。

 予想通りというかなるべくしてなったのか、今では妻は完全に先生の愛人になっており、定期的に抱かれてます。
 妻の帰宅後、その日のセックスを聞くのが私の楽しみです。
 一応人妻ですので先生が中出しできる様にリングを入れたと聞きました。
 今、妻は先生からオマンコを締め付ける訓練を受けており、最近では私の小チンポもしっかりと絞れる様になってきました。
 次はお尻の穴を拡張すると先日宣言されたそうで、そうなると先生のチンポに比べてはるかに小さい私のものが、先に妻のアナル処女を頂けるのではないかと今から楽しみです。

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子はかすがい
1 名前:col

2022/05/10 (Tue) 15:06:52


 私と妻は高校の同級生で、二十歳の時に海で偶然再会し、妻の水着姿を見て高校の時には気付かなかった大きな胸と、海には不釣合いな白い肌に目が眩んで交際を申し込みました。
 同級生だったと言ってもクラスが一緒になった事は無く、隣のクラスに可愛い娘がいると思っていた程度で性格については何も知らなかったので、結局は可愛い顔からは想像出来ないようなセクシーな身体に惹かれて交際を始めた事になるのですが、いざ付き合ってみると凄く優しくて、性格も可愛い女だったので私が離れられなくなり、大学在学中にプロポーズして、就職するとすぐに結婚しました。
 妻は昔から子供が大好きで、短大を出ると幼い頃からの夢だった保育士をしていましたが、皮肉にも私達にはいつまで経っても授かりません。
 結婚して2年目には妻はその事を酷く気にするようになっていて、3年目には検査を受けて自分に異常が無い事が分かると私にも検査を勧めましたが、私は恥ずかしさもあって「その内出来るさ」と言って逃げていました。
 しかし妻は検査を受けて欲しいと頭を下げ続けるので、自宅で採取出来る事が分かった事もあって、私はようやく重い腰を上げます。
 「自分で出すの?どうやって出したら良いのか分からないから、香代がやってよ」
 「うそー。出来るでしょ?」
 私は妻に出してもらうのは初めてで、この時は検査結果など軽く考えていたので、私のオチンチンを丁寧に拭いてくれる妻を見ているだけで興奮していました。
 「どうせなら口でしてよ」
 「唾液から雑菌が入る可能性があるから、口では駄目だって書いてあったわ」
 「そんな事まで書いてあるの?」
 「私も恥ずかしいんだから、余計な事を言っていないで早く出してよ」
 私の横に身を寄せて、一生懸命手を動かす妻の大きく軟らかい乳房を揉みながら、私はセックスとはまた違った興奮を覚えて、意外とすんなり出してしまいます。
 しかし私が馬鹿な事を言っていられたのも、検査結果が出るまででした。

  精液量   0.6ml(2ml以上、多い人で5ml)
  精子濃度  1ml中100万匹(2000万匹)
  運動率   10%(50%以上)
  高速運動率 0%(25%)

 即ち精液の排出量も足りず、その中にいる精子の数も極端に少なく、動いている数も少ない上に、元気良く動き回っているのは一匹もいないのです。
 「無精子症ではないし、その時の体調にもよるらしいから、きっと大丈夫よ」
 妻は落ち込む私を慰めてくれましたが、体調を整えて翌月臨んだ検査でも、結果は似たようなものでした。
 「ごめんね。検査なんて勧めなければ良かった」
 自分の子孫を残せないという事など考えた事も無く、今までは気にもしなかった私はオスとしての自信を無くし、妻はそのような私を励まし続けていてくれましたが、後から結婚した妻の兄や妹に子供が生まれると、鬱とまではいかないまでも流石に妻も落ち込む日が増えていきます。

 当時は体外受精など一般的ではなかったので、何度か人工授精は試してもらいましたが、流石に私の数値では出来ません。
 毎日他所の子供達を見ているのも辛いと思って、保育園を辞めるようにも言いましたが私が原因では強くも言えず、私も次第に子供の話題は避けるようになっていきました。
 そして結婚して10年経った33歳の時、妻が深刻な顔をして相談があると言います。
 「私、やっぱり子供が欲しい」
 「ごめん」
 「違うの。あなたを責めているんじゃないの。私こそごめんね」
 妻からの提案は、人工授精で子供を儲けようというものでした。
 「いいけど、それは何度か・・・」
 しかし言い辛そうに小声で話す妻の内容は、私にとってかなりショックなものでした。
 「怒らないで聞いて。実はある人から、精子を提供してもらおうと思って」
 「何!提供者は誰だ!」
 「それは言えないの。あなたにも自分の子供として育てて欲しいから、父親が誰か分からない方が良いと思うの」
 当然私は即答など出来ませんでした。
 「勿論あなたが嫌だったらやめる。あなたが自分の子供として育ててくれる自信が無いのなら、きっぱりと諦めるから正直に言って」
 返事も出来ずに二週間が過ぎると、たまたまつけていたテレビでアメリカ人のご夫婦が、親が死んで孤児になってしまったベトナムの子供を、3人も引き取って育てているのを見ました。
 それを見た私は感動し、他の男の精子でもまだ私達の場合は愛する妻の血が半分は入っているので、私の子どもとして育てられると思ってしまいます。

 「この間の話だけれど、精子の提供者は誰だ?俺の知っている奴か?」
 「いいの!」
 「ああ」
 自分でも信じられないような返事をしてしまったのは、妻を可哀想に思っていた事もありますが、決してそれだけではありません。
 実は私も友人と会うと子供の話が中心になってきていて寂しい思いをしていて、その事で何処に出掛けても子供連ればかりが目に付いてしまうようになっていたのです。
 「ありがとう。でもそれなら尚更、変な先入観も持ってほしくないから、提供者は知らない方が良いと思うの。相手の彼はあなたの知らない人だけれど、頭も良くて運動神経もいいし、温厚で性格も申し分ない人だから心配しないで。何よりあなたと血液型も同じで背格好も似ているし、顔もどこか似ているところがあるから、私達さえこの事をお墓の中まで持っていけば、絶対に誰にも気付かれる事も無いわ」
 「その男は信用出来るのか?」
 「ええ。信頼出来る方よ」
 「そんな人と、どこで知り合った?そんなに親しいのか?」
 「あなたに黙って相談に乗ってもらっていたけれど、変な仲ではないから勘違いしないで。彼に対して恋愛感情なんて一切無いし、彼も奥様を凄く愛しているわ。私は今までもあなたを愛していたし、これからもあなただけを愛していくから私を信用して欲しいの」

 このような事を頼めるのですから親しいには違い無いのですが、妻の浮気は疑っていませんでした。
 ただ妻の職場には男はおらず、知り合えるとすれば出入業者か園児の父親ぐらいしか無いのですが、今までそのような人間の話は聞いた事が無く、提供者が誰だか私には皆目見当もつかない事が少し不安でした。
 「その人には元気なお子さんがいて、今も2人目が奥様のお腹の中で元気に育っているそうだから、精子に異常は無いと思う。私の夫にあなたに成りすましてもらって、精子だけもらってあなたとの子供として届けるから、あなたにも自分の子供だと思って欲しいの。当然私も彼の事は全て忘れる」
 しかし一週間後、私が帰ると妻は暗い顔をして待っていました。


 私の顔を見た妻は目に涙を溜めながら、すがる様な目で何かを訴え掛けていました。
 「どうした?」
 「今日彼と話し合ってきました。そうしたら彼に断られたの」
 「精子を提供してもらう話はついていたのだろ?でも無理もないか。自分の分身がもう一人、この世に存在する事になるのだから」
 「違うの。その事は納得してくれているの」
 「それなら何が?」
 妻はしばらく黙ってしまいましたが、一度大きく深呼吸すると、彼が話した内容を話し始めました。
 「彼は奥様に内緒で提供してくれるの。奥様のショックを考えたら、絶対に知られたくないって」
 「だから俺に成りすますって・・・」
 「ええ。でもよく考えたら、そんな事が上手く行くはず無いと思えてきたようで、真面目な人だから、これは犯罪だからやめておこうって」
 「それならちゃんと届けて、正式に提供してもらったらどうだ?」
 「私も考えました。彼にも相談してみました。でも彼は、そうなれば色々な検査も有るだろうし、手続きも簡単では無いと言って・・・」
 妻の目から涙がこぼれます。
 「それに届ければ、彼の子供だと何処かに残ってしまうし、第一このような事が許されるかどうかも分からないって」
 「諦めよう。俺が不甲斐無いばかりに、辛い思いをさせてしまったな」
 しかし妻はまだ何か言いたそうで、私の目を見つめています。
 「どうした?諦め切れないか?」
 「彼が言うの。あなたさえ理解してくれれば、誰にも知られずに、違法にならない方法が一つだけあるって」
 「どのような?」
 「つまり・・・直接・・・精子をもらう・・・」
 「よく分からないが?」
 「彼が私の中に、直接精子を入れる方法が・・・」
 私は耳を疑いました。
 「言っている意味が分かっているのか!駄目に決まっているだろ!」
 「私も断わりました・・・もう・・・この話は忘れて下さい」

 妻はこれで子供が出来るものだと思っていて、妊婦の読む雑誌を買ってきたりしてここ数日舞い上がっていただけに落ち込みようはかなりのもので、私にその原因があるので声も掛けられません。

 そして次の日、私が帰ると電気もつけずに、妻は真っ暗な中で泣いていました。
 「今日彼に、正式にお断りしてきました」
 「駄目になったのだから、もう相手を教えてもらえるか?」
 しかし妻は相手の男の話はせずに、その彼に言われた事を一方的に話します。
 「彼が言うの。今回の事は、私はあなた以外の男性を受け入れる事で苦しみ、あなたは自分の妻に他の男性が入る事で苦しむ。そして彼は奥様を裏切り、子供達に対しても、知らない所に自分達の兄弟がもう一人いるという、罪深い事をしなければならない。結局3人が地獄の苦しみを味わわなければならない。でも一つの命をこの世に生み出すと言う事は、そんな3人の苦しみなど、凄く小さな事に思えるほど神聖で尊い事だって」
 妻が相手の素性を明かさないのは、まだ望みを捨てきれないでいたからでした。
 「彼の提案を受け入れてでも、香代は子供が欲しいのだろ?」
 「ううん。あなたにそんな苦しい思いをさせてまでは・・・」
 私に苦しい思いをさせるからと言う事は、裏を返せば私さえ我慢出来れば、妻はその様な行為を受け入れてでも、子供が欲しいと言う事です。
 「香代はこんな俺でも好きか?子供も作ってやれない俺でも好きか?」
 「・・・私はあなたを愛しています」
 「それならいいぞ。誰だか知らないが、彼にもう一度頼んでみろ」
 妻はようやく笑顔を見せましたが、私に悪いと思ったのか、すぐに真剣な顔になって頭を下げました。
 私はどうしてこのような事を言ってしまったのか、自分でも分からずにすぐに後悔しましたが、これも全ては私に子供を作る能力が無い事が原因なのです。
 「その代わり、ただの生殖行為でセックスはしないでくれ」
 「どう言う意味?」
 「服は脱ぐな。それと触らせるな。勿論香代には感じないで欲しい。露骨な言い方だが、ただ入れて出してもらえ」
 「でも脱がないと・・・」

 私はそのために脱がずに出来る穴の開いたパンティーと、妻が濡れていなくても結合出来るように、潤滑剤のローションを買ってくると言いました。
 このような方法で子供を儲ける事は馬鹿げていると思われるかも知れませんが、皮肉にも妻は毎日子供達を見なければならない仕事で、精神的にも限界が来ていると思ったのです。
 そして私も全ての原因が自分にあるだけに、その様な妻を見ていて普通の精神状態では無かったかも知れません。
 その後はとんとん拍子で話が進み、相手の希望で妻が妊娠可能な時期の土曜日に、シティーホテルに泊まって行う事に決まりました。
 「泊まりになったのは『すぐに動かずに安静にしていた方が、妊娠の確率も上がる』と彼が言うからで、泊まりでもそのような行為は一度だけだからね」
 「それなら、終わったら電話してくれ。その後俺も一緒に泊まるから」
 「奥様には出張で一晩帰れないと言って出て来るから、終わっても彼は帰れないの。だからもう一部屋とって彼も泊まっていくから、あなたが来ては顔を合わせてしまうかも知れない。精子を貰うだけで、終わったらすぐに自分の部屋に行ってもらうから信用して」

 いよいよ翌日に迫った金曜の夜、妻は裸で私の隣に入ってきました。
 「ごめんね。抱いて。抱いて欲しいの。今日抱いてもらえば、あなたの子供だと思って産めるから」
 私は妻を激しく突き続け、妻も涙を流しながら私にしがみついていました。
 「ごめんね・・・ごめんね・・・」

 そして翌日の夕方、妻はお風呂に入っていつもよりも念入りに身体を洗い、私がアダルトショップで買ってきた、売っていた中では一番地味でも普通の下着に比べればセクシーな、穴の開いたパンティーを穿いて出掛けて行きました。
 その夜私は、地獄の苦しみを味わいます。
 どんなに眠ろうと思っても、見知らぬ男の下で悶える妻の姿が浮かんで眠れません。
 妻は妊娠すれば、これから生みの苦しみを味わいます。
 これは私の生みの苦しみだと言い聞かせても、次から次に涙が溢れてきて止まりません。
 それでも翌日の昼前には、妻の顔を見た事で少しほっとしましたが、妻はかなりやつれて見えました。


 私はどのような行為をしたのか知りたかったのですが、いくら待っていても妻からは話そうとしません。
 「どうだった?」
 「あなたに言われた通り、ローションを塗って入れてもらって、終わったらすぐに離れてもらいました」
 「そうか・・・」
 「あなた・・・ありがとう」
 「下衆な事を聞いてもいいか?彼のはどうだった?」
 「えっ?」
 「つまり・・・大きかったとか・・・太かったとか・・・」
 妻はようやく笑顔を見せます。
 「そんな事を気にしていたの?ずっと目を閉じていたからよく分からなかったけれど、入って来た時の感じでは、あなたの方がずっと大きくて逞しかったわ」

 それからの妻は暇があるとお腹を擦って、妊娠を確信しているようでしたが、次の生理予定日に帰ると、妻はまた明かりもつけずに泣いていました。
 「駄目だったのか?」
 「彼が言った通りでした。一度で必ず妊娠するものでは無いって。奥様が彼の最初の子供を妊娠したのは、結婚して半年後だったって・・・」
 妻はこれで諦めると思っていましたが、泣きながら私に言います。
 「もう一度お願い・・・もう一度だけ・・・そうで無いと一晩我慢した事が無駄になってしまう」
 「一晩我慢した!」
 すると妻は慌てて言い直します。
 「ううん。行為は一度ですぐに終ったけれど、我慢している私には凄く長く感じて、一晩我慢していたくらいに思えたから」
 一度されたから二度も同じだという気は更々ありませんでしたが、私もこのままでは妻の中に他の男が入った悔しさが残るだけで、後悔だけで終わってしまうような気がしました。
 「もう一度だけだぞ」

 しかし翌月も失敗に終わると、妻は私を地獄に突き落とすような事を言い出しました。
 「二回も我慢したのが、全て無駄になってしまうのが嫌なの。次に駄目だったら諦めるから、次回は一週間泊まりで行かせて」
 「彼の家に、一週間も泊まりたいだと!」
 妻の話では「このままではご主人にも申し訳ない。意地でも妊娠して欲しいから、次の妊娠可能な時期は、私の家に一週間泊まりで来てくれ。一週間も中に射精し続ければ、どこかで最も妊娠し易い時期に当たる。私も妻を裏切ってしまったから、妊娠してもらわないと後悔だけが残る」と彼が言っているそうなのです。
 「彼は奥さんには内緒だと言っていたよな?一週間も泊まって大丈夫なのか?」
 「奥様が出産で子供を連れて実家に帰るから、しばらく彼だけになるらしいの」
 私は彼の家庭を心配しているような振りをして断わろうと思いましたが、その様な事は妻と彼の間で話し合いがついているようです。
 「最初は毎晩通って来ないかって言われたけれど、あなたの事が気になって精神的に辛いと言ったら、精神が安定していない事が妊娠し難い原因じゃないかって言うの。一週間泊まって一時あなたの事を忘れるように努力して、妊娠する事だけを考えていれば、きっと上手くいくって・・・」

 妻の中に彼が二度も入った事と、そのような我慢をしていても妊娠しない事で、私も精神的におかしくなっていたのかも知れません。
 そうでなければ、このような事を許可する事は絶対に無かったでしょう。
 「絶対に楽しむような行為はするなよ」
 「私を信じて」
 「今迄通り服は脱がないで、生殖行為をするだけだと約束出来るか?」
 「はい、約束します」

 私は妻に数枚の穴の開いたパンティーを買い与え、妻を信じて送り出しました。
 しかし一週間の苦しみは今までの比では無く、妻は彼とのセックスを楽しんでいるのではないかと疑ってしまいます。
 私を忘れて夫婦に成りきり、愛の言葉を囁きながら、激しいセックスをしているのではないかと心配で眠れません。
 しかし一週間経って妻のやつれた顔を見ると、妻も一週間我慢したのだと可哀想に思えて、疑っていた事を強くは言えませんでした。
 「どのようにしてもらった?」
 「どのように?勿論約束通りただ入れてもらって、出してもらったらすぐに離れてもらって別々の部屋で眠ったわ」
 「一週間も毎晩していて、本当にそれだけで済んだのか?」
 「はい。彼も分かってくれていたから」
 「彼は香代の身体を見ても、他には何もしないで我慢してくれたのか?」
 「約束だから身体は見せていません。私はいつもパジャマを着たままだったし、彼は触ってすら来ませんでした」
 妻は恥ずかしそうに俯いていましたが、顔を上げると私の目を見詰めます。
 「私を信じて。彼もその事は理解してくれていて、凄く紳士的に扱ってくれたわ」
 健康な男が一週間も毎晩交わっていて、ただ入れて出すだけの行為で我慢出来るのか疑問は残りましたが、妻に子供を授けてやれない私は信じるしかありません。
 「終わったな。今回駄目でも、こんな苦しい思いは二度と嫌だ」
 「ごめんね。でも駄目だったらなんて考えてないの。一週間も辛い思いをしたから、今度こそは大丈夫だと信じている」

 妻の言葉で、私よりも妻の方が恥ずかしく辛い思いをしているのだと思い直し、その時は妻と彼との仲を疑っていた自分を恥じましたが、その後の妻は勤めている保育園が延長保育を始めたと言って遅く帰る日が増え、仕事の疲れなどを理由に私との行為を拒むようになります。
 そして私が出張で泊まりになった時、夜遅くにホテルから電話すると妻は出ませんでした。
 「昨夜は電話しても出なかったな。何処かに行っていたのか?」
 「ええ・・・延長保育で預かっている園児の母親が、仕事の関係でお迎えが2時間も遅れたから私も帰れなかったの。だから家に帰れたのも遅かったけれど、疲れてしまって何もせずに眠ってしまったから」

 電話があった事を知らなかった妻は、私の問い掛けにすぐには答えられなかった事で、私は妻を疑いの目で見ていました。
 そしてその夜も妻に拒まれ、翌日「続けてで悪いが、明日も急に泊まりの出張になってしまった」と嘘をつき、妻の仕事が終わる時間に合わせて保育園に行くと、妻は家とは反対の方向に車を走らせます。
 私は慌てて後を追いましたがそこは素人で、途中の信号に捕まってしまって見失ってしまいましたが、幸い妻の車が走り去った方向は山で、麓は切り開かれた200件ほどの新興住宅地になっていて、途中には数件の民家しかありません。
 それで私は一軒一軒探して回ると、住宅地の外れでまだ周りには家の立っていない空地か建設中の家しかない、一軒家に近い状態の新しい家の駐車場に妻の車を発見します。
 「何をしている!」
 チャイムを鳴らすと彼が帰って来たと思ったのか、すぐに出てきた妻は夕食の支度をしていたようで、新妻のような可愛いエプロンを着けていました。
 「あなた・・・」
 妻の目には見る見る涙が溜まっていき、やがて泣き崩れた妻に何を話して良いのか分からずに、私も黙って立ち尽くしていました。


 どのぐらいの時間が経ったのか分かりませんでしたが、妻は急に立ち上がると家に帰って話すと言います。
 しかしそれは、彼に会わせたくないからだと直感した私は動きませんでした。
 「俺がどれ程の覚悟で、今回の事を許したか分かるか!香代が他の男に抱かれている間、俺がどの様な思いで待っていたのか分かるか!辛くて、情けなくて、男としてのプライドなど全て捨てなければ居られなくて・・・」
 辛い気持ちを口に出した事で、私の目からも涙がこぼれます。
 「ごめんなさい・・・」
 「それなのに香代は、まだ俺にこのような仕打ちをするのか!どれだけ俺を馬鹿にすれば気が済む。今俺は香代を殴りたい。しかし情けないが殴れない。何故だか分かるか!全て俺が悪いと思っているからだ。俺さえまともな身体なら、このような事にはならなかったと思っているからだ。香代も全て俺が原因だと思っているのだろ?」
 「そんな事は思っていません。あなたに黙ってこのような事をした私が悪いの。許して下さい」
 私は彼の帰りを待って抗議しようと思っていましたが、不覚にも泣いてしまった事で、ただでさえオスとしての能力が私よりも勝っている彼に、このような情けない姿は見せられず、妻を一人残して家に帰りました。

 すると後を追うように帰って来た妻は、入って来るなり土下座します。
 「許して下さい。私が悪かったです」
 「子供を作れない俺なんか捨てて、彼に子供を作ってもらって幸せになれ」
 「許して下さい。お願いですから話を聞いて」
 私には当然二人の間に何があったのか聞きたい気持ちはあり、子供のように拗ねていても何も解決しないと思い直しましたが、自分に欠陥があるだけに嫌味を言わずにはいられません。
 「愛する彼と裸で抱き合いながら、子供を作る能力も無い俺を笑っていたのだろ?」
 「そんな事はしていません。あなたを馬鹿にした事は一度も無いです」
 「表札を見たが、お前の好きな彼は篠沢と言うのだな。篠沢もこのままでは済まさない」
 「やめて。悪いのは全て私です。彼は私の事を真剣に考えてくれて、奥様を裏切ってまでも協力してくれただけなの」
 妻の彼を庇う言葉を聞いて怒りが増し、妻に手を上げてしまいそうな自分を落ち着かせるために黙っていると、妻は泣きながら言い訳を始めます。
 「勘違いされるような行動をとってしまってごめんなさい。今日は今までのお礼に、ただ夕食を作りに行っただけです」
 「それなら俺に言って、堂々と行けば良い事だろ!」
 「責任を感じているあなたは、言えば行ってもいいと言ってくれたかも知れません。でも心の中では辛いはずだから、それなら黙って行った方が良いだろうと思って」

 妻がただ食事を作りに行ったなどとは信じられませんでした。
 仮にそうだったとしても、それは今までのお礼ではなくて、今回も駄目だった場合を考えて、これからも関係を続けてもらうために機嫌を取りに行ったように感じます。
 それも食事だけではなくて、身体を使って機嫌を取る事も。
 私は今回が駄目でも、二度とこのような事はさせないと決心して気を落ち着かせましたが、泣き疲れて眠ってしまった妻を見ていると一つの疑問が浮かびました。

 それは妻がどのように篠沢の家に入ったかという事です。
 例え身体の関係を結んだ事で親近感があったにしても、留守に自宅に入れると言う事は並大抵の信頼では出来ません。
 鍵の隠し場所を教えてもらったとすれば、妻はそれだけ篠沢と親しい関係にある事になります。
 ましてや合鍵などを渡されているとすれば、私が思っているよりも遥かに親しい間柄なのでしょう。
 堪らず妻のバッグを探ってみると、やはりそこには見た事もない鍵が入っていて、猛烈な嫉妬心に襲われた私はそれを抜き取ってしまったので、鍵を失くした事に気付いた妻は慌てたと思いますが、私に聞けるはずもありません。

 「あなた・・・今回も駄目でした・・・」
 「また篠沢の所に行きたいのだろ?」
 妻は黙ってしまって返事をしません。
 「次回が本当に最後だぞ」
 妻と篠沢に二度とあのような行為はさせないと、固く決めていた私がなぜそのような気になったのかと言うと、妻は篠沢の事を半年前に引っ越して来た園児の父親で、度々お迎えに来ていたので親しくなったと説明しましたが、半年間たまに迎えに来ていたぐらいでこのような事を相談し、このような行為が出切るまで親しく成れるとは到底思えなかったのです。
 それで私は篠沢の家の鍵を手に入れた事で、妻と篠沢の関係を探れると思ったのです。
 妻と篠沢がどのような会話をし、どのような行為をしていたのかも知りたかったのですが、妻に聞いても本当の事は話さないと思ったので、その事も知るチャンスだと思いました。
 しかしそれには、もう一度我慢して堪えなければなりませんが、このままでは一生妻を疑って暮らさなければなりません。
 「ありがとう。以前のようにホテルでしてもらって、二度と彼の家に行きませんから」
 計画が狂った私は慌てました。
 「一週間ものホテル暮らしはお金も大変だろ?」
 「一週間いいのですか!」
 「その方が、妊娠し易いと言ったじゃないか。本当に次回が最後だぞ。今まで散々辛い思いをしたのだから、今回どうしても妊娠して欲しい」
 「ありがとう・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」

 妻が篠沢の家に行った日、会社帰りに直行するとキッチンと思われる部屋に明かりがついていました。
 そして10分もすると擦りガラスの小窓がある、お風呂と思われる場所に明かりがつき、しばらくしてキッチンの明かりが消えたので小窓の下に行って耳を澄ますと、篠沢と思われる男の声が聞こえてきます。
 「楽しむセックスならただの快感の道具かも知れないが、目的が違うのだからこれは神聖な物だろ?だったらもっと丁寧に洗ってよ?そうそう、その下の袋も」
 篠沢は妻の羞恥心を煽るためか、わざと大きな声で話すので外からでもはっきりと聞こえて来ます。
 「香代も脱いで、一緒に入ったらいいのに」
 「裸にはならないと、主人と約束しているから」
 妻の声は普段よりも小さく、余程注意していないと聞き取れません。
 「まだそんな事を言っているの。前回も、あんな凄い姿を見せたのに?」
 「言わないで」
 「香代は昔と何も変らないな。確かあの時も、俺と付き合っても身体の関係だけはもたないと、親と約束しているからと言って」
 「もう言わないで」
 「しかし結局は」
 「あれは篠沢君が・・・」
 妻が篠沢のオチンチンを洗わされている事にショックを受けましたが、それよりも、やはり以前からの知り合いだったと知って怒りで体が震えます。
 「もうそのくらいでいいよ。さあ、種付けをしてやるから先に出て、先週の部屋に布団を敷いて待っていて」
 「そんな言い方はやめて」
 「じゃあどう言えばいい?セックスとは言うなと言うし・・・」
 「何も言わないで」
 シャワーで洗い流す音が聞こえた後、妻は先に出て行ったようです。
 「うっ・・・ううっ・・・うー」
 妻がいなくなると低い呻き声が聞こえ、またシャワーで流すような音が聞こえた後、篠沢は鼻歌を歌いながら出て行きました。


 この後すぐに二人が行為を行うのは確実で、私は音を立てないように合鍵を使って入って行くと、奥の和室らしき部屋から話し声が聞こえてきました。
 「そろそろ始めようか」
 「よろしくお願いします」
 私は二人に気付かれないように、細心の注意を払いながら襖を3センチほど開けて覗き込みましたが、幸いこちらは暗くて中は明るかったので気付かれる心配はありません。
 そこは八畳の和室で中央に客布団が敷いてあり、パジャマを着た妻がその上に正座していて、布団の横には篠沢が胡坐を掻いて座っていましたが、妻の言っていた通り背格好は私によく似ています。
 「早く脱がないと朝までに終わらないよ」
 妻は布団に横になると、掛け布団を被ってパジャマの下だけを枕元に出しました。
 すると篠沢が勢いよく布団を剥ぎ取ったので、妻は丸くなって身体を隠します。
 「ローションを塗るから待って」
 「その前に、先週のように少し見せてよ」
 「あんな事は、もういや」
 「それなら無理だ。裸は見せない。触らせない。香代はローションで入れてもらえる状態になるけれど、俺はどうやって入れられる状態にすればいい?」
 篠沢は元気なく垂れ下がったオチンチンを妻の顔に近付けましたが、それは私に話していたのとは違う、私のよりも太く大きな物でした。
 「お風呂ではあんなに・・・」
 「お風呂では、これから香代の中に入れるという期待感で興奮もあったけれど、いざとなったらご主人の事を考えてしまって、悪い気がしてこうなってしまうのだと思う。それにあの時は、洗ってもらうのに触られていたし」
 「それなら少し触るから」
 妻はそれを優しく掴むと、顔を背けてゆっくりと動かし始めます。
 しかしそれは多少大きくなっただけで、入れられるほどの反応は示しません。
 「どう?」
 「どうって、触っていて香代も分かるだろ?やはり先週のように見せてもらわないと駄目みたいだ」
 妻は手を放すと目をつむって脚を開きましたが、その部分は両手で覆って隠します。
 「枕を入れるから腰を持ち上げて」
 篠沢が妻のお尻の下に枕を入れると、妻はその部分だけを突き出した格好になります。
 「手を退けて」
 妻の脚の間に座った篠沢がそう言うと、手はゆっくりとその部分から離れ、妻の顔を覆います。
 それを見ていた私は、いくら子供が欲しいからと言っても、このような妻の姿が信じられませんでした。
 妻は恥ずかしがりやで、私との時でも未だに部屋を暗くして欲しいと言います。
 その妻がこのような明るい部屋で、夫婦でもない男の目の前に、最も恥ずかしい部分を突き出して見せているのです。
 「まだ?恥ずかしいから早くして?」
 「まだ駄目みたいだ。そんなにあせらせると、よけい緊張して・・・」
 篠沢が手を伸ばしてパジャマの上から妻の乳房を掴むと、妻は手首を掴んで引き離そうとします。
 「少しぐらいいいだろ?」
 「駄目。主人との約束だから」
 「今までも最初だけで、結局は触らせてくれるじゃないか」
 「それは・・・」
 「じゃあここはいいよな?どうせオチンチンで触るところだから。また中を見せてもらうね」
 「いや!恥ずかしいから開かないで!」
 妻は腰ひねって逃げます。
 「先週も最初だけで、二回目からは色々させてくれたし、香代だって色んな事をしてくれただろ?それなのにあれも駄目。これも駄目。俺には無理だ。もうやめよう」
 「あんな事をしてしまって、帰ってから主人の顔をまともに見られなかったの。だから・・・」
 「じゃあご主人にしてもらえ。ご主人に作ってもらえ。それが出来無いから俺が家族を裏切ってまで、香代に協力しているのではないのか?やめた、やめた」
 篠沢はただ妻を辱めて楽しんでいるだけに見え、いつ飛び込んで行こうかと中腰になっていましたが、私には出来ないという言葉を聞いて、また座り込んでしまいます。
 「ごめんなさい。見てもらっていいから怒らないで。中まで見てもいいからお願いします」
 「じゃあ、自分で開いて見せてよ。もっと・・・もっと大きく開いて」
 私のところからでは妻の手でよく見えませんが、篠沢の弛んだ口元を見ると、妻はこれ以上開けないというほど、自らの手で大きく開いているのでしょう。
 篠沢がただじっと覗き込んでいるだけで、言葉も掛けない事が羞恥心を増幅させるのか、妻は顔を右に倒したり左に倒したりして身悶えていました。
 それは5分ほどだったかも知れませんが、私には30分にも感じ、おそらく妻には1時間にも感じていた事でしょう。
 「少し硬くなってきたから、そろそろローションを塗って用意したら?」
 「お布団を」
 「見ていてやるから、このままの格好で塗ってよ。そうしたら完全に硬くなると思う」
 篠沢がローションを渡すと、妻は硬く目を閉じて塗り始めましたが、その姿はまるでオナニーでもしているかのようです。
 「俺の方は先週のように、香代の唾液を塗ってくれない?」
 妻は目を大きく見開いて、篠沢を睨みつけました。
 「ここでやめるのなら、俺はそれでも構わない」
 妻は立ち上がった篠沢の前に正座して、目の前にあるオチンチンに手を添えて口に含むと、それはまだ硬くなり切っていなかったのか更に大きくなり、妻の口いっぱいに広がってしまいます。
 「さあ横になって。早くしないと、またしぼんでしまうかも知れない」
 妻は慌てて横になり、今度は隠す事もしないので大きく脚を開きます。
 「ローションは使わなくても良かったみたいだね」
 ここからではよく見えませんが、ローションを塗らなくても良かったと言う事は、妻は見られていたただけで濡らしてしまっていた事を意味していて、そうなればパンティーと同じ様に、妻のそこも既に大きく口を開いてしまっているのかも知れません。
 私はずっと裏切られた気持ちで見ていましたが、妻の裏切りはこれだけでは終わりませんでした。
 「ああっ!」
 篠沢が脚の間に座って腰を進めると、妻は大きな声で一声うなり、篠沢は満足げに一度微笑むとすぐに真剣な顔になって、最初から激しく妻を責め立てます。
 「うっ・・・ううっ・・・うっ・うっ・うっ・うっ」
 「感じたらご主人を裏切っている事になるよ」
 「感じてなんか・・・ううっ・・・」
 妻は明らかに、篠沢の太いオチンチンによってもたらされる快感と戦っています。
 「それならいいけれど」
 しかし篠沢は延々と突き続け、いつまで経っても終わる気配を見せずに、腰の動きが弱まる事もありません。
 それで私が思ったのは、お風呂での呻くような声は、篠沢が自分で一度出したのではないかと言う事でした。


 篠沢が直前に自分で出していたとすれば、妻の卑猥な姿を見ても、つかんでこすられたりしても反応しなかった事の説明がつきます。
 しかしそれでは精液も薄くなってしまい、そのような事をしていたとすれば私達に対する重大な裏切り行為です。
 私は飛び込んで行こうと思いましたが確証も無く、ここで飛び込んで行ったのでは、今まで散々我慢していた事も無駄に終わってしまうと思うと出来ません。
 一度篠沢に抱かれた妻など、何度抱かれても同じだとは決して思っていませんが、それでもこの時飛び込んで行くのを我慢で来たのは、やはり既に何度か同じ事をされていると思っていた事が大きかったのでしょう。
 そんな事を考えている内に妻は完全に感じ始めてしまい、声を出してしまわないように唇を噛んでいるのが精一杯の状態で顔を左右に激しく振っていましたが、それでも篠沢は終わる気配を見せないので、妻は終に耐えられなくなって声を出してしまいます。
 「早く終わってー・・・あぁぁ・・ああぁー」
 一度声を出してしまうと、その事で更に感じてしまうのか、妻は篠沢の動きに合わせて声を出すようになっていきます。
 「あっ・あっ・あっ・あっ・・・だめ・出して・・・あっ・あっ・あっ・あっ」
 「もう少し我慢して。逝ってしまってはご主人に悪いだろ?俺も罪悪感が大きくなってしまうから、もう少しだから我慢して」
 しかし妻には、既に限界が来ていました。
 「だめ・だめ・・・あっ・あっ・ああっ・ああっ・ああーっ・・・いや・・いやー」
 しかしそれでも、篠沢の腰は動き続けます。
 「もういや・・・また・・・また・・・」
 「これ以上逝くな。ご主人の辛さも考えてやれ」
 「でも・でも・・・あっ・あっ・あっ」
 妻がまた逝きそうになった時、篠沢は腰の動きを極端に遅くしました。
 「もう逝っては駄目だ。ご主人が可哀想で仕方が無い」
 妻は篠沢のこれらの言葉を、私達夫婦の事を思っての言葉だと感謝しているでしょうが、私には妻をいたぶっているようにしか見えません。
 現に今も動きを遅くしたのは逝きそうな妻を想っての事ではなくて、自分が終わってしまいそうになったのを抑えるためか、更に妻をいじめて楽しむためだと思えて仕方ないのです。
 もう少しだった妻は不満を露にしますが、私と約束している手前、逝かせて欲しいとは言えません。
 「いやん・・・いや・・・早く動いて・・・早く」
 「早く動いては、香代はまたご主人を裏切ってしまうだろ。それともご主人を裏切ってでも逝きたいのかな?」
 「違う・・・早く終って・欲しいから・・・いや・・こんなのいやー」
 少し休んだ篠沢がまた動きを速めると、妻は一気に駆け上がります。
 「あっ・あっ・あっ・ああっ・・あぁぁん」
 「逝くなよ。ご主人を裏切ってもいいのか?」
 「逝かない・・あっ・・だから早く・・・あっ・あっ・あっ・あっ」
 「このままでは終わりそうも無いから、少しだけ協力してもらうね」
 篠沢は妻のパジャマのボタンを外すと、前を開いてブラジャーを押し上げ、飛び出した大きな乳房を揉みながら、腰を更に激しく動かしていました。
 「そんな・・・そんな・・・あっ・あっ・・出して・・あぁぁ・・ああぁぁぁぁぁー」
 妻が逝くのと同時に、篠沢も大きく二度腰を強く打ち込んで出したようでしたが、すぐに腰を引いて抜いてしまいます。
 「沢山出たから、もう外に溢れてきたよ」
 篠沢は大の字になってしまって動かない妻の股間を、ティッシュで優しく拭いていましたが、出て来るのが余りにも早過ぎる事から、最後に強く打ち込んだのは中に出した演技で、本当は外に出したのではないかという疑念が湧いていました。

 「今夜はもう一度しておこう。少し休憩したらまた始めるから、それまで身体を休めていていいよ」
 しかし妻は余程深く逝ってしまったのか返事もせずに、まるで死んでしまったかのように動きません。
 この時の私は意外なほど冷静でした。
 妻と篠沢の行為を、他人の行為を覗いているかのような気持ちで見ていたのです。
 しかしこれは、目の前で他の男に逝かせられる女を妻だと思っては、壊れてしまいそうな自分を守る為だったかも知れません。
 私は篠沢が出て行くのを確認すると、襖を体が通るだけ開けて四つん這いで妻に近付き、ポッカリと口を開いたままになっている妻のオマンコに人差し指を入れて掻き出しましたが、案の定白い物は見当たりませんでした。
 「いや・・・休ませて・・・」
 私を篠沢だと勘違いして、寝言のようにそう言った妻に布団を掛け、何とか怒りを抑えて冷静になろうとしていると、ビールとグラスを持った裸の篠沢が入って来て叫びました。
 「誰だ!」
 その声で目を開けた妻は、私を見て飛び起きます。
 「あなた!どうしてここに!」

 しばらく沈黙が続きましたが、最初に口を開いたのは篠沢でした。
 「鍵を失くしたと言っていたが、まさか・・・」
 すると妻も。
 「どうしてそんな事を?どうしてここに来たの?」
 妻は泣き出してしまいます。
 「ご主人。これは約束違反でしょ。私も妻を裏切ってまで協力しているのですよ」
 「約束?それはこちらの台詞だ。香代!裸にならない、触らせていないと言っていたのは全て嘘か!感じないと言っていたのはどうなった!それに・・・」
 篠沢の物が私よりも小さいと嘘をついたと言いそうになりましたが、流石にそれは言えずに言葉を濁しました。
 「それと篠沢さん。何が協力しているだ。ただ妻の身体を楽しんでいるだけじゃないか」
 「それは心外な事を。私の善意の協力を、そのような言い方をされては」
 「じゃあ聞くが、外に出して妊娠するのか?妻が妊娠してはこの関係も終わってしまうから、ずっと外に出していたのではないのか?」
 妻も泣きながら篠沢の顔を見ました。
 「そんな事は・・・」
 「香代、足を開いてみろ」
 「確かに今は失敗して外に出してしまった。その事が香代さんに悪くて、中に出した振りをしてしまった。でもそれは、すぐに離れなければご主人に悪いと焦り過ぎて、タイミングが合わなかっただけだ。こんな事は今だけで、今まではきちんと中に出していた。香代さん、そうだろ?」
 妻は返事が出来ません。
 毎回後の処理をしてもらうほど感じさせられていたとすれば、妻には分からないのだと思います。

2 名前:col

2022/05/10 (Tue) 16:04:11


 妻が中に出してもらったかどうか分からなかったのは、私の精液量が少なかった事で、妻は中に出されるという感触を知らなかったのかも知れません。
 何より篠沢を信じ切っていたので、今まで疑う事も無かったのでしょう。
 前回までは中に出していたと言われれば、これでは何も証拠はありません。
 しかし私は、もう一つの裏切り行為を掴んでいます。
 「それなら聞くが、妊娠させようと思っていたなら、どうしてその前に一度出す。妻を抱く前に風呂で、一度自分で出していたよな」
 「本当なの!」
 「いや、出してなんかいない。俺はこの日のために禁欲していたぐらいだ。香代さんの中にいるのが長くなってはご主人に悪いから、すぐに出せるように刺激を与えて興奮を高めていただけで」
 これは訴えても不正行為には行為にはならないでしょう。
 私も納得して、こちらからもお願いした経緯があります。
 約束違反で楽しんだなどと第三者が聞いても、男と女がこのような事をすれば、普通そのぐらいは想定内で、私が馬鹿にされて終わりでしょう。
 何よりこのような異常な事を、他人に話しても理解してもらえるはずがありません。
 私は妻を連れて帰りましたが、篠沢を責めきれない私の怒りは妻に向かいます。
 「あんな男を信用しやがって!」
 「ごめんなさい・・・・でも・・・・・」
 「でも何だ!」
 「いいえ」
 妻はまだ篠沢を信用しているようでした。
 「篠沢とはいつからの関係だ!」
 「半年前に・・・・・」
 「まだ嘘をつくのか!俺は風呂での会話を全て聞いたぞ!」
 「半年前に彼の子供が入園してきて、それから色々相談に乗ってもらうようになったのは本当です。ただ彼とは・・・・・・・」
 妻と篠沢は中学の同級生で、高校は別々になりましたが部活の地区大会などで顔を合わすようになり、2年の時に篠沢から声を掛けられて付き合うようになったと言います。
 そしてお互いの家を行き来して、一緒に受験勉強をしたりしながら2年ほど付き合って別れました。
 「どうして別れた?もしかして、香代がふられたのか?」
 「・・・・・・はい」
 なぜこのような事を聞いたかと言うと、妻は篠沢に対して良い印象を持ったまま別れたのではないかと思ったからです。
 言い換えれば、妻は篠沢の事を好きなまま別れたのではないかと感じました。
 「付き合っていた時に、身体の関係もあったのか?」
 「それはありません」
 「何も無かったと言うのか?もうこれ以上嘘をつくな」
 「キスは・・・・・・・」
 お互いの部屋を行き来している内に、キスはするようになりました。
 しかしキスに慣れてくると篠沢はそれだけでは満足出来なくなり、家族が留守の時に妻を押し倒して関係を結ぼうとしましたが、妻は卒業するまで待って欲しいと言って拒否します。
 「卒業してから関係を持ったのだな?」
 「いいえ。それで彼が『俺に愛情がない証拠だ』と怒って、一ヵ月後には一方的に別れを・・・・・・」
 私は馬鹿な質問をしていた事に気付きます。
 なぜなら妻とは付き合い始めて一ヶ月後に関係を持ちましたが、その時妻は処女でした。
 しかしお風呂で篠沢は「しかし結局は」と言ったのを忘れていません。
 「それならいつ抱かれた!今回が初めてだとは言わせないぞ!」
 「それは・・・・あなたと付き合い始めて・・・半年ほど経った時に・・・・」
 私は絶句しました。
 妻は私と付き合いながら、篠沢と関係を持っていたのです。
 「二股を掛けていたのか!」
 「違います。会ったのは一度だけです。ごめんなさい」
 「一度会って抱かれ、その後は会わなかったと言うのか?」
 「私が既に処女でない事が分かり、彼は『俺にはあれだけ拒んでいて、どうして他の奴には簡単に許した』と言って・・・・・・」
 この時篠沢が妻の処女に拘らなかったら、私から篠沢に戻っていたのかも知れません。
 妻はそれだけ篠沢に未練を残していたのでしょう。
 卒業したら篠沢に抱かれる約束をしながら、それが出来なかったばかりに別れてしまった事を、ずっと後悔していたのだと思います。
 それで私が求めた時には、一つ返事で応じた。
 しかし本当に好きだったのは別れた篠沢で、何らかの形で再会して着いて行ってしまった。
 その頃の私は、妻にとっては篠沢のスペアーだったに違いありません。
 しかしその事は許さなければなりません。
 なぜならその頃の私はまだ妻と結婚する意思は無く、妻と言うよりも妻の身体に惹かれていた部分が大きかったからです。
 「好きな相手の子供を作り、俺を騙して育てさせようとしていたのか!」
 「違います。今ではそのような感情はありません。私はあなたが好きです」
 妻はそう言いますが、篠沢が妻も子も無い独身だったらどうでしょう。
 私と別れて篠沢と一緒になれるとしたら、篠沢との子供を篠沢と育てたかったのではないでしょうか。
 それが無理だと分かっているから、気付かぬ内に篠沢への思いを奥に押し込み、私が好きだと思い込んでいる。
 私の妻に対する信頼は、跡形も無く崩れ去っていきました。


 確かに妻は、一応は私の出した条件を守ろうとはしていました。
 あれだけ長く出し入れされたら、感じてしまうのは女の性かも知れません。
 その事を私に隠していたのも、どうしても子供が欲しかったのでしょう。
 しかし相手が昔付き合っていた男だと隠していた事は許せる事では無く、今でも恋心を抱いていると疑っている私は、嫉妬で狂いそうでした。
 妻に対してでさえそうなので、妻を弄ばれたという思いが強い篠沢に対しては尚更で、何か復讐する方法は無いかと考えていましたが犯罪までは起こす勇気も無く、妻をまだ愛していて別れられないのなら、結局篠沢の事は忘れなければ仕方がないのかと思い始めていた頃、妻の様子がおかしい事に気付きます。
 「どうした!篠沢に会えなくなって寂しいのか」
 「あれから生理が来ていません・・・・それで・・・・・」
 篠沢の事を私に知られる前なら、妻は涙を流して喜んだのでしょうが、今となっては仮に嬉しかったとしても顔には出せません。
 「出来たのか?」
 「今日病院に行ったら・・・・・・・」
 「おろすのだろうな!」
 「いや!それだけはいや!」
 「あんな奴の子供を産む気か!きっと大嘘つきの、インチキ野郎が生まれてくるぞ」
 「そんな事を言わないで。この子は私の子よ。やっと授かった子よ」
 私は突然の事で驚きが大きかったために、重大な事を忘れていました。
 「あの時って・・・・・確かあの時は・・・・・篠沢は外に・・・・」
 「ごめんなさい」
 やはり妻は、篠沢がそのような男だとは信じられずに、3日後の私が残業で遅くなると言って出勤した日、篠沢の家まで確かめに行ったのです。
 そして私に言ったのと同じ言い訳を繰り返し言われ、篠沢に対する思いが私とは違う妻はそれを信じてしまいました。
 「その時に関係を持ったのか!」
 「どうしても子供が欲しかった。これを最後に、もう会わないようにしようと言われて・・・・・ごめんなさい」
 篠沢は「ご主人は勘違いしている。俺は香代に、本当に子供を授けてやりたかった」と言って、涙まで流したそうです。
 「俺をどこまで馬鹿にしたら気が済む!嘘つきと嘘つきの子など、さっさとおろしてしまえ!」
 「産ませて下さい。私一人で育てますから、どうか産ませて下さい」
 「一人で育てる?俺と離婚するという意味か!」
 「違います。あなたが離婚を望めば、このような事をしてしまった私は従うしかありません。でも別れたくない」
 「考えてみろ。俺はその子を見る度に篠沢の顔を思い出す。その子を見る度に香代に裏切られた事を思い出して、俺は今以上に苦しまなければならない」
 妻が最初に言った事は本当でした。
 篠沢の顔を見たばかりに、生まれてくる子供と篠沢が重なってしまい、私の子供だとは思えないでしょう。
 ただでさえそうなのに二人に騙された思いが強く、愛し合う場面まで見てしまっては、篠沢との愛の結晶だという思いが大きくなっています。
 おまけに本当の父親である、篠沢の汚い性格まで知ってしまったのです。
 私は妻に決断を迫りました。
 「俺をとるか、子供をとるかのどちらかだ」
 しかし妻はどちらも選べず、偉そうに言っていた私も妻を手放したくない思いから仮面夫婦を続けていましたが、その間にも妻のお腹はどんどん大きくなっていきます。
 「慰謝料は請求しない。その代わり出産費用と養育費は払ってもらう。俺はおまえの子供のために働く気は無いからな」
 私は関係のない奥さんまでは悲しませたくなくて、このような復讐をする気などありませんでしたが、妻の大きくなっていくお腹を見ていて、精神的に追い詰められてしまったのです。
 「作って欲しいと頼んでおいて、今更何が養育費だ!」
 篠沢はそう言いながらも、隣に座っている奥さんの事が気になるようでしたが、篠沢以上に私も気になっていました。
 それは奥さんが、妻とよく似ていると思ったからです。
 ただ好きな女性のタイプが妻のような女性でこうなったのかも知れませんが、篠沢の奥さんは妻に似ていて、以前妻は相手の男を説明した時、私に似ていると言いました。
 これは単なる偶然では無いと思える事が、私の嫉妬心を大きくします。
 「確かに頼んだ。しかし頼んだ時は妻との関係が終わらないように、妊娠しないように妻の身体を弄んでいただけのくせに、おまえのように人の弱みにつけ込む、最低な男の子供はいらないから二度と会うなと言ったら、今度は陰でこそこそと会って妊娠させやがって。払わないなら、生まれたらすぐにここに連れてくる。父親にも扶養義務はあるのだから、お前が育てるなり、施設に預けるなり好きにしろ」
 奥さんは乳飲み子を抱き締めて、何も言わずにただ泣いていました。
 そして後日奥さんから妻に慰謝料の請求がありましたが、大した額では無かったところを見ると、篠沢も離婚は免れたようです。
 月日は過ぎ、何も知らない妻の親兄弟からは冷たい男だと非難されても、私は出産に立ち会うどころか、生まれてからも一度も顔を出しませんでした。
 「何も知らない馬鹿達が、好き勝手な事ばかり言いやがって。親兄弟と縁を切れ。嫌なら出て行け」
 「すみません。今後一切の付き合いを断わりますから許して下さい」
 妻は私に逆らう事はせずに、ずっと私の顔色を伺いながら暮らしていました。
 「ギャーギャーうるさいから早く黙らせろ!」
 勿論子供を抱く事も無く、面倒を看る事は一切しませんでしたが、ハイハイが出切るようになると子供は私の側にばかり寄って来ます。
 「どうにかしろよ!外に放り出すぞ」
 「ごめんなさい。こちらにいらっしゃい」
 しかしこの頃になると、子供に対して妻の前では素っ気無くしていても、妻の目を盗んでは抱き締めてあげるようになります。
 そして片言が話せるようになると、最初に覚えた言葉はパパでした。
 「パパ・・・パパ」
 当然これは妻が教えたのですが、これだけ懐かれては可愛くないはずもありません。
 「もう養育費はいらない。俺を裏切った罰として、香代一人で育てさせる事にした」
 篠沢にはそう電話しましたが、これは勿論強がりで、私の子供として育ててみたくなったのです。
 これは妻によく似た、女の子だった事も大きかったと思います。
 これが男の子なら、やはり篠沢と重なって見えたかも知れません。


 娘はすくすくと成長し、14歳という多感な時期を迎え、妻はと言えば48歳になっても保育師の仕事を続けながら、娘の学校の役員まで引き受けて多忙な生活を送っていました。
 「明日は金曜だから、香を連れて会社の近くまで出て来い。3人で夕飯でも食おう」
 「明日ですか?明日は接待で遅くなるから、ホテルに泊まると・・・・」
 「ああ。急に向こうの都合でキャンセルになった」
 「ごめんなさい。明日は役員の親睦会が・・・・・・」
 「そんなものは欠席しろ!」
 「駄目なの。親睦会の前に大事な会議もあるから休めないの」
 妻は私を裏切った事への償いのつもりか、娘の将来を思ってかは分かりませんが、あれ以来ずっと私には逆らった事は無く、未だに私の顔色を伺いながら生活していました。
 私もそのような生活に慣れてしまったために、妻の都合で断られた事に無性に腹をたててしまいます。
 「もういい。今後絶対に誘ってやらん」
 「ごめんなさい。そう言わずに許して下さい」
 私はその後も妻を汚い言葉で責め立てたものの、弁当を買って帰って娘と二人で食べていると、これも良いものだと思っていました。
 しかしその後、何気ない娘の話から一気に食欲がなくなります。
 「お母さんも大変ね。先週は職場でトラブルがあったとかで夜遅かったし、その前の週は役員会の後カラオケに連れて行かれたと言って、凄く遅く帰って来たらしいわ。私は眠ってしまっていたけれど」
 先週は私が出張の時で、その前の週は私が残業で遅くなったために、会社の近くのビジネスホテルに泊まった時でした。
 そしてその日、11時を過ぎても帰って来ないので携帯に電話すると、呼んでいても妻は出ずに、帰って来たのはそれから一時間も経ってからの事です。
 「起きて待っていてくれたの?遅くなってしまってすみません」
 妻はそのままお風呂に向かおうとします。
 「ここに座れ!どうして携帯に出ない!」
 「ごめんなさい。二次会のカラオケがうるさくて気付きませんでした」
 「先週も先々週も、俺が留守の時に限って遅くまで遊び歩いていて、香織を一人で留守番させていたらしいな。いったいどう言うつもりだ!」
 「ごめんなさい。たまたま重なっただけで、あなたが留守だから遊んでいた訳では」
 「今日もそうだが、子供を放っておいて何のための役員会だ!会長に文句を言ってやるから名簿を出せ!」
 妻の顔色が変わりました。
 「今日は遅いから。今度この事について話しますから」
 しかし私は自分の言葉で気持ちが昂り、更に怒りが増していきます。
 「こんな時間まで母親を引っ張っておいて、遅いも糞もあるか!いいから早く出せ」
 「名簿は無かったと・・・・・」
 「役員名簿も無い役員会なんてあるか!」
 更に私のテンションは上がっていきます。
 「確か会長は、駅前のスーパーの親父だと言っていたよな。今から行って来る」
 妻は立ち上がった私の足にしがみ付きます。
 「会長は欠席だったの。だから会長は何も知らないから」
 妻は自分の言っている矛盾に気付きません。
 今日は大事な会合もあるからと言って私の誘いを断っておきながら、会長は来なかったと言うのです。
 私は妻が隠し事をしていると確信しました。
 「じゃあ誰と誰がいたのか、名簿を持って来て説明してみろ」
 妻が動かないので「今日は欠席していても、会の事は全て会長の責任だから行って来る」と言って立ち上がると、妻は慌てて一枚のプリントをもって来ましたが、上部に手を置いて説明する妻を不自然だと感じました。
 「この林さんも来たし、次の佐野さんもいたし」
 私が不意に手を払うと、妻の手に隠れていた二人いる副会長の一人に、忘れたくても忘れられない名前を見付けます。
 小学校の時は校区が違うので忘れていましたが、中学校では同じ校区になり、しかも一つ上にあの時生まれた息子がいるのです。
 「篠沢と会っていたな?違うと言うなら、さっき一緒にいたと言っていた奥さん達に、今から電話して聞いてみるが」
 「ごめんなさい」
 私は目の前が真っ暗になりました。
 全身の力が抜けてしまい、悲しすぎて涙も出ません。
 「でも話していただけ。彼とは何も無いの」
 「こんな遅くまでこそこそと会っていて、俺にそれを信じろと言うのか!他に何か言いたい事があれば聞いてやる。無ければすぐに出て行ってくれ」
 俯いていた妻は顔を上げ、私の顔を見ました。
 「香と二人だけで会ってみたいと言うから、それを断わっていただけです」
 篠沢は妻に「一度香を見掛けたが、俺の娘だと思ったら可愛くて仕方が無い」と言ったそうです。
 「脅されたんだな!香に真実を話すと言って脅されたのだな!」
 妻は私を裏切ったのではなく、脅迫されて仕方なく二人で会ったのだと思いたくて必死でした。
 しかし妻は俯いてしまいます。
 「脅迫までは・・・・・・・・私がそう思っただけで・・・・・・」
 翌日私は篠沢を呼び出しましたが、篠沢は悪びれた様子も無く、淡々と話をします。
 「脅迫?一度娘と食事でもしてみたいと言っただけなのに?」
 「俺の娘だ!」
 「戸籍上は」
 私は助手席の篠沢を掴みました。
 「暴力ですか?殴りたければ殴って下さい。ただ警察沙汰にならない程度にお願いします。父親が暴行で逮捕。その相手は母親の元恋人で、本当の父親だった。これでは娘があまりに可哀想だ」
 私は篠沢を殴れませんでした。
 「今後妻には近付くな!勿論娘にもだ!」
 「そうします。ただ向こうから近付いて来た時までは約束出来ません。血の繋がりとは不思議なもので、どうしても吸い寄せられていってしまう。香代もそうです。本当の父親と母親という深い繋がりがあるから、引き寄せられてしまう事もある」
 私は恐怖に脅えながら帰って来ました。
 それは妻が私から離れていってしまうかも知れないと言う恐怖だけで無く、それに伴い、娘までもが私の手から離れていってしまう恐怖でした。
 「二度と会うな!」
 「はい・・・・・・すみませんでした」
 しかしそれから一ヶ月ほど経った金曜の夜、突然篠沢の奥さんから電話が掛かります。
 「奥様はご在宅でしょうか?」
 「妻は保母の研修会に行って、明日にならないと帰りませんが」
 「主人も出張だと言って出て行きましたが、すぐに処理しなければならないトラブルが起こったので、宿泊先を教えて欲しいと部下の方から電話がありました。会社には明日遠方で親戚の結婚式があるから休むと言ったらしくて」
 私は奥さんの言いたい事が分かり、すぐに妻の携帯に電話しましたが、篠沢と同じで妻の携帯も電源が切られていて繋がりません。


 私は全てを悟りました。
 いえ、最初に子供を作りたい相手が篠沢だと分かった時に、既に悟っていたのかも知れません。
 二人が再会した時、妻も篠沢も愛が続いている事を確認したかった。
 しかしお互いに家庭があり、それを壊す勇気はない。
 お互いに離婚して一緒になろうとは言い出せず、妻が子供が出来なくて悩んでいる事を話した時、二人の中で暗黙の了解があった。
 そう考えると子供が欲しい、授けてやりたいと言うのは自分達に対する単なる言い訳で、二人の愛を確認したいのが本音だった。
 篠沢が妊娠させないように外に出していたのは、おそらく妻も気付いていたのでしょう。
 妻も妊娠して会えなくなるのが辛かった。
 しかしそれでは私に対する罪悪感も大きくなるので、自分の中で子供を儲ける事が最大の理由となっていく。
 そして私に全てを知られ、もう会えなくなると思った時、何らかの形で繋がっていたい二人の思いが一致して、その時本当に子供を作る気になったのかも知れません。
 先月再会してからは、役員会がある度に身体の関係を重ねていたと思います。
 素直に愛を告白してしまって今の生活が壊れるのを恐れた二人は、篠沢が悪者になり、妻が被害者になる事でお互いを納得させた。
 篠沢は娘に会わせてもらえない代わりに妻を抱いているのだと自分を納得させ、妻もまた娘を傷つけないために、仕方なく抱かれていると自分を納得させた。
 しかしお互いに分かっていた。
 自分達が愛し合っている事を。

 結局妻は、私の元に帰って来る事はありませんでした。
 これは私と篠沢の奥さんしか知りませんが、旅行の帰りに事故にあった時、篠沢のズボンのファスナーは開いていて、そこから飛び出していたオチンチンを、妻は強く握り締めていたそうです。

 あれから二年。
 娘は勉強の他に炊事洗濯などの家事もこなし、妻の代わりとして頑張ってくれています。
 娘がいなければ、妻を恨んで供養もしなかったでしょう。
 正直最初の頃は供養している振りをしているだけで、心から手を合わせる事は出来ませんでした。
 しかし、今では毎晩手を合わせて妻と話します。
 一日の出来事を話し、悩みを相談する事もあります。
 妻の裏切りを考えれば今でも悔しいのですが、それがなければ、私はこのような素晴らしい娘の父親にはなれませんでした。
 辛かった事も悔しかった事も、全てがあってこの娘の父親になれたのです。
 それともう一人、妻は素晴らしい女性と廻り合わせてくれました。
 妻と篠沢は愛し合いながらもつまらない意地と若さ故の理由で別れ、後に二人の子供を儲けますが一緒に育てる事は出来ず、その後また中学校の役員同士という形で再会して裸で抱き合います。
 そして最後は、二人一緒に一生の幕を閉じる。
 妻と篠沢の物語をドラマにすれば、妻と篠沢は悲劇の主人公で、私とその女性は脇役だったでしょう。
 私達は何も悪い事はしていないのに、二人の愛を邪魔する、嫌われ者の役どころにされたかも知れません。
 しかし今は私とその女性が主役で、同じ傷を持つ者同士、週に一度は会って愛を交換し、お互いの子供が手を離れたら一緒に暮らす約束もしています。
 妻が私の中に篠沢を見て、篠沢は彼女の中に妻を見ていたのと同じように、私は彼女の中に妻を見ていて、彼女もまた私の中に篠沢を見ているのかも知れませんが。

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野球妻
1 名前:col

2022/05/09 (Mon) 17:46:40


 夫35歳と妻34歳、小学生と幼稚園の子供がいます。
 仕事の関係で私たちは最近この町に引っ越してきました。
 ずっと都会で暮らしてきた妻はこの町になかなかなじめませんでした。
 そんなおり、近所の山本さんの勧めで息子を地域の野球チームに入れることになりました。
 もともと野球などまったく興味のない妻でしたが、おかげで知り合いもふえてきました。
 その野球チームは、人数は少ないわりに監督もコーチもいて、親もなかなか熱心なのです。
 私も何回か見に行きましたが、母親だけでなく父親もずいぶん来ていました。
 美人でおしゃれな妻は、たちまち監督やお父さんたちの人気を集めました。
 妻が練習や試合を見に行くと、すけべ親父どもが寄ってきました。
 そして好色な目で妻を見て、妻の容貌やからだについてうわさしていました。
 それも無理はありません。
 ほかのお母さんと比べて妻は飛びぬけて美人で、スタイルがよく、垢抜けていました。
 そんな妻に優越感を感じるものの、お父さんたちの品のなさはどうしても好きになれませんでした。
 妻も同じような感じを持っていたと思います。
 なんとなく、私たち夫婦は浮いていました。


 12月に入って、野球チームの父母の会の納会がありました。
 私たちは新入会員ということで、幹事の山本さんに誘われて出席することになりました。
 納会には監督とコーチ、幹事の山本さん、それと熱心な父母の計10名ほどと、それと私たち夫婦が集まりました。
 はじめは野球の話などをしていたのですが、酒が進むにつれ場が乱れてきました。
 私も妻もあまり飲める方ではないので、えんえんと続く宴会がだんだん苦痛になってきました。

 始まってから3時間を過ぎ、幹事の山本さんが立ち上がりました。
 これで、お開きかなと思ったのが間違いでした。
 「それでは、皆さんお待たせしました。恒例のガチンコ野球拳の時間です」
 「うぉー、いいぞ」
 「今年の対戦は、男性代表、監督!!」
 「監督、がんばって。去年のリベンジよ」
 「女性代表、雄太君のお母さん!!!」
 いきなり妻が指名されました。
 「今年は抽選ではなく、新入会員の推薦がありましたので、以上の対戦に決定しました」
 いきなり指名されて、妻はびっくりしていましたが、みなに促され、前に出て行きました。
 まだ、何のことかわかっていませんでした。

 前に出てきた監督はハッスルポーズなどしておおはしゃぎです。
 「ハッスル、ハッスル!」
 「いいぞう、監督がんばれ。今年の対戦相手は最高ですよ」
 「いえーい、絶対勝つぞう」
 「そうだ、がんばれ」
 「由美子さん、がんばって」
 女性からも声援が飛びます。
 会場は大騒ぎでした。

 ガチンコ野球拳?
 ただの野球拳と何が違うのか?
 私は隣にいたお父さんに聞いてみました。
 「ガチンコ野球拳って何ですか?」
 「ギブアップなしの野球拳だよ」
 「ギブアップなしって?」
 「どっちかが素っ裸になるまでやるんだよ。それにしても奥さん大丈夫?あまり厚着していないみただし」
 たしかに、今はセーター1枚、もともと妻はすっきりした着こなしが好きだから何枚も着ているはずがありません。
 「これ毎年恒例で、女の人は選ばれたらたいへんだからみんな厚着してくるんだよ。知らなかったの?」
 知らなかったも何も、妻はもう前に出て監督と向き合っています。
 『どうなっちゃうんだろう』
 私は不安になりました。


 「二人とも準備はいいですか。はい、ガチンコ野球拳スタート」
 山本さんがゲームの開始を宣言しました。
 「えっ、何?どうするの?」
 妻がおろおろしているうちにも、周りが歌いだしました。
 「やあきゅうう、すうるなら・・・よよいのよい」
 いきなり妻が負けました。
 妻の表情がこわばっています。
 「私、いやです。何でこんなことしなくちゃいけないんですか」
 山本さんが横で言いました。
 「奥さん、ゲームだから、もっと気楽にやってください。せっかく盛り上がっているのに、しらけちゃいますよ。雄太君だって、チームに馴染んできたのに、お母さんがこんなことじゃあ」
 「でも、ここで脱ぐなんてできません」
 「大丈夫ですよ、みんな酔っ払っているし、遊びですから」
 たしかに酒の席の遊び、あんまり目くじら立てては大人気ないかもしれない、そんなことで子供が仲間はずれにされてはかわいそうだし、ちょっと付き合えば許してもらえるだろう、そんなふうに考えて妻はセーターを脱ぎました。
 セーターを脱ぐともうスリップとブラジャーでした。
 下はスカート、ストッキング・・・
 厚着をしてきていない妻の姿に会場がどよめきました。

 次に負けるとためらいながらも、スカートに手を入れ、ストッキングを脱ぎました。
 もうこの辺が限界でしょう、そろそろ止めなければ、そう思いつつ言い出せませんでした。
 私はだんだん焦ってきました。
 次いでスカートも脱ぎ、とうとうスリップ姿です。
 どこかで許してもらえると思っていたのに、誰も止めてくれません。
 それどころか、妻が脱ぐたびにみな大喜びです。
 「これで勝負ありですね」
 「何言ってるの、これからだよ、これから」
 私はとなりのお父さんに言ってみましたが、相手にもされません。
 「女性にはこれ以上無理ですよね?」
 「女なら最後まで勝負よ、ガチンコなんだから」
 向かいのお母さんに同意をもとめても、女性も味方にはなってくれません。
 この人たちは本気で最後までやらせる気だということを知りました。


 『このままでは、本当に裸にされてしまう』
 私の不安はましていきました。
 そんな不安とは関係なくゲームは進み、とうとう妻は皆の前でブラジャーとパンティだけの姿にされてしまいました。
 妻はいつも下着にも気をつかっています。
 今日は淡いブルーの上下そろいです。
 レースをあしらったおしゃれな下着なのですが、大勢の人に見せるものではありません。
 妻のエロチックな姿に会場は異様な雰囲気になってきました。
 身に着けているのはブラジャーとパンティだけですので、からだの線がはっきりわかります。
 二児の母親とは思えないくびれたウェスト、それなりに丸みを帯びた腰からもも、まっすぐ伸びた足、そして87Dカップの形のいい胸、その見事なプロポーションはお父さんたちを興奮させ、お母さんたちを嫉妬させることになりました。
 誰もが遠慮なく妻の下着姿を眺めています。
 普段、気にすることもないおへその穴でさえ、こうして妻が他人に見られているとたまらない気分になります。
 お父さんたちは、興奮が抑えられないようでした。
 「いいからだだなあ」
 「たまんねえ」
 「へその穴まで上品だ」
 「おお、上下そろいだ。勝負パンツってやつか」
 「そうだな。うちのかあちゃん、あんなの持ってないぞ」
 「少し、毛が透けて見える」
 「ほんとだ」
 「おれ、もうがまんできねえ」

 ほんの付き合い程度と思っていたのが、ここまで脱がされてしまい、妻は泣きだしそうでした。
 「もうだめ、これで許してください」
 「冗談じゃない、これはガチンコ野球拳だよ」
 「ふざけるな、だめだ、だめだ」
 「ここでやめたら、女がすたるわよ」
 「監督、続けて、続けて」
 「由美子さん、ファイト」
 やめさせてもらえません。
 他のお母さんからも声援があがります。
 誰もがこのゲームを楽しんでいました。
 とても、途中でやめられる雰囲気ではありませんでした。
 あとは妻が勝つしか逃れる手はありません。
 監督もズボンとパンツだけです。
 あと2回勝てば・・・
 私は祈るような気持ちでした。


 これはもはやゲームではありません。
 これ以上の恥ずかしい姿を晒すかどうかの真剣勝負です。
 妻の表情は緊張のためこわばっていました。
 一方監督は余裕しゃくしゃく、そして、ここ一番の勝負強さも監督が上でした。
 また妻の負けです。妻は思わず両手で顔を覆いました。
 「やったあー」
 「監督、いいぞ」
 「早くブラジャーとって」
 「由美子さん、あきらめちゃだめよ。まだあるわ」
 「ブラ、ブラ、ブラ」
 会場は大騒ぎです。
 私は心臓が張り裂けそうでした。
 妻のバストを大勢の人に見られてしまいます。
 この雰囲気では脱がないわけにはいきません。
 『何とかしなくては・・・』
 そう思いながらもどうすることもできませんでした。

 どうすることもできなかったのは妻も同じです。
 まわりは大騒ぎ、呆然と立ち尽くしていても、野次は激しくなるばかりです。
 もう脱ぐしかありませんでした。
 大きく深呼吸をすると、巧みに腕でバストを隠しながらブラジャーを外しました。
 かろうじて乳首は隠れているものの、豊かなバストを隠しきることはできません。
 細い腕からバストがこぼれ落ちます。
 「おおー」
 歓声があがりました。
 「おおきいなあ」
 「あらあ、由美子さんのおっぱいすてきじゃない」
 「うちのかあちゃんみたいに、垂れてない」
 「早く全部見たい」
 羞恥で真っ赤になった妻が必死に胸を隠しながらパンティ一枚の姿で立っています。
 早く終わりにしたい、でもそのためには次の勝負をしなくてはなりません。
 ここから逆転すれば・・・
 負ければ・・・
 妻が恥ずかしい姿を晒し、羞恥に耐えているというのに、その姿に勃起している自分が情けなくなりました。
 一瞬妻と目が合いました。
 すまない、由美子、思わず目をそらしました。


 調子にのった監督はまたハッスルポーズです。
 腰を卑猥に振っています。
 「ハッスル、ハッスル。よし、ラスト勝負」
 「監督、がんばれ。すっぽんぽんにしちゃえ」
 「由美子さん、しっかり、あとがないわよ」
 確かにあとがありません。
 今度負けたら本当に素っ裸にされてしまいます。
 大勢の人の前で、山本さんも加藤さんも島田さんもみんなが見ている前で妻は全裸にならなくてはいけないのです。
 どうしよう、私はパニック状態でした。
 「やあきゅうう、すうるなら・・・・・・・よよいのよい!!」
 気がついた時には歌が始まっていました。

 妻はグー、監督はパーでした。
 「やったあー、勝った」
 「いいぞ、監督」
 「よっしゃあ」
 「由美子さん、ドンマイ」
 「早く脱げー」
 「かわいそう、由美子さん。でもがんばってー」
 「パンティ、パンティ、パンティ・・・」
 会場はパンティ、パンティの大合唱です。
 誰もが、妻が負けたことを喜び、全裸になるのを待ち望んでいました。

 妻の顔は引きつり、膝が震えていました。
 「お願いします。これ以上脱げません」
 「何言ってんだ。パンティがあるじゃないか」
 「これ以上脱げませーんって、言うじゃない。でも、あんたが脱がなくちゃいけないのは、そのパンティですから。ざんねーん」
 「わっはっはっは・・・」
 会場は大笑いです。
 でも妻と私は笑えませんでした。
 これ以上じたばたするのは、かえってみっともないと思ったのでしょう。
 じっと目を閉じると、パンティに手をかけました。
 会場はしーんと静まり返り、全員の目が妻に集まりました。
 いよいよだ、私は息を飲みました。


 妻が人前で裸になるなんて考えたこともありませんでした。
 私の前でパンティを脱ぐことすらありません。
 それが、今大勢の人の前で最後の一枚を脱ごうとしているのです。
 何でこんなことになってしまったのか、やめるタイミングはなかったか、私は後悔でいっぱいでした。
 その一方で私の興奮はおさまりませんでした。

 妻は一気にパンティを引きおろすと、足首から抜きとりました。
 一瞬バスト全体が晒され、黒いヘアが見えましたが、すかさず右手でバストを、左手でヘアを隠しました。
 少しでも隠したい、その心理がそうさせたのですが、その羞恥に満ちた姿はかえって見る者を楽しませ、また焦らせた分より興奮させることになりました。

 「そそられるねえ、そのかっこう」
 「お母さんになってもやっぱり恥ずかしいのかな」
 「もったいぶらないで、早く見せてよ」
 「そのままじゃ、いつまでも終わらないよ」
 そう言われると、早く終わりにしたい一心で、妻は両手をおろしました。
 バストもヘアも全てが皆の前に晒されました。
 「うぉー、いいぞう」
 「すげー、ナイスバディ」
 「おっ、奥さんこんなからだだったんだ」
 「由美子さん、えっちー」
 女性からも声がかかります。
 誰もが妻のからだを鑑賞し、そして興奮し、口々に感想を言ってます。
 「やっぱり、いいおっぱいだなあ」
 「乳首立ってない?」
 「ほんとだ、見られて感じちゃったのかなあ」
 「かもね」
 「あそこ、もじゃもじゃだ」
 「あらやだ、由美子さんたら、おけけまで見せちゃって恥ずかしい。
 「いやっ・・・」
 あまりの恥ずかしさに思わずヘアを手で隠しました。
 「隠しちゃだめだって。手を下ろして」
 「はい・・・」
 全裸のまま何も隠すこともできず立つ妻は、まさに晒しものでした。


 「皆さん、すみません、新入会員の自己紹介を忘れてました。今、やってもらっていいですか」
 突然、山本さんが言い出しました。
 「いいわよ、からだの方は先に紹介してもらっちゃったけど」
 「わっはっは・・・そうだ、そうだ」
 「じゃあ、奥さん、お願いします」
 「はっ、はい。あの、篠原由美子です。雄太の母です。よろしくお願いします」
 妻が裸のまま挨拶します。
 「そんなかっこうでよろしくお願いしますなんていわれちゃうと、変な気になっちゃうな」
 「こちらこそ、よろしくですよ」
 お父さんたちが冷やかします。
 「歳は?」
 「34歳です」
 「ええー、見えない。まだまだ20代でいけるよ」
 「でも、さすが30代、しっかり熟しているなあ」
 「趣味は?」
 「テニスと映画鑑賞です」
 「いいねえ、やっぱ違うよね」
 「エッチな映画ばかり観てたからそんなからだになっちゃったんだ」
 「テニスも裸でやるんですか?」
 「いいえ、しません」
 「じゃ、今度はテニスで勝負だ。負けたら脱いでいくってのどう?」
 「そんなあ・・・」
 「大丈夫、俺がペア組んでやるから」
 「ますます、危ないなあ」
 つまらない質問が続きます。

 「スリーサイズは?」
 「それはちょっと・・・」
 「あなたたち、裸見せてもらってるんだから当ててみたら」
 お父さんたちが妻のからだを値踏みするように眺めます。
 「88-60-88?」
 「ヒップはもっとあるな。90? いや92」
 「いや、そんなにないと思うな」
 かってなことを言っています。
 「ちょっと、お尻見せてよ」
 「後ろ向いて、後ろ」
 また新たな命令です。
 もう逆らえなくなっている妻はゆっくりと後ろを向きました。
 形のいいヒップが晒されました。
 量感があって、深く切れ長の割れ目が自慢のお尻です。
 ただ今は人に自慢するような状況ではありませんでした。
 「いいケツしてるなあ。」
 「やっぱり90はあるよ」
 「あら、けっこう大きいわね」
 「むちむちだ。あんな尻たたいてみてえな」
 お尻の鑑賞も長いこと続きました。


 「初めてじゃないか、女が負けたの?」
 「そうかもしれない」
 「記念写真、記念写真」
 誰かがカメラを取り出し、写真を撮り始めました。
 「奥さん、こっち向いて」
 「監督、横に並んで。はい、ピース」
 「俺も一緒に撮って」
 「私も」
 結局、全員が裸の妻の周りに集まって来ました。
 「じゃあ、ご主人、シャッター押してもらえますか?」
 「はあ・・・」
 なんということでしょう、私は一人裸の妻を囲んでVサインをする男女の写真を撮ることになりました。

 妻が人前で裸にされ、さんざん晒し者にされた挙句、写真まで撮られ、私は屈辱感でいっぱいでした。
 そのうえ、今はビールを注いで回らされ、お父さんたちに間近に裸を見られては冷やかされています。
 いったい、いつ終わりにしてくれるのでしょう。
 私はたまらない気持ちでした。
 「ご主人、奥さんが裸にされて悔しいんじゃない?」
 加藤さんの奥さんが声をかけてきました。
 「いや・・・遊びですから」
 私は強がってみました。
 「でも、このままずっと裸じゃかわいそうよ」
 「いつまで、ああしていないといけないんですか?」
 「みんながいいって言うまでよ」
 「そんなあ・・・」
 「ご主人、リベンジしたら」
 「リベンジ?」
 「ご主人もガチンコ勝負よ。勝ったら、奥さん服を着てもいいわ」
 「ほんとうに?」
 「慶子さん、相手してあげて」
 「えー、わたしなの」
 そう言いながらも慶子さんは立ち上がりました。
 どうやらやる気のようです。
 いくらなんでも妻だけが裸にされたのではかわいそうだ、慶子さんも裸にしてやる、私は急にファイトが沸いてきました。

 私と慶子さんが前に出ると、勝負が始まりました。
 勝負は勝ったり負けたりでしたが、慶子さんは脱いでも、脱いでも下にはTシャツを着ています。
 いったい、何枚重ね着していたのでしょう、まだ下着すら出てこないというのに、私の方はズボンを脱ぐことになってしまいました。
 「ご主人だらしないわね。返り討ち?」
 「夫婦そろって裸んぼじゃ、しゃれにならないわね」
 今度はお母さんたちが冷やかします。
 先ほどから、勃起しっぱなしだった私のペニスはまだいきり立っていました。
 ズボンを脱ぐとテントを張ったパンツにお母さんたちが大騒ぎになりました。
 「きゃー、元気」
 「奥さんの裸見て興奮しちゃったの?」
 「慶子さん、あと1回がんばって」
 「早くおちんちん見たいわ」
 「どんなのかしら、楽しみだわ」
 さっきより、女性陣の歓声が大きくなってきました。


 私は長い間、最悪のことを考えていました。
 次の勝負に負ければ、いや仮に勝っても、相手の慶子さんはまだ何枚もシャツを着ています。
 いずれ私が負けるのは目に見えていました。
 そうすると今度は私が10人もの男女の前でパンツを脱ぎ、勃起したペニスを見せなくてはいけなくなります。
 けっして人に自慢できるようなものではありません。
 サイズは人並み以下かもしれません。
 お母さんたちに「あら、かわいいわね」なんて言われてしまったらどうしましょう。
 いい歳して、裸にされた妻に興奮して勃起している姿を見て、お父さんたちやお母さんたちは、どんな反応をするのでしょうか。
 私の哀れな姿に、大喜びして、大笑いして、ペニスの感想を口にして・・・
 さっき妻が全裸になったときの哀れな姿を思い出し、私は屈辱感でいっぱいになりました。
 妻が裸にされたばかりでなく、自らの醜態を晒す、あまりの情けなさに涙が出そうでした。
 そんな屈辱から逃れたいばかりに私は逃げていました。
 しかし、応援してくれる人のためにもがんばらなくてはいけません。
 これから勝ち続けて、慶子さんを裸にするしかないのです。

 「ちょっと待って」
 突然、加藤さんの奥さんが声を上げました。
 「これじゃ、いくらなんでも由美子さんがかわいそうだわ。自分も裸にされて、ご主人の大事なおちんちんまで見られてしまうんじゃねえ」
 「でもルールだから、最後までやってもらわないと」
 「わかってるわ。でも、最後の勝負は由美子さんにさせてあげたら。それに勝ったら、今日はこれでおしまい。ご主人もパンツ脱がなくていいし、由美子さんもそろそろ服着させてあげていいんじゃない」
 「負けたら?」
 「そうねえ、由美子さん、もう脱ぐものないから、大事なところを見せてもらうっていうのは?」
 「賛成!」
 「おもしろそうね。おちんちんも見たいけど、それでもいいわ」
 「ご開帳でおひらきってわけだ」
 「おまんこ見せてもらえるのか。そりゃいいや」

 大事なところ・・・
 ご開帳・・・
 おまんこ・・・
 妻のおまんこを見られてしまう・・・
 私は急に胸が締め付けられる思いになりました。
 妻は裸にされ、さんざん晒しものにされました。
 言われるままにバストもヘアもお尻も見せましたが、ヘアの奥までは見られていないのがせめてもの救いでした。
 それを、人には見せることない大事なところを、そこは私しか見たことがないというのに・・・
 ご開帳とは・・・


 妻のを見せる、そんなことはできません。
 「俺はまだあきらめてない。自分が勝負する」
 そう言ったつもりでしたが、歓声にかき消されてしまいました。
 私は押しのけられ、代わりに妻が皆の前に連れられてきました。
 再び、皆の前に裸で立たされた妻は両手でしっかりそこを抑えています。
 ぜったいに見せたくないというように。
 全員の視線が、妻が両手で隠したそこに集まります。
 そして、そこがどんな形をしているのか、どんなふうなっているかを想像しているにちがいありません。
 旦那の前で人妻のおまんこを見る、そんな破廉恥な行為に興奮しているにちがいありません。

 「どう、由美子さん。いいでしょう、最後の勝負?」
 「私・・・そんなところ・・・」
 「ご主人を助けてあげたら。もう勝ち目ないわよ」
 「でも・・・見せるのは・・・」
 「大丈夫よ。ご主人思いのあなたなら、最後は神様が味方してくれるわ」
 「・・・」
 「勝負してみたら。これでおしまいにしましょう」
 「・・・」
 加藤さんの奥さんの言葉に、妻は静かに首を縦にふりました。

 「由美子・・・お前・・・」
 私は声が出ませんでした。
 負けたらどうするつもりなんだ・・・

 「よし、その勝負俺が買った。」
 そして、再び監督の登場です。
 最悪の相手です。
 「監督、男だ」
 「由美子さん、最後のチャンスよ」

 会場にはこれまでと違った緊張感が漂っていました。
 妻の表情は少し青ざめているように見えます。
 本当にやるのか、そして、もし負けたら足を開いて皆に見せるのか・・・
 お父さんたちがいやらしい顔でにやついています。
 お母さんたちは意地の悪い視線を妻に送っていました。
 私はもう我慢できませんでした。

 「由美子!!」
 しかし、私の叫び声とともに、歌が始まってしまいました。

 「やあきゅうう、すうるなら・・・・」
 監督は、大げさな振りで踊っています。
 そして妻は両手でそこを抑えたままリズムをとるように小さく腰を振りました。

 「アウト、セーフ、よよいのよい!!!」


 まるで、時間が止まったようでした。
 妻の出したチョキと監督のグー、二人の手を私はじっと見ていました。

 妻のチョキが震え、監督のグーがガッツポーズに変わるのと同時に歓声が上がりました。
 「うぉー」
 「やったー」
 私は目の前が真っ暗になりました。
 それは『負けたら・・・』という仮定ではなく、負けたという事実なのです。
 そして、それが意味することは・・・

 「決まりね。ちょっとテーブル片付けて」
 加藤さんの奥さんが冷たく言い放ちます。
 お母さんたちはテーブルの上を片付け始めました。

 「それでは準備が整う間、監督にインタビューしましょう」
 山本さんが調子に乗っています。
 「監督、おめでとうございます。会心の勝利でしたね」
 「ありがとうございます。皆さんの声援のおかげです」
 「勝因は何ですか?」
 「勝利への執念というか、欲望というか、ここまで来たら全部見たいという気持ちの強さですかね」
 「そうですか、おかげでいい目の保養をさせてもらえそうです。ありがとうございました」

 「次に、ご主人に話しを聞いてみましょう」
 山本さんが私のところに来ました。
 「奥さんが残念な結果になりましたが?」
 「そうですね。しかたないです」
 「それにしても、奥さんいいからだしてますね」
 「いや、そんなことはないです」
 「またまた、ご謙遜を。これから、大事なところを見せていただくわけですが」
 「いや、お恥ずかしい。人に見せるようなところじゃないんですが」
 「皆さん、期待していますよ」
 「そうですか、それじゃあ、今日は特別サービスということで」
 「ばっちり、ご開帳していただけるわけですね。ありがとうございます」
 なんとも言えない憤り、悔しさを感じつつも、その場にあわせた受け答えをしてしまいました。
 そんな自分にまた自己嫌悪を感じつつも、またまた激しく勃起していました。


 いつの間にか、妻はテーブルの上に立たされています。
 ほんの数十センチ高いところに立たされただけなのですが、ますます屈辱的な晒し者になった感じです。
 皆にテーブルを囲まれ、前後左右からしっかり裸を鑑賞されています。

 「それでは、奥さんにも感想を聞いてみましょう」
 山本さんがテーブルの上の妻に話しかけます。
 「今日は最後までがんばりましたね」
 「いえ、そんな・・・」
 「皆さん奥さんのヌードには大感激ですよ」
 「ああ、そんなに見ないでください。もう十分ご覧になったでしょう」
 「いやいや、まだまだ。これからご開帳ということになりますが、緊張してますか?」
 「あの、やっぱりそれは許してください」
 「何を許してくださいなのですか?」
 「ですから、お見せするのは・・・」
 「何を見せるのはですか、はっきり言わないとわかりませんよ」
 「お、お・・・をお見せするのは、許してもらえないでしょうか?」
 「とんでもない、ご主人も今日は特別サービスといってますよ」
 妻の最後の願いに非難の声が上がります。
 「そうだ、そうだ」
 「旦那以外には見せられないというのか」
 「でも、お医者さんには見せるんじゃないの」
 「早く俺たちにも見せろ」
 その露骨な言葉に、妻の顔が赤く染まりました。

 「由美子さん、往生際が悪いわ。約束でしょう」
 加藤さんの奥さんがいらだったように言います。
 「そうよ、女らしくないわ」
 「由美子さん、いいかげんあきらめなさいよ」
 ほかのお母さんたちからもひんしゅくの声があがると、妻はがっくりとうなだれました。

 「テーブルの上に横になって」
 加藤さんの奥さんの冷たい一言に周りはしーんと静まり返りました。
 妻はゆっくりと腰を下ろすと、そのままテーブルに仰向けに寝ました。
 テーブルの長さが十分でないため、膝から下ははみ出し、下におろした格好になっています。
 そして、妻の足元にお父さんたちが集まってきました。

 「由美子さん、約束だから見せてもらうわ」
 「・・・」
 「テーブルに足を乗せて広げてくれる?」
 「ああ・・・」


 妻が両足をテーブルに上げ、膝を立てました。
 お父さんたちがかぶりつきで覗き込んでいます。
 必死に足を閉じようとしていますが、もう隠しきれませんでした。
 「おっ、見えた」
 「こっちは見えないぞ」
 「もうちょっと、足開いてくれる」
 「・・・」
 「もっと」
 テーブルに横たわった妻の足がM字開脚になりました。
 もう正面からは隠しようがありません。
 「わぉ、丸見えだあ」
 「どれどれ、俺にも見せてくれ」
 「あら、私も見たいわ」
 妻の股間にお父さんだけでなくお母さんたちも殺到してきました。
 皆、妻のあそこを一目見ようと興奮しています。
 「ちょっと押さないで、押さないで」
 「よく見えないよ、前の人どいてくれよ」
 「順番よ、順番。一人ずつゆっくり見れるんだから」
 加藤さんの奥さんが仕切っています。

 「よし、俺からだ」
 真っ先に手を上げたのは監督でした。
 ゆっくりと正面に座ると、M字開脚された妻の両膝をさらにぐっと開かせました。
 「おおー、これが奥さんのおまんこだ。うぉー!!!」
 興奮した声で叫びます。
 そして、はあはあ言いながら覗き込んでいます。
 突然、監督があそこに手を伸ばしました。
 「だめよ、触っちゃ。見るだけよ」
 加藤さんの奥さんが注意します。
 「へんなことしないって。拡げて見るだけだから」
 「しようがないわね」
 監督が両手の親指で秘肉を左右に割り広げました。
 「ああ、いやっ・・・」
 「おおー、すげー。ばっちりだ」
 「だめ、恥ずかしい・・・」
 我慢しきれないお父さんたちが監督の頭の後ろから覗いています。
 監督は妻の大事なところを広げて見て興奮しているか、大きく肩が揺れています。
 妻の大事なあそこの中味までが、他人の目に晒されている・・・
 私の心臓の鼓動も激しくなり、息苦しくなってきました。


 次に妻の股間に座ったのは、山本さんでした。
 「奥さん、災難でしたね。これに懲りずにこれからもよろしくお願いしますよ」
 何が災難だ。そもそも山本さんの誘われたばかりにこんなことになってしまったというのに・・・
 「すみませんね、ちょっと見せてもらいますよ」
 山本さんはぐっと顔を近づけて覗き込みました。
 「これが奥さんのあそこですか。そうですか。ふーん、なるほど、なるほど」
 山本さんは、淡々とそしてじっくりと妻のそこを観察しているようでした。
 長い沈黙が続きます。

 その間、山本さんに見られているかと思うといたたまれない気持ちになりました。
 ふっくらした大陰唇、そこに生えたまばらな陰毛、少し色濃くなった小陰唇、そこを広げると鮮紅色の秘肉が・・・
 まさか、クリトリスまでむき出しにされたりしていないでしょうか・・・
 私はじっと目を閉じました。
 そして山本さんが最後に言いました。
 「濡れてますね、奥さん」
 「ああ・・・恥ずかしい・・・」
 なんてことでしょう、濡らしてしまったところまで見られてしまったなんて。

 他の人も次々と交代して妻のあそこを見て感想を言っています。
 「うちのかあちゃんのとぜんぜん違うな」
 「美人でもやっぱりこんなふうになっているんだ」
 「いやあ、ほんと今日はラッキーだ。監督に感謝しないと」

 次にお母さんたちの順番がきました。
 お母さんたちも遠慮なく覗いています。
 「由美子さん偉いわ。私にはとてもまねできないわ」
 「でもよく恥ずかしくないわね、信じられない」
 「そうね、普通そんなとこ見せないわ」
 「おしゃれにしているけど、あそこはやっぱりいやらしくない?」
 「けっこう、活躍してるみたいじゃない。だんなさん元気だし。毎晩かしら」
 女性の批評は辛らつです。
 妻はじっと目を閉じ羞恥と屈辱に耐えてます。
 『男性に見られるより女性に見られる方が辛いんだろうな』
 そんなことを漠然と考えていました。

 「ご主人、あなたの番よ。あなたが最後だから、ゆっくり見ていいわ」
 加藤さんの奥さんに促され、私はゆっくりと妻の前へと進みました。
 後ろから山本さんに声をかけられました。
 「4月になったら、新人歓迎会をやりますから、またよろしくお願いしますよ」
 新しく入るお父さんやお母さんの前で・・・
 私の興奮は収まりませんでした。

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妻の撮影現場
1 名前:col

2022/04/02 (Sat) 14:47:53


 私と綾(31歳)は地方都市に住んでいる結婚3年目の夫婦です。
 綾は主婦兼モデルです。モデルと言っても新聞などのチラシでスーパーなどの婦人物の洋服、パジャマなどの広告のモデルです。
 綾はスタイルが良くバスト90とくびれたウエストは30を過ぎた現在も健在です。友人の紹介で2年前からモデルをしています。
 去年の夏は「大人の水着」とか言うセールスのモデルで水着になりました。ビキニではありませんでしたが、胸の大きさが一目で分かりチラシを見た時はビックリしました。
 それから、カメラマンからチラシの他に仕事をしないかと誘われるようになりました。
 一度興味本位でチラシ以外の水着撮影を受けた時はかなり際どいビキニを着せられ、卑猥なポーズを要求され撮影されました。
 出来あがった写真に綾はショックを受けて、その後の水着撮影は断っていました。
 中には、ヌードの依頼もありましたが当然断りました。
 夫としては、迷惑な話ですがそういう依頼があるという事は妻の綾に魅力がある事であり、悩ましい問題です。
 その後、友人が経営してる海外の輸入物の雑貨店を手伝うことになりモデルを辞める事になりました。
 ある日の夜、綾が「明日、最後のモデルの仕事なんだけど、今年の夏の水着のモデルなのよ・・今回はビキニなんだけど・・」と言って来ました。
 私は、一瞬ドキッとしましたが、「でも、チラシ用だろ?変な事は起きないよ!最後だからがんばれよ!」
 「そうね・・がんばるわ。」と綾は決心しました。
 撮影日当日、撮影が終わったら綾と食事をする約束をしました。
 私の仕事が営業先の都合で3時過ぎにヒマになってしまい、最後の綾の撮影を覗いて見ようと思い、会社に直帰すると連絡してスタジオ に向かいました。
 着いて、小さなロビーでタバコを吸ってると40前後の男2人が来て、コーヒーを飲みながら話し始めました。
 会話の内容は綾のことでした。
 「山本(仮名)さん、綾ちゃん今日で最後ですね・・」
 「そうなんだよ、あのおっぱいとお別れだよ・・」
 「綾ちゃんを撮ったカメラマンは4人位いますけど、みんな言ってますよ、いい女だ、脱がしたい、ヌードを撮りたいと・・」
 「俺もそうだよ!ヌード撮影を頼んだけどダメだったよ。」
 「実は、私も頼んだんですよ。結婚してるからダメと言われましたよ・・・」
 「人妻の色気、控えめな性格とアンバランスなボディ・・多分バスト90はあるぜ!カメラマンとしてではなく、男として裸を拝んで見たいよ・・」などと言っていました。
 ヌードを依頼されたのは知っていましたが、これほどまでに綾のヌードが狙われてたとは思ってなく激しいジェラシーを感じました。
 「幸いにも、今日はビキニだから、チラシの撮影が終わったらもう一度、ヌードにアタックして見るよ!あのおっぱいを見ずしてお別れ出来ないよ・・ベールに包まれた綾のバストをフィルムに納めてやるよ!」
 「どうせなら、ヘアーも頼みますよ!」
 「当然!オールヌードだ!」
 2人の会話に怒りを覚えました。綾がお前らにヌードを見せるはずないだろ!と心の中で叫んでいました。しかし不安になりスタジオへの侵入を決断しました。


 地方都市の小さなスタジオなので撮影部屋はすぐ分かりました。
 部屋の中に入ると右側の壁にドアがあり、別室が作られてました。
 縦横1メートルのガラス窓がありましたが、別室の中のカーテンで別室が見えなくなってました。
 廊下から人声が聞こえたので、慌てて別室の中に隠れました。
 別室の中はロッカーが4台、長身の鏡、机、ソファーがありました。
 先程のカメラマンとスタッフ3人が部屋に入って来て準備をしてる様でした。
 その内に綾が入って来ました。
 「こんにちわ!本日はお願いします!」
 「おー!綾ちゃん、今日は最後の仕事だね。がんばって!」
 カメラマンが綾のヌードを狙ってる欲望を隠しながら声を掛けました。
 「さっそく、撮影に入るからこの水着に着替えて!」
 「はい、分かりました。」
 もしかして、この別室は更衣室として使うのか?私は反射的に入口から一番奥にある汚いソファーの逆側に身を隠しました。
 そっと覗いてみると、綾は着替え出しました。
 オレンジのシャツ、黒のスカート、パンスト、薄いピンクのパンティを脱ぎました。
 サポーターを穿いてその上から黄色い水着を穿きました。
 そしてブラを外しました。
 綾の乳輪はバスト90の為ほんのわずかに大きめですが、乳首の色はピンクです。
 ニップレスで乳輪と乳首を隠し水着を着けました。
 自分の妻とはいえ、着替えで肌が露出されていく場面に勃起をしていました。
 本当は、綾にヌードを狙われてるぞ!と注意をしたかったのですが、無断侵入の立場ですから、隠れたままでした。
 黄色いビキニに着替えた綾がビキニの中を狙っているカメラマンのいる部屋へ出て行きました。


 綾のチラシ用の撮影が始まりました。私は別室のカーテンの隙間から撮影現場を見てみました。
 黄色いビキニの綾はとても可愛くグラビアアイドルに見えました。
 30分位で撮影は終わりました。
 「はい!OK!綾ちゃん最後の撮影お疲れさん!」
 「2年間、楽しくモデルの仕事が出来ました。ありがとうございました。」
 スタッフ達が部屋を整理して出て行きました。
 部屋の中は綾とカメラマンだけです。
 「綾ちゃん、最後に頼みがあるんだけど・・」
 「えっ?なんですか?」
 「最後にもう一度、俺の水着のモデルをやってくれないか!」
 「水着ですか・・・でも・・」
 「今度、コンクールがあるんだ・・それに入賞すると東京で仕事が出来そうなんだよ!写真のモデルは綾ちゃんしかいないんだよ!」
 綾は少し考え込んで「そうなんですか・・仕事でお世話になったし、私の出来る範囲内でしたら・・・」
 「ありがとう!ダメ元で撮影用の水着を用意して置いたんだこれに着替えて。」と、カメラマンは白いビキニの水着を綾に渡しました。
 「えっ?今着ている水着じゃダメなんですか?」
 「ダメダメ!スーパーで売る水着はプロの撮影の対象にならないよ。セクシーな写真が撮れないよ・・」
 「そうですか・・分かりました。着替えてきます。」
 私は又ソファーの後ろに隠れました。
 白いビキニに着替えた綾は鏡の前に立ち「やっぱり、小さいわね・・かなり胸が出ちゃう・・」と独り言を言っていました。
 私は不安になって来ました。
 カメラマンの奴・・わざとサイズの小さいビキニを用意したな・・とムカムカしてきました。
 バスタオルを巻いて綾は別室を出て行きました。
 「それじゃ、始めるよ。綾ちゃん、用意してくれる?」
 綾はバスタオルを外しカメラの前に立ちました。
 カーテンの隙間から覗いた綾はとてもセクシーでした。
 胸は半分位露出されてます。巨乳タレント事務所のグラビアアイドルみたいでした。
 あの男・・少しずつ脱がしていくつもりだな・・もしヌードを要求したら私は乱入して怒鳴りつける覚悟で見守ってました。


 綾はカメラマンの要求に従って色々なポーズをしていました。
 前屈み の時はバスト90の胸がこぼれ落ちそうでした。
 座った姿勢、寝そべった姿勢などセクシーなポーズに私は勃起状態です。
 どうせ撮るなら綺麗に撮ってもらいたいという女の本能でしょうか。
 綾の表情は夢中に見えました。
 「綾ちゃん、ビキニを少し上にずらしてくれないかな・・」
 「どう言う事ですか?」
 「セクシーな絵も何枚か欲しいんだよ・・」
 「で・・でも・・」
 「綾ちゃん、はっきり言うけど綾ちゃんの胸は大きくてとても綺麗なんだよ!だからセクシーな写真は美しさのアピール なんだよ!」
 誉められて綾も勇気が沸いたのか「分かりました。少しだけなら・・」と言いビキニに手をかけビキニを上にずらしました。
 下乳が露わになりました。
 「綾ちゃん、綺麗だよ!」とカメラマンが夢中でシャッターを押しています。
 元々、小さいビキニなので上乳と谷間は露出されてるので隠れているのは真ん中の部分、要するに乳輪部分だけの際どい状態です。
 綾・・それ以上はダメだぞ!私は祈るような気持ちと同時に恥じらいながら胸を少しずつ露出していく綾の表情と自分の妻の隠されてる部分を徐々に暴いていくカメラマンの表情を見ているととても興奮してきました。


 私は控えめな綾の大胆なポーズが信じられませんでた。
 これが最後の撮影という思いが大胆にさせてるんでしょうか?
 「山本さん、もう水着を直していいですか?」
 いいよ!それにしても綾ちゃんの胸の形は綺麗だね!」
 「そんな・・恥ずかしいです・・」
 「綾ちゃん・・今度はビキニを外して手で胸を隠す写真を撮りたいんだけど・・」
 「えっ?それは無理ですよ・・」
 「彩ちゃん、これが最後の撮影でしょう。だから、集大成の写真を撮ろうよ!」
 「でも・・そんな事したら・・主人に怒られます・・」
 「大丈夫!これから写す写真は誰にも見せないよ!綾ちゃんという素晴らしいモデルに出会えた思い出にベストの写真を撮りたいんだよ!」
 「誰にも見せないんですね?」
 「約束するよ!」
 「分かりました。やってみます・・」
 「ありがとう!そしたら、綾ちゃん悪いけどニップレス外してくれるかな?指の隙間からニップレスが見えると格好悪いから。」
 「ニップレス外すんですか?困ります!もし・・見えちゃったら、主人に悪いから・・」
 「見えないように、動かないおとなしいポーズにするから頼むよ!綾ちゃん!」
 「分かりました・・トイレに行きたいので、ついでに外して来ます。」といい綾はバスタオルを体に巻き部屋を出て行きました。
 カメラマンの予定通りに事が運んでおり私はイライラしていました。
 綾の胸を半分以上見られ、今は乳首を見られる一歩手前です。
 しかし乳輪と乳首は絶対みせないと綾を信じていたのでもう少し様子を見ようと決めました。
 綾が部屋に戻ってきました。
 「綾ちゃん、よろしくね!」
 「分かりました。」
 綾は後ろを向いて手を背中に回しビキニのホックを外しました。
 しっかりと手で胸を隠しながらビキニを外しました。
 「綾ちゃん、前を向いて・・」
 綾はゆっくりと前を向きました。両手で胸を隠している
 セミヌード状態の綾にポコチンから透明汁が出てきました。
 「見えてないですよね?大丈夫ですよね?」
 不安いっぱいの綾の表情に興奮が納まりませんでした。


 綾のおっぱい全開を狙うカメラマンと必死に乳首を隠す綾の恥じらいの表情が、カーテン越しの隙間から覗いている私の股間を激しく刺激していました。
 半裸姿を私以外の男に見せていろ綾の光景に経験した事のない興奮が体中を伝線させていました。
 本当なら脱がされそうな綾を助けるべきなのですが、この興奮をもう少し味わいたいと思い様子を伺っていました。
 「綾ちゃん、綺麗だよ!もう少し手をずらして!」
 「え・・見えちゃいます・・」
 「大丈夫!全然平気だよ!」
 綾は手を少しずらしました。
 「これ以上は限界です。見えちゃいます・・」
 本当に乳輪一歩手前状態です。
 カメラマンは最大級のホメ言葉で綾の手を少しずつずらしていきました。
 「綾ちゃんは本当に綺麗だ!出来れば全てを写したい!」
 「絶対ダメです・・主人以外には見せられません・・」
 「プロのカメラマンとして、最高のモデルの全てを写したい。綾ちゃんお願いだよ!」
 巧みな口説き文句で綾を落としにかかってます。
 「そこまで思ってくれて嬉しいですけど・・やっぱり・・見せちゃうと主人が悲しみます・・」
 私を想ってくれる綾の言葉が更に股間を熱くさせました。
 「綾ちゃんはご主人思いだね・・でも、例えば綾ちゃんがボクと浮気をする為に・・エッチをする為に、裸を晒したのならご主人は悲しむと思う!しかしこれは純粋な芸術だよ!」
 「ああ・・そうですけど・・でも・・」
「綾ちゃん一応モデルの仕事をしてきたんだから・・最後に
最高に綺麗な姿を残しておこうよ!」
カメラマンの口説き文句には感心するばかりです。
「ああ・・見せてもいいのかしら・・」
 綾が落城寸前になりました。


 落城寸前の綾が信じられませんでした。夫の私以外に胸を見せるか迷っている事が驚きでした。性に奥手な綾の大胆な冒険を覗き見してる自分が少し情けなくなりました。
 「綾ちゃん!大丈夫!がんばろう!」
 「でも・・やっぱり・・バストトップを見せるのは・・」
 「綾ちゃん・・ご主人以外に見せられないという気持ちは理解出来るよ・・!でもその罪の意識が写真にセクシーさを与えるんだよ・・」
 「やっぱり・・無理・・男の人は妻や彼女の裸は見られたくないと思うの・・主人が可愛そうだわ・・」
 私は綾の気持ちに感激しました。
 乳輪と乳首を守った綾を直ぐに抱きしめたくなりました。
 「綾ちゃん・・確かに男は好きな女の裸は見せたくないよ・・でも、綾ちゃんは1人の男だけに納まる女性じゃない!本当に綺麗で素敵なんだ!」
 綾も女です。誉められまくられて嬉しくないはずがありません。
 「そんなに・・私、綺麗ですか?でも31歳だし・・ヌードは・・」
 「綾ちゃん!本当に綺麗だよ・・」
 「胸も大きくて逆にコンプレックスがあるんです・・」
 「綾ちゃんの胸は世界中の男が見たいと思うよ!!!」
 あっという間に形勢逆転です。
 「ああ・・・どうしよう・・」と、言いながらがっちりと乳輪と乳首を隠している綾の手が少しずつ、おっぱいから離れていくのが見えました。


 綾の表情が緊張で蒼白です。震える手が少しずつおっぱいから離れていきました。
 綾、何をしてるんだ・・?見えちゃうだろ!手を離すな!
 私は心の中で叫んでいました。
 「私・・本当に、いいのかしら・・」
 「大丈夫!綾ちゃん!勇気を出して!」
 カメラマンも待望の綾のおっぱいを目前にして必死です。
 綾の震える手が遂に胸から離れました・・・
 私以外の男に、カメラマンにおっぱいの全てを披露しました。薄紅色の乳輪と乳首がサイズ90の綾の胸を一段と色っぽくさせています。綾はあまりの恥ずかしさに目を
閉じています。
 「私、自分が信じられない・・主人以外に胸を見せてるなんて・・」
 カメラマンも綾の胸に見惚れていました。
 「綾ちゃん・・綺麗だよ・・やっと見れたよ・・」
 「えっ?やっと?そんなに私の胸に興味が?」
 「当たり前だよ!男としてカメラマンとして綾ちゃんの全てを見たいと思ってたよ!」
 「そんなに思われて嬉しいですけど・・とても恥ずかしいです・・裸を見られるのは・・」
 あの綾が私以外の男に裸を見せた・・・私は敗北感と嫉妬で人生最大のショックを受けました。
 カメラマンは綾のヌードを20枚位写していました。
 「オーケー!綾ちゃん!終了だよ!」
 綾は再び両手で胸を隠しました。
 「やっぱり・・主人が知ったら、悲しむだろうな・・」
 少し落ち込む綾に駆け寄りカメラマンはいきなり抱き寄せました。
 「どうしたんですか?お願い離れて・・」
 綾は狼狽していました。
 「綾ちゃん・・男として君の全てが見たい・・君が好きだ・・」
 「そんな・・私、主人がいるんです・・」
 綾の言葉を無視してカメラマンは綾にキスをしました。
 「あ・・ダメ・・」と言いながら綾はキスを受け入れていました。
 私はボロ雑巾状態でした・・


 綾とカメラマンのキスは10秒位続きました。
 「山本さん・・私こんな事する為に、ヌードになったんじゃないですよ・・モデルとして・・見せたのよ・・」
 「綾ちゃん、ずっと好きだった!」
 カメラマンは綾を押し倒しました。
 「い・・いや!山本さん、落ち着いて!」
 綾のお腹の上に乗っかり胸を隠していた両手を広げがっちりと床に押し付けました。
 「2年間、妄想し続けた、夢にまで見た綾ちゃんのおっぱいか・・やっと見れたよ・・!乳輪も乳首も想像以上に綺麗だよ・・!」
 カメラ撮影の芸術としてではなく、性欲の対象として自分の胸を見られている現実に綾もショックを受けていました。
 「私・・モデルとして、やっとの思いでヌードを見せたのに・・・山本さん裏切るんですか?」
 「こうでもしないと、綾ちゃんを手に入れられないよ・・」
 カメラマンの唇がゆっくりと綾の乳首に近ずいてきました。
 「あっ!山本さん、ダメ!触れてはダメ!」
 カメラマンの舌が綾の乳首を舐め回しました。
 「あっ・・うう・・ダ・・ダメ・・」
 綾は顔を振りながら理性と戦っていました。
 「綾ちゃんの乳首を吸えるなんて夢のようだ!」
 綾の乳首を吸われた!!!
 激しい怒りと嫉妬でカメラマンをぶん殴る為に別室から出ようとした時でした・・
 綾の一言が私の足を止めました。
 「お願い、山本さん・・これ以上・・こんな所では嫌・・」
 こんな所では・・?別の場所ではいいのか・・?
 「それじゃ、綾ちゃん、君の全てが欲しい俺の願いを受け入れてくれるのか?」
 「・・・分かりません。でも、こんな所では絶対にいやよ・・・」
 綾、ヌードを見せただけじゃなく、身体まで許すのか?
 もう、ヤケクソで私は別室のドアを開けました。


 私が別室を開く音にカメラマンは驚いて顔を向けました。
 「誰だ?勝手に入って何をしてるんだ?盗撮屋か?警察を呼ぶぞ!」
 綾は顔面蒼白です。
 「あ・・あなた・・」
 「えっ?綾ちゃんのご主人・・?」
 「よくも、人の妻を脱がせてくれたな!」
 私はカメラマンを睨み付けました。
 「い・・いや・・これは、綾・・奥さんの合意の上の撮影でして・・」
 「それじゃ、キスは何だ!乳首への愛撫は何だ!」
 私はカメラを床に叩き付けてネガを回収しました。
 「高価なカメラみたいだが・・綾の裸を見た慰謝料だと思えよ!」
 私はカメラをもう一度床に叩き付けました。
 「綾!いつまでそんな格好してるんだ!服を着ろ!」
 綾を睨み付け命令しました。
 帰り際、カメラマンに
 「もう、2度と綾に近寄るな!」と脅して帰りました。
 家に帰ると、綾にビンタをして怒鳴りつけました。
 「お前は、簡単に裸を見せる女なのか?」
 綾は泣きながら謝ってました。
 「違うわ・・でも最後のモデルの仕事だと思ったら・・つい・・気の迷いで・・御免なさい・・」
 怒りで一瞬、離婚も考えました。
 しかし綾以上の女と出会う可能性を考えると難しい問題です。
 綾のピンチにすぐ飛び出さなかった私にも責任があります。
 「綾・・抱かれてた時、こんな所ではいや・・と言ってたよな?外で会う気だったのか?」
 「あの時は、そう言わないと収まらなかったから・・」
 本当の気持ちは知る事が出来ません。
 その後2時間位、説教をしました。取り合えず、セックスはなかったので一応許しました。
 私は、女が裸を見せても浮気だと思いますが・・悔しいですけど、妥協しました。
今は、セックスの時・・おっぱいは見られたけどアソコを見れるのは俺だけだ!と自分に言い聞かせてます。

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