連絡掲示板 7883

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初めての縛り

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2022/05/28 (Sat) 13:45:38


 朝6時半に起き、家族の食事の用意をして食事を終え、主人を送り出し、子供を送り、私は8時20分に会計事務所に出掛ける毎日を、13年続けております。
 気が付けば、私もはや38歳。
 これといって変化も無く、平穏無事に暮らしていました。
 主人は教職の地方公務員でこれといって不満もなく、子供も男の子が1人で、ごくごく普通の生活をしていました。

 そんなある日、私が庭の木の剪定をしていた時の事です。
 たまたま通り掛かった車から顔を出し、私の選定を見ていて「あかん、あかんそんなに切ると松が死ぬぞ」と言いながら、車から降りて来て「貸してみい」と鋏を取られ選定をしてくれました。
 「ついでやから、キウイの剪定もやっとこう」とバシバシと切り、スッキリ切ってくれました。
 その人は近所では便利屋のヤッサンと呼ばれ、何でもしてくれる人で、本職は大工さんらしく、屋根の修理やクロス貼り、何でもしてくれる人でした。
 学校の仕事もしているので主人とも顔見知りで、気さくで前からの知り合いのように話ながら私の手伝いをしてくれました。
 私は枝の後片付けをして家に入り、ヤッサンにお茶を出し世間話などをしていました。

 そんな事が何度かあり、私とも結構親しくなり、ある日、趣味の話題を聞いた時の事です。
 「わしは写真が趣味なんだ」と聞きました。
 「うわ~、ホント~。人は見かけによらないね。で、どんな写真を撮ってるの~」
 「いやー、それは・・・言えん」
 「え、言えない写真なの?」
 「う、うん。言えんな」
 私の中に「???どんな写真を撮っているのか」考えも付かず、隠されると余計に知りたくなり、執拗に聞くと「それなら、今度持ってくるけど、これだけは誰にも内緒に旦那にも言わないでくれるか」と言いました。
 そこまで言われると本当に見たくなり、私は大きく頷きました。

 それから2日後ーヤッサンが大きな封筒に入れた写真を私に渡すと、仕事に出掛けて行きました。
 私はリビングに戻り椅子に腰掛けると、封筒から写真を取り出したとたん驚きの声を上げそうでした。
 ジャンルでいうとSMです。
 白黒で写された写真とカラーのがありますが、全て縛られた女の人の物でした。
 何処で撮ったのか、鴨居から吊るされたり、野外で木に縛られてる写真、農家の廃屋で縛られた写真に、私は圧倒されました。
 女の人の眉間にしわを寄せた表情を苦しんでいるのか、恍惚としているのか、私には見分けが付きません。

 この時、私にも心の中の妄想が呼び覚まし、縛られ自由を奪われ犯される妄想でオナニーをした事を思い出しました。
 写真を1枚づつ目を凝らし見ながら、自分が縛られたように思い込み、ホント久々に自分で胸を揉み、いつしかスカートの中に手を入れ触りました。
 女の人なら誰でも1度や2度いや心の奥底に、私のような妄想をしたはずです。
 願望はあるけれどチャンスが無いというか、怖くて出来ない人ばかりだと思います。

 次の日、仕事の帰りに家に帰るともう1度写真を見たくなり、隠していた下着入れから写真を取り出し見ようとする頃、玄関のチャイムが鳴り、出るとヤッサンでした。
 「どうやー。わしの事ただの変態だと思っただろう」と笑いながら言いました。
 私はさりげなく「そんな事思ってないよ。趣味だから本人の自由よ」と言いました。
 「まぁー、そうだが人には大きな声では言えないから辛いよー」
 「でも、綺麗に撮れているから・・・上手いのね、写真」
 「いや、縛るのは上手いが、写真は自信がないんや。けどなモデルになってくれる人を探すのに苦労するのや。誰でも良いという訳じゃないから」
 「ああ~そうよね。ところでどんな人を探して見つけるの~」
 「うん、そこが難しいんや。やっと見つけても断られたり、向こうから撮ってと言われても、わしの気に入らない人だったりして」
 「ふーん、条件はなんで決めてるの」
 「そうやなー。わしは第1条件が色白で小柄な人かな。奥さんなら条件ピッタリやな。ハハハ」
 「私みたいなおばさんは駄目でしょう。子供は生んでるし、色気の無い人妻は」と言うと、ヤッサンは身を乗り出し「何言ってるの。まだまだ色気があり、色が白く女盛りやんか」と褒めてくれました。
 「そうなの、ありがとう。嬉しいわ~」と言うと、ヤッサンは慌てて「ほな、撮らせてくれるか」と、すかさず言いました。
 「え、ホントに言ってるの」
 私は単に受け答えで話してるのに、本気になったみたいで執拗に誘われ「誰にも言わないし、頼むわー」と言いました。
 「イヤ~、私としても誰にも言って欲しくないし、誰にも言えないわ。けど、やはりダメよ~」
 「どうして。わしと2人だけの秘密やし、誰も知らないわしの田舎の家で撮るから大丈夫」と何処から私のモデルの話になったのか、分からないまま話しが進み「分かったわ。今度チャンスがあれば撮って下さい」と話を打ち切ろうとすると、ヤッサン は「分かった、今度旦那がいない日を前もって教えてくれ。わしはいつでも日を空けるから。絶対約束やで」と念を押されました。

 ヤッサンが帰った後、買い物に出掛け食事の用意をしながら、先程の事を想像していました。
 2人だけで廃屋に行き、縛られ自由を奪われた私。
 犯されてしまうのでは。
 縛って写真だけなんてあるのでしょうか。
 あのヤッサンに私の全てを晒し見られ目でも犯される。
 私も眉間にしわを寄せ、悶え苦しむのでしょうか。
 不安、不安、期待が入り混じり、その日、私は夕飯を食べる事が出来ませんでした。

 それからもヤッサンは度々訪れ、主人の留守を確認しますが、中々そんな日はありません。
 ヤッサンも完全に私を縛るつもりでいて、私も引くに引けないようになりました。
 それから2ヵ月後、主人が帰って来て「おい、今度の夏休みカナダの研修決まったぞ」と言いました。
 「え、ウソ~、貴方だけなの」
 「あー、そうや。仕方が無いだろう、仕事だから」
 「いいわね~。1人だけで外国なんて」と言いつつ、私の心はいよいよヤッサンに縛られると思い、胸の中が縛られる期待がいっぱいになりました。

 次の日、ヤッサンから電話が入り「旦那カナダに行くんやなぁ。いよいよ約束が実行出来る」と喜ばれました。
 それから毎日、私はその事ばかり考えてしまい、仕事も家事も上の空でした。
 オナニーも何度かしました。
 「どの程度に縛られるのか。後がつく程なのか」
 不安が先走り、期待は薄らぎ「断れるものなら断りたい」とさえ思いましたが、今更断りも出来ず「これも成り行き、私の運命かも。ヤッサンもいい年だし(56歳)、無茶はしないでしょう」と自分に言い聞かせ、覚悟を決めました。

 夏休みが始まり、主人がカナダに行く日が来ました。
 主人は残る私の事など眼中に無いみたいで、荷物の点検をしたり、電話を掛け、1緒に行く人と何やら連絡を取り合いウキウキしています。
 私もヤッサンと連絡を取り、仕事が盆休みになる日を選びました。
 子供は私の実家に預けるように段取りをくみ、母には「仕事の遅れでお休みが返上になった」と言っておきました。
 ヤッサンからの要望は「髪をアップにして、着物を着て欲しい」と言われ、着付け学院に行っていた事が役に立ちました。

 主人が出掛け、子供もお爺ちゃんお婆ちゃんに預けると、私も用意を始めました。
 まず着物ですが、着付け学院に行っていた時に使用した化繊の丸洗い可能な物にして、長襦袢は白と柄物を用意して、帯や足袋を入れ、後は明日美容院に行き髪をアップにするだけです。
 その晩はやはり寝つきが悪く『あぁ~、明日はこの身体を縛られるのね』と心で呟き、改めて明日への覚悟を決めました。
 でもおかしいですよね。
 本来なら主人に「ねぇ~、お願い私を縛って」と言い、プレーにすれば良いのに、こんな事絶対に主人には言えないのだから。
 何故、他人のおじさんにはOKしたのでしょう?
 皆さんも同じでしょうか。
 男性も嫁には言えないプレーってありますか?
 とすると主人にも私に言えない願望があるのでしょうか?
 そんな事を考え、眠るのが明け方になりました。

 朝7時半にお風呂に入り、念入りに身体を洗い、身体を拭くといつもはしないコロンを付け、化粧もいつもより濃い目にしました。
 下着も先日買い揃えた新しい白の総レースのお揃いにして、美容院にいくので前ボタンのワイシャツにしてジージャンと白のコットンスカートを穿き、美容院に行きました。
 美容院の先生には前持って『親戚の法事』と言ってあり、早めにお店を開けて頂き、髪をアップにセットしていただきました。

 家に戻り、コーヒーを入れ飲んでいると、ヤッサンから電話が鳴り「今から迎えに行く」と言われました。
 私は「分かりました」と言うと、大きく溜息を付き覚悟を決めました。
 15分程でヤッサンが来て、私は車に乗り込み出発しました。
 ヤッサンは笑いながら「毎日、暑いなぁー。クーラー無しじゃおれんなぁー」と日常の会話をして、これから2人でさも買い物にでも行くように普通の会話しかしないで、私を縛る様子など感じさせません。
 車は町中を外れ、川沿いの単線を山に向かって登って行きました。
 途中出会う車も無く、私の不安も高まり「どうしたん、緊張してるのー。リラックスしてやー」と慰められましたが、リラックスなんてとんでも無い、自分の心臓の音が聞こえそうでした。
 40分程で車が止まり「さぁー、着いたでー」と言われましたが、足がすくみ、立つのに苦労しました。

 ヤッサンは大きな荷物を何度も運び入れ、窓を開け空気の入れ替えをしながら「じゃー、早速やけど、着物に着替えてくれるかー」と言われました。
 ただヤッサンのする事を見ていた私ですが、ピクッとなり「どどこで、着替えれば・・・」と聞きました。
 「あ、どこでもいいけど、下着は着けないでな」
 「え、下着、脱いで、ですか・・・」
 「うん、どうせ脱ぐのだから、最初に脱いでくれてた方がいいからな」
 あの優しいヤッサンが事務的に言うんです。

 私、隣の部屋で服を脱ぎ下着も取り去り、長襦袢を着て細紐をして、着物を着ました。
 帯が大変で手に力が入らず、閉める事が出来ませんでしたが、何とか着付けが終わり、ヤッサンの待つ隣の部屋に行くと、ヤッサンはまだカメラのセットをしていました。
 周りを見渡すと、畳は茶色に変色して、障子は破れ、壁には昔使われていたであろう農機具が掛けられ『ヤッサンはここで少年時代を過ごしたのだ』と想像しました。
 用意をしながら、私の方をチラーと見て「おう、ええやないか、随分色っぽいやないか」と言いながら、カメラを何台も用意してました。
 そして準備が終わるとヤッサンは戸棚から布団を出し、持って来た新しいシーツを掛けながら「ちょっと休憩しょうか」とクーラーボックスからビールを取り出し、私にも渡しました。
 2人は立ったままでビールを飲み「初めは外で取るからな」と微笑みましたが、私にはこの笑顔が悪戯な笑いに思え、言葉も出さず頷きました。


 ビールを飲み終えるとヤッサンは「さぁー、ほなら始めよか」と私を手招きして、手には白いロープを持って、私を後ろ向きにして、慣れた手付きでまず胸を上下で締め上げました。
 思わず「うぅう~」と呻くと「まだまだ呻くのは早いよ」と軽く流され、今度は2の腕を固定され、後手に縛られました。
 情けない事ですが、ここで私の身体は反応して凄く淫らな気分になり、内部からジワーと溢れるのを感じました。
 ヤッサンの手捌きは実に手馴れていて、アッと言う間に縛られ、外に出されるのですが、私は草履までは準備してなくヤッサンに怒られました。
 仕方なく足袋を脱ぎ、裸足で外に出され、正面から何枚も何枚も角度を変え撮られ、横から後ろからと、ここでフイルムを何本も使いました。
 私が見たモデルの人の表情が今分かりました。
 悲しくうな垂れるしか表情に出せません。
 ロケーションが田舎の庭先で太陽の下、着物姿で縛られるなんて、私でなくても誰でもおかしな気分になるでしょう。

 次に室内に入り、立ったままでいきなり着物の裾を腰の帯の所まで捲くり上げられました。
 私、思わず「イヤ~」と声を出すと「何や何や始まったばかりやぞ。どうせ後でスッポンポンになるんやから、此の位で恥ずかしがってはいかんぞ」と、また怒られました。
 腰にも白の綿ロープが巻かれ、股縄というのでしょう、股を通され後ろから締め上げられると痛さが襲いました。
 「あ、いたい~」
 「そうだろう、痛いだろう。これがいいんやがな」となお締めました。
 ヤッサンはやはりSなのです。
 私の股間は2重のロープが食い込み、歩く事さえままならず、ただ痛さを堪え、眉間にしわを寄せ、ヤッサンの言うままに向きを変えポーズをとりました。

 次にヤッサンは鴨居にロープを掛け、腰紐を引き上げ、私はつま先立ちになると、また片足首にロープが巻かれ鴨居から引き上げられ、私の恥ずかしい場所は隠すべき物は無く、全て晒すようにされ、不安定な体勢で腰紐だけが支えです。
 「どうや、辛いだろう、辛抱し。いや、やがて快感になってくるから」と言われましたが、今の状況には酔っていても、苦痛は表現しょうようもありません。
 上半身は着崩れも無いのに、下半身は全て晒すのは自分でもエロく感じ、シャッター音が響くたびに心臓にこたえます。
 ここでやっと「よし、1休みや」と全てのロープが解かれました。

 「どうや、大丈夫か。奥さんも根っからのMやな表情が実にええがな」
 「そんな事ありません。約束だから・・・」
 「まぁ、ええがなー。ほらこの紐を見てみいな。こんなに濡らして」と紐を見せられました。
 「もう~、そら。こんな事初めてやから、おじさんに見られてると思うと、もう~~」と怒った顔をしました。
 「でも、おじさん手馴れてるって、私にも分かるわ。もう、長いの?」
 「長いでー。物心付いた時には縛りに興味があった。わしも最初は武田薬品会社の会長の助手として縛りのてほどきを習い、それ以後は自分でも研究して50年かな」と自慢してました。
 また出張して色々な所で招かれ、指導もしてるようです。
 この道では有名人らしい。

 こんな話を30分程すると「ほな、次いこうか」と再び先程と同じように縛られ、足袋の上から両足首にロープが巻かれ、柱を背にして座らされ、ロープが引かれ足が開きました。
 でも今度は又縄が無いので、ヤッサンからは丸見えです。
 私、もう~開き直り、恥ずかしさは薄らぎ、カメラレンズを直視する事は出来ませんでしたが、慣れてきました。
 何本のフイルムを使うのか何度も交換して撮りました。

 「思うた通りや。奥さんには縄が似合うわ。結構ええ写真が撮れるぞー。じゃー、今度は立ってくれるか」と私を立たせ「着物を脱いで長襦袢になって」と言われ、部屋の隅で着物を脱ぎました。
 「今度は少しハードになるけど、辛抱出来るかな」
 「え、今まででも私にはハードでしたよ。まだハードになるのですか」
 「いや、まぁーわしに任せろ」と狐目で笑いました。
 今度は、胸にも、腰にも、太腿にも、足首にも、何重にもロープが巻かれ、テーブルの上にうつ伏せに寝かされ、鴨居にロープを渡し、乱暴にも長襦袢を乱され、ロープを引くと、私の身体は海老のように反り、お腹を突き出すように反り、下のテーブルが外され、吊るされてしまいました。
 何重にも巻いたロープは私を吊るす為に、痛さを軽減さす為だったのだと分かりましたが、痛さはすごく痛いです。
 この苦痛こそが、言い表しようない痛いけど快感みたいな複雑な表現です。
 「ううん、ええ表情や。痛いかい、ええよ。そのまま辛抱しいや」としきりにシャッターを切り、右左と動き回ります。
 胸も出され、裾は乱れ淫らな快感です。
 私、吊るされるの好きかも知れません。

 やっと元のテーブルが置かれ、私を降ろすと再び休憩でした。
 この休憩こそ大切だと、ヤッサンは教えてくれました。
 やはり、ずーっと縛っていると血が通わなくなり、危険だと教わりました。
 この時点で何やらヤッサンとの信頼関係が出来、安心出来るようになりました。


 休憩が終わり「よし、次は裸になってくれるか」と言われ「はい」と自分でも分からず、素直に「はい」と言い、部屋の隅で長襦袢を脱ぎ足袋を脱ごうとすると「あ、足袋は履いたままや、その方が色っぽいからな」と笑いました。
 「そんなもんなのですか?」
 私、長襦袢を脱ぎ、火傷したような痛みに腕を見ると縄の跡が付き、赤く腫れていました。
 「お、跡付いたかー、大丈夫やな旦那もいないし」とごく当たり前のように言い、手招きして私を前に立たせ、4~5メートルの赤い綿紐を首に掛け、何か計って結び目を作り、胸の上、胸の下、へそ、股間と計4個のコブを作り「これは昔からある亀甲縛りと言うもんなんや。奥さんも覚えておくと、今度から自分で縛る事が出来るよ」と私に分かるようにゆっくりしてくれました。

 垂らした紐は股を通し後ろに回し、また首に掛け、胸の上で紐を回し、結び目で紐を通し、後ろに回し、今度は胸の下に持ってきて引くと、菱形の亀の甲羅になり、それの繰り返しで、私の身体はボンレスハムのように締められました。
 股縄のコブが性器の上にあり、クリトリスに当り、首の後ろで手首を縛られ、座椅子を2つ背と背をくっつけ、それに跨がされました。
 これって三角木馬の日本版みたいです。
 座椅子の背がコブに当り刺激され、私、もう~堪らず顔をしかめ目を閉じて堪えました。
 ヤッサンは見逃さず「どやー、ええだろう。感じてきたやろう。白い柔肌に赤い紐で化粧して、親にも旦那にも見せた事のない痴態を晒すのだから感じて普通やから、わしに遠慮なくいつでもいきやー」と言いました。

 まったく、その通りです。
 主人に「ねぇ、縛って」なんて言えば「お前、大丈夫か」とまるで変態のような目で見られる事でしょう。
 当然、親はこんな姿を見れば嘆く事でしょう。
 でも、私は今、酔ってます。
 ヤッサンになら何でも出来る。
 何でもしてもらいたい。
 「陰毛の黒が映えるなぁー。乳首が立って、股縄の間から光る物が流れ出してるぞ」
 「いいの、言わないで~。私、素質があるのか酔ってきてるの」
 「そうやろー、ええがな。実に綺麗や」と言い、相変わらず私の周りを走り回り、カメラに収めます。
 もう恥も外聞も無く、私は自分で椅子の背にクリトリスを押し付けコブで刺激を与えました。

 でもヤッサンはいく事を許さず、赤い紐を解きだし「今度も辛いぞー。けど中々ええから」と麻紐に変え、最初の縛りのように胸を縛り、絞り込み、太腿とすねを縛り、それを鴨居に掛け上げられると、隠すべき所は大きく開かれ、全開で晒されました。
 『好きに見て下さい』とばかりに引き上げられ、麻縄が痛くてもなす術もなく、これが真髄なのか、折檻みたいで同じ亀甲縛りでも痛さはまったく違い、今までのSMゴッコが本当のSMに思えました。
 部屋中に私の呻きが響き渡り、椅子でのM字縛りや立っての股縄の食い込み豆絞りでの猿轡と続きました。
 特に麻紐での猿轡は、麻縄の臭いと味が何とも惨めにさせ、最後は柱を背に縛られ、両足を後ろに回され、縄の力で身体を支え、コブが身体に刺さり耐えられず「い、た、い~。もう~ゆるして~~」と叫んだ程でした。

 やっとヤッサンが私を解き放し縄を解くと「最初にしてはええ出来だったよ。モデルが最高だった。わしも久々に燃え、奥さんに悪戯したかったよ」とぽつりと言いました。
 そうですよね。
 私、抵抗出来ないのに手を出さなかったわ。
 いやらしい言葉は何度も聞いたけど。
 主人が知り合いだというささやかな遠慮なのでしょうか。
 「そうよね。私、抵抗出来ないのに何故?」
 「出しても良かったんかいな。いや、今日は家に帰り奥さんの写真を現像しながら、後で1人でするわ」と言いました。

 私も身なりを整え車で家に帰りました。
 別れる時に「今度はいつがええんかの。旦那がいない時、また教えてな。今度はわしも暴漢になるぞー」と笑いながら言いました。
 「うん、今度があれば、また縛ってね」と言い、別れました。

 家に入ると蒸し風呂のような暑さで、1度窓を開け放し空気の入れ替えをして、クーラーを付けると、私は大きく深呼吸をして急いでお風呂場に行きました。
 冷たいシャワーを身体に掛けると、縄跡の付いた腕や胸、もも、足首に滲み、痛くて堪りません。
 でも、これが今日の出来事の印なのです。
 真っ赤に腫れて縄の跡を触り『あぁ~、私は今日、本当に縛られてしまったのね』と手で優しく撫で、目を閉じ、最初から思い出していました。
 常日頃の鬱憤が全て飛び、また新しい自分発見みたいで縛られてストレス発散が出来た気がしました。

 ここで私はふとヤッサンから教えて頂いた亀甲縛りを思い出し、覚えている内に実践したくなり、慌ててお風呂から出ると身体を拭き、下着もそこそこにヤッサンから聞いた手芸店に出掛けました。
 手芸店には何に使用するのか、赤、黄、紺、紫などなどの紐が売られていました。
 私は今日ヤッサンが使用していた同じ赤のサイズを購入すると、他に何も買わず家に戻りました。

 クーラーの効いた部屋で服を脱ぎ、ドレッサーの前に立つと、自分で縄を首に掛け、まず自分の身体を眺めました。
 生々しく残っている縛り跡、コブの跡を眺めました。
 まるで犯された傷跡のように赤く腫れ、下着の跡のようにも見え、このような跡を主人が見たら言い訳が出来ないでしょう。
 ヤッサンの言葉を思い出し、紐の中心を首に掛けると首の下、胸の間、へそ、股間の正面にコブを作り、股間から強めに引き、後ろに回し、首の紐に通し脇を通し正面に持ってくる。
 結び目を通し、間が開くように締め後ろに回す。
 この作業を結び目ごとに繰り返し、後は自分で手首を縛れば出来上がりです。
 ヤッサンの仕事とは出来上がりに差があるように思えましたが、初めてにしては満足の出来るものでした。

 後ろ前、横を姿見に映し私。
 38歳、既婚、子供1人、結婚13年。
 159cm87,60,90。

 『今日生まれて初めて他人に縛られ、快感を覚えました』と心で呟き、そのままベッドに横になり、仰向けで大きく足を広げ、犯される想像をして悶えてみました。
 『ウゥウゥ~~。いい感じです~』
 後ろに向きお尻を上げ、突かれるように足を開き、身を前後すると股間のコブがクリトリスを刺激して、イィィィ~~。
 股間から快感の液体が溢れ、痛い感覚を和らげ、ヤッサンとの事を思い出しいきました・・・

 1時間程横になっていましたが、ゆっくり起き上がると、縄を外すのが嫌で手首だけを解き、少し長めの紐を鋏で切り、余った紐を腰に巻き、そのまま長袖のティシャツを着て、ジーンズを穿き、その日を過ごしました。
 夜寝る時はさすがに痛くて解きました。
 赤の綿縄は鋏で切った所がはつれだしていたので、少し離れた位置で糸で巻き、再度、鋏をいれ切り、私の下着入れのタンスにしまいました。
 ここだと誰にも知られず、又、1人で楽しめるからです。

 次の日は久々に1人で朝寝坊をして1日ゆっくりと過ごしました。
 昨日の事はまるで夢のようでしたが、身体の痕は紫色に変わり現実にあった事を思い出されます。
 翌日のお昼前に玄関のチャイムが鳴り、誰だろうと出るとヤッサンが「おはよう、写真出来たから見せに来たぞー。入ってもええかー」


 「あ、おはようございます。写真ですか~・・・いや~、私は見たくありません」
 「なに言ってるの。メチャ綺麗に撮れてるでー。奥さんとわしの協力の成果やないかー」
 「イ~ヤ~ワ~。そら、ヤッサンの腕がいいからよ~。そしたら後で見るから借りててもイイ~」
 「なんや、わしと1緒じゃ恥ずかしいいんかいな。わし奥さんの全てをもうー見とんや。今更恥ずかしがらなくても、ええじゃないか」
 「もう~、言わんといてよ。お願いだから誰にも見せないでよ。もう~、ヤッサン本当よ。主人にバレたら離婚されるんだから」
 「分かってる、分かってる。けど、あれが最後なんて言わんといてや。わしホンマに奥さんが気に入ったがなー」
 「ありがとう。それってほめてくれているのよね。でも私、今度いつ暇が出来るか分からないわよ」
 「それじゃー、今日はどんなもんやろう」
 「だめよ。これを見てくれる」と足首を見せました。
 「ほーうー、紫色に腫れてるなぁー。すまん、わし、つい夢中になっていたからなぁ」
 「ほんとよ~。写真だけならもっと手加減してくれたら良かったのに」
 「おうー。最初は手加減してたんやで。けど奥さんの表情が実に良かったから、わしも熱が入りすぎた。ごめん、ごめん」
 「そうよ~。私、始めてだから恥ずかしくて怖くて緊張の連続だったのよ」
 「いやいや、中々、最後の方は恍惚とした表情になって楽しんでいるように見えたけどなー」
 「そんな事ないわ~。今でも恥ずかしいし、怖いのよ。私の世界には無い出来事だから。もう~、何でこんな話をさせるの」
 「ハハハハ。自分で喋っておいて怒るなよ。でも2回目、3回目と益々良くなるから又お願いしますよ、奥さん」と、笑いながら私に封筒に入った写真を手渡し「じゃー、わしがいない所でじっくり見て興奮して下さい。ヒヒヒー。あぁ、紐がいるんだったら取りにくればあげるよー。自縛もいいもんだよ」と私の表情を確かめながら玄関の戸を閉めました。
 私睨み付けましたが「早速買いに行き試した」なんて言えませんよね。

 封筒を持ってリビングに入ると、台所に行き冷蔵庫からビールを出し、ビール片手にソファーに座り、封筒から写真を出しました。
 順番通りにしているのか、最初から並べられていてカラーなので驚きました。
 『うそ~。これって現像所なの』と裏を見ると名前が入ってました。
 「富士カラー現像所」と、これはヤッサンに騙されたと思いました。
 確かに写真は綺麗で私の表情もバッチリ出ています。
 慌ててビールをがぶ飲みして進めました。
 言われるように私の打ちひしがれた表情はありましたが、男の人ってこのような表情がいいのでしょうか?
 眉間にシワを寄せ耐えてる表情は他人には見せられないですけどね。
 次に進むと、いきなり私の陰部丸出しの写真で、見えているはずなのに見えないのです。
 これは光線を利用した結果なのでしょうか。
 次も次も何か手が加えられているのでしょ。
 肝心の陰部は出ていません。
 全裸で股縄を掛けられた物も股縄に隠れ見えていません。
 私はヤッサンが手を加えてくれた事に感謝しなくてはなりませんが、私の顔は隠してくれてなく残念です。
 全裸に足袋は見て分かりました。
 今まで着物を着ていたのを脱がし、縛った証拠みたいなものですね。
 私が感じている表情、痛さで苦痛で耐えてる表情が、昨日の今日なので鮮明に思い出されました。
 特に柱を背に縛られた写真は苦しかったけど、自分でも気に入りました。

 そして最後に白黒の写真が!!!!!
 ウワ~~~もろです。
 白黒っていやらしさを増しますよね。
 身体の白、縄、陰毛の黒が何ともいやらしく写っています。
 そして何より陰部がはっきりと。
 口を開け、何か欲しがっているようにも見え、顔が急に赤面してしまいました。
 そしてヤッサンは私の陰部のアップまで。

 私、いつしかジーパンの中に手を入れ自分で触り始めていました。
 これは犯されている証拠写真その物です。
 縄を外され、私が打ちひしがれたように横すわりになり、両手を突き顔を伏せている写真まで撮られていたのです。
 身体に縄跡がはっきりと付き、これで写真だけで何もなかったなんて誰が信用してくれるでしょう。
 その時の興味で気軽に引き受けた後悔はやはりあります。
 でも今の私、この縛り痕を見ても期待の方が大きくMの素質がある事が分かりました。
 主人の知らない所で肌を晒し、Hな格好で縛られた写真を撮られるのはやはり浮気なのでしょうか。
 これは不倫と同じで罪悪感を持ちながらも、ワクワク感、主人には決して言えない見せられない行為をヤッサンには・・・
 決して愛してるなんて言えない、でも素直に甘えられる安心感が私を変えたのでしょうか。
 ゴムを隔てていればHさえも許せるかも・・・
 そんな事を思いながら、自分でも良いかもと思う写真を数枚とモロに見えている物は全部私が取り、夕方に散歩がてら私はヤッサンの家に行きました。


 ヤッサンは出掛けているのか留守でした。
 仕方なく近くの丘まで散歩の足を伸ばしました。
 登りがきつく「フウフウ」言いながら登ると、広場があり涼しい風が吹き、ベンチに腰を下ろしました。
 前は大きな溜め池があり下の景色が綺麗でした。

 暫し休憩をして今1度ヤッサンの家を訪ねると、今帰ったばかりのヤッサンと家の前で会いました。
 「おうー、どうした。写真もうー見たのかー。どうじゃー妖艶だろうー」
 「もう~そんなに良いとは思わないわ。モデルが小母さんじゃね」
 「素人はこれだから困るんや。奥さんならわし、誰にでも自信を持って紹介出来るぞー。下腹の少し出てる妊娠線などは他人の奥さんを縛り、悪さしてる情景を想像出来、わしはもっと吊るしを大量に撮りたかったくらいや。その方が借金のかたに監禁され、今、まさに犯されようとしてるようになったと思えるがなぁー。どうやー」
 「どうや~と言われても、私には分かりません~。それよりヤッサン今日来たのは、私、心配して来たの」
 「なんや、何が心配なんや」
 「うん、カラーの分は現像所の判が押されているけど、あれってお店に出したのでしょう」
 「あ、あれか、違う違う。あれはわしが自分で焼いた物じゃー。昔からあそこのマスターとは友達で忙しい時は手伝ったりして、わしの分は自分で焼いているんやー。心配ないでー。プリント用紙だけ頂いているだけじゃ」
 「あ~そうなの~。安心したわ~。本当に誰にも見せないでよ。こんな地方都市だから噂はすぐに立つのだからね」
 「いや、もうーたくさんの人に見せてしまったがなー」
 「ウソ~~」
 「ハハーン、ウソだよーけどな。本当は見せたい。見せたくて堪らん。けど、奥さんとの約束があるから今は見せてないよ」
 「今はなんて、後も同じよ~」
 「分かった。分かった。けど、今度、また撮らしてや。プレーでもいいけど」
 「何よ、そのプレーって」
 「アホー本当にSMを楽しむ事やないかー。道具を使ったり、わしの物をつかったりしてー」
 「うわ~、それは違反だわ~。私、これでも人妻なんだからね」
 「あほー、写真撮らへんかったら分からんやんか。この写真かてかなりヤバイでー。誰かに見せたら全て許してる写真やでー」
 「そうよね。私は抵抗出来ない状態やし、見る人が勘違いするかも・・・もう~、ヤッサン、私の恥ずかしい所のアップ撮ったでしょう」
 「アー、あれかー。中々自分では見ない所だから参考までに撮って引き伸ばしたんや。けど、ええやろうー。自分の部分やから。ハハハ-」
 「恥ずかしかったから私が全部押収したからね」
 「うわー、残念やなぁー。けどな、ネガはわしの所にあるからナンボでも焼けるぞー」
 「あ、そうか~。じゃ~、私の知られたくない秘密はヤッサンに握られているのね~」
 「そうやー。わしには逆らわないようにな。抵抗すれば近所にばら撒くぞー。ハハハー」
 「ごめんなさい、素直にヤッサンに従います~。フフフ~、信用してるからね」と2人で笑い転げました。

 それでも私が帰る間際にヤッサンは「本当に今度、また頼むよー」と再度お願いされました。
 いい加減な返事で誤魔化して来ましたが、本当に、また今度付き合い、写真を撮られるような気がします。
 でも、今度は吊るされ監禁されヤッサンも手を出してくるのでは・・・
 家に帰り、1人で軽い夕飯を食べ、シャワーを浴びました。
 縄痕はまだはっきりと残り、少し黒くなり始めていました。

 縄痕をなぞりながら、いたわらなくてはならない自分の肌を他人に強く縛られ、何も悪い事もしていないのにいましめられる。
 そんな演技みたいなものに、私がすっかり魅了されるなんて思ってもいませんでした。
 シャワーを浴びるとバスローブだけを羽織り、2階の寝室に戻り、下着入れに入れておいた写真を取り出し、再びじっくりと見てしまいました。
 やはりヤッサンがいうように私にはMの気があるのか、写真に色気があるように思えるようになりました。
 屈辱に耐えているようにも見えますが、これからの期待に喜んでいるようにも見えます。
 いやらしいでしょう。
 私はすぐにバスローブを脱ぎ、手芸用の綿縄を取り出し、自縛をしてしまいました。
 姿見に写る自分を、前から、横から、後ろからと眺め『そうねぇ~、ヤッサンの言うように私には縄が似合うわ~』と自我自賛していると、来客の知らせるチャイムが鳴りました。

 私は我に返り「は~~い」と言うと、慌てて手首の縄を解こうとしましたが慌てていたので中々解けず「すぐに、行きますから」と声を掛け、必死で手首だけを解き、バスローブを慌てて羽織ると1階の玄関に出ました。
 すると隣の高校生の男の子が「あ、これ、お母んが田舎から送って来たので食べてと・・・」と言いました。
 「あら~、そう~、わざわざありがとうね。お母さんによろしく言って下さいね」ととうもろこしを受け取り冷蔵庫にしまい、2階に戻ると、姿見に映る私はバスローブの襟から赤い綿縄が見えているではないですか。
 『わぁ~、どうしょう~。隣の男の子に見えていたのだわ~。でも、まさか私が自縛してるなんて思わないでしょう・・・』

 私はパソコンを寝室に持ち込み、インターネットを繋ぎ、ネットでSMの検索をしました。
 すごいですね。
 サイトが幾つ在るのか何百もの検索がありました。
 そこで画像で絞込みをしても数知れずあり驚きました。
 世の中には同じ趣味の人がこんなにも多くいるのかと安心もしましたが、やはり皆さんも隠れSの人、隠れMの人なのでしょうか。
 皆さんそれぞれが良い表情で縛られ、嘘で縛られているのは私にも分かります。
 麻縄できっちりと縛られている人の表情は最高に綺麗です。
 私はその人達を見ながらバスローブを脱ぎ、股縄を引き締めながら画像を見ました。
 いつしか綿縄は濡れ、それが私を優しくして股縄でいく事が出来ました。
 私、淫乱でスケベなんですね。

 次の日、子供が帰って来る筈だったのですが、父から電話があり「明日から1週間程九州に行くのだが祐樹を連れて行ってもええか」と言いました。
 「え、祐樹も行くって言ってるの~。私はいいけど、邪魔じゃないの~。そうなの~。じゃ~、宿題をちゃんと持って行き、するように言ってよ~」と答えました。
 父と母と子供は明日から九州に行きます。
 私の予定狂ってしまいました。
 仕事はまだ5日も休みだし・・・

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